JP2009141794A - 移動通信端末 - Google Patents

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隆 江田
Michiaki Okano
道商 岡野
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Abstract

【課題】測位手段を備えた移動通信端末において、電源しゃ断後の移動の有無等に関わらず、電源再投入後にサービス及び周波数のサーチに要する時間を短縮する。
【解決手段】電源再投入後、まず電源しゃ断前の移動通信サービスの種類と周波数のデータをメモリから読み出してサーチを行う(ステップS1、S2)。サーチが所定時間T1内に成功しなければ(ステップS4の“YES”)測位を行い、所定時間T2内に測位に成功すれば(ステップS6の“YES”)その位置情報に対応する移動通信サービスの種類と周波数のデータをメモリから読み出す(ステップS8)。当該位置がサービス圏内の可能性があれば(ステップS9の“YES”)、ステップS8で読み出した移動通信サービスの種類と周波数のデータを指定してサーチを行う(ステップS10)。
【選択図】図4

Description

本発明は移動通信端末に係り、特に、測位手段を有する移動通信端末に関する。
近年、複数の移動通信サービスを利用したり、国内だけでなく海外でも使用したりすることのできる移動通信端末が実用に供されている。この種の移動通信端末は、国内又は国外の複数の移動通信サービスの種類と対応する周波数のデータを、予めメモリに書き込まれるか又はサービス提供事業者のサイトからダウンロードする等の方法によって保持している。
移動通信端末の電源をいったんしゃ断してから後再び投入した場合、又は移動通信端末が通信待ち受け中に移動通信サービスの圏外状態へ移行した場合、移動通信端末は接続可能な移動通信サービスの種類と対応する周波数をサーチする。移動通信端末は、仮に事前の情報がなければ、保持している移動通信サービスの種類と対応する周波数のデータの全体にわたって上記のサーチを行わなければならず、接続可能なサービス及び周波数を検出するまでに長時間を要することがある。
移動通信端末が圏外地域に長時間とどまる場合に上記のサーチを繰り返すため、バッテリーの残存時間を縮めてしまうことがある。移動通信端末が国際ローミングに対応した機種の場合、隣接国に近い地域でのサーチの結果隣接国のサービスに優先して接続してしまうために、意図しない国際通話を行うことがある。
このような問題に対して、移動通信端末に測位手段を設け、現在位置のデータを利用して上記のサーチに要する時間の短縮を図る技術が知られている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照。)。
上記の特許文献1は、GPS受信機のような測位手段を備えたワイヤレス装置が地理的に特定の領域内にあることを判断し、当該領域に対応する周波数のサブセットを選んで選択的にスキャニング(周波数サーチと同義)する技術を開示している。
上記の特許文献2は、複数の無線通信システムに接続可能な移動端末装置から位置情報及び接続中の無線通信システムの情報を受信する支援システムが、受信した位置情報及び無線通信システム情報をデータベースに記憶し、上記位置の周辺で登録済みの無線通信システムを上記データベースから検索し、発見した無線通信システムの情報を記載した利用可能システムリストを作成して移動端末装置へ返信する技術を開示している。
国際ローミングに対応した移動通信端末について、接続可能なサービス及び周波数のサーチに要する時間の短縮を図る技術が知られている(例えば、特許文献3参照。)。上記の特許文献3は、ユーザ情報メモリに記憶されているローミング対象の通信事業者リストの情報に基づいてサーチの対象となる通信事業者と周波数帯を自動的に絞り込むことのできる携帯電話機が、ローミング可能事業者リストの中から現在ユーザがいる国とその隣国に検索対象を絞り込むという技術を開示している。
特開2007−13988号公報(第2、18ページ、図10) 特開2006−60295号公報(第2、7ページ、図4) 特開2007−235593号公報(第2、6ページ、図7)
移動通信端末は、電源がしゃ断されている間に移動するとは限らないので、上記の特許文献1に開示されたように電源の再投入後にまず測位を行ってからサーチすべき周波数のサブセットを選ぶという方法が常に必要とされるわけではなく、また測位が難しい条件下ではサーチに要する時間の短縮につながらないという問題がある。
