JP2009141913A - 計測装置の無線機のパラメータ設定装置およびそのパラメータ設定方法 - Google Patents

計測装置の無線機のパラメータ設定装置およびそのパラメータ設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 任意にデジタル表示できる表示器を備えた測定器の機能を利用し、無線機の大きさと重量に影響を及ぼすことなく、各種無線機のパラメータ設定が可能な計測装置の無線機のパラメータ設定方法を提供すること。
【解決手段】 計測装置の無線機のパラメータ設定方法は、測定データをデジタル化して表示できる機能、その測定データを送り出せる測定器と、測定器からのデジタル測定データを無線送信できる無線機とからなる計測装置において、少なくとも2つの設定ボタンを無線機に設け、無線機には予めデジタル測定データと設定ボタンの操作に応じてパラメータを選択可能な制御手段を設け、制御手段は測定器からのデジタル測定データ値と設定ボタンの操作情報とを基に設定するパラメータを決定し、その決定されたパラメータを無線機に設定する方法である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、測定データをデジタル化して表示できる機能およびそのデジタル測定データを送り出せる機能を有する測定器と、前記測定器からのデジタル測定データを無線送信できる無線機とからなる計測装置における前記無線機のパラメータ設定装置およびそのパラメータ設定方法に関するものである。
従来、工場等の生産現場では、製品の検査工程において、各種の検査が行われている。この場合、検査工程の場所に複数の計測装置を配置し、製品の長さ・重量等の物理量を測定し、これらの測定データを無線でセンターに置かれたホストコンピュータに送り込み、ホストコンピュータで製品の品質レベル等を算出している。
上述したような検査工程において使用されている計測装置の一例として、デジタル測定データを表示できるデジタル表示器を備えるとともにデジタル測定データを送り出せる測定器と、前記測定器からのデジタル測定データを無線送信する無線機とからなる計測装置が知られている(特許文献1)。
この計測装置は、ID番号設定ボタンを押した状態で送信ボタンを操作して測定器からデジタル測定データを出力させると、そのデジタル測定データのうちの特定桁のデータがそのままID番号として記憶部に記憶されるようにしたものである。
ところで、計測装置の無線送受信機は、例えば使用周波数帯を決定するチャンネル番号、ペアリングを行うための受信機番号、双方向通信を行うのか単方向通信を行うのかの双方向・単方向設定、送信出力等の無線通信条件設定や、測定器と無線機との間の通信条件の設定や、送受信時の確認音や表示LED発光条件等の機能設定を行うパラメータ設定を行う必要がある。これらのパラメータの設定には、次のような方法がある。
(i)各種設定ボタンや数字キーを無線機に配置し、各種設定ボタンや数字キーを操作することにより、無線機に搭載するマイクロコンピュータにパラメータを設定する。
(ii)ディップスイッチやロータリースイッチを無線機に配置して、前記ディップスイッチやロータリースイッチを操作することにより、無線機に搭載するマイクロコンピュータにパラメータを設定する。
(iii)無線機にパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と称する)やプログラムライターを接続し、これらからの書き込み情報によって、無線機に搭載するマイクロコンピュータにパラメータを設定する。
(iv)ホストコンピュータからセンターの無線機を通じて、計測装置の無線機に設定情報を送り込み、測定装置の無線機に搭載するマイクロコンピュータにパラメータを設定する。
(v)予め外部でパラメータを設定したマイクロコンピュータやROMを無線機に組み込むことにより測定装置の無線機に搭載するマイクロコンピュータにパラメータを設定する。
特公平7−118039号公報
しかしながら、上述した(i)から(v)までのパラメータ設定方法は、それぞれ次に述べるような問題点があった。
すなわち、例えばノギスやマイクロメータのような手に持って使用する測定器の場合、これに装着する無線機の大きさと重量には自ずと限界があり、できる限り小型軽量化が図られなければならない。
したがって、(i)の各種設定ボタンや数字キーを配置する方法や、(ii)のディップスイッチやロータリスイッチを用いる方法では、部品配置の空間や回路面及び部品の関係で外形が大きくならざるを得ず、またある程度の重量も必要となり、操作性の観点からも所定のスペースを取らざるを得ない。
一方、測定器の多くは、工場の生産現場や、検査室などで現場作業員が取り扱っていることから、無線機の各種パラメータの設定に専門知識と技術を要する(iii)のパソコンや専用ライターを用いてのプログラム書き込みを行うことは困難である。同様に、(iv)の設定方法は設定方法が複雑であるため現場作業者には不向きである。
さらに、(v)の予め外部でパラメータを設定したマイクロコンピュータやROMを組み込んでのパラメータの設定方法の場合、設定パラメータの数だけマイクロコンピュータやROMを用意する必要があるため、経済性の観点から問題があった。
以上説明したように測定器に接続された小型無線機は、パラメータ設定が不可能であったため、現状では、測定器に接続された無線機は、固定周波数と固定通信条件による単純な無線方式しか実用化されていないのが実情であり、同一現場での大量の測定器の同時無線送信には対応できない、測定器メーカ毎に通信条件が異なる測定器への対応が使用現場で設定できない等の問題があった。
本発明は、このような不都合な問題点を解消し、任意にデジタル表示できる表示器を備えた測定器の機能を利用し、無線機の大きさと重量に影響を及ぼすことなく、各種無線機のパラメータ設定が可能な計測装置の無線機のパラメータ設定装置およびそのパラメータ設定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る計測装置は、測定データをデジタル化して表示できる機能およびそのデジタル測定データを送り出せる機能を有する測定器と、前記測定器からのデジタル測定データを無線送信できる無線機とからなる計測装置であって、無線送受信をする無線部と、無線部に接続されていて変復調するとともに無線通信制御部を備えたベースバント信号処理部と、無線通信制御部に対して無線機の制御パラメータを選択可能に設定する制御手段と、少なくとも1つ以上の設定ボタンとを備えた無線機からなり、前記制御手段は、前記測定器の表示機能の表示装置を見ながら前記測定器の測定操作部を操作することにより所定のデジタル測定データに設定された結果