JP2009158349A - 燃料電池スタック用配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体主配管から分岐配管が分岐する分岐部を各スタックから等距離に配置できない場合であっても、各スタックへの流体の均一供給を可能にする燃料電池スタック用配管を提供する。
【解決手段】燃料電池スタック1の第1および第2積層体16,18に対し、セル積層方向の同一側端部から流体を供給する配管10を備える。配管10は、主配管40と、この主配管10から分岐部42を介して分岐し、第1積層体16の流体供給口に接続される第1配管44および第2積層体18の流体供給口に接続される第2配管46とを有する。第1配管44は、第2配管46よりも流路長が短く、かつ内部を流れる流体について圧力損失を生じさせる絞り部44a,44bが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池スタック用配管に関し、特に、燃料電池スタックに燃料ガス、酸化剤ガス、冷却媒体等の流体を供給するための配管に関する。
近年、環境に配慮した自動車として、駆動源としてエンジンとモータとを併用するハイブリッド自動車が普及しつつあり、また、モータだけを駆動源とする電気自動車や燃料電池自動車についても実用化に向けて研究開発が進められている。そのなかでも、燃料電池自動車は、燃料電池内における燃料ガスである例えば水素と酸化剤ガスである例えば酸素との電気化学反応によって取り出される電力でモータを駆動するものであり、上記電気化学反応によって生成されるのは水だけであることから究極のエコカーとして注目されている。
上記燃料電池は、通常、発電電圧が小さい燃料電池単セルを複数積層して直列接続したスタックをエンドプレートで積層方向両側から挟持して構成される。そして、エンドプレートに形成された供給口に接続される配管を介して、燃料ガスとしての水素、酸化剤ガスとしての酸素を含む空気、および、上記電気化学反応に伴う発熱によって昇温する燃料電池セルを冷却するための冷却媒体、例えばLLC(Long Life Coolant)がスタックに供給される。
スタック内には、各燃料電池セルに燃料ガス、酸化剤ガスおよび冷却媒体をそれぞれ供給するための各供給マニホールドと、各燃料電池セルから排出された燃料ガス、酸化剤ガスおよび冷却媒体をスタック外へ排出するための各排出マニホールドとが、セル積層方向に貫通して設けられている。
各燃料電池セルには、燃料ガス供給マニホードから水素が供給されるとともに、酸化剤ガス供給マニホールドから酸素を含む空気が供給され、これらの水素と酸素とが固体高分子電解質膜を介して電気化学反応することにより発電するとともに水が生成される。各燃料電池セルで発電された電力は、スタックの積層方向両端に設けられた集電板を介して取り出される。
各燃料電池セルから排出された廃水素ガスと反応生成水を含む廃空気とは、燃料ガス排出マニホールドおよび酸化剤ガス排出マニホールドを介してスタック外にそれぞれ排出される。また、冷却媒体供給マニホールドから各燃料電池セルに供給された冷却媒体は、燃料電池セルを通過する際に反応により生じる熱で昇温したセルを冷却した後、冷却媒体排出マニホールドを介してスタック外に排出される。
上記のような燃料電池スタックにおいて、同一構成を有する複数のスタックをセル積層方向が互いに平行になるように横並びで配置されている場合がある。例えば特許文献1には、4つのスタックをマトリックス位置に配設し、各2つのスタック間に設けた燃料給排部材を介して各スタックに燃料ガス、酸化剤ガスおよび冷却媒体をそれぞれ供給するようにしたことで、各スタックについての燃料ガス等の供給経路および排出経路流体の分岐点の数、分岐点からの距離が全く同一となって、それぞれの流体の均一な分配が保証され、燃料電池の性能を向上することができることが記載されている。
特開2000−164236号公報
しかしながら、同一構成の複数のスタックを並設した燃料電池スタックにおいて、流体主配管から分岐部で分岐させた分岐配管を介して各スタックへ流体を分配供給しようとするとき、燃料電池スタックが搭載される車両における搭載位置や他の車両構成要素との関係等の理由で、上記分岐部を各スタックの流体供給口から等距離に配置できない場合があり、その場合には各スタックへの流体供給が不均一になってしまうという課題がある。
