JP2009194254A - 電子回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い放熱性能を維持しつつ、体格の小型化及び取付作業性の向上を図ることのできる電子回路装置を提供する。
【解決手段】筐体11には、発熱素子21で発生した熱を筐体11外へ放熱する放熱部として、当該筐体11の一部が突出した凸部13が形成されている。車両ボディBには、放熱部から放熱される熱を当該車両ボディB内部に吸熱する吸熱部として、凸部13を嵌合する吸熱コネクタ60が形成されている。そして、回路側コネクタ24及び車両側コネクタ50の嵌合終了と同時に、吸熱コネクタ60への凸部13の嵌合終了するように凸部13及び吸熱コネクタ60が構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばトランジスタ等、動作時に発熱する発熱素子を筐体内に収容し、発熱素子が発生する熱を筐体外へ放熱する電子回路装置に関する。
この種の技術として、従来、例えば特許文献1に記載の技術のように、放熱フィンを筐体に有する電子回路装置及びその筐体が知られている。これにより、筐体内の回路基板に実装された発熱素子が生成した熱を放熱フィンを介して大気へ放熱することができるようになる。
また、従来、例えば特許文献2に記載の技術も知られている。この文献に記載の技術では、電子回路装置は、発熱素子が実装された回路基板と、ブラケットを取り付けるための取付部を有するとともに放熱材料から形成されて回路基板を収容する筐体とを備え、車両ボディ(例えばエンジンルーム側壁等)にブラケットを介してボルトにて固定される。これにより、発熱素子が生成した熱をブラケットを介して車両ボディに放熱することができるようになる。
特開2007−216823号公報 特開2007−201283号公報
ところで、近年、電子回路装置が搭載される車両の高機能化に伴い、より多くの電子回路装置を車両に搭載するべく、電子回路装置の体格の小型化が求められている。
しかしながら、放熱フィンを筐体に有する上記従来の電子回路装置において、体格の小型化を図るには、放熱フィンを小さくする必要があり、放熱フィンを小さくすると、放熱面積が小さくなってしまい、放熱性能が低下してしまう。
一方、車両ボディ(金属)は大気(空気)よりも熱伝導率が高いため、同程度の体格であれば、車両ボディに放熱する上記従来の電子回路装置は、放熱フィンを筐体に有する電子回路装置よりも高い放熱性能を有する。したがって、上記車両ボディに放熱する従来の電子回路装置によれば、放熱フィンを筐体に有する電子回路装置と同程度の放熱性能を維持しつつ、体格の小型化を図ることはできる。
ただし、上記従来の電子回路装置では、車両ボディへの放熱経路を構成するにあたり、車両ボディにボルトを締結することによって当該電子回路装置を固定しなければならず(筐体取付作業)、さらに、ボルトの締結後、筐体内の回路基板と電気的に接続するためのコネクタを嵌合しなければならない(コネクタ取付作業)。
筐体取付作業及びコネクタ取付作業等の取付作業の容易さは、一般に、電子回路装置の体格の大きさに依存しており、電子回路装置の体格が小さいほど難しくなってしまう。したがって、上記車両ボディに放熱する従来の電子回路装置によれば、高い放熱性能を維持しつつ、体格の小型化を図ることはできるものの、体格の小型化に伴って、取付作業性は低下してしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、高い放熱性能を維持しつつ、体格の小型化及び取付作業性の向上を図ることのできる電子回路装置を提供することにある。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、動作時に発熱する発熱素子及び回路側コネクタが実装される回路基板と、この回路基板を収容する筐体とを備え、被取付体側コネクタを有する被取付体の前記被取付体側コネクタに前記回路側コネクタが接続されることで、前記発熱素子を外部と電気的に接続する電子回路装置であって、前記筐体には、前記発熱素子で発生した熱を前記筐体外へ放熱する放熱部が形成されており、前記被取付体には、前記放熱部から放熱される熱を当該被取付体内部に吸熱する吸熱部が形成されており、前記回路側コネクタ及び前記被取付体側コネクタが嵌合して接続されるとき、前記放熱部及び前記吸熱部は互いに接触することで、前記筐体から前記被取付体内部への放熱経路が構成されることを特徴とする。
電子回路装置としてのこのような構成では、回路側コネクタ及び被取付体側コネクタが嵌合接続されるとき、放熱部及び吸熱部が互いに接触して、筐体から被取付体の内部への放熱経路が構成される。すなわち、電気用の接続が終了すると同時に放熱用の接続も終了する。そのため、上記従来の電子回路装置のように、被取付体への放熱経路を構成するにあたり、当該電子回路装置を被取付体にボルトを締結することも、筐体内の回路基板と電気的に接続するためのコネクタを嵌合する必要もなくなり、電子回路装置の取付作業性が向上するようになる。また、電子回路装置としての上記構成では、背景技術の欄に既述したように、筐体から被取付体の内部への放熱経路が構成されるため、放熱フィンを筐体に有する電子回路装置と同程度の放熱性能を維持しつつ、体格の小型化を図ることはできる。したがって、電子回路装置としての上記構成によれば、高い放熱性能を維持しつつ、体格の小型化及び取付作業性の向上を図ることができるようになる。
