JP2009182733A - 画像データ生成方法および画像データ生成装置、並びに情報コード読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】折れ曲がったエッジや角のあるエッジについても、偽色の発生を抑えたカラー画像を復元し、かつ補間処理を高速化することが可能な画像データ生成方法および画像データ生成装置、並びに情報コード読取装置を提供する。
【解決手段】撮像装置10の信号処理部15は、上記の所定のパターン(ベイヤー配列)の画像のある画素において、欠損している色の情報を、隣接した、欠損している色と同じ色の情報を元に、中心から見て同じ方向のその他の色の勾配情報を加味し、この処理を上下左右4方向または、斜め4方向に対して行い、さらに4方向において個別の重みを計算し荷重平均処理することにより、実際の補間値を定め、その際の重み付けは、中心画素と同色近接画素の差分情報を利用し、差分が小さい方向の補間データの重み付けは大きくし、差分が大きい方向の補間データの重み付けを小さくする。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置10の信号処理部15は、上記の所定のパターン(ベイヤー配列)の画像のある画素において、欠損している色の情報を、隣接した、欠損している色と同じ色の情報を元に、中心から見て同じ方向のその他の色の勾配情報を加味し、この処理を上下左右4方向または、斜め4方向に対して行い、さらに4方向において個別の重みを計算し荷重平均処理することにより、実際の補間値を定め、その際の重み付けは、中心画素と同色近接画素の差分情報を利用し、差分が小さい方向の補間データの重み付けは大きくし、差分が大きい方向の補間データの重み付けを小さくする。
【選択図】図1
Description
本発明は、CCD(Charged Coupled Device)センサ等の単板式の撮像素子とカラーフィルタを用いて撮像し、得られた画像から、各画素について欠損している他の色の画素データを補間してカラー撮像画像データを生成する画像データ生成方法および画像データ生成装置に関するものである。
CCDセンサのような単板式の撮像素子を用いた撮像装置では、そのまま撮影しても単一の分光感度しか得られないので、カラー画像を得るために、各画素に対応する受光素子の受光面に、所定のパターン(たとえば、R(赤),G(緑),B(青)からなるベイヤー配列)のカラーフィルタを設けて撮影することが一般に行われている。
この撮像により得られる画像は、各画素が単一の色成分しか有していないため、色に関しては、色フィルタのパターンに応じたモザイク状(市松パターン)の画像(色モザイク画像)となる。
色モザイク画像の各画素に対して、当該画素が有していない他の色成分を、周囲の画素を用いて補間することにより、すべての画素がすべての色成分(R,G,B)を有している画像、すなわち、カラー画像を生成するようにしている。
色モザイク画像の各画素に対して、当該画素が有していない他の色成分を、周囲の画素を用いて補間することにより、すべての画素がすべての色成分(R,G,B)を有している画像、すなわち、カラー画像を生成するようにしている。
これらの補間手法については、特許文献1「Adaptive Color Plane Interpolation(ACPI)」、特許文献2「Gradient Based Interpolation(GBI)」、特許文献3などに提案されている。
特許文献1に開示されているACPI(適応型カラーブレーン補間方法)では、色の3原色の一つである緑(Green)においては、近傍同色画素の平均値に赤(Red)または青(Blue)の二次勾配を加えて補間し、赤(Red)と青(Blue)においては、近傍同色画素の平均値に緑(Green)の二次勾配を加えて補間する。
特許文献2のGBIでは、Greenにおいては、近傍同色画素の平均で補完し、RedとBlueにおいては、BlueとGreenまたはRedとGreenの差分平均値にGreenの画素を加えて補間する。
しかしながら、ACPIやGBIの手法は、補間地点を中心にして水平方向もしくは垂直方向の画素データを利用するため、直線のエッジに対しては偽色を抑える効果があるが、折れ曲がったエッジや角のあるエッジについては、偽色が発生しやすいという問題があった。
また、ACPIやGBIの手法では、水平方向と垂直方向など、どちらのデータを利用するかの判定処理が必要であり、DSP(Digital Signal Processor)等を使用してハードウェア化する際に、処理の高速化の妨げとなっている。