上記の特許文献2に開示された技術は、複数の移動通信システムにまたがって構築される支援システムを必要とするものであって、そのようなインフラ(支援システム)を前提としない限りサーチに要する時間の短縮を図ることはできないという問題がある。
上記の特許文献3に開示された技術は専ら国際ローミングに関わるものであって、国際ローミングに無関係な場面(例えば国内のみの使用)に適用してもサーチに要する時間の短縮を図ることはできないという問題がある。
本発明は上記の問題を解決するためになされたもので、電源しゃ断等の後の移動の有無、特別なインフラの有無、ローミングの範囲等に関わらず、移動通信端末の電源再投入又はサービス圏外状態への移行後のサーチに要する時間を短縮できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の移動通信端末は、自位置を測定する測位手段と、利用可能な移動通信サービスの種類及び周波数をサーチすることができるサーチ手段と、位置ごとに利用可能な移動通信サービスの種類及び周波数のデータを保持することができる第1のデータ保持手段と、利用中の移動通信サービスの種類及び周波数のデータを更新しながら保持することができる第2のデータ保持手段と、前記測位手段、前記サーチ手段、前記第1のデータ保持手段及び前記第2のデータ保持手段に接続され、かつ、電源を投入した後又は通信待ち受け中に移動通信サービスの圏外状態への移行が発生した後、前記測位手段から得た位置のデータに対応して前記第1のデータ保持手段から読み出した移動通信サービスの種類及び周波数のデータと前記第2のデータ保持手段から読み出した直近の移動通信サービスの種類及び周波数のデータに基づいて、利用可能な移動通信サービスの種類及び周波数を前記サーチ手段にサーチさせるように制御することができる制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電源しゃ断等の前に接続されていた移動通信サービスの種類と周波数のデータを保持、活用することにより、電源しゃ断等の後の移動の有無、特別なインフラの有無、ローミングの範囲等に関わらず、移動通信端末の電源再投入又はサービス圏外状態への移行後のサーチに要する時間を短縮することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。なお、各図の間で同一の符号は、同一の構成を表すものとする。
以下、図1ないし図4を参照して、本発明の実施例1を説明する。図1は、本発明の実施例1に係る移動通信端末1のブロック図である。移動通信端末1は、後述する各構成を共通に接続する共通バス10を備えている。
移動通信端末1は、相互に接続されたアンテナ11と送受信部12を備え、移動通信端末1が係属する移動通信網の基地局(図示せず。)との間で電波の送受信を行うことができる。移動通信端末1は、操作部13と、表示部14と、音声インターフェース部15を備えている。操作部13は複数の操作キーを有し、その中に電源の投入又はしゃ断に用いられる操作キーを含む。表示部14は、例えば液晶デバイスからなるスクリーンを含む。移動通信端末1は、音声インターフェース部15にそれぞれ接続されたスピーカー16及びマイクロホン17を備えている。
移動通信端末1は、サーチ部21、制御部22、メモリ23並びに全地球測位システム(GPS)用受信機(GPS受信機)24及びGPS用アンテナ24aを備えている。制御部22は例えばマイクロプロセッサ等のデバイスからなり、共通バス10を通して送受信部12、操作部13、表示部14、音声インターフェース部15、サーチ部21、メモリ23及びGPS受信機24のそれぞれに接続されている。
制御部22は、計時用のクロックを内蔵している。サーチ部21は、移動通信端末1がその時点で接続することのできる移動通信サービス及び周波数を検索するための信号を、送受信部12及びアンテナ11を介して送受信する(これをサーチという。)ことができる。サーチ部21は、制御部22と同一のデバイスからなるものとしてもよい。メモリ23には、不揮発性のメモリ素子からなるA領域23aとB領域23bが設けられている。
移動通信端末1を音声通話に用いる場合、相手方から上記の基地局を通して送られてくる符号化された音声信号は、アンテナ11を経て送受信部12において受信されると共に復調及び誤り訂正等の処理がされ、さらに音声インターフェース部15において復号されると共にスピーカー16から再生される。また、マイクロホン17がピックアップした音声は音声インターフェース部15において符号化され、送受信部12において誤り訂正符号化、変調及び増幅された後アンテナ11から基地局へ向けて送信される。