具体的には、上記請求項1に記載の構成において、請求項2に記載の発明のように、前記筐体には、前記放熱部として、当該筐体の一部が突出した凸部が形成されており、前記被取付体には、前記吸熱部として、前記取付体側コネクタとは別個に設けられた、前記凸部を嵌合する吸熱コネクタが形成されていることとしてもよい。あるいは、上記請求項1に記載の構成において、請求項3に記載の発明のように、前記筐体には、前記放熱部として、当該筐体の一部が突出した凸部が形成されており、前記被取付体には、前記吸熱部として、弾性変形して前記凸部を押圧することで該凸部に接触する第1熱伝導部材が設けられていることとしてもよい。また、上記請求項1に記載の構成において、請求項4に記載の発明のように、前記筐体には、前記放熱部として、当該筐体の一部が窪んだ凹部が形成されており、前記被取付体には、前記吸熱部として、弾性変形して前記凹部を押圧することで該凹部に接触する第1熱伝導部材が設けられていることとしてもよい。さらには、上記請求項1に記載の構成において、請求項5に記載の発明のように、前記筐体には、前記放熱部として、当該筐体の角部が面取りされた面取り部が形成されており、前記被取付体には、前記吸熱部として、弾性変形して前記面取り部を押圧することで該面取り部に接触する第1熱伝導部材が設けられていることとしてもよい。これら請求項2〜4のいずれに記載の構成であっても、上記請求項1に記載の構成に準じた作用効果を得ることができる。ちなみに、上記請求項2に記載の構成によれば、回路側コネクタ及び被取付体側コネクタが互いに嵌合接続されるだけでなく、筐体の一部が突出形成された凸部及び吸熱コネクタも互いに嵌合接続されるため、被取付体に筐体をより強固に取り付けることができるようになる。
また、上記請求項1〜5のいずれかに記載の構成において、請求項6に記載の発明では、前記回路基板において前記発熱素子が実装されている面とは反対の面である反実装面のうち少なくとも前記発熱素子と対向する部分は、前記筐体の内壁に接触していることとした。これにより、動作時に発熱素子で発生した熱は回路基板の反実装面のうち少なくとも発熱素子と対向する部分から筐体に伝熱されるようになる。なお、反実装面は、全面にわたって、筐体の内壁に接触していることとしてもよい。これにより、動作時に発熱素子で発生した熱は回路基板の反実装面から筐体に伝熱されるため、放熱性能の向上を図ることができるようになる。さらに、請求項7に記載の発明のように、前記回路基板の前記反実装面と前記内壁との間に、前記回路基板から前記内壁へ伝熱する第2熱伝導部材が介在していることが望ましい。
また、請求項1〜5のいずれかに記載の構成において、請求項8に記載の発明では、前記発熱素子において前記回路基板に実装されている面とは反対の面である反実装面のうち少なくとも前記発熱素子と対向する部分は、前記筐体の内壁に接触していることとした。これによっても、上記請求項6に記載の構成と同様に、動作時に発熱素子で発生した熱は発熱素子の反実装面のうち少なくとも前記発熱素子と対向する部分から筐体に伝熱されるようになる。なお、反実装面は、全面にわたって、筐体の内壁に接触していることとしてもよい。これにより、動作時に発熱素子で発生した熱は回路基板の反実装面から筐体に伝熱されるため、放熱性能の向上を図ることができるようになる。さらに、請求項9に記載の発明のように、前記発熱素子の反実装面と前記内壁との間に、前記発熱素子から前記内壁へ伝熱する第3熱伝導部材が介在していることが好ましい。これにより、当該電子回路装置の放熱性能の向上を図ることができるようになる。
なお、筐体内における回路基板の収容態様は任意である。そのため、例えば請求項10に記載の発明のように、前記回路基板は、当該回路基板において前記発熱素子が実装されている面である実装面又は該実装面の反対の面である反実装面が、前記被取付体において前記被取付体側コネクタが形成されている面である取付面と対向するように、前記筐体内に収容されていることとしてもよい。あるいは、例えば請求項11に記載の発明のように、前記回路基板は、当該回路基板において前記発熱素子が実装されている面である実装面又は該実装面の反対の面である反実装面が、前記被取付体において前記被取付体側コネクタが形成されている面である取付面に対して直角になるように、前記筐体内に収容されていることとしてもよい。このように、筐体内における回路基板の収容態様が任意であるため、被取付体への取付の自由度が向上する。
上記請求項1〜11のいずれかに記載の構成において、請求項12に記載の発明では、前記回路基板は、当該回路基板において前記発熱素子が実装されている面とは反対の面である反実装面を前記筐体外に露出した状態で、前記筐体の一部を兼ねていることを特徴とする。回路基板が筐体の一部を兼ねるため、筐体の体格の小型化を、ひいては、当該電子回路装置の体格のさらなる小型化を図ることができるようになる。
なお、こうした電子回路装置の適用先は任意であるが、請求項13に記載の発明のように、前記被取付体は、車両ボディであることが望ましい。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る電子回路装置の第1の実施の形態について、図1を参照しつつ説明する。なお、図1(a)及び(b)は、本実施の形態の電子回路装置について、車両ボディに電子回路装置(筐体)を取り付ける前及び取り付けた後の状態をそれぞれ示す側面断面図である。はじめに、図1(a)を参照しつつ、本実施の形態の電子回路装置の構造について説明する。
