JP2009156055A - 内燃機関の排気制御装置 - Google Patents

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勝広 伊藤
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晃利 友田
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好一郎 中谷
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知由 小郷
Yoshihiro Hisataka
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Abstract

【課題】本発明は、分割型排気マニホールドと外部EGR装置とを備えた内燃機関の排気制御装置において、排気干渉を十分に抑制することを目的とする。
【解決手段】本発明の内燃機関の排気制御装置は、第1排気マニホールド12と、第2排気マニホールド14と、EGRクーラ18と、EGRクーラ18をバイパスするバイパス通路20と、切替バルブ32と、第1排気マニホールド12に設けられた第1EGRガス取出口22と、この第1EGRガス取出口22とバイパス通路20の下流側とを接続する第1EGR通路26と、第2排気マニホールド14に設けられた第2EGRガス取出口28と、この第2EGRガス取出口28とEGRクーラ18およびバイパス通路20の上流側とを接続する第2EGR通路30とを備える。第2EGR通路30は、第1EGR通路26より長い。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気制御装置に関する。
多気筒内燃機関には、複数の気筒の排気ガスをまとめて流すための排気マニホールドが設けられている。このような内燃機関では、他気筒の排気脈動によって排圧が増加することにより、排気効率が低下し易い。排気効率が低下すると、筒内の残留ガス量が多くなるので、その分だけ筒内の空気量が少なくなる。
排気効率の向上を図るため、排気マニホールドを複数に分割した分割型排気マニホールドを備えた内燃機関が知られている。分割型排気マニホールドとすることにより、排気マニホールドを共用する気筒の数が少なくなるので、他の気筒の排気脈動による干渉を受けにくくなり、排気効率を改善することができる。
ところで、ディーゼルエンジンでは、軽負荷域において、大量の外部EGRを行うことが求められる。このため、分割型排気マニホールドとした場合に、EGRガスの取出口が一つの排気マニホールドにしかないと、必要な量のEGRガスを取り出すことができない。このため、両方の排気マニホールドにEGRガス取出口を設けることが要求される。例えば、特開2004−76595号公報の図6に開示されたシステムでは、直列6気筒エンジンにおいて、第1〜第3気筒と、第4〜第6気筒とに排気マニホールドが分割されている。そして、その双方の排気マニホールドからEGRガスが取り出され、それらが合流してEGRクーラに流入するように構成されている。
特開2004−76595号公報 特開平11−141407号公報
しかしながら、上記公報に記載されたようなシステムの場合には、分割された排気マニホールドの双方がEGR通路によって連通することとなる。このため、排気脈動がEGR通路を通って両排気マニホールド間を伝達してしまい、排気干渉をもたらす。その結果、分割型排気マニホールドを採用しているにもかかわらず、排気干渉を十分に抑制できないという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、分割型排気マニホールドと外部EGR装置とを備えた内燃機関において、排気干渉を十分に抑制することのできる内燃機関の排気制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、第1排気マニホールドおよび第2排気マニホールドを有する分割型排気マニホールドを備えた内燃機関の排気制御装置であって、
EGRガスを冷却するためのEGRクーラと、
前記EGRクーラを通さずにEGRガスを前記内燃機関の吸気通路に還流させるためのバイパス通路と、
前記EGRクーラを通してEGRガスを還流させる状態と、前記EGRクーラを通さずにEGRガスを還流させる状態とを切り替える切替手段と、
前記第1排気マニホールドに設けられた第1EGRガス取出口と、
前記第1EGRガス取出口と、前記バイパス通路の下流側とを接続する第1EGR通路と、
前記第2排気マニホールドに設けられた第2EGRガス取出口と、
