JP2009195037A - 突入電流抑制電子機器及びその突入電流抑制方法 - Google Patents

突入電流抑制電子機器及びその突入電流抑制方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の突入電流防止回路においては、電源と負荷回路とを結ぶ回路上にスイッチやFETなどが直列に配置されていた。前記スイッチやFETは、電源オン時にオン抵抗を生じる。前記オン抵抗は、回路全体に電圧降下を生じる。前記電圧降下は回路全体における消費電力に悪影響を生じる。
【解決手段】 本件発明にかかる突入電流抑制電子機器においては、突入電流抑制コンデンサを、電源と負荷回路とを結ぶ回路に対し並列に配置することで、前記課題に掲げたような問題を回避する。

【選択図】 図8

Description

本発明は、電子回路上において、電源投入時の突入電流を抑制する回路に関するものである。
通常、負荷回路と呼ばれるものには、自身にかかる電圧を安定化するために電圧安定化用コンデンサが設けられている。前記電圧安定化用コンデンサは、比較的大きい電気容量を有している。よって、前記負荷回路に対する電源投入時に、前記電圧安定化用コンデンサには、前記負荷回路の電源側からの大きな電流、すなわち突入電流が流れる。前記突入電流は、前記電源側の電圧変動の原因となる。前記電圧変動により、前記負荷回路の誤作動や、回路内の部品の劣化が生じる。特に携帯機器においては、突入電流がバッテリーに与える影響が大きい為、突入電流がバッテリーの早期劣化を引きおこす。
特許文献1に係る発明は、既存の突入電流防止回路に係る発明である。図11は、特許文献1に係る突入電流防止回路を示す図である。図11において、充放電制御回路(1101)は、電源接続時にスイッチング素子(1102)をオフし、電流供給回路(1103)からの電流によりコンデンサ(1104)を充電させると共に、電源切断時にスイッチング素子(1102)をオンし、コンデンサ(1104)の充電電荷を瞬時に放電させる。これにより、電源投入時には、FET(1105)のドレイン・ソース間の抵抗値が∞からオン抵抗値まで変化し、電源投入時における突入電流を抑圧する。一方、電源切断時にはスイッチング素子(1102)を介してコンデンサ(1104)の充電電荷を瞬時に放出し、FET(1105)を瞬時にリセットする。このように電源切断時にFET(1105)は瞬時にリセットされるから、電源オフ後に直ちに電源オンとなっても突入電流を抑圧することができる。
また、特許文献2に係る発明も、既存の突入電流防止回路に係る発明である。図12は、特許文献2に係る突入電流防止回路を示す図である。図12において、交流電源(1201)からの入力交流を全波整流とする整流ブリッジ(1202)と出力平滑用のコンデンサ(1203)との間の電源ラインにスイッチ1(1204)とスイッチ2(1205)を直列に介装し、スイッチ1(1204)とスイッチ2(1205)の間に電流制限用の抵抗(1206)と補助充電用のコンデンサ(1207)の直列回路を平滑用のコンデンサ(1203)と並列に接続する。そして、電源投入時には制御部(1208)によりスイッチ1(1204)とスイッチ2(1205)のオン、オフを所定のタイミングで制御し、コンデンサ(1207)の充放電を数回に分けて行い、平滑用のコンデンサ(1203)を徐々に充電する。
特開 平9−6440号 特開 平7−212969号
しかし、特許文献1にかかる突入電流防止回路においては、電源オン時に、電源と負荷回路とを結ぶ回路上に直列に配置されているFET(1105)がオン抵抗を生じるため、電圧降下が生じてしまう。したがって、前記電源オン時に回路全体における消費電力に影響が出る。
また、特許文献2にかかる突入電流防止回路においては、電源と負荷回路とを結ぶ回路上に直列に配置されているスイッチ1(1204)およびスイッチ2(1205)が内部抵抗を生じるため、電源オン時に電圧降下が生じてしまう。したがって、前記電源オン時に、回路全体の消費電力に影響が出る。
