JP2009145659A - 湾曲補正機構、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

湾曲補正機構、光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多色画像の色ずれを、より良好に抑えることができる湾曲補正機構、光走査装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】反射鏡の長手方向の両端部でそれぞれ、反射鏡の裏面に当接して反射鏡を支持する支持突起52aYと、支持突起52aYの支持位置と反射鏡の長手方向異なる位置、かつ反射鏡の鏡面を、鏡面と直交する方向に力を付与することで、反射鏡を強制的に湾曲させる板バネ部材54Yと、反射鏡の長手方向中央部を鏡面と直交する方向に押し込むことで第1の強制湾曲手段の強制湾曲方向とは逆方向へ強制的に湾曲させる第1押込手段71Yとを具備した湾曲補正機構において、支持位置と押込位置との間に、反射鏡を鏡面と直交する方向に押し込むことで反射鏡を押込手段の強制湾曲方向と同方向に反射鏡を強制的に湾曲させる第2押込手段72a、72bを設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、走査対象物を光走査する光走査装置の主走査線の湾曲を補正する湾曲補正機構、並びにこれを用いる光走査装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載の画像形成装置のように、いわゆるタンデム方式によって多色画像を形成するものが知られている。タンデム方式の画像形成装置は、感光体等の潜像担持体を複数有しており、それぞれの走査対象物たる潜像担持体に対して光走査による潜像を形成する。そして、それら潜像を互いに異なる色のトナーで現像するなどして、それぞれの潜像担持体上で互いに異なる色の可視像を得る。次いで、それぞれの潜像担持体上の可視像を転写体に重ね合わせて転写することで、単色の可視像の重ね合わせによる多色画像を得る。
かかる構成では、複数の潜像担持体上で可視像がそれぞれ互いに相対的に位置ずれして形成されると、それらが位置ずれした状態で転写体に転写されることで多色画像に色ずれを引き起こす。この色ずれの原因の1つとして、潜像担持体の表面上における主走査方向の走査線(以下、主走査線という)の湾曲が挙げられる。具体的には、潜像担持体を光走査する光走査装置では、それを構成する光学系部品や支持体等に、製造時の加工誤差などによる微妙な歪みがどうしても発生する。また、モータの発熱を伴う光走査動作中には、光学系部品や支持体の微妙な熱変形が生ずる。更には、光学系部品や支持体には組付誤差が少なからず発生する。これら歪み、熱変形、組付誤差などにより、潜像担持体の表面上の主走査線が湾曲してしまうのである。
図14は、潜像担持体たるドラム状の感光体10と、その表面上における主走査線とを示す斜視図である。同図において、Laという符号が付された点線は、理想的な状態の主走査線を示しており、これは主走査方向(感光体軸線方向)に沿って一直線状に延在している。これに対し、Lbという符号が付された実線や、Lcという符号が付された一点鎖線は、それぞれ図示のように湾曲している状態の主走査線を示している。これら2つの主走査線のうち、一方の主走査線Lbは、主走査方向の中央部を両端部よりも副走査方向(感光体表面移動方向)の下流側に突出させる方向に湾曲している。また、他方の主走査線Lcは、主走査方向の中央部を両端部よりも副走査方向の上流側に突出させる方向に湾曲している。何れの方向に湾曲するのかは、個々の製品によって異なってくる。その湾曲は、様々な部品の歪み、熱変形、組付誤差などの交差が積み重なったものだからである。また、タンデム方式では、上述のように複数の感光体を用いるが、それぞれの感光体上における主走査線の湾曲方向も、製品毎に異なってくる。
複数の感光体の間で、主走査線の湾曲方向が異なると、可視像の相対的な位置ズレ量が大きくなるため、画像を乱すほどの色ずれとなって現れてしまう。このため、多色画像の色ずれを軽減するためには、複数の感光体に対する主走査線がそれぞれどちらの方向に湾曲していても、その湾曲を補正できるようにする必要がある。
特開2003−182146号公報
そこで、本発明者は、走査光学系の反射鏡を湾曲させながらその湾曲量を調整することで、感光体上における主走査線の湾曲を補正する湾曲補正機構を設けた光書込装置を開発中である。
図15は、この光書込装置における反射鏡46と、その周囲構成とを示す拡大構成図である。反射鏡46は、図示しない書込用の光ビームを複数回に渡って折返し反射させることで最終的に図示しない感光体に導く複数の反射鏡の1つである。反射鏡46は、その裏面(非鏡面)側に配設されたホルダー52によって保持されている。
ホルダー52の長手方向の両端部には、それぞれ反射鏡46に向けて突出する支持手段たる支持突起52aが設けられており、支持突起52aが反射鏡46の裏面に当接している。ホルダー52の端部の支持突起52aよりも長手方向の中央側には、第1の強制湾曲手段であり押圧部材である板バネ部材54が取り付けられている。それぞれの板バネ部材54は、反射鏡46を鏡面側から裏面側に向けて押圧している。これにより、反射鏡46は、長手方向の中央部を鏡面側から裏面側に向けて撓ませるような形状で湾曲する。つまり、反射鏡46は、板バネ部材54によって強制的に湾曲させた状態でホルダー52に保持される。ホルダー52の背面側には、ホルダー52を介して、反射鏡46の長手方向の中央部を板バネ部材54の強制湾曲方向とは逆方向(図中矢印Bの方向)に押し込むことで、反射鏡を板バネ部材54の強制湾曲方向とは逆方向に強制的に湾曲させる第2の強制湾曲手段であり、押込手段である押込装置64が配設されている。
図16は、ホルダー52によって強制的に湾曲せしめられている状態の反射鏡46を示す模式図である。図示しない押込装置(図15の64)が反射鏡46を押し込んでいない状態では、反射鏡46が図中矢印Rで示すように、鏡面側から裏面側に向けて強制的に湾曲せしめられている。この状態から、反射鏡46を押込装置64によって図中矢印B方向に僅かに押し込むと、図17に示すように反射鏡46の湾曲量が減少する。反射鏡46を押込装置64によって更に押し込むと、図18に示すように反射鏡46が初期の状態とは逆方向に湾曲する。このように、反射鏡46を裏面側、鏡面側の何れの方向にも湾曲できるようにすることで、図14で実線で示した主走査線Lb、1点鎖線で示した主走査線Lcの何れの湾曲も補正することができる。
本発明者は、このような曲がり調整手段を設けた光書込装置を試作してプリンタに搭載したところ、従来の光書込装置よりも多色画像の色ずれを抑えることができた。しかしながら、実験により、この光書込装置には、まだ改良の余地があり、ごく僅ではあるものの、色ずれが残ってしまうことがわかった。
