JP2009136137A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来と比べて回路の効率を効果的に向上させることが可能なスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】トランス4の2次側巻線42A,42Bを、2枚の板金43、44により構成する。また、これら2枚の板金43,44間に、整流回路5内の整流ダイオード51,52を接続する。2次側巻線と配線部分との間に整流素子が接続されている従来と比べ、整流素子および2次側巻線間配線のもつインダクタンスが小さくなり、整流素子に対するサージ電圧が効果的に抑制される。なお、整流ダイオード51,52を構成する複数のダイオードチップ50はそれぞれ、板金43,44の巻回方向に沿って互いに等間隔に配置されているのが好ましい。
【選択図】図4

Description

本発明は、直流入力電圧をスイッチングして得られるスイッチング出力を電力変換トランスの出力巻線に取り出すように構成されたスイッチング電源装置に関する。
従来より、スイッチング電源装置として種々のDC−DCコンバータが提案され、実用に供されている。その多くは、電力変換トランス(変圧素子)の1次側巻線に接続されたスイッチング回路のスイッチング動作により直流入力電圧をスイッチングし、スイッチング出力を電力変換トランスの2次側巻線に取り出す方式である。スイッチング回路のスイッチング動作に伴い、2次側巻線に現れる電圧は、整流回路によって整流された後、平滑回路によって直流に変換されて出力される。

この種のスイッチング電源装置では、整流回路内の整流素子およびトランスの巻線間配線のもつインダクタンスにより、整流素子に対して過大なサージ電圧が生じてしまう場合があった。このような過大なサージ電圧が発生すると、整流素子における発熱量が大きくなり、また電力損失も大きくなるために回路の効率が低下してしまうことになる。
そこで、例えば特許文献1には、整流ダイオードを、2次側コイルを構成する平角導体線と一対に固定することにより、この整流ダイオードでの発熱量や電力損失などを抑えるようにしたスイッチング電源装置が提案されている。
特開2002−165453号公報
しかしながら、上記特許文献1では、整流ダイオードが、2次側コイルと配線部分(ブスバー)との間に接続されているため、整流ダイオードおよびトランスの2次側巻線間配線のもつインダクタンスが十分には小さくならず、サージ電圧を効果的に抑制するのが困難であった。よって、回路の効率を効果的に向上させるのも困難であった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、従来と比べて回路の効率を効果的に向上させることが可能なスイッチング電源装置を提供することにある。
本発明の第1のスイッチング電源装置は、入力端子対および出力端子対を備え、この入力端子対から入力される直流入力電圧を電圧変換して出力端子対から直流出力電圧を出力するものであって、入力端子対側に配置された第1の巻線と出力端子対側に配置された第2の巻線とを有するトランスと、第1の巻線側に配置され、直流入力電圧に対するスイッチング動作を行うインバータ回路と、第2の巻線側に配置され、インバータ回路のスイッチング動作に応じて第2の巻線側に現れる交流電圧を整流し平滑化することにより直流出力電圧を生成する整流平滑回路とを備えたものである。また、上記第2の巻線は複数の導電板により構成され、上記整流平滑回路は、これら複数の導電板のうちの2つの導電板間に接続された整流素子を有している。
本発明の第1のスイッチング電源装置では、入力端子対から入力した直流入力電圧がインバータ回路においてスイッチングされることにより入力交流電圧が生成され、この入力交流電圧がトランスにより変圧され、その第2の巻線側に出力交流電圧が出力される。そしてこの出力交流電圧が、整流平滑回路によって整流されると共に平滑化されることにより、出力端子対から直流出力電圧が出力される。ここで、上記第2の巻線が複数の導電板により構成されると共に、これら複数の導電板のうちの2つの導電板間に整流平滑回路内の整流素子が接続されているため、2次側巻線と配線部分との間に整流素子が接続されている従来と比べ、整流素子および2次側巻線間配線のもつインダクタンスが小さくなり、整流素子に対するサージ電圧が効果的に抑制される。
