JP2009160347A - 装飾ボタン - Google Patents

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Shuichi Kubota
秀一 久保田
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Abstract

【課題】 被装着物たる服飾品を傷めることなく、着用者の気分に応じて自由に装着および脱着することができる装飾ボタンを提供する。
【解決手段】 第1係止手段1と第2係止手段2とからなる装飾ボタンであり、服飾品3を挟みつつ孔31を介して前記2つの係止手段を互いに係合することによって、服飾品3に容易に装着することができる。
【選択図】 図16

Description

本発明は装飾ボタン、より詳細には衣服、帽子、サンダル、ブレスレット、携帯電話ストラップ等の服飾品に装飾を付与する装飾ボタンに関する。
近年、携帯電話や携帯型音楽プレーヤーなどに対して使用者が好みに応じてデコレーションを施すことが流行し、服飾品を個性的に装飾したいという要望が高まっている。一方で、伸縮性に富んだ素材からなり多数の孔が設けられた機能的なサンダルが登場し、着用者はその孔に好みの装飾ボタンを装着して楽しんでいる。また、流行や季節、着用者のその時の気分等によって、着用者は装飾を自由に変更したいという願望を持っている。
従来の装飾ボタンに、装飾が施された装飾部とそれに平行に配置された係止部とを軸で固結したものがある(図15参照)。この装飾ボタンは伸縮性を有する服飾品に装着可能であり、装着の際は服飾品に設けられている孔を広げて係止部を挿入し、服飾品が自然な状態に戻ると、装飾部と係止部とが服飾品を挟み込んだ状態で係止されるというものである。この装飾ボタンを装着する際、装飾ボタンの係止部が出し入れ可能となるまで服飾品の孔を広げなければならず、すなわち大きな負荷を服飾品の孔周辺に加える必要がある上に、孔を広げつつ係止部のエッジを孔の縁部に擦らせながら係止部を挿入する必要があった。上述の孔周辺に加えられる大きな負荷と、装着する際に発生する孔の縁部の摩擦は、服飾品の孔の縁に亀裂が発生する要因となり、着用により孔周辺に発生する繰り返しの負荷との効果と相まって、服飾品を破損しまた寿命を短くする原因となっていた。そこで、服飾品の破損を防ぐため、着用者は一旦装着した装飾ボタンをなるべく取り外さないよう、すなわち装着する前に入念なレイアウトを計画する必要があった。このことは着用者による自由な装飾を阻害する要因となっていた。また、上述の従来の装飾ボタンは、伸縮性を有さないものには装着することができないという問題があった。
WO2007/008655
そこで、着用者の気分に応じて自由に着脱でき、かつ被装着物たる服飾品を傷めることのない、個性的なデコレーションを可能としつつ、伸縮性のない服飾品にも適用可能な装飾ボタンが求められていた。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、第1係止手段と第2係止手段とからなる装飾ボタンであって、前記第1係止手段は棒状の軸部を有する軸体と前記軸体の基端側に第1係止基体とを備え、前記第2係止手段は第2係止基体と前記第2係止基体から突出する突起部とを備える弾性体であり、前記突起部の端面に開口し前記軸部を受容する係合孔が前記第2係止手段に備えられ、前記係合孔の径が前記軸部の最大径より小さく、前記第1係止手段または前記第2係止手段の少なくともいずれか一方に装飾が施されていることを特徴とする装飾ボタンである。
請求項1に記載の発明によれば、孔を有する服飾品に対して着脱容易な装飾ボタンを装着することができるため、服飾品を傷つけることなく着用者の嗜好に応じて自由に装飾を施すことができ、また容易に装飾の変更をすることができる。
請求項2に記載の発明は、前記軸部に雄ねじが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装飾ボタンである。
請求項2に記載の発明によれば、係止が強固で服飾品の着用中に外れにくい装飾ボタンを提供することができる。また、既製品のねじを使用することによりコストを低廉にすることができる。
請求項3に記載の発明は、半径方向に突出する係止突起が前記軸部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装飾ボタンである。
請求項3に記載の発明によれば、係止が強固で服飾品の着用中に外れにくい装飾ボタンを提供することができる。また、別体の突起物を軸部に止着することによりコストを低廉にすることができる。
請求項4に記載の発明は、鋸歯状の縦断面形状を有する突条が前記軸部に形成されており、前記突条が基端側に向けて拡径するよう配向されていることを特徴とする請求項1に記載の装飾ボタンである。
請求項4に記載の発明によれば、係止が強固で服飾品の着用中に外れにくい装飾ボタンを提供することができる。
請求項5に記載の発明は、前記突起部の端面が凹面状に形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の装飾ボタンである。
請求項5に記載の発明によれば、係止が強固で服飾品の着用中に外れにくい装飾ボタンを提供することができる。また、係止が緩んだ場合でも、第1係止手段を押し込むだけで強固な係止を回復することができる。
