JP2009167186A - 表面官能化充填材を含む歯科材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】式(I)の基で表面官能化されている充填材を含む、本発明に従う組成物が、歯構造物への改良された接着、特に、象牙質および歯エナメルに対する改良された接着剪断強度によって特徴付けられる歯科材料として特に適切であることを見出した。
【選択図】なし
Description
R1は、C1〜C15アルキル、C2〜C5アルケニルまたはフェニルを表し、
R2は、存在しないか、または鎖状または分岐C1〜C6アルキレン基を表し、
Yは、存在しないか、またはエーテル、チオエーテル、アミド、エステルまたはウレタン基を表し、
Zは、存在しないか、または2〜20の炭素原子をもつ少なくとも2価の鎖状または分岐脂肪族基、少なくとも3つの炭素原子をもつ少なくとも2価の脂環式基、または少なくとも6つの炭素原子をもつ少なくとも2価の芳香族基を表し、該脂肪族基は、1つ以上のエーテル、チオエーテル、アミドまたはエステル基によって中断され得、そして該脂肪族基は、少なくとも3つの炭素原子をもつ1つ以上の脂環式基、および/または少なくとも6つの炭素原子をもつ1つ以上の芳香族基を含み得、
Aは、各場合において、独立に、−COOH、−P(O)(OH)2、−O−P(O)(OH)2、−SO2OH、−C(O)−O−C(O)−、−CHO、−NH−C(O)−CHO、−C(O)−CHO、−C(O)−CH2−C(O)−CH3、−N=C=Oまたは−O−C(O)−CH2−C(O)−CH3であり、
aは、1〜6であり、そして
mは、1〜3であり
ここで、R2およびZは、両方が存在しないことはなく、
ここで、R2およびZは、各場合において、Yが同時にまた存在しないときにのみ存在せず、そして
aは、Zが存在しない場合には1であり、
ここで、式(I)の基は、式(I)の基のケイ素原子に結合されている少なくとも1つの酸素原子を経由して充填材に結合される。
R1は、C1〜C6アルキルまたはフェニルを表し、
R2は、鎖状または分岐C1〜C3アルキレン基を表し、
Yは、存在しないか、またはエーテル、チオエーテル、エステルまたはウレタン基を表し、
Zは、存在しないか、または2〜20の炭素原子をもつ少なくとも2価の鎖状または分岐脂肪族基、少なくとも3つの炭素原子をもつ少なくとも2価の脂環式基、または少なくとも6つの炭素原子をもつ少なくとも2価の芳香族基を表し、該脂肪族基は、1つ以上のエーテル、チオエーテル、アミドまたはエステル基によって中断され得、そして該脂肪族基は、少なくとも3つの炭素原子をもつ1つ以上の脂環式基、および/または少なくとも6つの炭素原子をもつ1つ以上の芳香族基を含み得、
Aは、各々の場合において、独立に、−COOH、−P(O)(OH)2、−O−P(O)(OH)2、−SO2OH、−CHO、−NH−C(O)−CHOまたは−O−C(O)−CH2−C(O)−CH3を表し、
aは、1〜3であり、そして
mは、1〜3である。
(項目1)式(I)の基で表面官能化されている少なくとも1つの充填材を含むことで特徴付けられる重合可能な組成物であって、ここで、式(I)の基は、
R1は、C1〜C15アルキル、C2〜C5アルケニルまたはフェニルを表し、
R2は、存在しないか、または鎖状または分岐C1〜C6アルキレン基を表し、
Yは、存在しないか、またはエーテル、チオエーテル、アミド、エステルまたはウレタン基を表し、
Zは、存在しないか、または2〜40の炭素原子をもつ少なくとも2価の鎖状または分岐脂肪族基、少なくとも3つの炭素原子をもつ少なくとも2価の脂環式基、または少なくとも6つの炭素原子をもつ少なくとも2価の芳香族基を表し、該脂肪族基は、1つ以上のエーテル、チオエーテル、アミドまたはエステル基によって中断され得、そして該脂肪族基は、少なくとも3つの炭素原子をもつ1つ以上の脂環式基、および/または少なくとも6つの炭素原子をもつ1つ以上の芳香族基を含み得、
Aは、各場合において、独立に、−COOH、−P(O)(OH)2、−O−P(O)(OH)2、−SO2OH、−C(O)−O−C(O)−、−CHO、−NH−C(O)−CHO、−C(O)−CHO、−C(O)−CH2−C(O)−CH3、−N=C=Oまたは−O−C(O)−CH2−C(O)−CH3であり、
aは、1〜6であり、そして
mは、1〜3であり
ここで、R2およびZは、両方が存在しないことはなく、
ここで、R2およびZは、各場合において、Yが同時にまた存在しないときにのみ存在せず、そして
