JP2009165539A - 磁気共鳴イメージング装置およびrf電力増幅装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置およびrf電力増幅装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アンプリファイアーから発生する無駄な発熱を抑制し、電力を安定して増幅させる磁気イメージング装置およびRF電力増幅装置を提供する。
【解決手段】被検体40の撮影領域を操作部32に入力し、被検体40の撮影領域に基づいてRF電力増幅器221に出力させる電力の大きさを決定する。そして、決定した電力の大きさに基づいて、RF電力増幅器221により増幅させる電力の増幅率を算出し、電力を増幅させるために使用するアンプリファイアー2211を決定する。そして、RF電力増幅器221におけるスイッチ2212の切り替えを実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置(MRI:Magnetic Resonance Imaging)およびRF電力増幅装置に関するものである。
磁気共鳴イメージング装置は、核磁気共鳴現象を利用して磁気共鳴信号を発生させ、被検体の断層画像を撮影する装置である。
磁気共鳴信号を発生させるために、RF信号をRFコイル(coil)に印加させ、RFコイルからRFパルス(pulse)を被検体に照射させる。このとき、RF発振器により発生させるRF信号の電力を大きくすると、高性能なRF発振器が必要となり、またRF発振器の消費電力も大きくなる。そのためパワーアンプ(power amplifier)などの増幅器を使用して、RF発振器で発生させたRF信号の電力を増幅させる
(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−190362号公報(例えば、段落0026参照。)
しかし、RFコイルから被検体に照射させるRFパルスの大きさは、例えば、被検体の断層画像を撮影する領域により異なる。例えば、撮影する領域が広範囲であれば励起させるプロトン(proton)が多くなるため、RFパルスの大きさを大きくする必要がある。したがって、撮影する領域によって、パワーアンプにより増幅させる電力の増幅率が異なる。しかし、従来は撮影する領域に関わらず、複数のアンプリファイアーを有する同一のパワーアンプにより電力を増幅させている。
したがって、例えば、撮影する領域が狭い場合には、電力の増幅率は小さくてよく、撮影する領域が広範囲の場合使用するパワーアンプと同一のパワーアンプを使用して電力を増幅させると、電力を増幅させるのに使用しないでよいアンプリファイアーから無駄な熱が発生することとなる。そのため、アンプリファイアーの安定した動作が得られず、所望の増幅率を得難くなる。また複数のアンプリファイアーを使用して増幅させるため、個々のアンプリファイアーの線形性のばらつきが加算され、増幅された電力の線形性を維持することが難しい。
したがって、本発明は、アンプリファイアーから発生する無駄な発熱を抑制し、電力を安定して増幅させるRF電力増幅装置および安定したRFパルスを照射させる磁気イメージング装置を提供する。
本発明は、電力増幅部に入力された電力を増幅してRFコイルに出力することにより静磁場空間内における被検体の撮影領域にRFパルスを照射し、前記被検体の撮影領域において発生する磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の撮影領域における磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、前記電力増幅部は、前記電力を増幅する複数のアンプリファイアーと、前記複数のアンプリファイアーの間に接続され、前記入力された電力を増幅させる増幅率に応じて、前記アンプリファイアーの組み合わせを切り替えるアンプリファイアー切替部とを有し、前記増幅率に基づいて前記入力された電力を増幅して、前記RFコイルに出力する。
好適には、前記被検体における前記撮影領域に基づいて、前記入力された電力を増幅させる増幅率を算出する電力増幅率算出部を有し、前記増幅率は前記電力増幅率算出部により算出される。
好適には、前記アンプリファイアー切替部は、隣り合う前記複数のアンプリファイアーの全ての間に接続される。
好適には、前記アンプリファイアー切替部は、スイッチ(switch)である。
好適には、前記電力増幅部を冷却する冷却部を備え、前記冷却部は、前記複数のアンプリファイアーそれぞれを冷却する複数のアンプリファイアー冷却部と、前記アンプリファイアー切替部を切り替えることにより前記電力の増幅に使用するアンプリファイアーのみを冷却させるように前記アンプリファイアー冷却部を選択する選択部とを有し、前記選択部に選択された前記アンプリファイアー冷却部により前記電力の増幅に使用するアンプリファイアーを冷却する。
好適には、前記アンプリファイアー冷却部は、前記複数のアンプリファイアーそれぞれの周囲に配置され、内部に冷媒が流れることにより前記アンプリファイアーから熱を吸熱する吸熱器であり、前記選択部は、前記電力の増幅に使用する前記アンプリファイアーを冷却させる前記吸熱器内にのみ前記冷媒を流すように前記冷媒の流れを制御する制御バルブ(valve)である。
好適には、前記アンプリファイアー冷却部は、前記複数のアンプリファイアーそれぞれと接触して配置される。
好適には、前記冷媒として水を用いる。
好適には、前記アンプリファイアー冷却部は、ファン(fan)である。
