JP2009174464A - 内燃機関のクランクケース - Google Patents

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Abstract

【課題】クランクケース内のブローバイガスを吸気通路に戻す際、そのブローバイガスからのより一層効果的なオイルの分離を実現する。
【解決手段】クランクケース1内のブローバイガスは、隔壁12に形成された窓14を介して内部空間13内へと水平方向に流れ、クランクケース1の外壁1aの内側面に当たってガス中のオイルを同内側面に付着させることにより同オイルとの分離が図られる。その後、オイルと分離したブローバイガスが内部空間13の上部からガス流出通路7へと流れ、同通路7及びオイル分離装置8でのブローバイガスからのオイルの分離が行われる。従って、まずクランクケース1側(内部空間13内)でブローバイガスからのオイルの分離が行われ、その後にガス流出通路7側及びオイル分離装置8側でもブローバイガスからのオイルの分離が行われることとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のクランクケースに関する。
自動車等の車両に搭載される内燃機関においては、その運転中に燃焼室からシリンダ内壁とピストンリングとの間を介してクランクケースに燃料を含んだガス(ブローバイガス)が漏れるため、その燃料が含まれるガスを吸気通路に戻して処理するためのブローバイガス処理が実施される。
燃焼室からクランクケースに漏れたブローバイガスを上記ブローバイガス処理によって吸気通路に戻す際、そのブローバイガスはクランクケースから内燃機関のシリンダブロックに上下方向に延びるように形成されたガス流出通路に流れ、同ガス流出通路を通過して吸気通路に至るようになる。そして、ブローバイガスが上下方向に延びるガス流出通路を通過するとき、ブローバイガスに含まれたオイルが自重により同ガスから分離し、そのオイル分離後のブローバイガスが吸気通路に戻される。一方、ガス流出通路内でブローバイガスから分離したオイルはガス流出通路からクランクケース内に戻される。
また、ブローバイガスからのオイルの分離を更に効果的に行うべく、ガス流出通路を例えば特許文献1に示されるようなオイル分離装置に接続することも考えられる。同オイル分離装置は、ガス流出通路からブローバイガスを取り込むとともに、同ガスの流れを分離壁に当てて同ガス中のオイルを上記分離壁に付着させることにより、同ガスから上記オイルを分離させるものである。この場合、ガス流出通路を通過する過程でオイルと分離されたブローバイガスがオイル分離装置にて更にオイルと分離されて吸気通路に戻されるため、ブローバイガスからのオイルの分離が更に効果的に行われるようになる。なお、オイル分離装置にてブローバイガスから分離されたオイルも、ガス琉出通路からクランクケース内に戻される。
特開2006−336595公報(段落[0015]、[0016]、[0018]、[0024])
上述したように、ガス流出通路やオイル分離装置でブローバイガスからオイルを分離させることにより、吸気通路に戻されるブローバイガスからの効果的なオイルの分離が図られてはいる。ただし、吸気通路に戻されるブローバイガスに関しては、可能な限り多くのオイルを分離しておくことが好ましく、同ガスからオイルを効果的に分離する面で更なる改善の要求がある。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、クランクケース内のブローバイガスを吸気通路に戻す際、そのブローバイガスからのより一層効果的なオイルの分離を実現することのできる内燃機関のクランクケースを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、燃焼室からクランクケースに漏れたブローバイガスがシリンダブロックに上下方向に延びるように形成されたガス流出通路を介して吸気通路に戻されるようにした内燃機関に設けられるクランクケースであって、上下方向に伸びるケース外壁の内側面と対向した状態で同じく上下方向に延びるように隔壁を形成することにより、その隔壁と前記ケース外壁の内側面との間に前記ガス流出通路と上端部で繋がる内部空間を形成し、前記隔壁に同隔壁を水平方向に貫通して前記内部空間の内外を連通する窓を形成した。
