JP2009200799A - スタンド及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯機器9を支持するスタンド1であって、携帯機器9の底面914が載置される載置部25と、載置部25から携帯機器9の両側面915,916の外形形状に沿って互いに対向するように起立し、かつ、両側面915,916を挟持する一対の腕部5(5R,5L)とを有する筐体2を備え、各腕部5は、当該腕部5から他方の腕部5に向かって延出して、携帯機器9の底面914及び前記両側面915,916にそれぞれ交差する第1面911及び第2面913の一部を挟持する一対の挟持部51,52を備え、一対の挟持部51,52のうちの少なくとも一方の挟持部は、載置部25に近接する方向に向かうに従って、延出量が大きくなるように形成されている。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2に記載のクレードルは、ディスク装置が載置される載置部と、当該ディスク装置の両側面をそれぞれ覆う横断面視略U字状の2つの支持部とを備えている。この載置部には、ディスク装置に電力を供給する電源入力端子が設けられている。また、各支持部は、ディスク装置の側面側を覆うとともに、当該ディスク装置の正面側及び背面側を挟持するように構成されている。
一方、特許文献2に記載のクレードルでは、2つの支持部が、クレードルへのディスク装置の装着をガイドするとともに、当該ディスク装置を支持するので、当該ディスク装置のクレードルへの装着を容易に行うことができるほか、安定してディスク装置を支持させることができる。しかしながら、一対の支持部とディスク装置との係合を完全に解消しない限り、ディスク装置が正面側及び背面側に動かないので、ディスク装置をクレードルから取り外すことが煩雑となりやすいという問題がある。
このような問題から、携帯機器の着脱を容易に行うことができ、当該携帯機器を安定して支持することができるスタンドが要望されてきた。
本発明によれば、スタンドの載置部に携帯機器を載置する際には、当該載置部から起立する一対の腕部により、携帯機器の両側面が挟持されるとともに、当該各腕部が備える一対の挟持部により、携帯機器の底面及び両側面にそれぞれ交差する第1面及び第2面の一部が挟持される。これによれば、携帯機器の底面が載置部により支持され、かつ、当該携帯機器の第1面、第2面及び両側面が一対の腕部により挟持されるので、携帯機器を安定して支持することができる。また、この際、各腕部の一対の挟持部は、携帯機器の第1面及び第2面の一部を挟持するので、当該第1面及び第2面の全てが腕部によって覆われることはない。このため、当該第1面及び第2面に、画像を表示する表示部や、開閉する蓋部材等がある場合でも、当該表示部に表示された画像の観察、及び、蓋部材の開閉を行うことができる。
また、一対の腕部が、携帯機器の両側面の形状に応じて略円弧状に形成されていることにより、各腕部が当該両側面に沿って当接するので、携帯機器を一層確実に挟持することができるほか、スタンドのデザイン性を向上することができる。
本発明によれば、操作部材を操作することにより、突出部材が筐体から突出して携帯機器を押し上げるので、載置部及び一対の腕部により支持された携帯機器を、スタンドから容易に取り外すことができる。従って、スタンドからの携帯機器の取り外し容易性を向上することができる。
ここで、操作部が押し下げられていない場合、当該操作部とともに板状体が、筐体の開口を閉塞するが、当該操作部が押し下げられた場合には、当該板状体は、レバー部材に対して回動するとともに支持部材のガイド部に沿って筐体内に収納される。これによれば、レバー部材の回動動作を遮ることなく筐体の内部を隠すことができる。従って、スタンドの外観を良好にすることができる。
本発明によれば、突出部材に当接する当接部が、略円弧状に形成されていることにより、当該レバー部材の回動に伴って、当接部上を突出部材が滑りながら押し上げられることとなる。これによれば、突出部材を円滑に押し上げることができるとともに、突出部材が携帯機器を押し上げる位置まで、当該突出部材を確実に押し上げ続けることができる。従って、突出部材を確実に突出させることができる。