図1(a)に示されるように、電子回路装置1は、動作時に発熱する発熱素子21が実装される回路基板20を備える。詳しくは、回路基板20は、例えばポリイミド樹脂、エポキシ樹脂及び熱可塑性樹脂等、樹脂を基材として、図示しない銅箔による配線層を少なくとも1層含む配線基板である(いわゆるプリント基板)。この回路基板20の実装面Spには、例えばトランジスタ等、動作時に発熱する発熱素子21や、各種電子部品23aが実装されている。なお、本実施の形態では、発熱素子21は、複数のバンプ22を介して図示しない配線層と電気的に接続されている。また、回路基板20の実装面Spには、単一の発熱素子21が実装されているが、複数の発熱素子21が実装されていてもよい。
回路基板20の上記実装面Spと反対の面である反実装面Srには、複数の各種電子部品23b及び単一の回路側コネクタ24が実装されている。この回路側コネクタ24は、例えば有底角筒状に形成されている。また、回路基板20には、当該回路基板20を貫通する例えば2列の配線25が実装されている。これら配線25の一端は、上記配線層を介してバンプ22及び発熱素子21と電気的に接続されている一方、これら配線25の他端は、回路側コネクタ24の底部を貫通してその開口に向けて延伸している。なお、回路側コネクタ24は、回路基板20の反実装面Srに沿った方向と平行な方向に向けて開口している。
また、図1(a)に示されるように、電子回路装置1は、第1ケース10a及び第2ケース10bによって構成された、上記回路基板20を収容する筐体11を備える。これら第1及び第2ケース10a及び10bは、有底角筒状に形成され、側面断面視コの字状に形成されている。第1及び第2ケース10a及び10bの各凹部(筐体11の内壁に相当)が互いに対向するように配設されることで、上記回路基板20を収容する収容空間が筐体11内部に構成されている。なお、第2ケース10bは、例えばアルミニウム(Al)、鉄(Fe)、銅(Cu)及びこれらの合金等、熱伝導性の良い金属にて形成されている。また、第1ケース10aの形成材料については回路基板20を収容し、該回路基板20を保護することのできる強度を有していれば任意であり、第2ケース10bと同様に金属を採用してもよい。
第2ケース10bの凹部においては、発熱素子21と対向する部分(接触部12)がこの発熱素子21に向けて突出している。この接触部12は、高い熱伝導性を有する変形可能なグリース40(第2伝熱部材)を介して、全面にわたって、発熱素子21の反実装面Erに接触している。グリース40の介在理由は主に次の2つである。すなわち、発熱素子21の反実装面Er及び接触部12の接触面のうち少なくとも一方の傾きや平面度に起因して、これらの接触面積が小さくなり、発熱素子21から第2ケース10bへの放熱性能が低下することがある。こうした放熱性能の低下を防止し放熱性能を好適に維持するべく、発熱素子21の反実装面Erと接触部12との間にグリース40が介在している。また、発熱素子21が動作すると、この発熱素子21が発生する熱に起因して、当該発熱素子21及び接触部12はそれぞれ熱膨張する。通常、これらの熱膨張係数は互いに異なるため、熱膨張の程度の差異に起因してひずみが生じ、その結果、これらの間で熱応力が生じることがある。こうした熱応力を緩和するべく、発熱素子21の反実装面Erと接触部12との間にグリース40が介在している。また、第2ケース10bの角部には、発熱素子21で発生した熱を当該筐体11外へ放熱する放熱部として、筐体11内に収容した状態において回路側コネクタ24の開口方向と同一方向(すなわち当該筐体11の側方)に向けて突出する凸部13が形成されている。なお、この凸部13は、例えば円錐状に形成され、側面断面視三角形状に形成されている。
一方、図1(a)に示されるように、車両ボディB(被取付体)は、単一の車両側コネクタ(被取付体側コネクタ)50を備える。この車両側コネクタ50は、上記回路側コネクタ24と嵌合可能な大きさで有底角筒状に形成されているとともに、車両ボディB取付面Siに沿った方向に直角に開口するように車両ボディB取付面Siに配設されている。また車両側コネクタ50は、車両ボディBを貫通する例えば2列の配線51を有する。これら配線51の一端は、図示を割愛しているが、当該車両に搭載される他の電子回路装置やセンサ、アクチュエータ等に電気的に接続されている。一方、これら配線51の他端は、車両側コネクタ50の底部を貫通してその開口に向けて延伸されており、その先端部は、配線25を挟持可能な筒状構造となっている。回路側コネクタ24及び車両側コネクタ50が互いに嵌合するとき、配線51の筒状構造によって配線25が挟持され、これら配線51及び25が確実に接触するようになっている。なお、本実施の形態では、配線51の先端部の構造として配線25を挟持可能な筒状構造としたが、これに限らない。他に例えば配線25を挟持可能な二股構造を採用してもよく、この構造によっても、筒状構造に準じた作用効果を得ることができる。