クランクケースからガス流出通路を介して吸気通路に向けて流れるブローバイガスは、そのガス流出通路を通過するときにガス中のオイルと分離され、そのオイルとの分離後に吸気通路に戻されることとなる。上記構成によれば、上述したガス流出通路でのブローバイガスからのオイルの分離に加え、クランクケースからガス流出通路にブローバイガスが流入する際にも同ガスからのオイルの分離が行われる。詳しくは、クランクケース内のブローバイガスは、隔壁に形成された窓を介して同隔壁とケース内側面との間に形成された内部空間内へと水平方向に流れ、上記ケース内側面に当たったときにガス中に含まれるオイルが同ケース内側面に付着してブローバイガスから分離される。その後、オイルと分離した後のブローバイガスが内部空間の上部からガス流出通路へと流れることとなる。その結果、クランクケース側(内部空間内)にてブローバイガスからのオイルの分離が行われ、その後にガス流出通路側でもブローバイガスからのオイルの分離が行われるようになる。従って、クランクケース内のブローバイガスを吸気通路に戻す際、同ブローバイガスからより一層効果的にオイルを分離させることができるようになる。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記窓の開口面積は、ケース内に溜まったオイルの油面が前記隔壁の下端における前記内部空間の下端部開口まで若しくはその付近まで上昇したとき、前記オイルの前記内部空間の下端部開口からの吸い上げが生じることを回避可能な大きさに設定されていることを要旨とした。
内部空間にてブローバイガスから分離したオイルは、隔壁の下端における内部空間の下端部開口からクランクケース内へと戻される。また、ガス流出通路側でブローバイガスから分離したオイルは、同通路から内部空間に流れ落ち、更に隔壁の下端における内部空間の下端部開口からクランクケース内に戻される。
ここで、クランクケース内に溜まったオイルの油面が上記内部空間の下端部開口まで、若しくはその付近まで上昇したとき、隔壁の窓の開口面積が小さすぎると、次のような不具合を招くことになる。すなわち、上記窓を介して内部空間へと流れ込むブローバイガスの流量が少なくなることから、内部空間の下端部開口から同空間内に流れ込むブローバイガスのガス流量が多くなり、そのブローバイガスとともに内部空間に吸い上げられるオイルも多くなる。このように内部空間の下端部開口から多くのオイルが吸い上げられるようになると、内部空間内をガス流出通路に向けて流れるブローバイガスに上記吸い上げられたオイルが混じるようになり、クランクケース側でのブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行えなくなる。
上記構成によれば、クランクケース内に溜まったオイルの油面が上記内部空間の下端部開口まで、若しくはその付近まで上昇したとき、内部空間の下端部開口からの上記オイルの吸い上げが生じることのないよう、隔壁に形成された窓の開口面積の大きさが設定されている。すなわち、上述した状況となったときに上記窓を介して内部空間に流れるブローバイガスのガス流量が上記オイルの吸い上げを生じさせることのない値となるよう、同窓の開口面積の大きさが設定されている。従って、そのオイルの吸い上げに伴い内部空間内をガス流出通路に向けて流れるブローバイガスに上記オイルが混じることを抑制でき、同オイルのブローバイガスへの混合によりクランクケース側でのブローバイガスからのオイルの分離が効果的に行えなくなることを抑制できるようになる。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記窓は、前記隔壁の下端から上方に向けて切り欠き形成された下窓と、前記隔壁における前記下窓よりも上方に形成された上窓とからなるものとした。
隔壁に形成される窓に関しては、可能な限り隔壁の下部に形成することが窓から流入して内部空間を通過するブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行ううえで好ましい。これは、窓を下部に形成するほど、内部空間内における窓からガス流出通路に至るまでのブローバイガスの通過する距離が長くなり、その通過過程でブローバイガスから自重により分離するオイルの量が多くなるためである。上記構成によれば、隔壁の下端に下窓が上方に向けて切り欠き形成されているため、内部空間における上記下窓からガス流出通路までの距離を可能な限り大きく取り、その下窓から内部空間内に取り入れられたブローバイガスをガス流出通路まで流すことにより、同ガスから効果的にオイルを分離させることができる。