本発明によれば、係止部材が、載置部に載置された携帯機器を係止するので、当該携帯機器を一層安定して支持することができる。また、この際、係止部材は、載置部への携帯機器の載置に伴って当該携帯機器に挿入されるので、係止部材による携帯機器の係止を容易に行うことができる。
これに対し、本発明では、突出部材が、係止力の強い一方の係止部材側に近接するように配置されていることにより、携帯機器からの当該一方の係止部材の引き抜きを容易に行うことができる。また、これにより、突出部材の押し上げ時の携帯機器の傾斜を抑制することができるので、当該携帯機器の押し上げを確実に行うことができる。従って、スタンドからの携帯機器の取り外しを容易に行うことができる。
本発明によれば、係止部材が電源ピン又はイヤホン端子で構成されていることにより、スタンドを携帯機器のクレードルとして利用することができる。また、これら電源ピン及びイヤホン端子を係止部材として利用することにより、係止部材をスタンドに新たに設ける必要がない。従って、クレードルとして利用されるスタンドの部品点数の増加を防ぐことができる。
ここで、所定のケーブルとしては、スタンドに電力を供給するための電源ケーブルや、当該スタンドと通信するための通信ケーブルを挙げることができる。また、これらケーブルの端部に、当該ケーブルに対して略直交するように延出するプラグが設けられていることが好ましい。
特に、各ケーブルの端部に前述のプラグが設けられている場合には、当該プラグを凹部内に収納することができるので、プラグ全体がスタンドの外側に露出することを防ぐことができ、スタンドからプラグが抜けることを防止することができる。また、このような場合には、端子へのプラグの挿入方向とスタンドからのケーブルの延出方向とが確実に略直交するので、スタンドからのケーブルの抜けを一層防止することができる。更に、各ケーブルは、互いに対向する一対の側部に設けられた端子に接続されるので、各ケーブルが互いに干渉することを防止することができる。
本発明によれば、前述のスタンドと同様の効果を奏することができる。
図1〜図3は、本実施形態に係る電子機器10を構成するクレードル1と、当該クレードル1に装着される携帯端末9とを正面側から見た斜視図である。具体的に、図1は、クレードル1に携帯端末9が装着される状態を示す斜視図であり、図2は、クレードル1に携帯端末9が装着された状態を示す斜視図であり、また、図3は、クレードル1から携帯端末9が取り外される状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る電子機器10は、図1に示すように、本発明のスタンドに相当するクレードル1と、本発明の携帯機器に相当する携帯端末9とを備える。このうち、クレードル1は、後述する一対の腕部5にガイドされた携帯端末9を、図2に示すように支持する。この図2に示される状態で、クレードル1は、携帯端末9に電力を供給するとともに、当該携帯端末9と通信接続する。この状態から、クレードル1に設けられた操作バー63が押し下げられると、図3に示すように、突出部材66が突出し、一対の腕部5により挟持された携帯端末9が押し上げられ、クレードル1からの携帯端末9の取り出しが容易となる。
ここで、先に携帯端末9について説明する。
携帯端末9は、本実施形態では、内部に収納された光ディスク及び半導体メモリカードからプログラムを読み出して実行するゲーム機として構成されている。この携帯端末9は、当該プログラムの他、動画や静止画に係る画像情報及び音声情報を処理可能に構成されている。この携帯端末9は、図1〜図3に示すように、扁平横長の正面視略長円形状で、左右両端部が略円弧状に形成された筐体91を備えている。
この筐体91の正面911の略中央には、前述の画像情報に係る画像を表示する液晶パネル92が露出している。また、当該筐体91における液晶パネル92の左側、右側及び下側、並びに、筐体91における上面912の左右両端には、詳しい図示を省略したが、携帯端末9を操作するための各種キーが配設されている。
筐体91の背面913における略中央には、図4に示すように、当該筐体91に形成された光ディスク収納用開口(図示省略)を閉塞する蓋部材93が設けられている。この蓋部材93は、筐体91の底面914側が回動自在に支持され、当該蓋部材93の上面912側の端部が、筐体91に対して近接及び離間することにより、ディスク収納用開口を閉塞及び開放する。