前記第2EGRガス取出口と、前記EGRクーラおよび前記バイパス通路の上流側とを接続する第2EGR通路とを備え、
第2EGR通路は、第1EGR通路より長いことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記EGRクーラを通してEGRガスを還流させる状態では、前記第2EGRガス取出口のみからEGRガスが取り出され、前記EGRクーラを通さずにEGRガスを還流させる状態では、前記第1EGRガス取出口および前記第2EGRガス取出口の双方からEGRガスが取り出されることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記EGRクーラを通してEGRガスを還流させる場合に、前記バイパス通路を遮断可能なバイパス通路遮断バルブを備えることを特徴とする。
また、第4の発明は、第3の発明において、
前記バイパス通路遮断バルブは、前記バイパス通路の入口付近に設けられていることを特徴とする。
第1の発明によれば、第1排気マニホールドおよび第2排気マニホールドを有する分割型排気マニホールドを備えた内燃機関において、第1排気マニホールドと第2排気マニホールドとの間の排気圧力脈動の伝達経路の長さを、第1EGR通路および第2EGR通路の長さにバイパス通路を加えた長さとすることができる。このため、第1排気マニホールドと第2排気マニホールドとの間の排気圧力脈動の伝達経路の長さを長くすることができるので、排気圧力の脈動が伝達されにくくなる。よって、第1排気マニホールド側の気筒と、第2排気マニホールド側の気筒との間での排気干渉を十分に抑制することができる。このため、排気効率が向上し、高い体積効率(空気量)が得られるので、高出力化やエミッションの低減が図れる。また、第1EGR通路が第2EGR通路より短いことにより、第1EGR通路が小型となり、省スペース化が図れる。また、第1EGR通路の表面積が小さくなるので、放熱量が少なくなり、EGRガスの温度低下を抑制することができる。よって、EGRクーラをバイパスさせるホットEGR状態において、排気温度を高い温度に維持する上で有利となる。
第2の発明によれば、EGRクーラを通してEGRガスを還流させるクールEGR状態では、バイパス通路にEGRガスが流れなくなる。このため、第1排気マニホールドと第2排気マニホールドとの間で排気圧力の脈動が伝達することを、より確実に抑制することができる。よって、第1排気マニホールド側の気筒と、第2排気マニホールド側の気筒との間での排気干渉をより確実に抑制することができる。なお、クールEGR状態では、大量のEGRが必要とされることはないので、第2EGRガス取出口から取り出すEGRガスだけであっても、必要な量を十分に賄うことができる。
第3の発明によれば、EGRクーラを通してEGRガスを還流させる場合に、バイパス通路をバイパス通路遮断バルブによって遮断することができる。これにより、第1排気マニホールドと第2排気マニホールドとの間で排気圧力の脈動が伝達することを完全に防止することができる。よって、第1排気マニホールド側の気筒と、第2排気マニホールド側の気筒との間での排気干渉を更に確実に抑制することができる。
第4の発明によれば、バイパス通路遮断バルブを閉じることにより、排気系容積を小さくすることができる。このため、排気圧力脈動の振幅を大きくすることができる。よって、排気圧力脈動を利用した掃気効果によって体積効率を向上させる制御を行う場合に、その効果をより一層大きく発揮させることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態のシステムは、エンジン(内燃機関)10を備えている。本実施形態のエンジン10は、第1気筒〜第4気筒(以下、#1〜#4と記す)を備えた直列4気筒型のディーゼルエンジンである。
エンジン10は、第1排気マニホールド12と、第2排気マニホールド14とに分割された分割型排気マニホールドを備えている。
第1排気マニホールド12は、#2気筒に接続された枝管12aと、#3気筒に接続された枝管12bと、それらが合流した合流管12cとを有している。合流管12cは、ターボチャージャ16のタービンの入口に接続されている。すなわち、第1排気マニホールド12は、#2気筒の排気ガスと#3気筒の排気ガスとをまとめてターボチャージャ16に流入させるように構成されている。
第2排気マニホールド14は、#1気筒に接続された枝管14aと、#4気筒に接続された枝管14bと、それらが合流する合流管14cとを有している。合流管14cは、ターボチャージャ16のタービンの入口に接続されている。すなわち、第2排気マニホールド14は、#1気筒の排気ガスと#4気筒の排気ガスとをまとめてターボチャージャ16に流入させるように構成されている。