ただし、クランクケース内に溜まったオイルの油面が上昇して下窓が同オイルによって塞がれると、その下窓から内部空間内へのオイルの吸い上げが生じ、それに起因して内部空間内を通過するブローバイガスに上記オイルが混じり、クランクケース側でのブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行えなくなるおそれがある。この点、上記構成によれば、隔壁に下窓の他に上窓も形成されており、下窓がオイルにより塞がれたとしても、そのときには上窓からもブローバイガスが内部空間に流れ込んでいるため、下窓から内部空間へのオイルの吸い上げが弱くなり、その吸い上げの発生が抑制される。従って、下窓から内部空間内へのオイルの吸い上げに起因して、内部空間内を通過するブローバイガスに上記オイルが混じり、クランクケース側でのブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行えなくなることを抑制できるようになる。
請求項4記載の発明では、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記内燃機関は、前記ガス流出通路が鉛直方向に対し傾斜するよう傾けて設置されるものとした。
ガス流出通路に関しては、鉛直方向に延びた状態にあるとき、同通路を通過するブローバイガスに含まれたオイルの自重による同ガスからの分離を最も効果的に行うことが可能になる。上述したようにガス流出通路が鉛直方向に対し傾斜している状態にあっては、その傾斜の分だけ同通路を通過するブローバイガスからオイルを分離させる際の効率が悪くなる。上記構成によれば、ガス流出通路側に加えてクランクケース側でもブローバイガスからオイルを分離させることができるため、上述したようにガス流出通路においてブローバイガスからオイルを分離させる際の効率が悪くなる状況であったとしても、吸気通路に戻されるブローバイガスからのオイルの分離を必要レベル以上に保つことができる。
請求項5記載の発明では、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記内燃機関は、そのクランクシャフトがケース内に溜まったオイルを前記内部空間の下端部開口側に向けて掻き上げる方向に回転するものとした。
内燃機関のクランクシャフトが回転すると、それに伴いクランクケース内に溜まったオイルが、隔壁とケース内側面との間に形成された内部空間の下端部開口側に向けて掻き上げられるため、同内部空間を通過するガスにオイルが混じり易くなり、その分だけ吸気通路に戻されるブローバイガスからオイルを分離させる際の効率が悪くなる。上記構成によれば、ガス流出通路側に加えてクランクケース側でもブローバイガスからオイルを分離させることができるため、上述したように吸気通路に戻されるブローバイガスからオイルを分離させる際の効率が悪くなる状況であったとしても、同ブローバイガスからのオイルの分離を必要レベル以上に保つことができる。
[第1実施形態]
以下、本発明を自動車用の内燃機関に適用した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示される内燃機関においては、その運転中に燃焼室からクランクケース1内に漏れたブローバイガスを吸気通路3に戻して処理するブローバイガス処理がブローバイガス処理装置によって実施される。
同装置は、吸気通路3におけるスロットルバルブ4の上流側の部分に接続されてクランクケース1内に新気を導入する新気導入通路5と、クランクケース1内のブローバイガスを流出させるべく同ケース1内に接続されるとともにシリンダブロック6に上下方向に延びるように形成されたガス流出通路7とを備えている。同装置においては、新気導入通路5からクランクケース1内への新気導入により、クランクケース1内に揮発燃料を含んだ状態で存在するブローバイガスがガス流出通路7から流出する。そして、この流出したブローバイガスは、ガス流出通路7、オイル分離装置8、及びリターン通路9を介して、吸気通路3におけるスロットルバルブ4の下流側の部分に戻される。なお、リターン通路9の途中には、ブローバイガスを吸気通路3に戻す際のガス流量を調整する流量制御弁10が設けられている。