また、背面913における左側(図4における右側)の端部には、半導体メモリカードを挿入するための開口(図示省略)が形成され、当該開口は、蓋部材94により閉塞される。
また、左側の側面916には、図示を省略するが、当該側面916に沿ってスライドすることで、他の機器との無線LAN(Local Area Network)による無線通信をオン/オフする切替スイッチが設けられている。
図5〜図7は、クレードル1を示す斜視図である。具体的に、図5及び図6は、クレードル1を正面側及び背面側から見た斜視図であり、図7は、クレードル1を腕部5の起立方向に対向する方向から見た斜視図である。また、図8は、クレードル1を下方から見た斜視図である。
クレードル1は、図5〜図8に示すように、クレードル1を制御する制御基板(図示省略)や、後述する突出機構6等を内部に収納する筐体2を備えている。この筐体2は、正面211(本発明の第1の面)、上面212(本発明の第2の面)、左右の両側面213,214、背面215及び底面216を備えた略直方体形状する合成樹脂性の筐体である。
また、正面211における開口21の左側(図5における左側)には、図5に示すように、リモコン(図示省略)からの赤外線信号を受光する受光窓22が設けられている。この赤外線信号は、受光窓22の内側に設けられた赤外線受光モジュール(図示省略)によりデジタル信号に変換され、前述の制御基板に出力される。
この載置部25は、携帯端末9の底面914を支持する部位であり、一部が、当該底面914の寸法に応じて筐体2の長手方向における外側(それぞれ側面213,214の外側)に延出している。この載置部25は、筐体2の背面215側に向かうに従って上面212から下方(底面216側)に向かって傾斜するように形成されており、当該載置部25に携帯端末9の底面914が載置された際には、当該携帯端末9の正面911が僅かに上方を向く。なお、本実施形態では、載置部25と、設置面に略平行な上面212及び底面216とのなす角は、略155°に設定されている。
また、載置部25における左右の両端部には、当該載置部25における面外方向(載置部25に直交する方向)に起立する一対の腕部5が、筐体2と一体的に形成されている。なお、この一対の腕部5については、後に詳述する。
載置部25における左側(図5における左側で、図6及び図7における右側)の端部近傍には、携帯端末9のイヤホンジャック及び接続端子にそれぞれ挿入及び接続されるイヤホン端子29及び通信接続端子30が設けられている。これらイヤホン端子29及び通信接続端子30は、載置部25における側面214のより内側の領域に設けられている。そして、これら電源ピン28及びイヤホン端子29は、クレードル1に装着された携帯端末9を係止する本発明の係止部材としても機能する。
また、図8に示すように、底面216における正面211側及び略中央には、ゴム製の脚部37が設けられている。
一対の腕部5は、図5〜図8に示すように、載置部25の左右両端から外側にせり出すように起立して形成されている。これら一対の腕部5(クレードル1を正面側から見た際に、左側の腕部を5Lとし、右側の腕部を5Rとする)は、各腕部5R,5Lの起立方向が、載置部25の載置面(携帯端末9の底面914を支持する面)に対する直交方向に沿うように形成され、これにより各腕部5L,5Rは、わずかに背面215側に傾斜するように形成されている。また、各腕部5L,5Rは、載置部25における側面213,214からの突出部分と合わせて、携帯端末9の左右両側面915,916の略円弧状形状に応じて略円弧状に形成されており、当該各側面915,916の略下半分を覆いつつ、当該各側面915,916に当接して、携帯端末9を左右方向にて挟持する。なお、本実施形態では、各腕部5L,5Rは、携帯端末9を見やすくするために無色透明の樹脂により形成されている。
図9〜図12は、突出機構6を示す図である。具体的に、図9及び図10は、操作バー63が押し下げられる前の状態の突出機構6を示す斜視図及び側面図であり、図11及び図12は、操作バー63が押し下げられた状態の突出機構6を示す斜視図及び側面図である。なお、図9及び図11では、突出部材66の図示を省略している。また、図10及び図12では、レバー部材62を中心に記載しており、突出機構6の各構成を簡略化して記載している。