本発明は、静磁場空間内における被検体の撮影領域にRFパルスを照射し、前記被検体の撮影領域において発生する磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の撮影領域における磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング装置において、入力された電力を増幅させてRFコイルに出力するRF電力増幅装置であって、前記入力された電力を増幅する複数のアンプリファイアーと、前記複数のアンプリファイアーの間に接続され、前記入力された電力を増幅させる増幅率に応じて、前記アンプリファイアーの組み合わせを切り替えるアンプリファイアー切替部とを含み、前記増幅率に基づいて前記入力された電力を増幅して、前記RFコイルに出力する。
好適には、前記増幅率は、前記被検体における前記撮影領域に基づいて算出される。
好適には、前記アンプリファイアー切替部は、隣り合う前記複数のアンプリファイアーの全ての間に接続される。
好適には、前記アンプリファイアー切替部は、スイッチである。
本発明によれば、アンプリファイアーから発生する無駄な発熱を抑制し、電力を安定して増幅させるRF電力増幅装置および安定したRFパルスを照射させる磁気イメージング装置を提供することができる。
以下より、本発明に係る一実施形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
(装置構成)
図1は、本発明に係る一実施形態における磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。本装置は、本発明の実施形態の一例である。
図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置1は、スキャン(scan)部2と、操作コンソール(console)部3とを有している。ここで、スキャン部2は、静磁場マグネット(magnet)部12と、勾配コイル部13と、RFコイル部14と、クレードル(cradle)15とを有する。そして、操作コンソール部3は、RF駆動部22と、勾配駆動部23と、データ収集部24と、制御部30と、記憶部31と、操作部32と、データ処理部33と、表示部34とを有する。
スキャン部2について説明する。
スキャン部2は、図1に示すように、被検体40における撮影スライス(slice)領域が収容される静磁場空間11を含んでいる。そして、スキャン部2は、操作コンソール部3からの制御信号に基づいて、その静磁場が形成される静磁場空間11に収容した被検体40の撮影領域にRFパルスを照射し、その撮影領域から磁気共鳴信号を取得するスキャンを実施する。
スキャン部2の各構成要素について、順次、説明する。
静磁場マグネット部12は、被検体40が収容される静磁場空間11に静磁場を形成するために設けられている。静磁場マグネット部12は、水平磁場型であって、被検体40が収容される静磁場空間11において載置される被検体40の体軸方向(z方向)に沿うように、超伝導磁石(図示なし)が静磁場を形成する。なお、静磁場マグネット部12は、水平磁場型の他に、垂直磁場型であってもよく、永久磁石により構成されていてもよい。
勾配コイル部13は、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号に3次元の位置情報を持たせるために、静磁場空間11に勾配磁場を形成する。勾配コイル部13は、スライス選択勾配磁場、読み取り勾配磁場、位相エンコード勾配磁場の3種類の勾配磁場を形成するために勾配コイルを3系統有する。
RFコイル部14は、たとえば、被検体40を囲むように配置される。RFコイル部14は、静磁場マグネット部12によって静磁場が形成される静磁場空間11内において、制御部30からの制御信号に基づいて、電磁波であるRFパルスを被検体40に送信して高周波磁場を形成する。これにより、被検体40の撮影スライス領域におけるプロトンのスピン(spin)を励起する。そして、RFコイル部14は、その励起された被検体40の撮影スライス領域におけるプロトンのスピンが元の磁化ベクトル(vector)へ戻る際に生ずる電磁波を、磁気共鳴信号として受信する。RFコイル部14は、同一のRFコイルによりRFパルスの送受信を行ってもよい。
クレードル15は、被検体40を載置するテーブル(table)を有する。クレードル15は、制御部30からの制御信号に基づいて、静磁場空間11の内部と外部との間でテーブルに載置された被検体40を移動する。
操作コンソール部3について説明する。
操作コンソール部3は、スキャン部2が被検体40についてスキャンを実施するように制御し、そのスキャン部2が実施したスキャンによって得られた磁気共鳴信号に基づいて、被検体40の画像を生成すると共に、その生成した画像を表示する。
操作コンソール部3を構成する各部について、順次、説明する。
図2は、本発明に係る一実施形態におけるRF駆動部の構成を示すブロック(block)図である。
図2に示すように、RF駆動部22は、RFコイル部14を駆動させて撮影空間内にRFパルスを送信させて高周波磁場を形成するためにRF発振器(図示なし)とゲート(gate)変調器(図示なし)とRF電力増幅器221とを有する。
RF電力増幅器221は、ゲート変調器が出力した電力が入力され、入力された電力を増幅して、RFコイル部14に出力する。
