JP2009144445A - Piping box - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、壁裏の管体が引き込まれて壁表に臨む配管ボックスに関するものである。 The present invention relates to a piping box in which a pipe body on the back of a wall is drawn and faces a wall surface.
従来、配管ボックスとして、例えば内部に継手が収納される水栓用ボックスがあった(例えば、特許文献1参照)。図15に示すように、この水栓用ボックス51は、壁50の裏側に配備されるボックスであって、ボックス本体52と、鞘管53が接続される鞘管接続部54とを備えていた。ここにおいて、ボックス本体52には、壁孔50aを通じて壁50の表側に臨む開口55が形成されていた。そして、この水栓用ボックス51には、ボックス本体52内に継手56が収納されて固定された。そこで、継手56の一方の接続口56aには、鞘管53内を通ってボックス本体52内に導かれた通水管57が接続され、もう一方の接続口56bは、ボックス本体52の開口55および壁孔50aを通って壁50の表側に露出していた。そして、図示を省略するが、この接続口56bに、水栓の雄ねじ部がねじ込まれて接続された。
Conventionally, as a piping box, for example, there has been a faucet box in which a joint is housed (see, for example, Patent Document 1). As shown in FIG. 15, the
ところで、前記従来の水栓用ボックス51にあっては、ボックス本体52内に収納された継手56の接続口56bに水栓(図示せず)を接続するにあたって、水栓の雄ねじ部にシールテープを巻き付けて、その雄ねじ部を継手56の接続口56bにねじ込んで取り付けていた。しかし、水栓の向きがずれている場合には、水栓を取り外して、水栓の雄ねじ部に巻き付けるシールテープの長さを調節し、再度、その雄ねじ部を継手56の接続口56bにねじ込んで取り付ける必要があり、大変面倒であった。そこで、本発明者は、水栓の向きを、継手56およびボックス本体52と一体に調節できれば、水栓の再度の取り付けが必要なくなるのではないかと考えるに至った。
By the way, in the
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、壁の表側から向きを調節することができる配管ボックスを提供することにある。 The present invention has been made to solve the above-described conventional drawbacks, and an object of the present invention is to provide a piping box whose direction can be adjusted from the front side of the wall.
この発明に係る配管ボックスは、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る配管ボックスは、ボックス本体と固定部材とを備える。ここで、前記ボックス本体は、壁の裏側に配管される管体が引き込まれる引込口と、前記壁に形成された壁孔から前記壁の表側に臨む開口とを備える。また、前記固定部材は、前記壁の裏側において造営材の被固定部に固定される固定部と、前記ボックス本体を支持する支持部とを備える。そして、前記支持部は、前記ボックス本体を前記壁に沿う方向に回動可能に支持する。そこで、前記ボックス本体は、そのボックス本体の回動を前記壁の表側から操作すべく、その壁の表側に臨む操作部を備える。
In order to achieve the object, the piping box according to the present invention has the following configuration. That is,
A piping box according to the invention of
この配管ボックスを壁に取り付けるには、壁の裏側から、固定部材の支持部が、ボックス本体を壁に沿う方向に回動可能に支持するようにして、固定部材の固定部を、造営材の被固定部に固定する。その後、必要に応じて、壁の表側から、ボックス本体の操作部を操作することで、そのボックス本体を壁に沿う方向に回動させてその向きを調節する。 To attach this piping box to the wall, from the back side of the wall, the supporting part of the fixing member supports the box body so as to be rotatable in the direction along the wall. Fix to the fixed part. Then, if necessary, by operating the operation part of the box body from the front side of the wall, the box body is rotated in a direction along the wall to adjust its direction.
また、請求項2に記載の発明に係る配管ボックスは、請求項1に記載の配管ボックスにおいて、前記固定部材には、前記ボックス本体の回動を所定範囲に規制する規制部が設けられている。 According to a second aspect of the present invention, in the piping box according to the first aspect, the fixing member is provided with a restricting portion that restricts the rotation of the box body within a predetermined range. .
