JP2009139794A - 液晶表示装置 - Google Patents

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関口  金孝
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Abstract

【課題】レーザーのパワーの揺らぎやマザー基板の反りなどがあっても、対向配置されたマザー基板のうちの所望のマザー基板のみを確実に分断することが可能な構造を有する基板を用いた表示装置を提供する。
【解決手段】少なくともマザー基板の一方がサファイア基板である2枚のマザー基板に複数の液晶表示素子領域を形成して貼付し、サファイア基板の分割ラインに沿ってレーザー光線を走査照射してアブレーションにより溝を形成し、個々の液晶表示素子に分割する液晶表示装置であって、前記サファイア基板のレーザー光線の入射面の反対面にレーザー光線吸収膜を形成し、前記サファイア基板に対向するマザー基板の前記レーザー光線吸収膜に対向する面にレーザー光線反射膜を形成した液晶表示装置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示部を形成する基板をレーザー光線によって分断する液晶表示装置に関するものである。
例えば液晶表示装置等の平面型表示装置を製造する場合には、電極やスイッチング素子を設けた2枚の基板を互いに対向配置することにより、多数の画素が形成された1枚の大きなマザー基板を作成する。このマザー基板を複数に分割することにより、個々の液晶表示パネルを作成する。
マザー基板を個々の表示パネルに分断する方法として、スクライブ・ブレーク法が知られている。これは、ダイヤモンドホイールや針等の切削手段によって基板に傷を付けた後に衝撃を加えることによって、傷の軌跡に沿って基板を分断する方法である。しかしながら、スクライブ・ブレーク法は、直接的に力学的な力を加えることによって基板を分断する方法であるため、基板からの粉塵の発生やこの粉塵の基板内への侵入等の種々の不利益が存在した。
スクライブ・ブレーク法の不利益を克服する非接触の分断方法として、レーザー分断方法が知られている。レーザー分断方法は、例えば炭酸ガスレーザー等のレーザー光線を基板に照射し、レーザー光線による熱応力に起因して発生したマイクロクラックを成長させることによって、所定の分断線に沿って基板を分断する方法である(例えば、特許文献1参照)。
ところで、液晶表示装置の製造においては、個々の表示パネルを例えば駆動用IC(Integrated Circuit)等の部品と接続するための接続電極を露出させる場合のように、一方の基板の不用部分のみを分断する場合や上下の基板をオフセットして分断する必要性が生じる場合がある。このとき、レーザー分断に用いるレーザー光線の出力が少しでも強過ぎると、分断すべきでない非分断基板にも熱応力による損傷が発生する可能性が生じる。逆に、レーザー光線の出力が弱いと、分断すべき被分断基板を分断することができない。
所望の基板のみが分断されるようにレーザー光線の出力を調節することは手間がかかる。また、一度出力を調節しても、その出力の微少な変動によって、被分断基板が分断されないことや、非分断基板が損傷する等の不確実性の発生可能性がある。このように、レーザー分断法においては、対向する基板のうちの一方のみを分断することは困難であった。
その解決策として、互いに対向して配置されており、画像表示のための表示画素を形成する第1および第2の基板と、当該第2の基板の、前記第1の基板との対向面側に形成された電極と、前記第1の基板をレーザー光線によって分断した場合に、前記電極への前記レーザー光線の進入を抑制する抑制膜とを有する液晶表示装置が開発されている。(例えば特許文献2参照)
特許文献2では、2枚のガラス基板の間に封入した液晶によって画像表示のための表示領域を規定する液晶表示装置を対象として述べている。