また、特許文献3には、偽色を除去する技術が開示されているが、各画素について補間ベクトル量を算出し、その各量と平均値の差を閾値と比較することで偽色の配点を行い、偽色判定された画素に対して偽色除去処理を行うため、演算量が多くなり、処理の高速化の妨げとなる。
本発明は、折れ曲がったエッジや角のあるエッジについても、偽色の発生を抑えたカラー画像を復元し、かつ補間処理を高速化することが可能な画像データ生成方法および画像データ生成装置、並びに情報コード読取装置を提供することにある。
本発明の第1の観点は、撮像素子の受光面に各画素に対応して複数種類のカラーフィルタをモザイク状に配置して撮像された画像において、各画素について、対応しているカラーフィルタ以外の色データを周りの画素データを用いた補間によって求める画像データ生成方法であって、対象とする画素の、上下左右の4方向もしくは斜めの4方向のそれぞれの方向において、隣接した補間を要する色と同種の色情報を元に、同方向のその他の色の勾配情報を加味するステップと、前記4方向において、個別の重み付け係数を計算し荷重平均処理することにより、補間値を求めるステップとを有する。
好適には、前記重み付け係数は、前記対象画素の同色の近接画素の差分情報を利用し、当該差分が小さい方向の補間データの重み付けは大きくする。
好適には、前記重み付け係数は、前記対象画素の同色の近接画素の差分情報を利用し、当該差分が大きい方向の補間データの重み付けは小さくする。
本発明の第2の観点の画像データ生成装置は、撮像素子と、前記撮像素子の受光面に各画素に対応してモザイク状に配置された複数種類のカラーフィルタと、対象とする画素の、上下左右の4方向もしくは斜めの4方向のそれぞれの方向において、隣接した補間を要する色と同種の色情報を元に、同方向のその他の色の勾配情報を加味し、前記4方向において、個別の重み付け係数を計算し荷重平均処理することにより、補間値を求め、カラー画像データを生成する信号処理部とを有する。
本発明の第3の観点は、画像データ生成装置を有する情報コード読取装置であって、
前記画像データ生成装置は、撮像素子と、前記撮像素子の受光面に各画素に対応してモザイク状に配置された複数種類のカラーフィルタと、対象とする画素の、上下左右の4方向もしくは斜めの4方向のそれぞれの方向において、隣接した補間を要する色と同種の色情報を元に、同方向のその他の色の勾配情報を加味し、前記4方向において、個別の重み付け係数を計算し荷重平均処理することにより、補間値を求め、カラー画像データを生成する信号処理部と、を含む。
前記画像データ生成装置は、撮像素子と、前記撮像素子の受光面に各画素に対応してモザイク状に配置された複数種類のカラーフィルタと、対象とする画素の、上下左右の4方向もしくは斜めの4方向のそれぞれの方向において、隣接した補間を要する色と同種の色情報を元に、同方向のその他の色の勾配情報を加味し、前記4方向において、個別の重み付け係数を計算し荷重平均処理することにより、補間値を求め、カラー画像データを生成する信号処理部と、を含む。
本発明によれば、折れ曲がったエッジや角のあるエッジについても、偽色の発生を抑えたカラー画像を復元し、かつ補間処理を高速化することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロックである。
図2は、単板式撮像素子に配置するカラーフィルタの色の配列(ベイヤー配列)を示す図である。
図2は、単板式撮像素子に配置するカラーフィルタの色の配列(ベイヤー配列)を示す図である。
撮像装置10は、図1に示すように、レンズ光学系11、カラーフィルタ12、CCD等の撮像素子13、アナログ/デジタル(A/D)変換部14、信号処理部15、およびメモリ16を有する。
レンズ光学系11、カラーフィルタ12、および撮像素子13により光学系が構成され、A/D変換部14、信号処理部15、およびメモリ16により信号処理系が構成される。
レンズ光学系11、カラーフィルタ12、および撮像素子13により光学系が構成され、A/D変換部14、信号処理部15、およびメモリ16により信号処理系が構成される。
レンズ光学系11は、被写体に対向するレンズを含み、このレンズにより被写体の光学像を集光して、撮像素子13上に被写体の像を結像する。
撮像素子13には、図2に示すような、RGBのベイヤー配列等のカラーフィルタ12が設けられている。
撮像素子13は、その受光面に各画素に対応して複数種類のカラーフィルタ12がモザイク状に配置されている。
撮像素子13には、図2に示すような、RGBのベイヤー配列等のカラーフィルタ12が設けられている。
撮像素子13は、その受光面に各画素に対応して複数種類のカラーフィルタ12がモザイク状に配置されている。