aは、Zが存在しない場合には1であり、
ここで、式(I)の基は、式(I)の基のケイ素原子に結合されている少なくとも1つの酸素原子を経由して該充填材に結合される、重合可能な組成物。
(項目2) 項目1に記載の重合可能な組成物であって、ここで
R1は、C1〜C6アルキルまたはフェニルを表し、
R2は、鎖状または分岐C1〜C3アルキレン基を表し、
Yは、存在しないか、またはエーテル、チオエーテル、エステルまたはウレタン基を表し、
Zは、存在しないか、または2〜20の炭素原子をもつ、少なくとも2価の鎖状または分岐脂肪族基、少なくとも3つの炭素原子をもつ少なくとも2価の脂環式基、または少なくとも6つの炭素原子をもつ少なくとも2価の芳香族基を表し、該脂肪族基は、1つ以上のエーテル、チオエーテル、アミドまたはエステル基によって中断され得、そして該脂肪族基は、少なくとも3つの炭素原子をもつ1つ以上の脂環式基、および/または少なくとも6つの炭素原子をもつ1つ以上の芳香族基を含み得、
Aは、各々の場合において、独立に、−COOH、−P(O)(OH)2、−O−P(O)(OH)2、−SO2OH、−CHO、−NH−C(O)−CHOまたは−O−C(O)−CH2−C(O)−CH3を表し、
aは、1〜3であり、そして
mは、1〜3である、重合可能な組成物。
(項目3) 前記充填材が、1nm〜10μmの平均粒子サイズをもつ粒子状充填材であることを特徴とする、項目1または2に記載の重合可能な組成物。
(項目4) 前記充填材が、SiO2、元素Zr、Ti、Al、Y、La、Ceおよび/またはYbの酸化物、またはSiO2とのそれらの混合酸化物に基づく単分散のナノ粒子状の充填材であることを特徴とする、項目1〜3のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
(項目5) 前記充填材が、5〜200nm、特に好ましくは10〜100nm、極めて特に好ましくは10〜50nmの平均粒子サイズを有することを特徴とする、項目1〜4のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
(項目6) 式(I)の基で表面官能化されている前記充填材が、該充填材1グラムあたり、少なくとも0.01mmol、好ましくは0.05〜2mmol、特に好ましくは0.1〜1mmolの式(I)の基を含むことを特徴とする、項目1〜5のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
(項目7) 前記充填材が、少なくとも1つのさらなる基でさらに表面改変されていることを特徴とする、項目1〜6のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
(項目8) 少なくとも1つのラジカル重合可能なモノマーを含むことを特徴とする、項目1〜7のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
(項目9)ラジカル重合のための開始剤を含むことを特徴とする、項目1〜8のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
(項目10) 2以上の重合可能な基および/または1つ以上の酸性基をもつ少なくとも1つのモノマーを含むことを特徴とする、項目1〜9のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
(項目11) 光重合のための開始剤を含むことを特徴とする、項目9または10に記載の組成物。
(項目12) 式(I)の基で表面官能化されていない充填材をまた含むことを特徴とする、項目1〜11のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
(項目13) a)1〜60重量%の式(I)の基で表面官能化されている充填材、
b)1〜40重量%の式(I)の基で表面官能化されていない充填材、
c)0〜70重量%の希釈する、および/または架橋するモノマー、
d)0.1〜5.0重量%のラジカル重合のための開始剤、
e)0〜70重量%の酸性モノマーおよび/または溶媒、を含むことを特徴とする、項目1〜12のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
(項目14) 表面官能化充填材であって、式(I)の基が、
R1は、C1〜C15アルキル、C2〜C5アルケニルまたはフェニルを表し、
