JP2009147510A - 無線基地局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】端末装置との間で通信し、当該端末装置において符号化されたデータを受信する無線基地局装置で、ターボ復号の処理の負荷を低減させる。
【解決手段】端末装置との間で無線により通信する無線通信手段4、5と、端末装置との間で有線により通信する有線通信手段4を備えた。復号方式判定手段11が端末装置から受信される符号化データに対してターボ復号を行うか否かを判定し、通信判定手段11が端末装置との間で有線通信が行われるか否かを判定し、データ取り出し手段14がターボ復号を行うことが判定され且つ有線通信が行われることが判定された場合には端末装置から受信された符号化データに対してターボ復号を行う代わりに符号化前のデータが配置される当該符号化データ中の位置からデータを取り出す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式を使用するホームユース向けの無線基地局装置(BTS:Base Transceiver Station)に関し、特に、ターボ復号の処理の負荷を低減させる無線基地局装置(BTS)に関する。
例えば、無線基地局装置(BTS)と携帯端末装置(MS:Mobile Station)との間でW−CDMA方式を使用して無線により通信する無線通信システムが実施されている。
BTSは、MSと上位装置とを中継する装置である。上位装置としては、例えば、RNC(Radio Network Controller)などがある。
近年、ホームユース向けの超小容量のBTS(以下で、femtoBTSとも言う)が注目を浴びている。この超小容量としては、例えば、収容チャネル数が4ユーザ(4user)である構成などが用いられる。
femtoBTSは、ホームユース向けであるため、超小容量且つ安価でなければならないが、高速パケット通信であるHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)或いはHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)の通信カテゴリは、ホームユース環境においては全て適用可能でなければならない。
特開2004−104170号公報
しかしながら、上述のような既存のfemtoBTSでは、通信カテゴリを全て網羅するためには、高価なDSP(Digital Signal Processor)等を使用することが必要となり、安価という面で折り合いがつかなかった、又は、安価にするためには、通信カテゴリに制約を設けざるをえなかった。つまり、全ての通信カテゴリに適用可能とすることと安価とすることの両立ができなかった。
なお、このような従来の無線通信システムは、概略的には、図2に示されるような構成で実現されていた。
ここで、図2は、後述する実施例で参照するものであり、ここでは、説明の便宜上から参照したが、本発明を不要に限定する意図はない。特に、従来では、図1に示されるようなBTS21の構成は考え出されていなかった。
本発明は、上記のような従来の事情に鑑み為されたもので、ターボ復号の処理の負荷を低減させることにより、全ての通信カテゴリに適用可能とすることと安価とすることの両立を実現することができる無線基地局装置(BTS)を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、端末装置との間で通信し、当該端末装置において符号化されたデータを受信する無線基地局装置において、次のような構成とした。
すなわち、前記端末装置との間で無線により通信する無線通信手段と、前記端末装置との間で有線により通信する有線通信手段を備えた。
そして、復号方式判定手段が、前記端末装置から受信される符号化データに対してターボ復号を行うか否かを判定する。通信判定手段が、前記端末装置との間で有線通信が行われるか否かを判定する。データ取り出し手段が、前記復号方式判定手段によりターボ復号を行うことが判定され且つ前記通信判定手段により有線通信が行われることが判定された場合には、前記有線通信手段により前記端末装置から受信された符号化データに対して、ターボ復号を行う代わりに、符号化前のデータが配置される当該符号化データ中の位置からデータを取り出すことを行う。
従って、端末装置から有線通信で受信された符号化データに対してターボ復号を行うことが判定された場合には、ターボ復号を行う代わりに、受信された符号化データの中で符号化前のデータが配置される位置からデータを取り出して、取り出したデータを復号後のデータとみなして処理することが行われるため、ターボ復号の処理の負荷を低減させることができ、これにより、例えば、無線基地局装置(BTS)において、(例えば、ホームユース向けの)全ての通信カテゴリに適用可能とすることと(例えば、プロセッサなどを)安価とすることの両立を実現することができる。