請求項6に記載の発明は、前記第2係止手段が、ゴムまたは高分子エラストマーであって硬度80以下の材料からなることを特徴とする請求項1〜5に記載の装飾ボタンである。
請求項6に記載の発明によれば、軸部を係合孔に挿入するのに無理な力を必要とせず、かつ確実な係止を可能とする装飾ボタンを提供することができる。
請求項7に記載の発明は、前記軸部の半径方向に延出する頭部が前記軸体の基端に形成され、前記頭部が前記第1係止基体に接着されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装飾ボタンである。
請求項7に記載の発明によれば、軸体と第1係止基体とを別体で作成してその後接着するという簡易な工程によって第1係止手段を作成することができ、コストが低廉な装飾ボタンを提供することができる。
請求項8に記載の発明は、前記軸部の半径方向に延出する頭部が前記軸体の基端に形成され、前記頭部が前記第1係止基体の内部に埋設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装飾ボタンである。
請求項8に記載の発明によれば、軸体と第1係止基体とを別体で作成することができ、第1係止基体と軸体の結合が強固となり、信頼性の高い装飾ボタンを提供することができる。
請求項9に記載の発明は、前記軸部の半径方向に延出する頭部が前記軸体の基端に形成され、前記軸部が前記第1係止基体を貫通しつつ前記頭部の先端側の面が前記第1係止基体に接触していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装飾ボタンである。
請求項9に記載の発明によれば、軸体と第1係止基体とを別体で作成することができ、頭部に装飾を施すことによってボタンの装飾の一部とすることが可能となり、装飾の自由度が高い装飾ボタンを提供することができる。
請求項10に記載の発明は、第1係止手段と第2係止手段とからなる装飾ボタンであって、前記第1係止手段は棒状の軸部と前記軸部の基端側に第1係止基体とを備え、前記第2係止手段は第2係止基体と前記第2係止基体から突出する突起部とを備え、前記突起部の端面に開口し前記軸部を受容する係合孔が前記第2係止手段に備えられ、半径方向に突出する係止突起が前記軸部に形成されており、前記突起部の端面における前記係合孔の径が前記係止突起の径より小さく、前記係合孔の一部が拡径して前記係止突起を受容する係止室を形成しており、前記突起部の端面から前記第2係止基体に向けて延びるスリットが前記係合孔を包囲する前記突起部の壁部に設けられており、前記第1係止手段または前記第2係止手段の少なくともいずれか一方に装飾が施されていることを特徴とする装飾ボタンである。
請求項10に記載の発明によれば、孔を有する服飾品に対して着脱容易な装飾ボタンを装着することができるため、服飾品を傷つけることなく着用者の嗜好に応じて自由に装飾を施すことができ、また容易に装飾の変更をすることができる。また、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)などの汎用プラスチック材により構成することができるため、装飾ボタンの作成に要するコストが低廉となる。さらに、装飾ボタンを服飾物に装着する際、第1係止手段と第2係止手段とが係合したか否かを、「カチッ」というクリック音や、装飾ボタンから伝わる振動で明確に把握することができる。また、高い耐久性を有する装飾ボタンを提供することができる。
請求項11に記載の発明は、第1係止手段と第2係止手段とからなる装飾ボタンであって、前記第1係止手段は棒状の軸部と前記軸部の基端側に第1係止基体とを備え、前記第2係止手段は第2係止基体と前記第2係止基体から突出する突起部とを備え、前記突起部の端面に開口し前記軸部を受容する係合孔が前記第2係止手段に備えられ、半径方向に突出する係止突起が前記軸部に形成されており、前記突起部の端面における前記係合孔の径が前記係止突起の径より小さく、前記係合孔の一部が拡径して前記係止突起を受容する係止室を形成しており、前記軸部の先端から基端に向けて延びる分割溝により前記軸部が複数の脚に分割されており、前記第1係止手段または前記第2係止手段の少なくともいずれか一方に装飾が施されていることを特徴とする装飾ボタンである。
請求項11に記載の発明によれば、孔を有する服飾品に対して着脱容易な装飾ボタンを装着することができるため、服飾品を傷つけることなく着用者の嗜好に応じて自由に装飾を施すことができ、また容易に装飾の変更をすることができる。また、汎用プラスチック材により構成することができるため、装飾ボタンの作成に要するコストが低廉となる。さらに、装飾ボタンを服飾物に装着する際、第1係止手段と第2係止手段とが係合したか否かを、「カチッ」というクリック音や、装飾ボタンから伝わる振動で明確に把握することができる。また、高い耐久性を有する装飾ボタンを提供することができる。
請求項12に記載の発明は、前記軸部の先端から基端に向けて延びる分割溝により前記軸部が複数の脚に分割されていることを特徴とする請求項10に記載の装飾ボタンである。
請求項12に記載の発明によれば、着脱に要する力が低減され、力の弱いユーザーでも容易に着脱することができる装飾ボタンを提供することができる。
