JP2009156988A - カメラ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像部を収納する筐体で構成されるカメラ装置に適用される。カメラ装置の筐体101には、その筐体の曲面の縁部101cの近傍に配置した端子部230と、端子部230を覆う部材であり端子部の近傍の直線状のガイド溝に沿って平行に移動して開くと共に、その平行な移動で所定量開いた際に、縁部の曲面に沿って回動する蓋部材160とを備えた構成とした。
【選択図】図15
Description
例えば、アクセサリシューと称される接続機構部を、カメラ装置の上面に設けて、そのアクセサリシューに接続可能に構成された外部マイクロフォンや、ビデオライトなどの付属装置を取付けることがある。このアクセサリシューは、使用しない場合は邪魔であり、また露出した状態で放置されて塵や埃などで汚れるのを防止するために、カバーを取付けるようにしたものがある。
特許文献2には、カメラ装置の端子部にカバーを設けた例についての記載がある。カバーとしては、図7,図8に弾性変形可能な樹脂で構成された端子カバー片45を設ける点についての記載がある。具体的には、その弾性変形可能な比較的柔軟な樹脂製のカバーの一端をカメラ本体側に固定させた上で、カバーの他端を端子に被せて、カバーとする構成が記載されている。
特許文献3には、カメラ装置のメモリカードスロットを、表示パネルで覆われる位置して、その表示パネルが蓋として機能する構成についての記載がある。
例えば、特許文献1に記載のように、アクセサリシューなどに着脱自在なカバーを設けた場合、カバーを外した状態では、カバーを紛失してしまう可能性があり、好ましくない。カバーそのものに紐などを付けて、カメラ装置本体に付けるようにして、紛失を防ぐことも可能であるが、紐などがあるため、デザイン上、見栄えがよいとは言えない。
ところが、アクセサリシューは、主としてマイクロフォンやライトなどが取付けられるものであるため、カメラ装置を構成する筐体のレンズ鏡筒の近傍でなおかつ上部などの限られた場所にしか配置できず、カバーをスライドさせるためのスペースを確保することが困難であることが多い。特に、民生用のカメラ装置の場合には、小型化が重要であり、設置スペースが確保できない点は大きな問題である。
端子部のカバーについても、スライド可能なカバーとすることで、開けた際の見栄えを改善することが可能であるが、やはり、カメラ装置を小型化した場合に、カバーを開けた際のスペースの確保が困難であるという問題がある。
このようなロックされていないでカードスロットの蓋が閉められることがあると、カードスロットの蓋を開けると同時に、メモリカードがカードスロットから飛び出してしまう。もし、蓋を開けた際に、メモリカードへのデータの書き込みを行っている最中である場合には、そのとき書き込み中の処理は途中で中断して、書き込みエラーとなってしまう。
従って、メモリカードがロックされていない状態で蓋やカバーが閉まるのは好ましくないという問題がある。
図1〜図4は、本実施の形態の例のカメラ装置を示した斜視図であり、それぞれ同じ方向から見た別の状態を示した図である。
本実施の形態の例(以下本例と称する)においては、デジタルビデオカメラ装置に適用した例としてある。図1に示すように、ビデオカメラ装置100は、筐体である本体101に構成させてあり、その本体101の前方にレンズ鏡筒部110を備える。レンズ鏡筒部110は、内部に所定枚のレンズ(図示せず)を備え、そのレンズの配置箇所の前方にレンズカバー111が配置してあり、撮像時にはレンズカバー111が開いて撮像ができる構成としてある。レンズ鏡筒部110の脇には、照明部112が設けてあり、被写体を照明する。
なお、以下の説明では、ビデオカメラ装置100のレンズ鏡筒部110が配置された側を前と述べ、後述するビューファインダ150が配置された側を後ろと述べる。また、本体101の右側や左側と述べた場合には、本体101の後ろ側から前方を見た際の右側及び左側を示す。
このビューファインダ150は、手前側に回動支点部153があり、その回動支点部153を中心として、接眼部151を上方に引き起こすことができる構成としてある。
図2は、ビューファインダ150の接眼部151を上方に引き起こした状態を示す。この図2に示すように、ビューファインダ150の接眼部151を上方に引き起こす状態で撮像を行うことで、低いアングルからの撮像が行い易くなる効果を有する。このように引き起こし可能なビューファインダ150は、本体101の上面部101aの後方の切欠部101bに収まるように配置してあり、収納時には、ビューファインダ150の上面152は、本体101の上面部101aと一体の形状となっている。
