JP2009179983A - 作業機械の油圧制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機械の油圧制御回路に関し、簡素な構成で、アタッチメントに要求される作動油流量を正確に供給するとともに、他の油圧アクチュエータとの連動性を向上させる。
【解決手段】回転切削用油圧モータ26aへ接続された第一油圧回路L1と、他の油圧アクチュエータ23aへ接続された第二油圧回路L2とを備えた作業機械の油圧制御回路において、パイロット圧制御により開度を変更可能な可変絞り弁1を第一油圧回路L1上に設け、回転切削用油圧モータ26aへの一定の作動油流量を確保する圧力補償スプールを有する圧力補償弁2を第一油圧回路L1及び第二油圧回路L2の双方に介装する。
また、第一油圧回路L1側のセンタバイパスL8上にネガコン用リリーフ弁19cを介装し、ネガコン用リリーフ弁19cの上流側と可変絞り弁1のパイロットポートとを接続する第五油圧回路L5を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ツインヘッダやブレーカといったアタッチメントを備えた油圧ショベルを制御するための油圧制御回路に関する。
従来、油圧ショベルのフロント作業部に取り付けられるアタッチメントとして、エンドミルやツインヘッダ等の回転切削アタッチメントが知られている。これらの回転切削アタッチメントには油圧モータが内蔵されており、油圧ショベルの機体に設けられた油圧ポンプから供給される作動油で回転駆動されるようになっている。一方、回転切削アタッチメントが取り付けられるブームやアームといったフロント作業部も、同じ油圧ポンプを駆動源としている。そのため、フロント作業部を動かしながら回転切削アタッチメントを駆動すると、油圧ポンプから供給される作動油の配分に偏りが生じ、良好な連動性が得られない場合がある。特に、回転切削アタッチメントの場合は、油圧モータに要求される回転数や回転トルクが比較的大きいため、作動油流量の低下が直接的に作業効率の低下に繋がりやすい。
そこで、例えば特許文献1に示すように、油圧回路上に電磁比例式の優先バルブを設けて流量配分を制御する技術が提案されている。この技術では、回転切削アタッチメントの作動時に、回転切削アタッチメント側へ供給される作動油流量が常に所定の優先流量となるように優先バルブの開度を制御している。このような構成により、回転切削アタッチメントの安定駆動が可能となり、作業効率を向上させることができるようになっている。
特開2006−257714号公報
しかしながら、電磁比例式の優先バルブは装置構成が複雑であり、コストが嵩むという課題がある。例えば、特許文献1に記載の技術では、回転切削アタッチメント側への優先流量を調整する可変絞り弁及び可変絞り弁へ導入される制御圧を出力する優先バルブ用電磁比例弁だけでなく、優先バルブ用電磁比例弁へ制御指令を出力するコントローラも必要であり、制御に係るソフトウェア構成も複雑である。
また、特許文献1に記載の技術では、回転切削用供給ライン側に設けられた油圧モータが一個であり、回転切削アタッチメントの単独駆動時には油圧モータに適した所定の吐出流量の作動油を供給する制御が実施されている。このような制御により、回転切削用油圧モータに必要十分な作動油流量を確保している。
しかしながら、この制御では回転切削用供給ライン側に複数個のアクチュエータが設けられた油圧回路に対応できない。すなわち、回転切削用供給ライン上に油圧モータ以外のアクチュエータがある場合にはそれら全てが要求する流量を確保しなければならず、単一の吐出流量の設定で賄うことができない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、簡素な構成で、アタッチメントに要求される作動油流量を正確に供給するとともに、他の油圧アクチュエータとの連動性を向上させることができるようにした、作業機械の油圧制御回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明の作業機械の油圧制御回路は、アタッチメントを駆動せしめる油圧モータと、該油圧モータ以外の他の油圧アクチュエータと、該油圧モータ及び該他の油圧アクチュエータの油圧駆動源となる油圧ポンプとを備えてなる作業機械の油圧制御回路において、該油圧モータと該油圧ポンプとを接続する第一油圧回路と、該第一油圧回路上に介装され、パイロット圧制御により開度を変更可能に形成された可変絞り弁と、該第一油圧回路における該可変絞り弁の上流側と該他の油圧アクチュエータとを接続する第二油圧回路と、該第一油圧回路及び該第二油圧回路の双方に介装され、該第一油圧回路及び該第二油圧回路の差圧を保持して該油圧モータへ供給される一定の作動油流量を確保する圧力補償スプールを有する圧力補償弁と、該第一油圧回路における該可変絞り弁の下流側と該圧力補償スプールの一端側とを接続して、該第一油圧回路への作動油流量を増加させる方向へ該圧力補償スプールを駆動する第三油圧回路と、該第二油圧回路における該可変絞り弁の上流側と該圧力補償スプールの他端側とを接続して、該第二油圧回路への作動油流量を増加させる方向へ該圧力補償スプールを駆動する第四油圧回路と、該第一油