また、図1(a)に示されるように、車両ボディBは、上記車両側コネクタ50が配設された車両ボディB取付面Siと同一表面に並列して、上記車両側コネクタ50とは別個に、単一の吸熱コネクタ60を備える。この吸熱コネクタ60は、上記凸部13と嵌合可能な大きさで有底角筒状に形成されているとともに、車両ボディB取付面Siに沿った方向に直角に開口するように車両ボディB表面に配設されている。また吸熱コネクタ60は、車両ボディBへ放熱する熱伝導部材61を有する。これら熱伝導部材61の一端は、車両ボディBとの接触面積を大きくするべく、車両ボディBの深部まで延伸されている。一方、熱伝導部材61の他端は、吸熱コネクタ60の底部を貫通してその開口に向けて延伸されており、その先端部は、上記凸部13を挟持可能な筒状構造となっている。吸熱コネクタ60に凸部13が嵌合されるとき、熱伝導部材61の筒状構造によって凸部13が挟持され、熱伝導部材61及び凸部13(筐体11)が確実に接触するようになっている。なお、本実施の形態では、熱伝導部材61の先端部の構造として凸部13を挟持可能な筒状構造としたが、これに限らない。他に例えば凸部13を挟持可能な二股構造を採用してもよく、この構造によっても、筒状構造に準じた作用効果を得ることができる。
また、車両ボディBにおいて車両側コネクタ50が形成されている面である取付面Siに対して回路基板20の実装面Sp(あるいは反実装面Sr)が直角になるように、当該回路基板20は筐体11内に収容されている。
以上のような構造を有する電子回路装置1を車両ボディBに取り付けるにあたっては、図1(b)に示されるように、車両ボディBに既に配設されている上記車両側コネクタ50及び吸熱コネクタ60に対し、回路基板20上に実装されて筐体11外に向けて開口する上記回路側コネクタ24及び筐体11に形成された上記凸部13をそれぞれ嵌合する。
なお、回路側コネクタ24及び車両側コネクタ50の嵌合終了時と、吸熱コネクタ60への凸部13の嵌合終了時が同時となるように構成されている。
そして、電子回路装置1が車両ボディBに取り付けられると、「発熱素子21→回路基板20上の配線層(図示略)→配線25→回路側コネクタ24→車両側コネクタ50→配線51→他の電子回路装置等(図示略)」といった信号経路により、当該電子回路装置1は他の電子回路装置等と電気的に接続されることになる。
また、電子回路装置1が車両ボディBに取り付けられると、図1(b)に矢指するように、第1放熱経路「発熱素子21→グリース40→第2ケース10bの接触部12→凸部13→吸熱コネクタ60→熱伝導部材61→車両ボディB内部」をたどって、発熱素子21の動作時に発生した熱は車両ボディB内部に放熱されることになる。ちなみに、これも図1(b)に矢指するように、第2放熱経路「発熱素子21→グリース40→第2ケース10b表面→大気」をたどって、発熱素子21の動作時に発生した熱は当該電子回路装置1の雰囲気にも放熱されてはいる。ただし、当該電子回路装置1の使用環境にもよるが、通常、第1放熱経路による放熱量の方が第2放熱経路による放熱量よりも大きい。
以上説明したように、本実施の形態の電子回路装置1によれば、以下に記載の作用効果が得られる。
本実施の形態では、回路側コネクタ24及び車両側コネクタ50の嵌合終了時と、吸熱コネクタ60への凸部13の嵌合終了時が同時となるように、回路側コネクタ24を回路基板20に実装し、第2ケース10bに凸部13を形成し、車両側コネクタ50及び吸熱コネクタ60を車両ボディBに配設することとした。これにより、回路側コネクタ24及び車両側コネクタ50が嵌合接続されるとき、凸部13及び吸熱コネクタ60が互いに接触して、筐体11から車両ボディB内部への放熱経路が構成され、電気用の接続及び放熱用の接続が同時に終了する。そのため、電子回路装置1の取付作業性が向上するようになる。また、筐体11から車両ボディBの内部への放熱経路が構成されるため、放熱フィンを筐体に有する電子回路装置と同程度の放熱性能を維持しつつ、体格の小型化を図ることができるようになる。したがって、電子回路装置1としての上記構成によれば、体格の小型化及び取付作業性の向上を図ることができるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る電子回路装置の第2の実施の形態について、図2を参照しつつ説明する。また、この図2において、先の図1に示した要素と同一の要素にはそれぞれ同一の符号を付して示しており、それら各要素についての重複する記載を割愛する。
図2は、本実施の形態の電子回路装置を車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図である。この図2に示されるように、本実施の形態も、先の第1の実施の形態に準じた構造となっている。
ただし、本実施の形態では、車両ボディBは、吸熱コネクタ60(図1)に替えて、弾性変形して凸部13aを押圧することで該凸部13aに接触するばね60a(第1熱伝導部材)を備える。
詳しくは、図2に示されるように、第2ケース10bの角部には、放熱部として、上記凸部13に替えて、凸部13aが形成されている。この凸部13aは、平面視矩形状及び側面断面視三角形状に形成されている。また、車両ボディBには、上記車両側コネクタ50が配設された車両ボディB表面と同一表面に並列して、上記車両側コネクタ50とは別個に、単一のばね60aが配設されている。このばね60aは、凸部13aを側面方向から押圧可能な大きさに形成されているとともに、車両ボディB表面に沿った方向と略直角に突出するように車両ボディB表面に配設されている。