吸気通路3に戻されるブローバイガスに関しては、シリンダブロック6にて上下方向に延びる上記ガス流出通路7を通過するとき、ブローバイガスに含まれたオイルが自重により同ガスから分離する。そして、ガス流出通路7にてオイルと分離された後のブローバイガスは、上記オイル分離装置8にて更にオイルと分離され、その状態で吸気通路3に戻されることとなる。一方、ガス流出通路7及びオイル分離装置8にてブローバイガスから分離したオイルは、ガス流出通路7を介してクランクケース1内に戻される。なお、上記オイル分離装置8としては、例えば、ガス流出通路7から取り込んだブローバイガスの流れを分離壁に当て、その際に同ガス中のオイルを上記分離壁に付着させることにより、同ガスから上記オイルを分離させるタイプのものを採用することが考えられる。
上述したように、ガス流出通路7やオイル分離装置8でブローバイガスからオイルを分離させることにより、吸気通路3に戻されるブローバイガスからの効果的なオイルの分離が図られてはいる。ただし、吸気通路3に戻されるブローバイガスに関しては、同ガス中から可能な限り多くのオイルを分離しておくことが好ましく、同ガスからオイルを効果的に分離する面で更なる改善の要求がある。
特に、内燃機関が図1に示されるようにガス流出通路7を鉛直方向に対し傾斜させるように傾けて設置されるものである場合、吸気通路3に戻されるブローバイガスからオイルを効果的に分離する面での改善の要求が大きくなる。これは、ガス流出通路7を通過するブローバイガスからのオイルの自重による分離は同通路7を鉛直方向に延びた状態としたときに最も効果的に行われる関係から、ガス流出通路7が鉛直方向に対し傾斜している状態にあっては、その傾斜の分だけ同通路7を通過するブローバイガスからオイルを分離させる際の効率が悪くなるためである。
また、内燃機関のクランクシャフト11がクランクケース1内に溜まったオイルをガス流出通路7の下端部開口側に向けて掻き上げる方向(図1の矢印方向)に回転するものである場合にも、吸気通路3に戻されるブローバイガスからオイルを効果的に分離する面での改善の要求が大きくなる。これは、クランクシャフト11の回転によって掻き上げられたオイルがガス流出通路7を流れるブローバイガスに混じり易くなり、そのオイルのブローバイガスへの混合に起因して同通路7を通過するブローバイガスからオイルを分離させる際の効率が悪くなるためである。
この実施形態では、吸気通路3に戻されるブローバイガスからオイルを効果的に分離する面での改善の要求を満たすべく、上述したガス流出通路7やオイル分離装置8でのブローバイガスからのオイルの分離に加え、クランクケース1からガス流出通路7にブローバイガスが流入する際にも同ガスからのオイルの分離が行われるようにしている。このようにクランクケース1側でもブローバイガスからのオイルの分離が行われることにより、クランクケース1内のブローバイガスを吸気通路3に戻す際、同ブローバイガスからより一層効果的にオイルを分離させることができるようになる。
次に、クランクケース1側でのブローバイガスからオイルを分離させる構造について説明する。
クランクケース1の内側上部におけるガス流出通路7の開口に対応する部分には、上下方向に伸びる同ケース1の外壁1aの内側面(ケース内側面)と対向した状態で、同じく上下方向に延びるように隔壁12が形成されている。このように隔壁12を形成することにより、その隔壁12との外壁1aの内側面との間に上記ガス流出通路7と上端部で繋がる内部空間13が形成される。また、隔壁12には同隔壁12を略水平方向に貫通して上記内部空間13の内外を連通する窓14が形成されている。そして、この窓14からクランクケース1内のブローバイガスが内部空間13に流れ、更には同ガスがガス流出通路7へと流れるようになる。
図2は、クランクケース1の斜視図であり、同ケース1の内部に形成された隔壁12及び窓14を示すものである。同隔壁12に形成された窓14の開口面積に関しては、図3に矢印で示されるようにクランクケース1内に溜まったオイルの油面が隔壁12の下端における内部空間13の下端部開口まで、若しくはその付近まで上昇したとき、上記オイルが内部空間13の下端部開口から吸い上げられることのない大きさに設定されている。