この僅かな色ずれは、補正後の主走査線の形状の違いに起因するものであった。図19は、複数の感光体のうち、何れか1つの表面上における湾曲補正後の主走査線を示す模式図である。また、図20は、他の感光体の表面上における湾曲補正後の主走査線を示す模式図である。これらの図において、点線は、主走査方向に一直線状に延びる理想的な主走査線を示している。また、実線は、湾曲補正後の実際の主走査線を示している。それぞれの図に示すように、湾曲補正後の実際の主走査線は△tという波高で僅かに波打ちしたような形状になっている。これは、初期状態において湾曲した状態の反射鏡の長手方向中央部が押込装置64によって押し込まれることで、鏡面の中央部が湾曲方向と逆方向に僅かに突出するため、走査線が波打ちしたような形状になってしまうのである。
図19、図20の比較から解るように、2つの感光体間では、湾曲補正後の主走査線の形状が互いに異なっている。具体的には、図19に示した湾曲補正後の主走査線は、主走査方向の中央部を図中矢印C方向(感光体表面移動方向)の下流側に向けて突出させつつ、両端部をそれぞれ矢印C方向の上流側に向けて突出させるようなW字状の形状になっている。これに対し、図20に示した補正後の主走査線Ldは、その中央部を矢印C方向の上流側に向けて突出させつつ、両端部をそれぞれ矢印C方向の下流側に向けて突出させるM字状の形状になっている。このように、2つの感光体の表面上において、湾曲補正後の主走査線の形状が互いに異なると、W字状の形状における2つの谷の位置で形成されるドットと、M字状の形状における2つの山の位置に形成されるドットとの間で、重ね合わせずれが僅かに残ってしまうのである。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、多色画像の色ずれを、より良好に抑えることができる湾曲補正機構、光走査装置及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光ビーム発射手段と、前記光ビーム発射手段から発射された光ビームを主走査方向に偏向せしめる偏向手段と、前記光ビームを反射させる反射鏡とを有し、前記光ビームによって走査対象物を光走査する光走査装置に用いられ、前記反射鏡の長手方向の両端部でそれぞれ、前記反射鏡の裏面に当接して前記反射鏡を支持する支持手段と、前記支持手段の支持位置と前記反射鏡の長手方向異なる位置、かつ前記反射鏡の鏡面を、前記鏡面と直交する方向に力を付与することで、前記反射鏡を強制的に湾曲させる第1の強制湾曲手段と、前記反射鏡の長手方向中央部を前記鏡面と直交する方向に押し込むことで前記第1の強制湾曲手段の強制湾曲方向とは逆方向へ強制的に湾曲させる第2の強制湾曲手段とを具備し、前記第2の強制湾曲手段による押込量の調整によって前記走査対象物表面上での主走査線の湾曲を補正する湾曲補正機構において、前記反射鏡の長手方向における前記支持手段の支持位置と前記第2の強制湾曲手段の押込位置との間に、前記反射鏡を前記鏡面と直交する方向に押し込むことで前記反射鏡を前記第2の強制湾曲手段の強制湾曲方向と同方向に反射鏡を強制的に湾曲させる第3の強制湾曲手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の湾曲補正機構において、前記第3の強制湾曲手段の押込量を、前記第2の強制湾曲手段の押込量よりも少なくしたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の湾曲補正機構において、前記第2の強制湾曲手段および前記第3の強制湾曲手段の少なくともひとつを、回転角度を制御することが可能なモータと、前記モータの回転軸に螺合し、前記反射鏡の裏面と当接する袋ナットと、前記袋ナットの回転方向の動きを規制する規制部材とで構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの湾曲補正機構において、前記第2の強制湾曲手段および前記第3の強制湾曲手段の少なくともひとつを、回転角度を制御することが可能なモータと、前記反射鏡の裏面と当接して、前記モータの回転によって回転するカム部材とで構成したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、光ビーム発射手段と、前記光ビーム発射手段から発射された光ビームを主走査方向に偏向せしめる偏向手段と、前記光ビームを反射させる反射鏡と、走査対象物の表面上における主走査線の湾曲を補正する湾曲補正手段とを備え、前記光ビームによって前記走査対象物を光走査する光走査装置において、前記湾曲補正手段として、請求項1乃至4の何れかの湾曲補正機構を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の光走査装置において、前記走査ビームを主走査線方向および副走査線方向に集光する走査レンズを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5または6の光走査装置において、前記反射鏡の姿勢を変化させて前記走査対象物の表面上における主走査線の傾きを調整する傾き調整手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6の光走査装置において、前記傾き調整手段は、前記反射鏡の一端を中心にして前記反射鏡の他端を前記反射鏡の鏡面に対して直交する方向に揺動させることで傾きを調整するよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項7または8の光走査装置において、前記傾き調整手段を、回転角度を制御することが可能なモータを有し、前記モータの回転角度を制御することで、主走査線の傾きを調整するよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、光走査によって前記潜像担持体の表面に潜像を形成する光走査手段と、前記潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、前記光走査手段として、請求項5乃至9いずれかの光走査装置を用いたことを特徴とするものである。
請求項1乃至10の発明によれば、第3の強制湾曲手段で、反射鏡の長手方向における支持位置と第2の強制湾曲手段の押込位置との間を、第2の強制湾曲手段が押し込む方向と同方向に押し込むことで、反射鏡の長手方向における支持位置と第2の強制湾曲手段の押込位置との間の領域が、第1の強制湾曲手段による強制湾曲方向と逆方向へ強制的に湾曲する。これにより、波高Δtを小さくすることができ、W字状の走査線における2つの谷の位置で形成されるドットと、M字状の走査線における2つの山の位置に形成されるドットとの間のずれを、開発中のものよりも小さくできる。よって、開発中のものに比べて、色ずれを抑えることができる。
