JP2009165915A - 油分含有廃水の処理方法および処理装置 - Google Patents

油分含有廃水の処理方法および処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の浮上分離を用いた処理よりも凝集剤の使用量を低減させることが可能となった油分含有廃水の処理方法および処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】油分含有廃水に該廃水中の油分を捕捉ないし吸着できる懸濁物質を添加するか、或いは、予め該懸濁物質が混入している被処理水に対して、廃水中の油分が捕捉ないし吸着した懸濁物質を浮上分離工程にて除去した後、凝集剤を作用させて前記廃水の油分を除去する。
【選択図】なし

Description

本発明は、清掃業、クリーニング業、鉄鋼業、機械加工業、食品加工業等の各種産業で発生する油分含有廃水の処理方法および処理装置に関するものであり、さらに詳しくは廃水中の油分を除去することを特徴とする油分含有廃水の処理方法およびその処理装置に関するものである。
従来から油分含有廃水の処理方法には、廃水中の油分と水の比重差を利用して油分を除去する比重分離方法や、廃水に気泡を供給し、廃水中の油分に気泡を付着させ上部へ浮上濃縮させて除去する浮上分離方法が用いられていた。
比重分離方法については、一例を挙げると、隔壁版で分割し、前記隔壁の下部に連通孔を有する油水分離槽を用いることにより水面上部に油分を浮上させて除去する油分含有廃水の処理装置が提案されている。図7および図8において、従来の比重分離方法を用いた油分含有廃水の処理装置は、中空函型の油水分離槽101と、油水分離槽101の一方の端部即ち上流側端部に連通された導入管102と、油水分離槽101の他方の端部即ち下流側端部に連通された放流管103とを備え、導入管102を道路の側溝途中に設けられたマンホール等と連通させておき、この導入管102を通して油水分離槽101内に油分を含有した廃水を導入し、油水分離槽101内を上流から下流へと流下させる過程において、水と油分の比重の違いを利用して水と油分を分離させ、水のみを放流管103から下水道に放出する構造になっている。上記処理装置の油水分離槽101は、角筒状のプレキャストコンクリートブロック(以下、PCブロックと記す)104,104・・・と、PCブロック104の端面に当接される複数の隔壁版105、106,106・・・と、油水分離槽101の両端部を閉鎖する端版107,108とを備え、PCブロック104と隔壁版105、106,106・・・とを交互に接続し、両端部のPCブロック104a,104gの端面を端版107,108により閉鎖することによって、内部が隔壁により仕切られた中空函型に形成されている。
上記のように構成することにより、導入管102を通して油分を含有した廃水が油水分離槽101内に流入すると、廃水に含まれる泥質や塵、その他の異物が沈殿し、その異物が隔壁版105に阻まれて下流側へは流下せず、油分を含有した廃水が連通孔109を通して下流側へ流れ、また油分と水との比重差により、比重の軽い油分は上方へ浮かび上がり、比重の重い水が下方へ沈み込むようになり、油分の大半は隔壁版106に阻まれて隔壁版106の上流側に溜まり、廃水が隔壁下部に形成された連通孔110を通して流下し、放流管103を経て外部に放出される工程を繰り返すことにより、油分含有廃水から水と油分が分離できるものである。(特許文献1参照)。
しかしながら、前記の比重分離方法を用いた処理装置では、油分含有廃水中の水と油を分離させるためには、油水分離槽101内の滞留時間を長くすることで水と油の比重差を促さなければならず、その為には処理装置を大きくしなければならない問題があった。また、短い時間では分離が不充分という問題もあった。