また、請求項3に記載の発明に係る配管ボックスは、請求項1または2に記載の配管ボックスにおいて、前記固定部が固定される前記被固定部は、前記壁の裏面である。
Moreover, the piping box which concerns on invention of
また、請求項4に記載の発明に係る配管ボックスは、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の配管ボックスにおいて、前記引込口には、前記管体が挿入されるところの鞘管が接続される鞘管接続部が設けられる。
Moreover, the piping box which concerns on invention of
また、請求項5に記載の発明に係る配管ボックスは、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配管ボックスにおいて、前記壁の表側から前記操作部に係合して、前記ボックス本体の回動を操作する操作体を備える。これにより、ボックス本体の回動を操作するには、操作部に操作体を係合させてその操作体を操作することで、ボックス本体を容易に回動することができる。
Further, the piping box according to the invention described in
また、請求項6に記載の発明に係る配管ボックスは、請求項5に記載の配管ボックスにおいて、前記操作体は、前記ボックス本体に取り付けられることで、前記ボックス本体とで前記壁を挟持する挟持部を備える。このように、ボックス本体と挟持部とで壁を挟持することで、ボックス本体と操作体とが壁に固定されて、ボックス本体の回動が止められる。
The piping box according to the invention described in
また、請求項7に記載の発明に係る配管ボックスは、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の配管ボックスにおいて、前記ボックス本体の前記開口は、引き込まれた前記管体を前記壁の表側に引き出すための開口となっている。
Further, the piping box according to the invention of
また、請求項8に記載の発明に係る配管ボックスは、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の配管ボックスにおいて、前記ボックス本体には、引き込まれた前記管体が接続される継手を収納する収納空間が設けられる。
The piping box according to the invention described in
この発明に係る配管ボックスによれば、ボックス本体が固定部材に支持されて壁に沿う方向に回動可能となるとともに、そのボックス本体の回動を操作するための操作部が壁の表側に臨むため、壁の表側から、操作部を操作してボックス本体の向きを調節することができる。 According to the piping box according to the present invention, the box body is supported by the fixing member and can be rotated in the direction along the wall, and the operation portion for operating the rotation of the box body faces the front side of the wall. Therefore, the direction of the box body can be adjusted from the front side of the wall by operating the operation unit.
以下、この発明に係る配管ボックスを実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。 The best mode for carrying out a piping box according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1〜図4は、本発明の第一の実施の形態を示す。図中符号3は、建造物の壁である。4は、例えば可撓性を備えた給水管からなる管体であって、前記壁3の裏側に配管される。5は、配管ボックスであって、前記管体4が接続される継手としてのエルボー22を収納するとともに、そのエルボー22を壁3の表側に臨ませるためのものである。
1 to 4 show a first embodiment of the present invention.