以下、本発明を、電子写真方式のカラーレーザープリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した第1実施形態について説明する。
図1は、本第1実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、筐体1と、この筐体1から引き出し可能な給紙カセット2とを備えている。筐体1の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像(可視像)を形成するための作像ステーション3Y,3C,3M,3Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
図2は、イエロー(Y)用の作像ステーションを示す概略構成図である。なお、他の作像ステーションも同様の構成である。
図1及び図2に示すように、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、図中矢印A方向に回転する潜像担持体としてのドラム状の感光体10Y,10C,10M,10Kを備えている。感光体10Y,10C,10M,10Kは、直径40[mm]のアルミニウム製の円筒状基体と、その表面を覆う、例えばOPC(有機光半導体)感光層とから構成されている。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、それぞれ、感光体10Y,10C,10M,10Kの周囲に、感光体を帯電する帯電装置11Y,11C,11M,11Kを備えている。また、感光体に形成された潜像を現像する現像手段としての現像装置12Y,12C,12M,12K、感光体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13Y,13C,13M,13Kも感光体の周囲に備えている。
各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの下方には、感光体10Y,10C,10M,10Kに対し、書込光Lによる光走査を行う光走査装置としての光書込ユニット4を備えている。また、各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの上方には、各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kによって形成されたトナー像が転写される中間転写ベルト20を具備する中間転写ユニット5を備えている。また、中間転写ベルト20に転写されたトナー像を転写体としての記録紙Pに定着せしめる定着ユニット6を備えている。また、筐体1の上部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナーを収容するトナーボトル7Y,7C,7M,7Kが装填されている。このトナーボトル7Y,7C,7M,7Kは、筐体1の上部に形成される排紙トレイ8を開くことにより、筐体1から脱着可能になっている。
光走査装置としての光書込ユニット4は、光ビーム出射手段であるレーザーダイオードを有しており、このレーザーダイオードから、回転駆動される正多角柱構造のポリゴンミラーに向けて光ビームとしての書込光Lを出射する。出射された書込光Lは、回転するポリゴンミラーの鏡面によって主走査方向に偏向せしめられながら反射する。そして、複数の反射鏡によって折り返された後、帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様帯電せしめられた感光体10Y,10C,10M,10Kの周面を走査する。これにより、潜像担持体としての感光体10Y,10C,10M,10Kの周面に、それぞれY,C,M,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット4の詳しい説明は後述する。
転写手段たる中間転写ユニット5の中間転写ベルト20は、駆動ローラ21、テンションローラ22及び従動ローラ23に掛け回されながら、所定タイミングで図中反時計回り方向に回転駆動される。また、中間転写ユニット5は、感光体10Y,10C,10M,10Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト20に1次転写する1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kを備えている。また、中間転写ベルト20上に1次転写されたトナー像を記録紙Pに転写する2次転写ローラ25、記録紙P上に転写されなかった中間転写ベルト20上の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーニング装置26も備えている。
次に、本プリンタにおいて、カラー画像を得る工程について説明する。
まず、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kにおいて、感光体10Y,10C,10M,10Kが帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様に帯電される。その後、画像情報に基づいて生成された書込光Lによって走査露光されて、感光体10Y,10C,10M,10Kの表面に静電潜像が形成される。これらの静電潜像は、現像装置12Y,12C,12M,12Kの現像ローラ15Y,15C,15M,15K上に担持された各色のトナーによって現像されて、Y,C,M,Kトナー像となる。感光体10Y,10C,10M,10K上のY,C,M,Kトナー像は、各1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kの作用によって反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト20上に順次重ねて1次転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
1次転写終了後の感光体10Y,10C,10M,10Kは、クリーニング装置13Y,13C,13M,13Kのクリーニングブレード13aによってその表面がクリーニングされて、次の画像形成に備えられる。
トナーボトル7Y,7C,7M,7Kに充填されているトナーは、必要性に応じて図示しない搬送経路によって各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの現像装置12Y,12C,12M,12Kに所定量補給される。