圧回路上において該圧力補償弁の下流側に介装され、該油圧モータへ供給される作動油流量及び流通方向を制御する第一コントロール弁と、該第一コントロール弁のセンタバイパス上に介装されたネガコン用リリーフ弁と、該第一コントロール弁と該ネガコン用リリーフ弁との間のセンタバイパスと該可変絞り弁のパイロットポートとを接続し、該センタバイパスの作動油圧を該可変絞り弁へのパイロット圧として導入する第五油圧回路とを備えたことを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の作業機械の油圧制御回路は、請求項1記載の構成に加えて、該可変絞り弁が、該パイロット圧が高圧であるほど該開度を絞り、該作動油圧が低圧であるほど該開度を増大させることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の作業機械の油圧制御回路は、請求項1又は2記載の構成に加えて、該第三油圧回路と該作動油タンクとを接続する第六油圧回路と、該第六油圧回路上に介装された電磁切換弁と、をさらに備えたことを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明の作業機械の油圧制御回路は、請求項3記載の構成に加えて、該第二油圧回路上に介装され、該他の油圧アクチュエータへ供給される作動油流量及び流通方向を制御する第二コントロール弁と、該第二コントロール弁の下流側の油圧を該油圧ポンプへ導くネガコン回路と、該ネガコン回路に介装された第二電磁切換弁と、該油圧ポンプへ導入されるネガコン圧を任意に変更するネガコン圧変更手段とをさらに備えたことを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の作業機械の油圧制御回路は、請求項4記載の構成に加えて、操作者による該油圧モータへの操作を検出する第一操作検出手段と、操作者による該他の油圧アクチュエータへの操作を検出する第二操作検出手段と、該第一操作検出手段及び該第二操作検出手段での検出結果に基づき、該電磁切換弁,該第二電磁切換弁及びネガコン圧変更手段を制御する制御手段とをさらに備えたことを特徴としている。
請求項6記載の本発明の作業機械の油圧制御回路は、アタッチメントを駆動せしめる油圧モータと、該油圧モータ以外の他の油圧アクチュエータと、該油圧モータ及び該他の油圧アクチュエータの油圧駆動源となる油圧ポンプとを備えてなる作業機械の油圧制御回路において、該油圧モータと該油圧ポンプとを接続する第一油圧回路と、該第一油圧回路上に介装され、パイロット圧制御により開度を変更可能に形成された可変絞り弁と、該第一油圧回路における該可変絞り弁の上流側と該他の油圧アクチュエータとを接続する第二油圧回路と、該第一油圧回路上における該可変絞り弁よりも下流側に介装され、該油圧モータへ供給される作動油流量及び流通方向を制御する第一コントロール弁と、該第一コントロール弁のセンタバイパス上に介装されたネガコン用リリーフ弁と、該第一コントロール弁と該ネガコン用リリーフ弁との間のセンタバイパスと該可変絞り弁のパイロットポートとを接続し、該センタバイパスの作動油圧を該可変絞り弁へのパイロット圧として導入する第五油圧回路とを備えたことを特徴としている。
本発明の作業機械の油圧制御回路(請求項1)によれば、第一コントロール弁とネガコン用リリーフ弁との間のセンタバイパスの作動油圧を可変絞り弁へのパイロット圧として導入することにより、油圧モータの駆動状態に応じて第一油圧回路側に要求される作動油流量を正確に供給することができる。特に、第一油圧回路側のセンタバイパスの作動油圧が低下するほど第一油圧回路へ分配される作動油流量が増加するため、第一油圧回路に複数個のアクチュエータが設けられた油圧回路であっても必要十分量の作動油流量を確保することができる。
また、圧力補償弁を備えたことにより、回転切削用モータの駆動に必要十分な作動油を確保することができ、回転切削用モータ及び他の油圧アクチュエータの連動性を高めることができる。さらに、システム構成が簡素であり、コストを低減させることができる。
また、本発明の作業機械の油圧制御回路(請求項2)によれば、第一油圧回路側のセンタバイパスの作動油圧が低圧であるほど可変絞り弁の開度が増大するため、油圧モータへ供給される作動油流量が増加するに連れて、第一油圧回路側へ配分される作動油流量を増加させることができ、油圧モータが要求する作動油流量を確保することができる。
また、本発明の作業機械の油圧制御回路(請求項3)によれば、電磁切換弁を開放することで、回転切削用油圧モータへの作動油流量を減少させることが可能となる。これにより、他のアクチュエータのみの作動時における作業効率を向上させることができる。また、ポンプ流量を有効に活用することができ、油圧エネルギの浪費を抑えることができる。
また、本発明の作業機械の油圧制御回路(請求項4)によれば、他のアクチュエータのみの作動時には、ネガコン圧を油圧ポンプへ導入して、アクチュエータの作動に必要十分な作動油流量を確保することができる。また、回転切削用油圧モータの単動時には、モータの動作に必要十分な作動油流量を任意に設定することができ、作業性を高めることができる。