移動通信端末1をデータ通信に用いる場合、相手方から上記の基地局を通して送られてくる符号化されたデータは、アンテナ11を経て送受信部12において受信されると共に復調及び誤り訂正等の処理がされ、制御部22の制御に従ってメモリ23に書き込まれたり、データの内容が表示部14に表示されたりする。また、操作部13から入力されたりメモリ23から読み出されたりしたデータは、送受信部12において誤り訂正符号化、変調及び増幅された後アンテナ11から基地局へ向けて送信される。
GPS受信機24は制御部22の制御に従って、GPS用アンテナ24aを介して図示しないGPS衛星から送信される信号を受信し、移動通信端末1の位置(緯度経度)を測定(測位)することができる。
図2は、メモリ23のA領域23aに保持されるサーチ用テーブルの一例を表す図である。テーブルの左端の列は国名を表し、仮に“C−1”、“C−2”のように表した国名が記入される。その1つ右の列は地域名を表し、国“C−1”に属する地域として仮に“A−11”、“A−12”、“A−13” のように表した地域名が記入される。国“C−2”に属する地域として仮に“A−21”、“A−22”、“A−23” のように表した地域名が記入される。
なお、地域名はさらに分類の段数を大きくして細分化してもよい。また、上記のテーブルは、緯度経度の情報を最も細分化された地域名に対してマッピングすることができるように構成される。
地域名の列の1つ右の列は移動通信サービスの種類を表し、国“C−1”において提供されるものとして仮に“S−11”、“S−12”、“S−13” のように表したサービスの種類が記入される。また、国“C−2”において提供されるものとして仮に“S−21”、“S−22”、“S−23” のように表したサービスの種類が記入される。
上述した国、地域及びサービスの種類ごとに、割り当てられた周波数帯が区分されて表されている。例えば国“C−1”の各地域において提供される各サービスに対して、仮に“B−11”、“B−12”、“B−13” のように表した周波数帯が割り当てられる。また、国“C−2”の各地域において提供される各サービスに対して、仮に“B−21”、“B−22”、“B−23” のように表した周波数帯が割り当てられる。
上述した国、地域、サービス及び周波数帯の組合せごとに、電界強度又はビット誤り率等の性能指数によって定まる通信品質のランクが記入される。図2ではこれを数字の0、1、2の3ランクによって表しており、0が該当する移動通信サービスの圏外、2が同サービスの圏内、1がその中間であって圏外又は圏内の状態になり得ることを表す。このようなランクの分け方や定義は、移動通信システムの特性に応じて任意に定めることができる。
移動通信端末1は、図2に例示したサーチ用テーブルをメモリ23のA領域23aに予め書き込まれて保持している。移動通信端末1は、移動通信サービス提供事業者のサイトから当該サーチ用テーブルのデータをダウンロードして、メモリ23のA領域23aに書き込み保持するとしてもよい。
図3は、メモリ23のB領域23bに対するデータの書き込み及び更新の概念を、移動通信端末1の平面的に表した移動経路の一例に沿って説明するために参照される。図中の矢印付き曲線は、移動通信端末1の移動経路の一例を平面的に表している。図中の英文字“P”ないし“V”を付して表した各地点(以下、例えば「P地点」のようにいう。)は、それぞれの位置に対応する地点を表す。
図中の記号BS−1、BS−2、BS−3及びBS−4は、上記の移動経路に近い移動通信サービスの基地局を表す。基地局BS−1ないしBS−4の周囲の破線で描いた円は、それぞれの基地局の電波到達範囲を表す。移動通信端末1は、P地点からQ地点まで移動する間は基地局BS−1に、Q地点からR地点まで移動する間は基地局BS−2に、R地点からT地点まで移動する間は基地局BS−3に、それぞれ係属すると仮定する。
移動通信端末1は、図の左方からP地点まで移動したとき基地局BS−1に係属し始める。そうすると制御部22は、基地局BS−1との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数のデータをメモリ23のB領域23bに書き込む。B領域23bは、移動通信端末1がこの後Q地点に達するまで当該更新後のデータを保持する。
移動通信端末1は、図のQ地点まで移動したとき基地局BS−1への係属を解いて、基地局BS−2に係属し始める(ハンドオフ)。そうすると制御部22は、メモリ23のB領域23bに保持した基地局BS−1との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数のデータを、基地局BS−2との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数のデータに書き換えて更新する。B領域23bは、移動通信端末1がこの後R地点に達するまで当該更新後のデータを保持する。