そこで、本発明の目的は、流体主配管から分岐配管が分岐する分岐部を各スタックから等距離に配置できない場合であっても、各スタックへの流体の均一供給を可能にする燃料電池スタック用配管を提供することにある。
本発明に係る燃料電池スタック用配管は、複数の燃料電池セルを積層したスタックを挟持部材で挟持してそれぞれ構成される第1積層体および第2積層体を横並びで備える燃料電池スタックの各積層体に対し、セル積層方向の同一側端部からガスまたは液体である流体を供給する配管であって、主配管と、この主配管から分岐部を介して分岐し、第1積層体の流体供給口に接続される第1配管および第2積層体の流体供給口に接続される第2配管とを有し、第1配管は、第2配管よりも流路長が短く、かつ第1配管に内部を流れる流体について圧力損失を生じさせる圧力損失部が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る燃料電池スタック用配管において、圧力損失部は、横断面積が第1配管の他の部分よりも小さい絞り部で構成されてもよい。
また、本発明に係る燃料電池スタック用配管において、第1配管は分断箇所を含んでおり、分断箇所は、配管材料よりも低剛性材料からなる筒状部材を介して接続されていてもよい。
本発明に係る燃料電池スタック用配管によれば、主配管から分岐部を介して分岐する第1および第2配管について、第1配管は第2配管よりも流路長が短く、かつ内部を流れる流体に圧力損失を生じさせる圧力損失部が設けられていることで、分岐部が各スタックの流体供給口から等距離に配置されていなくても、圧力損失部によって第1配管を流れる流体に圧力損失を生じさせることにより、各スタックの流体供給口に到達する際の圧力(すなわち流量)を均一にすることができ、その結果、各スタックへの流体の等分配が可能になり、各スタックの同一性能での発電動作を保証することができる。
また、第1配管に分断箇所を設け、この分断箇所を配管材料よりも低剛性材料からなる筒状部材を介して接続する構成とすれば、第1配管の端部にあるスタック接続部と第2配管の端部にあるスタック接続部との間の距離の製造寸法誤差を筒状部材による連結部で吸収または許容することができ、燃料電池スタック用配管の製造が容易になる。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。
図1は、本発明の一実施形態である燃料電池スタック用配管10,12,14が接続されている燃料電池スタック1の平面図である。燃料電池スタック1の端部には、酸化剤ガスである酸素を含む空気を供給するための空気供給配管10、燃料ガスである水素を供給するための水素供給配管12、およびLLC等の冷却媒体を供給するための冷却媒体供給配管14が接続されている。
燃料電池スタック1は、第1スタック16および第2スタック18を備える。第1スタック16は、複数の燃料電池セル20をその厚み方向に積層して構成されている。燃料電池セル20は、固体高分子電解質膜をそれぞれ導電性と通気性がある燃料電極層および酸化電極層で挟み、さらに、冷却媒体が流れる冷媒流路を有するセパレータを燃料電極層および酸化電極層の少なくとも一方側に配置して構成される。第2スタック18もまた、第1スタック16と同一構成を有する。
第1スタック16の内部には、矢印Aで示すセル積層方向に沿って、水素供給マニホールド22a、水素排出マニホールド22b、空気供給マニホールド24a、空気排出マニホールド24b、冷媒供給マニホールド26a、および、冷媒排出マニホールド26bがそれぞれ貫通形成されている。なお、図1において、水素供給マニホールド22aと空気排出マニホールド24b、空気供給マニホールド24aと水素排出マニホールド22b、冷媒供給マニホールド26aと冷媒排出マニホールド26bは、それぞれ横方向(図1の左右方向)にずらして描いてあるが、これは図示および理解を容易にするためであって、図1紙面の奥行き方向に離れて設けられるため、平面図では完全に重なる位置に形成されることができる。