が前記測定器から送出されてくるデジタル測定データの値と、前記設定ボタンの操作情報とを基に無線機の制御パラメータを決定し、その決定された制御パラメータを無線機の無線通信制御部に設定する機能を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項2記載の発明に係る計測装置の無線機のパラメータ設定方法は、測定データをデジタル化して表示できる機能およびそのデジタル測定データを送り出せる機能を有する測定器と、前記測定器からのデジタル測定データを無線送信でき、かつ、少なくとも2つの設定ボタンが設けられ、デジタル測定データと設定ボタンの操作に応じてパラメータを選択可能な機能を予め備えた制御手段を設けてなる無線機とからなる計測装置における前記無線機にパラメータを設定する方法であって、前記測定器の測定操作部を操作し、前記測定器の表示機能の表示装置を見ながら所定のデジタル測定データに設定し、そのデジタル測定データを無線機の制御手段に送出し、かつ、設定ボタンを同時に操作することにより、その設定ボタンの操作情報と前記測定器からのデジタル測定データの値とから制御手段により予め定められたパラメータが決定され、そのパラメータが無線機に設定されることを特徴とするものである。
したがって、上記発明によれば、設定ボタン(押しボタン)が二つあるだけであるので、部品配置の空間や回路面が少なくて済み、無線機の外形が小さくすることができ、また、軽量化ができ、かつ、設定ボタンを押下するのみであるので、操作性が向上する。
また、単に、測定器の測定操作部を操作し、かつ、設定ボタンを押下するのみであるので、無線機の各種パラメータの設定するのに専門知識や技術が不要となって、操作性が向上する。
また、単に、測定器の測定操作部を操作し、かつ、設定ボタンを押下するのみであるので、設定パラメータの数だけマイクロコンピュータやROMを用意する必要がないため、経済性がよくなるという利点がある。
さらに、測定器に接続された小型無線機は、複数のパラメータ設定が可能となり、同一現場での大量の測定器の同時無線送信に対応でき、測定器メーカ毎に通信条件が異なる測定器への対応が使用現場で設定が可能で使用の態様の多用性が増すとうい利点があった。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る計測装置の無線機のパラメータ設定方を実現する計測装置を示す概略図である。
この図1において、本発明の第1の実施の形態が適用される計測装置1は、ノギスやマイクロメータ等の測定器3と、この測定器3をケーブル5を介して接続する無線機7とから構成されている。
前記測定器3は、測定データをデジタル化して表示できるデジタル処理表示機能と、そのデジタル測定データをケーブル5を介して外部に送り出せる機能を有している。前記測定器3にはLCD表示部30が設けられており、前記デジタル処理表示機能で処理したデジタル表示データを表示できるようになっている。
無線機7は、前記測定器3からのデジタル測定データを無線送信できる機能を有している。この無線機7は、小型な立体形状の箱体からなり、その一つの表面には一つの設定ボタンスイッチ71が設けられている。また、前記無線機7からはケーブル5が延設されており、ケーブル5の先端にはコネクタ50が設けられている。前記無線機7の箱体内には、図示しないが、取り込まれたデジタル測定データと、設定ボタン71の操作に応じて無線機の各種制御パラメータを選択可能に設定できる制御手段が設けられている。また、前記無線機7は、前記測定器3のLCD表示部30に表示された表示データと、設定ボタン71の操作情報とを基に、制御手段が無線機の制御パラメータを決定し、無線機に設定できるようになっている。
図2は、本発明の実施形態が適用される計測装置の詳細を示すブロック図である。
この図2において、前記計測装置1の一部を構成する測定器3は、測定操作部の移動量をアナログ電気信号に変換する電荷センサ31と、この電荷センサ31からのアナログ電気信号を増幅する増幅部32と、前記増幅部32からのアナログ電気信号をデジタル測定データに変換するA/D変換部33と、A/D変換部33からのデジタル測定データに所定の処理を施すCPU34と、前記CPU34からのデジタル測定データを信号処理して表示データに変換したり外部に送出する信号処理部35と、前記信号処理部35からのデジタル表示データを表示するLCD表示部30と、前記信号処理部35からのデジタル測定データを外部に取り出すためのコネクタ36とを備えている。
また、前記計測装置1の一部を構成する無線機7は、大別すると、無線部73と、ベースバント信号処理部74と、各種パラメータを選択可能な機能を備えた制御手段であるメイン制御部75と、一つの設定ボタン71とからなる。
前記無線部73は、アンテナ731と、アンテナ731が接続されている送受分配器732と、前記送受分配器732の送信入力端子に接続されている無線送信部733と、前記送受分配器732の受信出力端子に接続されている無線受信部734と、前記無線送信部733と無線受信部734とに所定の周波数を供給する周波数シンセサイザ735とからなり、無線送受信できるようになっている。
前記ベースバント信号処理部74は、送信データを変調して前記無線部73の無線送信部733に送る変調部741と、前記無線部73の無線受信部734からの信号を復調する復調器742と、前記無線部73の周波数シンセサイザ735を制御するとともに、変調部741に送信信号を送り込み、かつ、復調器742からの復調信号を受け取る無線通信制御部743と、外部との間で信号を送受信する信号処理部744とを備えている。なお、信号処理部744は、受信した測定データ等を無線通信制御部743に送り込むことができるようになっている。また、無線通信制御部743は、信号処理部744からの送信信号を変調部741に送るとともに、復調器742からの復調信号をメイン制御部75のコンピュータシステム部に送ることができるようになっている。また、無線通信制御部743は、メイン制御部75のコンピュータシステム部からの指令により無線機の制御パラメータに基づいて各部の設定を行えるようになっている。
前記メイン制御部75は、コンピュータシステム部で構成されている。コンピュータシステム部は、演算処理装置(CPU)、書き込み読み出し自由なメインメモリ、プログラムや所定の定数や予め設定されているパラメータ設定用プログラム等を格納するROMと、外部との信号のやりとりを行う入出力インターフェースとを有している。