マイクロフォン131は、撮像時に周囲の音声を集音するマイクロフォンである。
アクセサリシューカバー140が配置された箇所の奥には、アクセサリシュー170が配置してある。このアクセサリシュー170は、カメラ装置の各種アクセサリを取付けるための取付け固定部であり、取付けられたアクセサリ側と通信を行うと共に電源を供給する接点も備える。図3及び図4は、アクセサリシューカバー140を開けて、アクセサリシュー170が露出した状態を示す。
取付けられるアクセサリとしては、指向性などの特性が優れたマイクロフォンや、照明装置(ビデオライト)などの、主として本体101の前方の側を向けて取付けられるのが好ましい装置である。
例えば、図3では、アクセサリとして、別体のマイクロフォン500を用意した例を示してある。マイクロフォン500は、脚部501の下端にシュー接合部502を備えて、そのシュー接合部502を、アクセサリシュー170の保持金具171,172で挟まれた位置にはめ込み、若干前側にスライドさせることで、規定された位置にマイクロフォン500が固定される。この固定された状態では、接点カバー部173の下に配置された接点が(図示せず)が、マイクロフォン500のシュー接合部502側の接点と接触して、通信が行えると共に必要により電源が供給される。アクセサリシュー170を蓋する部材である、アクセサリシューカバー140を開閉させる構成については後述する。
また、本体101の手前側のレンズ鏡筒部110の脇の下部には、調整ダイヤル105を配置してあり、この調整ダイヤル105を回すことで、フォーカス調整などの各種撮影に関する調整が可能である。
本例のアクセサリシューカバー140は、既に説明したように、本体101の上面101aのマイクロフォン131とビューファインダ150との間に配置してある。図1に示したアクセサリシューカバー140を閉じた状態と、図3に示したアクセサリシューカバー140を開いた状態とを比較すると判るように、閉じた状態から後方、即ちビューファインダ150側にほぼ平行にスライドさせて、開くことができる。この開閉は、ユーザがアクセサリシューカバー140を指で触れて手動で行う。この開閉操作のために、ほぼ中央に突起部143が設けてある。アクセサリシューカバー140を後方にスライドさせて開いた状態では、図3に示すように、アクセサリシューカバー140がビューファインダ150の上面部152の上に配置される状態となる。
アクセサリシューカバー140は、カバー固定部材180に固定させてあり、そのカバー固定部材180が、スライド用部材190の左右の側面部192,193のスライド溝部192a,193aに沿って、前後にほぼ水平にスライドする。
カバー固定部材180は、図7に示すように、左右に脚部181,182を備え、両脚部181,182を結ぶ平板部183の中央のネジ孔184を使用したネジ止めで、アクセサリシューカバー140を固定させる。カバー固定部材180の脚部181,182は、図12に示すように、軸部材201,211で、スライド用部材190の左右のスライド溝部192a,193aに通して、取付けてある。また、左右の軸部材201,211は、それぞれ補助板200,210に取付けてあり、それぞれの補助板200,210は、別の軸部材202,212で溝部192a,193aに通してある。図12に示すように、補助板200には、軸部材201,202を通過させる孔200a,200bが設けてあり、補助板210には、軸部材211,212を通過させる孔210a,210bが設けてある。
図9は、4つの軸部材201,202,211,212を、スライド溝部192a,193aに通して取付けられた状態を示した断面図であり、図10は、軸部材201,211の位置で切断した縦断面図であり、図11は、軸部材202,212の位置で切断した縦断面図であり、これらの各断面図に示すように、各軸部材201,202,211,212がスライド溝部192a,193aにスライドできる状態で取付けられている。
このようにアクセサリシューカバー140が閉状態では、若干下に下がった位置となり、その閉状態から開状態にスライドする際には、閉状態の位置から若干上側に浮き上がった位置で、後方に平行移動するようになる。
また、スライド用部材190の側面部192,193は更に横に延長させて、固定用延長部194を設けてあり、その固定用延長部194に設けたネジ孔を使用したネジ止めで、本体101側にスライド用部材190が固定される。