一方、上記給紙カセット2内の記録紙Pは、給紙カセット2の近傍に配設された給紙ローラ27によって、筐体1内に搬送され、レジストローラ対28によって所定のタイミングで2次転写部に搬送される。そして、2次転写部において、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像が記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは、定着ユニット6を通過することでトナー像が定着せしめられた後、排出ローラ29によって排紙トレイ8に排出される。感光体10と同様に、中間転写ベルト20上に残った転写残のトナーは、中間転写ベルト20に接触するベルトクリーニング装置26によってクリーニングされる。
次に、光書込ユニット4の構成について説明する。
図3は、本第1実施形態に係るプリンタおける光書込ユニット4を、4つの感光体とともに示す概略構成図である。この光書込ユニット4は、正多角柱構造の形状からなる2つのポリゴンミラー41a,41bを備えている。これらポリゴンミラー41a,41bは、その6つの側面に反射鏡を有しており、互いに正多角柱の中心を重ねるようにして上下方向に接続されている。そして、図示しないポリゴンモータによって同一回転軸線上で高速回転する。これにより、その側面にレーザーダイオード(光源)からの書込光(レーザー光)が入射すると、この書込光が偏向・走査される。なお、ポリゴンミラー41aは、それに対して互いに反対方向から進んでくるC,M用の書込光Lc,Lmを主走査方向に偏向せしめるものである。また、ポリゴンミラー41bは、それに対して互いに反対方向から進んでくるY,K用の書込光Ly,Lkを主走査方向に偏向せしめるものである。
図示の光書込ユニット4においては、ポリゴンミラー41a,41bや図示しないポリゴンモータ等により、光ビームとしての書込光Lを偏向せしめる偏向手段が構成されている。光書込ユニット4は、かかる偏向手段の他、4つの反射光学系、防音ガラス42a,42b、走査レンズ43a,43b、防塵ガラス48a,48b,48c,48dなども有している。
ポリゴンモータやポリゴンミラー41a,41bは、防音のためにポリゴンカバー部材によって覆われている。このポリゴンカバー部材の内外で書込光を通過させる目的から、ポリゴンカバーには、防音ガラス42a,42bが設けられている。光ビームとしての書込光は、この防音ガラス42a,42bを透過することで、ポリゴンカバーの内外を行き来することが可能になっている。なお、防音ガラス42aは、Y,C用の書込光Ly,Lcを透過させるためのものである。また、防音ガラス42bは、M,K用の書込光Lm,Lkを透過させるためのものである。
ポリゴンミラーによって主走査方向に偏向せしめられながら、防音ガラス42aを透過したY,C用の書込光Ly,Lcは、それぞれ上下方向に並んだ状態で走査レンズ43aを透過する。この走査レンズ43aは、書込光Ly,Lcを主走査線方向および副走査線方向に集光することでポリゴンミラーによる主走査方向の等角度運動を等速直線運動へと変えるとともに、ポリゴンミラーの面倒れ補正を行う役割を担っている。防音ガラス42bを透過したM,K用の書込光Lm,Lkは、ポリゴンカバーを介して前述の走査レンズ43aとは反対側に位置している走査レンズ43bを透過する。
光書込ユニット4における4つの反射光学系は、それぞれ、上述したレーザーダイオード、反射鏡等から構成されている。具体的には、Y,C,M,Kの各色のうち、Y用の反射光学系を例にすると、これは、図示しないY用のレーザーダイオード、第1反射鏡44Y、第2反射鏡45Y、第3反射鏡46Y等を有している。これら反射鏡は、何れもレンズ機能を有さないミラーである。C,M,K用の反射光学系も、同様にして、レーザーダイオード、第1反射鏡(44C〜K)、第2反射鏡(45C〜K)、第3反射鏡46(C〜K)を有している。
走査レンズ43a,43bを透過したY,C,M,K用の書込光Ly,Lc,Lm,Lkは、Y,C,M,K用の反射光学系の各反射鏡に向かう。例えば、走査レンズ43aを透過したY用の書込光Lyは、第1反射鏡44Y、第2反射鏡45Y、第3反射鏡46Yの鏡面を順次反射することで3回折り返されることで、Y用の感光体10Yの表面に導かれていく。C,M,K用のレーザー光Lc,Lm,Lkも同様にしてそれぞれ専用の3つの反射鏡で折り返されることで、C,M,K用の感光体10C,M,Kの表面に導かれていく。なお、第3反射鏡46Y,C,M,Kの鏡面で反射したY,C,M,K用の書込光Ly,Lc,Lm,Lkは、光書込ユニット4の上面に設けられた防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kを透過した後、感光体10Y,M,C,Kの表面に到達する。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
本プリンタの光書込ユニット4は、Y,C,M,K用の反射光学系にそれぞれ、何れか1つの反射鏡の湾曲状態を調整することで主走査線の湾曲方向や湾曲量を調整する曲がり調整手段と、その反射鏡の傾きを調整する傾き調整手段とを設けている。以下、Y用の反射光学系を例にして、曲がり調整手段や傾き調整手段について説明する。
図4は、Y用の第3反射鏡46Yとその周囲構成とを、第3反射鏡46Yの裏面側(非鏡面側)から示す斜視図である。同図において、第3反射鏡46Yは、その裏面側に存在するコの字状の断面形状を有するホルダー52Yによって保持されている。そして、長手方向の両端部をそれぞれホルダー52Yの長手方向両端から突出させている。
第3反射鏡46Yの長手方向の一端部には、傾き調整手段が当接している。そして、この傾き調整手段は、傾き調整パルスモータ56Y、モータホルダ57Y、傾き調整アジャスタ58Y等を有している。
図5は、傾き調整手段の傾き調整パルスモータ56Y及び傾き調整アジャスタ58Yを側面側から示す側面図である。また、図6は、傾き調整手段のモータホルダ57Y及び傾き調整アジャスタ58Yを示す平面図である。図5に示すように、傾き調整パルスモータ56Yの回転軸56aYには、雄ネジ部56bYが設けられている。傾き調整アジャスタ58は自らに設けられた雌ネジ部が前述の雄ネジ部56bYに螺合せしめられることで、回転軸56aYに固定される。傾き調整アジャスタ58Yは、図6に示すように、断面D形状をしており、モータホルダ57に設けられたD形状のアジャスタ挿入口57aYに挿入されている。傾き調整アジャスタ58Yは、傾き調整パルスモータ56Yの回転軸56aYが回転してもアジャスタ挿入口57aYに係止されるので回転することがない。そして、回転軸56aYの回転に伴うネジ送りによって図5の矢印D方向に昇降する。
先に示した図4において、傾き調整パルスモータ56Yを保持しているモータホルダ57Yは、図示しないプリンタ本体のハウジングに固定されている。この傾き調整パルスモータ56Yの回転軸のネジ部に螺合せしめられた傾き調整アジャスタ58Yの頂部は、第3反射鏡46Yの端部の鏡面に当接している。