移動通信端末1は、図のR地点まで移動したとき基地局BS−2への係属を解いて、基地局BS−3に係属し始める。そうすると制御部22は、メモリ23のB領域23bに保持した基地局BS−2との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数のデータを、基地局BS−3との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数のデータに書き換えて更新する。B領域23bは、移動通信端末1がこの後T地点に達するまで当該更新後のデータを保持する。
上記のB領域23bに保持されたデータは、移動通信端末1の電源しゃ断又は移動通信サービスの圏外状態への移行によって更新されることはなく、元のまま保持される。例えばR地点とT地点の間にあるS地点において移動通信端末1の電源がしゃ断されたとすると、B領域23bに保持された基地局BS−1との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数のデータは、電源の再投入後にもそのまま保持されている。また、移動通信端末1がT地点を通過後に移動通信サービスの圏外状態に移行したものとすると、B領域23bに保持された基地局BS−3との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数のデータは、圏外状態への移行後にもそのまま保持されている。
図4は、移動通信端末1が電源をしゃ断された後、再投入されてからの(又は移動通信サービスの圏外状態に移行してからの)処理を説明するフローチャートである。処理が開始されると(START)、制御部22は電源のしゃ断前からメモリ23のB領域23bに保持されている移動通信サービスの種類及び周波数のデータを読み出す(ステップS1)。
制御部22は、B領域23bから読み出した移動通信サービスの種類及び周波数のデータを指定して、サーチ部21にサーチを行わせる(ステップS2)。その結果、サーチ開始後所定時間(T1とする。)内にサーチに成功すれば(ステップS3の“YES”)、この処理を終了し(END)、それ以降は指定した種類の移動通信サービス及び周波数による通信を行うことができる。
例えば図3の例で、移動通信端末1はS地点に到達してから電源がしゃ断され、そのままS地点にとどまり、電源が再投入されたと仮定する。電源が再投入されたとき、制御部22はメモリ23のB領域23bに保持されている基地局BS−3との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数のデータを指定して、サーチ部21にサーチを行わせる。そうすると移動通信端末1は、基地局BS−3のサービス停止等の異常がない通常の場合ただちにサーチに成功して基地局BS−3との間の通信を行うことができる。
制御部22は、サーチ開始後所定時間T1が経過するまで上記のサーチの成否を判断し(ステップS3の“NO”及びステップS4の“NO”)、上記のサーチが成功しない間に所定時間T1が経過したときは(ステップS4の“YES”)GPS受信機24に測位を行わせる(ステップS5)。制御部22は測位開始後所定時間(T2とする。)が経過するまで当該測位の成否を判断し(ステップS6の“NO”及びステップS7の“NO”)、所定時間T2の経過前に測位に成功したときは(ステップS6の“YES”)ステップS8に進む。
次に制御部22は、GPS受信機24から得た移動通信端末1の位置(緯度経度)の情報を、メモリ23のA領域23aに保持されたテーブルの最も細分化された地域名に対してマッピングし、対応する移動通信サービスの種類及び周波数のデータを読み出すことができる(ステップS8)。
当該地域名に対してランク1以上(図2の例で圏内の可能性あり。)のデータが読み出されれば(ステップS9の“YES”)、制御部22はA領域23aから読み出した移動通信サービスの種類及び周波数のデータを指定して、サーチ部21にサーチを行わせる(ステップS10)。その結果、サーチ開始後所定時間T1内にサーチに成功すれば(ステップS11の“YES”)、この処理を終了し(END)、それ以降は指定した種類の移動通信サービス及び周波数による通信を行うことができる。
例えば図3の例で、移動通信端末1はS地点に到達してから電源がしゃ断され、その後T地点ではなくV地点へ移動してから電源が再投入されたと仮定する。電源が再投入されたとき、制御部22はまずメモリ23のB領域23bに保持されている基地局BS−3との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数のデータを指定してサーチ部21にサーチを行わせるが、このサーチは図3に示すようにV地点が基地局BS−3の電波到達範囲外にあることから成功しない。