このコンピュータシステム部の入力インターフェースには、設定ボタンスイッチ71が接続されている。また、このコンピュータシステム部の入力インターフェースには、ベースバンド処理部74の信号処理部744が接続されており、測定器3からのデジタル測定データが入力インターフェースに供給できるようになっている。このコンピュータシステム部の制御用インターフェースには、ベースバンド処理部74の無線通信制御部743が接続されており、コンピュータシステム部によって無線通信制御部743が制御されて制御パラメータの設定ができるようになっている。
このような構成を有する計測装置1により、本発明の実施形態に係る無線機のパラメータ設定方が実現される。以下、無線機7のパラメータ設定動作について説明する。
まず、測定器3の測定操作部が操作されると、その移動量に応じた電気信号が電荷センサ31から送出される。電荷センサ31からの電気信号は、増幅部32で増幅されたA/D変換部33に与えられる。A/D変換部33では、電気信号の大きさに応じたデジタル測定データをCPU34に出力する。CPU34では、デジタル測定データに所定の処理を施し、デジタル測定データとして信号処理部35に与える。信号処理部35では、デジタル表示データとしてLCD表示部30に与えて測定操作部の操作量を表示させる。また、信号処理部35では、CPU34で処理されたデジタル測定データをコネクタ36に出力する。このように測定器3は動作する。
無線機7では、メイン制御部75からの制御指令に基づいて各種の動作が制御される。
前記測定器3からコネクタ36・コネクタ50・ケーブル5を介して送られてくるデジタル測定データを信号処理部744を介して取り込み、無線通信制御部743に与える。無線通信制御部743は、そのデジタル測定データを変調部741に与えて変調し、その変調信号を無線送信部733に出力する。無線送信部733は、無線送信信号にして送受分配器732を介してアンテナ731に送り込む。これにより、デジタル測定データは、アンテナ731から電波として空中に送出される。
また、アンテナ731から受信した指令電波は送受分配器732を介して無線受信部734に供給される。無線受信部734では、所定の中間周波数等に変換して、その変換した指令信号を復調器742に与える。復調器742は、電波からの必要な指令信号を復調して無線通信制御部743に与える。無線通信制御部743は、その指令信号をメイン制御部75に与える。これにより、メイン制御部75は、指令信号に基づいた処理を行う。
無線機7は、概ね、上で説明したような動作をする。
次に、メイン制御部75の動作を図3を参照しながら説明をする。
図3は、本発明の実施形態に係る無線機のパラメータ設定方法を実現するメイン制御部75のコンピュータシステム部が処理するフローチャートである。
表1は、本発明の実施形態に係る無線機のパラメータ設定方法を実現するメイン制御部75が処理するパラメータと設定ボタンスイッチと測定器のLCD表示部の表示値との関係を示す表であって、デジタル測定データと設定ボタンの操作に応じて無線機の制御パラメータを選択可能とするものである。
Figure 2009141913
メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースの状態を一定の時間毎に調べる(ステップ(S)81)。なお、この時間は非常に例えば0.1〜0.5〔秒〕程度の短い時間が設定されている。
一定の時間に達したときに、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースを調べ、スイッチ71(SW1)が押下されていないと判断したときには(S81;NO)、他の処理に以降する。
〔SW1オン〕
また、再び一定時間に達し、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースを調べ、スイッチ71(SW1)が押下されていると判断すると(S81;YES)、表1の「無線機パラメータ設定内容」の項の第「1」番の「チャンネル番号(周波数)」の設定か、第「2」番の「双単方向設定」か、第「3」番の「送信出力」の設定か、第「4」番の「ボタンスイッチ押下時ブザー音」の設定か、第「5」番の「受信確認受信(ACK)ブザー音」の設定か、第「6」番の「ボタンスイッチ押下時LED」の設定か、第「7」番の「受信確認受信(ACK)LED」の設定か、第「8」番の「無線トリガー」の設定か、第「9」番の「スリープ機能」の設定か、または、第「10」番の「インターバル送信」の設定かを、測定器3から与えられるデジタル測定データの値によって決定し(S82)、その決定したパラメータ処理を実行する(S83)。
(チャンネル番号(周波数)設定)
設定ボタン71(SW1)がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について一例を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「1.00」と判断すると(S82;「1.00」)、「チャンネル番号(周波数)」の設定であって、かつ「1CH(チャンネル)」に設定するものであると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える処理1を実行する(S831)。これにより、無線機7は、「チャンネル番号(周波数)」が「1CH」と設定される。
同様に、設定ボタン71(SW1)がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について二例目を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「2.00」と判断すると(S82;「2.00」)、「チャンネル番号(周波数)」の設定であって、かつ「2CH」に設定するものであると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える処理2を実行する(S832)。これにより、無線機7は、「チャンネル番号」が「2CH」と設定される。
同様に、SW1がオンでオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について三例目を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「10.00」と判断すると(S83;「10.00」)、「チャンネル番号(周波数)」の設定であって、かつ「10CH」に設定するものであると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える処理10を実行する(S8310)。これにより、無線機7は、「チャンネル番号」が「10CH」と設定される。