図2(a)〜(f)は、従来技術(特許文献2)による液晶表示装置の製造方法の一例を示す断面図である。液晶表示装置を製造する場合には、まず、図2(a)に示すように、背面基板20上に、背面側電極30と、図示しないスイッチング素子を形成する。背面基板20としては、例えば、ホウ珪酸アルミナガラスや石英ガラス等のガラス基板を用いる。スイッチング素子としては、例えばTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を用いる。
背面側電極30には、液晶を画素ごとに駆動するための画素電極や、TFTに連結され、画素を選択するための走査電極および信号電極が含まれる。また、これらの電極から延長して配線され、駆動用基板等の、背面基板20の外部の部品に接続するための接続電極等の電極も含まれる。例えば、公知の手法によりTFTを形成した後に、ITO(Indium Tin Oxide)電極をフォトリソグラフィの手法を用いてパターニングすることにより、画素電極を形成する。同様に、走査電極、信号電極、接続電極も、Al、Ag、Cu等の導電性材料を用いて、フォトリソグラフィによって所定のパターンに形成する。背面側電極30の層は、背面基板20を含む表示パネルを個々の単個パネルに分断した場合に、単個パネルがそれぞれ表示部として機能するようにパターニング形成する。
背面側電極30の層の形成後、図2(b)に示すように、絶縁膜50を所定の領域に形成する。絶縁膜50としては、例えばSiOを用いる。
さらに、図2(c)に示すように、絶縁膜50の表面側に抑制膜60を形成する。抑制膜60は、レーザー光線によって前面基板10を分断する場合に、背面側電極30および背面基板20へのレーザー光線の進入を抑制するためのものである。したがって、抑制膜60は、少なくとも、レーザー光線によって背面基板20を分断させたくない領域に形成する。
抑制膜60の材料の種類は特に問わないが、例えばAl、Cr、Ni、Ag、Mo等の、レーザー光線を反射する金属材料を用いることができる。また、抑制膜60の膜厚は、レーザー光線の反射率に応じて適宜変更される。膜厚を大きくすると反射率は高くなり、小さくすると反射率は低下する。抑制膜60を形成するためには、例えば蒸着法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法等の方法を用いることができるが、パターン形成性の良さの点では、CVD法を用いることが好ましい。抑制膜60を形成したのちに、所定の形状にパターニングする場合には、フォトリソグラフィや研磨を行なえばよい。以下では、抑制膜60が金属膜である場合を説明する。
絶縁膜50は、抑制膜60が金属製であった場合に、抑制膜60が背面側電極30に接触して、背面側電極30のショート等の不都合が生じないようにするためのものである。したがって、絶縁膜50は、少なくとも、抑制膜60が背面側電極30に接触しないように形成される。
抑制膜60は、背面側電極30の表面側の最表面に位置する必要はないが、背面側電極30よりは表側に位置していることは必要である。背面基板20には、図示はしないが、ポリイミド製の配向膜や、保護膜等の他の膜も形成される。これらの膜が絶縁性である場合には、これらを絶縁膜50の代わりに用いることも可能である。
抑制膜60までが形成された背面基板20を、以後、背面パネル200と呼ぶことにする。背面パネル200の完成後には、図2(d)に示すように、複数の画素が形成されている表示領域62の周辺部に、シール材70を塗布する。シール材70としては、熱硬化樹脂や紫外線硬化樹脂等の樹脂が用いられる。これらの樹脂を、例えばスクリーン印刷方式やディスペンサー方式によって背面パネル200に塗布する。
シール材70が塗布された背面パネル200に対して、図2(e)に示すように、前面基板10上に前面側電極(共通電極)40を形成した前面パネル100を対向配置し、前面パネル100と背面パネル200とを組立てる。
前面基板10には、背面基板20と同様に、例えばホウ珪酸アルミナガラスや石英ガラス等のガラス基板が用いられる。共通電極40は、ITO電極を用いて形成する。共通電極40は、前面パネル100と背面パネル200を組立てたときに、表示領域62に対向する部分においては全面に均一に存在するように形成する。図2(e)に示すように、表示領域62ごとに共通電極40を分けて形成する場合には、フォトリソグラフィによってパターニングする。前面基板10には、共通電極40の他に、図示はしないが、例えばカラーフィルターや配向膜も設けられる。