ここで、配管ボックス5は、ボックス本体6と固定部材7とを備えている。ボックス本体6は、前記壁3の裏側に配管される管体4が引き込まれる引込口6aと、前記壁3に形成された壁孔3aから壁3の表側に臨む開口6bとを備える。そして、ボックス本体6には、引き込まれた前記管体4が接続される前記エルボー22を収納する収納空間6eが設けられている。一方、固定部材7は、前記壁3の裏側において造営材の被固定部(図示実施の形態においては、壁3の裏面3b)に固定される固定部7aと、ボックス本体6を支持する支持部7bとを備える。そして、支持部7bは、ボックス本体6を壁3に沿う方向に回動可能に支持する。そこで、ボックス本体6は、そのボックス本体6の回動を壁3の表側から操作すべく、その壁3の表側に臨む操作部6cを備える。そして、配管ボックス5は、壁3の表側から前記操作部6cに係合して、ボックス本体6の回動を操作する操作体8を備えている。
Here, the
具体的には、ボックス本体6は、前記収納空間6eを形成すべく中空箱状に形成された本体部9と、その本体部9から円形鍔状に張り出した張出部10とからなる。そして、本体部9における一端側に、前記引込口6aが設けられ、他端側に、前記開口6bが設けられている。ここにおいて、引込口6aには、管体4が挿入されるところの鞘管11が接続される鞘管接続部6dが設けられている。また、ボックス本体6(詳細には、本体部9)の開口6bは、壁3の裏側から壁孔3aに嵌まるように突出形成されるとともに、内周面に雌ねじ部9aが形成されて、ボックス本体6の回動を操作する前記操作部6cともなっている。また、張出部10は、開口6bの基端に設けられて、壁3の裏面3bに対向位置する。
Specifically, the box
固定部材7は、略コの字もしくはCの字に形成されている。そこで、固定部材7は、そのほぼ全体が、板状に形成されて、前記固定部7aとなる。そして、この固定部7aに、固定用のビス12が挿入される固定孔(図示せず)が明けられている。また、固定部材7は、その内周側が、円弧状に形成されて、前記支持部7bとなる。この支持部7bは、ボックス本体6における張出部10を支持するよう、張出部10の外周面と対向する第1支持部7dと、張出部10の後面(つまり、壁3とは反対側の面)と対向する第2支持部7eとからなる。こうして、固定部材7がボックス本体6を支持することで、ボックス本体6は、壁3に沿う方向に回動可能となる。
The
操作体8は、リング状のロックリング23からなる。このロックリング23は、ボックス本体6に収納されるエルボー22の鍔部(図示せず)を抑えるように、開口6b(操作部6c)の雌ねじ部9aにねじ込まれて係合し、これによって、ロックリング23(操作体8)とボックス本体6とエルボー22とが一体化される。そこで、このロックリング23からなる操作体8を操作(回動操作)することで、ボックス本体6を壁3に沿う方向に回動することができる。図示実施の形態においては、ロックリング23(操作体8)と一体化されたエルボー22には、水栓等の給水器具24が取り付け固定されるため、この給水器具24を操作(回動操作)して、その給水器具24とともに、エルボー22およびロックリング23(操作体8)、ひいてはボックス本体6を回動することができる。
The operating
ところで、エルボー22は、その大半が、ボックス本体6の内部に収納される。このエルボー22の鉛直下方に延びる一方の接続口22bは、ボックス本体6内に位置して、その接続口22bには、引込口6aから引き込まれた管体4が接続される。そして、エルボー22の水平方向に延びるもう一方の接続口22cは、その先端部分がボックス本体6の開口6bから外部に露出する。そして、この接続口22cには、内周面の雌ねじ部22dに、水栓等の給水器具24がねじ込まれて取り付けられる。こうして、管体4を通ってエルボー22に流れる水や湯が、接続口22cから水栓等の給水器具24に供給される。
By the way, most of the
また、エルボー22には、その接続口22cに化粧リング25が嵌められ、そして、接続口22cの外周面に形成された雄ねじ部22eにロックナット26がねじ込まれる。そして、このねじ込みにより、化粧リング25がボックス本体6(詳細には、張出部10)とで壁3を挟持し、これによって、ボックス本体6が壁3に固定されて、ボックス本体6の回動が止められる。なお、図中符号27は、ロックナット26を覆う化粧カバーである。
In addition, the