そこで制御部22はGPS受信機24に測位を行わせて得たV地点の緯度経度の情報を用い、V地点に対応する移動通信サービスの種類及び周波数のデータをメモリ23のA領域23aから読み出す。図3から明らかなように、当該移動通信サービスの種類及び周波数は基地局BS−4との間の通信に係るものである。制御部22がA領域23aから読み出した移動通信サービスの種類及び周波数のデータを指定してサーチ部21にサーチを行わせると、基地局BS−4のサービス停止等の異常がない通常の場合ただちにサーチに成功して、基地局BS−4との間の通信を行うことができる。
制御部22は、サーチ開始後所定時間T1が経過するまで上記のサーチの成否を判断し(ステップS11の“NO”及びステップS12の“NO”)、上記のサーチが成功しない間に所定時間T1が経過したときは(ステップS12の“YES”)メモリ23のA領域に保持されている全ての移動通信サービスの種類及び周波数について、予め定められた優先順位に従ってサーチ部21にサーチを行わせる(全範囲サーチ、ステップS13)。
制御部22は、測位開始後所定時間T2内に測位が成功しないとき(ステップS7の“YES”)、又はメモリ23のA領域23aから測位の結果に対応する地域についてランク1以上のデータが読み出されないとき(ステップS9の“NO”)も、サーチ部21に全範囲サーチを行わせる。
移動通信端末1が移動通信サービスの圏外状態に移行した場合にも、図4に示したフローチャートに従って処理が行われる。例えば図3の例で、移動通信端末1がT地点を通過後に移動通信サービスの圏外状態に移行したと仮定する。移動通信端末1が基地局BS−3に対して圏外にとどまっている間は、ステップS2で基地局BS−3との間の通信に係る移動通信サービスの種類及び周波数を指定してサーチを行っても成功しないので、ステップS5で測位を行う。その結果、いずれかの基地局の圏内にあることが検出されればステップS10でサーチを行って成功することが可能である。
本発明の実施例1によれば、移動通信端末の電源しゃ断後の再投入又は圏外状態への移行の後、可能性の高い順に移動通信サービスの種類と周波数を選んでサーチを行うことにより、サーチに要する時間を短縮することができる。
以下、図5を参照して、本発明の実施例2を説明する。本発明の実施例2に係る移動通信端末の構成は実施例1に係る移動通信端末1の構成に同じとし、各構成について実施例1と同じ符号を付して表すものとするが、処理のフローのうち実施例1と異なる点を中心として以下に説明する。図5は、実施例2に係る移動通信端末1の電源がしゃ断された後、再投入されてからの(又は移動通信サービスの圏外状態に移行してからの)処理を説明するフローチャートである。
処理の開始後のステップS21及びステップS22は、図4のステップS1及びステップS2とそれぞれ同じであるから、説明を省略する。制御部22は、ステップS22でサーチ部21にサーチさせるのと並行して、GPS受信機24に測位を行わせる(ステップS23)。なお、フローチャートはステップS23、S21、S22の順に表現してもよい。
その後、制御部22はサーチ開始後所定時間T1内にサーチが成功するか否かを判定し(ステップS24、S25)、かつ、測位開始後所定時間T2内に測位が成功するか否かを判定する(ステップS26、S27)。
サーチ開始後所定時間T1内にサーチに成功すれば(ステップS24の“YES”)、この処理を終了し(END)、それ以降は指定した種類の移動通信サービス及び周波数による通信を行うことができる。サーチ開始後所定時間T1内にサーチに成功しなかったが測位開始後所定時間T2内に測位に成功したときは(ステップS25の“YES”、ステップS26の“YES”)ステップS28に進む。
その次のステップS28ないしステップS33は、図4のステップS8ないしステップS13とそれぞれ同じであるから、説明を省略する。なお制御部22は、測位開始後所定時間T2内に測位が成功しないとき(ステップS27の“YES”)、サーチ部21に全範囲サーチを行わせる(ステップS33)。
実施例1の場合に所定時間T1だけ待ってから(図4のステップS4)測位を行うのに対して、実施例2の場合は図5のステップS22のサーチと並行して測位を行うから、さらに処理速度を高めることができる。
本発明の実施例2によれば、処理開始後のサーチ及び測位を並行させることにより処理速度を高めることができるという、付加的な効果が得られる。
以下、図6及び図7を参照して、本発明の実施例3を説明する。図6は、本発明の実施例3に係る移動通信端末3のブロック図である。図6において符号10から22まで及び24を付して表した各構成は、図1において同一の符号を付して表した各構成とそれぞれ同じであるから、個別の説明を省略する。