R2は、存在しないか、または鎖状または分岐C1〜C6アルキレン基を表し、
Yは、存在しないか、またはエーテル、チオエーテル、アミド、エステルまたはウレタン基を表し、
Zは、存在しないか、または2〜40の炭素原子をもつ少なくとも2価の鎖状または分岐脂肪族基、少なくとも3つの炭素原子をもつ少なくとも2価の脂環式基、または少なくとも6つの炭素原子をもつ少なくとも2価の芳香族基を表し、該脂肪族基は、1つ以上のエーテル、チオエーテル、アミドまたはエステル基によって中断され得、そして該脂肪族基は、少なくとも3つの炭素原子をもつ1つ以上の脂環式基、および/または少なくとも6つの炭素原子をもつ1つ以上の芳香族基を含み得、
Aは、各場合において、独立に、−COOH、−P(O)(OH)2、−O−P(O)(OH)2、−SO2OH、−C(O)−O−C(O)−、−CHO、−NH−C(O)−CHO、−C(O)−CHO、−C(O)−CH2−C(O)−CH3、−N=C=Oまたは−O−C(O)−CH2−C(O)−CH3であり、
aは、1〜6であり、そして
mは、1〜3であり
ここで、R2およびZは、両方が存在しないことはなく、
ここで、R2およびZは、各場合において、Yが同時にまた存在しないときにのみ存在せず、そして
aは、Zが存在しない場合には1であり、
ここで、式(I)の基は、式(I)の基のケイ素原子に結合されている少なくとも1つの酸素原子を経由して該充填材に結合される、表面官能化充填材。
(項目15) 項目1〜13のいずれか1項に記載の組成物、または項目14に記載の表面官能化充填材の調製のためのプロセスであって、前記充填材が、少なくとも1つのシランと反応され、そして得られた表面官能化充填材が、該組成物のさらなる成分と混合される、プロセス。
(項目16) 前記シランが、式(II)を有し、
Xが、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C5−アルコキシまたはC1〜C3−アシルオキシを表し、そして
nが、1〜3である、項目15に記載のプロセス。
(項目17) a)前記シランが、前記充填材と液体形態で混合され、そして
b)該充填材が乾燥されて、濃縮産物に分離される、項目15または16に記載のプロセス。
(項目18) a)前記充填材が、溶媒中の前記シランの溶液中に分散され、そして
b)該充填材が分離され、そして必要に応じて1回以上ステップ(a)からの溶媒で、および/または少なくとも1つの他の溶媒で洗浄され、
c)該充填材が、必要に応じて熱処理を受け、そして必要に応じて再度洗浄され、
d)該充填材が乾燥され、そして
e)該充填材が、必要に応じて砕かれる、項目15または16に記載のプロセス。
(項目19)項目15〜18のいずれか1項に記載のプロセスにより得られ得る、重合可能な組成物。
(項目20)歯科材料としての項目1〜13または19のいずれか1項に記載の組成物の使用。
(項目21)接着剤またはセメントとしての項目20に記載の使用。
(項目22)項目15〜18のいずれか1項に記載のプロセスにより得られ得る、表面官能化充填材。
(項目23)歯科材料の調製のための項目14〜22のいずれか1項に記載の表面官能化充填材の使用。
(項目24)接着剤またはセメントの調製のための項目23に記載の使用。
(項目20A)歯科材料としての使用のための、項目1〜13または19のいずれか1項に記載の組成物。
(項目21A)前記使用が、接着剤またはセメントとしての使用である、項目20Aに記載の組成物。
本発明は、式(I)の基で表面官能化されている少なくとも1つの充填材を含むことで特徴付けられる重合可能な組成物であって、ここで、式(I)の基は、
Xは、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C5アルコキシまたはC1〜C3アシルオキシを表し、
Aは、各場合において、独立に、−COOH、−P(O)(OR3)2、−O−P(O)(OR3)2、−SO2OH、−C(O)−O−C(O)−、−CHO、−NH−C(O)−CHO、−C(O)−CHO、−C(O)−CH2−C(O)−CH3、−N=C=Oまたは−O−C(O)−CH2−C(O)−CH3を表し、
R3は、各場合において、独立にHまたはC1〜C5アルコキシを表し、
nは、1〜3であり、そして残りの意味は、式(I)について上記に規定されるとおりである。
a)1〜60重量%、特に5〜40重量%の式(I)の基で表面官能化されている充填材、