(双単方向の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.00」のときには(表1参照、図3のS82;「0.00」)、「双単方向設定」項目であって、かつ、「双方向」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する(8311)。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.01」のときには(表1参照、図3のS82;「0.01」)、「双単方向設定」項目であって、かつ、「単方向」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する(S8312)。
(送信出力の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.02」のときには(表1参照、図3のS82)、「送信出力(通信距離)」の設定で、かつ、送信出力を「弱」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.03」のときには(表1参照、図3のS82)、「送信出力(通信距離)」の設定で、かつ、送信出力を「中」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.04」のときには(表1参照、図3のS82)、「送信出力(通信距離)」の設定で、かつ、送信出力を「大」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(ボタンスイッチ押下時ブザー音の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.05」のときには(表1参照、図3のS82)、「ボタンスイッチ押下時ブザー音」の設定で、かつ、ブザー音を「鳴る」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.06」のときには(表1参照、図3のS82)、「ボタンスイッチ押下時ブザー音」の設定で、かつ、ブザー音を「鳴らない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(受信確認受信(ACK)ブザー音の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.07」のときには(表1参照、図3のS82)、「受信確認受信(ACK)ブザー音」の設定で、かつ、ブザー音を「鳴る」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.08」のときには(表1参照、図3のS82)、「受信確認受信(ACK)ブザー音」の設定で、かつ、ブザー音を「鳴らない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(ボタンスイッチ押下時LEDの設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.09」のときには(表1参照、図3のS82)、「ボタンスイッチ押下時LED」の設定で、かつ、LEDを「光る」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.10」のときには(表1参照、図3のS82)、「ボタンスイッチ押下時LED」の設定で、かつ、LEDを「光らない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(受信確認受信(ACK)LEDの設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.11」のときには(表1参照、図3のS82)、「受信確認受信(ACK)LED」の設定で、かつ、ブザー音を「光る」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.12」のときには(表1参照、図3のS82)、「受信確認受信(ACK)LED」の設定で、かつ、ブザー音を「光らない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(無線トリガーの選定の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.13」のときには(表1参照、図3のS82)、「無線トリガーの選定」の設定で、かつ、無線トリガーを「する」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.14」のときには(表1参照、図3のS82)、「無線トリガーの選定」の設定で、かつ、無線トリガーを「しない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(スリープ機能の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.15」のときには(表1参照、図3のS82)、「スリープ機能」の設定で、かつ、スリープを「する」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.16」のときには(表1参照、図3のS82)、「スリープ機能」の設定で、かつ、スリープを「しない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(インターバル送信の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.17」のときには(表1参照、図3のS82;「0.17」)、「インターバル送信」の設定で、かつ、インターバル送信を「する」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する(S8328)。
設定ボタン71(SW1)がオンで(S81;YES)、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.18」のときには(表1参照)、「インターバル送信」の設定で、かつ、インターバル送信を「しない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する(S8329)。
このように動作して無線機7にパラメータを設定することができる。
そして、本発明によれば、設定ボタン(押しボタン)71が一つあるだけであるので、部品配置の空間や回路面が少なくて済み、無線機の外形が小さくすることができ、また、軽量化ができ、かつ、設定ボタン(押しボタン)71を押下するのみであるので、操作性が向上する。
また、単に、測定器3の測定操作部を操作し、かつ、一つの設定ボタン71を押下するのみであるので、無線機7の各種パラメータの設定するのに専門知識や技術が不要となって、操作性が向上する。