請求項13に記載の発明は、前記軸部を構成する材質よりも硬度が低い材質から構成される弾性部材が前記分割溝に充填されていることを特徴とする請求項11または12に記載の装飾ボタンである。
請求項13に記載の発明によれば、充填する弾性部材の種類を変えることによって着脱に要する力をコントロールすることができるため、軸部を成形する金型が一種類だけでも着脱力、装着感にバリエーションを与えることができ、さまざまな被装着物の種類やユーザー層などに対し、最適な装飾ボタンを提供することができる。
請求項14に記載の発明は、前記突起部の外形が円柱状に形成されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の装飾ボタンである。
請求項14に記載の発明によれば、種々の服飾品に対して適合性の高い装飾ボタンを提供することができる。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の装飾ボタンと、孔を有する服飾品とを備え、前記第2係止手段の前記突起部が前記孔に挿入され、前記第1係止手段の前記軸部が前記係合孔に挿入され、前記孔の径は前記軸部を前記係合孔に挿入したときの前記突起部の径より小さく、前記装飾ボタンを装着したとき前記突起部の外周が前記孔の縁に密接することを特徴とする装飾服飾品である。
請求項15に記載の発明によれば、係止が強固で服飾品の着用中に外れにくい装飾ボタンが装着された装飾服飾品を提供することができる。また、当該装飾服飾品は孔の周囲に亀裂が発生しにくく長寿命となり、装飾ボタンが装着された装飾服飾品を長期間楽しむことができる。
請求項16に記載の発明は、前記服飾品が弾性を有する材料からなり、前記孔の周囲の厚みが前記突起部の高さより厚く、前記装飾ボタンを装着したとき、前記第1係止手段の前記軸部側の面および前記第2係止手段の前記突起部側の面が、前記服飾品の表裏両面に密接することを特徴とする請求項15に記載の装飾服飾品である。
請求項16に記載の発明によれば、装飾ボタンの係止が強固で服飾品の着用中に外れにくい装飾服飾品を提供することができる。また、当該服飾品は孔の周囲に亀裂が発生しにくく長寿命となり、装飾ボタンが装着された装飾服飾品を長期間楽しむことができる。
本発明によれば、孔を有する服飾品に対して着脱容易な装飾ボタンを装着することができるため、服飾品を傷つけることなく着用者の嗜好に応じて自由に装飾を施すことができ、また容易に装飾の変更をすることができる。
つぎに、この発明の実施の形態について図面に基づき説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る装飾ボタンを図1〜3に示す。図1は第1の実施形態に係る装飾ボタンを示す斜視図であり、図2は装飾ボタンを服飾品に取り付ける場合の分解斜視図であり、図3は服飾品に装着した状態の断面図である。1は第1係止手段であり、装飾が施された第1係止基体11と軸体12を備え、軸体12は第1係止基体から突出している棒状の軸部121を有している。2は第2係止手段であり、滑らかな形状を有する第2係止基体21と、それから突出する突起部22とを備え、突起部22の端面221に開口する係合孔23が形成されている。3は装飾ボタンが装着される服飾品であり、当該装飾ボタンが装着される箇所に孔31を備えている。第1係止基体11および第2係止基体21はいずれも孔31より半径方向に大きな広がりを有するため、軸体12を、孔31を通して係合孔23に挿入することによって、第1係止手段1と第2係止手段2とが孔31を介して係合され、装飾ボタンが服飾品3に係止される。
なお、本図面においては第1係止基体11が服飾品3の表側に露出しつつ、第2係止基体21が服飾品の裏側に隠れるよう装着される形態を示している。そのため、本図面においては第1係止基体11に装飾が施されているが、これに代えて第2係止基体21であってもよく、あるいは第1係止基体11および第2係止基体21のいずれにも装飾が施されていてもよい。また、本図面においては第2係止基体21は略球面状の滑らかな形状に仕上げられているが、こうすると服飾品3の裏側に人体が存在するような場合、例えばシャツ、ブラウス、帽子などの場合、人体に接触することによって人体に傷などを付けるおそれがなく、靴、サンダルなどの場合は、靴ずれなどが起こりにくい。しかし、人体に接触するおそれがないような場合は滑らかに仕上げる必要はなく、装飾的に形成することも可能である。
このように本発明に係る装飾ボタンは、2つの係止手段を互いに係合することによって服飾品に係止するよう構成されているため、服飾品の孔を押し広げる等、服飾品に無理な力を加える必要はなく、容易に装脱着することができる。また、伸縮性を有しない服飾品にも装着可能である。
図4には、軸部121に雄ねじ122が形成された軸体が示されている。軸部121が係合孔23に挿入されると、係合孔23の孔径は軸部121の最大径より小さいため、軸部121は突起部22により締め付けられ、軸方向および周方向に作用する摩擦力により、軸部121は係合孔23に係止される。このとき、軸部121に雄ねじ122が設けられている場合、半径方向内向きに作用する締め付け力および雄ねじ122の山の反力により、係合孔23の壁面は略波状に弾性変形する。そのため、軸部121が軸方向に移動しようとするとき前記略波状に弾性変形した壁面が軸方向の移動に対する抵抗となるため、係止が強固となる。