b)0〜40重量%、特に0〜30重量%の式(I)の基で表面官能化されていない充填材、
c)0〜70重量%、特に1〜40重量%の希釈する、および/または架橋するモノマー、
d)0.01〜5.0重量%、特に0.2〜2.0重量%、特に好ましくは0.2〜1.0重量%のラジカル重合のための開始剤、
e)0〜70重量%、特に0〜50重量%の酸性モノマーおよび/または溶媒。
アルデヒド基でのSiO2オルガノゾルのSiO2ナノ粒子(d=13nm)の表面官能化
第1ステージ:SH基でのSiO2ナノ粒子の官能化
2.12gの3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(10.8mmol)を、60.0gのSiO2オルガノゾル(NanO G 502−31、Clariant;イソプロパノール中30重量%SiO2)に添加した。次に、0.584g(水を基に32.4mmol)の0.5N HCl溶液を添加し、そして48時間室温で撹拌した。この懸濁物を、次いで、0℃まで冷却し、そして0.98g(9.0mmol)のクロロトリメチルシランを滴下して添加した。24時間室温で撹拌した後、40mlのトルエンを添加し、そしてイソプロパノールおよび形成されたメタノールを40℃および140mbar〜80mbarで蒸留除去した。また蒸留除去されたトルエンを、次いで再び添加し、この分散物中のSiO2の濃度が、30.0重量%を超えないようにした。75.3gのわずかに粘性の濁った、かつ揺変性の液体を得た。
0.605g(10.8mmol)のアクロレインおよびスパチュラ−ポイントのヒドロキノンを、アルゴン下でフラスコ中に導入した。第1ステージで調製された75.3gのオルガノゾルを、次いで、0〜5℃で11時間内に滴下して添加した。氷浴を除去し、そしてこの分散物を室温で1週間撹拌した。得られたオルガノゾル中には、アクロレインはもはや存在しなかった。産物は、用いたトリアルコキシシランに対して、約58%のアルデヒド基を含んでいた。わずかに粘性の濁った、そして揺変性のオルガノゾルの燃焼に際する残渣は、7.1%SiO2であった。
ラジカル架橋可能な分散剤とのアルデヒド基での表面官能化されたSiO2オルガノゾルの調製
25.0gのN,N’−ジエチル−1,3−ビス(アクリルアミド)−プロパンを、実施例1の第2ステージからのアルデヒド基で官能化されたSiO2オルガノゾル(SiO2含量:5g)の70.7g中に溶解した。半透明の溶液が形成された。トルエンを次いでロータリーエバポレーター上40℃で除去した。7.0〜5.5Pa・s(1〜100s−1)の粘度をもち、燃焼に際し15.8%の残渣の、薄い褐色の、半透明の濁った液体が得られ、これは、ラジカル開始剤の添加後、硬化し得、不溶性固体を形成した。
アルデヒド基での熱分解ケイ酸の表面官能化
第1ステージ:SH基での熱分解ケイ酸OX−50の官能化
20.0gの熱分解ケイ酸OX−50を、200gのエタノール中に懸濁した。0.56gの0.5N HCl溶液を次いで添加し、そしてこの懸濁物を、70℃まで加熱した。2.04g(10.4mmol)の3−メルカプトプロピルトリメトキシシランを添加し、そしてこの懸濁物を30時間70℃で撹拌した。溶媒を次いでロータリーエバポレーター上40℃で除去した。得られた白色の粉末を40gのアセトン中に分散し、そして次に、遠心分離により再び分離した。この粉末を、次いで、50gのエタノール中に分散し、遠心分離し、最後にシクロヘキサン中に分散し、そして再び遠心分離した。得られた粉末をロータリーエバポレーター上8・10−2mbarで乾燥した。メルカプト基回収率は、0.12mmol/gSiO2であり、そしてサンプルの硫黄含量(0.38重量%、元素分析)によって決定された。
第1ステージからの10.0gの官能化粒子を、30gのトルエン中に超音波下で分散した。次いで、0.24g(4.3mmol)のアクロレインを滴下により添加し、そしてこの懸濁物を、48時間50℃で撹拌した。次いで、溶媒および未反応のアクロレインをロータリーエバポレーター上40℃で除去し、そしてこの粉末を8・10−2mbarで乾燥した。この官能化されたシラン回収率は0.10mmol/gSiO2であり、そしてサンプルの硫黄含量(0.33重量%、元素分析)によって決定された。
ホスホン酸基での熱分解ケイ酸(Aerosil 200)の表面官能化
第1ステージ:ジエチルホスホン酸塩基での熱分解ケイ酸の官能化