なお、一般に、有線通信が行われる場合には、無線通信が行われる場合と比べて、通信品質が良好であるため、ターボ復号の代わりに、データの取り出しを行っても、実用上で有効な品質の受信データを得ることができると考えられる。
ここで、端末装置や無線基地局装置としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、ホームユース向けのものに適用することができる。
また、端末装置では、種々な符号化方式が用いられてもよく、例えば、ターボ符号化の方式や、畳み込み符号化の方式などを用いることができる。
また、無線の回線や、有線の回線としては、それぞれ、種々なものが用いられてもよい。
また、一般に、ターボ符号化では、符号化対象となるデータ(符号化前のデータ)が符号化後のデータ(符号化データ)の中に散りばめられ、具体例としては、符号化対象となるデータ列を構成する複数であるn個のデータ値が、符号化後のデータ列を構成する複数であるm個(m>n)のデータ値の中の所定のn個の位置に配置される。受信側(ここでは、無線基地局装置)では、例えば、符号化前のデータが配置される符号化データ中の位置の情報を記憶するメモリなどの記憶手段を備えて、その記憶内容に基づいて、或いは、符号化前のデータが配置される符号化データ中の位置の情報を通信相手(ここでは、端末装置)などから受信する手段を備えて、その受信内容に基づいて、符号化データ中から符号化前のデータを取り出す。この場合、取り出す対象となるデータ部分に通信中などの誤りが発生したときには、そのデータ部分は誤ったデータのまま取り出されるが、有線通信であれば、実用上で有効な品質が確保されると考えられる。
また、受信される符号化データに対してターボ復号を行うか否かは、例えば、ユーザによる操作により入力される指示などに応じて判定されてもよく、或いは、予め設定された判定条件などに基づいて装置により自動的に判定されてもよい。
また、端末装置との間で有線通信が行われるか否かは、例えば、ユーザによる操作により入力される指示などに応じて判定されてもよく、或いは、予め設定された判定条件などに基づいて装置により自動的に判定されてもよい。
一構成例として、無線基地局装置は、無線通信するモードと有線通信するモードを切り替える通信モード切替手段を備える。
無線通信するモードと有線通信するモードとの切り替えは、例えば、ユーザによる操作により入力される指示などに応じて行われてもよく、或いは、予め設定された切り替え条件などに基づいて装置により自動的に行われてもよい。
一構成例として、無線基地局装置は、ターボ復号方式による復号を行うモード或いは他の復号方式による復号を行うモードを切り替える復号方式切替手段を備える。
ターボ復号方式による復号を行うモード或いは他の復号方式による復号を行うモードの切り替えは、例えば、ユーザによる操作により入力される指示などに応じて行われてもよく、或いは、予め設定された切り替え条件などに基づいて装置により自動的に行われてもよい。
また、ターボ復号方式以外の復号方式としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、ビタビ復号方式などを用いることができる。
また、無線基地局装置は、例えば、受信された符号化データに対してターボ復号を行うターボ復号手段や、受信された符号化データに対して他の復号方式により復号を行う復号手段を備える。
ターボ復号手段は、例えば、復号方式判定手段によりターボ復号を行うことが判定され且つ通信判定手段により無線通信が行われることが判定された場合に、受信された符号化データに対してターボ復号を行う。
他の復号方式(ターボ復号方式以外の復号方式)による復号手段は、例えば、復号方式判定手段によりその復号方式による復号を行うことが判定された場合に、受信された符号化データに対してその復号方式により復号を行う。
以上説明したように、本発明に係る無線基地局装置によると、端末装置から有線通信で受信された符号化データに対してターボ復号を行うことが判定された場合には、ターボ復号を行う代わりに、受信された符号化データの中で符号化前のデータが配置される位置からデータを取り出して、取り出したデータを復号後のデータとみなして処理することが行われるため、ターボ復号の処理の負荷を低減させることができ、これにより、例えば、要求される全ての通信カテゴリに適用可能とすることと装置を安価とすることの両立を実現することができ、具体的には、装置を安価として、有線通信が行われるときに、要求される全ての通信カテゴリに適用可能とすることができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る無線基地局装置(BTS)21の構成例を示してある。