一方、第3反射鏡46Yにおける傾き調整パルスモータ56Yとは反対側の端部(以下、「支点側端部」という。)は、図示しないプリンタ本体のハウジングに固定された支持台66Yの上に載せられている。この状態で、図示しないハウジングに固定された板バネ69が裏面に押し当てられることで、支持台66Yと板バネ69Yとの間に挟み込まれている。
傾き調整パルスモータ56Yの回転軸に螺合せしめられた傾き調整アジャスタ(図5の58Y)が回転軸の回動に伴って昇降すると、第3反射鏡46Yの一端部に対する傾き調整アジャスタの押込量が変化する。これにより、第3反射鏡46Yのモータ側端部が、支持台66Yと板バネ69との間に挟み込まれている支点側端部を支点にして、アジャスタ昇降方向に揺動する。そして、この揺動によって第3反射鏡46Yの傾きが変化する。つまり、図示の第3反射鏡46Yは、傾き調整パルスモータ56Yの回動量の調整によって傾きが調整される。
本実施形態における走査線の傾きの調整は、第3反射鏡46Yの一端部を支点にして第3反射鏡46Yを揺動させることで行っている。第3反射鏡46Yの一端を支点にした場合は、第3反射鏡46Yの中央部を支点したものに比べて、第3反射鏡46Yのモータ側端部を2倍移動させることで、同じ角度分調整することになる。これにより、傾き調整パルスモータ56Yの1パルスあたりの調整角度を中央部支点に比べて細かくすることができ、中央部支点に比べて細かな走査線の調整を行うことができる。また、中央部支点とする場合は、第3反射鏡46Yの裏面に支点となる部材を配置する必要があるが、第3反射鏡46Yの一端部を支点とすることで、反射鏡46Yに書込光Lyが入射する有効領域外であれば、鏡面側に支点を設けることもでき、中央部支点とするものに比べて、レイアウトの自由度を広げることができる。
図7は、第3反射鏡46Yとその周囲構成とを、光路と直交する方向から示す平面図である。図7に示したように、ホルダー52Yの裏面には、曲がり調整パルスモータ65Y、モータホルダ67Y等からなる第2の強制湾曲手段である第1の押込手段71が鏡面長手方向中央に固定されている。また、この押込手段71から図中左側にA離れた位置と、図中右側にB離れた位置に、それぞれ第3の強制湾曲手段たる第2の押込手段72a、72bが固定されている。なお、A≒Bである。第1および第2の押込手段71、72a、72bは、先の図7に示すように、曲がり調整パルスモータ65Yの回転軸に螺合せしめられた曲がり調整アジャスタ68Yを有しており、これの頂部を第3反射鏡46Yの長手方向の中央部裏面に当接させている。そして、先の図5に示した傾き調整手段の傾き調整アジャスタ58と同様の原理によって昇降するのに伴って、第3反射鏡46Yの長手方向中央部に対する押込量を変化させる。
図8は、第3反射鏡46Yとこれを保持するホルダー52Yとを第3反射鏡46Yの鏡面側から示す斜視図である。同図において、第3反射鏡46Yは、裏面側に存在するホルダー52Yとともに、長手方向の両端部がC型鋼状の板バネ部材54Yによって結束されることで、ホルダー52Yに保持されている。
先に図4や図7に示したように、ホルダー52Yの長手方向の両端部には、それぞれ第3反射鏡46Yに向けて突出する支持突起52aYが設けられている。ホルダー52Y及び第3反射鏡46Yを長手方向の両端部でそれぞれ結束している2つの板バネ部材54Yは、何れもホルダー52Y端部の支持突起52aYよりも長手方向の中央側に係止されている。
図9は、ホルダー52Y及び第3反射鏡46Yを長手方向の一端側から示す側面図である。図示のように、ホルダー52Yの支持突起52aYは、第3反射鏡46Yの裏面に当接している。一方、ホルダー52Y及び第3反射鏡46Yを結束するとともに、反射鏡を強制湾曲させる第1の強制湾曲手段であり、押圧部材である板バネ部材54Yは、開口側の先端に設けられた2つの板バネ部を第3反射鏡46Yの高さ方向の両端部にそれぞれ引っ掛けており、それぞれの板バネ部が第3反射鏡46Yを鏡面側から裏面側に向けて押圧している。このようにして板バネ部が第3反射鏡46Yを押圧する長手方向の位置は、先に図7に示したようにホルダー52Yの支持突起52aYよりも中央側になっている。この位置で押圧される第3反射鏡46Yは、図8に矢印Rで示したように、長手方向の中央部をおもて面側から裏面側に向けて撓ませるような形状で湾曲する。つまり、第3反射鏡46Yは、押圧部材たる板バネ部材54Yによって強制的に湾曲せしめられた状態で、ホルダー52Yに保持されている。
先に図7において、肉眼では確認できないが、第3反射鏡46Yはホルダー52Yや板バネ部材54Yによる保持で長手方向の中央部が曲がり調整パルスモータ65Y等からなる第1の押込手段71および第2の押込手段72a、72bに向けて湾曲している。そして、これら押込手段71、72a、72bの曲がり調整アジャスタ68Yは、第3反射鏡46Yを板バネ部材54Yによる強制的な湾曲の方向とは逆方向に押し込む。これにより、第3反射鏡46Yの湾曲が戻される仕組みになっている。
かかる構成の反射光学系では、既に説明したように、第3反射鏡46Yを裏面側、鏡面側の何れの方向にも湾曲できるようにすることで、図示しない感光体の表面上の主走査線における副走査方向の上流側、下流側に向けての湾曲を何れも補正することができる。
Y用の反射光学系における傾き調整手段や曲がり調整手段(ホルダー、板バネ部材及び第1、第2押込手段)について説明したが、C,M,K用の反射光学系も同様の構成になっている。
感光体上での主走査線の傾き調整は、本プリンタの出荷時に行われるとともに、本プリンタの稼働時において例えばプリント枚数が所定枚数に達したタイミングやユーザー指示を受けたタイミング等の所定のタイミングでも行われる。傾き調整では、まず、図3に示した各色の感光体10Y,10C,10M,10K上に通常の画像形成動作時と同じ動作で、予め決められた位置ずれ検知用の静電潜像が形成される。そして、通常の画像形成動作時と同じ動作で、各色の位置ずれ検知用の静電潜像が現像されて、各色の位置ずれ検知用のトナー像となる。これらトナー像が中間転写ベルトの互いにずれた位置に1次転写されると、各色のトナー像が所定パターンで並ぶ位置ずれ検知用パターン像となる。その後、中間転写ベルトの無端移動に伴って、ベルト上の位置ずれ検知用パターン像の各トナー像が図示しない光学センサによって検知される。本プリンタの図示しない制御部は、この光学センサによる各トナー像の検知タイミングに基づいて、各トナー像の相対的位置ずれを把握する。そして、把握結果に基づいて、各トナー像の位置ズレ量を最小にし得る黒(K)用の主走査線に対する他色(Y、C、M)用の主走査線の傾き量をそれぞれ算出する。次に、算出結果に基づいて、傾き調整パルスモータ(例えば56Y)を所定の回転角度だけ正回転又は逆回転させる。これによって反射鏡の傾きが変化すると、鏡面に対する書込光Lの入射位置が変わるため、感光体上での主走査線の傾きが変化する。この結果、図19の点線で示すように、調整前に生じた走査線の傾きを、実線で示すように補正することができる。