また、浮上分離方法について一例を挙げると、浮上分離槽と加圧ポンプと空気を被処理液に加圧溶解させる被処理液循環系統からなる加圧浮上分離方法に代表される浮上分離方法およびその装置による油分含有廃水の処理装置がある。図9において、従来の加圧浮上分離方法を用いた油水分離装置は、処理槽209が、空気を混入した被処理液を供給するノズル201と、不溶解空気を除去する大気泡除去部202と、大気泡除去部202の出口近傍の上側に設けられ空気が混合された被処理液の分岐流を流すための大気泡排出管203と、液面検出器204,205を備え被処理水を分離する分離部206と、浮上油受け器207と、分離部206と浮上油受け器207とを分離する遮蔽板208とで構成されており、その処理槽209と、処理槽209の下部に接続された循環配管210および循環配管210の途中で分岐した排出調節弁211が接続された排出配管212と、被処理液供給量を制御する被処理液調節弁213が接続された被処理液供給配管214と、空気の流量を制御する空気流量調節弁215が接続された空気導入配管216と、ポンプ217と、加圧供給配管218とが閉鎖的に接続されている油分含有廃水の処理装置である。
上記のように構成することにより、ポンプ217により0.3〜0.8MPaに加圧された被処理液と空気の気液混合流体が、ノズル201を通じて処理槽209内に導入されることで発生する微細気泡219と被処理液中の油粒子が結びつき、処理槽209の上部へ油分が浮上濃縮され、遮蔽板208を越流した後に浮上油受け器207に投入されることにより、油分含有廃水から水と油分が分離できるものであった。(特許文献2参照)。
また、図10に示すように、従来の油分含有廃水の処理方法には、該廃水に凝集剤を作用させた後、浮上分離工程において凝集させた懸濁物質(以下、SSと記す)や油分を浮上分離し、前記廃水から油分を除去するものもあった。
特開2004−321916号公報 特開2003−154205号公報
しかしながら、前記の加圧浮上分離方法を用いた処理装置では、廃水中の油分が小さくなるほど微細気泡と付着し難くなり、処理装置の上部へ浮上濃縮させることが困難になるという問題があった。仮に廃水中の油分が小さい場合であっても、凝集剤を使用して油分を大きくすれば、微細気泡と付着し易くなることが考えられるが、従来の油分含有廃水の処理方法のように、該廃水に凝集剤を作用させた後、浮上分離工程において凝集させたSSや油分を浮上分離し、前記廃水から油分を除去するものである場合、廃水中の油分だけでなくその他の汚濁物質にも凝集剤が作用することから、目的の油分除去性能を得るまでに、多量の凝集剤を使用しなければならないという問題があった。
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、従来の浮上分離を用いた処理よりも凝集剤の使用量を低減させることが可能となった油分含有廃水の処理方法および処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明における油分含有廃水の処理方法および処理装置の構成を図1に基づいて説明すると、本発明の第一は、油分を含有する廃水の処理方法において、該廃水に懸濁物質を添加し、次いで該廃水から該懸濁物質を取り除くことにより、該廃水から該油分を除去する工程を有すること、或いは、油分を含有する廃水の処理方法において、該廃水が予め懸濁物質を含み、該廃水から該懸濁物質を取り除くことにより、該廃水から該油分を除去する工程を有すること、を特徴とし、下記の構成を好ましい態様として含む。
前記懸濁物質が前記廃水中の前記油分に対して疎水性相互作用を持つ物質であること。
前記懸濁物質における粒子のメジアン径が5μmより大きく、2mmより小さい粒度分布を保持していること。
また前記廃水の処理方法が前処理工程、浮上分離工程、凝集剤添加工程、生物処理工程を含むものであって、前記廃水中の油分を懸濁物質によって浮上分離工程にて除去した後、該浮上分離工程で得られた処理水に凝集剤を作用させること。
前記浮上分離工程が、加圧浮上分離、常圧浮上分離、泡沫分離の何れかである。