本例のBTS21は、W−CDMA方式を使用するホームユース向けのfemtoBTSである。そして、本例のBTS21では、安価な処理機能(例えば、DSPなどのプロセッサ)を各種の処理を実行するために備えている。
本例のBTS21は、制御部1と、符号部2と、拡散部3と、TRX(送受信部)4と、アンテナ5と、有線接続口6と、逆拡散部7と、復号部8を備えている。
復号部8には、復号処理セレクタ部11と、ビタビ復号処理部12と、ターボ復号処理部13と、データ取り出し処理部14を備えている。
なお、本例では、前記のように各処理部を分離して示したが、上記のような安価な処理機能(例えば、1個のDSPなどのプロセッサ)により、各処理部により行われる各種の処理を実行する構成となっている。但し、必ずしも、このような構成に限定されなくてもよい。
本例のBTS21において行われる動作の一例を示す。
送信処理について説明する。
制御部1は、上位の装置であるRNCと接続されており、RNCから送信されてきたデータを符号部2へ出力する。また、制御部1は、BTS21における各種の制御を行う。
符号部2は、制御部1から入力されたデータに対して所定の符号化方式を使用して符号化を行い、その結果のデータを拡散部3へ出力する。
拡散部3は、符号部2から入力されたデータに対してCDMA方式の拡散処理を行い、その結果の拡散信号をTRX4へ出力する。
TRX4は、拡散部3から入力された拡散信号に対して例えば増幅処理などを行い、その結果の信号をアンテナ5或いは有線接続口6へ出力する。
ここで、本例のBTS21では、無線環境を使用して携帯端末装置(MS)との間で無線通信するモードと、有線のケーブルを使用してMSとの間で有線通信するモードが切り替えられる。このモードの切り替えは、例えば、人(ユーザ)がBTS21に対して行う操作に応じて行われてもよく、或いは、BTS21により自動的に行われてもよい。
具体例として、ユーザがBTS21に設けられたスイッチなどの所定の操作部を操作することによりモードの切り替えの指示を与えて、制御部1などがその指示に応じてTRX4に対してモードの切り替えを指示する構成や、或いは、BTS21のTRX4などが、有線接続口6に有線ケーブルが接続されているか否かを判定して、接続されている場合には有線通信するモードへ切り替え、他の場合には無線通信するモードへ切り替える構成や、或いは、BTS21のTRX4などが、MSから受信される信号がアンテナ5から入力されることを判定した場合には無線通信するモードへ切り替え、MSから受信される信号が有線接続口6から入力されることを判定した場合には有線通信するモードへ切り替える構成などを用いることができる。また、他の構成例として、送信対象となる信号をアンテナ5と有線接続口6の両方へ出力する構成を用いることも可能である。
アンテナ5は、TRX4から入力された信号を無線により(本例では、MSに対して)送信する。
有線接続口6は、TRX4から入力された信号を(本例では、MSに対して)当該有線接続口6に接続された有線ケーブルへ出力する。
受信処理について説明する。
アンテナ5は、(本例では、MSからの)無線信号を受信して、受信した信号をTRX4へ出力する。
有線接続口6は、当該有線接続口6に接続された有線ケーブルを介して伝送されてきた(本例では、MSからの)信号を受信して、受信した信号をTRX4へ出力する。
TRX4は、アンテナ5或いは有線接続口6から入力された受信信号に対して増幅処理などを行い、その結果の信号を逆拡散部7へ出力する。
ここで、本例では、MSから送信されてBTS21により受信される信号は、MSにおいて、畳み込み符号化方式或いはターボ符号化方式などの所定の符号化方式により送信対象となるデータが符号化された後にCDMA方式により拡散処理された信号(拡散信号)である。
また、上記した送信処理の場合と同様に、受信処理においても、TRX4におけるモード(無線通信するモード或いは有線通信するモード)の切り替えが行われてもよい。
逆拡散部7は、TRX4から入力された拡散信号に対してCDMA方式の逆拡散処理を行い、その結果のデータを復号部8へ出力する。
復号部8は、逆拡散部7から入力されたデータに対して、復号に関する所定の処理を行い、その結果のデータを制御部1へ出力する。
制御部1は、上位の装置であるRNCと接続されており、復号部8から入力されたデータをRNCへ出力する。また、制御部1は、BTS21における各種の制御を行う。
復号部8において行われる処理を詳しく説明する。
復号処理セレクタ部11は、逆拡散部7から入力されたデータに対してビタビ復号を行うか或いはターボ復号を行うかを判定するとともに、無線通信するモードであるか或いは有線通信するモードであるかを判定する。
ここで、ビタビ復号を行うか或いはターボ復号を行うかの判定については、例えば、人(ユーザ)がBTS21に対して行う操作に応じて行われてもよく、或いは、BTS21により自動的に行われてもよい。