また、第1係止手段1の軸方向の進退が、第1係止手段1をねじることによっても可能となる点で好適である。雄ねじ122を有する軸部121を実現するためには、転造や切削により形成することもできるが、既製品のねじを使用することも可能である。なお、図4には軸部12の全周に雄ネジが形成されているものを示したが、周の一部でネジが途切れているものであっても、同様の効果を奏することは明らかである。
図5には、半径方向に突出する係止突起が軸部121に形成された第1係止手段1、およびそれの対として好適な第2係止手段2が示されている。図5(a)には、軸部121に係止突起123として3つの突条が設けられているが、この場合においても、前記雄ねじが設けられた場合と同様に、係合孔23に挿入されると係合孔23の壁面が略波状に弾性変形するため、軸方向の移動に対して抵抗力を発揮し、係止を強固にすることができる。
図5(b)には、軸部121の先端に、半径方向外側の一方向のみに突出する直方体状の突起124が設けられたものが示されている。この場合、図5(d)に示すように、突起部22に、係合孔23と外部とが連通するよう設けられた連通溝232と、連通溝232の基端に位置し、直方体状の突起124を受容するよう設けられた係止凹欠部233とを備える第2係止手段2を、当該第1係止手段1の対として用いることが好適である。軸部121を係合孔23にスムーズに挿入することができ、挿入した後第1係止手段をひねることにより、直方体状の突起124が係止凹欠部233に収容され、これにより係合が確実となるからである。
図5(c)には、軸部121の先端に、半径方向に突出する係止突起123が設けられたものが示されている。この場合、図5(e)に示すように、突起部22に、係合孔23と外部とが連通するよう設けられた連通溝232と、係合孔23の基端に位置し、係止突起123を受容するよう設けられた係止凹欠部233と、第2係止基体21に扇状に切り欠かれた切欠部211とを備えた第2係止手段2を、当該第1係止手段1の対として用いることが好適である。それによって半径方向に進行して軸部121を係合孔23に挿入することができ、係止突起123を係止凹欠部233に嵌合することによって、軸部121を第2係止手段2に係合することができるからである。また、図5(f)に示すように、係止突起123を収容する中空の係止室234が係合孔23に連通して設けられた第2係止手段2も、図5(c)に示された第1係止手段の対として好適である。軸部121は突起部22により締め付けられ、軸方向および周方向に作用する摩擦力により、軸部121は係合孔23に係止され、なおかつ係止突起123が係止室234に嵌合するため軸方向の係止がさらに強化されるからである。なお、複数部品を組み立てることによって、係止突起を有する軸部を構成することができるが、この場合コストが低廉になる点で好適である。
図6には、鋸歯状の縦断面形状を有する突条125が軸部121に形成された第1係止手段1が、第2係止手段2と係合している状態の断面図が示されている。軸部121が係合孔23に挿入されると、係合孔23の孔径は軸部121の最大径より小さいため、軸部121は突起部22により締め付けられ、軸方向および周方向に作用する摩擦力により軸部121は係合孔23に係止される。ここで、軸部121に突条125が設けられている場合、半径方向内向きに作用する締め付け力および突条125の反力により、係合孔23の壁面231は略波状に弾性変形する。そのため、軸部121が軸方向に移動しようとするとき前記略波状に弾性変形した壁面231が軸方向の移動に対する抵抗となるため、係止が強固となる。さらに縦断面形状が鋸歯状であるため、軸部121が係合孔23から抜ける方向に移動しようとする場合、突条125が係合孔23の壁面231に食い込むため、さらに係止が強固となる。なお、図6には、軸部12の全周について半径方向外側に向かって突出している突条125が示されているが、周の一部のみについて突出しているものでも同様の効果を奏することは明らかである。
図7には突起部22の端面221が凹面に形成された第2係止手段2の断面図が示されており、鋸歯状の縦断面形状を有する突条125が軸部121に形成された第1係止手段1と、突起部22の端面221が凹面に形成された第2係止手段2とが係合した状態の断面図が図8に示されている。図8(a)では第2係止手段2に対して第1係止手段1を強く押しこんだ状態の断面図であり、図8(b)では押し込む力をゆるめて自然な状態に戻したときの断面図である。強く押しこんだ状態において、半径方向内向きに作用する締め付け力および突条125の山の反力により、係合孔23の壁面231は略波状に弾性変形する。そして押し込む力を緩めた場合、突起部の端面221は凹面であるため、端面221の縁部が復元力により第1係止手段1を軸方向に離れる向きに押し戻すため、軸部12に設けられた突条125が、壁面231に食い込む。そのため係止はより強固となる。係止が緩んだ場合は、第1係止手段1を押し込むだけで、強固な係止を回復することができる。なお、図8では鋸歯状の縦断面形状を有する突条125が軸部121に形成された第1係止手段1に係止された場合を図示しているが、雄ねじないしは係止突起を備える第1係止手段1の場合でも、同様の効果を奏する。