本発明の第1のスイッチング電源装置では、上記2つの導電板間に複数の整流素子が接続されているようにしてもよい。また、この場合には、これら複数の整流素子が、2つの導電板の巻回方向に沿って互いに等間隔に配置されているようにするのが好ましい。このように構成した場合、整流素子および2次側巻線間配線のもつインダクタンスが蓄えるエネルギーが小さくなり、整流素子に対するサージ電圧が効果的に抑制される。また、各整流素子をより低い温度に保つことができる。
本発明の第1のスイッチング電源装置では、上記2つの導電板のうちの整流素子についての放熱経路側の導電板の面積が、他方側の導電板の面積よりも大きくなるようにするのが好ましい。このように構成した場合、整流素子から放熱経路側への放熱量がより大きくなるため、各整流素子をより低い温度に保つことができる。
本発明の第1のスイッチング電源装置では、上記第1の巻線が、上記2つの導電板の層間に配置されているようにするのが好ましい。このように構成した場合、第1の巻線を2つの導電板の層間以外に配置した場合と比べ、近接効果によって上記第1の巻線および上記2つの導電板での電力損失が減少し、回路の効率が向上する。
本発明の第1のスイッチング電源装置では、上記トランスが第1および第2の磁芯を有すると共に、上記第1の巻線および複数の導電板がそれぞれ、これら第1および第2の磁芯の延在方向に垂直な面内に巻回されているように構成することが可能である。
本発明の第1のスイッチング電源装置では、上記第2の巻線をトランスの2次側巻線とすることが可能である。
本発明の第1のスイッチング電源装置では、上記整流素子を、ダイオードまたは電界効果型トランジスタ(FET)とすることが可能である。
本発明の第2のスイッチング電源装置は、第1および第2の入出力端子対のうちの一方の入出力端子対から入力される直流入力電圧を電圧変換して、他方の入出力端子対から直流出力電圧を出力するものであって、第1の入出力端子対側に配置された第1の巻線と、第2の入出力端子対側に配置された第2の巻線とを有するトランスと、第1の巻線側に配置され、複数の第1のスイッチング素子と、これら複数の第1のスイッチング素子にそれぞれ並列接続された第1の整流素子とを含む第1の回路と、第2の巻線側に配置され、複数の第2のスイッチング素子と、これら複数の第2のスイッチング素子にそれぞれ並列接続された第2の整流素子とを含む第2の回路とを備えたものである。ここで、上記第2の巻線は複数の導電板により構成され、上記第2の回路において、上記第2の整流素子がこれら複数の導電板のうちの2つの導電板間に接続されている。
本発明の第2のスイッチング電源装置では、順方向動作時には、第1の入出力端子対から直流入力電圧が入力され、インバータ回路として機能する第1の回路内の第1のスイッチング素子によって、入力交流電圧が生成される。また、この入力交流電圧がトランスの第1の巻線側に入力すると変圧され、第2の巻線側から出力交流電圧が出力される。そしてこの出力交流電圧が、整流回路として機能する第2の回路内の第2の整流素子によって整流され、第2の入出力端子から直流出力電圧が出力される。一方、逆方向動作時には、第2の入出力端子対から直流入力電圧が入力され、インバータ回路として機能する第2の回路内の第2のスイッチング素子によって、入力交流電圧が生成される。また、この入力交流電圧がトランスの第2の巻線側に入力すると変圧され、第1の巻線側から出力交流電圧が出力される。そしてこの出力交流電圧が、整流回路として機能する第1の回路内の第1の整流素子によって整流され、第1の入出力端子から直流出力電圧が出力される。ここで、上記第2の巻線が複数の導電板により構成されると共に、これら複数の導電板のうちの2つの導電板間に第2の回路内の第2の整流素子が接続されているため、2次側巻線と配線部分との間に整流素子が接続されている従来と比べ、第2の整流素子および第2の巻線間配線のもつインダクタンスが小さくなり、第2の整流素子に対するサージ電圧が効果的に抑制される。
本発明の第1のスイッチング電源装置によれば、トランスの第2の巻線を複数の導電板により構成すると共に、これら複数の導電板のうちの2つの導電板間に整流平滑回路内の整流素子を接続するようにしたので、従来と比べて整流素子および2次側巻線間配線のもつインダクタンスが小さくなり、整流素子に対するサージ電圧を効果的に抑制することができる。よって、従来と比べて回路の効率を効果的に向上させることが可能となる。