気泡のみを発生させる手段で発生した気泡を剪断する手段を用いることにより生じる微細気泡と該気泡を剪断する手段そのものから発生する微細気泡のうち少なくとも一方の微細気泡を前記浮上分離工程内の分離槽内の油分含有廃水中に供給して泡沫分離すること。
本発明の第二は、少なくとも前処理装置、浮上分離装置、凝集剤添加装置及び生物処理装置を含む油分含有廃水の処理装置において、該浮上分離装置の分離槽内に設けられた気泡のみを発生させる機器の上方に、該気泡を剪断及び/又は微細気泡を発生させる機器が配置されていることを特徴とし、下記の構成を好ましい態様として含む。
前記気泡のみを発生させる機器が散気板であり、該気泡を剪断及び/又は微細気泡を発生させる機器が自給式微細気泡発生装置である。
本発明における油分含有廃水の処理方法および処理装置は、以上説明した構成になっているので、以下のような優れた効果が得られる。
(1)廃水に含まれる油分を効率よく除去できるため、予め凝集剤を作用させて浮上分離工程を行う場合と比べて、処理水中の油分濃度を約1/4に低減することができる。
(2)廃水に含まれる油分を効率よく除去できるため、予め凝集剤を作用させて浮上分離工程を行う場合と比べて、凝集剤の使用量を約1/3に低減することができる。
(3)泡沫分離槽内に供給する空気量を多くすると共に気泡径を微細にすることができ、且つ泡沫分離槽内に微細気泡を大量に発生させることができるため、油分含有廃水から効率よく油分を除去できる。
(4)処理設備をコンパクトに設定することができ、運転管理が容易で一定の処理水質を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図1乃至図6を用いて説明するが、本発明が本実施形態に限定されないことは言うまでもない。図1は本発明が意図する油分含有廃水の処理フローである。図2は本発明における泡沫分離処理に用いる浮上分離装置の一例の断面模式図である。図3は本発明の実施例1における処理時間毎の被処理水の油分濃度における粒度分布の推移を示したグラフである。図4は本発明の実施例1における処理時間毎の被処理水のSSにおける粒度分布の推移を示したグラフである。図5は本発明の実施例1及び比較例1における処理時間毎の被処理水の油分濃度の推移を示したグラフである。図6は本発明の実施例1及び比較例1における処理時間毎の被処理水のSSの推移を示したグラフである。
以下、本発明の実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。本発明の油分含有廃水の処理方法は、該廃水に廃水中の油分を捕捉ないし吸着できる懸濁物質を添加または予め懸濁物質が混入している被処理水に対して、廃水中の油分が捕捉ないし吸着した懸濁物質を浮上分離工程にて除去した後、凝集剤を作用させて前記廃水の油分を除去するものである。
従来の油分含有廃水の処理方法のように処理工程の最初に凝集剤を作用させると、凝集剤を作用させなくても浮上分離できるSSや油分に対しても凝集剤が費やされてしまい凝集剤の添加量が多くなる。本発明は、予め浮上分離工程によりこれらのSSや油分を除去した後、凝集剤を添加することで凝集剤の添加量を抑えても効率良く油分を除去することが可能となる。
本発明において、油分含有廃水における処理方法および処理装置の一連の処理工程に懸濁物質が存在するが、これは浮上分離工程前に懸濁物質に廃水中の油分を捕捉ないし吸着させるために必要であり、油分の捕捉ないし吸着は懸濁物質の形状による効果であっても良いが、材質による効果であることが好ましい。