シール材70によって前面パネル100と背面パネル200を貼り合わせることによって形成される表示領域62の空間に液晶400を封入することによって、図2(f)に示すように、マザー基板300が形成される。
以上のようにして製造されたマザー基板300の平面図を図3に示す。図3は前面基板10側から見た平面図を示しており、図3中の断面A−Aから見た断面図が、図2(f)に相当する。このようなマザー基板300を、レーザー光線を照射することによって、複数の単個パネル500に分断する。
レーザー光線としては、例えば炭酸ガスレーザー(波長10.6μm)を用いることができる。YAG(Yttrium−Aluminum−Garnet)レーザー(波長1.06μm)等の他のレーザーを用いることも可能である。
図3に示すように、マザー基板300には、シール材70によって囲まれた複数の表示領域62が形成されている。また、各表示領域62からは背面側電極30が延長しており、これらの背面側電極30は、駆動用基板等の他の部品に接続するために、単個パネル500の一部の領域において、前面基板10に覆われずに露出している必要がある。図3においては、上記のような、背面側電極30のうちの露出させるべき領域を、前面基板10を透過して示している。
図3に示すように、1組の表示領域62と露出すべき背面側電極30を有する単個パネル500ごとにマザー基板300を分断するようなパネル分断ラインLAに沿ってレーザー光線を照射することによって、1枚のマザー基板300から複数の単個パネル500が得られる。マザー基板300を単個パネル500に分断する場合には、レーザー光線は、前面基板10と背面基板20のどちら側から照射してもよい。
抑制膜60は、少なくとも、図3における分断ラインLEに沿って形成されている。
図3中の縦方向のパネル分断ラインLAに沿ってレーザー光線を照射する場合に、抑制膜60上においてはレーザー光線が反射されるため、マザー基板300を分断しづらくなる可能性がある。しかしながら、このような状態は、マザー基板300を単個パネル500に分断する場合には、抑制膜60が存在しても容易にマザー基板300を分断可能な出力のレーザー光線を用いることによって回避することができる。もしくは、パネル分断ラインLAに沿う領域においては抑制膜60を形成しないことによっても回避可能である。
なお、マザー基板300の大きさは、大きいものでは一例として1m×1m程度である。そこから、数cm×数cm〜数十cm×数十cmの大きさの単個パネル500を入手することができる。また、図3においては、1枚のマザー基板300を9個の単個パネル500に分断した場合が示されているが、分断により得る単個パネル500の平面形状や個数などの事項は、適宜変更可能であることは言うまでもない。
図4(a)は、以上のようにマザー基板300をレーザー分断することによって得られる1個の単個パネル500を示す平面図である。また、図4(b)は、図4(a)の断面B−Bから見た断面図である。単個パネル500はマザー基板300の一部であり、マザー基板300の構造については既に述べている。したがって、同一構成要素については同一符号を付し、単個パネル500の詳細な構造については省略する。前述のように背面側電極30の一部である接続電極30aは、外部部品との接続のために露出している必要がある。したがって、前面基板10のうち、接続電極30aを覆う不用部10aは、分断除去する必要がある。
不用部10aを除去する場合には、前面基板10側から背面基板20側に向けて、不用部分断ラインLEに沿ってレーザー光線Ltを照射する。このとき背面パネル200に対してレーザー光線Ltが入射する領域には、抑制膜60が形成されている。したがって、背面パネル200に入射したレーザー光線Ltは、抑制膜60によって反射される。