また、本発明の第2のスイッチング電源装置によれば、トランスの第2の巻線を複数の導電板により構成すると共に、これら複数の導電板のうちの2つの導電板間に第2の回路内の第2の整流素子を接続するようにしたので、従来と比べて第2の整流素子および第2の巻線間配線のもつインダクタンスが小さくなり、第2の整流素子に対するサージ電圧を効果的に抑制することができる。よって、従来と比べて回路の効率を効果的に向上させることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に実施の形態という。)について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチング電源装置の回路構成を表すものである。このスイッチング電源装置は、高圧バッテリ10から供給される高圧の直流入力電圧Vinをより低い直流出力電圧Voutに変換し、図示しない低圧バッテリに供給して負荷Lを駆動するDC−DCコンバータとして機能するものである。
このスイッチング電源装置は、1次側高圧ラインL1Hと1次側低圧ラインL1Lとの間に設けられた入力平滑コンデンサ2と、1次側高圧ラインL1Hと1次側低圧ラインL1Lとの間に設けられたインバータ回路1と、1次側巻線41(41A,41B)および2次側巻線42A,42Bを有するトランス4とを備えている。1次側高圧ラインL1Hの入力端子T1と1次側低圧ラインL1Lの入力端子T2との間には、高圧バッテリ10から出力される直流入力電圧Vinが印加されるようになっている。このスイッチング電源装置1はまた、トランス4の2次側に設けられた整流回路5と、この整流回路5に接続された平滑回路6とを備えている。
入力平滑コンデンサ2は、入力端子T1,T2から入力された直流入力電圧Vinを平滑化するためのものである。
インバータ回路1は、4つのスイッチング素子11〜14から構成されたフルブリッジ型の回路構成となっている。具体的には、スイッチング素子11,12の一端同士が互いに接続されると共にスイッチング素子13,14の一端同士が互いに接続され、これらの一端同士は、トランス4の1次側巻線41A,41Bを介して互いに接続されている。また、スイッチング素子11,13の他端同士が互いに接続されると共にスイッチング素子12,14の他端同士が互いに接続され、これらの他端同士は、それぞれ入力端子T1,T2に接続されている。インバータ回路11はこのような構成により、図示しない駆動回路から供給される駆動信号に応じて、入力端子T1,T2間に印加される直流入力電圧Vinを入力交流電圧に変換するようになっている。
なお、これらスイッチング素子11〜14としては、例えば電界効果型トランジスタ(MOS−FET;Metal Oxide Semiconductor-Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolor Transistor)などのスイッチ素子が用いられる。
トランス4は、後述する上部U型コアUC1および下部U型コアDC1から構成される磁芯40と、一対の1次側巻線41A,41Bと、一対の2次側巻線42A,42Bとを有している。このうち、一対の1次側巻線41A,41Bは、互いに直列接続されている。また、一対の2次側巻線42A,42Bの一端同士はセンタタップP1で互いに接続され、このセンタタップP1からの配線が出力ラインLOに導かれている。このトランス4は、インバータ回路1によって生成された入力交流電圧を変圧し、一対の2次側巻線42A,42Bの各端部(センタタップP1とは反対側の端部)から、互いに180度位相が異なる出力交流電圧を出力するようになっている。なお、この場合の変圧の度合いは、1次側巻線41A,41Bと2次側巻線42A,42Bとの巻数比によって定まる。
整流回路5は、一対の整流ダイオード51,52からなる単相全波整流型のものである。整流ダイオード51のカソードはトランス4の2次側巻線42Aの他端に接続され、整流ダイオード51のカソードはトランス4の2次側巻線42Bの他端に接続されている。また、これら整流ダイオード51,52のアノード同士は互いに接続点P2において接続され、接地ラインLGに導かれている。つまり、この整流回路5はセンタタップ型のアノードコモン接続の構成となっており、トランス4からの出力交流電圧の各半波期間を、それぞれ整流ダイオード51,52によって個別に整流して直流電圧を得るようになっている。なお、この整流回路5および上記したトランス4の詳細構成については、後述する。
平滑回路6は、チョークコイル61と出力平滑コンデンサ62とを含んで構成されている。チョークコイル61は出力ラインLOに挿入配置されており、その一端はセンタタップP1に接続され、その他端は出力ラインLOの出力端子T3に接続されている。出力平滑コンデンサ62は、出力ラインLOと接地ラインLGとの間に接続されている。接地ラインLGの端部には、出力端子T4が設けられている。このような構成により平滑回路6では、整流回路5で整流された直流電圧を平滑化して直流出力電圧Voutを生成し、これを出力端子T3,T4から低圧バッテリ(図示せず)に給電するようになっている。