感光体上での主走査線の湾曲調整は、傾き調整と同様のタイミングで行われる。装置組立直後の初期状態では、反射鏡が先に示した図8の矢印Rのように湾曲している。このような初期状態においては、図11の点線に示すように主走査線も湾曲した形状になる。この初期状態から、曲がり調整手段の曲がり調整パルスモータ(例えば65Y)を回転させて、曲がり調整アジャスタ(例えば68Y)を反射鏡(例えば46Y)の長手方向の中央部裏面に当接させ、その後のアジャスタの上昇量を調整することで、図11に示すように、初期状態で生じていた主走査線の湾曲を補正することができる。
このような湾曲調整は、傾き調整と並行して行われる。具体的には、制御部は、上述した位置ずれ検知用パターン像の検知結果に基づいて、各色(K、Y、C、M)の主走査線の湾曲量を把握する。そして、把握した各湾曲量を最小にする各色(K、Y、C、M)用の鏡曲湾曲量を算出した後、算出結果に基づいて、曲がり調整パルスモータ(例えば65Y)を所定の回転角度だけ正回転又は逆回転させる。これによって反射鏡の湾曲方向や湾曲量が変化することで、図11の点線で示されるように、調整前に生じていた主走査線の湾曲が補正される。但し、実際には、補正後の主走査線は、先に図19に示したようなW字状の形状になったり、図20に示したようなM字状の形状になったりする。
本発明者は、これまで説明してきた傾き調整手段や曲がり調整手段を図3に示した各色の反射光学系において、第3反射鏡46Y,C,M,Kにそれぞれ取り付けた試作機を製造した。そして、この試作機でフルカラー画像を形成したところ、従来よりも重ね合わせずれを低減することができたが、僅かな重ね合わせずれが残ってしまった。そして、その原因を調査したところ、Y,C用の反射光学系では、感光体10Y,10C上での主走査線が図19に示したようなM型の形状になっているのに対し、M,K用の反射光学系では、感光体10M,10K上での主走査線が図20に示したようなW型の形状になっていることがわかった。
図12(a)は、Y色およびC色の走査線の湾曲について説明する図であり、図12(b)は、K色およびM色の走査線の湾曲について説明する図である。
図12(a)に示すように、Y用、C用の反射光学系では、第3反射鏡46Y,46Cの鏡面が図中で左方向に向いているのに対し、図12(b)に示すように、M,Kの反射光学系では、第3反射鏡46M,46Kの鏡面が図中で右方向に向いている。
Y用、C用の反射光学系では、初期の強制湾曲された状態のときは、第3反射鏡46Y,46Cの中央部は、図中点線の位置にある。このため、Y、Cの第3反射鏡の中央部を反射した書込光は、Y、Cの第3反射鏡の中央部を反射した書込光よりも感光体移動方向上流側に照射される。この結果、初期時における走査線は、中央部が理想の走査線よりも感光体移動方向上流側に湾曲した走査線となり、調整後の走査線が、M型の形状になる。
一方、第3反射鏡の鏡面が図中で右方向に向いているM,Kの反射光学系では、初期時における走査線は、中央部が理想の走査線よりも感光体移動方向上流側に湾曲した走査線となり、調整後の走査線が、W型の形状になる。
何れの反射光学系においても、第3反射鏡は複数の反射鏡のうち、光路の最も下流側に配設されたものであるが、Y,Cと、M,Kとでその向きが反対になるのは、第3反射鏡と反射光学系との位置関係が異なっているからである。具体的には、Y用の反射光学系において、副走査方向は、感光体10Yと書込光Lyとの接線方向で且つ図3の右側から左側に向かう方向である。同図からわかるように、Y用の反射光学系は、前述の副走査方向においてポリゴンミラー41bよりも下流側に位置している。同様にして、C用の反射光学系も、その副走査方向においてポリゴンミラー41aよりも下流側に位置している。これに対し、M,K用の反射光学系は、それぞれの副走査方向においてポリゴンミラー41a,41bよりも上流側に位置している。このような位置関係の違いにより、同じ配列順番の反射鏡の向きが互いに異なっているのである。
Y,C用の反射光学系と、M,K用の反射光学系とで、副走査方向におけるポリゴンミラー41a,41bと位置関係が逆になっているのは、同図からわかるように、Y,C用の反射光学系と、M,K用の反射光学系との間にポリゴンミラー41a,41bを配設しているからである。そして、このようなレイアウトを採用しているのは、小型化や、走査位置の高精度化を図る目的からである。具体的には、全ての反射光学系に対して、その副走査方向の下流側又は上流側になるポリゴンミラー41a,41bの配設位置は、図中で最も左側のY用の反射光学系よりも更に左側か、あるいは図中で最も右側のK用の反射光学系よりも更に右側である。このような配設位置では、レイアウトを水平方向に広げてしまうことになり、装置の小型化を妨げてしまうのである。また、例えばY用の反射光学系よりも更に左側にポリゴンミラー41a,41bを配設した場合、ポリゴンミラーから、図中最も右側のK用の反射光学系までの光路が非常に長くなるため、走査位置の精度を低下させてしまうのである。K用の反射光学系よりも更に右側にポリゴンミラー41a,41bを配設した場合にも同様である。以上のような理由から、ポリゴンミラー41a,41bを、Y,C用の反射光学系とM,K用の反射光学系との間に配設している。
このような、調整後の走査線が、W型の形状、M型の形状となることによる色ずれを抑制するため、本実施形態においては、先の図4、図7に示すように、第1の押込手段71Yと支持突起52aYとの間に、第2の押込手段72aY、72bYを備えている。調整時に、この第2の押込手段72aY、72bYを、第1の押込手段71Yの押込量に対応させて、第3反射鏡46Yを押し込むことで、反射鏡の長手方向における支持突起の支持位置と第1の押込手段の間の領域が、第1の押込手段の押込方向へ押し込まれる。これにより、先の図19、20に示した波高さΔtを小さくすることができ、W字状の走査線における2つの谷の位置で形成されるドットと、M字状の走査線における2つの山の位置に形成されるドットとの間の副走査線方向のずれを抑制することができる。その結果、色ずれを抑制することができる。
第2の押込手段72aY、72bYは、W字状の走査線における2つの谷の位置に対応する反射鏡46Yの位置、または、M字状の走査線における2つの山の位置に対応する反射鏡46Yの位置を押圧するのが好ましい。このように構成することで、走査線を直線形状により近づけることができ、色ずれを抑制することができる。
また、第2の押込手段72aY、72bYの押込量は、第1の押込手段71Yの押込量よりも小さくする。板バネ部材54Yの板バネ部の第3反射鏡46Yへの付勢力や、付勢位置、第3反射鏡46Yの剛性などにもよるが、一例を示すと、押込手段71Yの押込位置から、第2の押込手段72aY,72bYの押込位置までの距離の比率に応じて、第2の押込手段72aY,72bYの押込量を決定する。