以上説明した構造の電子回路装置2を車両ボディBに取り付けるにあたっては、車両ボディBに既に配設されている車両側コネクタ50に対し回路側コネクタ24を嵌合する。これら両コネクタ24及び50の嵌合開始時にばね60aの先端は凸部13aの先端と接触し、両コネクタ24及び50の嵌合が進むにつれ、ばね60aの先端は凸部13aの側面に沿って弾性変形する。そして、これら両コネクタ24及び50の嵌合終了時には、ばね60aは、凸部13aの回路側コネクタ24側の側壁を、図2中に矢視するように、反対側(反回路側コネクタ24側)に向けて押圧することになる。これにより、上記第1の実施の形態に準じた効果を得ることができるようになる。
なお、上記実施の形態では、ばね60aは、凸部13aの回路側コネクタ24側の側壁を、その反対側に向けて押圧していたが、これに限らない。逆に、ばね60aは、凸部13aの反回路側コネクタ24側の側面を、その反対側(回路側コネクタ24側)に向けて押圧することとしてもよい。
また、上記実施の形態(変形例を含む)では、先の図2に示すように、第2ケース10bの角部に、放熱部として、凸部13aを形成していたが、これに限らない。図2に対応する図として図3に示すように、第2ケース10bの角部に、放熱部として、凹部13bが形成された電子回路装置2aとしてもよい。詳しくは、凹部13bは、第2ケース10bの角部が断面視階段状に形成されているとともに、ばね60bとの接触面積を増大するための斜面が形成されている。そして、車両ボディBには、上記車両側コネクタ50が配設された車両ボディB表面と同一表面に並列して、上記車両側コネクタ50とは別個に、単一のばね60bが配設されている。このばね60bは、凹部13bを押圧可能な大きさに形成されているとともに、車両ボディB表面に沿った方向と略直角に突出するように車両ボディB表面に配設されている。これによっても、上記第2の実施の形態に準じた効果を得ることはできる。
また、上記実施の形態(変形例を含む)では、先の図2あるいは図3に示すように、第2ケース10bの1つの角部に、放熱部として、凸部13aあるいは凹部13bを形成していたが、これに限らない。図2あるいは図3に対応する図として図4に示すように、第2ケース10bの2つの角部に、放熱部として、凹部13b(あるいは凸部13a)が形成された電子回路装置2bとしてもよい。この場合、車両ボディBには、上記車両側コネクタ50が配設された車両ボディB表面と同一表面に並列して、上記車両側コネクタ50とは別個に、2個のばね60b(あるいは60a)が配設されている。これにより、当該電子回路装置2aの放熱性能を向上することができるようになる。また、当該電子回路装置2aの車両ボディBへの取り付けをより強固にすることができるようにもなる。
また、上記実施の形態(変形例を含む)では、先の図2〜図4に示すように、第2ケース10bの角部に、放熱部として、凸部13aあるいは凹部13bを形成していたが、これに限らない。図2〜図4に対応する図として図5に示すように、第2ケース10bの2つの角部に、放熱部として、面取り部13cが形成された電子回路装置2cとしてもよい。そして、車両ボディBには、上記車両側コネクタ50が配設された車両ボディB表面と同一表面に並列して、上記車両側コネクタ50とは別個に、2個のばね60cが配設されている。これらばね60cは、面取り部13cを押圧可能な大きさに形成されているとともに、車両ボディB表面に沿った方向と略直角に突出するように車両ボディB表面に配設されている。これによっても、上記第2の実施の形態に準じた効果を得ることはできる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明に係る電子回路装置の第3の実施の形態について、図6を参照しつつ説明する。また、この図6において、先の図1〜図5に示した要素と同一の要素にはそれぞれ同一の符号を付して示しており、それら各要素についての重複する記載を割愛する。
図6は、本実施の形態の電子回路装置を車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図である。この図6に示されるように、本実施の形態も、先の第1及び第2の実施の形態(変形例を含む)に準じた構造、特に第2の実施の形態の変形例(図4)に準じた構造となっている。
ただし、本実施の形態では、図6に示されるように、発熱素子21が実装される回路基板20aとしてセラミック基板が採用されており(いわゆるハイブリッドIC)、回路基板20aにおいて発熱素子21が実装されている面Spとは反対の面である反実装面Srのうち少なくとも発熱素子21と対向する部分は、筐体11(正確には第1ケース10a)の内壁に接触している。さらに、回路基板20aの反実装面Srと筐体11の内壁との間に、回路基板20aの反実装面Srから筐体11の内壁へ伝熱する接着剤(第2熱伝導部材)41が介在している。
詳しくは、電子回路装置3において回路基板20aとして採用されるセラミック基板は、上記電子回路装置1及び2〜2c(変形例を含む)において回路基板20として採用されていたプリント基板よりも、熱伝導率が高い。そのため、発熱素子21の動作時に発生する熱は、当該回路基板20aを介して、反実装面Sr側まで十分に伝達する。
すなわち、電子回路装置3が車両ボディBに取り付けられると、発熱素子21の動作時に発生した熱は、放熱経路「発熱素子21→回路基板20a→接着剤41→第1ケース10a→凹部13b→ばね60b→車両ボディB内部」、及び、放熱経路「発熱素子21→回路基板20a→接着剤41→第1ケース10a→第2ケース10b→凹部13b→ばね60b→車両ボディB内部」をたどって、車両ボディB内部に放熱されることになる。