次に、図2〜図5を参照して、本発明の主な特徴的部分であるトランス4および整流回路5の詳細構成について説明する。ここで、図2は、トランス4および整流回路5の主要部の外観構成を平面図で表したものである。また、図3は、図2におけるII−II線に沿った矢視断面構成を表したものであり、図4は、図2に示したトランス4および整流回路5の主要部の外観構成を分解斜視図で表したものである。
図2および図4に示したように、トランス4は、互いに対向する上部U型コアUC1および下部U型コアDC1からなるU−Uコアであるコア材(磁芯40)の周囲に、1次側巻線41A,41B、および2次側巻線42A,42Bを構成する2枚の板金43,44が、それぞれ、以下説明する磁芯UC11,DC11,UC12,DC12の延在方向(垂直方向)に垂直な面内(水平面内)に巻回された構造となっている。上部U型コアUC1は、ベースコアUC1bと、このベースコアUC1bから延びた2本の脚部分である第1の磁芯UC11および第2磁芯UC12とから構成されている。また、下部U型コアDC1は、ベースコアDC1bと、このベースコアDC1bから延びた2本の脚部分である第1磁芯DC11および第2磁芯DC12とから構成されている。なお、上部U型コアUC1および下部U型コアDC1はそれぞれ、例えばフェライトなどの磁性材料により構成され、1次側巻線41A,41Bおよび板金43,44はそれぞれ、例えば銅やアルミニウムなどの導電性材料により構成される。
また、これら2枚の板金43,44間には、ボンディングワイヤ55および後述するハンダ56によって、整流ダイオード51を構成する複数のダイオードチップ50(整流ダイオード51−1〜51−11)、および整流ダイオード52を構成する複数のダイオードチップ50(整流ダイオード52−1〜52−11)が接続されている。これら整流ダイオード51−1〜51−11および整流ダイオード52−1〜52−11はそれぞれ、アノードが板金44側に接続されると共にカソードが板金43側に接続され、また、板金43,44の巻回方向に沿って互いに等間隔に配置されている。
また、図3および図4に示したように、1次側巻線41A,41Bはそれぞれ、2枚の板金43,44の層間に配置されている。そしてこれら2枚の板金43,44のうち、各ダイオードチップ50(整流ダイオード51,52)についての放熱経路側(板金44側)の板金44の面積が、他方側(板金43側)の板金43の面積よりも大きくなっている。また、板金44側には、例えば、インバータ回路1や平滑回路6、金属板(図示せず)等が設置された基板(図示せず)が配置されており、主たる放熱経路を構成している。これらにより、図3に示したように、各ダイオードチップ50から放熱経路側への熱流Q1(放熱量)がより大きくなるため、各ダイオードチップ50での許容損失量が大きく出来る。よって各整流素子をより低い温度に保つことが可能となる。これにより、熱による膨張収縮の繰り返しによるハンダ接続部のクラック等を防止し、電気伝導や熱伝導を損なうことを防止することができる。
なお、図2〜図4に示したトランス4および整流回路5の等価回路は、図5に示したようになる。すなわち、接地ラインLGと2次側巻線42Aの一端側の接続線LAとの間に、整流ダイオード51−1〜51−11がそれぞれ並列接続される(アノードが接地ラインLG側に接続され、カソードが接続線LA側に接続されている)と共に、2次側巻線42Bの一端側の接続線LBと出力ラインLOとの間に、整流ダイオード52−1〜52−11がそれぞれ並列接続されている(アノードが接続線LA側に接続され、カソードが出力ラインLO側に接続されている)。
ここで、入力端子T1,T2が本発明における「入力端子対」の一具体例に対応し、出力端子T3,T4が本発明における「出力端子対」の一具体例に対応する。また、1次側巻線41(41A,41B)が本発明における「第1の巻線」の一具体例に対応し、2次側巻線42A,42Bが本発明における「第2の巻線」の一具体例に対応する。また、整流回路5および平滑回路6が、本発明における「整流平滑回路」の一具体例に対応し、板金43,44が本発明における「複数の導電板」および「2つの導電板」の一具体例に対応し、整流ダイオード51,52およびダイオードチップ50が本発明における「整流素子」および「ダイオード」の一具体例に対応する。また、板金44が本発明における「放熱経路側の導電板」の一具体例に対応し、板金43が本発明における「他方側の導電板」の一具体例に対応する。また、第1磁芯UC11,DC11が本発明における「第1の磁芯」の一具体例に対応し、第2磁芯UC12,DC12が本発明における「第2の磁芯」の一具体例に対応する。