油分含有廃水における処理方法および処理装置に用いる懸濁物質は、粒子のメジアン径が5μmより大きく2mmより小さいことが好ましい。懸濁物質における粒子のメジアン径は小さければ小さいほど粒子の表面積が大きくなるため、廃水中の油分との接触効率が向上し、油分を捕捉ないし吸着し易くなる。しかし本発明者等が鋭意研究を重ねた結果、浮上分離工程にて浮上濃縮できる粒子のメジアン径は5μmより大である。また逆に懸濁物質における粒子のメジアン径が大きくなり過ぎると、浮上分離工程で浮上させることが困難になり、かつ粒子の表面積が小さくなる。このため廃水中の油分との接触効率が低下し、油分を捕捉ないし吸着し難くなるという現象を防ぐためには2mmより小さいことが好ましい。さらに本発明における懸濁物質は処理工程において被処理水から除去することが前提であるが、仮に被処理水に残存すればそれ自身が懸濁物質として水質分析の際に計量されてしまう恐れがある。水質分析における懸濁物質は、計量に際して予め孔径2mmのふるいで大きな懸濁物質を除去することが前提であるため、2mm以上の懸濁物質が混入しても水質分析に反映されない可能性がある。従って懸濁物質の粒子のメジアン径は2mmより小さければ被処理水に残存しているかどうか正確に判別できるため、技術の正当性を的確に判断できる。
なお、メジアン径とは粒子径の分布において累積50%に相当する粒子径のことである。一般的な生物処理においては油分の粒子のメジアン径が1〜100μmの時好適であるが、メジアン径は、この範囲において小さければ小さいほど好ましい。
本発明における凝集剤は、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、硫酸第二鉄、塩化第二鉄などの無機系凝集剤およびポリアクリルアミド系、ジメチルアミノエチルアクリレート系、キトサンなどの高分子凝集剤である。
また、凝集剤は無機系凝集剤や高分子凝集剤をそれぞれ単独で使用しても良いが、予め無機系凝集剤で凝集させた後、高分子凝集剤を添加し凝集させることが好ましい。無機系凝集剤で凝集させた後、高分子凝集剤を併用することにより凝集フロックが大きくなり、且つ凝集フロックが強固になるため、固液分離が容易になるため好適である。
本発明において、油分含有廃水における処理方法および処理装置に用いる浮上分離工程は、加圧浮上分離、常圧浮上分離、泡沫分離の何れでも良いが、泡沫分離であることが好ましい。加圧浮上分離や常圧浮上分離は、浮上したフロスを掻き寄せるために掻き寄せ機等の動力を必要とするが、通常、廃水には洗剤やタンパク質等の界面活性物質が混入していることもあり、泡沫分離は被処理水を発泡させて浮上したフロスを泡沫分離水として自発的に系外へ排出させることから別途動力を必要としないことからも好適である。
本発明において、泡沫分離槽に供給する空気は微細気泡であることが好ましい。これは同じ空気量であれば、気泡径が微細であるほど気泡数が多くなり、拡散され易く、泡沫分離槽内で分散され易いため、廃水中の懸濁物質や油分と微細気泡の接触が多くなり、廃水中の油分を効率よく分離、排出することができるため好適である。
本発明において、微細気泡は、気泡のみを発生させる機器によって気泡を発生させた後、該気泡を剪断する機器によって気泡が剪断されることによって生じさせる及び/又は該気泡を剪断する機器そのものから発生することが好ましい。これは気泡のみを発生させる機器を微細気泡を発生させる機器より下方へ設け、気泡のみを発生させる機器から発生された気泡が微細気泡を発生させる機器の位置まで浮上して、気泡に対して微細気泡を含む水流を発生させる機器によって微細気泡を含む水流を発生させ、該微細気泡を含む水流によって上記気泡を剪断して供給することにより、泡沫分離槽内に供給する空気量を多くすると共に気泡径を微細にすることができ、泡沫分離槽内に微細気泡を大量に発生させることができるため好適である。
本発明において、気泡のみを発生させる機器が散気板であることが好ましい。これは他の気泡発生装置よりも構造が簡単で取り扱いが容易であるため好適である。
本発明の泡沫分離工程に用いる装置について、図2に基づいて説明する。分離槽1は装置内に供給する微細気泡の生成のために空気量を優先的に賄う部分と、気泡の微細化を優先的に行う部分の二つの部分を有する。泡沫分離工程に用いる装置は、分離槽1の側面に被処理水が流入する流入口2、分離槽1の上部に泡沫分離水を排出させる排出口3、分離槽1の底部に処理後の被処理水を流出させる流出口4が設けられている。分離槽1は槽内の中間部から上部にかけて、中央が貫通され上部に向かって縮径する傾斜部を有する笠状の遮蔽板5が一定間隔を開けて三段設けられている。また、分離槽1内の中間部よりやや下方の位置に自給式微細気泡発生装置6が設けられ、自給式微細気泡発生装置6の下方でありかつ分離槽1底部にまで至らない位置に散気板7が設けられている。自給式微細気泡発生装置6は外部空気と連通する吸気口8に連通し、散気板7は、ブロワ10に連通する吸気口9に連通している。