信号処理系においては、撮像素子13から出力されるアナログ信号をAD変換部14によりデジタル信号に変換される。
信号処理(補間処理)部15は、メモリ16に画像データを配置し、ベイヤー配列の画像データからカラー画像データに変換する。
信号処理(補間処理)部15は、メモリ16に画像データを配置し、ベイヤー配列の画像データからカラー画像データに変換する。
そして、本実施形態に係る撮像装置10の信号処理部15は、上記の所定のパターン(ベイヤー配列)の画像のある画素を中心として、欠損している色の情報を、隣接した、欠損している色と同じ色の情報を元に、中心から見て同じ方向のその他の色の勾配情報を加味することによって求める。
信号処理部15は、この処理を上下左右4方向または、斜め4方向に対して行い、さらに4方向において個別の重みを計算し荷重平均処理することにより、実際の補間値を定める。
その際の重み付けは、中心画素と同色近接画素の差分情報を利用し、差分が小さい方向の補間データの重み付けは大きくし、差分が大きい方向の補間データの重み付けを小さくする。
これにより、欠落した色のエッジ情報を補うことを特徴とするカラー撮像画像データの補間方法を実現している。
信号処理部15は、この処理を上下左右4方向または、斜め4方向に対して行い、さらに4方向において個別の重みを計算し荷重平均処理することにより、実際の補間値を定める。
その際の重み付けは、中心画素と同色近接画素の差分情報を利用し、差分が小さい方向の補間データの重み付けは大きくし、差分が大きい方向の補間データの重み付けを小さくする。
これにより、欠落した色のエッジ情報を補うことを特徴とするカラー撮像画像データの補間方法を実現している。
以下、図2に示すベイヤー配列モザイク画像を例として、補間処理の内容について詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係る補間手順を示すフローチャートである。
図3は、本実施形態に係る補間手順を示すフローチャートである。
図3の補間手順では、ステップST1で、Red画素における欠損Green画素データの補間計算を行う。
ステップST2で、Blue画素における欠損Green画素データの補間計算を行う。
ステップST3で、Red画素における欠損Blue画素データの補間計算を行う。
ステップST4で、Blue画素における欠損Red画素データの補間計算を行う。
ステップST5で、Green画素における欠損Red画素データの補間計算を行う。
ステップST6で、Green画素における欠損Blue画素データの補間計算を行う。
以下に、より具体的な処理を説明する。
ステップST2で、Blue画素における欠損Green画素データの補間計算を行う。
ステップST3で、Red画素における欠損Blue画素データの補間計算を行う。
ステップST4で、Blue画素における欠損Red画素データの補間計算を行う。
ステップST5で、Green画素における欠損Red画素データの補間計算を行う。
ステップST6で、Green画素における欠損Blue画素データの補間計算を行う。
以下に、より具体的な処理を説明する。
Red画素R33においてGreen画素G33を補間計算する方法を以下に示す。
上下左右に隣接するGreen画素に、各方向のRed画素の差分情報を加え、4方向の補間情報を作成する。
隣接するGreen画素の中心からの距離は1画素分であり、差分をとるRed画素は中心から2画素分に相当するため、Red画素の差分情報は2で割っている。
この処理を次式に示す。
上下左右に隣接するGreen画素に、各方向のRed画素の差分情報を加え、4方向の補間情報を作成する。
隣接するGreen画素の中心からの距離は1画素分であり、差分をとるRed画素は中心から2画素分に相当するため、Red画素の差分情報は2で割っている。
この処理を次式に示す。
[数1]
(上補間値)G_U=G23+(R33−R13)/2
(下補間値)G_D=G43+(R33−R53)/2
(左補間値)G_L=G32+(R33−R31)/2
(右補間値)G_R=G34+(R33−R35)/2
(上補間値)G_U=G23+(R33−R13)/2
(下補間値)G_D=G43+(R33−R53)/2
(左補間値)G_L=G32+(R33−R31)/2
(右補間値)G_R=G34+(R33−R35)/2
さらに、それぞれの方向の重みをRed画素の差分から計算する。差分が小さい程重みを持たせることにより、エッジ情報を保存できる。
この処理を次式に示す。
この処理を次式に示す。
[数2]
(上重み)W_U=255+1―|R33−R13|
(下重み)W_D=255+1−|R33−R53|
(左重み)W_L=255+1−|R33−R31|