例えば、RF電力増幅器221は、複数のアンプリファイアー2211とスイッチ2212とを有する。スイッチ2212は、複数のアンプリファイアー2211の間に位置しアンプリファイアー2211と接続し、または1つのアンプリファイアー2211と接続している。そして、スイッチ2212を切り替えることにより電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211を選択する。電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211は、増幅させる電力の増幅率に基づいて決定する。
図3は、本発明に係る一実施形態におけるRF電力増幅器の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態において、例えばRF電力増幅器221は、アンプリファイアー2211aとアンプリファイアー2211bとアンプリファイアー2211cとスイッチ2212aとスイッチ2212bとスイッチ2212cとを有する。スイッチ2212aは、アンプリファイアー2211aとアンプリファイアー2211bの間に位置しアンプリファイアー2211aとアンプリファイアー2211bとに接続している。また、スイッチ2212bは、アンプリファイアー2211bとアンプリファイアー2211cの間に位置しアンプリファイアー2211bとアンプリファイアー2211cとに接続している。また、スイッチ2212cは、アンプリファイアー2211cにのみ接続している。スイッチ2212aとスイッチ2212bは、2方向に切り替え可能なスイッチであり、スイッチ2212cは3方向に切り替え可能なスイッチである。スイッチ2212a、スイッチ2212b、スイッチ2212cを切り替えることにより、電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211を選択する。
次に、RF電力増幅器221の使用について説明する。
図3に示すように、例えば、アンプリファイアー2211aのみを使用して電力を増幅させたいときは、スイッチ2212aの切り替えスイッチを(1)側に、スイッチ2212cの切り替えスイッチを(1)側にすることにより、アンプリファイアー2211aのみ使用させることができる。また、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bを使用して電力を増幅させたいときは、スイッチ2212aの切り替えスイッチを(2)側に、スイッチ2212bの切り替えスイッチを(1)側に、スイッチ2212cの切り替えスイッチを(2)側にすることにより、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bを使用させることができる。また、アンプリファイアー2211a、アンプリファイアー2211bおよびアンプリファイアー2211cを使用して電力を増幅させたいときは、スイッチ2212aの切り替えスイッチを(2)側に、スイッチ2212bの切り替えスイッチを(2)側に、スイッチ2212cの切り替えスイッチを(3)側にすることにより、アンプリファイアー2211a、アンプリファイアー2211bおよびアンプリファイアー2211cを使用させることができる。
勾配駆動部23は、制御部30の制御信号に基づいて勾配コイル部13を駆動させて、静磁場空間11内に勾配磁場を発生させる。勾配駆動部23は、勾配コイル部13の3系統の勾配コイルに対応して3系統の駆動回路(図示なし)を有する。
データ収集部24は、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号を収集するために、位相検波器(図示なし)とアナログ/デジタル(analog/digital)変換器(図示なし)とを有する。データ(data)収集部24は、RFコイル部14からの磁気共鳴信号を、RF駆動部22のRF発振器の出力を参照信号として、位相検波器によって位相検波し、アナログ/デジタル変換器に出力する。そして、位相検波器により位相検波されたアナログ信号である磁気共鳴信号を、アナログ/デジタル変換器によってデジタル信号に変換して、データ処理部33に出力する。
制御部30は、コンピュータ(computer)と、そのコンピュータを用いて所定のスキャンに対応する動作を各部に実行させるプログラム(program)を記憶するメモリ(memory)とを有する。そして、制御部30は、後述する操作部32に接続されており、操作部32に入力された操作信号を処理し、クレードル15とRF駆動部22と勾配駆動部23とデータ収集部24との各部に、制御信号を出力し制御を行う。また、制御部30は、所望の画像を得るために、操作部32からの操作信号に基づいてデータ処理部33、表示部34を制御する。
記憶部31は、コンピュータとコンピュータに所定のデータ処理を実行させるプログラムを記憶するメモリとを有する。そして、記憶部31は、データ収集部24に収集された画像再構成処理前の磁気共鳴信号、後述するデータ処理部33で画像再構成処理された画像データ等を記憶する。
操作部32は、キーボード(keyboard)やマウス(mouth)などの操作デバイス(device)により構成されている。操作部32は、オペレータ(operator)によって撮像プロトコル(protocol)などのデータが入力され、イメージングシーケンス(imaging sequence)を実施する領域などの設定がされる。その撮像プロトコル、設定領域などに関するデータを制御部30に出力する。
データ処理部33は、コンピュータと、そのコンピュータを用いて所定のデータ処理を実行するプログラムを記憶するメモリとを有する。データ処理部33は、制御部30に接続されており、制御部30からの制御信号に基づいて、データ処理を実施する。また、データ処理部33は、データ収集部24に接続されており、データ収集部24から出力される磁気共鳴信号に対して各種の画像処理をして、画像データを生成する。