したがって、電子回路装置1及び2〜2c(変形例を含む)において第2ケース10bの内壁に形成されていた上記接触部12を割愛することができるようになるため、当該電子回路装置3の体格の小型化をさらに図ることができるようになる。また、回路基板20aの反実装面Srのうち少なくとも発熱素子21と対向する部分は第1ケース10aの内壁に接触しているため、動作時に発熱素子21で発生した熱は回路基板20aの反実装面のうち少なくとも発熱素子21と対向する部分から第1ケース10aに伝熱されるようになる。ちなみに、接着剤41の介在理由は、回路基板20aの第1ケース10aへの固定と放熱のためである。
なお、上記第3の実施の形態では、回路基板20aとしてセラミック基板を採用していたが、これに限らない。発熱素子21の動作時に生じる熱の放熱効率が若干低下するものの、上記第1及び第2の実施の形態(変形例を含む)と同様に、回路基板20としてプリント基板を採用してもよい。
(第4の実施の形態)
次に、本発明に係る電子回路装置の第4の実施の形態について、図7を参照しつつ説明する。また、この図7において、先の図1〜図6に示した要素と同一の要素にはそれぞれ同一の符号を付して示しており、それら各要素についての重複する記載を割愛する。
図7は、本実施の形態の電子回路装置を車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図である。この図7に示されるように、本実施の形態も、先の第1〜第3の実施の形態(変形例を含む)に準じた構造、特に第3の実施の形態の変形例(図4)に準じた構造となっている。
ただし、本実施の形態では、図7に示されるように、発熱素子21が実装される回路基板20bとして金属基板が採用されており、回路基板20bは、当該回路基板20bにおいて発熱素子21が実装されている実装面Spとは反対の面である反実装面Srを筐体11外に露出した状態で、筐体11の一部を兼ねている。
詳しくは、電子回路装置4において回路基板20bとして採用される金属基板は、例えばアルミニウム(Al)等、金属を基材としている。そのため、上記電子回路装置1〜3(変形例を含む)において回路基板20あるいは20aとして採用されていたプリント基板あるいはセラミック基板よりも、熱伝達率及び強度が高い。そのため、発熱素子21の動作時に発生する熱は、当該回路基板20bを介して、反実装面Sr側まで十分に伝達するとともに、筐体11を構成する第1ケース10aを割愛したとしても、発熱素子21を十分に保護することができる。
すなわち、こうした構成を有する電子回路装置4が車両ボディBに取り付けられると、発熱素子21の動作時に発生した熱は、放熱経路「発熱素子21→回路基板20b→第2ケース10b→凹部13b→ばね60b→車両ボディB内部」、及び、放熱経路「発熱素子21→回路基板20b→大気」をたどって、車両ボディB内部及び大気へ放熱されることになる。
したがって、筐体11を構成する第1ケース10aを割愛することができるようになるため、当該電子回路装置4の体格の小型化をさらに図ることができるようになる。また、回路基板20bの反実装面Srが全面にわたって大気に露出しているため、当該電子回路装置3の放熱性能の向上をさらに図ることができるようにもなる。
なお、上記第4の実施の形態では、回路基板20bとして金属基板を採用していたが、これに限らない。発熱素子21を十分に保護することができる場合にあっては、上記第1〜第3の実施の形態(変形例を含む)と同様に、プリント基板やセラミック基板等を採用してもよい。
(第5の実施の形態)
次に、本発明に係る電子回路装置の第5の実施の形態について、図8を参照しつつ説明する。また、この図8において、先の図1〜図7に示した要素と同一の要素にはそれぞれ同一の符号を付して示しており、それら各要素についての重複する記載を割愛する。
図8は、本実施の形態の電子回路装置を車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図である。この図8に示されるように、本実施の形態も、先の第1〜第4の実施の形態(変形例を含む)に準じた構造となっている。ただし、本実施の形態の電子回路装置5では、図8に示されるように、回路基板20の反実装面Srが車両ボディBの取付面Siと対向する(平行となる)ように、回路基板20が筐体11内に収容されている。このような構造を有する電子回路装置5によっても、上記電子回路装置1〜4の作用効果に準じた作用効果を得ることはできる。
(他の実施の形態)
なお、本発明に係る電子回路装置は、上記各実施の形態(変形例を含む)にて例示した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々に変形して実施することが可能である。
上記各実施の形態(変形例を含む)では、既述したように、また、図9(a)に拡大して改めて示すように、発熱素子21として、複数のバンプ22を介して回路基板20の配線層と電気的に接続された、いわゆるCSPを採用していたが、これに限らない。この図9(a)に対応する図として図9(b)に示すように、発熱素子として、例えばエポキシ樹脂等、樹脂を封止材としてICがパッケージ化されたモールドIC21aを採用してもよい。他にも、発熱素子として、図示を割愛するが、トランジスタを採用してもよい。また他にも、発熱素子として、図9では図示を割愛するが、ボンディングワイヤBWにて回路基板20に電気的に接続された半導体素子を採用してもよい。要は、動作時に熱を発生する発熱素子であれば、本発明を同様に適用することができる。