次に、図6〜図8を参照して、本実施の形態のスイッチング電源装置の作用について説明する。
最初に、図6および図7を参照して、本実施の形態のスイッチング電源装置の基本動作について説明する。
このスイッチング電源装置では、インバータ回路1において、入力端子T1,T2から供給される直流入力電圧Vinがスイッチングされて入力交流電圧が生成され、この入力交流電圧がトランス4の1次側巻線41A,41Bへ供給される。そしてトランス4では入力交流電圧が変圧され、2次側巻線42A,42Bから、変圧された出力交流電圧が出力される。
整流回路5では、トランス4から出力された出力交流電圧が、整流ダイオード51,52によって整流される。これにより、センタタップP1と整流ダイオード51,52の接続点P2との間に、整流出力が発生する。
平滑回路6では、この整流回路5において発生する整流出力が、チョークコイル61と出力平滑コンデンサ62とによって平滑化され、出力端子T3,T4から直流出力電圧Voutとして出力される。そしてこの直流出力電圧Voutは、図示しない低圧バッテリに給電されてその充電に供されると共に、負荷Lが駆動される。
また、本実施の形態のスイッチング電源装置では、インバータ回路1において、スイッチング素子11,14がオン状態になる期間と、スイッチング素子12,13がオン状態になる期間とが、交互に繰り返される。したがって、このスイッチング電源装置の動作をより詳細に説明すると、以下のようになる。
まず、図6に示したように、インバータ回路1のスイッチング素子11,14がそれぞれオン状態になると、スイッチング素子11からスイッチング素子14の方向に1次側ループ電流Ia1が流れる。すると、トランス4の2次側巻線42A,42Bにそれぞれ現れる電圧は、整流ダイオード51に対して逆方向となる一方、整流ダイオード52に対して順方向となる。このため、整流ダイオード52から2次側巻線42B、チョークコイル61および出力平滑コンデンサ62を順に通る2次側ループ電流Ia2が流れる。そしてこの2次側ループ電流Ia2により、直流出力電圧Voutが図示しない低圧バッテリに給電されると共に、負荷Lが駆動される。
一方、図7に示したように、インバータ回路1のスイッチング素子11,14がそれぞれオフ状態になると共に、インバータ回路1のスイッチング素子12,13がそれぞれオン状態になると、スイッチング素子13からスイッチング素子12の方向に1次側ループ電流Ib1が流れる。すると、トランス4の2次側巻線42A,42Bにそれぞれ現れる電圧は、整流ダイオード52に対して逆方向となる一方、整流ダイオード51に対して順方向となる。このため、整流ダイオード51から2次側巻線42A、チョークコイル61および出力平滑コンデンサ62を順に通る2次側ループ電流Ib2が流れる。そしてこの2次側ループ電流Ib2により、直流出力電圧Voutが図示しない低圧バッテリに給電されると共に、負荷Lが駆動される。
次に、図8を参照して、本実施の形態のスイッチング電源装置における特徴的部分の作用について、詳細に説明する。
本実施の形態のスイッチング電源装置では、トランス4の2次側巻線42A,42Bが2枚の板金43,44により構成されると共に、これら2枚の板金43,44間に整流回路5内の整流ダイオード51,52が接続されているため、例えば図6に示したように2次側ループ電流Ia2が流れているときには、図8に示したような電流Ia21が、板金43の2次側巻線43B側に流れる。また、この電流Ia21は、各ダイオードチップ50(整流ダイオード52−1〜52−11)を介して板金44側へ流れ、電流Ia22が生ずる。このとき、電流Ia21と鎖交する磁束数(磁束Φ1の数)と比例して、板金43,44間(2次側巻線42Bの入口と出口との間)には電位差が発生すると共に、磁束Φ1は、図8に示したように、透磁率の高いコアの中心部に集中する。
これにより、板金43,44のうちのコアの中心部(磁束Φ1が集中している部分)以外では電位差が発生せず、その結果、各ダイオードチップ50(整流ダイオード52−1〜52−11)には、均等に電流が流れることとなる。また、2次側巻線と配線部分との間に整流素子が接続されている従来と比べ、整流素子および2次側巻線間配線のもつインダクタンスが小さくなり、整流素子に対するサージ電圧が効果的に抑制される。