図13は、Y用の第1の押込手段71Yおよび第2の押込手段72aY,72bYの変形例を示す概略構成図である。
図に示すように、走査線の曲がりを調整する押込手段71Yと第2の押込手段72aY、72bYが、曲がり調整パルスモータ165Yと、曲がり調整カム168Yとで構成されている。曲がり調整カム168Yは、曲がり調整パルスモータ165Yの出力軸165aYに取り付けられている。曲がり調整カム168Yの一部は、ホルダー52の長手方向中央部に設けられた図示しない曲がり調整孔を通って、第3反射鏡46Yの長手方向中央部に当接している。曲がり調整パルスモータ165Yの回転角度を制御することにより、曲がり調整カム168Yのホルダー52Yからの突き出し量を制御することができる。その結果、第3反射鏡46Yに対する曲がり調整カム168Yが第3反射鏡46Yの長手方向中央部を押し込む量が制御され、走査線の曲がりが補正される。
また、走査線の傾きを調整する傾き調整手段も、傾き調整パルスモータ156Yと、傾き調整カム158Yとで構成されている。傾き調整カム158Yは、傾き調整パルスモータ165Yの出力軸165aYに取り付けられている。傾き調整カム157Yは、第3反射鏡46Yのモータ側端部と当接している。傾き調整パルスモータ156Yの回転角度を制御することにより、第3反射鏡が支点側端部を支点にして反射鏡46Yのモータ側端部が回動する。その結果、走査線の傾きが補正される。
また、先の図4に示すように、湾曲補正機構は、反射鏡の中央部から支持突起の間にそれぞれ一つずつ第2の押込手段を設けているが、中央部から図中左右にそれぞれ複数個第2の押込手段を設けてもよい。これにより、調整後の走査線をより直線状に近づけることができ、より一層色ずれを抑制することができる。
以上、本実施形態の湾曲補正機構は、光ビーム発射手段たるレーザーダイオードと、レーザーダイオードから発射された光ビームたる書込光を主走査方向に偏向せしめるポリゴンモータやポリゴンミラー41a,41bなどからなる偏向手段と、書込光を反射させる反射鏡とを有し、書込光によって走査対象物たる感光体を光走査する光走査装置たる光書込ユニット4に用いられる。
湾曲補正機構は、反射鏡の長手方向の両端部でそれぞれ、反射鏡の裏面に当接して反射鏡を支持する支持手段たる支持突起52aと、支持突起52aの支持位置と反射鏡46の長手方向異なる位置、かつ反射鏡の鏡面を鏡面と直交する方向に力を付与することで、反射鏡を強制的に湾曲させる第1の強制湾曲手段であり押圧部材である板バネ部材を有している。また、反射鏡の長手方向中央部を鏡面と直交する方向に押し込むことで反射鏡の強制湾曲方向とは逆方向へ反射鏡を強制湾曲させる第2の強制湾曲手段である第1の押込手段71を有している。このような構成の湾曲補正機構において、反射鏡の長手方向における支持突起52aの支持位置と第1押込手段71の押込位置との間に、反射鏡46を第1の押込手段71の押込方向と同方向に押し込んで、反射鏡を第1の押込手段の強制湾曲方向に湾曲させる第3の強制湾曲手段たる第2の押込手段72a,72bを設けている。このような構成を有することで、反射鏡の長手方向における支持位置と第1押込手段の押込位置との間の領域が、第2の押込手段によって第1の押込手段の強制湾曲方向と同方向に湾曲せしめられる。これにより、先の図19、20に示した波高さΔtを小さくすることができ、W字状の走査線における2つの谷の位置で形成されるドットと、M字状の走査線における2つの山の位置に形成されるドットとの間の副走査線方向のずれを抑制することができ、色ずれを抑制することができる。
また、第2の押込手段72a,72bの押込量を、第1の押込手段71の押込量よりも少なくすることで、走査線を直線形状により近づけることができ、色ずれを抑制することができる。
また、第1の押込手段71および第2の押込手段72a,72bの少なくとも一方を、回転角度を制御することが可能なモータである曲がり調整パルスモータ65と、曲がり調整パルスモータ65の回転軸に螺合し、反射鏡の裏面と当接する袋ナットたる曲がり調整アジャスタ68と、曲がり調整アジャスタ68の回転方向の動きを規制する規制部材たるモータホルダ67とで構成する。モータホルダ67によって、曲がり調整アジャスタ68の回転方向の動きが規制されるので、曲がり調整パルスモータの回転軸65aが回転しても曲がり調整アジャスタ68が回転することなく、曲がり調整アジャスタ68が回転軸によってネジ送りされ、曲がり調整アジャスタ68が反射鏡の裏面を押し込み、走査線の湾曲が補正される。これにより、走査線の湾曲を補正することができる。また、回転角度を制御することが可能なパルスモータを用いることで、曲がり調整アジャスタ68の反射鏡の裏面を押し込む押込量を正確に制御することが可能となる。
また、自動で走査線湾曲を調整することが可能となり、温度変化などによる経時の変化にも対応可能となる。
また、第1の押込手段71および第2の押込手段72a,72bの少なくとも一方を、図13に示すように、回転角度を制御することが可能なモータたる曲がり調整パルスモータ165と、反射鏡の裏面と当接して、曲がり調整パルスモータの回転によって回転するカム部材たる曲がり調整カム168とで構成してもよい。このような構成でも、曲がり調整パルスモータ165の回転角度を制御することで、曲がり調整カムによる反射鏡の押込量が制御され、走査線の湾曲が補正される。
また、光走査装置たる光書込ユニットとして、上述の湾曲補正機構を用いることで、走査線の副走査方向の湾曲を良好に補正することができる。
また、単一の走査レンズ43で、主走査線方向および副走査線方向の集光を行うので、主走査線方向に集光するfθレンズと副走査線方向の集光する長尺レンズとを設けたものに比べて、部品点数を削減することができる。これにより、光走査装置のコンパクト化や、レイアウトの自由度を増加させることができる。
また、光書込ユニットは、反射鏡の姿勢を変化させて感光体の表面上における主走査線の傾きを調整する傾き調整手段たる傾き補正機構を設けることで、走査線の副走査方向の傾きを補正することができる。
また、傾き調整手段を、反射鏡の一端を中心にして反射鏡の他端を反射鏡の鏡面に対して直交する方向に回動させることで傾きを調整するよう構成した。このように構成することで、反射鏡の中央部を支点にするものに比べて、反射鏡のモータ側端部を2倍移動させることで、同じ角度分調整することになる。よって、傾き調整パルスモータ56の1パルスあたりの調整角度を中央部支点に比べて細かくすることができ、中央部支点に比べて細かな走査線の調整を行うことができる。また、中央部支点とする場合は、反射鏡の裏面に支点となる部材を配置する必要があるが、反射鏡の一端を支点することで、ミラーの光が入射する有効領域外であれば、反射鏡の鏡面側に支点を設けることもでき、中央部支点とするものに比べて、レイアウトの自由度を広げることができる。