上記各実施の形態(変形例を含む)では、既述したように、また、図9(a)及び(b)に示したように、発熱素子21あるいは21aの動作時に発生した熱はグリース40を介して筐体11に放熱されていたが、こうした放熱経路の構成態様(すなわち、回路基板の収容態様)にも限らない。図9(a)及び(b)に対応する図として図10(a)及び(b)にそれぞれ示すように、発熱素子21あるいは21aの動作時に発生した熱は、回路基板20及びグリース40を介して筐体11に放熱されることとしてもよい。
上記各実施の形態(変形例を含む)では、既述したように、また、図9及び図10に示したように、発熱素子21あるいは21aが実装される回路基板として、いわゆるプリント基板を採用していたが、これに限らない。他に例えば、回路基板として、プリント基板よりも熱伝導率の高いセラミック基板を採用してもよい。回路基板20aとしてセラミック基板を採用した場合にあっては、図9及び図10に対応する図として図11に示すように、回路基板20aの反実装面のうち少なくとも発熱素子21と対向する部分は筐体11の内壁に接触するようにしてもよい。ちなみに、図11(a)は、回路基板20aとして、セラミック基板を採用するとともに、発熱素子21として、CSPを採用した場合における、回路基板20aの筐体11への収容態様の一部を示している。また、図11(b)は、回路基板20aとして、セラミック基板を採用するとともに、発熱素子21bとして、ボンディングワイヤBWにて回路基板20aに電気的に接続された発熱素子を採用した場合における、回路基板20aの筐体11への収容態様を示している。また、他に例えば、回路基板として、いわゆるプリント基板やセラミック基板よりも強度の高い金属基板を採用してもよい。回路基板20bとして金属基板を採用した場合にあっては、図9及び図10に対応する図として図12に示すように、回路基板20bの反実装面を筐体11外に露出させ、筐体11の一部を兼ねさせてもよい。ちなみに、図12(a)は、回路基板20bとして、金属基板を採用するとともに、発熱素子21として、CSPを採用した場合における、回路基板20bの筐体11への収容態様の一部を示している。また、図12(b)は、回路基板20bとして、金属基板を採用するとともに、発熱素子21bとして、ボンディングワイヤBWにて回路基板20bに電気的に接続された発熱素子を採用した場合における、回路基板20bの筐体11への収容態様を示している。
また、図13(a)及び(b)に、発熱素子21cとして、トランジスタを採用するとともに、回路基板20aとして、プリント基板を採用した場合における、回路基板20aの筐体11への収容態様をそれぞれ示すように、当該電子回路装置を構成してもよい。すなわち、図13(a)に示すように、発熱素子21cの本体及び端子をともに回路基板20に実装してもよく、図13(b)に示すように、発熱素子21cの本体を筐体11に実装するとともに発熱素子21cの端子を回路基板20aに実装してもよい。
上記各実施の形態(変形例を含む)では、第2伝熱部材あるいは第3伝熱部材として、グリース40あるいは41を採用していたが、これに限らない。他に例えば、ゲルや接着剤等を採用してもよい。
上記各実施の形態(変形例を含む)では、被取付体として車両ボディを採用していたが、これに限られず、広く適用することができる。
本発明に係る電子回路装置の第1の実施の形態について、(a)及び(b)は、車両ボディに取り付ける前及び取り付けた後の状態をそれぞれ示す側面断面図。 本発明に係る電子回路装置の第2の実施の形態について、車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図。 第2の実施の形態の変形例について、車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図。 第2の実施の形態の他の変形例について、車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図。 第2の実施の形態のその他の変形例について、車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図。 本発明に係る電子回路装置の第3の実施の形態について、車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図。 本発明に係る電子回路装置の第4の実施の形態について、車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図。 本発明に係る電子回路装置の第5の実施の形態について、車両ボディに取り付けた後の状態を示す側面断面図。 (a)及び(b)は、各実施の形態の変形例について、発熱素子の反実装面と筐体の内壁との接触態様をそれぞれ拡大して示す側面断面図。 (a)及び(b)は、各実施の形態の変形例について、回路基板の反実装面と筐体の内壁との接触態様をそれぞれ拡大して示す側面断面図。 (a)及び(b)は、各実施の形態の変形例について、回路基板の反実装面と筐体の内壁との接触態様をそれぞれ拡大して示す側面断面図。 (a)及び(b)は、各実施の形態の変形例について、回路基板が筐体の一部を兼ねる状態をそれぞれ拡大して示す側面断面図。 (a)及び(b)は、各実施の形態の変形例について、発熱素子及び回路基板並びに筐体の接触態様をそれぞれ拡大して示す側面断面図。
符号の説明