(右重み)W_R=255+1−|R33−R35|
(上重み)W_U=255+1―|R33−R13|
(下重み)W_D=255+1−|R33−R53|
(左重み)W_L=255+1−|R33−R31|
(右重み)W_R=255+1−|R33−R35|
上式(2)は、画素データが0〜255の範囲に存在する場合であり、+1をしているのは、重みが0になることを防ぐためである。
仮に画素データが0〜4095の範囲のデータである場合は、上式の255を4095に置き換える。
例としては次の様になる。
仮に画素データが0〜4095の範囲のデータである場合は、上式の255を4095に置き換える。
例としては次の様になる。
[数3]
(上重み)W_UP=4095+1―|R33−R13|
(上重み)W_UP=4095+1―|R33−R13|
以降の計算式も画素データが0〜255の範囲に存在する場合であり、仮に画素データが0〜4095の範囲のデータである場合は、255を4095に置き換えるものとする。
Red画素R33でのGreenの補間情報は上の結果を用いて加重平均する。
[数4]
G33=(G_U*W_U+G_D*W_D+G_L*W_L+G_R*W_R)/(W_U+W_D+W_L+W_R)
G33=(G_U*W_U+G_D*W_D+G_L*W_L+G_R*W_R)/(W_U+W_D+W_L+W_R)
Blue画素B22において、Green画素G22を補間計算する方法は、上記の計算法のRed情報をBlue情報に置き換えて計算する。
以上の処理をGreen画素の欠損地点に当てはめることにより、全ての画素のGreen情報が揃う。
以上の処理をGreen画素の欠損地点に当てはめることにより、全ての画素のGreen情報が揃う。
次に、Red画素R33において、Blue画素B33を補間計算する方法を示す。
この場合斜め方向で計算するが、考え方はGreen画素の補間と同様である。
この処理を次式に示す。
この場合斜め方向で計算するが、考え方はGreen画素の補間と同様である。
この処理を次式に示す。
[数5]
(左斜め上補間値)B_UL=B22+(R33−R11)/2
(右斜め上補間値)B_UR=B24+(R33−R15)/2
(左斜め下補間値)B_DL=B42+(R33−R51)/2
(右斜め下補間値)B_DR=B44+(R33−R55)/2
(左斜め上重み)W_UL=255+1−|R33−R11|
(右斜め上重み)W_UR=255+1−|R33−R15|
(左斜め下重み)W_DL=255+1−|R33−R51|
(右斜め下重み)W_DR=255+1−|R33−R55|
B33=(B_UL*W_UL+B_UR*W_UR+B_DL*W_DL+B_DR*W_DR)/(W_UL+W_UR+W_DL+W_DR)
(左斜め上補間値)B_UL=B22+(R33−R11)/2
(右斜め上補間値)B_UR=B24+(R33−R15)/2
(左斜め下補間値)B_DL=B42+(R33−R51)/2
(右斜め下補間値)B_DR=B44+(R33−R55)/2
(左斜め上重み)W_UL=255+1−|R33−R11|
(右斜め上重み)W_UR=255+1−|R33−R15|
(左斜め下重み)W_DL=255+1−|R33−R51|
(右斜め下重み)W_DR=255+1−|R33−R55|
B33=(B_UL*W_UL+B_UR*W_UR+B_DL*W_DL+B_DR*W_DR)/(W_UL+W_UR+W_DL+W_DR)
次に、上下隣接画素にRed画素があるGreen画素G23において、Red画素R23を補間計算する方法を示す。この処理には上記で作成したGreen情報を用いる。
この処理を次式に示す。
この処理を次式に示す。
[数6]
(上補間値)R_U=R13+(G23−G13)
(下補間値)R_D=R33+(G23−G33)
(上重み)W_U=255+1−|R23−R13|
(下重み)W_D=255+1−|R23−R33|
R23=(R_U*W_U+R_D*W_D)/(W_U+W_D)
(上補間値)R_U=R13+(G23−G13)
(下補間値)R_D=R33+(G23−G33)
(上重み)W_U=255+1−|R23−R13|
(下重み)W_D=255+1−|R23−R33|
R23=(R_U*W_U+R_D*W_D)/(W_U+W_D)
次に、左右隣接画素にRed画素があるGreen画素G32において、Red画素R32を補間計算する方法を示す。この処理には上記で作成したGreen情報を用いる。
この処理を次式に示す。
この処理を次式に示す。
[数7]
(左補間値)R_L=R31+(G32−G31)
(右補間値)R_R=R33+(G32−G33)