次に本発明の実施形態の作用について説明する。スクリーンや沈砂槽などの前処理工程を経た油分含有廃水に廃水中の油分を捕捉ないし吸着できる懸濁物質を添加した後、廃水中の油分が捕捉ないし吸着した懸濁物質を浮上分離工程にて除去することにより、前記廃水から油分を除去する。尚、油分含有廃水に予め懸濁物質が混入されている場合には、新たに懸濁物質を添加する必要はなく、そのまま浮上分離工程において廃水中の油分が捕捉ないし吸着した懸濁物質を除去することにより、前記廃水から油分を除去する。浮上分離工程を経た被処理水に、無機系凝集剤及び/又は高分子凝集剤を添加して被処理水のSSや油分を凝集・沈殿させて除去し、上澄み水を後処理工程へ移送させる。
また、本発明の実施形態における懸濁物質とは、形状ないし材質の何れかにおいて油分と親和性を有する物質、且つ廃水中の油分を捕捉ないし吸着できる物質である。油分に対して疎水性相互作用を持つ物質であればよく、特に繊維質のものが好適である。清掃用モップ等に使用されるパイル糸などが好ましい。その材質は、綿、ポリアミド、ポリエステル、レーヨン、アクリル、ビニロンなどが挙げられる。ポリアミドの中では特にナイロンが好ましい。糸の形状はスパンタイプ、フィラメントタイプのいずれでもよい。糸の強さも特に限定されない。また、懸濁物質の形状はスポンジのような多孔質状や網目状のものが好適である。
また、廃水に対する懸濁物質の添加量は、懸濁物質の濃度が700mg/L以上10000mg/L以下になるように添加することが好ましい。油分含有廃水において、懸濁物質が充分に含まれていない場合は上記の濃度を満たすまで廃水中の油分を捕捉ないし吸着できる懸濁物質を添加する必要がある。また、懸濁物質の濃度が高すぎると処理工程で除去される懸濁物質が多くなり廃棄物量が増えるため、懸濁物質の濃度は10000mg/L以下が好ましい。
次に、本発明において前記の実施形態を用いて油分含有廃水の油分除去試験を行った。試験の測定方法を以下に示す。
(1)粒度分布の測定
粒度分布の測定は、光源がHe−Neレーザー及びWランプの併用式であり、Mie散乱理論に基づくレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置LA−500(堀場製作所製)を用いて行った。
(2)油分濃度の測定
油分濃度の測定は、H−997溶媒(堀場製作所製)抽出による非分散型赤外線吸収法を原理とする油分濃度計OCMA−305(堀場製作所製)を用いて行った。
(3)SSの測定
SSの測定はガラス繊維ろ紙(ワットマン製GF/B)を用い、JISK0102 14に準拠した方法により、測定を行った。
本発明における油分含有廃水の油分除去試験は実施例1及び比較例1のそれぞれについて試験を行い、油分含有廃水として清掃業の工場廃水を、処理設備に泡沫分離装置、凝集槽、凝集沈殿槽を用い、泡沫分離処理時間毎および凝集沈殿後の処理水の油分濃度及びSSを測定した。粒度分布は、泡沫分離処理時間毎の被処理水において測定した。なお試験に用いた清掃業の工場廃水は、廃水中の油分を捕捉ないし吸着できる懸濁物質が混入していたことから、別途廃水中の油分を捕捉ないし吸着できる懸濁物質を添加する必要はなかった。実施例1及び比較例1で用いた油分含有廃水に含まれる懸濁物質は、清掃用モップに用いられるナイロンまたは綿製のパイル糸であり、懸濁物質の濃度は2630〜3650mg/Lであった。試験結果を図3〜6に示す。
[実施例1]
油分含有廃水の油分除去試験として、泡沫分離による浮上分離工程で得られた被処理水に凝集剤を作用させることにより、凝集沈殿後の処理水を得た。