以上の構造により、クランクケース1内のブローバイガスは、隔壁12に形成された窓14を介して同隔壁12とケース1の外壁1aの内側面との間に形成された内部空間13内へと水平方向に流れ、上記外壁1aの内側面に当たったときにガス中に含まれるオイルが同内側面に付着してブローバイガスから分離される。その後、オイルと分離したブローバイガスが内部空間13の上部からガス流出通路7(図1)へと流れ、同通路7及びオイル分離装置8でのブローバイガスからのオイルの分離が行われる。
このようにクランクケース1側(内部空間13内)でブローバイガスからのオイルの分離が行われ、その後にガス流出通路7側及びオイル分離装置8側でもブローバイガスからのオイルの分離が行われるようになる。従って、クランクケース1内のブローバイガスを吸気通路3に戻す際、同ブローバイガスからより一層効果的にオイルを分離させることができるようになる。なお、内部空間13内でブローバイガスから分離したオイルは、その内部空間13の下端部開口からクランクケース1内の下部へと戻される。また、ガス流出通路7側及びオイル分離装置8側でブローバイガスから分離したオイルは、同通路7から内部空間13に流れ落ち、更に同内部空間13の下端部開口からクランクケース1内の下部に戻される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)クランクケース1内のブローバイガスは、隔壁12に形成された窓14を介して内部空間13内へと水平方向に流れ、上記外壁1aの内側面に当たってガス中のオイルを同内側面に付着させることにより同オイルとの分離が図られる。その後、オイルと分離したブローバイガスが内部空間13の上部からガス流出通路7へと流れ、同通路7及びオイル分離装置8でのブローバイガスからのオイルの分離が行われる。その結果、クランクケース1側(内部空間13内)でブローバイガスからのオイルの分離が行われ、その後にガス流出通路7側及びオイル分離装置8側でもブローバイガスからのオイルの分離が行われるようになるため、クランクケース1内のブローバイガスを吸気通路3に戻す際、同ブローバイガスからより一層効果的にオイルが分離されるようになる。
(2)隔壁12に形成された窓14の開口面積に関しては、クランクケース1内に溜まったオイルの油面が内部空間13の下端部開口まで、若しくはその付近まで上昇したとき、内部空間13の下端部開口からの上記オイルの吸い上げが生じることのない大きさに設定されている。言い換えれば、上述した状況となったときに上記窓14を介して内部空間13に流れるブローバイガスのガス流量が上記オイルの吸い上げを生じさせることのない値となるよう、同窓14の開口面積の大きさが設定されている。従って、そのオイルの吸い上げに伴い内部空間13内をガス流出通路7に向けて流れるブローバイガスに上記オイルが混じることを抑制でき、同オイルのブローバイガスへの混合によりクランクケース1側でのブローバイガスからのオイルの分離が効果的に行えなくなることを抑制できるようになる。
(3)ガス流出通路7に関しては、鉛直方向に延びた状態にあるとき、同通路7を通過するブローバイガスに含まれたオイルの自重による同ガスからの分離を最も効果的に行うことが可能になる。このため、内燃機関が傾斜して設置されることにより、ガス流出通路7が鉛直方向に対し傾斜している状態にあっては、その傾斜の分だけ同通路7を通過するブローバイガスからオイルを分離させる際の効率が悪くなる。しかし、ガス流出通路7側及びオイル分離装置8側でのブローバイガスからのオイルの分離に加え、クランクケース1側でもブローバイガスからオイルを分離させることにより、上述した状況のもとでも吸気通路3に戻されるブローバイガスからのオイルの分離を必要レベル以上に保つことができる。
(4)内燃機関のクランクシャフト11がクランクケース1内に溜まったオイルをガス流出通路7の下端部開口側に向けて掻き上げる方向に回転するものである場合、内燃機関のクランクシャフト11が回転すると、それに伴いクランクケース1内に溜まったオイルが内部空間13の下端部開口側に向けて掻き上げられることになる。このようにクランクシャフト11の回転によってクランクケース1内に溜まったオイルが掻き上げられると、その掻き上げられたオイルが内部空間13を流れるブローバイガスに混じり易くなり、その分だけ吸気通路3に戻されるブローバイガスからオイルを分離させる際の効率が悪くなる。しかし、ガス流出通路7側及びオイル分離装置8側でのブローバイガスからのオイルの分離に加え、クランクケース1側でもブローバイガスからオイルを分離させることにより、上述した状況のもとでも吸気通路3に戻されるブローバイガスからのオイルの分離を必要レベル以上に保つことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図4〜図6に基づき説明する。