第2スタック18についても同様に、水素供給マニホールド22a、水素排出マニホールド22b、空気供給マニホールド24a、空気排出マニホールド24b、冷媒供給マニホールド26a、および、冷媒排出マニホールド26が形成されているが、供給と排出が第1スタック16とは横方向で左右逆になっている。
第1スタック16および第2スタック18は、セル積層方向に沿って平行に所定間隔をおいて横並びで配置されており、各スタック16,18の両端がそれぞれ一対の集電板(挟持部材)28a,28b、絶縁板(挟持部材)30a,30b、および、エンドプレート(挟持部材)32a,32bによって挟持されている。エンドプレート32a,32bは、図示しない帯状部材からなるテンションプレートで連結されており、これにより各スタック16,18を挟持する保持力が付与されている。
なお、本実施形態における第1スタック16とこれを挟持する各一対の集電板28a,28b、絶縁板30a,30bおよびエンドプレート32a,32bとが本願発明における第1積層体を構成し、本実施形態における第2スタック18とこれを挟持する各一対の集電板28a,28b、絶縁板30a,30bおよびエンドプレート32a,32bとが本願発明における第2積層体を構成する。本実施形態では、絶縁板30a,30bおよびエンドプレート32a,32bは第1スタック16および第2スタック18で共通の一体部材で構成されるが、これに限定されるものではなく、絶縁板およびエンドプレートが第1スタック16と第2スタック18とで別体をなすよう構成されてもよい。
各一方の集電板28a、絶縁板30aおよびエンドプレート32aには、第1および第2スタック16,18の各マニホールド22a,22b,24a,24b,26a,26bの一部を構成する貫通穴がそれぞれ形成されており、各マニホールド22a,22b,24a,24b,26a,26bの端部がエンドプレート32aの外側端面に開口形成されている。
図2は空気供給配管10の側面図、図3は図2における空気供給配管10の分岐管近傍の部分断面図である。空気供給配管10は、図示しない空気供給機から空気が供給される主配管40と、主配管40に接続されて二股に分岐する略T字状の分岐管(分岐部)42と、分岐管42に一端がそれぞれ接続される第1配管44および第2配管46とを含む。主配管40、第1配管44および第2配管46はいずれも金属製パイプで形成され、図3に示すように分岐管42に挿入された状態で溶接等により固定されている。
第1配管44および第2配管46の各他端には、2つの取付穴48が形成されたフランジ50が固定されており、取付穴48に挿入されるボルトでフランジ50をエンドプレート32aに締結固定することで空気供給配管10が燃料電池スタック1に取り付けられる。これにより、第1配管44の他端が第1スタック16の空気供給マニホールド24aの端部に接続され、第2配管46の他端が第2スタック18の空気供給マニホールド24aの端部に接続される。
図2に示すように、第1配管44は、分岐管42の中心から水平方向で見た流路長L1が第2配管46の流路長L2よりも短く設定されている。すなわち、分岐管42が、第1スタック16の空気供給マニホールド24aの開口端部と第2スタック18の空気供給マニホールド24aの開口端部とに対して不等距離に位置している。また、第1配管44に比べて長い第2配管46は、エンドプレート32aに固定される支持部材52によって支持されている。
分岐管42は、金属板をプレス成型して製造される半割り形状の2つの部品を鉢合わせ状態で溶接等により接合して形成されている。このように分岐管42をプレス成型品で構成することで、金属塊から切削加工で製造した場合によりも製造工数が少なく安価にできる。また、プレス成型で形成されることで、二股に分かれた分岐枝43a,43bを滑らかに湾曲して分岐する内面43cとなるように形成できる。このように切削加工では製造不能であった滑らかな湾曲分岐流路とすることで、分岐管42で分配される空気流についての圧力損失を低減できる。