ここで、図4は、本発明に係る一実施形態におけるデータ処理部の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態において、データ処理部33は、電力増幅率算出部331を有する。
電力増幅率算出部331は、RF電力増幅器221により増幅させる電力の増幅率を算出する。
例えば、電力増幅率算出部331は、RF電力増幅器221により増幅させてRFコイル部14に出力させる電力の大きさと、ゲート変調器により変調され、ゲート変調器からRF電力増幅器221に入力させる電力の大きさとに基づいて、RF電力増幅器221により増幅される電力の増幅率を算出する。
上述のRF電力増幅器221により増幅させてRFコイル部14に出力させる電力の大きさは、オペレータが操作部32を用いて入力してもよく、また被検体40における撮影領域に基づいて、制御部30が決定してもよい。
表示部34は、ディスプレイ(display)などの表示デバイスにより構成されており、制御部30からの制御信号に基づいて、表示画面に画像を表示する。表示部34は、例えば、オペレータによって操作部32に操作データが入力される入力項目についての画像を表示画面に表示する。また、表示部34は、データ処理部33が生成する被検体40のスライス画像を表示する。
(動作)
以下より、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1を用いて、被検体40を撮影する際の動作について説明する。
図5は、本発明にかかる一実施形態において、スキャンパラメータの設定およびスキャンの動作を示すフロー図である。
まず、図5に示すように、被検体40を撮影する際のパラメータを入力する(ST1010)。
ここでは、オペレータが表示部34に表示されている操作データ入力画面に、操作部32であるキーボードやマウスなどを用いて、被検体40を撮影する際のパラメータとして例えば、撮像プロトコル、被検体40における撮影領域などを入力する。そして、操作部32に入力されたパラメータに関するデータが制御部30に入力される。
次に、図5に示すように、RFコイル部14に出力する電力の大きさを決定する(ST1020)。
ここでは、ステップST1010においてオペレータが入力した被検体40における撮影領域に関するデータに基づいて、RF電力増幅器221に増幅させ、RFコイル部14に出力させる電力の大きさを、オペレータまたは制御部30が決定する。
具体的には、例えば、磁気共鳴イメージング装置1における静磁場が1.5Tの場合において、被検体40における撮影領域が頭部で強い励起を必要としない場合、RF電力増幅器221からRFコイル部14に出力する電力の大きさは100Wである。被検体40における撮影領域が頭部で強い励起を必要とする場合、電力の大きさは1kWである。また、被検体40における撮影領域が腹部の場合、電力の大きさは10kWである。
これらの電力の大きさを、オペレータが被検体40の撮像領域に合わせて決定し、操作部32を用いて入力する。または、予め撮像領域とRFコイル部14に出力する電力の大きさとの対応を制御部30に記憶させておき、オペレータが入力した被検体40における撮像領域等のデータから制御部30が決定する。
次に、図5に示すように、増幅させる電力の増幅率を算出する(ST1030)。
ここでは、ステップST1020において決定したRF電力増幅器221により増幅させてRFコイル部14に出力させる電力の大きさと、ゲート変調器からRF電力増幅器221に入力させる電力の大きさに基づいて、RF電力増幅器221が増幅する電力の増幅率を電力増幅率算出部331が算出する。
例えば、被検体40における撮影領域が頭部で強い励起を必要としない場合、RF電力増幅器221に入力される電力の大きさは、1mWであり、RF電力増幅器221から出力される電力の大きさは、100Wであるので、増幅率は50dBとなる。また、被検体40における撮影領域が頭部で強い冷機を必要とする場合、RF電力増幅器221に入力される電力の大きさは、1mWであり、RF電力増幅器221から出力される電力の大きさは、1kWであるので、増幅率は60dBとなる。また、被検体40における撮影領域が腹部の場合、RF電力増幅器221に入力される電力の大きさは、1mWであり、RF電力増幅器221から出力される電力の大きさは、10kWであるので、増幅率は70dBとなる。
次に、図5に示すように、電力を増幅させるアンプリファイアー2211を決定する(ST1040)。
ここでは、ステップST1030において算出した電力の増幅率に基づいて、電力を増幅させるアンプリファイアー2211を、制御部30が決定する。
具体的には、ステップST1030において算出した電力の増幅率、アンプリファイアー2211の利得および最大出力などに基づいて、電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211を、制御部30が決定する。
例えば、図3に示すRF電力増幅器221により電力を増幅させる場合、アンプリファイアー2211aは50dB、アンプリファイアー2211bおよびアンプリファイアー2211cは10dBの電力利得が得られるので、電力の増幅率が50dB未満の場合、アンプリファイアー2211aのみにより電力を増幅させる。また、電力の増幅率が50dB以上60dB未満の場合、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bにより電力を増幅させる。また、電力の増幅率が60dB以上70dB未満の場合、アンプリファイアー2211a、アンプリファイアー2211bおよびアンプリファイアー2211cにより電力を増幅させる。以上のように電力の増幅率に基づいて、電力を増幅させるアンプリファイアー2211を制御部30が決定する。