25.0gのAerosil 200を、750gのシクロヘキサン中に懸濁した。13.6g(41.4mmol)のジエチルホスホリルエチルトリエトキシシランおよび3.68g(62.25mmol)のn−プロピルアミンを次いで添加した。この混合物を30時間70℃で撹拌した。溶媒を、ロータリーエバポレーター上40℃で除去し、そして産物を、乾燥オーブン中50℃でさらに3日間乾燥した。この粉末を、次いで、150mlのエタノール中に洗浄のために懸濁し、そして圧力濾過(0.45μm)により溶媒から分離した。この粉末を、同様にエタノールでもう一度、そして次にシクロヘキサンで一度洗浄した。乾燥は、次いで、乾燥オーブン中でさらに3日、50℃で実施された。燃焼に際し残渣は93.1重量%であった。官能化シラン回収率は0.66mmol/gSiO2であり、そしてサンプルのリン含量(1.78重量%、元素分析)によって決定された。
第1ステージからの25.0gのシラン化Aerosil 200を、460gの塩酸(32重量%)中に懸濁し、そして還流下46時間加熱した。この塩酸溶液を、次いで、減圧下40℃で除去し、そしてこの粉末を、乾燥オーブン中で3日間50℃で乾燥した。改変された粒子を、次いで、150mlの水中に再懸濁し、そして圧力濾過(0.45μm)により濾過した。このプロセスをさらに二度繰り返し、そして粉末を、次いで、乾燥オーブン中で3日間50℃で乾燥した。燃焼に際しての残渣は、96.0重量%であった。官能化されたシラン回収率は0.58mmol/gSiO2であって、そしてサンプルのリン含量(1.85重量%、元素分析)によって決定された。
メタクリレート基とのホスホン酸基で改変された熱分解ケイ酸のさらなる表面官能化
実施例4の第2ステージからの11.0gの改変されたAerosilを、330gのn−ヘキサン中に懸濁した。30mlのn−ヘキサン中に溶解された、1.99g(9.0mmol)の3−メタクリロイルオキシプロピルジメチルクロルシラン(ABCR)を、次いでゆっくり滴下して添加した。この混合物を、室温でさらに47時間撹拌した。溶媒を次いで減圧下40℃で除去し、そしてこの粉末を乾燥オーブン中で3日間50℃で乾燥した。これら粒子を、150mlのエタノール中に分散し、そして圧力濾過(0.45μm)により濾過し、エタノール中に分散し、そして第2回目の濾過を行い、そして最後に150mlのシクロヘキサン中に分散し、そしてもう一度濾過して分離した。この粉末を、乾燥オーブン中で3日間50℃で乾燥した。燃焼に際しての残渣は、94.8重量%であった。メタクレレート基の存在は、1636cm−1における新たなバンドの出現によるIR分光法により確認することが可能であった。
ホスホン酸基での熱分解ケイ酸(Aerosil OX−50)の表面官能化
第1ステージ:ジエチルホスホン酸基での熱分解ケイ酸の官能化
20.0gの熱分解ケイ酸OX−50を、200gエタノール中に懸濁した。次いで、最初3.41g(10.4mmol)のジエチルホスホリルエチルトリエトキシシランを、そして次いで、0.56gの0.5N 塩酸溶液を添加した。この懸濁物を70℃まで加熱し、そしてこの温度で30時間撹拌した。揮発性成分を、次いで、ロータリーエバポレーター上40℃で除去し、そして粉末を乾燥オーブン中で3日間50℃で乾燥した。この粉末を、次いで、洗浄のために50mlエタノール中に分散し、そして遠心分離により(5000rpmまで)、溶媒から分離した。この粉末を、もう一度、エタノールで同様に、そして次に一度50mlのシクロヘキサンで洗浄した。乾燥を、次いで、乾燥オーブン中、50℃でさらに3日間実施した。官能化シランの回収率は、0.11mmol/gSiO2であり、そしてサンプルのリン含量(0.32重量%、元素分析)によって決定された。
第1ステージからの10.0gの改変OX−50を、100gの塩酸(32重量%)中に分散し、そして還流下100℃で24時間加熱した。塩酸を、次に、ロータリーエバポレーター上40℃で減圧下で除去した。粉末を、次いで、乾燥オーブン中50℃で3日間乾燥した。改変された粒子は、次いで、50mlの水中に再分散され、そして遠心分離により再び分離した。このプロセスを、さらに二度繰り返し、そして粉末を、次に、乾燥オーブン中50℃で3日間乾燥した。官能化シランの回収率は、0.12mmol/gSiO2であり、そしてサンプルのリン含量(0.36重量%、元素分析)によって決定された。
アルデヒド−官能化SiO2粒子を含むエナメル−象牙質接着剤