具体例として、ユーザがBTS21に設けられたスイッチなどの所定の操作部を操作することにより使用する復号方式(ビタビ復号方式或いはターボ復号方式)の切り替えの指示を制御部1或いは復号処理セレクタ部11などに与えて、その指示に応じて判定を行う構成や、或いは、MSにおいて送信する信号に復号方式を指示する情報を含めておいて、その指示に応じて判定を行う構成や、或いは、MSから受信される信号のデータ誤り状況などを検出して、その検出結果に応じて判定を行う構成などを用いることができる。
また、無線通信するモードであるか或いは有線通信するモードであるかの判定については、例えば、人(ユーザ)がBTS21に対して行う操作に応じて行われてもよく、或いは、BTS21により自動的に行われてもよい。
具体例として、ユーザがBTS21に設けられたスイッチなどの所定の操作部を操作することによりモードの切り替えの指示を制御部1或いは復号処理セレクタ部11などに与えて、その指示に応じて判定する構成や、或いは、BTS21のTRX4などが有線接続口6に有線ケーブルが接続されているか否かを判定して、接続されている場合には有線通信するモードであると判定し、他の場合には無線通信するモードであると判定する構成や、或いは、BTS21のTRX4などがMSから受信される信号がアンテナ5から入力されることを判定した場合には、無線通信するモードであると判定し、BTS21のTRX4などがMSから受信される信号が有線接続口6から入力されることを判定した場合には、有線通信するモードであると判定する構成などを用いることができる。
なお、復号方式(ビタビ復号方式或いはターボ復号方式)の判定や、モード(無線通信するモード或いは有線通信するモード)の判定は、例えば、復号処理セレクタ部11により直接的に行われてもよく、或いは、他の処理部により直接的な判定が行われてその判定結果に基づいて復号処理セレクタ部11により(その判定結果と同じ)判定が行われてもよい。
復号処理セレクタ部11は、ビタビ復号を行うことを判定した場合には、有線通信するモードであっても無線通信するモードであっても、逆拡散部7から入力されたデータに対してビタビ復号処理部12によりビタビ復号が行われるように制御し、その結果のデータを制御部1へ出力する。
また、復号処理セレクタ部11は、ターボ復号を使用することを判定し、且つ、無線通信するモードであることを判定した場合には、逆拡散部7から入力されたデータに対してターボ復号処理部13によりターボ復号が行われるように制御し、その結果のデータを制御部1へ出力する。
また、復号処理セレクタ部11は、ターボ復号を使用することを判定し、且つ、有線通信するモードであることを判定した場合には、逆拡散部7から入力されたデータに対してデータ取り出し処理部14によりデータ取り出し処理が行われるように制御し、その結果のデータを制御部1へ出力する。
ビタビ復号処理部12は、逆拡散部7から入力されたデータに対してビタビ復号の処理を行う。
ターボ復号処理部13は、逆拡散部7から入力されたデータに対してターボ復号の処理を行う。
データ取り出し処理部14は、逆拡散部7から入力されたデータに対してデータ取り出しの処理を行う。
ここで、データ取り出しの処理としては、送信側であるMSにおいて送信対象となるデータが符号化されるときに、符号化前のデータが符号化後のデータの中に散りばめられて存在するような場合に、符号化後のデータの中から符号化前のデータの部分のみを取り出して、符号化前のデータを再生する処理が用いられる。本例では、MSにおいて行われる符号化の方式の内容がBTS21のデータ取り出し処理部14などに予め或いは任意のときに設定されており、データ取り出し処理部14では逆拡散部7から入力されるデータ(符号化後のデータ)の中のいずれの部分のデータを取り出すと符号化前のデータを再生する(なお、誤りが発生した部分は誤りが発生したまま再生する)ことができるかを把握している。
図2には、本例の通信システムにおいて、BTS21とMS22とが、無線環境を使用して、アンテナ5、31により無線通信する状態(通常使用状態)の一例を示してある。
この通常使用状態は、例えば、従来における無線通信状態と同様であり、この状態では、無線環境において、ターボ復号に関する処理時間の低減が図られていないため、本例のように安価な処理機能では、全ての通信カテゴリを適用することができない。
図3には、本例の通信システムにおいて、BTS21とMS22とが、これらを接続する有線ケーブル23を介して、有線通信する状態(有線使用状態)の一例を示してある。有線ケーブル23は、BTS21の有線接続口6に接続されるとともに、MS22の有線接続口に接続される。
この有線使用状態では、BTS21とMS22とがケーブル接続されることにより、無線環境における信号劣化を無くすことができ、無線環境が使用される通常使用状態と比べて通信品質を向上させることができるため、ターボ復号が使用される場合には、復号処理セレクタ部11によりデータ取り出し処理を選択することで、ターボ復号に関する処理時間を低減させることができ、本例のように安価な処理機能を用いても、全ての通信カテゴリを適用することが可能となる。