そこで、第一の発明として、電源制御回路と、電圧安定化用コンデンサと、前記電圧安定化用コンデンサを備えた負荷回路と、電源制御回路からの投入信号を遅延回路を介して受け取り負荷回路へ電源を供給するDC−DCコンバータと、前記電圧安定化用コンデンサに放電を行うためにあらかじめ所定の電荷を蓄える突入電流抑制コンデンサと、電源制御回路からの投入信号を受けて突入電流抑制コンデンサの電荷を前記電圧安定化用コンデンサに供給するための供給スイッチと、からなる突入電流抑制電子機器を提供する。
また、第二の発明として、遅延回路はRC回路であり、DC−DCコンバータは、RC回路を介して受け取る電源制御回路からの信号が所定の閾値を超えた場合にこれを投入信号として利用する閾値判別回路を有する第一の発明に記載の突入電流抑制電子機器を提供する。
また、第三の発明として、突入電流抑制コンデンサと、突入電流抑制コンデンサに電流を供給する電源との間には抑制電源供給スイッチが配置され、電源制御回路は、供給スイッチがONとなる際には抑制電源供給スイッチをOFFとするように制御する第一または第二の発明に記載の突入電流抑制電子機器を提供する。
また、第四の発明として、第三の発明にかかる突入電流抑制電子機器の動作方法を提供する。
本件発明の突入電流抑制電子機器における突入電流抑制コンデンサは、電源ライン上に対し並列に付加されている。したがって、前記突入電流抑制コンデンサを含む回路は電源本来の効率に影響を及ぼさない。また、本件発明は、簡易な回路構造による突入電流の抑制を可能とする。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる様態で実施しうる。なお、以下の実施形態と請求項の関係は次の通りである。
実施形態1は、主に請求項1について説明する。
実施形態2は、主に請求項2について説明する。
実施形態3は、主に請求項3、および、4について説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1の概要>
本実施形態は、電源と負荷回路とを結ぶ回路に対し並列に突入電流抑制コンデンサを配置した突入電流抑制電子機器に関する。
<実施形態1の機能的構成>
図1は、本実施形態にかかる突入電流抑制電子機器の構成の一例を示すものである。図1に示すように、本実施形態にかかる突入電流抑制電子機器は、主に電源制御回路(0101)と、電圧安定化用コンデンサCL(0102)と、負荷回路(0103)と、DC−DCコンバータ(0104)と、突入電流抑制コンデンサCc(0105)と、供給スイッチS2(0106)と、遅延回路(0109)と、からなる。また、図1に示す突入電流抑制電子機器はさらに、バッテリーB(0107)と、手動スイッチ(0108)と、バッテリーA(0110)と、供給スイッチS2制御スイッチSW2C(0111)を有する。
(電源制御回路についての説明)電源制御回路(0101)は、DC−DCコンバータ(0104)の負荷回路(0103)への電源供給のタイミングを制御する投入信号と、供給スイッチS2制御スイッチSW2C(0111)のオン・オフを制御する投入信号であるSW2C制御信号を生成する。また、電源制御回路(0101)は、ユーザからの入力などを受け付け、前記二つの信号は、前記入力に基づき出力するような機構になっている。
(電圧安定化用コンデンサについての説明)電圧安定化用コンデンサCL(0102)は、負荷回路に電源が供給された際の負荷回路の電圧を安定させるために、自身に蓄えられた電荷を負荷回路に供給する。
(負荷回路についての説明)負荷回路(0103)とは、DC−DCコンバータ(0104)からの電源の供給を受け、前記電源をエネルギーとして動作するものである。負荷回路の例として、たとえば、電子回路やモータ駆動回路、照明駆動回路などがあげられる。
