JP2009175062A - 端子圧着部の接触抵抗測定方法及び測定装置 - Google Patents

端子圧着部の接触抵抗測定方法及び測定装置

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裕次 神崎
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Abstract

【課題】端子圧着部の長さが変化しても端子圧着部の接触抵抗の測定をほぼ正確に行うことができるようにする。
【解決手段】端子圧着部5と、その端子圧着部から一定長さの電線1とを含む区間Dの抵抗を四端子法で測定し、測定した抵抗値から、電線の前記一定長さの抵抗値を差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求める方法であって、四端子法の一対の電圧端子のうち、端子金具3に接触させる第一の電圧端子7Aの位置は固定とし、電線1に接触させる第二の電圧端子7Bの位置はマイクロメーター29により電線長さ方向に調節可能とし、端子付き電線17を所定の位置に位置決めした状態で、端子圧着部5の電線側端Tの位置に応じて、第二の電圧端子7Bが当該端子圧着部の電線側端Tから前記一定長さだけ離れた位置で電線1に接触するように、第二の電圧端子7Bの位置を調節した後に、抵抗測定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線と端子金具の圧着部分である端子圧着部の、電線と端子金具間の接触抵抗を測定する方法と、それに用いる測定装置に関するものである。
一般に、自動車用ワイヤーハーネスなどに用いられる電線の端部には端子金具が圧着されている。この端子圧着部の良否を判定するために、端子圧着部の接触抵抗測定が行われる(引用文献1参照)。
従来、端子圧着部の接触抵抗測定は次のようにして行われている。まず、図5のように、電線1と端子金具3の圧着部分である端子圧着部5と、その端子圧着部5からある長さAの電線1とを含む区間Bの抵抗を四端子法で測定する。
四端子法は、第一の電圧端子7Aを区間Bの一端側で端子金具3に接触させ、第二の電圧端子7Bを区間Bの他端側で電線1(正確には絶縁被覆1bを剥いで露出させた導体1a、以下同じ)に接触させ、さらに、第一の電流端子9Aを第一の電圧端子7Aの外側で端子金具3に接触させ、第二の電流端子9Bを第二の電圧端子7Bの外側で電線1に接触させた状態で、抵抗測定器11により、電流端子9A、9B間に電流Iを流し、電圧端子7A、7B間の電圧降下Vを測定して、V/I=Rの式より区間Bの抵抗値を測定するものである。測定した抵抗値は表示部13に表示される。
こうして測定した抵抗値から、別途測定してある基準となる電線の長さAの抵抗値を差し引けば、端子圧着部5の接触抵抗を求めることができる。
特開平9−21836号公報
従来は、一対の電圧端子7A、7Bの間隔Bを一定に保って抵抗測定を行っていた。この測定方法によると、電線が単位長当たりの抵抗が小さい純銅線である場合には、端子圧着部の接触抵抗を比較的正確に測定できるが、電線が単位長当たりの抵抗が大きい銅合金線などになると、端子圧着部の接触抵抗の測定値に大きなバラツキが生じてしまい、正確な測定ができなくなることが判明した。電線の単位長当たりの抵抗が大きくなると測定値にバラツキが生じるのは、端子圧着部の接触抵抗に比べ電線の抵抗が相対的に大きくなることも一因であるが、バラツキの大きさはそれだけでは説明できないものであった。
そこで、その原因を究明した結果、端子圧着部5の長さが大きく関与していることが判明した。従来は、端子圧着部5の長さはほぼ一定なものと考え、一対の電圧端子7A、7Bの間隔を一定に保って抵抗測定を行っていたが、端子金具のワイヤバレル部を電線端部に圧着した場合、圧着条件や電線の硬さ等によって端子圧着部5の長さCにバラツキが生じるのである。例えば通常の端子金具のワイヤバレル部を比較的硬さの硬い銅合金線に圧着すると、圧着前に3mmのワイヤバレル部が圧着後に4.5mmにもなり、それに応じて端子圧着部の長さCのバラツキも大きくなる。