また、単に、測定器3の測定操作部を操作し、かつ、一つの設定ボタン71を押下するのみであるので、設定パラメータの数だけマイクロコンピュータやROMを用意する必要がないため、経済性がよくなるという利点がある。
さらに、測定器3にケーブル5を介して接続された無線機7は、複数のパラメータ設定が可能となり、同一現場での大量の測定器3,…の同時無線送信に対応でき、測定器メーカ毎に通信条件が異なる測定器3への対応が使用現場で設定が可能で使用態様の多用性が増すとうい利点があった。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る計測装置の無線機のパラメータ設定方を実現する計測装置を示す概略図である。この第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同一要素には同一の符号を付し、基本的な部分以外は説明を省略する。
この図1において、本発明の第2の実施の形態が適用される計測装置1でも、ノギスやマイクロメータ等の測定器3と、この測定器3をケーブル5を介して接続する無線機7とから構成されている。
この第2の実施の形態における測定器3は、第1の実施の形態と全く同一であるので、構成の説明を省略する。
また、第2の実施の形態における無線機7は、第1の実施の形態と同様に、前記測定器3からのデジタル測定データを無線送信できる機能を有している。この無線機7は、小型な諜報の箱体からなり、その一つの表面には二つの設定ボタンスイッチ71,72が設けられている。また、前記無線機7からはケーブル5が延設されており、ケーブル5の先端にはコネクタ50が設けられている。前記無線機7の箱体内には、図示しないが、入力されたデジタル測定データと、設定ボタン71または設定ボタン72の操作に応じて無線機の各種制御パラメータを選択可能に設定できる制御手段(図示せず)が設けられている。また、前記無線機7は、前記測定器3のLCD表示部30に表示された表示データと、設定ボタン71または設定ボタン72の操作情報とを基に、制御手段が無線機のパラメータを決定し、無線機に設定できるようになっている点で第1の実施の形態と同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態が適用される計測装置の詳細を示すブロック図であるが、第1の実施の形態と同一な構成要素には同一の符号を付して構成の説明を省略する。
この図5において、第2の実施形態における測定器3の構成は、第1の実施の形態と同様の構成を有しているので、説明を省略する。
また、第2の実施形態における無線機7は、大別すると、無線部73と、ベースバント信号処理部74と、各種パラメータを選択可能な機能を備えた制御手段であるメイン制御部75と、二つの設定ボタン71,72とからなる。
前記無線部73は、無線送受信できるようになっていて、第1の実施の形態における無線部と全く同一の構成を有している。
同様に、前記ベースバント信号処理部74も、第1の実施の形態におけるベースバント信号処理部と全く同一の構成を有している。
前記メイン制御部75は、コンピュータシステム部で構成されている。コンピュータシステム部は、演算処理装置(CPU)、書き込み読み出し自由なメインメモリ、プログラムや所定の定数や予め設定されているパラメータ設定用プログラム等を格納するROMと、外部との信号のやりとりを行う入出力インターフェースとを有している。
このコンピュータシステム部の入力インターフェースには、設定ボタンスイッチ71,72が接続されている。また、このコンピュータシステム部の入力インターフェースには、ベースバンド処理部74の信号処理部744が接続されており、測定器3からのデジタル測定データが入力インターフェースに供給できるようになっている。このコンピュータシステム部の制御用インターフェースには、ベースバンド処理部74の無線通信制御部743が接続されており、コンピュータシステム部によって無線通信制御部743が制御されてパラメータの設定ができるようになっている。
このような構成を有する計測装置1により、本発明の第2の実施形態に係る無線機のパラメータ設定方法が実現される。以下、無線機7のパラメータ設定動作について説明する。
測定器3の測定操作部が操作された後の動作は、第1の実施の形態における測定器3と同じであるので、省略する。
無線機7では、メイン制御部75からの制御指令に基づいて各種の動作が制御される。
前記測定器3からコネクタ36・コネクタ50・ケーブル5を介して送られてくるデジタル測定データを信号処理部744で取り込み、無線通信制御部743に与える。無線通信制御部743は、そのデジタル測定データを変調部741に与えて変調し、その変調信号を無線送信部733に出力する。無線送信部733は、無線送信信号にして送受分配器732を介してアンテナ731に送り込む。これにより、デジタル測定データは、アンテナ731から電波として空中に送出される。
また、アンテナ731から受信した指令電波は送受分配器732を介して無線受信部734に供給される。無線受信部734では、所定の中間周波数等に変換して、その変換した指令信号を復調器742に与える。復調器742は、電波からの必要な指令信号を復調して無線通信制御部743に与える。無線通信制御部743は、その指令信号をメイン制御部75に与える。これにより、メイン制御部75は、指令信号に基づいた処理を行う。
無線機7は、概ね、上で説明したような動作をする。
次に、メイン制御部75の動作を図6を参照しながら説明をする。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る無線機のパラメータ設定方法を実現するメイン制御部75のコンピュータシステム部が処理するフローチャートである。
表2は、本発明の実施形態に係る無線機のパラメータ設定方法を実現するメイン制御部75が処理するパラメータと設定ボタンスイッチと測定器のLCD表示部の表示値との関係を示す表であって、デジタル測定データと設定ボタンの操作に応じて無線機の制御パラメータを選択可能とするテーブルとして機能するものである。
Figure 2009141913
メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースの状態を一定の時間毎に調べる(ステップ(S)101)。なお、この時間は非常に例えば0.1〜0.5〔秒〕程度の短い時間が設定されている。
一定の時間に達したときに、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースを調べ、スイッチ71(SW1)も、スイッチ72( SW2)も押下されていないと判断したときには(S101;NO)、他の処理に以降する。