また、本発明の作業機械の油圧制御回路(請求項5)によれば、例えば操作レバーの圧力スイッチやコントローラといった既存のシステムを利用して安価に実現することができる。
また、本発明の作業機械の油圧制御回路(請求項6)によれば、簡素な構成で、油圧モータの駆動状態に応じて第一油圧回路側に要求される作動油流量を正確に供給することができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施形態に係る油圧制御回路を説明するためのものであり、図1は本油圧制御回路の全体構成を示す制御ブロック及び油圧回路図、図2は本油圧制御回路に介装された可変絞り弁の開口特性図、図3は変形例に係る油圧制御回路の全体構成を示す油圧回路図、図4は本油圧制御回路が適用された作業機械の側面図である。
[1.油圧ショベル構成]
本実施形態の油圧制御回路は、図4に示す油圧ショベル20の油圧回路として適用されている。この油圧ショベル20は、クローラ式の油圧走行装置を装備した下部走行体22と、旋回装置を介して下部走行体22の上に旋回自在に搭載された上部旋回体21とを備えて構成される。上部旋回体21の前端部には、フロント作業部としてのブーム23及びアーム24が枢支され、さらにその先端にはツインヘッダ(アタッチメント)26が取り付けられている。
上部旋回体21のフレームとブーム23との間には、ブーム23を上下方向へ揺動する油圧駆動式のブームシリンダ(油圧アクチュエータの一つ)23aが介装されている。このブーム23は、ブームシリンダ23aの伸縮によって上部旋回体21に対して起伏自在に設けられている。同様に、図4中に示されたアームシリンダ24a,バケットシリンダ25aはそれぞれ、アーム24,ツインヘッダ26の姿勢を動かすための油圧アクチュエータである。
ツインヘッダ26の基部には、油圧モータ26aが内蔵されている。油圧モータ26aは、ツインヘッダ26を駆動せしめる駆動源であり、先端のピックを回転させることで土砂壁面を切削できるようになっている。本発明に係る油圧制御回路は、上記の油圧アクチュエータ23a,24a,25aや油圧モータ26aを駆動するための油圧回路である。
また、これらのフロント作業部の車体左側には、操作者が搭乗するキャブ27が設けられている。キャブ27の内部には、油圧アクチュエータ23a,24a,25aや油圧モータ26aをはじめとして、油圧ショベル20の走行装置,旋回装置といった各装置の操作レバー,各種操作スイッチが配設されている。
[2.油圧回路構成]
図1に、本油圧制御回路が適用された油圧回路を模式的に示す。この図1には、ブーム23及びツインヘッダ26の駆動に係る油圧回路の概略構成が示されている。本油圧回路はおもに、第一油圧回路L1,第二油圧回路L2,これらの二系統の油圧回路へ供給される作動油量を配分するための優先回路30,及びネガコン回路L7を備えて構成される。
第一油圧回路L1は、油圧ポンプ11から油圧モータ26aへの作動油流路を接続する回路である。図1に示すように、第一油圧回路L1上における油圧ポンプ11と油圧モータ26aとの間には、第一油圧回路L1を通ってきた作動油の流通方向及び流量を調整するコントロールバルブ(第一コントロール弁)6aが介装されている。
このコントロールバルブ6aは、ステム(流量制御スプール)の位置を複数の位置に切り替えて作動油の流通方向及び流量を可変制御できる制御弁として構成されている。コントロールバルブ6aのスプール位置は、ツインヘッダ用操作レバーの操作量に応じて制御されている。
また、油圧ポンプ11及びコントロールバルブ6a間の回路から分岐した回路上には、第一油圧回路L1内の作動油圧の上限値Pを設定するリリーフ弁19aが介装されている。
なお、ツインヘッダ用操作レバーの非操作時(無負荷時)には、コントロールバルブ6aのスプール位置が中立位置に制御されるようになっている。このとき、第一油圧回路L1内の作動油は、センタバイパスL8を通ってタンク(作動油タンク)15へと環流するように回路が形成されている。
このセンタバイパスL8上には、ネガコン用リリーフ弁19cが介装されている。ネガコン用リリーフ弁19cは、無負荷時においてもセンタバイパスL8内にある程度の作動油圧を保持するためのリリーフ弁である。ネガコン用リリーフ弁19cのリリーフ圧は、Pに設定されている。以下、このセンタバイパスL8内の作動油圧のことを、ネガコン用リリーフ圧Pとも呼ぶ。ネガコン用リリーフ圧Pは、無負荷時に上限値Pとなり、コントロールバルブ6aから油圧モータ26aへ供給される作動油量が増加するに連れて低下する。つまり、ネガコン用リリーフ圧Pは、ツインヘッダ用操作レバーが操作されていないときに上限値Pであり、レバー操作量が大きくなるほど低下する。
一方、第二油圧回路L2は、油圧ポンプ11からブームシリンダ23aへの作動油流路を接続する回路である。この第二油圧回路L2上には、第一油圧回路L1と同様にコントロールバルブ(第二コントロール弁)6bが介装されており、ここでブームシリンダ23aへ供給される作動油流量及び流通方向が調節されるようになっている。コントロールバルブ6bのスプール位置は、ブーム用操作レバーの操作量に応じて制御されている。また、コントロールバルブ6bとタンク15とを連結する回路上に、第二油圧回路L2の作動油圧の上限値Pを設定するリリーフ弁19bが介装されている。