エンジン10は、排気ガスの一部を取り出して吸気通路(図示せず)に還流させる外部EGR(Exhaust Gas Recirculation)を行うための外部EGR装置を備えている。以下の説明では、外部EGRのことを単に「EGR」と称する。また、吸気通路に還流する排気ガスを「EGRガス」と称する。
本実施形態のEGR装置は、EGRガスを冷却するためのEGRクーラ18と、EGRクーラ18を通さずにEGRガスを還流させるためのバイパス通路20とを有している。
第1排気マニホールド12の合流管12cには、EGRガスを取り出すための第1EGRガス取出口22が設けられている。バイパス通路20の下流側(下流端付近)には、EGRガス流入口24が設けられている。第1EGRガス取出口22と、EGRガス流入口24との間は、第1EGR通路26によって接続されている。第1EGRガス取出口22から取り出されたEGRガスは、第1EGR通路26を通って、EGRガス流入口24から、バイパス通路20内に流入する。
第2排気マニホールド14の枝管14aには、EGRガスを取り出すための第2EGRガス取出口28が設けられている。第2EGRガス取出口28から延びる第2EGR通路30は、EGRクーラ18およびバイパス通路20の上流側に接続されている。すなわち、第2EGR通路30の下流端付近は、分岐部30aにおいて分岐管30bと分岐管30cとに分岐している。そして、分岐管30bはEGRクーラ18の入口に接続され、分岐管30cはバイパス通路20の入口に接続されている。
第1EGRガス取出口22とEGRガス流入口24との間の距離は、第2EGRガス取出口28とEGRクーラ18およびバイパス通路20の入口との間の距離より短くなっている。このため、第2EGR通路30の長さは、第1EGR通路26の長さより長くなっている。
EGRクーラ18およびバイパス通路20の下流側には、切替手段としての切替バルブ32が設けられている。切替バルブ32は、EGRクーラ18を通してEGRガスを吸気通路に還流させる状態(以下「クールEGR状態」と称する)と、EGRクーラ18を通さずにEGRガスを吸気通路に還流させる状態(以下「ホットEGR状態」と称する)とを切り替えることができるように構成されている。すなわち、切替バルブ32は、バイパス通路20の出口を遮断してEGRクーラ18の出口を開通させる状態と、EGRクーラ18の出口を遮断してバイパス通路20の出口を開通させる状態とに切り替え可能になっている。
切替バルブ32を通過したEGRガスは、EGR通路34を通って、吸気通路に還流される。EGR通路34の途中には、EGR量を制御するためのEGRバルブ36が設けられている。
本システムは、更に、ECU(Electronic Control Unit)50を備えている。ECU50には、上述した切替バルブ32およびEGRバルブ36のほか、図示を省略するが、吸入空気量を検出するエアフローメータ、吸入空気量を制御するスロットルバルブ、燃料噴射装置、クランク角センサ、アクセルポジションセンサ等の各種のセンサおよびアクチュエータが電気的に接続されている。
(比較例)
上述した実施の形態1のシステムの作用効果について説明する前に、理解を容易にするため、まず、比較例について説明する。図4は、比較例のシステム構成を説明するための図である。以下、同図を参照して比較例のシステム構成について説明するが、上述した実施の形態1との相違点のみを説明し、同様の事項については説明を省略する。
図4に示す比較例のエンジン10’では、第1EGRガス取出口22’が第1排気マニホールド12の枝管12aに設けられている。そして、第1EGR通路26’は、その第1EGRガス取出口22’と、EGRクーラ18およびバイパス通路20の上流側とを接続している。図示の構成では、第1EGR通路26’の下流端は、分岐部30aに接続されている。
比較例のエンジン10’では、#2および#3気筒と、#1および#4気筒との排気マニホールドを分割することにより、#2および#3気筒と、#1および#4気筒との間での排気干渉の抑制を図っている。しかしながら、比較例のエンジン10’では、第1排気マニホールド12と第2排気マニホールド14とが、第1EGR通路26’および第2EGR通路30を介して連通している。このため、第1排気マニホールド12と第2排気マニホールド14との間で、排気圧力の脈動が第1EGR通路26’および第2EGR通路30を介して伝達する。このため、#2および#3気筒と、#1および#4気筒との間での排気干渉が抑制できない。その結果、排圧が上昇して排気効率が悪化し、体積効率(空気量)が低下する。体積効率の低下により、出力が低下したり、エミッションが悪化したりする。
(ホットEGR状態における実施の形態1の作用効果)