例えば、被検体40における撮影領域が頭部で強い励起を必要としない場合、電力の増幅率が50dBであるので、アンプリファイアー2211aにより電力を増幅させる。被検体40における撮影領域が頭部で強い励起を必要とする場合、電力の増幅率が60dBであるので、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bにより電力を増幅させる。また、被検体40における撮影領域が腹部の場合、電力の増幅率が70dBであるので、アンプリファイアー2211a、アンプリファイアー2211bおよびアンプリファイアー2211cにより電力を増幅させる。
次に、図5に示すように、RF電力増幅器221におけるスイッチ2212の切り替えを実行する(ST1050)。
ここでは、ステップST1040において決定したアンプリファイアー2211を使用して電力を増幅できるように、スイッチ2212を制御部30が切り替える。
具体的には、図3に示すRF電力増幅器221の場合、例えば、アンプリファイアー2211aのみにより電力を増幅させるときは、スイッチ2212aの切り替えスイッチを(1)側に、スイッチ2212cの切り替えスイッチ(1)側に切り替える制御信号を、制御部30が各スイッチ2212に出力する。また、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bにより電力を増幅させるときは、スイッチ2212aの切り替えスイッチを(2)側に、スイッチ2212bの切り替えスイッチを(1)側に、スイッチ2212cの切り替えスイッチを(2)側に切り替える制御信号を、制御部30が各スイッチ2212に出力する。また、アンプリファイアー2211a、アンプリファイアー2211bおよびアンプリファイアー2211cにより電力を増幅させたいときは、スイッチ2212aの切り替えスイッチを(2)側に、スイッチ2212bの切り替えスイッチを(2)側に、スイッチ2212cの切り替えスイッチを(3)側に切り替える制御信号を、制御部30が各スイッチ2212に出力する。以上のように電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211に基づいて、スイッチ2212を制御部30が制御する。
次に、図5に示すように、RFパルスを照射する(ST1060)。
ここでは、ステップST1050においてスイッチ2212を切り替えたRF電力増幅器221を使用して増幅させた電力をRFコイル部14に印加し、RFコイル部14から被検体40にRFパルスを照射する。
次に、図5に示すように、磁気共鳴信号を取得する(ST1070)。
ここでは、ステップST1060においてRFパルスを照射させた被検体40から磁気共鳴信号をデータ収集部24が取得する。そして、k空間において全ての位相エンコードステップ(encode step)に対応するように、磁気共鳴信号をイメージングデータとして取得する。
次に、取得した磁気共鳴信号に対してデータ処理部33が画像再構成処理を実施し、画像を再構成し、表示部34に出力する。
以上のように、本発明の一実施形態は、被検体40の撮影領域を操作部32に入力し、被検体40の撮影領域に基づいてRF電力増幅器221に出力させる電力の大きさを決定する。そして、決定した電力の大きさおよびRF電力増幅器221に入力する電力の大きさに基づいて、RF電力増幅器221により増幅させる電力の増幅率を算出し、電力を増幅させるために使用するアンプリファイアー2211を決定する。そして、RF電力増幅器221におけるスイッチ2212の切り替えを実行する。そして、スイッチ2212を切り替えたRF電力増幅器221により電力を増幅させ、増幅させた電力をRFコイル部14に印加し、RFコイル部14からRFパルスを照射し、磁気共鳴信号を取得する。そして、取得した磁気共鳴信号に基づいて、画像再構成を実施する。
このように、被検体40における撮影領域により、RF電力増幅器221に出力させる電力の大きさが異なる。したがって、RF電力増幅器221により増幅させる電力の増幅率が異なるため、増幅率に基づいて電力を増幅させるために使用するアンプリファイアー2211の数を制御することにより、電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211の数を減らすことができるので、RF電力増幅器221の発熱を抑制することができる。そのため、アンプリファイアーの安定した動作が得られ、所望の増幅率を得ることができる。また、アンプリファイアー2211の数を制御することにより、RF電力増幅器221が増幅させるRF信号の電力の線形性を向上させることができる。また、アンプリファイアーの安定した動作が得られるため、磁気共鳴イメージング装置において、安定したRFパルスを照射させることができる。
<第2の実施形態>
(装置構成)
図6は、本発明に係る一実施形態における磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。本装置は、本発明の実施形態の一例である。
第2の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置1の構成である冷却部以外の部分は第1の実施形態と同じである。そのため、重複する箇所については、記載を省略する。