なお、以下の説明において、各部材61〜68の正面側とは、筐体2内に収納された突出機構6における正面211に近接する側をいい、背面側とは、背面215に近接する側をいい、底面側とは、底面216に近接する側をいう。
支持部材61は、縦断面視略U字状に形成されており、側面213,214に沿って配置される一対の側部611(側面213側の側部を611Rとし、側面214側の側部を611Lとする)と、当該一対の側部611の底面側の端部間を接続し、かつ、底面216に沿って配置される接続部(図示省略)とを有している。そして、このような支持部材61の内側に、後述するレバー部材62、操作バー63、ばね64、スライダ65、突出部材66及び軸部67,68が位置している。これらのうち、支持部材61、レバー部材62、操作バー63及びスライダ65は、本発明の操作部材を構成する。
また、各側部611の背面側上方には、レバー部材62の後述する軸部材67が挿通する孔6113が形成されている。
この孔6113の正面側には、他方の側部に近接する方向、すなわち、レバー部材62に近接する方向に屈曲した規制部6114が形成されている。この規制部6114は、後述するばね64の付勢力により回動するレバー部材62の必要以上の回動を規制する。
更に、側部611Rの背面側には、側部611L側に屈曲し、後述するばね64を係止する係止部6116が形成されている。
レバー部材62は、操作バー63を使用者が押し下げることにより回動して、突出部材66を押し上げるとともに、スライダ65を開口21内にスライドさせる。このレバー部材62は、側面視略逆T字状を有し、操作バー63が押し下げられていない状態では、正面側上端から底面に向かって傾斜するように配置される。このようなレバー部材62は、側部611L,611Rにそれぞれ対向する一対の側部621と、当該一対の側部621の底面側の端部を接続する接続部622とを備えている。
また、一対の側部621の正面側には、略円形状の孔6212が形成されている。これら各孔6212には、後述するスライダ65の接続部652を貫通する略円筒状の軸部材68が挿通される。
接続部622における正面側には、操作バー63が取り付けられる取付部623が形成されている。
操作バー63は、本発明の操作部に相当し、平面視略矩形状を有する板状部材として形成されている。この操作バー63の背面側には、前述の軸部材67に当接する当接部632が形成されている。また、当該操作バー63の正面側には、上面212側の開口21の端縁に沿う形状に形成され、かつ、当該開口21を閉塞する操作部631が形成されている。この操作部631に指を当てて操作バー63を押し下げることで、レバー部材62が回動する。
ばね64は、コイル部641と、当該コイル部641の両端から延出する一対の線状部642とを備えた捻りコイルばねで構成され、当該コイル部641は、軸部材67に巻回されている。また、一対の線状部642のうち、一方は、側部611Rに形成された係止部6116により係止され、他方は、詳しい図示を省略したが、レバー部材62により係止されている。このようなばね64の付勢力により、レバー部材62の取付部623が上面に近接する方向に付勢され、当該レバー部材62が支持部材61の規制部6114に当接することで、開口21から露出する操作バー63の上面と、筐体2の上面212とが面一となる。
スライダ65は、本発明の板状体に相当し、正面211に沿って開口21内に配置され、前述のように、操作バー63とともに当該開口21を閉塞する。すなわち、スライダ65は、操作バー63が押し下げられていない状態では、当該操作バー63と接続されて略L字状となり、開口21を閉塞する。このスライダ65は、平板状のスライダ本体651と、当該スライダ本体651の背面側上方及び背面側下方に形成された一対の接続部652及び一対の延出部653とを備えている。
このようなスライダ65は、操作バー63の押し下げに伴うレバー部材62の回動により、ガイド孔6115に沿って筐体2内部に収納され、当該レバー部材62の逆方向への回動により、元の位置(開口21における正面211に沿う位置)に戻る。
突出部材66は、略直方体形状を有し、前述のように、開口31を介して筐体2外に突出し、載置部25に載置された携帯端末9を押し上げて、電源ピン28、イヤホン端子29及び通信接続端子30による携帯端末9の係止を解除する。この突出部材66は、レバー部材62に当接される平坦な当接面661を有し、当該レバー部材62の回動に応じて筐体2から突没する。