(DC−DCコンバータについての説明)DC−DCコンバータ(0104)は、電源制御回路からの投入信号を遅延回路を介して受け取り負荷回路へ電源を供給する。ここで、遅延回路とは、自身に入力された電気信号をすぐに出力せず、ある一定時間遅らせて出力する回路のことであり、本実施形態においては、前記SW2Cがオン状態になるタイミングに対し、前記DC−DCコンバータが負荷回路へ放電を開始するタイミングを遅延させる役割を果たす。電源制御装置からは、SW2C制御信号および投入信号は、ともに同じタイミングで出力されるが、前記SW2Cのオン動作に対して前記DC−DCコンバータの負荷回路への放電は後に行われる。前記遅延回路については、一例として、RC回路を用いるのが好ましい。また、DC−DCコンバータ(0104)に対する電源の供給は、図1に例示するように、バッテリーA(0110)が行うのが好ましいが、前記バッテリーのほかに、その他各種電源が利用可能である。また、DC−DCコンバータ(0104)が負荷回路(0103)へ電源を供給するタイミングについては、前記CL(0102)に十分な電荷が蓄積された後であれば、いつでもかまわない。たとえば、前記CL(0102)に十分な電荷が蓄積された後であり、かつ、DC−DCコンバータ(0104)に到達した投入信号が定常状態を迎えた時に、負荷回路(0103)への電源の供給を開始するよう、DC−DCコンバータ(0104)を構成してもかまわない。また、前記CL(0102)が所定の電圧に達したところで、前記DC−DCコンバータ(0104)が放電を行うよう、電源制御装置が制御を行う構成をとってもよい。
(突入電流抑制コンデンサについての説明)突入電流抑制コンデンサCc(0105)は、電圧安定化用コンデンサCL(0102)に放電を行うためにあらかじめ所定の電荷を蓄える。図1において、突入電流抑制コンデンサCcの電荷量の制御は、手動スイッチ(0108)のオン・オフを切り替えてバッテリーB(0107)からの電源の供給を調節することで行う。なお、前記Ccの静電容量は、前記CLの2〜3倍程度が好ましい。仮に前記Ccと前記CLの静電容量が同じである、もしくは、前記Ccよりも前記CLの方が静電容量が大きいとすると、前記CLに十分な電荷が貯まらないからである。
(供給スイッチについての説明)供給スイッチS2(0106)は、電源制御回路からの投入信号を受けて突入電流抑制コンデンサCcの電荷を前記電圧安定化用コンデンサCLに供給するためのものである。前記S2(0106)のオン・オフの切り替えは、供給スイッチSW2制御スイッチSW2C(0111)のオン・オフの動作に連動している。図1に示すように、電源制御回路がSW2C制御信号を出力することで前記SW2C(0111)のゲートに電圧をかけると、前記SW2Cには、前記S2から接地電極側へと電流が流れる。前記電流により、分岐点A(0112)と分岐点B(0113)との間には、分岐点A側を高電位側とした電位差が生じる。前記電位差の発生により、前記S2(0106)のゲートに電圧がかかり、前記S2(0106)には、前記Cc(0105)から前記負荷回路(0103)側に向かって電流が流れる。すなわち、前記S2がオン状態になる。このようにして、前記S2は、前記SW2C制御信号に従ってオン・オフの動作を行う。
なお、図1に示す突入電流抑制電子機器の構成はあくまで一例である。本実施形態に係る突入電流抑制電子機器については、主要な構成要件である電源制御回路(0101)と、電圧安定化用コンデンサCL(0102)と、負荷回路(0103)と、DC−DCコンバータ(0104)と、突入電流抑制コンデンサCc(0105)と、供給スイッチS2(0106)と、遅延回路(0109)と、を除いて、自身の目的を達することのできる範囲であれば、いかなる構成をとってもかまわない。たとえば、突入電流抑制コンデンサCc(0105)の電源供給源をバッテリーA(0110)にしてもよい(ただし、この場合、前記S2がオン状態になっている間、前記バッテリーAから前記Ccへ電流が流れない構成をとる必要がある)。また、突入電流抑制コンデンサCc(0105)への電源供給のタイミングの制御を、別途電源制御回路により行ってもかまわない。