ここで第2係止手段2の材質の特性について説明すると、上述のように第1係止手段1と第2係止手段2との係合に弾性力およびそれに起因する摩擦力を用いているため、第2係止手段2は弾性体である必要がある。また、係合孔23には、その孔径より大きい径を有する軸部121が、スムーズに挿入されることが望ましい。これらの点を勘案すると、第2係止手段の材料としては、ゴムまたは高分子エラストマーであって硬度80以下の材料が好適である。
突起部22の形状については任意の形状を選択することが可能であるが、外形形状が円形であると軸部121に対して全周から均等な締め付け力を付与することができ、また成形がコストが低廉であり、さらに既存の服飾品に設けられている孔の大部分は円形であるため適合性が高い。そのため、突起部22の外形形状は円形が好適である。さらに、軸部121の軸径に対して係合孔23の孔径が小さすぎると過大な摩擦力により挿入、取り外しが困難となる。また壁部222が薄すぎると着脱の際破損しやすい上に、係止に適正な締め付け力を軸部121に付与することができない。一方、壁部222が厚すぎると過大な摩擦力により挿入、取り外しが困難となる。以上の点から勘案して、係合孔23の径と軸部121の径と前記突起部22の径の比が1:2:4程度の比率である場合が、円滑な着脱、適正な係止力を実現するために好適である。
図9は、第1係止手段1の構成として、第1係止基体11と軸体12との位置関係を断面図で示したものである。ここで軸体12は頭部126とそれから突出した軸部121とを備える釘状の形状を有している。こうすることによって、軸体12を第1係止基体11と別体に作成しておき、組み立てによって第1係止手段1を作成することができ、コスト的に低廉となる。図9(a)は頭部が第1係止基体11に接着されたもので、接着という簡易な工程によって低廉なコストが実現される。図9(b)は頭部が第1係止基体11の内部に埋設されたもので、第1係止基体11と軸体12の結合が強固となり、信頼性の高い装飾ボタンが実現される。また、図9(c)は、軸部121が第1係止基体11を貫通しつつ頭部126の先端側の面が第1係止基体11に接触しているもので、第1係止手段1の作成が容易であり、また頭部126を外部に露出させることが可能となるため、頭部126に装飾を施すことによってボタンの装飾の一部を担わせることが可能となり、装飾の自由度がより増加する。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る装飾ボタンを図10〜12に示す。図10は第2の実施形態に係る装飾ボタンを服飾品に取り付ける場合の分解斜視図であり、図11は第2係止手段の斜視図である。また第1係止手段と第2係止手段とを係合した状態の断面図を図12に示す。なお、本実施形態に係る装飾ボタンを服飾品に装着する場合の態様は、前記第1の実施形態と同様である。
1は第1係止手段であり、装飾が施された第1係止基体11と軸体12を備え、軸体12は第1係止基体11から突出している棒状の軸部121を有している。軸部121には半径方向に突出する係止突起127が設けられるとともに、分割溝128が先端から軸方向に設けられることによって、2つの脚129が形成されている。2は第2係止手段であり、滑らかな形状を有する第2係止基体21と、それから突出する突起部22とを備え、突起部22の端面221に開口する係合孔23が形成されている。係合孔23を包囲する壁部222には、端面221から第2係止基体に向かって延びるスリット224が設けられている。係合孔23の一部は拡径して係止室235を画成し、係止突起127を受容するよう構成されている。3は装飾ボタンが装着される服飾品であり、当該装飾ボタンが装着される箇所に孔31を備えている。第1係止基体11および第2係止基体21はいずれも孔31より半径方向に大きな広がりを有するため、軸体12を、孔31を通して係合孔23に挿入することによって、第1係止手段1と第2係止手段2とが孔31を介して係合され、装飾ボタンが服飾品3に係止される。
なお、本図面においては第1係止基体11に装飾が施されているが、これに代えて第2係止基体21であってもよく、あるいは第1係止基体11および第2係止基体21のいずれにも装飾が施されていてもよいのは、前記の第1の実施形態と同様である。また、人体に接触する箇所について滑らかに形成することも適宜行うことができる。
軸部121および突起部22の材料として、PP、PVC、ABS樹脂などの汎用プラスチックを用いた場合、弾発力が大きいため大きな係止力を確保することができ、さらに低コストで製造することができるという点で好適である。脱着の際軸部121および突起部22は弾性変形を繰り返すが、これらの材料にPPを適用すると、弾性変形を繰り返しても亀裂が入りにくいため、耐久性の高い装飾ボタンを実現することができるという点で好適である。
さらに、装飾が施された第1係止基体11にPVCを適用し、PPにより構成された軸部121と接着すると、PVCは耐候性が高いため、より長期間装飾を楽しむことができるという点で好適である。図10では軸部121が頭部126と一体となって軸体12を形成しており、この場合頭部126に第1係止基体11を接着すると安定した第1係止手段1が形成されるため好適である。なお、前述の通り、装飾が施されているのが第2係止基体21となるようにすることも可能であり、その際はPPにより構成された突起部22に、PVCにより構成された第2係止基体を接着することによって同様の耐久性、耐候性を実現することができる。