図6に示すように、磁気共鳴イメージング装置1は、冷却部35を有する。
冷却部35について説明する。
冷却部35は、RF電力増幅器221で発生する熱を冷却させる。冷媒部35は、RF電力増幅器221を冷却させるのに水冷などの冷媒を用いてもよく、またファンなどの空冷式であってもよい。
図7は、本発明に係る一実施形態における冷却部の構成を示す構成図である。
冷却部35は、例えば、吸熱器35aと、制御バルブ35bと、冷媒冷却部35cとを有する。
吸熱器35aは、例えば、RF電力増幅器221における複数のアンプリファイアー2211それぞれを冷却させるように、複数のアンプリファイアー2211の周囲に配置される。また、冷却効果を高めるために接触させて配置されてもよい。そして、吸熱器35aの内部を冷媒が流れることにより、アンプリファイアー2211で発生した熱を吸熱し、アンプリファイアー2211を冷却する。
制御バルブ35bは、吸熱器35aの両端に配置される。制御バルブ35bを開閉させることにより、吸熱器35a内に流れる冷媒の流れを制御する。制御バルブ35bは、例えば、電磁バルブ、電動バルブなどである。
冷媒冷却部35cは、吸熱器35aの両端に接続されており、アンプリファイアー2211から熱を吸熱することにより温められた冷媒を冷却し、冷却した冷媒を再び吸熱器35a内に流入させる。
本実施形態において、例えば、アンプリファイアー2211aを冷却させたい場合、制御バルブ35b1を開放し、制御バルブ35b2および制御バルブ35b3を閉塞する。そうすると、冷媒は吸熱器35a1内にのみ流入し、吸熱器35a2および吸熱器35a3内には流入しない。
また、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bを冷却させたい場合、制御バルブ35b1および制御バルブ35b2を開放し、制御バルブ35b3を閉塞する。そうすると、冷媒は吸熱器35a1および吸熱器35a2内に流入し、吸熱器35a3内には流入しない。
また、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bを冷却させたい場合、制御バルブ35b1を開放し、制御バルブ35b2および制御バルブ35b3を閉塞する。そうすると、冷媒は吸熱器35a1内にのみ流入し、吸熱器35a2および吸熱器35a3内には流入しない。
次に冷媒冷却部35cについて説明する。
図8は、本発明に係る一実施形態における、冷媒冷却部の構成を示す構成図である。冷媒は矢印に示す方向に放熱部35c2およびコンプレッサー(compressor)35c3内を流れる。
図8に示すように、冷媒冷却部35cは、筐体35c1と、放熱部35c2と、コンプレッサー35c3と、プロペラファン(propeller fan)35c4を有する。
筐体35c1は、冷媒冷却部35cの構成機器を収める容器である。
放熱部35c2は、内部に冷媒が流れ、放熱部35c2の外表面を後述のプロペラファン35c4などにより冷却することにより、内部を流れるアンプリファイアー2211により温められた冷媒から熱を奪い、冷媒を冷却する。
コンプレッサー35c3は、放熱部35c2内を流れる冷媒を圧縮し、冷却部35内に冷媒を循環させる。
プロペラファン35c4は、温められた冷媒により温められた放熱部35c2を冷却するために、筐体35c1の外部から空気を供給する。
そして、放熱部35c2とコンプレッサー35c3とは連結さており、内部に冷媒として、例えば水が封入されている。放熱部35c2で冷却された冷媒が、コンプレッサー35c3により吸熱器35a内に流入される。
(動作)
以下より、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置1を用いて、被検体40を撮影する際の動作について説明する。
図9は、本発明に係る一実施形態において、被検体を撮影する際の動作を示すフロー図である。
動作フローにおけるステップST1055である冷却部における制御バルブの切り替え、及びステップST1056である冷却部によるRF電力増幅器の冷却以外の部分は第1の実施形態と同じである。そのため、重複する箇所については、記載を省略する。
図9に示すように、冷却部35における制御バルブ35bの切り替えを行う(ST1055)。
ここでは、ステップST1050においてスイッチ2212を切り替えて電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211に対応する吸熱器35aの両端の制御バルブ35bのみを開放し、その他の制御バルブ35bは閉塞する。
具体的には、例えば、図7に示す冷却部35の場合、例えば、アンプリファイアー2211aのみを使用してRF信号を増幅させるときは、制御バルブ35b1のみを開放し、制御バルブ35b2および制御バルブ35b3を閉塞させる制御信号を、制御部30が各制御バルブ35bに出力する。また、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bを使用してRF信号を増幅させるときは、制御バルブ35b1および制御バルブ35b2を開放し、制御バルブ35b3を閉塞させる制御信号を、制御部30が各スイッチ2212に出力する。また、アンプリファイアー2211a、アンプリファイアー2211bおよびアンプリファイアー2211cを使用してRF信号を増幅させるときは、制御バルブ35b1、制御バルブ35b2および制御バルブ35b3を開放させる制御信号を、制御部30が各スイッチ2212に出力する。以上のように電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211に基づいて、制御バルブ35bの開閉を制御部30が制御する。