抑制膜60のレーザー光線反射率を、前面基板10を分断する出力のレーザー光線Ltに起因する熱応力によって背面パネル200に損傷が発生しない反射率にしておけば、背面パネル200を損傷させることなく、不用部10aのみを切断して除去することができる。なお、ガラス製の背面基板20は、熱応力によるマイクロクラックが少しでも存在すると、わずかな外力によってもこのマイクロクラックに沿って分断される。また、レーザー光線Ltに起因する熱によって、接続電極30aの各電極が焼き切れることや、溶融して一体化したことによるショートが発生する場合にも、単個パネル500による画像表示は不可能になる。したがって、背面パネル200の損傷とは、背面基板20にマイクロクラックが発生した場合か、接続電極30aに熱による不良が生じた場合を意味するものとする。実質的には、背面基板20にマイクロクラックが発生する条件においては接続電極30aに必ず不良が発生するため、レーザー光線Ltによって接続電極30aに不良が発生した場合が、背面パネル200の損傷になる
特開2001−179473号公報 特開2004−94173号公報
前述の反射膜を形成することにより、背面基板への影響を低減できたが、反射膜の状態によりレーザー光線を反射しきれずガラス基板を損傷することがある。特に切断対象の基板がサファイアのように硬質結晶体で、ブレークするときに切断予定ラインを逸脱しやすい材料の場合は、レーザー光線でできるだけ深く切断しておきたいが、レーザー光線のパワーの揺らぎやマザー基板の反りなどの影響で、レーザー光線の焦点位置やパワーとマザー基板の切断位置がずれるため、レーザー光線が反射膜を突き抜けて背面基板に照射されやすくなる。
本発明においては、レーザー光線のパワーの揺らぎやマザー基板の反りなどがあっても、対向配置されたマザー基板のうちの所望のマザー基板のみを確実に分断することが可能な構造を有する基板を用いた液晶表示装置を提供することを目的とする。
少なくともマザー基板の一方がサファイア基板である2枚のマザー基板に複数の液晶表示素子領域を形成して貼付し、サファイア基板の分割ラインに沿ってレーザー光線を走査照射してアブレーションにより溝を形成し、個々の液晶表示素子に分割する液晶表示装置であって、前記サファイア基板のレーザー光線の入射面の反対面にレーザー光線吸収膜を形成し、前記サファイア基板に対向するマザー基板の前記レーザー光線吸収膜に対向する面にレーザー光線反射膜を形成した液晶表示装置とする。
サファイア基板にレーザー光線吸収膜を形成し、さらに対向するマザー基板にレーザー光線反射膜を形成することで、諸条件のバラツキによりサファイア基板のレーザー光線吸収膜をレーザー光線が突き抜けても、反射膜でレーザー光線が対向するマザー基板に入射するのを抑制でき、多少の諸条件のばらつきを吸収することができる。
少なくともマザー基板の一方がサファイア基板である2枚のマザー基板に複数の液晶表示素子領域を形成して貼付し、サファイア基板の分割ラインに沿ってレーザー光線を走査照射してアブレーションにより溝を形成し、個々の液晶表示素子に分割する液晶表示装置であって、前記サファイア基板のレーザー光線の入射面の反対面にレーザー光線吸収膜を形成し、前記サファイア基板に対向するマザー基板の前記レーザー光線吸収膜に対向する面にレーザー光線反射膜を形成した液晶表示装置とする。
図1は本発明による液晶表示装置を説明するための図で、(a)はマザー基板の断面図、(b)が上面図、(c)は分断後の単個パネル、(d)はその断面図である。本実施例ではSOS(Silicon On Sapphire)基板1とサファイア基板2を使用している。
図1において、1はSOS基板であり、シリコン膜にはトランジスタ他の電子部品や回路パターン、その上には画素電極、配向膜等(不図示)が形成されている。2はサファイア基板であり、内側表面には透明共通電極(例えばITO膜)、配向膜、必要であればカラーフィルタ等(不図示)が形成されている。接続電極30a、表示領域62、シール材70は従来技術と同じである。図中の矢印Ltnはレーザー光線であり、矢印の方向は基板への入射方向を示している。LXは2枚の基板1、2の切断ラインが同じ切断ラインであり、LYはレーザー光線Ltnが入射する側の基板のみ切断する切断ラインを示している。図1(c)、(d)に示すように単個パネルの上下側面は同じ切断ラインであり、左右側面はオフセットして切断される。