図4には、本例の復号部8により行われる処理(データの復号に関する処理)の手順の一例を示してある。
まず、信号処理セレクタ部11は、条件分岐の処理として、ターボ復号/ビタビ復号の選択と無線/有線の選択を行う。
具体的には、信号処理セレクタ部11は、逆拡散部7から入力されるデータについて、符号形式(Coding Type)がターボ(Turbo)であるか否か、つまり、復号方式としてターボ復号を使用するか否かを判定して選択する(ステップS1)。
これにより、ターボ復号を使用しないことが判定されて選択された場合には、信号処理セレクタ部11による制御により、ビタビ復号処理部12がビタビ復号の処理を行い(ステップS2)、復号処理を完了する。
一方、ターボ復号を使用することが判定されて選択された場合には、復号処理セレクタ部11は、無線であるか或いは有線であるか、つまり、データを受信する対象となるMS22との通信モードが無線通信するモードであるか或いは有線通信するモードであるかを判定して選択する(ステップS3)。
これにより、無線通信するモードであることが判定されて選択された場合には、信号処理セレクタ部11による制御により、ターボ復号処理部13がターボ復号の処理を行い(ステップS4)、復号処理を完了する。
一方、有線通信するモードであることが判定されて選択された場合には、信号処理セレクタ部11による制御により、データ取り出し処理部14がデータ取り出しの処理を行い(ステップS5〜ステップS9)、復号処理を完了する。
データ取り出し処理の具体例を示す。Nは、2以上の整数であるとし、本例では、十分に大きい値であるとする。
本例のMS22では、入力データ列が{o(1),o(2),o(3),・・・,o(N−1)}である場合に、ターボ符号化を行うと、トレリス終端処理の前までの入力データ列{o(1),o(2),o(3),・・・,o(N−4)}が、出力データ列{c(1),c(2),c(3),・・・,c(3N−1)}中の{c(1),c(3),c(6),・・・}にマッピングされるとする。また、トレリス終端処理において、その入力データ列{o(N−3),o(N−2),o(N−1)}が、出力データ列{・・・、c(3N−12),c(3N−11),c(3N−10),c(3N−9),c(3N−8),c(3N−7),c(3N−6),c(3N−5),c(3N−4),c(3N−3),c(3N−2),c(3N−1)}中の{c(3N−12),c(3N−10),c(3N−8)}にマッピングされるとする。
ターボ復号が選択されて且つケーブル接続により有線通信が選択された場合には、本例では、信号劣化が無いとみなして、データ取り出し処理部14により、逆拡散部7から入力されたデータの列(符号化後のデータ列)について、符号化前のデータ列がマッピングされている部分を取り出す処理を行う。
まず、初期化処理として、ループ回数として(データサイズ−3)を設定し、index=0を設定する(ステップS5)。ここで、データサイズとしては例えば復号対象となるデータ列を構成するデータ値の数(要素の数)が用いられ、indexはパラメータである。
そして、設定されたループ回数だけ(ステップS6、ステップS8)、データ取り出し処理として、(index×3)番目の入力値である入力[index×3]を(index)番目の出力値である出力[index]に代入することを行ってindexの値を1だけ増加させる処理を行う(ステップS7)。ここで、入力値は逆拡散部7から入力される復号対象となるデータ値(符号化後のデータ値)を表しており、出力値は制御部1へ出力するデータ値(取り出し処理後のデータ値)を表している。
このように、トレリス終端処理の前までは、データ取り出し処理による出力データ列のindexを3倍した箇所を入力データ列から取り出す。
トレリス終端処理においては、最後の3個の入力値について、順に、(index×3)番目の入力値である入力[index×3]を(index)番目の出力値である出力[index]に代入することを行ってindexの値を1だけ増加させ、(index×3−1)番目の入力値である入力[index×3−1]を(index)番目の出力値である出力[index]に代入することを行ってindexの値を1だけ増加させ、(index×3−2)番目の入力値である入力[index×3−2]を(index)番目の出力値である出力[index]に代入することを行い(ステップS9)、これにより、出力データ列を入力データ列から取り出す。