エナメルおよび象牙質接着を調べるために、接着剤A(本発明に従う)およびB(比較例)を、出発成分を、以下の表(内容は重量%)に示される組成物と混合することにより調製した。歯のエナメルおよび象牙質へのこれら接着剤の接着が決定された。
Claims (24)
- 式(I)の基で表面官能化されている少なくとも1つの充填材を含むことで特徴付けられる重合可能な組成物であって、ここで、式(I)の基は、
R1は、C1〜C15アルキル、C2〜C5アルケニルまたはフェニルを表し、
R2は、存在しないか、または鎖状または分岐C1〜C6アルキレン基を表し、
Yは、存在しないか、またはエーテル、チオエーテル、アミド、エステルまたはウレタン基を表し、
Zは、存在しないか、または2〜40の炭素原子をもつ少なくとも2価の鎖状または分岐脂肪族基、少なくとも3つの炭素原子をもつ少なくとも2価の脂環式基、または少なくとも6つの炭素原子をもつ少なくとも2価の芳香族基を表し、該脂肪族基は、1つ以上のエーテル、チオエーテル、アミドまたはエステル基によって中断され得、そして該脂肪族基は、少なくとも3つの炭素原子をもつ1つ以上の脂環式基、および/または少なくとも6つの炭素原子をもつ1つ以上の芳香族基を含み得、
Aは、各場合において、独立に、−COOH、−P(O)(OH)2、−O−P(O)(OH)2、−SO2OH、−C(O)−O−C(O)−、−CHO、−NH−C(O)−CHO、−C(O)−CHO、−C(O)−CH2−C(O)−CH3、−N=C=Oまたは−O−C(O)−CH2−C(O)−CH3であり、
aは、1〜6であり、そして
mは、1〜3であり
ここで、R2およびZは、両方が存在しないことはなく、
ここで、R2およびZは、各場合において、Yが同時にまた存在しないときにのみ存在せず、そして
aは、Zが存在しない場合には1であり、
ここで、式(I)の基は、式(I)の基のケイ素原子に結合されている少なくとも1つの酸素原子を経由して該充填材に結合される、重合可能な組成物。 - 請求項1に記載の重合可能な組成物であって、ここで
R1は、C1〜C6アルキルまたはフェニルを表し、
R2は、鎖状または分岐C1〜C3アルキレン基を表し、
Yは、存在しないか、またはエーテル、チオエーテル、エステルまたはウレタン基を表し、
Zは、存在しないか、または2〜20の炭素原子をもつ、少なくとも2価の鎖状または分岐脂肪族基、少なくとも3つの炭素原子をもつ少なくとも2価の脂環式基、または少なくとも6つの炭素原子をもつ少なくとも2価の芳香族基を表し、該脂肪族基は、1つ以上のエーテル、チオエーテル、アミドまたはエステル基によって中断され得、そして該脂肪族基は、少なくとも3つの炭素原子をもつ1つ以上の脂環式基、および/または少なくとも6つの炭素原子をもつ1つ以上の芳香族基を含み得、
Aは、各々の場合において、独立に、−COOH、−P(O)(OH)2、−O−P(O)(OH)2、−SO2OH、−CHO、−NH−C(O)−CHOまたは−O−C(O)−CH2−C(O)−CH3を表し、
aは、1〜3であり、そして
mは、1〜3である、重合可能な組成物。 - 前記充填材が、1nm〜10μmの平均粒子サイズをもつ粒子状充填材であることを特徴とする、請求項1または2に記載の重合可能な組成物。
- 前記充填材が、SiO2、元素Zr、Ti、Al、Y、La、Ceおよび/またはYbの酸化物、またはSiO2とのそれらの混合酸化物に基づく単分散のナノ粒子状の充填材であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
- 前記充填材が、5〜200nm、特に好ましくは10〜100nm、極めて特に好ましくは10〜50nmの平均粒子サイズを有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
- 式(I)の基で表面官能化されている前記充填材が、該充填材1グラムあたり、少なくとも0.01mmol、好ましくは0.05〜2mmol、特に好ましくは0.1〜1mmolの式(I)の基を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
- 前記充填材が、少なくとも1つのさらなる基でさらに表面改変されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
- 少なくとも1つのラジカル重合可能なモノマーを含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