なお、図1に示すように、ツインヘッダ用操作レバー及びブーム用操作レバーにはそれぞれ、第一圧力センサ(第一操作検出手段)9a及び第二圧力センサ(第二操作検出手段)9bが設けられており、操作者による油圧モータ26a,ブームシリンダ23aへの操作の有無を検出するようになっている。ここで検出された操作の有無は、後述するコントローラ(制御手段)10へ入力されている。
油圧ポンプ11は、レギュレータ12が併設された容量可変式のポンプであり、エンジン13によって駆動されている。
[3.ネガコン回路の構成]
ネガコン回路L7は、第二油圧回路L2上のコントロールバルブ6bとリリーフ弁19bとの間から分岐した回路であり、油圧ポンプ11のレギュレータ12におけるネガティブコントロール用の回路である。ネガティブコントロールでは、ネガコン回路L7の作動油圧の高低に対応するように油圧ポンプ11での吐出流量を減少又は増加させて、油圧ポンプ11の出力を一定に保たせている。以下、ネガコン回路L7を介してレギュレータ12へ導入される作動油圧のことをネガコン圧とも呼ぶ。
ネガコン回路L7上には、電磁切換弁(第二電磁切換弁)7,電磁比例減圧弁18及びシャトル弁17が設けられている。電磁切換弁7は、後述するコントローラ10によって制御される二位置切換弁であり、第二油圧回路L2側の作動油圧の導入及び遮断を担うものである。一方、電磁比例減圧弁18は、コントローラ10によって制御される比例減圧弁であり、パイロットポンプ14から供給される作動油をネガコン回路L7へ導入することによって強制的にネガコン圧を変更するためのものである。
電磁比例減圧弁18がオン(励磁状態)になると、パイロットポンプ14から供給される作動油が下流側へ流通するようになっている。また、電磁比例減圧弁18は、開度調整により下流側の作動油圧を任意に設定することができるようになっている。なお、図1に示すように、電磁比例減圧弁18はタンク15にも接続されており、オフ(非励磁状態)のときにはその二次圧が最低圧(タンク圧)に設定されるようになっている。
本実施形態では、電磁比例減圧弁18の下流側の油圧の大きさが油圧モータ26aの特性によって定められる所定圧力Pとなるように、開度が予め設定されている。つまり、本実施形態では、電磁比例減圧弁18も、電磁切換弁7と同様にコントローラ10によってオン/オフ制御されている。
シャトル弁17は、第二油圧回路L2側からの回路とパイロットポンプ14側からの回路との接続部分に介装された選択弁である。これらの回路のうちの高圧側がシャトル弁17で自動的に選択されて、油圧ポンプ11のレギュレータ12へと接続されるようになっている。
例えば、図1に示すように、電磁切換弁7がオフの状態にあるときには、第二油圧回路L2側の作動油圧がレギュレータ12のネガコン圧となり、電磁切換弁7がオンの状態にあるときには、電磁比例減圧弁18で設定される作動油圧がネガコン圧となる。つまり、電磁切換弁7がオンかつ電磁比例減圧弁18がオンである場合には、所定圧力Pがネガコン圧となり、電磁切換弁7がオンかつ電磁比例減圧弁18がオフである場合には、タンク圧がネガコン圧となる。
これらのパイロットポンプ14,シャトル弁17及び電磁比例減圧弁18は、油圧ポンプ11へ導入されるネガコン圧を任意に変更するネガコン圧変更手段8として機能している。なお、レギュレータ12とは公知のポンプ容量可変手段であり、ネガコン圧が高いほど油圧ポンプ11の吐出流量を減少させるように、また、ネガコン圧が低いほど吐出流量を増加させるように、斜板制御を実施するものである。
[4.優先回路の構成]
続いて、優先回路30の構成を詳述する。優先回路30は、油圧ポンプ11から供給される作動油の流量を第一油圧回路L1と第二油圧回路L2とに配分するための回路である。図1に示すように、油圧ポンプ11から導かれた作動油の供給ラインは、優先回路30の内部で第一油圧回路L1と第二油圧回路L2とに分岐形成されている。
この優先回路30は、可変絞り弁1,圧力補償弁2及び電磁切換弁5を備えて構成されている。なお、複数種類の弁が一体に組み合わされたバルブユニットとして優先回路30を形成してもよい。
可変絞り弁1は、図1に示すように、第一油圧回路L1上に介装された流量調節弁であり、パイロット圧制御によって絞りの大きさ(開度)を任意に変更できるようになっている。可変絞り弁1のパイロットポート1aには、前述のセンタバイパスL8の作動油圧を導く第五油圧回路L5が接続されている。これにより、可変絞り弁1における絞り開度がセンタバイパスL8のネガコン用リリーフ圧Pの大きさに応じて増減制御されるようになっている。可変絞り弁1の上流側と下流側との間にはネガコン用リリーフ圧Pの大きさに応じた差圧が生じることになる。
なお、可変絞り弁1は、図2に示すような開口特性を備えており、ネガコン用リリーフ圧Pが高いほど開度が絞られ、ネガコン用リリーフ圧Pが低いほど開度が増大するようになっている。例えば、ネガコン用リリーフ圧PがP以下のときに開口面積が最大値Aとなり、ネガコン用リリーフ圧PがPを超えると開口面積がAから徐々に減少し、ネガコン用リリーフ圧PがP以上の状態で開口面積が最小値Aとなる。