[比較例1]
油分含有廃水の油分除去試験として、凝集剤を作用させた後、泡沫分離による浮上分離工程を経て処理水を得た。
(油分含有廃水の油分除去試験条件)
・泡沫分離の処理時間:60(分)
・使用凝集剤:硫酸バンド(黒崎化学工業製)
アニオン系高分子凝集剤A−120(荏原エンジニアリングサービス製)
・硫酸バンドの添加量:油分含有廃水量に対して400(mg/L)
・高分子凝集剤の添加量:油分含有廃水量に対して0.8(重量%)
・硫酸バンドの凝集条件:150(rpm)2分→40(rpm)2分
・高分子凝集剤の凝集条件:硫酸バンドの凝集条件の後、150(rpm)2分
・凝集後の沈殿時間:5(分)
・泡沫分離装置の有効容量:4(L)
図3は、泡沫分離処理時間毎の被処理水の粒度分布を測定し、それぞれの被処理水における各粒子径の頻度に油分濃度を積算させ、粒子径毎の油分濃度を表したグラフである。試験開始時の油分含有廃水におけるメジアン径は27μmで、その粒子径における油分濃度は282mg/Lであったが、泡沫分離処理を60分行うことによりメジアン径は5μm、その粒子径における油分濃度は48mg/Lとなり、処理時間毎にメジアン径及びその粒子径における油分濃度とも減少した。また、油分濃度におけるメジアン径は、処理時間が10分を過ぎると減少傾向が小さく、40分以上行ってもメジアン径が5μmより減少しなかった。
図4は、泡沫分離処理時間毎の被処理水の粒度分布を測定し、それぞれの被処理水における各粒子径の頻度にSSを積算させ、粒子径毎のSSを表したグラフである。試験開始時の油分含有廃水におけるメジアン径は27μmで、その粒子径におけるSSは213mg/Lであったが、泡沫分離処理を60分行うことによりメジアン径は5μm、その粒子径におけるSSは48mg/Lとなり、処理時間毎にメジアン径及びその粒子径におけるSSとも減少した。また、SSにおけるメジアン径は、処理時間が10分を過ぎると減少傾向が小さく、40分以上行ってもメジアン径が5μmより減少しなかった。
図5は、実施例1と比較例1それぞれの処理工程毎の油分濃度の推移を示したグラフである。実施例1は泡沫分離処理を20分行うことにより、油分濃度が3440mg/Lから885mg/Lまで減少したものの、更に、60分まで処理を行っても油分濃度は630mg/Lと少ししか減少しなかった。しかし、その後凝集剤を作用させることにより、油分濃度は97mg/Lまで減少し、優れた油分除去性能を示した。一方、比較例1は凝集剤を作用させることにより、油分濃度が2820mg/Lから2470mg/Lまで僅かに減少するに留まったものの、その後、泡沫分離処理を20分行うことにより、油分濃度が2470mg/Lから420mg/Lまで減少した。しかし、更に60分まで処理を行っても油分濃度は410mg/Lまでしか減少しなかった。よって、実施例1は比較例1と比べて約4倍の油分除去性能があることがわかる。
図6は、実施例1と比較例1それぞれの処理工程毎のSSの推移を示したグラフである。実施例1は泡沫分離処理を20分行うことにより、SSが2630mg/Lから937mg/Lまで減少したものの、更に、60分まで処理を行ってもSSは637mg/Lと大きな減少は見られなかった。しかし、その後凝集剤を作用させることにより、SSは277mg/Lまで減少し、優れたSS除去性能を示した。一方、比較例1は凝集剤を作用させることにより、SSが3650mg/Lから10600mg/Lまで増加した。これは凝集剤を作用させたことにより、SSが肥大化し、SS測定時に多くのフロックが混入したためである。その後、泡沫分離処理を20分行うことにより、SSが10600mg/Lから570mg/Lまで減少した。しかし、更に60分まで処理を行ってもSSは470mg/Lまでしか減少しなかった。よって、実施例1は比較例1と比べて約2倍のSS除去性能があることが確認できた。