以上のように本実施の形態では、トランス4の2次側巻線42A,42Bを2枚の板金43、44により構成すると共に、これら2枚の板金43,44間に整流回路5内の整流ダイオード51,52を接続するようにしたので、従来と比べて整流素子および2次側巻線間配線のもつインダクタンスが小さくなり、整流素子に対するサージ電圧を効果的に抑制することができる。よって、従来と比べて回路の効率を効果的に向上させることが可能となる。
また、整流ダイオード51,52をそれぞれ複数のダイオードチップ50(整流ダイオード51−1〜51−11および整流ダイオード52−1〜52−11)により構成すると共に、これら整流ダイオード51−1〜51−11および整流ダイオード52−1〜52−11がそれぞれ、板金43,44の巻回方向に沿って互いに等間隔に配置されているようにしたので、各ダイオードチップ50における放熱特性を向上させ、各ダイオードチップ50での許容損失量が大きく出来る。よって各整流素子をより低い温度に保つことが可能となる。
また、2枚の板金43,44のうち、各ダイオードチップ50についての放熱経路側の板金44の面積が、他方側の板金43の面積よりも大きくなっているようにしたので、各ダイオードチップ50から放熱経路側への熱量Q1(放熱量)をより大きくすることができ、各ダイオードチップ50での許容損失量が大きくなる。よって各整流素子をより低い温度に保つことが可能となる。
さらに、1次側巻線41A,41Bがそれぞれ、2枚の板金43,44の層間に配置されているようにしたので、これら1次側巻線41A,41Bを2枚の板金43,44の層間以外に配置した場合(以下説明する図9の場合等)と比べ、近接効果によって1次側巻線41A,41Bおよび2枚の板金43,44での電力損失を減少させ、回路の効率を向上させることが可能となる。
なお、例えば図9に示したように、1次側巻線41A,41Bを、2枚の板金43,44の層間以外に配置してもよい。このように構成した場合も、図中に示したように、ある程度の熱流Q2は各ダイオードチップ50から放出される。
また、例えば図10(平面図)および図11(図10のIII−III部分の矢視断面図)に示したように、各ダイオードチップ50を、ハンダ56,57を介して、2枚の板金45,44間に直接接続するようにしてもよい。具体的には、板金45は、接続部451によって、ハンダ57を介して各ダイオードチップ50と直接接続されている。なお、この板金45は、本発明における「複数の導電板」、「2つの導電板」および「他方側の導電板」の一具体例に対応する。このように構成した場合、板金43側だけでなく板金45側からも、各ダイオードチップ50からの熱量(熱量Q1,Q3)を放熱できるようになるため、各ダイオードチップ50からの放熱量をより大きくすることができ、各ダイオードチップ50での許容損失量が大きくなる。よって各整流素子をより低い温度に保つことが可能となる。
また、この場合において、例えば図12に示したように、接続部451を折り曲げるようにしてもよい。このように構成した場合、板金45での応力を緩和することができ、ハンダ接続部の信頼性を向上させることが可能となる。
さらに、例えば図13に示したように、各ダイオードチップ50を、ハンダ571,572と共に独立した接続部材58を介して、2枚の板金45,44間に直接接続するようにしてもよい。このように構成した場合、各ダイオードチップ50からの放熱量(熱流Q1,Q4の大きさ)をさらに大きくすることができ、各ダイオードチップ50での許容損失量が大きくすることができると共に、板金45での応力を緩和することができる。よって各整流素子をより低い温度に保つことが可能となると共に、ハンダ接続部の信頼性を向上させることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図14は、本実施の形態に係るスイッチング電源装置の回路構成を表したものである。本実施の形態のスイッチング電源装置は、第1の実施の形態のスイッチング電源装置において、トランス4および整流回路5の代わりに、磁芯40A、1つの1次側巻線46および1つの2次側巻線47を有するトランス4Aと、4つの整流ダイオード51〜54を有するフルブリッジ型の整流回路5Aを設けるようにしたものである。なお、図15は、これらトランス4Aおよび整流回路5A等の外観構成を斜視図および回路図で表したものであり、図16は、トランス4Aおよび整流回路5A等の外観構成を分解斜視図で表したものである。