図3に示すように、第1配管44は、分断箇所54を含んでおり、この分断箇所54は、配管材料である金属材料よりも低剛性材料からなる筒状部材、例えばゴムホース56を介して接続されている。このゴムホース56は、ホース外周に設けられたホースクランプ58,58によって分断箇所54の両側で第1配管44に固定されている。このように第1配管44に分断箇所54を設け、この分断箇所54をゴムホース56で接続することにより、第1配管44の端部にあるフランジ50の取付穴48と第2配管の端部にあるフランジ50の取付穴48との間の距離L3の製造寸法誤差をゴムホース56による連結部で吸収または許容することができ、燃料電池スタック用配管10の製造が容易になる。
第1配管44の分断箇所54に臨む各配管端部44a,44bは、第1配管44の他の部分よりも横断面積が小さくした絞り部として形成されている。この絞り部によって、第1スタック16へ向けて配管内を流れる空気に圧力損失を生じさせる圧力損失部として機能する。
なお、上記水素供給配管12および冷却媒体供給配管14もまた、空気供給配管10と同一構成を有しており、水素供給配管12は空気供給配管10と左右逆にした状態で燃料電池スタック1に対して取り付けられる。
このように、本実施形態の燃料電池スタック用配管10,12,14によれば、第1配管44は第2配管46よりも流路長が短く、かつ内部を流れる空気に圧力損失を生じさせる圧力損失部が設けられていることで、分岐部42が各スタック16,18の各供給マニホールド22a,24a,26aの供給入口から等距離に配置されていなくても、圧力損失部によって第1配管44を流れる空気、水素、冷却媒体等の流体に圧力損失を生じさせることにより、各スタック16,18の流体供給入口に到達する際の圧力(すなわち流量)を均一にすることができ、その結果、各スタック16,18への流体の等分配が可能になり、各スタック16,18の同一性能での発電動作を保証することができる。
なお、上記実施形態では、第1配管44の圧力損失部を配管端部の絞り部として構成したが、本発明の圧力損失部はこれに限定されずに他の形態のものであってもよく、例えば図4に示すように、第1配管44の分断箇所54においてゴムホース56の内周面からホース中心軸方向に突出する凸部で絞り部が構成されてもよい。あるいは、図示しないが、第1配管44の一部分を若干潰すように変形させて絞り部を形成してもよいし、第1配管44を流路方向に湾曲形状に構成して第2配管46よりも大きな圧力損失を生じさせるようにしてもよい。
次に、図5〜7を参照して、冷却媒体供給配管の固定構造について説明する。図5は、燃料電池スタック1を含む燃料電池システム2の部分側面図である。上述したように、燃料電池スタック1には、空気供給配管10の第2配管46を介して空気が第2スタック18に供給され、冷却媒体供給配管14の第2配管46を介して冷却媒体が第2スタック18に供給されるようになっている。
この実施形態では、冷却媒体用第2配管46から分岐した第1バイパス配管62が設けられている。第1バイパス配管62は、排気排水弁64に接続されている。冷却媒体用第2配管46から第1倍パス配管62に分流した冷却媒体は、排気排水弁64内を流れることで、排気排水弁64を冷却する。排気排水弁64から排出された冷却媒体は、第2バイパス配管66を介して冷却媒体用第2配管46内を流れる冷却媒体に合流するようになっている。
燃料電池システム2は、燃料電池スタック1の水素排出マニホールド22bから排出された廃水素に含まれる水素と反応生成水とを分離する気液分離器68を備える。気液分離器68で分離された水は、排気排水弁を介してシステム外に排出される。一方、気液分離器68で分離された水素は、未だ高濃度にある水素を再利用するため排気排水弁64を介して水素供給配管12へ送られる。
気液分離器68の外面には、板状部材からなり、比較的狭い入口開口部72と、この入口開口部72につながってこの入口開口部72から拡張された円形開口部74とを含むクランプ部70が固定または一体形成されている。第1バイパス配管62は、入口開口部72を介して円形開口部74内に嵌め込まれることによってクランプ部70で支持されている。これにより、内部を流れる冷却媒体の脈動等によって第1バイパス配管62が振動するのを防止できる。なお、クランプ部70は、気液分離器68以下の他の車両構成要素に固定されてもよい。