<実施形態1の具体的使用例>
図2は、本実施形態に係る突入電流抑制電子機器の具体的使用例の一つを示す図である。この例における突入電流抑制電子機器の構成は、基本的な点においては、図1に示した構成と同様である。ただし、本使用例に係る突入電流抑制電子機器は、DC−DCコンバータ(0204)と負荷回路(0203)とを結ぶ回路上に直列にコイル(0214)とノイズ除去用コンデンサ(0215)を有する。また、供給スイッチS2(0206)と、分岐点C(0217)の間に、ツェナーダイオード(0216)をさらに有する。
前記コイル(0214)は、前記DC−DCコンバータによる前記負荷回路への電圧印加の際の前記負荷回路の電圧変化を、急峻なものから緩やかなものへと変換する役割を果たす。前記ノイズ除去用コンデンサ(0215)は、前記DC−DCコンバータによる前記負荷回路への電圧印加の際に発生するノイズを除去する役割を果たす。また、ツェナーダイオード(0216)は前記分岐点Cから前記Cc方向への逆流電流を食い止める役割を果たす。
ここで、図2に示す回路において、電源制御装置が生成する各信号に対し、各構成要件がどのような動作をどのような順序で行うかについて、図3を用いて例示する。まず、図3(a)に示すように時間t1に、手動スイッチがオンになることで、バッテリーBからCcに電源が供給される。次に図3(b)に示すように、前記電源の供給を受け、時間t1に、Ccの電荷の蓄積がはじまり、Ccには電荷が徐々に蓄積される。そして、前記Ccに十分な電荷が蓄積された後である時間t2に、前記手動スイッチがオフになることで、バッテリーBからCcへの電源の供給が終了する。次に図3(c)に示すように、時間t3に、電源制御装置はSW2C制御信号のSW2Cへの出力を開始する。前記出力の開始により前記SW2Cがオン状態になる。次に図3(d)に示すように、前記SW2Cがオン状態になることで、S2がオン状態になり、前記Ccが放電を開始し、CLの電荷の蓄積が始まる。そして、前記Ccの電荷量の減少が止まり、前記CLに十分な電荷が蓄積されたあとである時間t4に、電源制御回路は前記供給スイッチ制御信号の出力を終了する。そして、前記供給スイッチ制御信号の出力と同時に、次に図3(e)に示すように、電源制御装置は、遅延回路に対し投入信号の出力を開始する。そして、図3(f)に示すように、前記投入信号の出力開始に基づき、遅延回路は、前記投入信号の急峻な挙動を緩やかなものに変換し、DC−DCコンバータへと伝送する。次に図3(g)に示すように、前記緩やかな信号が定常状態を迎えてから(時間t5)、DC−DCコンバータは負荷回路への放電を開始する。そして図3(h)に示すように、前記放電の開始に伴い、前記負荷回路に電圧が印加される。
<実施形態1の効果>
本実施形態により、電源本来の効率に影響を及ぼさず、かつ、簡易な回路構造による突入電流抑制電子機器が実現する。
<<実施形態2>>
<実施形態2の機能的構成>
本実施形態にかかる突入電流抑制電子機器の構成の一例を図4に示す。本実施形態は、基本的には実施形態1と同様である。ただし、本実施形態に係る突入電流抑制電子機器においては、遅延回路がRC回路(0401)からなり、また、DC−DCコンバータ(0402)が閾値判別回路(0403)を有する点で、実施形態1に係る突入電流抑制電子機器と異なる。
前記閾値判別回路については、たとえばツェナーダイオードのように、一定以上の印加電圧をくわえることのみにより、自身に電流が流れるような素子から構成されるものを用いる。
<実施形態2の具体的使用例>