〔SW1,SW2の双方オン〕
また、再び一定時間に達し、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースを調べた結果、スイッチ71(SW1)もスイッチ72( SW2)も押下されていると判断したときには(S101;ON−S102;YES)、表1の「無線機パラメータ設定内容」の項の「12」番目の「インターバル送信時間の設定」と判断し、そのときの測定器3から無線機7のベースバント信号処理部74の信号処理部744を介して与えられるデジタル測定データの値を判断する(S103)。そして、ステップ103において、コンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースの数値に応じて次の処理ステップを決定する。前記コンピュータシステム部のCPUは、数値に応じてきめられたパラメータ設定処理を実行する(S104)。
SW1がオンで、かつSW2がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について一例目を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「1.00」と判断すると(S103;「1.00」)、「インターバル送信時間」が「1分」であると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える(S1041)。これにより、無線機7は、「インターバル送信時間」が「1分」と設定される。
同様に、SW1がオンで、かつSW2がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について二例目を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「2.00」と判断すると(S103;「2.00」)、「インターバル送信時間」が「2分」であると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える(S1042)。これにより、無線機7は、「インターバル送信時間」が「2分」と設定される。
同様に、SW1がオンで、かつSW2がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について三例目を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「100.00」と判断すると(S103;「100.00」)、「インターバル送信時間」が「100分」であると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える(S104N)。これにより、無線機7は、「インターバル送信時間」が「100分」と設定される。
〔SW1のみオン〕
また、再び一定時間に達し、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースを調べた結果、スイッチ71(SW1)かスイッチ72( SW2)かが押下されていると判断したときには(S101;YES−S102;NO)、スイッチ71(SW1)かスイッチ72( SW2)のいずれが押下されているか判断する(S105)。コンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースを調べ、スイッチ71(SW1)が押下されていると判断すると(S105;SW1)、表1の「無線機パラメータ設定内容」の項の第「1」番の「チャンネル番号(周波数)」の設定か、第「3」番の「双単方向設定」の設定か、第「4」番の「送信出力(通信距離)」の設定か、第「5」番の「ボタンスイッチ押下時ブザー音」の設定か、第「6」番の「受信確認受信(ACK)ブザー音」の設定か、第「7」番の「ボタンスイッチ押下時LED」の設定か、第「8」番の「受信確認受信(ACK)LED」の設定か、第「9」番の「無線トリガー」の設定か、第「10」番の「スリープ機能」の設定か、または、第「11」番の「インターバル送信」の設定かを、測定器3から与えられるデジタル測定データの値によって決定し(S106)、その決定したパラメータ処理を実行する(S107)。
(チャンネル番号(周波数)設定)
設定ボタン71(SW1)がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について一例を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「1.00」と判断すると(S103;「1.00」)、「チャンネル番号(周波数)」の設定であって、かつ「1CH(チャンネル)」に設定するものであると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える(S1071)。これにより、無線機7は、「チャンネル番号(周波数)」が「1CH」と設定される。
同様に、設定ボタン71(SW1)がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について二例目を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「2.00」と判断すると(S106;「2.00」)、「チャンネル番号(周波数)」の設定であって、かつ「2CH」に設定するものであると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える(S1072)。これにより、無線機7は、「チャンネル番号」が「2CH」と設定される。
同様に、SW1がオンでオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について三例目を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「10.00」と判断すると(S103;「10.00」)、「チャンネル番号(周波数)」の設定であって、かつ「10CH」に設定するものであると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える(S104N)。これにより、無線機7は、「チャンネル番号」が「10CH」と設定される。