以下、突出機構6による携帯端末9の押し上げ動作について説明する。
図13〜図15は、突出部材66に応じた位置でのクレードル1の縦断面図である。すなわち、図13〜図15は、図1〜図3において示した各状態でのクレードル1の縦断面図である。
クレードル1に携帯端末9を装着する際には、図1及び図13に示すように、クレードル1の載置部25と、携帯端末9の底面914とを互いに対向させ、かつ、一対の腕部5R,5Lにそれぞれ、携帯端末9の両側面915,916をそれぞれ対向させる。この状態から、当該各腕部5R,5Lに沿って携帯端末9を下降させると、携帯端末9は、当該各腕部5R,5Lにより案内され、図2及び図14に示すように、載置部25上に載置される。
この際、各腕部5R,5Lの挟持部51,52は、載置部25に向かうに従って、当該腕部5R,5Lからの延出量が大きくなるので、携帯端末9を下降させるに従って、当該携帯端末9の正面911側及び背面913側への揺動が規制される。
また、携帯端末9の底面914に設けられた電源端子95、イヤホンジャック及び接続端子(図示省略)に、載置部25に設けられた電源ピン28、イヤホン端子29及び通信接続端子30がそれぞれ挿入されることにより、携帯端末9が載置部25上に係止される。
(1)クレードル1に携帯端末9を装着する際には、載置部25の左右両端から起立する一対の腕部5により、当該携帯端末9の両側面915,916が挟持される。これによれば、当該腕部5が、載置部25に携帯端末9を載置する際のガイドとなるので、当該携帯端末9をクレードル1に装着しやすくすることができるほか、携帯端末9を安定して支持することができる。
また、クレードル1から携帯端末9を取り外す際には、携帯端末9を正面911側又は背面913側に傾けつつ、当該携帯端末9を載置部25から離間させるようにすることで、携帯端末9のクレードル1からの取り出しを容易に行うことができる。
従って、携帯端末9が正面911側及び背面913側に揺動しない場合に比べ、携帯端末9をクレードル1から容易に取り外すことができる。
また、一対の腕部5L,5Rがそれぞれ携帯端末9の両側面915,916の形状に応じて略円弧状に形成されていることにより、当該各腕部5の内側の面を、当該両側面915,916に沿って当接させることができる。従って、当該携帯端末9を一層確実かつ安定して挟持することができるほか、クレードル1のデザイン性を向上することができる。
また、各81,82のプラグ8121,8221の挿入方向と、ケーブル811,821の凹部32からの延出方向とは略直交することとなるので、端子34,35からの各ケーブル81,82の抜けを抑えることができる。
更に、凹部32内に各ケーブル81,82の接続部812,822が収納されるので、当該接続部812,822がクレードル1から露出することを防ぐことができ、当該ケーブル81,82のクレードル1からの抜けを確実に防止することができる。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、本発明のスタンドをクレードル1として構成したが、本発明はこれに限らず、装着される携帯機器に対して電力を供給する電力供給装置及び充電器として構成してもよく、当該携帯機器と通信する通信装置、及び、電力の供給等を行わないスタンドとして構成してもよい。
また、前記実施形態では、携帯機器として、ゲーム機である携帯端末9を挙げたが、本発明はこれに限らない。すなわち、本発明のスタンドに載置される携帯機器は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)及びノート型PC(Personal Computer)等の携帯型情報端末であってもよく、また、カメラ及びディスク装置等の携帯機器であってもよい。
前記実施形態では、載置部25及び各腕部5は、設置面に対して傾斜して形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、載置部は、設置面に対して略平行であってもよく、腕部は、設置面に対して直交するように起立していてもよい。