図5は、本実施形態に係る突入電流抑制電子機器の具体的使用例の一つを示す図である。この例における突入電流抑制電子機器の構成は、基本的な点においては、図4に示した構成と同様である。ただし、本使用例に係る突入電流抑制電子機器は、実施形態1における具体的使用例と同様に、DC−DCコンバータ(0502)と負荷回路(0504)とを結ぶ回路上に直列にコイル(0505)とノイズ除去用コンデンサ(0506)を有する。また、供給スイッチS2(0507)と、分岐点C(0508)の間に、ツェナーダイオード(0509)をさらに有する。なお、前記コイル(0505)、前記ノイズ除去用コンデンサ(0506)、および、ツェナーダイオード(0509)は、実施形態1における具体的使用例に記載のものと同様の役割を果たす。
ここで、図5に示す回路において、電源制御装置が生成する各信号に対し、各構成要件がどのような動作をどのような順序で行うかについて、図6を用いて例示する。図5における回路において、電源制御装置が生成する各信号に対し、各構成要件がどのような動作をどのような順序で行うかについては、基本的には図3にて説明したものと基本的には同様である。しかし、図6(f)および(g)に示すように、投入信号の強度が閾値(0601)を超えた瞬間t5から閾値判別回路には電流が流れるようになる。よって、時間t5を境に、前記閾値判別回路を介してDC−DCコンバータに前記投入信号が到達するようになる。したがって、時間t5を境に、DC−DCコンバータからの負荷回路への電源供給がはじまる。このように、DC−DCコンバータからの負荷回路への電源供給のタイミングが異なる点において、図3にて説明したものと異なる。
<実施形態2の効果>
本実施形態に記載の構成をとることによって、実施形態1に記載の突入電流抑制電子機器と同様の効果を発揮する突入電流抑制電子機器が実現する。
<<実施形態3>>
<実施形態3の概要>
本実施形態は、基本的のは実施形態1および2と同じであるが、本実施形態の突入電流抑制電子機器における突入電流抑制コンデンサおよび負荷回路の電源を、同じ電源から供給するものである。
<実施形態3の機能的構成>
本実施形態にかかる突入電流抑制電子機器の構成の一例を図7に示す。本実施形態は、基本的には実施形態1または2と同様である。ただし、本実施形態に係る突入電流抑制電子機器については、抑制電源供給スイッチS1(0701)を主な構成要件として含む点で、実施形態1および2に係る突入電流抑制電子機器と異なる。また、抑制電源供給スイッチS1制御スイッチSW1C(0702)を有する点においても、実施形態1および2に係る突入電流抑制電子機器と異なる。また、電源制御回路(0709)が、投入信号とSW2C制御信号のみならず、抑制電源供給スイッチS1制御スイッチSW1C(0702)のオン・オフを制御するSW1C制御信号をさらに出力する点においても、実施形態1および2に係る突入電流抑制電子機器と異なる。また、突入電流抑制コンデンサ(0703)への電源供給をバッテリーA(0704)が行う点においても、実施形態1および2に係る突入電流抑制電子機器と異なる。また、本実施形態における遅延回路は、実施形態2と同様に、RC回路(0706)であり、また、DC−DCコンバータ(0707)が閾値判別回路(0708)を有する。なお、前記RC回路(0706)および閾値判別回路(0708)については、実施形態2に記載のRC回路および閾値判別回路と同様である。
(抑制電源供給スイッチについての説明)抑制電源供給スイッチS1(0701)は、突入電流抑制コンデンサCc(0703)と、突入電流抑制コンデンサに電流を供給する電源であるバッテリーA(0704)との間に配置される。また、電源制御回路は、供給スイッチS2(0705)がオンとなる際には抑制電源供給スイッチS1(0701)をオフとするように制御する。また、電源制御回路は、抑制電源供給スイッチS1(0701)がオンになるときは、供給スイッチS2(0705)がオフになるように制御する。