- ラジカル重合のための開始剤を含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
- 2以上の重合可能な基および/または1つ以上の酸性基をもつ少なくとも1つのモノマーを含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
- 光重合のための開始剤を含むことを特徴とする、請求項9または10に記載の組成物。
- 式(I)の基で表面官能化されていない充填材をまた含むことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。
- a)1〜60重量%の式(I)の基で表面官能化されている充填材、
b)1〜40重量%の式(I)の基で表面官能化されていない充填材、
c)0〜70重量%の希釈する、および/または架橋するモノマー、
d)0.1〜5.0重量%のラジカル重合のための開始剤、
e)0〜70重量%の酸性モノマーおよび/または溶媒、を含むことを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の重合可能な組成物。 - 表面官能化充填材であって、式(I)の基が、
R1は、C1〜C15アルキル、C2〜C5アルケニルまたはフェニルを表し、
R2は、存在しないか、または鎖状または分岐C1〜C6アルキレン基を表し、
Yは、存在しないか、またはエーテル、チオエーテル、アミド、エステルまたはウレタン基を表し、
Zは、存在しないか、または2〜40の炭素原子をもつ少なくとも2価の鎖状または分岐脂肪族基、少なくとも3つの炭素原子をもつ少なくとも2価の脂環式基、または少なくとも6つの炭素原子をもつ少なくとも2価の芳香族基を表し、該脂肪族基は、1つ以上のエーテル、チオエーテル、アミドまたはエステル基によって中断され得、そして該脂肪族基は、少なくとも3つの炭素原子をもつ1つ以上の脂環式基、および/または少なくとも6つの炭素原子をもつ1つ以上の芳香族基を含み得、
Aは、各場合において、独立に、−COOH、−P(O)(OH)2、−O−P(O)(OH)2、−SO2OH、−C(O)−O−C(O)−、−CHO、−NH−C(O)−CHO、−C(O)−CHO、−C(O)−CH2−C(O)−CH3、−N=C=Oまたは−O−C(O)−CH2−C(O)−CH3であり、
aは、1〜6であり、そして
mは、1〜3であり
ここで、R2およびZは、両方が存在しないことはなく、
ここで、R2およびZは、各場合において、Yが同時にまた存在しないときにのみ存在せず、そして
aは、Zが存在しない場合には1であり、
ここで、式(I)の基は、式(I)の基のケイ素原子に結合されている少なくとも1つの酸素原子を経由して該充填材に結合される、表面官能化充填材。 - 請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物、または請求項14に記載の表面官能化充填材の調製のためのプロセスであって、前記充填材が、少なくとも1つのシランと反応され、そして得られた表面官能化充填材が、該組成物のさらなる成分と混合される、プロセス。
- a)前記シランが、前記充填材と液体形態で混合され、そして
b)該充填材が乾燥されて、濃縮産物に分離される、請求項15または16に記載のプロセス。 - a)前記充填材が、溶媒中の前記シランの溶液中に分散され、そして
b)該充填材が分離され、そして必要に応じて1回以上ステップ(a)からの溶媒で、および/または少なくとも1つの他の溶媒で洗浄され、
c)該充填材が、必要に応じて熱処理を受け、そして必要に応じて再度洗浄され、
d)該充填材が乾燥され、そして
e)該充填材が、必要に応じて砕かれる、請求項15または16に記載のプロセス。 - 請求項15〜18のいずれか1項に記載のプロセスにより得られ得る、重合可能な組成物。
- 歯科材料としての使用のための、請求項1〜13または19のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記使用が、接着剤またはセメントとしての使用である、請求項20に記載の組成物。
- 請求項15〜18のいずれか1項に記載のプロセスにより得られ得る、表面官能化充填材。
- 歯科材料の調製のための請求項14〜22のいずれか1項に記載の表面官能化充填材の使用。
- 接着剤またはセメントの調製のための請求項23に記載の使用。
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