当該装飾ボタンを服飾物に装着する際の作用について以下説明する。軸部121が係合孔23に挿入されると、端面221における係合孔23の孔径は係止突起127の径より小さいため、突起部22のスリット224の幅が一旦広げられる。さらに挿入していくと、係止突起127は係止室235に収まり、スリット224は壁部222が有する弾発力により元の幅に戻るため、第1係止手段1と第2係止手段2とが係合する。壁部222の厚み、スリット224の幅は適宜設定することができ、これによって脱着する際に要する力が決定される。スリット224の幅をゼロとすることも可能である。また本図面では、スリット224が端面221から第2係止基体21まで伸びているが、突起部22の中途で止めることも可能であり、脱着に要する力に応じて適宜設定することができる。さらに、本図面ではスリット224が2本設けられているが、1本もしくは3本以上設けることも可能であり、脱着に要する力に応じて適時設定することができる。さらに、スリットがなくとも係止突起127を係止室235まで導入して係止させることができる場合は、スリットを設けないとすることも可能である。
なお、係止突起127が係止室235に収められたとき、スリット224が完全に元の幅に戻らなくても、すなわち係止突起127の最大径が係止室235の最大径より大きい場合でも、第1係止手段1と第2係止手段2の係合状態は確保される。この場合、突起部22の外周が被装着物である服飾品の孔の縁に密着するため、装飾ボタンと服飾物との係止がより強固となる。
また、スリット224の効果と同様に、軸部121に分割溝128を設けることによっても脱着に要する力がを低減することができる。分割溝128の有無、分割溝128の幅、長さ、本数は脱着に要する力に応じて選択することができる。ユーザーが女性や年少者である場合、脱着に要する力は小さい方が望ましいが、このようなユーザー層に応じて適宜設定することができる。スリット224および分割溝128は、弾発力によりもとの状態に戻るとき「カチッ」というクリック音や振動を生じる。これによりユーザーは第1係止手段1と第2係止手段2とが係合したことを認識することができる。
図13に、分割溝128に弾性部材130を充填した第1係止手段1を示す。分割溝128の幅が縮むとき弾性部材130が復元力を脚129に与えるため、係止を強固にすることができる。弾性部材130の材料は、軸部121を構成する材質より硬度が低い材料が好適である。脱着に要する力が過度に増加することを防ぎ、適度な係止力を保持することができるからである。軸部121の材質に汎用プラスチックを適用した場合、弾性部材130の材料としてはゴム、発泡ウレタンなどが好適である。弾性部材130の材質を選択することによって、分割溝128の寸法を変えることなく、脱着に要する力を変えることができる。すなわち、軸部121を製造するにあたって多種多様の金型を用意する必要がなく、一種類の金型で軸部121を製造しておき、弾性部材130を適宜組み合わせ、脱着に要する力を被装着物の種類やユーザー層に応じて最適なものとすることができる。
また、係止突起127および係止室235の形状によっても脱着に要する力および係止力が左右され、係止突起127が大きく張り出す形状の場合大きな係止力を確保することができ、張り出しが小さい場合脱着に要する力は小さくなる。また、本図面では係止突起127の形状は全周にわたって半径方向外側に突出する軸対称形状となっているが、周長の一部のみ突出するように構成することも可能である。係止突起127の形状が滑らかであれば、スムーズが脱着が可能となる。
(第3の実施形態)
本発明に係る装飾ボタンを服飾品3に装着した場合の断面図が図14に示されている。装飾ボタンの装着は、まず第2係止手段2の突起部22を服飾品の孔31に挿入し、次に第1係止手段1の軸部121を、突起部22の端面221に開口した係合孔23に挿入することによってなされるが、挿入の順番は逆でもよい。なお、第1係止手段1および第2係止手段2のうち、装飾が施された方を露出する側に配置するよう装着する。
軸部121が係合孔23に挿入された場合、挿入されていない場合よりも突起部22の外周面223は外側に膨出する。そこで、服飾品3の孔31の孔径が、軸部121を挿入している時の突起部22の外径より小さい場合、孔31に当該装飾ボタンを装着すると、突起部22の外周面223が孔31の孔縁311に密着することになる。すると、突起部22が服飾品3により締め付け力を受け、さらに第2係止手段2が突起部22により締め付け力を受けることになる。そのため、第1係止手段1と第2係止手段2との相対的な係合が強固になるのみならず、装飾ボタン全体の服飾品3に対する係合がより強固となる。すなわち、着用中に装飾ボタン全体が回転して装着時のデザインが崩れるという危険性が少ない。
さらに、着用時に人体と接触すること等に起因する面内方向の荷重が、装飾ボタンに繰り返し作用しても、中実孔の応力集中係数は開孔の応力集中係数より小さいため、突起部22の外周面223が孔31の縁に密接していれば中実孔の境界条件により近くなるため、服飾品の孔31の縁に発生する繰返し応力のレベルは低くなる。すなわち、疲労による亀裂が服飾品に入る可能性が低くなるため服飾品の寿命が長くなり、着用者は装飾ボタンが装着されたされた服飾品をより長く楽しむことができることになる。