次に、以上の構成からなる配管ボックス5の作用効果について説明する。この配管ボックス5を壁3に取り付けるには、壁3の裏側から、固定部材7の支持部7bが、ボックス本体6を壁3に沿う方向に回動可能に支持するようにして、固定部材7の固定部7aを、造営材の被固定部(図示実施の形態においては、壁3の裏面3b)にビス12、12を用いて固定する。そして、管体4を、ボックス本体6内に引込口6aから引き込み、開口6bから引き出す。次いで、管体4の先端部分をエルボー22の一方の接続口22bに接続し、管体4をボックス本体6内に戻すようにして、エルボー22をボックス本体6の収納空間6eに収納する。そして、ロックリング23を開口6b(操作部6c)の雌ねじ部9aにねじ込み、エルボー22のもう一方の接続口22cに化粧リング25を嵌め、その接続口22cの雄ねじ部22eにロックナット26をねじ込む。次いで、給水器具24における、被接続部としての雄ねじ部24aにシールテープ(図示せず)を巻き付けて、その雄ねじ部24aを、エルボー22における接続口22cの内周面に形成された雌ねじ部22dにねじ込んで、給水器具24をエルボー22に取り付ける。
Next, the effect of the
その後、必要に応じて、すなわち給水器具24の向きがずれている場合には(図3参照)、ロックナット26を緩めて、壁3の表側から、ボックス本体6の操作部6cを操作(詳細には、回動操作)することで、そのボックス本体6を給水器具24とともに壁3に沿う方向に回動させてその向きを調節する(図4参照)。もっとも、図示実施の形態においては、ボックス本体6の回動を操作するにあたって、操作部6cにはロックリング23(操作体8)が係合し、ロックリング23(操作体8)とボックス本体6とエルボー22、そして給水器具24とが一体化されているため、ロックリング23(操作体8)を操作することで(詳細には、給水器具を介してロックリング23(操作体8)を操作することで)、ボックス本体6を容易に回動することができる。このように、この配管ボックス5によると、ボックス本体6が固定部材7に支持されて壁3に沿う方向に回動可能となるとともに、そのボックス本体6の回動を操作するための操作部6cが壁3の表側に臨むため、壁3の表側から、操作部6cを操作(詳細には、給水器具24およびロックリング23(操作体8)を介して、操作部6cを回動操作)してボックス本体6とともに給水器具24の向きを調節することができる。
Thereafter, if necessary, that is, when the direction of the
こうして、給水器具24の向きを調節した後に、再びロックナット26をエルボー22の雄ねじ部22eにねじ込み、エルボー22とともに給水器具24およびボックス本体6を固定する。そして、化粧カバー27をロックナット26に被せる。
Thus, after adjusting the direction of the
図5〜図10は、本発明の第二の実施の形態を示す。図中符号1は、ユニットバス等の浴室である。2は、浴室1内をミストサウナ空間とするために、浴室1の天井壁に配備されたミストサウナ装置である。3は、建造物の壁であって、図示実施の形態においては、浴室1の壁である。4は、例えば可撓性を備えたドレン管からなる管体であって、ミストサウナ装置2の不用水を排出するために、浴室1の壁3の裏側に配管される。5は、配管ボックスであって、例えば、前記管体4を前記壁3の裏側から浴室1内に導くためのものである。
5 to 10 show a second embodiment of the present invention.
ここで、配管ボックス5は、ボックス本体6と固定部材7とを備えている。ボックス本体6は、前記壁3の裏側に配管される管体4が引き込まれる引込口6aと、前記壁3に形成された壁孔3aから壁3の表側(図示実施の形態においては、浴室1内)に臨む開口6bとを備える。そして、この開口6bは、引き込まれた管体4を壁3の表側に引き出すための開口となっている。一方、固定部材7は、前記壁3の裏側において造営材の被固定部(図示実施の形態においては、壁3の裏面3b)に固定される固定部7aと、ボックス本体6を支持する支持部7bとを備える。そして、支持部7bは、ボックス本体6を壁3に沿う方向に回動可能に支持する。そこで、ボックス本体6は、そのボックス本体6の回動を壁3の表側から操作すべく、その壁3の表側に臨む操作部6cを備える。
Here, the
また、配管ボックス5は、壁3の表側から前記操作部6cに係合して、ボックス本体6の回動を操作する操作体8を備えている。そして、この操作体8は、ボックス本体6に取り付けられることで、ボックス本体6とで壁3を挟持する挟持部8aを備える。
The
具体的には、ボックス本体6は、内部を管体4が通るように中空筒状に形成された本体部9と、その本体部9から円形鍔状に張り出した張出部10とからなる。そして、本体部9における一端側に、前記引込口6aが設けられ、他端側に、前記開口6bが設けられる。ここにおいて、引込口6aには、管体4が挿入されるところの鞘管11が接続される鞘管接続部6dが設けられている。また、ボックス本体6(詳細には、本体部9)の開口6bは、壁孔3aを通って壁3の裏側から表側に渡るように突出形成されて、その突出側から見て縦長形状をしている。そして、この開口6bは、ボックス本体6の回動を操作する前記操作部6cともなっている。また、張出部10は、開口6bの基端に設けられて、外縁側が、壁孔3aの周縁部裏面に対向位置し、その内側には、壁孔3aに係合するように若干突出して形成された凸段部10aが設けられている(図6、図9参照)。