本実施形態では、可変絞り弁1の開口特性の閾値の一つである上記のPが、所定圧力値Pよりも低圧に設定されている。なお、所定圧力値Pとは、油圧ポンプ11が流量Qの作動油を吐出することが可能な最大圧力である。また、流量Qとは、可変絞り弁1の絞り開度がAである場合に第一油圧回路L1側へ配分される最大作動油流量である。
本実施形態では、可変絞り弁1の開口特性の閾値の一つである上記のPが、ネガコン用リリーフ弁19cで設定されている上限値Pと同一の値となっている。つまり、ツインヘッダ用操作レバーを操作していない無負荷時には可変絞り弁1の開度がAであり、操作量に応じて開度が徐々に大きくなり、最大でAまで増大するようになっている。
第二油圧回路L2は、第一油圧回路L1における可変絞り弁1よりも上流側で分岐している。可変絞り弁1の上流側には油圧ポンプ11による作動油の吐出圧がそのまま作用している。一方、可変絞り弁1の下流側には圧力補償弁2が接続されている。
圧力補償弁2は、第一油圧回路L1及び第二油圧回路L2に跨って介装された弁であり、双方の回路の作動油流量を同時に制御するものである。図1に示すように、圧力補償弁2の内部には、第一流路2a及び第二流路2bの二系統の流路が形成されており、それぞれの流路開度が単一のスプール(圧力補償スプール)の移動によって同時に変更されるよう構成されている。ここでは、第一流路2aが第一油圧回路L1上に介装され、第二流路2bが第二油圧回路L2上に介装されている。
圧力補償弁2のスプールを駆動するためのパイロット回路は、二本用意されている。第三油圧回路L3と第四油圧回路L4である。まず、圧力補償弁2のスプールのうち、スプールの摺動方向における第一流路2aが形成された側の一端には、可変絞り弁1の下流側の作動油を導く第三油圧回路L3が接続されている。図1に示すように、第三油圧回路L3上にはオリフィス16が介装されている。一方、スプールの他端(スプールの摺動方向における第二流路2bが形成された側の一端)には、可変絞り弁1の上流側の作動油を導く第四油圧回路L4が接続されている。
このように二本のパイロット回路を設けることにより、圧力補償弁2のスプールが、第一流路2aの上流側と下流側との差圧を一定に保持する位置に制御されている。したがって、第一流路2a側の流量は油圧ポンプ11の吐出圧に係わらず一定に制御され、残りの流量が第二流路2b側に流れることになる。つまり、圧力補償弁2は、油圧モータ26aへ供給される一定の作動油流量を確保する圧力補償スプールを有しているといえる。
なお、この第三油圧回路L3内の作動油は、第一流路2a側の作動油流量を増加させつつ第二流路2b側の作動油流量を減少させる方向へスプールを移動させるように作用している。また、第四油圧回路L4内の作動油は、第二流路2b側の作動油流量を増加させつつ第一流路2a側の作動油流量を減少させる方向へスプールを移動させるように作用している。例えば、油圧ポンプ11の吐出圧が上昇した場合には、第一流路2aにおける作動油の流速が上昇するが、これに応じて上昇する第四油圧回路L4内の作動油圧に押されてスプールが図1中左方向へ移動し、弁開度が絞られるため、第一流路2aの下流側の作動油流量は変化しないことになる。
また、第三油圧回路L3におけるオリフィス16の下流側には、タンク15へと接続される第六油圧回路L6が設けられている。この第六油圧回路L6上には電磁切換弁5が介装されている。
電磁切換弁5は、コントローラ10によって制御される二位置切換弁である。電磁切換弁5がオンのときには第六油圧回路L6が遮断されるため、上述のように第三油圧回路L3を介して圧力補償弁2のスプールの一端に可変絞り弁1の下流側の作動油圧が作用する。一方、電磁切換弁5がオフになると、第六油圧回路L6がタンク15へ開放(リリーフ)されて、第三油圧回路L3内の作動油圧がタンク圧まで低下するようになっている。
つまり、電磁切換弁5をオフにすると、可変絞り弁1の絞り開度の状態に関わらず、圧力補償弁2のスプールが図1中左方向へ移動して、第一流路2aが完全に閉鎖されるとともに第二流路2bが完全に開放されるようになっている。電磁切換弁5は、圧力補償弁2における圧力補償制御を強制的に停止させるように機能する。また、電磁切換弁5がオンの状態でのみ、可変絞り弁1による流量調節が働くことになる。
[5.制御構成]
コントローラ10は、マイクロコンピュータで構成された電子制御装置であり、周知のマイクロプロセッサやROM,RAM等を集積したLSIデバイスとして提供されている。このコントローラ10では、電磁切換弁5,7及び電磁比例減圧弁18の弁開度がオン/オフ制御されている。図1に示すように、コントローラ10は、第一圧力センサ9a及び第二圧力センサ9bによる検出情報に応じて、以下のような制御を実施する。
[5−1.電磁切換弁5の制御]
コントローラ10は、第一圧力センサ9aがオンである場合に電磁切換弁5をオン(遮断)に制御する。つまり、実際にツインヘッダ26が作動している状態でのみ、圧力補償弁2で第一油圧回路L1側の圧力補償がなされることになる。
一方、第一圧力センサ9aがオフである場合には電磁切換弁5をオフ(流通)に制御する。これにより、ブーム23の単動時には第一油圧回路L1側に介装された第一流路2aの作動油流通が遮断される。ツインヘッダ26が作動していない状態では常時、第一油圧回路L1が遮断されることになる。