1、2〜2c、3〜5…電子回路装置、10a…第1ケース、10b…第2ケース、11…筐体、12…接触部、13〜13a…凸部(放熱部)、13b…凹部(放熱部)、13c…面取り部、20〜20b…回路基板、21…発熱素子、21…モールドIC(発熱素子)、22…バンプ、23a、23b…各種電子部品、24…回路側コネクタ、25…配線、40…グリース(第3熱伝導部材)、41…接着剤(第2熱伝導部材)、50…車両側コネクタ(被取付体側コネクタ)、51…配線、60…吸熱コネクタ(吸熱部)、60a〜60b…ばね(吸熱部)、61…熱伝導部材、B…車両ボディ(被取付体)、BW…ボンディングワイヤ、Sp…実装面、Sr…反実装面、Er…反実装面、Si…取付面。

Claims (13)

  1. 動作時に発熱する発熱素子及び回路側コネクタが実装される回路基板と、この回路基板を収容する筐体とを備え、被取付体側コネクタを有する被取付体の前記被取付体側コネクタに前記回路側コネクタが接続されることで、前記発熱素子を外部と電気的に接続する電子回路装置であって、
    前記筐体には、前記発熱素子で発生した熱を前記筐体外へ放熱する放熱部が形成されており、
    前記被取付体には、前記放熱部から放熱される熱を当該被取付体内部に吸熱する吸熱部が形成されており、
    前記回路側コネクタ及び前記被取付体側コネクタが嵌合して接続されるとき、前記放熱部及び前記吸熱部は互いに接触することで、前記筐体から前記被取付体内部への放熱経路が構成されることを特徴とする電子回路装置。
  2. 前記筐体には、前記放熱部として、当該筐体の一部が突出した凸部が形成されており、
    前記被取付体には、前記吸熱部として、前記取付体側コネクタとは別個に設けられた、前記凸部を嵌合する吸熱コネクタが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子回路装置。
  3. 前記筐体には、前記放熱部として、当該筐体の一部が突出した凸部が形成されており、
    前記被取付体には、前記吸熱部として、弾性変形して前記凸部を押圧することで該凸部に接触する第1熱伝導部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子回路装置。
  4. 前記筐体には、前記放熱部として、当該筐体の一部が窪んだ凹部が形成されており、
    前記被取付体には、前記吸熱部として、弾性変形して前記凹部を押圧することで該凹部に接触する第1熱伝導部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子回路装置。
  5. 前記筐体には、前記放熱部として、当該筐体の角部が面取りされた面取り部が形成されており、
    前記被取付体には、前記吸熱部として、弾性変形して前記面取り部を押圧することで該面取り部に接触する第1熱伝導部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子回路装置。
  6. 前記回路基板において前記発熱素子が実装されている面とは反対の面である反実装面のうち少なくとも前記発熱素子と対向する部分は、前記筐体の内壁に接触していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子回路装置。
  7. 前記回路基板の前記反実装面と前記内壁との間に、前記回路基板から前記内壁へ伝熱する第2熱伝導部材が介在していることを特徴とする請求項6に記載の電子回路装置。
  8. 前記発熱素子において前記回路基板に実装されている面とは反対の面である反実装面のうち少なくとも前記発熱素子と対向する部分は、前記筐体の内壁に接触していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子回路装置。
  9. 前記発熱素子の反実装面と前記内壁との間に、前記発熱素子から前記内壁へ伝熱する第3熱伝導部材が介在していることを特徴とする請求項8に記載の電子回路装置。
  10. 前記回路基板は、当該回路基板において前記発熱素子が実装されている面である実装面又は該実装面の反対の面である反実装面が、前記被取付体において前記被取付体側コネクタが形成されている面である取付面と対向するように、前記筐体内に収容されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子回路装置。
  11. 前記回路基板は、当該回路基板において前記発熱素子が実装されている面である実装面又は該実装面の反対の面である反実装面が、前記被取付体において前記被取付体側コネクタが形成されている面である取付面に対して直角になるように、前記筐体内に収容されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子回路装置。
  12. 前記回路基板は、当該回路基板において前記発熱素子が実装されている面とは反対の面である反実装面を前記筐体外に露出した状態で、前記筐体の一部を兼ねていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の電子回路装置。
  13. 前記被取付体は、車両ボディであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の電子回路装置。
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