前記実施形態では、各腕部5は、携帯端末9の両側面915,916の形状に応じて略円弧状に形成されるとしたが、本発明はこれに限らず、携帯機器の側面の少なくとも一部を覆う形状であれば、適宜設定してよい。
前記実施形態では、それぞれ係止力の異なる電源ピン28及びイヤホン端子29を、係止部材として採用したが、本発明はこれに限らず、それぞれが同じ係止力となる端子を、係止部材として採用してもよい。
Claims (10)
- 携帯機器を支持するスタンドであって、
前記携帯機器の底面が載置される載置部と、
前記載置部から前記携帯機器の両側面の外形形状に沿って互いに対向するように起立し、かつ、当該両側面を挟持する一対の腕部とを有する筐体を備え、
前記各腕部は、当該腕部から他方の腕部に向かって延出して、前記携帯機器の底面及び前記両側面にそれぞれ交差する第1面及び第2面の一部を挟持する一対の挟持部を備え、
前記一対の挟持部のうちの少なくとも一方の挟持部は、前記載置部に近接する方向に向かうに従って、延出量が大きくなることを特徴とするスタンド。 - 請求項1に記載のスタンドにおいて、
前記載置部及び前記一対の腕部は、前記筐体が設置される設置面に対して傾斜して形成され、
前記一対の腕部は、正面視略長円状を有する前記携帯機器の前記両側面の形状に応じて略円弧状に湾曲して形成されていることを特徴とするスタンド。 - 請求項1又は請求項2に記載のスタンドにおいて、
前記筐体は、
当該筐体から突出して、前記載置部に載置された前記携帯機器を押し上げる突出部材と、
前記突出部材を突出させる操作部材とを備えることを特徴とするスタンド。 - 請求項3に記載のスタンドにおいて、
前記筐体は、
当該筐体における前記携帯機器の前記底面に対向する第1の面と、当該第1の面に交差する第2の面とに跨って形成された開口を有し、
前記操作部材は、
前記突出部材に当接する当接部を有し、かつ、回動動作に応じて前記突出部材を前記筐体から突出させるレバー部材と、
前記レバー部材を回動自在に支持する支持部材とを備え、
前記レバー部材は、
前記開口内にて前記第1の面に沿うように配置され、かつ、当該レバー部材を回動させる操作部と、
前記開口内にて前記第2の面に沿うように配置されるとともに、当該レバー部材に回動自在に支持され、前記操作部とともに前記開口を閉塞する板状体とを備え、
前記支持部材は、
前記設置面及び前記第2の面に傾斜し、かつ、前記レバー部材の回動に伴って、前記板状体を前記筐体内にガイドするガイド部を備えることを特徴とするスタンド。 - 請求項4に記載のスタンドにおいて、
前記当接部は、前記突出部材に対向する方向に膨出するように、略円弧状に形成されていることを特徴とするスタンド。 - 請求項3から請求項5のいずれかに記載のスタンドにおいて、
前記載置部には、当該載置部への前記携帯機器の載置方向に対向する方向に突出し、前記携帯機器に挿入されて当該携帯機器を係止するピン状の係止部材が設けられていることを特徴とするスタンド。 - 請求項6に記載のスタンドにおいて、
前記係止部材は、前記各腕部近傍に、それぞれ設けられ、
一方の前記腕部側に設けられた一方の前記係止部材は、他方の前記腕部側に設けられた他方の前記係止部材より、前記携帯機器の係止力が強く、
前記突出部材は、前記他方の係止部材から離間し、かつ、前記一方の係止部材に近接する位置に設けられていることを特徴とするスタンド。 - 請求項6又は請求項7に記載のスタンドにおいて、
前記係止部材は、前記携帯機器に電力を供給する電源ピン、及び、前記携帯機器から音声信号が入力されるイヤホン端子のいずれかであることを特徴とするスタンド。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載のスタンドにおいて、
前記筐体は、
当該筐体の2面に跨るように内側に凹む凹部を有し、
前記凹部を形成し、かつ、互いに対向する一対の側部には、所定のケーブルが接続される端子がそれぞれ設けられていることを特徴とするスタンド。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載のスタンドと、当該スタンドにより支持される携帯機器とを備えることを特徴とする電子機器。
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