図4及び図5は、この実施形態のクランクケース1を示す斜視図である。これらの図から分かるように、同クランクケース1の内部に形成された隔壁12には、内部空間13の内外を連通する窓として、隔壁12の上端部に位置する一つの上窓21と、隔壁12の下端部に位置する二つの下窓22とが設けられている。図6に示されるように、下窓22は隔壁12の下端から上方に向けて切り欠き形成されるものであり、上窓21は隔壁12の上端から下方に向けて切り欠き形成されて下窓22よりも上方に位置するものである。これら上窓21及び下窓22の開口面積の合計値に関しては、第1実施形態における窓14の開口面積と同じ値とされている。
上記下窓22の上下方向の位置に関しては、クランクケース1内のオイルの量が最大値とされた状態での自動車の通常の走行時、同オイルの油面が到達することのない上下方向の範囲のうち、最も下側の位置に設定されている。これは、隔壁12に形成される窓に関しては、可能な限り隔壁12の下部に形成することが窓から流入して内部空間13を通過するブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行ううえで好ましいためである。なお、窓を隔壁12の下部に形成するほど上記ブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行ううえで好ましくなるのは、窓が下部に位置するほど内部空間13内における窓からガス流出通路7に至るまでのブローバイガスの通過する距離が長くなり、その通過過程でブローバイガスから自重により分離するオイルの量が多くなるためである。
ただし、自動車の急な加減速が生じると、それによってクランクケース1内に溜まったオイルの油面が上昇し、下窓22の全部または一部が同オイルによって塞がれるおそれがあり、その状況下では下窓22から内部空間13内へのオイルの吸い上げが生じるおそれがある。更に、このように下窓22から内部空間13内への上記オイルの吸い上げが生じると、それに起因して内部空間13内を通過するブローバイガスに上記オイルが混じり、クランクケース1側でのブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行えなくなるおそれがある。
この点、隔壁12には下窓22の他に上窓21も形成されているため、下窓22の全部または一部がオイルにより塞がれたとしても、そのときには上窓21からもブローバイガスが内部空間13に流れ込んでいるため、そのことに起因して下窓22から内部空間13へのオイルの吸い上げが弱くなり、その吸い上げの発生が抑制される。従って、下窓22から内部空間13内へのオイルの吸い上げに起因して、内部空間13内を通過するブローバイガスに上記オイルが混じり、クランクケース1側でのブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行えなくなることは抑制される。
この実施形態によれば、第1実施形態における(1)〜(4)の効果に加え、以下に示す効果が得られるようになる。
(5)隔壁12の下端に下窓22が上方に向けて切り欠き形成されているため、内部空間13における上記下窓22からガス流出通路7までの距離を可能な限り大きく取り、その下窓22から内部空間13内に取り入れられたブローバイガスをガス流出通路7まで流すことにより、同ガスから効果的にオイルを分離させることができる。
(6)隔壁12には下窓22の他に上窓21も形成されているため、自動車の加減速時にクランクケース内に溜まったオイルの油面が上昇して下窓22の全部または一部が同オイルによって塞がれたとしても、そのときには上窓21からもブローバイガスが内部空間13に流れ込んでいることになる。これにより、上述したようにクランクケース1内のオイルの油面が上昇した状態での下窓22から内部空間13へのオイルの吸い上げが弱くなり、その吸い上げの発生が抑制されることとなる。従って、下窓22から内部空間13内へのオイルの吸い上げに起因して、内部空間13内を通過するブローバイガスに上記オイルが混じり、クランクケース1側でのブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行えなくなることを抑制できるようになる。