Specifically, the box
固定部材7は、例えば、略コの字もしくはCの字に形成されている。そこで、固定部材7は、そのほぼ全体が、板状に形成されて、前記固定部7aとなる。そして、この固定部7aに、固定用のビス12が挿入される固定孔(図示せず)が明けられている。また、固定部材7は、その内周側が、円弧状に形成されて、前記支持部7bとなる。この支持部7bは、ボックス本体6における張出部10を支持するよう、張出部10の外周面と対向する第1支持部7dと、張出部10の後面(つまり、壁3とは反対側の面)と対向する第2支持部7eと、張出部10の前面(詳細には、一段下がるように壁3側の面に形成された凹段部10b)と対向する第3支持部7fとからなる(図9参照)。こうして、固定部材7がボックス本体6を支持することで、ボックス本体6は、壁3に沿う方向に回動可能となる。ここにおいて、固定部材7には、ボックス本体6の回動を所定範囲に規制する規制部7gが設けられている。図示実施の形態においては、ボックス本体6における本体部9は、固定部材7のコの字もしくはCの字の開口部7h(図示実施の形態においては、上下方向に開口する開口部7h)を通って、コの字もしくはCの字の内外に渡って延びており、このコの字もしくはCの字の、開口部7hに面する端面が、本体部9と対向することで前記規制部7gとなっている。
The fixing
操作体8は、管体4を所要の方向(図示実施の形態においては、斜め下方)に導く案内部材ともなっている。この操作体8は、第1部材13と第2部材14とからなり、これら第1部材13と第2部材14とがビス15により互いに連結されている。第1部材13は、ボックス本体6の開口6b(操作部6c)に嵌合するようにして係合する係合部13aと、その係合部13aの内側に形成されて管体4が通る筒部13bと、係合部13aから鍔状に張り出した張出部13cとからなる。ここで、筒部13bの内側は、口元側(前側)が径大に形成された径大部13dとなって、この径大部13dに、管体4との間を止水する第1パッキン16と、管体4が後方に戻るのを制止する爪を備えた止め部材17が挿入される。また、張出部13cは、その外縁部が、前記挟持部8aとなって、壁孔3aの周縁部前面と対向位置する。そして、この挟持部8aには、壁孔3aの周縁部との間を止水する第2パッキン18が設けられる。第2部材14は、管体4が挿入されるように筒形状に形成されて、前端部には、前壁14aを有し、その前壁14aの後側には、下方に開口する通孔14bが設けられている。そして、第2部材14は、その後端部分が第1部材13の径大部13dに挿入されるようにして、第1部材13に組み付けられて、止め部材17および第1パッキン16を抜け止めする。
The
この操作体8は、第1部材13の張出部13cに明けられた孔13eを通ってボックス本体6の凸段部10aの後方に設けられたナット10cにねじ込まれるビス19、19により、ボックス本体6に取り付けられる。そして、この取り付けによって、挟持部8aがボックス本体6(詳細には、ボックス本体6の張出部10)とで壁3を挟持する。もっとも、図示実施の形態においては、挟持部8aと壁3との間には、第2パッキン18が設けられているため、壁3を挟持するにあたっては、この第2パッキン18を介すこととなる。
The operating
また、操作体8には、その操作体8を前面から覆う化粧カバー20が取り付けられる。そして、この化粧カバー20の下面には、第2部材14の通孔14bと連通するように、通孔20aが明けられている。このようにして、配管ボックス5は構成されて、上方から、引込口6aを通ってボックス本体6内に進入した管体4は、案内部材ともなる操作体8により斜め下方に導かれる。そして、管体4の先端部開口が、操作体8内に位置して、操作体8の通孔14bおよび化粧カバー20の通孔20aを通して外部に臨んでいる。そこで、ミストサウナ装置2からの不用水は、管体4を通って降下し、操作体8の通孔14bおよび化粧カバー20の通孔20aを通って壁3の表側となる浴室1内に排出される。図示実施の形態においては、配管ボックス5が取り付けられる壁孔3aは、浴室1の洗い場におけるカウンター1aの下に設けられており、ミストサウナ装置2からの不用水は、このカウンター1aの下に排出されることとなる。なお、図中符号1bは、浴槽である。
In addition, a
