JP2009176698A - 防塵型スパーク発火防止用コンセントタップ - Google Patents

Abstract

【課題】差込プラグ電極上やコンセントタップの電極穴付近に粉塵．綿埃等が付着しない事．又コンセントタップと接続プラグ間でスパーク発生時にスパーク火花の外部流出が最小限である事を実現する。
【解決手段】コンセントタップ１の差込プラグ装着部を掘り込み式凹形構造にして差込プラグ装着時の金属電極が上方から見えない構造とし．特に上方から降り積もる粉塵．綿埃が電極上に堆積する事が無く長期間に渡って差込プラグ３を装着したままでも電極間スパーク等の危険が無く安心して使用出来る。又．差込プラグを装着していないコンセントタップにても掘り込み部凹型の下側の角を取り去り、傾斜角を最小限とした事によりその部分５への粉塵．綿埃の堆積も無い。さらにコンセントタップを掘り込み式にして接続プラグの電極からの外部空間との隙間を小さくした事により万一スパーク発生してもスパーク火花の外部流出を最小限にする事が出来る。
【選択図】図１

Description

本発明は，コンセントタップ使用時の差込プラグの金属電極の露出におけるスパーク発火事故防止の安全性に関する。

従来，家庭．その他で使用されているコンセントタップにおいてはコンセントタップカバーのモールドの表面がフラット構造のものであり．特にこれを壁面に取付けて使用する場合はコンセントタップと差込プラグの隙間から粉塵．綿埃等が差し込みプラグの電極上へ直接堆積しスパーク発火火災の原因となっているが．この事の対策としての製品は見当たらない。

現状，家庭の冷蔵庫．洗濯機．テレビ等大型電化製品の差込プラグは当該電気機器の裏側壁面のコンセントタップ等に何年間も接続されたままで忘れ去られ．粉塵まみれとなっている事が多く．何時スパーク火災が起きても不思議では無い状態にある。

なお，本願発明に関する公知技術として次の特許文献１〜２を挙げることができる。

特開２０００−０１２１５０号公報 特開２００１−３１９７２９号公報

上述の如く，従来のコンセントタップは安全性を度外視し．外見上の美観．使い易さのみを重視したものであり．何時も目の行き届く手元で使用するならいざ知らず．目の行き届かない大型家具．家電製品の裏の壁面．物陰等で長期間コンセントタップに差込プラグを接続しっぱなしとする場合の安全性の確保は難しい。

このため，現状では一部の不安を感じる人々が時々．コンセントタップから差込プラグを引き抜いて粉塵．綿埃等を清掃して再度接続することで不便を感じながらも我慢しているのが実態である。

本発明は，このような点に鑑みて成されたものであり，その目的は．コンセントタップ（特に壁面取付けの物）に長期間に渡って差込プラグを接続しっぱなしにしても．差込プラグの金属電極に粉塵．綿埃が付着せず．又．差込プラグ未装着の場合でもコンセントタップ掘り込み凹部の下部の角を除去して傾斜を最小限にしている為．その部分への粉塵堆積は発生せず．万一差し込みプラグ電極間でスパークが発生してもコンセントタップと差込プラグの間にスパーク火花を閉じ込めて外部への流出を最小限とする事により．スパーク火災に対する安全性の向上をはかる事が出来る様にする事にある。

上述の目的を達成する本発明の構造は．コンセントタップのカバーの差込プラグ用の電極穴の部分の回りを差込プラグの形状に合わせた掘り込み式凹面構造としたことを特徴とする。

コンセントタップに差込プラグ取付け時は特に壁面にコンセントタップを取付けて使用する場合においては上空から下を目視してもコンセントタップと差込プラグの間の隙間は見渡せず．差込プラグの金属電極も見えない構造となっている。

以上説明したように本発明によれば，コンセントタップに差込プラグを取付けた場合．特にコンセントタップの壁面取付けの場合でも長期間の保守点検無しの状態にても従来品に比較して安心して使用出来る為．今までと比較して安全性に大幅な向上が期待出来る。

以下，本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。

図１〜図２の本発明の第一の実施の形態に係り，図１はその側面よりの断面図，図２はそれを壁面へ取り付けて使用時の図である。

図１の様に．コンセントタップ１の断面の構造は．コンセントタップ表面モールドカバー２の接続プラグ３差込部を掘り込み式凹面４構造とし．壁面取り付けにて使用時における凹面の下部５の角を除去し最小限の傾斜としたものとなっている。

図２に示すように．コンセントタップを壁面に取り付けて使用時はコンセントタップの接続プラグ差込部の掘り込み凹面の角の有る方を上にして取り付けて使用する。

本発明は家庭用等の特に壁面取り付け用のコンセントタップとして幅広く利用されることを目的として，製造，販売される可能性がある。

本発明の第一の実施の形態に係る壁面取り付け時における断面図である。 図１のコンセントタップを壁面取り付け時において実際使用時の外観図です。

符号の説明

１ コンセントタップ
２ モールドカバー
３ 接続プラグ
４ 掘り込み式凹面
５ 掘り込み式凹面の角を除去した傾斜部

Claims (4)

1. コンセントタップのプラグ差込部のモールドカバーを従来の表面フラット型カバーではなく．使用プラグの形状に合わせた掘り込み式で壁面取付け時には上方から差込プラグ装着部を見た場合．差込プラグの金属電極付近が露出しない為通電部に粉塵．綿埃等が堆積しない事を特徴した防塵型スパーク発火防止用コンセントタップ。
2. 前記コンセントタップにては差込プラグ未装着のものは凹部の下側角を除去し傾斜を最小限とした事による粉塵．綿埃等の堆積を防止した事を特徴とした防塵型スパーク発火防止用コンセントタップ。
3. 前記コンセントタップにては万一．差込プラグ電極部にて短絡スパーク発生してもコンセントタップと差込プラグの間にスパーク火花を閉じ込め．外部への火花の流出を最小限に留める構造を特徴とした防塵型スパーク発火防止用コンセントタップ。
4. 前記コンセントタップにては使用する差込プラグの形状がコンセントタップのモールドカバーの掘り込み面の形状に一致しなくても．凹面の形状の内に収まるものであれば．壁面取付け使用時に一定の差込プラグ電極上への粉塵．綿埃の堆積を軽減出来る事を特徴とした防塵型スパーク発火防止用コンセントタップ。

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