[5−2.電磁切換弁7の制御]
また、コントローラ10は、第一圧力センサ9aがオンである場合に電磁切換弁7をオン(遮断)に制御する。一方、第一圧力センサ9aがオフである場合には電磁切換弁7をオフ(流通)に制御する。つまり、ブーム23の単動時にのみ、通常のネガティブコントロールに係る第二油圧回路L2の作動油圧がネガコン回路L7内へ導入されることになる。また、ツインヘッダ26の作動時には、第二油圧回路L2側からの作動油圧が遮断されるため、次に説明する電磁比例減圧弁18の制御に応じてネガコン回路L7のネガコン圧が強制的に変更されることになる。
[5−3.電磁比例減圧弁18の制御]
さらにコントローラ10は、第二圧力スイッチ9bがオフである場合に、電磁比例減圧弁18をオンに制御する。一方、第二圧力スイッチ9bがオンである場合には、電磁比例弁18をオフに制御する。
つまり、ツインヘッダ26の単動時にのみ電磁比例減圧弁18の二次圧を所定圧力Pに制御するようになっている。ブーム23の単動時、あるいは、ブーム23及びツインヘッダ26の連動時には、電磁比例減圧弁18の二次圧が最低圧(タンク圧)に制御されることになる。
本発明に係るコントローラ10での制御内容をまとめると以下の通りとなる。
Figure 2009179983
[6.作用]
上記のような構成により、本油圧制御回路は以下のように作用する。
[6−1.ブームの単動操作時]
ブーム23の単動操作時には、第一圧力センサ9aがオフとなり、かつ、第二圧力センサ9bがオンとなる。これにより、電磁切換弁5がオフに制御されて第六油圧回路L6及び第三油圧回路L3がタンク15へと開放される。そのため、圧力補償弁2のスプールが図1中左方向へ移動し、第一流路2aが完全に閉鎖される。つまり、第一流路2a側の作動油流量がゼロになり、油圧ポンプ11の全流量が第二油圧回路L2側へ供給されることになる。したがって、油圧ポンプ11の全出力をブームシリンダ23aの駆動に割り当てることができる。
また、コントローラ10によって電磁比例弁7がオフに制御されるため、ネガコン回路L7には第二油圧回路L2の作動油圧が導かれることになる。一方、電磁比例減圧弁18もオフに制御されるため、電磁比例減圧弁18の二次圧はタンク圧となる。したがって、シャトル弁17では第二油圧回路L2の作動油圧がネガコン圧として選択されることになり、通常のネガコン制御を実施することができる。
なおこの場合、圧力補償弁2の第一流路2aが閉鎖されるため、第一油圧回路L1側のセンタバイパスL8におけるネガコン用リリーフ圧Pは保持されている。
[6−2.ツインヘッダの単動操作時]
ツインヘッダ26の単動操作時には、第一圧力センサ9aがオンとなり、かつ、第二油圧センサ9bがオフとなる。これにより、電磁比例弁5がオンに制御されて第六油圧回路L6が遮断されるため、第三油圧回路L3が圧力補償弁2の一方のパイロット回路として機能することになる。なお、第三油圧回路L3の作動油圧は、オリフィス16を経て導入される圧力であるため、油圧ポンプ11の吐出圧よりも減圧された大きさとなっている。一方、圧力補償弁2の他方のパイロット圧には、第四油圧回路L4を介して油圧ポンプ11の吐出圧が導入される。
これにより、第一流路2aの上流側と下流側との差圧が一定に保持されるため、油圧モータ26aへ供給される一定の作動油流量を確保することができる。例えば、ツインヘッダ26の油圧モータ26aへ供給される作動油流量は、油圧ポンプ11の吐出圧に変動に対して一定量となる。
一方、ツインヘッダ用操作レバーの操作によりコントロールバルブ6aのスプール位置が移動すると、センタバイパスL8の作動油圧が低下し、第五油圧回路L5内へ導入されるネガコン用リリーフ圧Pも低下する。そのため、可変絞り弁1の開度が増大し、第一油圧回路L1側へ配分される作動油流量が増加する。これにより、第一油圧回路L1側へ供給される作動油流量は、ツインヘッダ用操作レバーの操作量に応じて自動的に制御されることになり、操作量を大きくするほど作動油流量を増大させて油圧モータ26aの回転数を増加させることができる。
またこのとき、油圧ポンプ11からの全流量のうち、残りの流量が第二流路2b側へ供給されることになる。しかし、コントローラ10によって電磁比例弁7及び電磁比例減圧弁18がオンに制御されるため、ネガコン回路L7内の作動油圧(ネガコン圧)が、油圧モータ26aに対応する所定圧力Pとなる。つまり、油圧ポンプ11の吐出流量が、レギュレータ12によって油圧モータ26aの駆動に必要十分な適量に制御されることになる。したがって、第二流路2b側の作動油流量を少なくすることができ、エネルギーロスを抑えることができる。
[6−3.ブーム及びツインヘッダの連動操作時]
ブーム23及びツインヘッダ26の連動操作時には、第一圧力センサ9a及び第二圧力センサ9bがともにオンとなる。これにより、電磁切換弁5がオンに制御されて第六油圧回路L6が遮断され、圧力補償弁2の第一流路2a側に一定の作動油流量が確保されるとともに、残りの作動油が第二流路2b側へ供給される。