電線の抵抗が小さい場合には、端子圧着部の長さCに多少のバラツキがあっても、一定区間B内での電線の抵抗値の変動は相対的に小さいが、電線の抵抗が大きくなると、一定区間B内での電線の抵抗値の変動が相対的に大きくなるため、測定した端子圧着部の接触抵抗のバラツキが大きくなってしまうのである。例えば、一般にワイヤーハーネスに用いられる導体が純銅の電線は単位長当たりの抵抗値が0.2〜0.3mΩ/mm程度であるが、導体が銅合金の電線は単位長当たりの抵抗値が1.5 mΩ/mm程度になる。求める端子圧着部の接触抵抗値は2mΩ以下なので、端子圧着部の長さが1mm変動した場合、抵抗値が0.2〜0.3mΩ/mmの電線では約10〜15%の誤差であるが、抵抗値が1.5
mΩ/mmの電線では約75%の誤差となってしまう。
そこで、本発明の目的は、端子圧着部の長さが変化しても端子圧着部の接触抵抗の測定をほぼ正確に行うことができる、端子圧着部の接触抵抗測定方法と、それに用いる測定装置を提供することにある。
本発明は、電線と端子金具の圧着部分である端子圧着部と、その端子圧着部から一定長さの電線とを含む区間の抵抗を四端子法で測定し、測定した抵抗値から、電線の前記一定長さの抵抗値を差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求める端子圧着部の接触抵抗測定方法であって、
四端子法の一対の電圧端子のうち、前記端子金具に接触させる第一の電圧端子の位置は固定とし、前記電線に接触させる第二の電圧端子の位置は電線長さ方向に調節可能とし、
前記端子圧着部を有する端子付き電線を所定の位置に位置決めした状態で、前記端子圧着部の電線側端の位置に応じて、前記第二の電圧端子が当該端子圧着部の電線側端から前記一定長さだけ離れた位置で電線に接触するように、前記第二の電圧端子の位置を調節した後に、抵抗測定を行い、
こうして測定した抵抗値から、電線の前記一定長さの抵抗値を差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求めることを特徴とするものである。
また、本発明に係る端子圧着部の接触抵抗測定方法は、
四端子法の一対の電圧端子のうち、前記端子金具に接触させる第一の電圧端子の位置は固定とし、前記電線に接触させる第二の電圧端子の位置は電線長さ方向に調節可能とし、
前記端子圧着部を有する端子付き電線を所定の位置に位置決めした状態で、前記端子圧着部の電線側端の位置を検出し、検出した位置に基づき、前記第二の電圧端子が当該端子圧着部の電線側端から前記一定長さだけ離れた位置で電線に接触するように、前記第二の電圧端子の位置を調節した後に、抵抗測定を行い、
こうして測定した抵抗値から、電線の前記一定長さの抵抗値を差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求めるものであることが好ましい。
本発明に係る端子圧着部の接触抵抗測定方法は、前記第二の電圧端子の位置調節をマイクロメーターで行うことが好ましい。
また、本発明に係る測定方法に使用する抵抗測定装置は、電線の端部に端子金具のワイヤバレル部を圧着した端子圧着部と、その端子圧着部から一定長さの電線とを含む区間の抵抗を四端子法で測定するものであって、
前記端子圧着部を含む端子付き電線を所定に位置に保持する下側台と、前記四端子法の一対の電圧端子及び一対の電流端子を支持する上側台とを備え、前記下側台及び上側台の少なくとも一方は相手方に接近・離反する方向に移動可能となっており、
前記四端子法の一対の電圧端子及び一対の電流端子のうち、端子金具に接触させる第一の電圧端子及び第一の電流端子と、電線に接触させる第二の電流端子は前記上側台の所定の位置に支持され、電線に接触させる第二の電圧端子は、前記上側台上に設置されたマイクロメーターによって、電線長さ方向の位置を調節できるように支持されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る抵抗測定装置は、前記上側台に前記端子圧着部の電線側端の位置を検出する位置検出器を設け、さらに、この位置検出器で検出した位置に基づき、前記第二の電圧端子が当該端子圧着部の電線側端から前記一定長さだけ離れた位置で電線に接触するように、マイクロメーターを駆動制御するマイクロメーター制御部を設けたものであることが好ましい。