また、服飾品3が弾性を有する材料からなり、服飾品3の孔31の周囲の厚みが突起部22の高さより厚い場合、装飾ボタンを装着すると、第1係止手段1の軸部121側の面および第2係止手段2の突起部22側の面が、服飾品3の表裏両面に密接し、孔31の周囲が厚み方向に押しつぶされた状態に弾性変形する。すなわち、装飾ボタンの第1係止手段1と第2係止手段2とを軸方向に引き離そうとする内力が作用する。この内力は、前述した突起部22の端面221が凹面に形成されている場合と同様の効果を奏し、すなわち軸部12に設けられた雄ねじ122、係止突起123、突条125または係止突起127が、壁面231に食い込むため係止はより強固となる。
また、装飾ボタンと服飾品3との間に大きな接触面が生じるため摩擦が大きくなり、装飾ボタンが回転する方向にもより強固な係止効果が得られる。さらに、装飾ボタンに面内方向の荷重が作用し、その荷重が服飾品3に伝達される際、突起部22と孔31の縁との接触による荷重経路に加え、第1係止手段1および第2係止手段2の有する面と服飾品3の有する表裏面の接触により発生するせん断により荷重が伝達されるようになるため、孔31の縁に発生する応力レベルが低減され、服飾品3のさらなる長寿命化が実現される。
なお、弾性を有する材料からなる服飾品の例としては、セル・フォーム(ポリウレタン)製の靴、サンダル、ブレスレッドなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。図16に、甲部に孔31を有するセル・フォーム製のサンダルを服飾品3とし、それに装飾ボタンが装着された装飾服飾品の一例を示す。なお、図16における装飾ボタンは、第1係止手段1に装飾が施されて甲部の表側に配置され、第2係止手段2が甲部の裏側に配置される構成となっている。
本発明の第1の実施形態における装飾ボタンを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態における装飾ボタンを示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態において装飾ボタンを示す断面図である。 本発明の第1の実施形態において、雄ねじが軸部に形成された第1係止手段を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態において、係止突起が軸部に形成された第1係止手段を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態において、鋸歯状の縦断面形状を有する突条が設けられた軸部を備える第1係止手段を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態において、突起部の端面が凹面に形成された第2係止手段を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態において、鋸歯状の縦断面形状を有する突条が軸部に形成された第1係止手段が、突起部の端面が凹面に形成された第2係止手段に係止された状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態において、第1係止手段の構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態における装飾ボタンを示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態における第2係止手段を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態において装飾ボタンを示す断面図である。 本発明の第2の実施形態における第1係止手段の構成の例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態であり、第1、2の実施形態に係る装飾ボタンを服飾品に装着した場合示す断面図である。 従来の装飾ボタンを示す断面図である。 本発明の第3の実施形態であり、第1、2の実施形態にかかる装飾ボタンをセル・フォーム製のサンダルに装着した状態の斜視図である。
符号の説明
1 第1係止手段
11 第1係止基体
12 軸体
121 軸部
122 雄ねじ
123 係止突起
124 直方体状の突起
125 突条
126 頭部
127 係止突起
128 分割溝
129 脚
130 弾性部材
2 第2係止手段
21 第2係止基体
211 切欠部
22 突起部
221 端面
222 壁部
223 外周面
224 スリット
23 係合孔
231 内壁面
232 連通溝
233 係止凹欠部
234 係止室
235 係止室
3 服飾品
31 孔
311 孔縁
4 装飾部
5 係止部
6 軸

Claims (16)

  1. 第1係止手段と第2係止手段とからなる装飾ボタンであって、
    前記第1係止手段は棒状の軸部を有する軸体と前記軸体の基端側に第1係止基体とを備え、
    前記第2係止手段は第2係止基体と前記第2係止基体から突出する突起部とを備える弾性体であり、
    前記突起部の端面に開口し前記軸部を受容する係合孔が前記第2係止手段に備えられ、
    前記係合孔の径が前記軸部の最大径より小さく、
    前記第1係止手段または前記第2係止手段の少なくともいずれか一方に装飾が施されている