以上のように、本例の通信システムでは、W−CDMA用の携帯端末装置(MS)22がある程度限定されるホームユース向けのW−CDMA用の無線基地局装置(BTS)21において、MS22を有線ケーブル23で接続するための有線接続口6と、ターボ復号/ビタビ復号の選択と無線/有線の選択を行う復号処理セレクタ部11と、ターボ復号及び有線が用いられる時にはターボ復号の代わりに所定のデータ部分を取り出すデータ取り出し処理部14と、ターボ復号及び無線が用いられる時にはターボ復号を行うターボ復号処理部13と、それ以外の時にはビタビ復号を行うビタビ復号処理部12を備えた。
そして、本例では、ターボ復号が選択され、且つ、有線通信が行われる場合(例えば、有線の接続状態の有無によって有線通信の有無を判定する構成では、BTS21とMS22とが有線ケーブル23で接続されている場合)には、復号処理セレクタ部11によりデータ取り出し処理部14を選択してデータ取り出し処理を行わせることで、ターボ復号処理部13によりターボ復号の処理が行われるときと比べて処理量を低減させ、これにより、本例のように安価な処理機能が用いられても、HSUPAの全ての通信カテゴリを適用可能にする。
従って、本例では、BTS21とMS22を有線ケーブル23で直接的に接続することで、無線環境時において発生する信号劣化を無くして(或いは、低減させて)、ターボ復号の処理の代わりにデータ取り出し処理を行って、ターボ復号の処理の負荷を大幅に低減させることにより、例えば、安価なDSP等を用いた場合においても、全ての通信カテゴリを適用可能とするBTS(本例では、femtoBTS)を実現することができる。このように、本例のBTS21では、全ての通信カテゴリに適用可能とすることと安価とすることの両立を実現することができる。
なお、本例の無線基地局装置21では、携帯端末装置(MS)22が通信相手となる端末装置であり、また、TRX4やアンテナ5などにより無線通信する機能により無線通信手段が構成されており、TRX4などにより有線通信する機能により有線通信手段が構成されており、復号処理セレクタ部11の機能により復号方式判定手段や無線/有線の通信判定手段が構成されており、データ取り出し処理部14の機能によりデータ取り出し手段が構成されている。
また、本例の無線基地局装置21では、無線/有線の通信モードを切り替える機能により通信モード切替手段が構成されており、ビタビ復号/ターボ復号の復号方式を切り替える機能により復号方式切替手段が構成されており、ターボ復号処理部13の機能によりターボ復号手段が構成されており、ビタビ復号処理部12の機能によりターボ復号方式以外の復号方式の復号手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る無線基地局装置(BTS)の構成例を示す図である。 BTSとMSとが無線通信する状態(通常使用状態)の一例を示す図である。 BTSとMSとが有線通信する状態(有線使用状態)の一例を示す図である。 復号部により行われる処理の手順の一例を示す図である。
符号の説明
1・・制御部、 2・・符号部、 3・・拡散部、 4・・TRX、 5、31・・アンテナ、 6・・有線接続口、 7・・逆拡散部、 8・・復号部、 11・・復号処理セレクタ部、 12・・ビタビ復号処理部、 13・・ターボ復号処理部、 14・・データ取り出し処理部、 21・・BTS、 22・・MS、 23・・有線ケーブル、

Claims (1)

  1. 端末装置との間で通信し、当該端末装置において符号化されたデータを受信する無線基地局装置において、
    前記端末装置との間で無線により通信する無線通信手段と、
    前記端末装置との間で有線により通信する有線通信手段と、
    前記端末装置から受信される符号化データに対してターボ復号を行うか否かを判定する復号方式判定手段と、
    前記端末装置との間で有線通信が行われるか否かを判定する通信判定手段と、
    前記復号方式判定手段によりターボ復号を行うことが判定され且つ前記通信判定手段により有線通信が行われることが判定された場合には、前記有線通信手段により前記端末装置から受信された符号化データに対して、ターボ復号を行う代わりに、符号化前のデータが配置される当該符号化データ中の位置からデータを取り出すことを行うデータ取り出し手段と、
    を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018056518A1 (ko) * 2016-09-23 2018-03-29 에스케이테크엑스 주식회사 2채널 기반의 모바일 데이터 이체 장치 및 이를 이용한 방법

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WO2018056518A1 (ko) * 2016-09-23 2018-03-29 에스케이테크엑스 주식회사 2채널 기반의 모바일 데이터 이체 장치 및 이를 이용한 방법

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