[その他の実施形態]
なお、上記各実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・第1及び第2実施形態において、内燃機関に関しては、必ずしも傾斜して設置されるものである必要はなく、同傾斜を生じさせることなくガス流出通路7が鉛直方向に延びるように設置されるものであってもよい。
・第1及び第2実施形態において、内燃機関に関しては、そのクランクシャフト11が上記各実施形態と逆方向に回転するものであってもよい。
・第1実施形態における窓14の開口面積、及び第2実施形態における上窓21及び下窓22の開口面積の合計値に関しては、必ずしも上記各実施形態のように設定する必要はない。
・第1実施形態において、窓14の上下方向についての位置は、隔壁12の上端と下端との間の任意の位置に設定可能である。なお、内部空間13を通過するブローバイガスからのオイルの分離を効果的に行う観点では窓14を可能な限り下に形成することが好ましく、クランクケース1内に溜まったオイルによって窓14の全部または一部が塞がれないようにするうえでは窓14を可能な限り上に形成することが好ましい。従って、窓14の上下方向についての位置は、上述した実情を鑑みて最適な位置に設定される。
・第2実施形態において、上窓21を下窓22よりも上方であって隔壁12の上端部以外の位置に形成してもよい。
第1実施形態のクランクケースが設けられる内燃機関を示す略図。 クランクケースの内部に形成された隔壁及び窓を示す同クランクケースの斜視図。 上記隔壁及び窓を示すクランクケースの拡大断面図。 第2実施形態のクランクケースを示す斜視図。 第2実施形態のクランクケースを示す斜視図。 クランクケースの内部に形成された隔壁及び窓を示す同クランクケースの拡大断面図。
符号の説明
1…クランクケース、1a…外壁、3…吸気通路、4…スロットルバルブ、5…新気導入通路、6…シリンダブロック、7…ガス流出通路、8…オイル分離装置、9…リターン通路、10…流量制御弁、11…クランクシャフト、12…隔壁、13…内部空間、14…窓、21…上窓、22…下窓。

Claims (5)

  1. 燃焼室からクランクケースに漏れたブローバイガスがシリンダブロックに上下方向に延びるように形成されたガス流出通路を介して吸気通路に戻されるようにした内燃機関に設けられるクランクケースであって、
    上下方向に伸びるケース外壁の内側面と対向した状態で同じく上下方向に延びるように隔壁を形成することにより、その隔壁と前記ケース外壁の内側面との間に前記ガス流出通路と上端部で繋がる内部空間を形成し、前記隔壁に同隔壁を水平方向に貫通して前記内部空間の内外を連通する窓を形成した
    ことを特徴とする内燃機関のクランクケース。
  2. 前記窓の開口面積は、ケース内に溜まったオイルの油面が前記隔壁の下端における前記内部空間の下端部開口まで若しくはその付近まで上昇したとき、前記オイルの前記内部空間の下端部開口からの吸い上げが生じることを回避可能な大きさに設定されている
    請求項1記載の内燃機関のクランクケース。
  3. 前記窓は、前記隔壁の下端から上方に向けて切り欠き形成された下窓と、前記隔壁における前記下窓よりも上方に形成された上窓とからなる
    請求項2記載の内燃機関のクランクケース。
  4. 前記内燃機関は、前記ガス流出通路が鉛直方向に対し傾斜するよう傾けて設置されるものである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関のクランクケース。
  5. 前記内燃機関は、そのクランクシャフトがケース内に溜まったオイルを前記内部空間の下端部開口側に向けて掻き上げる方向に回転するものである
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関のクランクケース。
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