図9に示すように、RF電力増幅器を冷却する(ST1056)。
ここでは、ステップST1055において制御バルブ35bの開閉を制御した冷却部35により電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211を冷却する。
具体的には、例えば、アンプリファイアー2211aのみにより電力を増幅させるときは、アンプリファイアー2211aのみを冷却すればよく、制御バルブ35b1のみを開放し、制御バルブ35b2および制御バルブ35b3を閉塞させて、吸熱器35a1内にのみ冷媒を流し、アンプリファイアー2211aのみを冷却する。この場合、全ての吸熱器35aを用いて冷却する従来法に比べて、冷却に使用する吸熱器35aの数が少ないため、吸熱器35a内を流れる冷媒の圧力が高くなり、吸熱器35a内を流れる冷媒の流速が上がるため、冷却効率が高くなる。
また、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bにより電力を増幅させるときは、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bを冷却すればよく、制御バルブ35b1および制御バルブ35b2を開放し、制御バルブ35b3を閉塞させて、吸熱器35a1および吸熱器35a2内に冷媒を流し、アンプリファイアー2211aおよびアンプリファイアー2211bを冷却する。また、アンプリファイアー2211a、アンプリファイアー2211bおよびアンプリファイアー2211cにより電力を増幅させるときは、制御バルブ35b1、制御バルブ35b2および制御バルブ35b3を開放して、吸熱器35a1、吸熱器35a2および吸熱器35a3内に冷媒を流し、アンプリファイアー2211a、アンプリファイアー2211bおよびアンプリファイアー2211cを冷却する。
以上のように、本発明の第2の実施形態は、電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211に対応する吸熱器35aの両端の制御バルブ35bのみを開放し、この吸熱器35a内にのみに冷媒を流す。そして、電力の増幅に使用するアンプリファイアー2211を冷却する。
このように、電力を増幅させるのに使用するアンプリファイアー2211に対応する吸熱器35aのみによりRF電力増幅器221を冷却することにより、RF電力増幅器221の発熱を効率よく抑制することができ、RF電力増幅器221に対する冷却効率を高めることができる。そのため、アンプリファイアーの安定した動作が得られ、所望の増幅率を得ることができる。また、アンプリファイアーの安定した動作が得られるため、磁気共鳴イメージング装置において、安定したRFパルスを照射させることができる。
なお、上記の本実施形態におけるRF電力増幅器221は、本発明の電力増幅部に相当する。また、上記の本実施形態におけるスイッチ2212は、本発明のアンプリファイアー切替部に相当する。上記の本実施形態における吸熱器35aは、本発明のアンプリファイアー冷却部または吸熱器に相当する。また、上記の本実施形態における制御バルブ35bは、本発明の選択部または制御バルブに相当する。
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
本発明の実施形態において、被検体における撮影領域に基づいてRFパルスの大きさを決定しているが、これには限定されず、例えば、被検体の重さに基づいてRFパルスの大きさを決定してもよい。
また、本発明の第2の実施形態において、水冷方式によりRF電力増幅器を冷却しているが、これには限定されず、ファン等を用いた空冷方式により冷却してもよい。空冷方式の場合、複数のアンプリファイアーそれぞれを冷却することができるように複数のファンを配置し、電力の増幅に使用するファンのみを冷却するようにファンを起動させる。
また、本発明の実施形態において、RF電力増幅器を構成するアンプリファイアーを3つとしているが、これには限定されず複数個であればよい。
また、本発明の実施形態において、RF電力増幅器を構成するスイッチを3つとしているが、これには限定されない。
図1は、本発明に係る一実施形態における磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。 図2は、本発明に係る一実施形態におけるRF駆動部の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明に係る一実施形態におけるRF電力増幅器の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明に係る一実施形態における制御部の構成を示すブロック図である。 図5は、本発明にかかる一実施形態において、スキャンパラメータの設定およびスキャンの動作を示すフロー図である。 図6は、本発明に係る一実施形態における磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。 図7は、本発明に係る一実施形態における冷却部の構成を示す構成図である。 図8は、本発明に係る一実施形態における、冷媒冷却部の構成を示す構成図である。 図9は、本発明に係る一実施形態において、被検体を撮影する際の動作を示すフロー図である。
符号の説明