第1バイパス配管62は、比較的硬いゴムホースが用いられることが多いため、クランプ部70内に押し込むときにホースが変形しにくく、ホース外面が傷つくおそれがある。また、気液分離器68の振動がクランプ部70に伝播することで、クランプ部70の円形開口部74の縁部と第1バイバス配管62の外周面とが上記振動によって擦れて、やはりホース外面が傷つくおそれがある。
そこで、クランプ部70に嵌め込まれる位置に対応する第1バイパス配管62の外周部に、図6,7に示すように、例えばスポンジゴム等からある円筒状の弾性部材76を外装するとともに、この弾性部材76の外周を耐摩擦部材78で被覆してある。この耐摩擦部材78は、例えばナイロン等の化学繊維を編みこんで構成されるネットプロテクタまたはフレックスガードで構成され、耐摩擦性に優れている。
このような弾性部材76および耐摩擦部材78で第1バイパス配管62を被覆保護することで、第1バイパス配管62をクランプ部70に押し込むとき、入口開口部72を通過する際に弾性部材76がつぶれ変形することによりクランプ部70内の円形開口部74への嵌め込みが容易になるとともに、耐摩擦部材78によってクランプ挿入時の入口開口部72との擦れやクランプ部70の振動によって第1バイパス配管62の外周部が損傷するのを防止できる。
なお、上述した実施形態では、流体の供給と排出をセル積層方向の同一側端部から行う例について説明したが、本発明に係る燃料電池スタック用配管は、流体の供給と排出とをセル積層方向における異なる端部で行うタイプの燃料電池スタックにも適用可能である。
流体の供給および排出を概略的に示す燃料電池スタックの平面図である。 流体供給配管の側面図である。 流体供給配管の分岐配管近傍の部分断面図である。 図3の第1配管の分断箇所の変形例を示す部分拡大断面図である。 燃料電池システムの部分側面図である。 第1バイバス配管の側面図である。 第1バイパス配管を被覆保護する弾性部材および耐摩擦部材の断面を示す、図6のB−B線断面図である。
符号の説明
1 燃料電池スタック、2 燃料電池システム、10 空気供給配管、12 水素供給配管、14 冷却媒体供給配管、16 第1スタック、18 第2スタック、20 燃料電池セル、22a 水素供給マニホールド、22b 水素排出マニホールド、24a 空気供給マニホールド、24b 空気排出マニホールド、26a 冷媒供給マニホールド、26b 冷媒排出マニホールド、28a,28b 集電板、30a,30b 絶縁板、32a,32b エンドプレート、40 主配管、42 分岐管、43a,43b 分岐枝、43c 内面、44 第1配管、44a,44b 第1配管の分断箇所における配管端部、46 第2配管、48 取付穴、50 フランジ、52 支持部材、54 分断箇所、56 ゴムホース、58 ホースクランプ、62 第1バイパス配管、64 排気排水弁、66 第2バイパス配管、68 気液分離器、70 クランプ部、72 入口開口部、74 円形開口部、76 弾性部材、78 耐摩擦部材。L1,L2 流路長、L3 距離。

Claims (3)

  1. 複数の燃料電池セルを積層したスタックを挟持部材で挟持してそれぞれ構成される第1積層体および第2積層体を横並びで備える燃料電池スタックの前記各積層体に対し、セル積層方向の同一側端部からガスまたは液体である流体を供給する配管であって、主配管と、この主配管から分岐部を介して分岐し、第1積層体の流体供給口に接続される第1配管および第2積層体の流体供給口に接続される第2配管とを有し、第1配管は、第2配管よりも流路長が短く、かつ第1配管に内部を流れる流体について圧力損失を生じさせる圧力損失部が設けられていることを特徴とする燃料電池スタック用配管。
  2. 請求項1に記載の燃料電池スタック用配管において、
    前記圧力損失部は、横断面積が第1配管の他の部分よりも小さい絞り部で構成されていることを特徴とする燃料電池スタック用配管。
  3. 請求項1または2に記載の燃料電池スタック用配管において、
    第1配管は分断箇所を含んでおり、前記分断箇所は、配管材料よりも低剛性材料からなる筒状部材を介して接続されていることを特徴とする燃料電池スタック用配管。
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