また、本発明に係る抵抗測定装置は、上記構成の抵抗測定装置に、さらに、基準となる電線の前記一定長さの抵抗を測定する第二の抵抗測定器と、この第二の抵抗測定器で測定した抵抗値を、上記構成の抵抗測定装置で測定した抵抗値から差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求める演算手段とを付加したものであることが好ましい。
本発明によれば、端子圧着部の電線側端の位置に応じて、第二の電圧端子が当該端子圧着部の電線側端から一定長さだけ離れた位置で電線に接触するように、第二の電圧端子の位置を調節した後に、抵抗測定を行うので、端子圧着部の長さが変化しても抵抗測定区間に含まれる電線の長さは常に一定となる。したがって測定した抵抗値から、基準となる電線の一定長さの抵抗値を差し引くことにより、端子圧着部の接触抵抗を正確に求めることができる。
また、第二の電圧端子の位置調節をマイクロメーターで行うことにより、μmオーダーの微細な位置調節が行えるので、より正確な測定を行うことができる。
また、端子圧着部の電線側端の位置を検出する位置検出器を設けることにより、検出した位置信号に基づいてマイクロメーターを自動調節することが可能となり、測定作業を容易に効率よく行うことができる。
また、第二の抵抗測定器と演算手段をさらに付加すれば、端子圧着部を含む端子付き電線の抵抗測定と、基準となる電線の抵抗測定を同時に行い、両者の測定値から端子圧着部の接触抵抗を直ちに求めることができる。
<実施形態1> 図1は本発明の一実施形態を示す。図1において、先に説明した図5と同一部分には同一符号を付してある。また、符号15は電線1の端部に端子金具3を圧着した端子付き電線17を載せる下側固定台、19は四端子法の一対の電圧端子7A、7B及び一対の電流端子9A、9Bを支持する上側可動台、21は上側可動台19を上下方向(矢印P方向)に移動させるアクチュエータである。
下側固定台15の上面には、端子付き電線17をセットする位置決め溝23が形成され、この位置決め溝23の一端側にはストッパー25が設けられている。これにより端子付き電線17は、端子金具3の先端をストッパー25に突き当てて、位置決め溝23に落とし込むことで、四端子7A、7B、9A、9Bの真下の所定の位置にセットできるようになっている。
一方、四端子のうち、端子金具3に接触させる第一の電圧端子7A及び第一の電流端子9Aと、電線1に接触させる第二の電流端子9Bは、上側可動台19の所定の位置に支持され、電線1に接触させる第二の電圧端子7Bは、上側可動台19上に電線長さ方向(矢印Q方向)に移動可能に設置されたスライダ27に支持されている。そしてスライダ27は、上側可動台19上に設置されたマイクロメーター29によって電線長さ方向の位置を調節できるようになっている。
上記のように構成された装置で抵抗測定を行う場合には、まず、図1のように端子付き電線17をセットした状態で、端子圧着部5の電線側端Tから第二の電圧端子7Bまでの長さDが予め定められた一定の長さ(例えば100mm)となるように、マイクロメーター29により第二の電圧端子7Bの位置を調節する。なお、端子圧着部5の電線側端Tの位置は、例えば端子金具3の先端から端子圧着部5の電線側端Tまでの長さを測定すること等により、予め基準位置からのズレとして求めておく。マイクロメーター29は、そのズレに相当する量の位置調節を行う。
次に上側可動台19を下降させ、第一の電圧端子7Aと第一の電圧端子9Aを端子金具3に接触させると共に、第二の電圧端子7Bと第二の電流端子9Bを電線1に接触させて、抵抗測定を行う。このようにすれば、端子圧着部5の長さの変化に関係なく、抵抗測定区間(7A、7B間)に含まれる電線1の長さは常に一定となるから、測定した抵抗値は、端子圧着部5の接触抵抗と、端子圧着部5の電線側端Tから一定長さの電線1の抵抗を合わせたものとなる。したがって測定した抵抗値から、基準となる電線の一定長さの抵抗値を差し引くことにより、端子圧着部の接触抵抗を正確に求めることができる。