抑制電源供給スイッチS1(0701)のオン・オフの切り替えは、抑制電源供給スイッチS1制御スイッチSW1C(0702)のオン・オフの動作に連動している。図7に示すように、電源制御回路がSW1C制御信号を発信することで前記SW1C(0702)のゲートに電圧をかけると、前記SW1Cには、前記S1から接地電極側へと電流が流れる。前記電流により、分岐点D(0710)と分岐点E(0711)との間には、分岐点D側を高電位側とした電位差が生じる。前記電位差の発生により、前記S1(0701)のゲートに電圧がかかり、前記S1(0701)には、前記バッテリーA(0704)から前記突入電流抑制コンデンサ(0703)側に向かって電流が流れる。すなわち、S1がオン状態になる。このようにして、前記S1は、前記SW1C制御信号に従ってオン・オフの動作を行う。
<実施形態3の具体的使用例>
図8は、本実施形態に係る突入電流抑制電子機器の具体的使用例の一つを示す図である。この例における突入電流抑制電子機器の構成は、基本的な点においては、図7に示した構成と同様である。ただし、本使用例に係る突入電流抑制電子機器は、実施形態2における具体的使用例と同様に、DC−DCコンバータ(0801)と負荷回路(0802)とを結ぶ回路上に直列にコイル(0803)とノイズ除去用コンデンサ(0804)を有する。また、供給スイッチS2(0805)と、分岐点C(0806)の間に、ツェナーダイオード(0807)をさらに有する。なお、前記コイル(0803)、前記ノイズ除去用コンデンサ(0804)、および、ツェナーダイオード(0807)は、実施形態1および2における具体的使用例に記載のものと同様の役割を果たす。
ここで、図8に示す回路において、電源制御装置が生成する各信号に対し、各構成要件がどのような動作をどのような順序で行うかについて、図9を用いて例示する。図8における回路において、電源制御装置が生成する各信号に対し、各構成要件がどのような動作をどのような順序で行うかについては、基本的には図6にて説明したものと基本的には同様である。しかし、図9(a)および(c)に示すように、電源制御回路は、SW1C制御信号のSW1Cへの出力を、時間t1からt2の間に行い、その間SW2C制御信号はSW2Cへは出力されない。よって、時間t1からt2の間でS1はオン状態になっており、S2はオフになっている。逆に、電源制御回路は、SW2C制御信号のSW2Cへの出力を、時間t3からt4の間に行い、その間SW1C制御信号はSW1Cへは出力されない。よって、時間t3からt4の間でS2はオン状態になっており、S1はオフになっている。したがって、Ccに電源が供給されている間、および、CcがCLに電荷を供給している間に、誤ってバッテリーAから負荷回路に電流が流れることはない。
<実施形態3における処理の流れ>
図10に、本実施形態にかかる突入電流抑制電子機器の電源制御装置の処理の流れを示す。前記処理の流れは、抑制電源供給ステップ(S1001)と、命令受付ステップ(S1002)と、抑制電源供給停止ステップ(S1003)と、投入信号出力ステップ(S1004)と、供給ステップ(S1005)と、から構成される。
まず、抑制電源供給ステップ(S1001)において、電源制御装置は抑制電源供給スイッチをONとする。次に、命令受付ステップ(S1002)において、電源制御装置はユーザからの電源投入命令を受け付ける。次に、抑制電源供給停止ステップ(S1003)において、電源制御装置は、前記電源投入命令に応じ抑制電源供給スイッチをOFFとする。次に、投入信号出力ステップ(S1004)において、電源制御装置は、前記電源投入命令に応じ投入信号をDC−DCコンバータに出力する。次に、供給ステップ(S1005)において、電源制御装置は、投入信号に応じ供給スイッチをONにする。
<実施形態3の効果>