上記比較例のシステムとは異なり、実施の形態1のシステムでは、#2および#3気筒と、#1および#4気筒との間での排気干渉を十分に抑制することができる。まず、EGRクーラ18をバイパスするホットEGR状態について説明する。図2は、本実施形態のエンジン10においてホットEGRが行われる領域を示す図である。一般に、ディーゼルエンジンでは、燃料噴射量の少なくなる軽負荷時において、排気温度が低くなり易いため、排気浄化触媒を活性温度以上に維持することが重要な課題となる。そこで、図2に示すように、軽負荷域においては、排気温度を高くするために、EGRクーラ18を通さないホットEGRを行うとともに、EGR率を高く(例えば50%以上)する大量EGRを行うこととしている。
ホットEGR状態では、第1EGRガス取出口22および第2EGRガス取出口28の双方からEGRガスが取り出される。これにより、大量EGRに必要な大量のEGRガスを効率良く取り出すことができる。
第1EGRガス取出口22から取り出されたEGRガスは、第1EGR通路26を通って、EGRガス流入口24からバイパス通路20内に流入する。第2EGRガス取出口28から取り出されたEGRガスは、第2EGR通路30を通って、バイパス通路20の入口に流入する。それらのEGRガスが合流し、EGR通路34およびEGRバルブ36を通過して、エンジン10の吸気通路に還流する。
このようなホットEGR状態では、第1EGR通路26、バイパス通路20および第2EGR通路30を介して、第1排気マニホールド12と第2排気マニホールド14との間を排気圧力の脈動が伝達し得る。しかしながら、本実施形態では、第1排気マニホールド12と第2排気マニホールド14との間の経路長にバイパス通路20が加わる。このため、比較例と比べて、第1排気マニホールド12と第2排気マニホールド14との間の経路長が長くなる。その結果、比較例と比べて、排気圧力の脈動が伝達されにくくなる。よって、#2および#3気筒と、#1および#4気筒との間での排気干渉を十分に抑制することができる。
また、本実施形態では、第1EGR通路26より第2EGR通路30が長くされている。すなわち、第1EGR通路26は、第2EGR通路30より短く、また、比較例の第1EGR通路26’よりも短い。このため、比較例と比べて、第1EGR通路26が小型となり、省スペース化が図れる。また、第1EGR通路26の表面積が小さくなるので、放熱量が少なくなり、EGRガスの温度低下を抑制することができる。よって、ホットEGR状態において、排気温度を高い温度に維持する上で有利となる。
(クールEGR状態における実施の形態1の作用効果)
次に、クールEGR状態について説明する。クールEGR状態では、切替バルブ32は、バイパス通路20の出口を遮断してEGRクーラ18の出口を開通させる状態とされる。つまり、バイパス通路20からEGR通路34へは、EGRガスは流れない。このため、第1EGR通路26からバイパス通路20へのEGRガスの流入は停止する。一方、第2EGR通路30のEGRガスは、EGRクーラ18を通って、吸気通路に還流する。
すなわち、クールEGR状態では、第1EGRガス取出口22からはEGRガスが取り出されず、第2EGRガス取出口28のみからEGRガスが取り出される。図2に示すように、クールEGRが行われるのは、軽負荷領域以外の領域である。軽負荷領域以外の領域では、大量のEGRは必要でない。このため、EGRガスの取り出しが第2EGRガス取出口28だけであっても、必要なEGR量を十分に賄うことができる。
上述したように、クールEGR状態では、バイパス通路20にはEGRガスが流れなくなる。このため、第1排気マニホールド12と第2排気マニホールド14との間で排気圧力の脈動が伝達することを、ホットEGR状態よりも更に確実に抑制することができる。よって、#2および#3気筒と、#1および#4気筒との間での排気干渉をより確実に抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、ホットEGR状態とクールEGR状態との何れの状態においても、#2および#3気筒と、#1および#4気筒との間での排気干渉を確実に抑制することができる。このため、排気効率が向上し、高い体積効率(空気量)が得られる。よって、高出力化や、エミッションの低減が図れる。
なお、本実施形態では、本発明を直列4気筒型エンジンに適用した場合について説明したが、本発明における気筒数および気筒配置はこれに限定されるものではない。本発明は、一つの気筒列の排気マニホールドが複数に分割された分割型排気マニホールドを備えた内燃機関であれば、各種の気筒数および気筒配置のものに適用可能である。
実施の形態2.