図5(a)は、アクセサリシューカバー140が閉じた状態である。この閉じた状態のアクセサリシューカバー140は、前端部141がマイクロフォン131と隣接し、前端部142がビューファインダ150と隣接する。この閉じた状態では、アクセサリシューカバー140が本体の上面101aとほぼ同一平面上に位置している。この閉じた状態は、図6から図13の各図に示したカバー固定部材180のスライド用部材190に対する位置状態であり、軸部材201,211が下がった溝端部192b、193bに位置している。
この図5(c)に示すようにアクセサリシューカバー140を開けることで、アクセサリシュー170の取付け箇所が露出し、そのアクセサリシュー170に各種アクセサリを取付けることが可能となる。
しかも本実施の形態の例の場合には、アクセサリシューカバー140が閉じる際には、若干下に下がる構成として、閉じた状態では本体の周囲とほぼ同一平面上に収まるようにしたので、閉じた状態のアクセサリシューカバー140が、良好な位置に納まる。
図14は、ビデオカメラ装置100の端子カバー160を閉じた状態を示し、図15は、端子カバー160を開けた状態を示す。
図14,図15に示すように、端子カバー160は、本体101の右側の前面の縁部101cの近傍に配置してあり、その端子カバー160で覆われる位置に、端子配置部230を設けてあり、端子カバー160は端子を使用しない際の蓋として機能する。端子に各種機器のコードのプラグを接続する際には、端子カバー160は開けた状態とする。この端子カバー160の開閉は、ユーザが手動で端子カバー160を持って行う。
マイクロフォン端子231は、別体のマイクロフォン(図示せず)を接続した際に、そのマイクロフォンからの音声信号が入力される端子である。
ヘッドホン端子232は、ヘッドホン(図示せず)を接続するための端子である。即ち、このビデオカメラ装置100で撮像中にマイクロフォン131などで集音中の音声や、既に録画された映像と共に記録された音声を、別体のヘッドホンから出力させる際に使用する端子である。
HDMI端子233は、映像信号及び音声信号を出力させる端子であり、テレビジョン受像機やビデオ録画装置などの映像機器に、映像信号と音声信号を供給するための出力端子である。
なお、図14及び図15に示すように、この端子配置部230がある側の本体101の側面には、前後にベルト取付け部106,107が設けてあり、グリップベルト251を取付ける構成としてある。
上側の水平突起部161の先端は、本体101の縁部101c側の溝部234に嵌る形状としてあり、下側の水平突起部163の先端は、本体101の縁部101c側の溝部235に嵌る形状としてある。
それぞれの溝部234,235に嵌めた状態で、上側の水平突起部161の先端の係合用孔162には、引張りバネ291の一端が係止される。引張りバネ291の他端側は、本体101の溝部234側に係止される。
下側の水平突起部163の先端の回動支点軸部164は、溝部235に嵌められる。この際に、圧縮バネ292が溝部235に配置される。
図21〜図23は、ビデオカメラ装置100の左側面の表示パネル部120を開けた状態を示す図である。表示パネル部120は、支持部121を回動中心として開けることができる。表示パネル部120の内側には、画像などを表示するパネル122が取付けてある。パネル122は、周囲の枠部123から若干奥に引っ込んだ位置に配置してある。枠部123には、操作ボタン124などが配置してある。パネル122そのものも、タッチパネルとして構成してあり、パネル表面を触れることで各種操作が可能である。なお、枠部123から奥に引っ込んだ位置にパネル122が配置してあることで、後述するメモリカードの蓋部320を開けた際に、その蓋部320は枠部123と接触し、蓋部320がパネル122の表面と接触することはない構成としてある。
メモリカードホルダ部310には、図21に示すように蓋部320が取付けてある。蓋部320は、図22及び図23に示すように支点を中心に回動して開閉する構成としてある。蓋部320は、ユーザが手動で開閉させるものである。
このメモリカード400は、図22に示すように、本体101の側面101dのメモリカードホルダ部310に対して垂直方向に抜き差しして、着脱を行う。
メモリカード400が挿入されていない図22に示すように、直立した状態に挿入口312aが配置されたカード挿入部312の両脇には、それぞれ半円形に窪んだ凹部311,313が設けてある。