移動通信端末3はメモリ27を備えており、メモリ27には不揮発性のメモリ素子からなるA領域27a、B領域27b及びC領域27cが設けられている。A領域27a及びB領域27bは、実施例1のA領域23a及びB領域23bとそれぞれ同様のデータを保持、更新することができる。メモリ27のC領域27cは、GPS受信機24が測定した位置のデータを保持することができる。
図6は、実施例3に係る移動通信端末1の電源がしゃ断された後、再投入されてからの(又は移動通信サービスの圏外状態に移行してからの)処理を説明するフローチャートである。処理が開始されると(START)、制御部22はGPS受信機24に測位を行わせる(ステップS41)。制御部22は測位開始後所定時間T2が経過するまで当該測位の成否を判断し(ステップS42の“NO”及びステップS43の“NO”)、所定時間T2の経過前に測位に成功したときは(ステップS42の“YES”)ステップS44に進む。
次に制御部22は、GPS受信機24から得た移動通信端末3の位置(緯度経度)の情報を、メモリ27のC領域27cから読み出した電源しゃ断又は圏外状態への移行の前の位置の情報と比較する。これらの位置の差が所定値以下であれば(ステップS44の“YES”)、制御部22は電源のしゃ断前又は圏外状態への移行の前からメモリ27のB領域27bに保持されている移動通信サービスの種類及び周波数のデータを読み出す(ステップS45)。なお、ステップS43において測位開始後所定時間T2内に測位が成功しないときも(ステップS43の“YES”)、同じくステップS45に進む。
制御部22は、B領域27bから読み出した移動通信サービスの種類及び周波数のデータを指定して、サーチ部21にサーチを行わせる(ステップS48)。制御部22は、サーチ開始後所定時間T1が経過するまで上記のサーチの成否を判断し(ステップS49の“NO”及びステップS50の“NO”)、サーチ開始後所定時間T1内にサーチに成功すれば(ステップS49の“YES”)この処理を終了し(END)、それ以降は指定した種類の移動通信サービス及び周波数による通信を行うことができる。他方、上記のサーチが成功しない間に所定時間T1が経過したときは(ステップS50の“NO”)、サーチ部21に全範囲サーチを行わせる。
ステップS44において上記の位置の差が所定値を超えるならば(ステップS44の“NO”)、制御部22はGPS受信機24から得た移動通信端末3の位置の情報をメモリ27のA領域27aに保持されたテーブルの最も細分化された地域名に対してマッピングし、対応する移動通信サービスの種類及び周波数のデータを読み出す(ステップS46)。
当該地域名に対してランク1以上(図2の例で圏内の可能性あり。)のデータが読み出されれば(ステップS47の“YES”)、制御部22はA領域27aから読み出した移動通信サービスの種類及び周波数のデータを指定して、サーチ部21にサーチを行わせる(ステップS48)。その後の処理については、既に説明した通りである。他方、メモリ27のA領域27aから測位の結果に対応する地域についてランク1以上のデータが読み出されないとき(ステップS47の“NO”)、制御部22はサーチ部21に全範囲サーチを行わせる。
例えば図3の例で、移動通信端末1がS地点に到達してから電源がしゃ断され、そのままS地点にとどまって電源が再投入された場合には、ステップS44において位置の差が原理上ゼロであるからステップS45に進み、移動通信サービスの種類及び周波数について電源しゃ断前と同じ条件でサーチを行う。他方、移動通信端末1がT地点ではなくV地点へ移動してから電源が再投入された場合には、ステップS44において位置の差が所定値を超えるものと思料されるからステップS46へ進み、新たにV地点に係る条件でサーチを行う。
本発明の実施例3によれば、移動通信端末の電源しゃ断後の再投入又は圏外状態への移行の後初めに測位を行って移動の大小を判断することにより、適応的にサーチの条件を決定することができるという付加的な効果が得られる。
以上の実施例1ないし実施例3の説明において、移動通信端末の構成、メモリの構成、サーチ用テーブルの形式、処理のフロー等は例示であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまな変形が可能である。移動通信端末の測位手段はGPS受信機に限定されず、例えば地上波デジタルテレビジョン放送の送信局識別、移動通信サービスにおける係属基地局の識別、慣性航法をはじめ、さまざまな手段が考えられる。