3はレーザー光線吸収膜であり、4はレーザー光線反射膜である。レーザー光線Lt1、Lt2、Lt3、Lt4の入射側基板の内側面にはそれぞれレーザー光線吸収膜3が形成され、入射側基板に対向する基板にはレーザー光線反射膜4が形成されている。本発明ではレーザー光線によるアブレーションにより溝を形成し、複数回照射によりサファイア基板を切断する。レーザー光線吸収膜3及びレーザー光線反射膜4は使用するレーザー光線に適合する材質を選択する。
例えば、吸収膜としては、シリコン膜、カーボン(C)微粉末、色顔料あるいは、染料を含む樹脂材料あるいは、高分子材料あるいは、感光性材料、シリコン分子(Si)を化学量論値より多く含む炭化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化度の低い酸化インジウムスズ(ITO)膜、SOS基板と前面基板とを貼り合わせるためのシール材にカーボン微粉末あるいは、顔料等を含む材料等から適宜選出し、反射膜としては、アルミニウム膜、アルミニウム合金、高融点金属膜、クロム膜、誘電体多層膜等から適宜選出する。
前記吸収膜の形成方法は、成膜とエッチング法により形成する方法、感光性材料を用いて露光と現像によるフォトリソ法、インクジェット法、スクリーン印刷法、凸版印刷法等の印刷法により形成する。
例えば、波長が1064nmの(Nd:YVO4)YAGレーザーを使用する場合、吸収膜として顔料、染料を含む樹脂材料、シリコン膜、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂にカーボン微粉末を混入した物等が使用でき、反射膜としては半導体形成工程で使用するアルミニウム膜、あるいは、アルミニウム合金膜、高融点金属膜(W、Mo等)が使用できる。膜厚をレーザー光線の吸収率や反射率の応じて適宜決定するのは従来技術と同様である。また、吸収膜として、見切りに利用する膜やカラーフィルターのブラックマトリクスをレーザー切断ラインまで拡張して利用できるようにすると吸収膜形成を省略することができる。さらに、シール材にカーボン微粉末、顔料等の光吸収部材を混合させることで、吸収膜を簡単に設けることができる。
レーザーとしては、連続発振(CW)レーザーを利用する。単位面積のレーザーエネルギーを高めるために、集光レンズを用いる。レーザー出力は、5から25Wで、レーザーを固定し、基板を移動させる方式を採用し、基板の移動速度は、30から60mm/秒で良好な結果である。さらに切断性を改善するには、CWレーザーを使用する前に、Qスイッチレーザーを使用する。Qスイッチレーザーを使用することでCWレーザーの基板への透過吸収を促進して基板の切断性を改善できる。半導体レーザーが制御性の面で良いが、ガスレーザーでも可能である。
本発明による液晶表示装置を説明するための図 従来技術による液晶表示装置の製造方法の一例を示す断面図 マザー基板300の平面図 単個パネルの平面図(a)と図4(a)のB−B断面図
符号の説明
1 SOS基板
2 サファイア基板
3 レーザー光線吸収膜
4 レーザー光線反射膜
10 前面基板
10a 不用部
20 背面基板
30 背面側電極
30a 接続電極
40 前面側電極
50 絶縁膜
60 抑制膜
62 表示領域
70 シール材
100 前面パネル
200 背面パネル
300 マザー基板
400 液晶
500 単個パネル
LA パネル分断ライン
LE 不用部分断ライン
Lt レーザー光線
LX 両基板分断ライン
LY 一方基板分断ライン

Claims (1)

  1. 少なくともマザー基板の一方がサファイア基板である2枚のマザー基板に複数の液晶表示素子領域を形成し、サファイア基板の分割ラインに沿ってレーザー光線を走査照射してアブレーションにより溝を形成し、個々の液晶表示素子に分割する液晶表示装置であって、前記サファイア基板のレーザー光線の入射面の反対面にレーザー光線吸収膜を形成し、前記サファイア基板に対向するマザー基板の前記レーザー光線吸収膜に対向する面にレーザー光線反射膜を形成したことを特徴とする液晶表示装置。
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