この凹部311,313は、カード挿入部312に挿入されたメモリカード400を取り出す際に、ユーザがメモリカード400の後端402に触れやすいように設けたものである。
図22に示すように、蓋部320の裏側の縁には、突条部321を設けてある。この突条部321は、後述する図25に示すように、傾斜面321aを有する。傾斜面321aは、例えば約45°程度に傾斜した面としてあり、蓋部320を半分閉じた状態では、カード挿入部312に挿入途中のメモリカード400の平面とほぼ平行になる。また、蓋部320の縁の突条部321と若干の間隔を開けて平行に、突条部322(図24参照)が設けてある。2本の突条部321,322を離す間隔は、メモリカード400の厚さに対応した間隔としてある。
このように蓋部320の裏側の縁に、傾斜面321aを有する突条部321があることで、メモリカード400がロックされていない状態で挿入されて蓋部320が閉じられてしまうことが防止される。
まず、カード挿入部312に挿入されたメモリカード400がロックされる機構の概要を、図26に示す。
図26(a)はメモリカード400が挿入途中の図(即ちロックされていない状態)であり、図26(b)はメモリカード400が挿入されてロックされた状態の図である。なお、図26では蓋部320は省略してある。カード挿入部312の奥のカード挿入端314には、複数の端子315が配置してあり、図26(b)に示すように、それぞれの端子315が接点部401と接触して、メモリカード400に記憶データ(撮像データなど)を書き込ませることができると共に、メモリカード400から記憶データを読み出すことができる。
図24(a)は、メモリカード400がロックされた状態であり、蓋部320を閉じた状態である。
図24(b)は、メモリカード400がロックされた状態であり、蓋部320が開いた状態である。
これらの図24(a),(b)に示すように、メモリカード400がロックされた状態では、図示しない支点を中心に回動する蓋部材320は、自在に開閉することができる。なお、ロックされたメモリカード400の後端部402は、蓋部320の裏面の2本の突条部321,322で押さえられた状態となり、動きが規制される状態となっている。
図24(d)は、図24(c)と同様に挿入されたメモリカード400がロックされていない状態であり、その状態で蓋部320を閉じようとした場合の例である。図24(d)の要部は、図25に拡大して示してある。なお、図25には、蓋部320の回動支点323を示してある。
これらの図24(c),(d)及び図25に示すように、メモリカード400がロックされていない状態では、蓋部320を閉じることでできない構成としてある。即ち、図25に示すように、メモリカード400の縁の平面部と、蓋部320の縁の突条部321の傾斜面321aとがほぼ平行な状態で対向するようになる。従って、その状態で蓋部320を閉じる方向に押しても、メモリカード400の平面部400aが押されるだけであり、後端部402を押すことにはならない。従って、メモリカード400がロックされていない状態で、蓋部320を閉じようとしても、蓋部320が閉じることがない。
これに対して本実施の形態のビデオカメラ装置100の場合には、ロックされていない状態でメモリカード400が装着された際には、蓋部320を閉じることができず、ロックされた状態のメモリカード400に対してだけ確実に蓋をすることができる。
Claims (4)
- 撮像部を収納する筐体と、
前記筐体の曲面の縁部の近傍に配置した端子部と、
前記端子部を覆う部材であり、前記端子部の近傍の直線状のガイド溝に沿って平行に移動して開くと共に、その平行な移動で所定量開いた際に、前記縁部の曲面に沿って回動する蓋部材とを備えたことを特徴とする
カメラ装置。 - 請求項1記載のカメラ装置において、
前記蓋部材は、所定の弾性部材により、前記縁部の曲面に沿って回動する方向に付勢され、その付勢された力により前記筐体の表面に沿って回動することを特徴とする
カメラ装置。 - 請求項2記載のカメラ装置において、
さらに前記蓋部材は、前記弾性部材とは別の弾性部材により、前記端子部を閉じる方向に付勢され、その付勢された力により前記端子部を蓋した状態が維持されることを特徴とする
カメラ装置。 - 請求項2記載のカメラ装置において、
前記蓋部材は、前記縁部の曲面に沿って回動した位置で、所定の係止部材により位置が定まるようにしたことを特徴とする
カメラ装置。
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