(左重み)W_L=255+1−|R32−R31|
(右重み)W_R=255+1−|R32−R33|
R32=(R_L*W_L+R_R*W_R)/(W_L+W_R)
(左補間値)R_L=R31+(G32−G31)
(右補間値)R_R=R33+(G32−G33)
(左重み)W_L=255+1−|R32−R31|
(右重み)W_R=255+1−|R32−R33|
R32=(R_L*W_L+R_R*W_R)/(W_L+W_R)
上下隣接画素にBlue画素があるGreen画素におけるBlue画素の補間計算方法と左右隣接画素にBlue画素があるGreen画素におけるBlue画素の補間計算方法は、上記のRed情報をBlue情報に置き換えて計算する。
以上のパターンを全画素に当てはめることにより、全ての画素のRGB情報が揃う。
図4は本発明の実施形態に係る方法で処理した画像を示し、図5はACPIで処理した画像を示し、図6はGBIで処理した画像を示している。また、図7はベイヤー配列になる以前の元画像を示している。
図8は、元画像とそれぞれの処理画像との差をMSE(Mean Squre Error)を用いて比較した数値が以下になる。MSEは小さい値ほど優れていることを示している。ここでは2次元バーコードの画像を使用している。
図8からわかるように、本発明方法は、ACPI,GBIに比べて、Red画素、Green画素、Blue画素ともに、MSEの値が大幅に小さく、良好な画像を生成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像装置10の信号処理部15は、上記の所定のパターン(ベイヤー配列)の画像のある画素において、欠損している色の情報を、隣接した、欠損している色と同じ色の情報を元に、中心から見て同じ方向のその他の色の勾配情報を加味し、この処理を上下左右4方向または、斜め4方向に対して行い、さらに4方向において個別の重みを計算し荷重平均処理することにより、実際の補間値を定める。
その際の重み付けは、中心画素と同色近接画素の差分情報を利用し、差分が小さい方向の補間データの重み付けは大きくし、差分が大きい方向の補間データの重み付けを小さくする。
これにより、折れ曲がったエッジや角のあるエッジについても、偽色の発生を抑えたカラー画像を復元し、かつ補間処理を高速化することができる。
その際の重み付けは、中心画素と同色近接画素の差分情報を利用し、差分が小さい方向の補間データの重み付けは大きくし、差分が大きい方向の補間データの重み付けを小さくする。
これにより、折れ曲がったエッジや角のあるエッジについても、偽色の発生を抑えたカラー画像を復元し、かつ補間処理を高速化することができる。
本実施形態に係る撮像装置10は、たとえば図9に示すような情報コード読取装置に適用可能である。
図9は、本発明の実施形態に係る情報コード読取装置の一例を示す外観図である。
図10(A)〜(C)は、情報コードの例を示す図である。
図10(A)〜(C)は、情報コードの例を示す図である。
本実施形態に係る情報コード読取装置100は、図9に示すように、本体110がケーブル111を介して図示しない電子レジスタ等の処理装置と接続され、たとえば読み取り対象物120に印刷された反射率の異なるシンボル、コード等の情報コード121を読み取り可能な装置である。
読み取り対象の情報コードとしては、たとえば図10(A)に示すような、JANコードのような1次元のバーコード122と、図10(B)および(C)に示すようなスタック式のCODE49、あるいはマトリックス方式のQRコードのような2次元のバーコード123が挙げられる。
読み取り対象の情報コードとしては、たとえば図10(A)に示すような、JANコードのような1次元のバーコード122と、図10(B)および(C)に示すようなスタック式のCODE49、あるいはマトリックス方式のQRコードのような2次元のバーコード123が挙げられる。
本実施形態に係る情報コード読取装置100は、本体110内に、図示しない照明光源と、図1に示すような撮像装置10とが配置されている。
撮像装置10は、JANコードのような1次元のバーコードとQRコードのような2次元のバーコードのような情報コードを的確に高精度で読み取ることが可能に構成されている。
撮像装置10は、JANコードのような1次元のバーコードとQRコードのような2次元のバーコードのような情報コードを的確に高精度で読み取ることが可能に構成されている。
このように、本実施形態に係る撮像装置10を情報コード読取装置100に適用することにより、情報コードを撮像する場合であっても、折れ曲がったエッジや角のあるエッジについても、偽色の発生を抑えたカラー画像を復元でき、かつ補間処理を高速化することができる。