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。図3は、本発明の実施の形態2のシステム構成を説明するための図である。
図3に示すように、本実施形態のシステムでは、バイパス通路20の入口付近に、バイパス通路20を遮断可能なバイパス通路遮断バルブ38が設けられている。このバイパス通路遮断バルブ38は、ECU50に電気的に接続されている。EGRクーラ18をバイパスさせるホットEGR状態においては、バイパス通路遮断バルブ38は、開状態とされる。
一方、バイパス通路20を用いないクールEGR状態においては、バイパス通路遮断バルブ38を閉じることにより、バイパス通路20が遮断される。これにより、クールEGR状態においては、第1排気マニホールド12と第2排気マニホールド14との間で排気圧力の脈動が伝達することを完全に防止することができる。このため、#2および#3気筒と、#1および#4気筒との間での排気干渉を更に確実に抑制することができる。
また、上記バイパス通路遮断バルブ38を閉じることにより、次のような効果もある。排気バルブのバルブタイミングを可変とする可変動弁装置を備えたエンジンでは、排気バルブのバルブタイミングを変化させることにより、排気圧力の脈動が谷となるタイミングがバルブオーバーラップ期間に一致するように制御することができる。このように制御すると、バルブオーバーラップ期間において、排気圧力を吸気圧力よりも低くすることができる。このため、筒内に流入する新気によって残留ガスを掃気して排気バルブから効率良く排出することができる。よって、体積効率を向上することができる。この場合、排気圧力の脈動は、排気系の容積が小さいほど、振幅が大きくなる。そして、排気圧力脈動の振幅が大きいほど、谷のときの排気圧力は低くなる。よって、上記の掃気効果がより大きく発揮される。このため、上記のような体積効率向上制御を行う場合には、排気系の容積が小さいことが好ましい。本実施形態によれば、バイパス通路遮断バルブ38を閉じた場合には、バイパス通路20を排気系容積から切り離すことができるので、排気系容積を小さくすることができる。このため、本実施形態では、体積効率向上制御の効果がより一層大きく発揮されるという利点がある。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 ホットEGRが行われる領域を示す図である。 本発明の実施の形態2のシステム構成を説明するための図である。 比較例のシステム構成を説明するための図である。
符号の説明
10 エンジン
12 第1排気マニホールド
12a,12b 枝管
12c 合流管
14 第2排気マニホールド
14a,14b 枝管
14c 合流管
16 ターボチャージャ
18 EGRクーラ
20 バイパス通路
22 第1EGRガス取出口
24 EGRガス流入口
26 第1EGR通路
28 第2EGRガス取出口
30 第2EGR通路
30a 分岐部
30b,30c 分岐管
32 切替バルブ
34 EGR通路
36 EGRバルブ
38 バイパス通路遮断弁
50 ECU(Electronic Control Unit)

Claims (4)

  1. 第1排気マニホールドおよび第2排気マニホールドを有する分割型排気マニホールドを備えた内燃機関の排気制御装置であって、
    EGRガスを冷却するためのEGRクーラと、
    前記EGRクーラを通さずにEGRガスを前記内燃機関の吸気通路に還流させるためのバイパス通路と、
    前記EGRクーラを通してEGRガスを還流させる状態と、前記EGRクーラを通さずにEGRガスを還流させる状態とを切り替える切替手段と、
    前記第1排気マニホールドに設けられた第1EGRガス取出口と、
    前記第1EGRガス取出口と、前記バイパス通路の下流側とを接続する第1EGR通路と、
    前記第2排気マニホールドに設けられた第2EGRガス取出口と、
    前記第2EGRガス取出口と、前記EGRクーラおよび前記バイパス通路の上流側とを接続する第2EGR通路とを備え、
    第2EGR通路は、第1EGR通路より長いことを特徴とする内燃機関の排気制御装置。
  2. 前記EGRクーラを通してEGRガスを還流させる状態では、前記第2EGRガス取出口のみからEGRガスが取り出され、前記EGRクーラを通さずにEGRガスを還流させる状態では、前記第1EGRガス取出口および前記第2EGRガス取出口の双方からEGRガスが取り出されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気制御装置。
  3. 前記EGRクーラを通してEGRガスを還流させる場合に、前記バイパス通路を遮断可能なバイパス通路遮断バルブを備えることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の排気制御装置。
  4. 前記バイパス通路遮断バルブは、前記バイパス通路の入口付近に設けられていることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の排気制御装置。
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