(双単方向の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.00」のときには(表1参照)、「双単方向設定」の設定で、かつ、「双方向」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.01」のときには(表1参照)、「双単方向設定」の設定で、かつ、「単方向」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(送信出力の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.02」のときには(表1参照)、「送信出力(通信距離)」の設定で、かつ、送信出力を「弱」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.03」のときには(表1参照)、「送信出力(通信距離)」の設定で、かつ、送信出力を「中」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.04」のときには(表1参照)、「送信出力(通信距離)」の設定で、かつ、送信出力を「大」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(ボタンスイッチ押下時ブザー音の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.05」のときには(表1参照)、「ボタンスイッチ押下時ブザー音」の設定で、かつ、ブザー音を「鳴る」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.06」のときには(表1参照)、「ボタンスイッチ押下時ブザー音」の設定で、かつ、ブザー音を「鳴らない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(受信確認受信(ACK)ブザー音の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.07」のときには(表1参照)、「受信確認受信(ACK)ブザー音」の設定で、かつ、ブザー音を「鳴る」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.08」のときには(表1参照)、「受信確認受信(ACK)ブザー音」の設定で、かつ、ブザー音を「鳴らない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(ボタンスイッチ押下時LEDの設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.09」のときには(表1参照)、「ボタンスイッチ押下時LED」の設定で、かつ、LEDを「光る」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.10」のときには(表1参照)、「ボタンスイッチ押下時LED」の設定で、かつ、LEDを「光らない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(受信確認受信(ACK)LEDの設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.11」のときには(表1参照)、「受信確認受信(ACK)LED」の設定で、かつ、ブザー音を「光る」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.12」のときには(表1参照)、「受信確認受信(ACK)LED」の設定で、かつ、ブザー音を「光らない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(無線トリガーの選定の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.13」のときには(表1参照)、「無線トリガーの選定」の設定で、かつ、無線トリガーを「する」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.14」のときには(表1参照)、「無線トリガーの選定」の設定で、かつ、無線トリガーを「しない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(スリープ機能の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.15」のときには(表1参照)、「スリープ機能」の設定で、かつ、スリープを「する」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.16」のときには(表1参照)、「スリープ機能」の設定で、かつ、スリープを「しない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
(インターバル送信の設定)
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.17」のときには(表1参照)、「インターバル送信」の設定で、かつ、インターバル送信を「する」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
設定ボタン71(SW1)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「0.18」のときには(表1参照)、「インターバル送信」の設定で、かつ、インターバル送信を「しない」に設定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
〔SW2のみオン〕
また、再び一定時間に達し、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースを調べた結果、スイッチ71(SW1)かスイッチ72( SW2)かが押下されていると判断したときには(S101;YES−S102;NO)、スイッチ71(SW1)かスイッチ72( SW2)のいずれが押下されているか判断する(S105)。コンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースを調べ、スイッチ72(SW2)が押下されていると判断すると(S105;SW2)、入出力インターフェースの数値を調べ(S108)、その数値に応じたパラメータ設定処理を実行する(S109)。
(受信機番号(ペアリング)の設定)
設定ボタン72(SW2)がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について一例を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「1.00」と判断すると(S108;「1.00」)、「受信機番号(ペアリング)」の設定であって、かつ「No.1」に設定するものであると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える(S1091)。これにより、無線機7は、「受信機番号(ペアリング)」が「No.1」と設定される。