次に、以上の構成からなる配管ボックス5の作用効果について説明する。この配管ボックス5を壁3に取り付けるには、壁3の裏側、つまり浴室1の外側から、固定部材7の支持部7bが、ボックス本体6を壁3に沿う方向に回動可能に支持するようにして、固定部材7の固定部7aを、造営材の被固定部(図示実施の形態においては、壁3の裏面3b)にビス12、12を用いて固定する。そして、管体4を、ボックス本体6内に引込口6aから引き込み、開口6bから引き出す。次いで、管体4の先端部分を操作体8に挿入するようにして操作体8を管体4に取り付け、その操作体8をボックス本体6の開口6b(操作部6c)に係合させる。
Next, the effect of the
その後、必要に応じて、すなわちボックス本体6の向きがずれている場合には、浴室1の内側(壁3の表側)から、ボックス本体6の操作部6cを操作(詳細には、回動操作)することで、そのボックス本体6を壁3に沿う方向に回動させてその向きを調節する。もっとも、図示実施の形態においては、ボックス本体6の回動を操作するにあたって、操作部6cには操作体8が係合しているため、この操作体8を操作することで、ボックス本体6を容易に回動することができる。このように、この配管ボックス5によると、ボックス本体6が固定部材7に支持されて壁3に沿う方向に回動可能となるとともに、そのボックス本体6の回動を操作するための操作部6cが壁3の表側に臨むため、浴室1の内側(壁3の表側)から、操作部6cを操作(詳細には、操作体8を介して、操作部6cを回動操作)してボックス本体6の向きを調節することができる。また、このとき、固定部材7に、前記ボックス本体6の回動を所定範囲に規制する規制部7gが設けられているため、ボックス本体6が所定範囲を越えて不用意に回動するのを防ぐことができる。
Thereafter, if necessary, that is, when the orientation of the
次に、操作体8をボックス本体6に、ビス19、19を用いて取り付け固定する。このように、操作体8をボックス本体6に取り付けることで、ボックス本体6の張出部10と操作体8の挟持部8aとで壁3を挟持し、これによって、ボックス本体6と操作体8とが壁3に固定されて、ボックス本体6の回動が止められる。その後、操作体8に化粧カバー20を取り付け、管体4の配管作業が完了する。
Next, the operating
図11〜図14は、本発明の第三の実施の形態を示す。この実施の形態は、第二の実施の形態とは、壁孔3aの位置、操作体8における第2部材14の形状が異なるが、他はほぼ同様であり、以下に、同様の機能を有する部位には同一の符号を付して、異なる部分を主に説明する。
11 to 14 show a third embodiment of the present invention. This embodiment is different from the second embodiment in the position of the
壁孔3aは、浴室1の壁3の浴槽1bがある側に設けられている。そして、操作体8における第2部材14は、管体4が通されるように両端が開口する筒形状に形成されて、その前端側には、端部14cとの繋ぎ部14dを残して切り欠かれた切欠き部14eが形成されている。そこで、上方から、引込口6aを通ってボックス本体6内に進入した管体4は、案内部材ともなる操作体8により斜め下方に導かれるとともに、先端部分が所要の位置に配備されるように、操作体8から引き出される。図示実施の形態においては、管体4は、操作体8から突出して、先端部分が浴槽1b下部の排水口1c付近に位置している。そして、操作体8(詳細には、第2部材14)の繋ぎ部14dが管体4とともに、ホースバンド21で締め付けられることで、管体4は、操作体8、つまりは配管ボックス5に対して固定される。こうして、管体4が配設されることで、ミストサウナ装置2からの不用水は、管体4を通って降下し、浴室1内の浴槽1b下部に排出され、排水口1cを通って外部に排水される。そして、この配管ボックス5の作用効果は、第二の実施の形態に示す配管ボックス5と同様であるが、操作体8には、化粧カバー20は取り付けられない。
The
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、固定部材7の固定部7aが固定される造営材は、壁3でなくとも、柱とか胴縁等であってもよい。
In addition, this invention is not necessarily limited to embodiment mentioned above, A various other change is possible. For example, the construction material to which the fixing
また、第一の実施の形態において、継手は、エルボー22からならなくとも、直状の継手等、その他の形状の継手であってもよい。
Further, in the first embodiment, the joint may not be the
また、第二および第三の実施の形態では、管体4は、ミストサウナ装置2に接続されたドレン管であったが、広く空調機器等に接続されたドレン管であってもよい。