本発明の実施例1に係る移動通信端末のブロック図。 実施例1に係る移動通信端末のメモリの1領域に保持されるサーチ用テーブルを例示する図。 実施例1に係る移動通信端末の移動経路の一例を平面的に表す図。 実施例1に係る移動通信端末の処理のフローチャート。 本発明の実施例2に係る移動通信端末の処理のフローチャート。 本発明の実施例3に係る移動通信端末のブロック図。 実施例3に係る移動通信端末の処理のフローチャート。
符号の説明
1、3 移動通信端末
10 共通バス
11 アンテナ
12 送受信部
13 操作部
14 表示部
15 音声インターフェース部
16 スピーカー
17 マイクロホン
21 サーチ部
22 制御部
23、27 メモリ
23a、27a A領域
23b、27b B領域
24 GPS受信機
24a GPS用アンテナ
27c C領域

Claims (5)

  1. 自位置を測定する測位手段と、
    利用可能な移動通信サービスの種類及び周波数をサーチすることができるサーチ手段と、
    位置ごとに利用可能な移動通信サービスの種類及び周波数のデータを保持することができる第1のデータ保持手段と、
    利用中の移動通信サービスの種類及び周波数のデータを更新しながら保持することができる第2のデータ保持手段と、
    前記測位手段、前記サーチ手段、前記第1のデータ保持手段及び前記第2のデータ保持手段に接続され、かつ、電源を投入した後又は通信待ち受け中に移動通信サービスの圏外状態への移行が発生した後、前記測位手段から得た位置のデータに対応して前記第1のデータ保持手段から読み出した移動通信サービスの種類及び周波数のデータと前記第2のデータ保持手段から読み出した直近の移動通信サービスの種類及び周波数のデータに基づいて、利用可能な移動通信サービスの種類及び周波数を前記サーチ手段にサーチさせるように制御することができる制御手段とを
    備えたことを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記制御手段は、電源を投入した後又は通信待ち受け中に移動通信サービスの圏外状態への移行が発生した後、前記第2のデータ保持手段から読み出した直近の移動通信サービスの種類及び周波数のデータに基づいて前記サーチ手段にサーチさせ、所定の時間内に利用可能な移動通信サービスの種類及び周波数を発見しない場合に前記測位手段に測位させて得た位置のデータに対応して前記第1のデータ保持手段から読み出した移動通信サービスの種類及び周波数のデータに基づいて前記サーチ手段にサーチさせるように制御することができることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記制御手段は、電源を投入した後又は通信待ち受け中に移動通信サービスの圏外状態への移行が発生した後、前記第2のデータ保持手段から読み出した直近の移動通信サービスの種類及び周波数のデータに基づいて前記サーチ手段にサーチさせるのと並行して、前記測位手段に測位させるように制御することができることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動通信端末。
  4. 前記測位手段が測定した位置のデータを保持することができる第3のデータ保持手段をさらに備え、
    前記制御手段は、電源を投入した後又は通信待ち受け中に移動通信サービスの圏外状態への移行が発生した後、前記第3のデータ保持手段から読み出した電源しゃ断又は圏外状態への移行が発生する前の位置のデータと前記測位手段に測位させて得た位置のデータを比較し、前記位置のデータの差が所定値以下ならば前記第2のデータ保持手段から読み出した直近の移動通信サービスの種類及び周波数のデータに基づいて前記サーチ手段にサーチさせ、前記位置のデータの差が所定値を超えるならば前記測位手段に測位させて得た位置のデータに対応して前記第1のデータ保持手段から読み出した移動通信サービスの種類及び周波数のデータに基づいて前記サーチ手段にサーチさせるように制御することができることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  5. 前記制御手段は、電源を投入した後又は通信待ち受け中に移動通信サービスの圏外状態への移行が発生した後前記測位手段に測位させ、所定の時間内に測位が終了しない場合に前記第2のデータ保持手段から読み出した直近の移動通信サービスの種類及び周波数のデータに基づいて前記サーチ手段にサーチさせるように制御することができることを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の移動通信端末。
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