1:磁気共鳴イメージング装置 2:スキャン部 3:操作コンソール部 11:静磁場空間 12:静磁場マグネット部 13:勾配コイル部 14:RFコイル部 15:クレードル 22:RF駆動部 23:勾配駆動部 24:データ収集部 30:制御部 31:記憶部 32:操作部 33:データ処理部 34:表示部 35:冷却部 35a、35a1、35a2、35a3:吸熱器 35b、35b1、35b2、35b3:制御バルブ 35c:冷媒冷却部 35c1:筐体 35c2:熱交換部 35c3:コンプレッサー 35c4:プロペラファン 40:被検体 221:RF電力増幅器 2211、2211a、2211b、2211c:アンプリファイアー 2212、2212a、2212b、2212c:スイッチ 331:電力増幅率算出部

Claims (13)

  1. 電力増幅部に入力された電力を増幅してRFコイルに出力することにより静磁場空間内における被検体の撮影領域にRFパルスを照射し、前記被検体の撮影領域において発生する磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の撮影領域における磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記電力増幅部は、
    前記電力を増幅する複数のアンプリファイアーと、
    前記複数のアンプリファイアーの間に接続され、前記入力された電力を増幅させる増幅率に応じて、前記アンプリファイアーの組み合わせを切り替えるアンプリファイアー切替部と
    を有し、
    前記増幅率に基づいて前記入力された電力を増幅して、前記RFコイルに出力する、
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記被検体における前記撮影領域に基づいて、前記入力された電力を増幅させる増幅率を算出する電力増幅率算出部を有し、
    前記増幅率は前記電力増幅率算出部により算出される、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記アンプリファイアー切替部は、隣り合う前記複数のアンプリファイアーの全ての間に接続される、
    請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記アンプリファイアー切替部は、スイッチである
    請求項1から3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記電力増幅部を冷却する冷却部
    を備え、
    前記冷却部は、
    前記複数のアンプリファイアーそれぞれを冷却する複数のアンプリファイアー冷却部と、
    前記アンプリファイアー切替部を切り替えることにより前記電力の増幅に使用するアンプリファイアーのみを冷却させるように前記アンプリファイアー冷却部を選択する選択部と
    を有し、
    前記選択部に選択された前記アンプリファイアー冷却部により前記電力の増幅に使用するアンプリファイアーを冷却する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記アンプリファイアー冷却部は、前記複数のアンプリファイアーそれぞれの周囲に配置され、内部に冷媒が流れることにより前記アンプリファイアーから熱を吸熱する吸熱器であり、
    前記選択部は、前記電力の増幅に使用する前記アンプリファイアーを冷却させる前記吸熱器内にのみ前記冷媒を流すように前記冷媒の流れを制御する制御バルブである、
    請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記アンプリファイアー冷却部は、前記複数のアンプリファイアーそれぞれと接触して配置される、
    請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記冷媒として水を用いる、
    請求項6または7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記アンプリファイアー冷却部は、ファンである、
    請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 静磁場空間内における被検体の撮影領域にRFパルスを照射し、前記被検体の撮影領域において発生する磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の撮影領域における磁気共鳴画像を生成する磁気共鳴イメージング装置において、入力された電力を増幅させてRFコイルに出力するRF電力増幅装置であって、
    前記入力された電力を増幅する複数のアンプリファイアーと、
    前記複数のアンプリファイアーの間に接続され、前記入力された電力を増幅させる増幅率に応じて、前記アンプリファイアーの組み合わせを切り替えるアンプリファイアー切替部と
    を含み、
    前記増幅率に基づいて前記入力された電力を増幅して、前記RFコイルに出力する、
    RF電力増幅装置。
  11. 前記増幅率は、前記被検体における前記撮影領域に基づいて算出される、
    請求項10に記載のRF電力増幅装置。
  12. 前記アンプリファイアー切替部は、隣り合う前記複数のアンプリファイアーの全ての間に接続される、
    請求項10または11に記載のRF電力増幅装置。
  13. 前記アンプリファイアー切替部は、スイッチである、
    請求項10から12のいずれか1項に記載のRF電力増幅装置。
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