    ことを特徴とする装飾ボタン。
  2. 前記軸部に雄ねじが形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装飾ボタン。
  3. 半径方向に突出する係止突起が前記軸部に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装飾ボタン。
  4. 鋸歯状の縦断面形状を有する突条が前記軸部に形成されており、
    前記突条が基端側に向けて拡径するよう配向されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装飾ボタン。
  5. 前記突起部の端面が凹面状に形成されている
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の装飾ボタン。
  6. 前記第2係止手段が、ゴムまたは高分子エラストマーであって硬度80以下の材料からなる
    ことを特徴とする請求項1〜5に記載の装飾ボタン。
  7. 前記軸部の半径方向に延出する頭部が前記軸体の基端に形成され、
    前記頭部が前記第1係止基体に接着されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装飾ボタン。
  8. 前記軸部の半径方向に延出する頭部が前記軸体の基端に形成され、
    前記頭部が前記第1係止基体の内部に埋設されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装飾ボタン。
  9. 前記軸部の半径方向に延出する頭部が前記軸体の基端に形成され、
    前記軸部が前記第1係止基体を貫通しつつ前記頭部の先端側の面が前記第1係止基体に接触している
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装飾ボタン。
  10. 第1係止手段と第2係止手段とからなる装飾ボタンであって、
    前記第1係止手段は棒状の軸部と前記軸部の基端側に第1係止基体とを備え、
    前記第2係止手段は第2係止基体と前記第2係止基体から突出する突起部とを備え、
    前記突起部の端面に開口し前記軸部を受容する係合孔が前記第2係止手段に備えられ、
    半径方向に突出する係止突起が前記軸部に形成されており、
    前記突起部の端面における前記係合孔の径が前記係止突起の径より小さく、
    前記係合孔の一部が拡径して前記係止突起を受容する係止室を形成しており、
    前記突起部の端面から前記第2係止基体に向けて延びるスリットが前記係合孔を包囲する前記突起部の壁部に設けられており、
    前記第1係止手段または前記第2係止手段の少なくともいずれか一方に装飾が施されている
    ことを特徴とする装飾ボタン。
  11. 第1係止手段と第2係止手段とからなる装飾ボタンであって、
    前記第1係止手段は棒状の軸部と前記軸部の基端側に第1係止基体とを備え、
    前記第2係止手段は第2係止基体と前記第2係止基体から突出する突起部とを備え、
    前記突起部の端面に開口し前記軸部を受容する係合孔が前記第2係止手段に備えられ、
    半径方向に突出する係止突起が前記軸部に形成されており、
    前記突起部の端面における前記係合孔の径が前記係止突起の径より小さく、
    前記係合孔の一部が拡径して前記係止突起を受容する係止室を形成しており、
    前記軸部の先端から基端に向けて延びる分割溝により前記軸部が複数の脚に分割されており、
    前記第1係止手段または前記第2係止手段の少なくともいずれか一方に装飾が施されている
    ことを特徴とする装飾ボタン。
  12. 前記軸部の先端から基端に向けて延びる分割溝により前記軸部が複数の脚に分割されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の装飾ボタン。
  13. 前記軸部を構成する材質よりも硬度が低い材質から構成される弾性部材が前記分割溝に充填されている
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の装飾ボタン。
  14. 前記突起部の外形が円柱状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の装飾ボタン。
  15. 請求項14に記載の装飾ボタンと、
    孔を有する服飾品とを備え、
    前記第2係止手段の前記突起部が前記孔に挿入され、
    前記第1係止手段の前記軸部が前記係合孔に挿入され、
    前記孔の径は前記軸部を前記係合孔に挿入したときの前記突起部の径より小さく、前記装飾ボタンを装着したとき前記突起部の外周が前記孔の縁に密接する
    ことを特徴とする装飾服飾品。
  16. 前記服飾品が弾性を有する材料からなり、
    前記孔の周囲の厚みが前記突起部の高さより厚く、
    前記装飾ボタンを装着したとき、前記第1係止手段の前記軸部側の面および前記第2係止手段の前記突起部側の面が、前記服飾品の表裏両面に密接する
    ことを特徴とする請求項15に記載の装飾服飾品。
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