また、回転角度を制御することが可能なモータである傾き調整パルスモータ56を用いて、傾き調整を行うことで、正確な傾き調整を行うことができる。
また、画像形成装置として、上述の光書込ユニットを用いることで、色ずれのない良好な画像を得ることができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタにおけるY用の作像ステーションを示す概略構成図。 同プリンタおける光書込ユニットを、4つの感光体とともに示す概略構成図。 同光書込ユニットのY用の反射光学系における第3反射鏡とその周囲構成とを、第3反射鏡の裏面側(非鏡面側)から示す斜視図。 同反射光学系の傾き調整手段の傾き調整パルスモータ及び傾き調整アジャスタを側面側から示す側面図。 同傾き調整手段のモータホルダ及び傾き調整アジャスタを示す平面図。 同反射光学系の第3反射鏡とその周囲構成とを、光路と直交する方向から示す平面図。 同第3反射鏡とこれを保持するホルダーとを第3反射鏡の鏡面側から示す斜視図。 同ホルダー及び第3反射鏡を長手方向の一端側から示す側面図。 傾きが補正された主走査線を示す模式図。 湾曲が補正された主走査線を示す模式図。 (a)は、Y色およびC色の走査線の湾曲について説明する図。(b)は、K色およびM色の走査線の湾曲について説明する図。 変形例を示す概略構成図。 感光体と、その表面上における主走査線とを示す斜視図。 開発中の光書込装置における反射鏡とその周囲構成とを示す拡大構成図。 強制的に湾曲せしめられている状態の同反射鏡を示す模式図。 図16の反射鏡を押込装置によって強制的な湾曲方向とは逆方向に僅かに押し込んだときの主走査線を示す模式図。 図17の反射鏡を押込装置によって更に押し込んだときの主走査線を示す模式図。 複数の感光体のうち、何れか1つの表面上における補正後の主走査線を示す模式図。 他の感光体の表面上における補正後の主走査線を示す模式図。
符号の説明
4:光書込ユニット
5:中間転写ユニット
10Y,C,M,K:感光体
12Y,C,M,K:現像装置
20:中間転写ベルト
41a,b:ポリゴンミラー
44Y,C,M,K:第1反射鏡
45Y,C,M,K:第2反射鏡
46Y,C,M,K:第3反射鏡
52Y:ホルダー
54Y:板バネ部材
56Y:傾き調整パルスモータ
57Y:モータホルダ
58Y:傾き調整アジャスタ
65Y:曲がり調整パルスモータ
67Y:モータホルダ
68Y:曲がり調整アジャスタ

Claims (10)

  1. 光ビーム発射手段と、前記光ビーム発射手段から発射された光ビームを主走査方向に偏向せしめる偏向手段と、前記光ビームを反射させる反射鏡とを有し、前記光ビームによって走査対象物を光走査する光走査装置に用いられ、
    前記反射鏡の長手方向の両端部でそれぞれ、前記反射鏡の裏面に当接して前記反射鏡を支持する支持手段と、
    前記支持手段の支持位置と前記反射鏡の長手方向異なる位置、かつ前記反射鏡の鏡面を、前記鏡面と直交する方向に力を付与することで、前記反射鏡を強制的に湾曲させる第1の強制湾曲手段と、
    前記反射鏡の長手方向中央部を前記鏡面と直交する方向に押し込むことで前記第1の強制湾曲手段の強制湾曲方向とは逆方向へ強制的に湾曲させる第2の強制湾曲手段とを具備し、
    前記第2の強制湾曲手段による押込量の調整によって前記走査対象物表面上での主走査線の湾曲を補正する湾曲補正機構において、
    前記反射鏡の長手方向における前記支持手段の支持位置と前記第2の強制湾曲手段の押込位置との間に、前記反射鏡を前記鏡面と直交する方向に押し込むことで前記反射鏡を前記第2の強制湾曲手段の強制湾曲方向と同方向に反射鏡を強制的に湾曲させる第3の強制湾曲手段を設けたことを特徴とする湾曲補正機構。
  2. 請求項1の湾曲補正機構において、
    前記第3の強制湾曲手段の押込量を、前記第2の強制湾曲手段の押込量よりも少なくしたことを特徴とする湾曲補正機構。
  3. 請求項1または2の湾曲補正機構において、
    前記第2の強制湾曲手段および前記第3の強制湾曲手段の少なくともひとつを、回転角度を制御することが可能なモータと、前記モータの回転軸に螺合し、前記反射鏡の裏面と当接する袋ナットと、前記袋ナットの回転方向の動きを規制する規制部材とで構成したことを特徴とする湾曲補正機構。
  4. 請求項1乃至3いずれかの湾曲補正機構において、
    前記第2の強制湾曲手段および前記第3の強制湾曲手段の少なくともひとつを、回転角度を制御することが可能なモータと、前記反射鏡の裏面と当接して、前記モータの回転によって回転するカム部材とで構成したことを特徴とする湾曲補正機構。
  5. 光ビーム発射手段と、前記光ビーム発射手段から発射された光ビームを主走査方向に偏向せしめる偏向手段と、前記光ビームを反射させる反射鏡と、走査対象物の表面上における主走査線の湾曲を補正する湾曲補正手段とを備え、前記光ビームによって前記走査対象物を光走査する光走査装置において、
    前記湾曲補正手段として、請求項1乃至4の何れかの湾曲補正機構を用いたことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項5の光走査装置において、
    前記走査ビームを主走査線方向および副走査線方向に集光する走査レンズを備えたことを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項5または6の光走査装置において、
    前記反射鏡の姿勢を変化させて前記走査対象物の表面上における主走査線の傾きを調整する傾き調整手段を備えたことを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項6の光走査装置において、
    前記傾き調整手段は、前記反射鏡の一端を中心にして前記反射鏡の他端を前記反射鏡の鏡面に対して直交する方向に揺動させることで傾きを調整するよう構成したことを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項7または8の光走査装置において、
    前記傾き調整手段を、回転角度を制御することが可能なモータを有し、前記モータの回転角度を制御することで、主走査線の傾きを調整するよう構成したことを特徴とする光走査装置。
  10. 潜像を担持する潜像担持体と、光走査によって前記潜像担持体の表面に潜像を形成する光走査手段と、前記潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    前記光走査手段として、請求項5乃至9いずれかの光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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