以上のことから、本実施例において、廃水中の油分を捕捉ないし吸着できる懸濁物質を添加または予め懸濁物質が混入している被処理水に対して、廃水中の油分が捕捉ないし吸着した懸濁物質を浮上分離工程にて除去した後、凝集剤を作用させて前記廃水の油分を除去する工程を用いれば、従来の処理方法と比べて、油分除去性能を約4倍、SS除去性能を約2倍向上させることができる。さらに油分含有廃水において凝集剤を作用させる前に浮上分離工程を行うことにより、凝集剤で凝集させなくても十分浮上分離除去できる汚濁物質や懸濁物質、さらに懸濁物質に付着する油分に対して作用させる凝集剤が必要なくなり、従来の浮上分離工程よりも凝集剤の使用量を約1/3に低減させることができる。
本発明が意図する油分含有廃水の処理フローである。 本発明における泡沫分離処理に用いる浮上分離装置の一例を示した断面模式図である。 本発明の実施例1における処理時間毎の被処理水の油分濃度における粒度分布の推移を示したグラフである。 本発明の実施例1における処理時間毎の被処理水のSSにおける粒度分布の推移を示したグラフである。 本発明の実施例1及び比較例1における処理時間毎の被処理水の油分濃度の推移を示したグラフである。 本発明の実施例1及び比較例1における処理時間毎の被処理水のSSの推移を示したグラフである。 従来の比重分離方法を用いた油分含有廃水の処理装置例の概要を示す平面図である。 図7中のA−A断面図である。 従来の加圧浮上分離方法を用いた油分含有廃水の処理装置例の概要を示す断面模式図である。 従来技術が意図する油分含有廃水の処理フローである。
符号の説明
1 分離槽
2 流入口
3 泡沫分離水排出口
4 流出口
5 遮蔽板
6 自給式微細気泡発生装置
7 散気板
8 吸気口
9 吸気口
10 ブロワ
11 気泡
12 微細気泡
13 泡沫

Claims (9)

  1. 油分を含有する廃水の処理方法において、該廃水に懸濁物質を添加し、次いで該廃水から該懸濁物質を取り除くことにより、該廃水から該油分を除去する工程を有することを特徴とする油分含有廃水の処理方法。
  2. 油分を含有する廃水の処理方法において、該廃水が予め懸濁物質を含み、該廃水から該懸濁物質を取り除くことにより、該廃水から該油分を除去する工程を有することを特徴とする油分含有廃水の処理方法。
  3. 前記懸濁物質が前記廃水中の前記油分に対して疎水性相互作用を持つ物質であることを特徴とする請求項1乃至2に記載の油分含有廃水の処理方法。
  4. 前記懸濁物質における粒子のメジアン径が5μmより大きく、2mmより小さい粒度分布を保持していることを特徴とする請求項1乃至3に記載の油分含有廃水の処理方法。
  5. 前記廃水の処理方法が前処理工程、浮上分離工程、凝集剤添加工程、生物処理工程を含むものであって、前記廃水中の油分を懸濁物質によって浮上分離工程にて除去した後、該浮上分離工程で得られた処理水に凝集剤を作用させることを特徴とする請求項1乃至4に記載の油分含有廃水の処理方法。
  6. 前記浮上分離工程が、加圧浮上分離、常圧浮上分離、泡沫分離の何れかであることを特徴とする請求項5に記載の油分含有廃水の処理方法。
  7. 気泡のみを発生させる手段で発生した気泡を剪断する手段を用いることにより生じる微細気泡と該気泡を剪断する手段そのものから発生する微細気泡のうち少なくとも一方の微細気泡を前記浮上分離工程内の分離槽内の油分含有廃水中に供給して泡沫分離することを特徴とする請求項6に記載の油分含有廃水の処理方法。
  8. 少なくとも前処理装置、浮上分離装置、凝集剤添加装置及び生物処理装置を含む油分含有廃水の処理装置において、該浮上分離装置の分離槽内に設けられた気泡のみを発生させる機器の上方に、該気泡を剪断及び/又は微細気泡を発生させる機器が配置されていることを特徴とする油分含有廃水の処理装置。
  9. 前記気泡のみを発生させる機器が散気板であり、該気泡を剪断及び/又は微細気泡を発生させる機器が自給式微細気泡発生装置である請求項8に記載の油分含有廃水の処理装置。
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