なお、この実施形態では、上側可動台19の周辺に下向きに壁31が形成されている。この壁31は、上側可動台19を下降させたときに下側固定台15の上面に接触して、抵抗測定時に空気の流れや温度変化により測定値がバラツクのを防止するためのものである。
<実施形態2> 図2は本発明の他の実施形態を示す。図2において、図1と同一部分には同一符号を付してあるので、重複する説明は省略する。この実施形態が実施形態1と異なる点は、上側可動台19に端子圧着部5の電線側端Tを含む領域を撮影するカメラ33を取り付け、このカメラ33で撮影した画像を位置検出器35で画像処理して、端子圧着部5の電線側端Tの位置(基準位置からのズレ)を検出し、その検出信号をマイクロメーター29の制御部37に入力して、マイクロメーター29を駆動制御するようにしたものである。
このようにすれば、自動で、第二の電圧端子7Bが端子圧着部の電線側端Tから一定長さDだけ離れた位置で電線1に接触するように、第二の電圧端子7Bの位置を制御することができる。
<実施形態3> 図3及び図4は本発明のさらに他の実施形態を示す。図3及び図4において、図2と同一部分には同一符号を付してあるので、重複する説明は省略する。この実施形態は、図4に示すように、下側固定台15上に、実施形態1、2と同じ位置決め溝23と、これとは別にもう1本の位置決め溝39を形成し、位置決め溝23には実施形態1、2と同様に端子圧着部5を有する端子付き電線17をセットし、もう1本の位置決め溝39には基準となる電線41をセットして、端子付き電線17と電線41の抵抗測定を同時に行うものである。図3において、矢印Aの部分(下半部分)は端子圧着部5を含む端子付き電線17の抵抗を測定する部分であり(この部分の構成は図2と同じ)、矢印Bの部分(上半部分)は基準となる電線41の抵抗を測定する部分である。
上側可動台19には、電線41の抵抗を四端子法で測定するための、一対の電圧端子43A、43B及び一対の電流端子45A、45Bが取り付けられている。一対の電圧端子43A、43Bの間隔Eは予め定められた一定の長さ(例えば100mm)に固定されている。第二の抵抗測定器47は、実施形態1、2の抵抗測定11と同様にして抵抗を測定するものである。
このような構成にすると、上側可動台19を下降させることにより、端子圧着部5を含む端子付き電線17の抵抗と、基準となる電線41の抵抗を同時に測定することができる。したがって、二つの抵抗測定器11、47で測定した抵抗値を演算部49に入力し、演算部49で端子圧着部5を含む端子付き電線17の抵抗値から基準となる電線41の抵抗値を引算すれば、直ちに端子圧着部5の接触抵抗を求めることができる。求めた接触抵抗値は表示部51に表示される。
本発明に係る端子圧着部の接触抵抗測定方法に使用する測定装置の一実施形態を示す断面図。 同じく他の実施形態を示す断面図。 同じくさらに他の実施形態を示す断面図。 図3の装置の下側固定台上に端子付き電線及び基準となる電線をセットした状態を示す平面図。 従来の端子圧着部の接触抵抗測定方法を示す説明図。
符号の説明
1:電線
3:端子金具
5:端子圧着部
7A、7B:電圧端子
9A、9B:電流端子
11:抵抗測定器
13:表示部
15:下側固定台
17:端子付き電線
19:上側可動台
21:アクチュエータ
23:位置決め溝
25:ストッパー
27:スライダ
29:マイクロメーター
31:壁
33:カメラ
35:位置検出器
37:マイクロメーター制御部
39:位置決め溝
41:基準となる電線
43A、43B:電圧端子
45A、45B:電流端子
47:第二の抵抗測定器
49:演算部
51:表示部

Claims (6)