一方、電磁切換弁7はオンに制御されるとともに電磁比例減圧弁18がオフに制御されるため、ネガコン回路L7のシャトル弁17ではタンク圧がネガコン圧として選択される。これによりレギュレータ12では、油圧ポンプ11の吐出流量が最大量に設定されることになり、圧力補償弁2の第一流路2a側には一定の作動油流量を確保することができ、かつ、残りの作動油を第二流路2b側へ供給することができる。したがって、ブーム23とツインヘッダ23との連動性を向上させることができる。
[7.効果]
本油圧制御回路によれば、圧力補償弁2を備えたことにより、第一油圧回路L1側へ配分される作動油流量を確保しつつ残りの作動油を第二油圧回路L2側へ供給することができ、油圧モータ26a及びブームシリンダ23aの連動性を高めることができる。例えば、ツインヘッダ26が回転と停止とを繰り返すような不具合が生じることがない。
また、第一圧力センサ9a及び第二圧力センサ9bの検出情報に応じて電磁切換弁5をオン/オフ制御することにより、圧力補償弁2の圧力補償スプールを駆動して、作動油の配分を制御することができる。すなわち、電磁切換弁5を閉鎖することで油圧モータ26aへの作動油流量を確保し、あるいは電磁切換弁5を開放することで作動油供給を遮断することができる。例えば、ブームの単動操作時には油圧モータ26a側への作動油の流通を遮断することができ、ポンプ流量を有効に活用することができる。
このように、油圧装置の作動状態に応じた供給制御によりエネルギーロスを抑制することができ、燃費低減に貢献することができる。また、簡素な構成で作動油の配分が可能となり、コストを削減することができる。
また、センタバイパスL8上にネガコン用リリーフ弁19cを設けてネガコン用リリーフ圧Pを生じさせ、このネガコン用リリーフ圧Pを可変絞り弁1における流量制御のパイロット圧として利用することにより、ツインヘッダ用操作レバーの操作量に応じて油圧モータ26aへ供給される作動油流量を増減させることができる。これにより、油圧モータ26aの駆動状態に応じて第一油圧回路L1側に要求される作動油流量を正確に供給することができる。また、高価で複雑な制御が必要となる電磁比例弁を使わなくとも流量の比例制御を実施することができる。
[8.その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態ではブーム23及びツインヘッダ26の駆動に係る油圧回路が例示されているが、本発明の油圧制御回路は、アタッチメントとその他の油圧アクチュエータとを備えた油圧回路に広く適用可能である。すなわち、ブームシリンダ23a以外の油圧シリンダ24a,25aや上部旋回体21の旋回装置、下部走行体22の走行装置等のアクチュエータを駆動する油圧回路を具備した油圧回路に適用してもよい。また、ツインヘッダ26だけでなくブレーカやマグネット等、油圧モータで駆動される各種油圧装置をアタッチメントとして具備した油圧回路に適用することができる。
また、上述の実施形態では、メインポンプ(油圧ポンプ11)が一個の場合の油圧回路が示されているが、メインポンプの個数はこれに限定されず、二個以上であってもよい。同様に、第一油圧回路L1や第二油圧回路L2上に介装されるコントロールバルブの数に関しても、複数連のものとしてもよい。
図3は、第一油圧回路L1上に二連のコントロールバルブ6a,6a′を備えて二台の油圧モータ26a,26a′を制御する油圧回路の例である。このような構成では、第一油圧回路L1側に接続された油圧モータ26a,26a′の何れかが作動すればセンタバイパスL8の作動油圧が低下するため、この作動油圧を可変絞り弁1のパイロット圧として導入することにより、第一油圧回路L1側で要求される作動油流量を供給することが可能である。
また、上述の実施形態では、ネガコン回路L7から導入されるネガコン圧を利用した油圧ポンプ11の出力制御が行われているが、ネガコン回路L7に係る構成は省略することが可能である。同様に、電磁切換弁5,7及び電磁比例減圧弁18の制御に関して、上述の実施形態ではコントローラ10を介した制御が行われているが、このような電子制御の代わりに、物理的に電磁切換弁5,7及び電磁比例減圧弁18を開閉する機構を備えた構成とすることも考えられる。少なくとも、上記の表1に記載されたような対応関係で各弁が開弁/閉弁されるようなものであればよい。
また、上述の実施形態では、本発明を油圧ショベル20の油圧回路に適用したものを例示したが、本発明の適用対象はこれに限定されず、ブルドーザやホイールローダ,油圧式クレーン等様々な作業機械の油圧回路に適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る油圧制御回路の全体構成を示す制御ブロック及び油圧回路図である。 本発明の一実施形態に係る油圧制御回路に介装された可変絞り弁の開口特性図である。 本発明の変形例に係る油圧制御回路の全体構成を示す油圧回路図である。 本発明の一実施形態に係る油圧制御回路が適用された作業機械の側面図である。
符号の説明
1 可変絞り弁
2 圧力補償弁
5 電磁切換弁
6a コントロールバルブ(第一コントロール弁)
6b コントロールバルブ(第二コントロール弁)
7 電磁切換弁(第二電磁切換弁)
8 ネガコン圧変更手段
9a 第一圧力センサ(第一操作検出手段)