また、設定ボタン72(SW2)がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について二例目を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「2.00」と判断すると(S108;「2.00」)、「受信機番号(ペアリング)」の設定であって、かつ「No.2」に設定するものであると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える(S1092)。これにより、無線機7は、「受信機番号(ペアリング)」が「No.2」と設定される。
さらに、設定ボタン72(SW2)がオンであるときの「数値」によるパラメータ設定処理について三例目を説明すると、例えば、メイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUは、入出力インターフェースに与えられているデジタル測定データが「100.00」と判断すると(S108;「100.00」)、「受信機番号(ペアリング)」の設定であって、かつ「No.100」に設定するものであると決定して、そのパラメータをベースバント信号処理部74の無線通信制御部743に与える(S109N)。これにより、無線機7は、「受信機番号(ペアリング)」が「No.100」と設定される。
設定ボタン72(SW2)がオンで、かつ、測定器3からのデジタル測定データの値が「所定の値」のときには(表1参照)、その「数値」に対応した「パラメータ」の設定で、かつ、そのパラメータを具体的に特定するようにメイン制御部75のコンピュータシステム部のCPUが判断して無線機7に設定する。
このように動作して無線機7にパラメータを設定することができる。
そして、本発明によれば、設定ボタン(押しボタン)71,72が二つあるだけであるので、部品配置の空間や回路面が少なくて済み、無線機の外形が小さくすることができ、また、軽量化ができ、かつ、設定ボタン(押しボタン)71,72を押下するのみであるので、操作性が向上する。
また、単に、測定器3の測定操作部を操作し、かつ、設定ボタン71,72を押下するのみであるので、無線機7の各種パラメータの設定するのに専門知識や技術が不要となって、操作性が向上する。
また、単に、測定器3の測定操作部を操作し、かつ、設定ボタン71,72を押下するのみであるので、設定パラメータの数だけマイクロコンピュータやROMを用意する必要がないため、経済性がよくなるという利点がある。
さらに、測定器3にケーブル5を介して接続された無線機7は、複数のパラメータ設定が可能となり、同一現場での大量の測定器3,…の同時無線送信に対応でき、測定器メーカ毎に通信条件が異なる測定器3への対応が使用現場で設定が可能で使用態様の多用性が増すとうい利点があった。
なお、上記第1の実施形態では設定ボタンが一つ、第2の実施形態では設定ボタンが二つの例で説明したが、もちろん、これ以上あってもよい。ボタンが多くなれば、設定項目が多くとれることになる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る計測装置の無線機のパラメータ設定方を実現する計測装置を示す概略図である。 図2は、本発明の第1の実施形態が適用される計測装置の詳細を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る無線機のパラメータ設定方法を実現するメイン制御部75のコンピュータシステム部が処理するフローチャートである。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係る計測装置の無線機のパラメータ設定方を実現する計測装置を示す概略図である。 図5は、本発明の第2の実施形態が適用される計測装置の詳細を示すブロック図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係る無線機のパラメータ設定方法を実現するメイン制御部75のコンピュータシステム部が処理するフローチャートである。
符号の説明
1 計測装置
3 測定器
5 ケーブル
7 無線機
30 LCD表示部
31 電荷センサ
32 増幅部
33 A/D変換部
34 CPU
35 信号処理部
36 コネクタ
71,72 設定ボタン
73 無線部
74 ベースバント信号処理部
75 メイン制御部
743 無線通信制御部

Claims (2)

  1. 測定データをデジタル化して表示できる機能およびそのデジタル測定データを送り出せる機能を有する測定器と、前記測定器からのデジタル測定データを無線送信できる無線機とからなる計測装置であって、
    無線送受信をする無線部と、無線部に接続されていて変復調するとともに無線通信制御部を備えたベースバント信号処理部と、無線通信制御部に対して無線機の制御パラメータを選択可能に設定する制御手段と、少なくとも1つ以上の設定ボタンとを備えた無線機からなり、
    前記制御手段は、前記測定器の表示機能の表示装置を見ながら前記測定器の測定操作部を操作することにより所定のデジタル測定データに設定された結果が前記測定器から送出されてくるデジタル測定データの値と、前記設定ボタンの操作情報とを基に無線機の制御パラメータを決定し、その決定された制御パラメータを無線機の無線通信制御部に設定する機能を備えたことを特徴とする計測装置。
  2. 測定データをデジタル化して表示できる機能およびそのデジタル測定データを送り出せる機能を有する測定器と、前記測定器からのデジタル測定データを無線送信でき、かつ、少なくとも1つ以上の設定ボタンが設けられ、デジタル測定データと設定ボタンの操作に応じて無線機の制御パラメータを選択可能に設定する制御手段を設けてなる無線機とからなる計測装置における前記無線機に制御パラメータを設定する方法であって、
    前記測定器の測定操作部を操作し、前記測定器の表示機能の表示装置を見ながら所定のデジタル測定データに設定し、そのデジタル測定データを無線機の制御手段に送出し、かつ、設定ボタンを操作することにより、その設定ボタンの操作情報と前記測定器からのデジタル測定データの値とから制御手段により予め定められたパラメータが決定され、そのパラメータが無線機に設定されることを特徴とする計測装置の無線機のパラメータ設定方法。
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