10・・・撮像装置、11・・・レンズ光学系、12・・・カラーフィルタ、13・・・撮像素子、14・・・アナログ/デジタル(A/D)変換部、15・・・信号処理部、16・・・メモリ、100・・・情報コード読取装置。
Claims (7)
- 撮像素子の受光面に各画素に対応して複数種類のカラーフィルタをモザイク状に配置して撮像された画像において、各画素について、対応しているカラーフィルタ以外の色データを周りの画素データを用いた補間によって求める画像データ生成方法であって、
対象とする画素の、上下左右の4方向もしくは斜めの4方向のそれぞれの方向において、隣接した補間を要する色と同種の色情報を元に、同方向のその他の色の勾配情報を加味するステップと、
前記4方向において、個別の重み付け係数を計算し荷重平均処理することにより、補間値を求めるステップと
を有する画像データ生成方法。 - 前記重み付け係数は、前記対象画素の同色の近接画素の差分情報を利用し、当該差分が小さい方向の補間データの重み付けは大きくする
請求項1記載の画像データ生成方法。 - 前記重み付け係数は、前記対象画素の同色の近接画素の差分情報を利用し、当該差分が大きい方向の補間データの重み付けは小さくする
請求項1または2記載の画像データ生成方法。 - 撮像素子と、
前記撮像素子の受光面に各画素に対応してモザイク状に配置された複数種類のカラーフィルタと、
対象とする画素の、上下左右の4方向もしくは斜めの4方向のそれぞれの方向において、隣接した補間を要する色と同種の色情報を元に、同方向のその他の色の勾配情報を加味し、前記4方向において、個別の重み付け係数を計算し荷重平均処理することにより、補間値を求め、カラー画像データを生成する信号処理部と
を有する画像データ生成装置。 - 前記信号処理部において、
前記重み付け係数は、前記対象画素の同色の近接画素の差分情報を利用し、当該差分が小さい方向の補間データの重み付けは大きくする
請求項4記載の画像データ生成装置。 - 前記信号処理部において、
前記重み付け係数は、前記対象画素の同色の近接画素の差分情報を利用し、当該差分が大きい方向の補間データの重み付けは小さくする
請求項4または5記載の画像データ生成装置。 - 画像データ生成装置を有する情報コード読取装置であって、
前記画像データ生成装置は、
撮像素子と、
前記撮像素子の受光面に各画素に対応してモザイク状に配置された複数種類のカラーフィルタと、
対象とする画素の、上下左右の4方向もしくは斜めの4方向のそれぞれの方向において、隣接した補間を要する色と同種の色情報を元に、同方向のその他の色の勾配情報を加味し、前記4方向において、個別の重み付け係数を計算し荷重平均処理することにより、補間値を求め、カラー画像データを生成する信号処理部と、を含む
情報コード読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008019979A JP2009182733A (ja) | 2008-01-30 | 2008-01-30 | 画像データ生成方法および画像データ生成装置、並びに情報コード読取装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109993693A (zh) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 澜至电子科技(成都)有限公司 | 用于对图像进行插值的方法和装置 |
CN115460385A (zh) * | 2018-02-09 | 2022-12-09 | 索尼半导体解决方案公司 | 图像处理器、图像处理方法和摄像设备 |
-
2008
- 2008-01-30 JP JP2008019979A patent/JP2009182733A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109993693A (zh) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 澜至电子科技(成都)有限公司 | 用于对图像进行插值的方法和装置 |
CN109993693B (zh) * | 2017-12-29 | 2023-04-25 | 澜至电子科技(成都)有限公司 | 用于对图像进行插值的方法和装置 |
CN115460385A (zh) * | 2018-02-09 | 2022-12-09 | 索尼半导体解决方案公司 | 图像处理器、图像处理方法和摄像设备 |
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