9b 第二圧力センサ(第二操作検出手段)
10 コントローラ(制御手段)
11 油圧ポンプ
12 レギュレータ
15 タンク(作動油タンク)
16 オリフィス
17 シャトル弁
18 電磁比例減圧弁
19a,19b リリーフ弁
19c ネガコン用リリーフ弁
20 油圧ショベル(作業機械)
23 ブーム
23a ブームシリンダ(他の油圧アクチュエータ)
26 ツインヘッダ(アタッチメント)
26a 油圧モータ
30 優先回路
L1 第一油圧回路
L2 第二油圧回路
L3 第三油圧回路
L4 第四油圧回路
L5 第五油圧回路
L6 第六油圧回路
L7 ネガコン回路
L8 センタバイパス

Claims (6)

  1. アタッチメントを駆動せしめる油圧モータと、該油圧モータ以外の他の油圧アクチュエータと、該油圧モータ及び該他の油圧アクチュエータの油圧駆動源となる油圧ポンプとを備えてなる作業機械の油圧制御回路において、
    該油圧モータと該油圧ポンプとを接続する第一油圧回路と、
    該第一油圧回路上に介装され、パイロット圧制御により開度を変更可能に形成された可変絞り弁と、
    該第一油圧回路における該可変絞り弁の上流側と該他の油圧アクチュエータとを接続する第二油圧回路と、
    該第一油圧回路及び該第二油圧回路の双方に介装され、該第一油圧回路及び該第二油圧回路の差圧を保持して該油圧モータへ供給される一定の作動油流量を確保する圧力補償スプールを有する圧力補償弁と、
    該第一油圧回路における該可変絞り弁の下流側と該圧力補償スプールの一端側とを接続して、該第一油圧回路への作動油流量を増加させる方向へ該圧力補償スプールを駆動する第三油圧回路と、
    該第二油圧回路における該可変絞り弁の上流側と該圧力補償スプールの他端側とを接続して、該第二油圧回路への作動油流量を増加させる方向へ該圧力補償スプールを駆動する第四油圧回路と、
    該第一油圧回路上において該圧力補償弁の下流側に介装され、該油圧モータへ供給される作動油流量及び流通方向を制御する第一コントロール弁と、
    該第一コントロール弁のセンタバイパス上に介装されたネガコン用リリーフ弁と、
    該第一コントロール弁と該ネガコン用リリーフ弁との間のセンタバイパスと該可変絞り弁のパイロットポートとを接続し、該センタバイパスの作動油圧を該可変絞り弁へのパイロット圧として導入する第五油圧回路と
    を備えたことを特徴とする、作業機械の油圧制御回路。
  2. 該可変絞り弁が、該パイロット圧が高圧であるほど該開度を絞り、該作動油圧が低圧であるほど該開度を増大させる
    ことを特徴とする、請求項1記載の作業機械の油圧制御回路。
  3. 該第三油圧回路と該作動油タンクとを接続する第六油圧回路と、
    該第六油圧回路上に介装された電磁切換弁と、をさらに備えた
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の作業機械の油圧制御回路。
  4. 該第二油圧回路上に介装され、該他の油圧アクチュエータへ供給される作動油流量及び流通方向を制御する第二コントロール弁と、
    該第二コントロール弁の下流側の油圧を該油圧ポンプへ導くネガコン回路と、
    該ネガコン回路に介装された第二電磁切換弁と、
    該油圧ポンプへ導入されるネガコン圧を任意に変更するネガコン圧変更手段と
    をさらに備えたことを特徴とする、請求項3記載の作業機械の油圧制御回路。
  5. 操作者による該油圧モータへの操作を検出する第一操作検出手段と、
    操作者による該他の油圧アクチュエータへの操作を検出する第二操作検出手段と、
    該第一操作検出手段及び該第二操作検出手段での検出結果に基づき、該電磁切換弁,該第二電磁切換弁及びネガコン圧変更手段を制御する制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする、請求項4記載の作業機械の油圧制御回路。
  6. アタッチメントを駆動せしめる油圧モータと、該油圧モータ以外の他の油圧アクチュエータと、該油圧モータ及び該他の油圧アクチュエータの油圧駆動源となる油圧ポンプとを備えてなる作業機械の油圧制御回路において、
    該油圧モータと該油圧ポンプとを接続する第一油圧回路と、
    該第一油圧回路上に介装され、パイロット圧制御により開度を変更可能に形成された可変絞り弁と、
    該第一油圧回路における該可変絞り弁の上流側と該他の油圧アクチュエータとを接続する第二油圧回路と、
    該第一油圧回路上における該可変絞り弁よりも下流側に介装され、該油圧モータへ供給される作動油流量及び流通方向を制御する第一コントロール弁と、
    該第一コントロール弁のセンタバイパス上に介装されたネガコン用リリーフ弁と、
    該第一コントロール弁と該ネガコン用リリーフ弁との間のセンタバイパスと該可変絞り弁のパイロットポートとを接続し、該センタバイパスの作動油圧を該可変絞り弁へのパイロット圧として導入する第五油圧回路と
    を備えたことを特徴とする、作業機械の油圧制御回路。
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