  1. 電線と端子金具の圧着部分である端子圧着部と、その端子圧着部から一定長さの電線とを含む区間の抵抗を四端子法で測定し、測定した抵抗値から、電線の前記一定長さの抵抗値を差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求める端子圧着部の接触抵抗測定方法であって、
    四端子法の一対の電圧端子のうち、前記端子金具に接触させる第一の電圧端子の位置は固定とし、前記電線に接触させる第二の電圧端子の位置は電線長さ方向に調節可能とし、
    前記端子圧着部を有する端子付き電線を所定の位置に位置決めした状態で、前記端子圧着部の電線側端の位置に応じて、前記第二の電圧端子が当該端子圧着部の電線側端から前記一定長さだけ離れた位置で電線に接触するように、前記第二の電圧端子の位置を調節した後に、抵抗測定を行い、
    こうして測定した抵抗値から、電線の前記一定長さの抵抗値を差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求めることを特徴とする端子圧着部の接触抵抗測定方法。
  2. 電線と端子金具の圧着部分である端子圧着部と、その端子圧着部から一定長さの電線とを含む区間の抵抗を四端子法で測定し、測定した抵抗値から、電線の前記一定長さの抵抗値を差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求める端子圧着部の接触抵抗測定方法であって、
    四端子法の一対の電圧端子のうち、前記端子金具に接触させる第一の電圧端子の位置は固定とし、前記電線に接触させる第二の電圧端子の位置は電線長さ方向に調節可能とし、
    前記端子圧着部を有する端子付き電線を所定の位置に位置決めした状態で、前記端子圧着部の電線側端の位置を検出し、検出した位置に基づき、前記第二の電圧端子が当該端子圧着部の電線側端から前記一定長さだけ離れた位置で電線に接触するように、前記第二の電圧端子の位置を調節した後に、抵抗測定を行い、
    こうして測定した抵抗値から、電線の前記一定長さの抵抗値を差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求めることを特徴とする端子圧着部の接触抵抗測定方法。
  3. 前記第二の電圧端子の位置調節をマイクロメーターで行うことを特徴とする請求項1又は2記載の端子圧着部の接触抵抗測定方法。
  4. 電線の端部に端子金具のワイヤバレル部を圧着した端子圧着部と、その端子圧着部から一定長さの電線とを含む区間の抵抗を四端子法で測定する装置であって、
    前記端子圧着部を含む端子付き電線を所定に位置に保持する下側台と、前記四端子法の一対の電圧端子及び一対の電流端子を支持する上側台とを備え、前記下側台及び上側台の少なくとも一方は相手方に接近・離反する方向に移動可能となっており、
    前記四端子法の一対の電圧端子及び一対の電流端子のうち、端子金具に接触させる第一の電圧端子及び第一の電流端子と、電線に接触させる第二の電流端子は前記上側台の所定の位置に支持され、電線に接触させる第二の電圧端子は、前記上側台上に設置されたマイクロメーターによって、電線長さ方向の位置を調節できるように支持されていることを特徴とする抵抗測定装置。
  5. 前記上側台に前記端子圧着部の電線側端の位置を検出する位置検出器を設け、さらに、この位置検出器で検出した位置に基づき、前記第二の電圧端子が当該端子圧着部の電線側端から前記一定長さだけ離れた位置で電線に接触するように、マイクロメーターを駆動制御するマイクロメーター制御部を設けたことを特徴とする請求項4記載の抵抗測定装置。
  6. 請求項4又は5記載の抵抗測定装置に、さらに、基準となる電線の前記一定長さの抵抗を測定する第二の抵抗測定器と、この第二の抵抗測定器で測定した抵抗値を、請求項4又は5記載の抵抗測定装置で測定した抵抗値から差し引いて端子圧着部の接触抵抗を求める演算手段とを付加したことを特徴とする端子圧着部の接触抵抗測定装置。
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