Moreover, in 2nd and 3rd embodiment, although the
また、第三の実施の形態に示す配管ボックス5は、第二の実施の形態と同様に、管体4としてドレン管を配管するためのものであるが、管体4として給水管を配管するためのものであってもよい。また、配管ボックス5に給水管からなる管体を一本通すのではなく、二本通し、一方に水、もう一方に湯を流すようにしてもよく、また、これら二本の管体を用いて、追焚き用の湯を往復させてもよい。
The
また、第一の実施の形態においては、配管ボックス5(詳細には、ボックス本体6)の下部に引込口6aが設けられて、管体4は、下方から引込口6aに引き込まれるが、引込口6aの位置を変えて、上方とか左右方向等の他の方向から引き込まれるようにしてもよい。同様に、第二および第三の実施の形態においては、配管ボックス5(詳細には、ボックス本体6)の上部に引込口6aが設けられて、管体4は、上方から引込口6aに引き込まれるが、引込口6aの位置を変えて、下方とか左右方向等の他の方向から引き込まれるようにしてもよい。
Moreover, in 1st embodiment, although the
また、第一の実施の形態においても、第二、第三の実施の形態と同様に、固定部材7には、ボックス本体6の回動を所定範囲に規制する規制部が設けられても構わない。
Also in the first embodiment, similarly to the second and third embodiments, the fixing
3 壁
3a 壁孔
3b 裏面
4 管体
5 配管ボックス
6 ボックス本体
6a 引込口
6b 開口
6c 操作部
6d 鞘管接続部
6e 収納空間
7 固定部材
7a 固定部
7b 支持部
7g 規制部
8 操作体
8a 挟持部
11 鞘管
22 エルボー(継手)
23 ロックリング(操作体)
3
23 Lock ring (operating body)
Claims (8)
前記ボックス本体は、壁の裏側に配管される管体が引き込まれる引込口と、前記壁に形成された壁孔から前記壁の表側に臨む開口とを備え、
前記固定部材は、前記壁の裏側において造営材の被固定部に固定される固定部と、前記ボックス本体を支持する支持部とを備え、
前記支持部は、前記ボックス本体を前記壁に沿う方向に回動可能に支持し、
前記ボックス本体は、そのボックス本体の回動を前記壁の表側から操作すべく、その壁の表側に臨む操作部を備えることを特徴とする、配管ボックス。 A box body and a fixing member;
The box body includes a drawing port into which a pipe body piped on the back side of the wall is drawn, and an opening facing the front side of the wall from a wall hole formed in the wall,
The fixing member includes a fixing portion that is fixed to a fixed portion of the building material on the back side of the wall, and a support portion that supports the box body,
The support portion supports the box body so as to be rotatable in a direction along the wall,
The said box main body is provided with the operation part which faces the front side of the wall so that rotation of the box main body may be operated from the front side of the said wall, The piping box characterized by the above-mentioned.
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JPH0913449A (en) * | 1995-07-04 | 1997-01-14 | Mirai Ind Co Ltd | Supporting member and fixing structure of water tap fitting box for unit bath |
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