本実施形態により、実施形態1および2よりも簡易な構造を持つ突入電流抑制電子機器が実現する。
実施形態1にかかる突入電流抑制電子機器の構成の一例を示す図 実施形態1に係る突入電流抑制電子機器の具体的使用例の一つを示す図 図2に示す回路において、電源制御装置が生成する各信号に対し、各構成要件がどのような動作をどのような順序で行うかについて示す図 実施形態2にかかる突入電流抑制電子機器の構成の一例を示す図 実施形態2に係る突入電流抑制電子機器の具体的使用例の一つを示す図 図5に示す回路において、電源制御装置が生成する各信号に対し、各構成要件がどのような動作をどのような順序で行うかについて示す図 実施形態3にかかる突入電流抑制電子機器の構成の一例を示す図 実施形態3に係る突入電流抑制電子機器の具体的使用例の一つを示す図 図8に示す回路において、電源制御装置が生成する各信号に対し、各構成要件がどのような動作をどのような順序で行うかについて示す図 実施形態3にかかる突入電流抑制電子機器の電源制御装置の処理の流れを示す図 特許文献1に係る突入電流防止回路を示す図 特許文献2に係る突入電流防止回路を示す図
符号の説明
0801 DC−DCコンバータ
0802 負荷回路
0803 コイル
0804 ノイズ除去用コンデンサ
0805 供給スイッチS2
0806 分岐点C
0807 ツェナーダイオード

Claims (4)

  1. 電源制御回路と、
    電圧安定化用コンデンサと、
    前記電圧安定化用コンデンサを備えた負荷回路と、
    電源制御回路からの投入信号を遅延回路を介して受け取り負荷回路へ電源を供給するDC−DCコンバータと、
    前記電圧安定化用コンデンサに放電を行うためにあらかじめ所定の電荷を蓄える突入電流抑制コンデンサと、
    電源制御回路からの投入信号を受けて突入電流抑制コンデンサの電荷を前記電圧安定化用コンデンサに供給するための供給スイッチと、
    からなる突入電流抑制電子機器。
  2. 遅延回路はRC回路であり、DC−DCコンバータは、RC回路を介して受け取る電源制御回路からの信号が所定の閾値を超えた場合にこれを投入信号として利用する閾値判別回路を有する請求項1に記載の突入電流抑制電子機器。
  3. 突入電流抑制コンデンサと、突入電流抑制コンデンサに電流を供給する電源との間には抑制電源供給スイッチが配置され、
    電源制御回路は、供給スイッチがONとなる際には抑制電源供給スイッチをOFFとするように制御する請求項1または2に記載の突入電流抑制電子機器。
  4. 電源制御回路と、
    電圧安定化用コンデンサと、
    前記電圧安定化用コンデンサを備えた負荷回路と、
    電源制御回路からの投入信号を遅延回路を介して受け取り負荷回路へ電源を供給するDC−DCコンバータと、
    前記電圧安定化用コンデンサに放電を行うためにあらかじめ所定の電荷を蓄える突入電流抑制コンデンサと、
    電源制御回路からの投入信号を受けて突入電流抑制コンデンサの電荷を前記電圧安定化用コンデンサに供給するための供給スイッチと、
    突入電流抑制コンデンサと、突入電流抑制コンデンサに電流を供給する電源との間に配置される抑制電源供給スイッチと、からなり、
    電源制御回路は、
    抑制電源供給スイッチをONとする抑制電源供給ステップと、
    ユーザからの電源投入命令を受け付ける命令受付ステップと、
    電源投入命令に応じ抑制電源供給スイッチをOFFとする抑制電源供給停止ステップと、
    電源投入命令に応じ投入信号をDC−DCコンバータに出力する投入信号出力ステップと、
    投入信号に応じ供給スイッチをONにする供給ステップと、
    を実行するよう制御をおこなう突入電流抑制電子機器の動作方法。
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