図15および図16に示したように、本実施の形態のトランス4Aは、互いに対向する上部コアUC2および下部コアDC2からなるコア材(磁芯40A)の周囲に、1次側巻線46を構成するプリントコイル460、および2次側巻線47を構成する3枚の板金471〜473が、それぞれ、磁芯UC21,DC21の延在方向(垂直方向)に垂直な面内(水平面内)に巻回された構造となっている。
また、これら3枚の板金471〜473のうち、2枚の板金471,472間または2枚の板金472,473間にはそれぞれ、ボンディングワイヤ55(および図示しないハンダ56)によって、整流ダイオード51〜54を構成する複数のダイオードチップ50が接続されている。
ここで、1次側巻線46が本発明における「第1の巻線」の一具体例に対応し、2次側巻線47が本発明における「第2の巻線」の一具体例に対応する。また、整流回路5Aおよび平滑回路6が、本発明における「整流平滑回路」の一具体例に対応し、板金471〜473が本発明における「複数の導電板」の一具体例に対応し、板金471,472および板金472,473が本発明における「2つの導電板」の一具体例に対応する。また、整流ダイオード51〜54およびダイオードチップ50が本発明における「整流素子」および「ダイオード」の一具体例に対応する。また、板金472または板金473が本発明における「放熱経路側の導電板」の一具体例に対応し、板金471または板金472が本発明における「他方の導電板」の一具体例に対応する。
このような構成により本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることができる。すなわち、従来と比べて整流素子および2次側巻線間配線のもつインダクタンスが小さくなり、整流素子に対するサージ電圧を効果的に抑制することができる。よって、従来と比べて回路の効率を効果的に向上させることが可能となる。
以上、第1および第2の実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、複数の整流ダイオードが、トランスの2次側巻線を構成する2つの板金間に接続されている場合について説明したが、接続する整流ダイオードの数は任意とすることが可能であり、例えば1つだけ接続するようにしてもよい。
また、上記実施の形態等では、整流ダイオード51〜54等が、トランスの2次側巻線を構成する2つの板金間に接続されている場合について説明したが、例えば、このような整流ダイオードを、トランスの3次側巻線間などのN次側巻線間(N:2以上の整数)に接続してもよい。
また、上記実施の形態等では、整流素子の一例として整流ダイオードを挙げて説明したが、例えば図17に示したように、整流素子として、FET(電界効果型トランジスタ)を用いるようにしてもよい。具体的には、例えば、板金44上のFETチップ50Aを、ボンディングワイヤ551によって板金43と接続すると共に、各FETチップ50Aのゲート端子をそれぞれゲート接続線59に共通接続して動作制御するようにすればよい。このようなFETチップ50Aを用いて同期整流動作を行うようにすれば、上記実施の形態等と比べて回路の効率をより向上させることが可能となる。
また、図1に示したスイッチング電源装置において、スイッチング素子11〜14をMOS−FET等により構成すると共に、整流ダイオード51,52の代わりにMOS−FET等を設けるようにしてもよい。この場合、例えば図18に示したスイッチング電源装置のように、スイッチング回路1Bでは、上記実施の形態におけるスイッチング素子11〜14が、スイッチング素子11S〜14Sと、それらに並列接続された整流ダイオード11D〜14D(スイッチング素子11S〜14Sの寄生ダイオード)とからなるとみなすことができる。また、スイッチング回路5Bでは、上記実施の形態における整流ダイオード素子51,52を、スイッチング素子51S,52Sと、それらに並列接続された整流ダイオード51D,52D(スイッチング素子51S,52Sの寄生ダイオード)とから構成することができる。このように構成した場合、上記実施の形態で説明したような、入力端子T1,T2から入力される直流入力電圧Vinを降圧して、直流出力電圧Voutを出力端子T3,T4から出力する降圧動作に加え、以下説明するような、出力端子T3,T4から入力される直流入力電圧Vinを昇圧して、直流出力電圧Voutを入力端子T1,T2から出力する昇圧動作も行うことが可能となる(双方向動作が可能となる)。その場合、降圧動作時(順方向動作時)には、スイッチング回路1Bがインバータ回路として機能すると共にスイッチング回路5Bが整流回路として機能し、昇圧動作時(逆方向動作時)には、スイッチング回路5Bがインバータ回路として機能すると共にスイッチング回路1Bが整流回路として機能することになる。
なお、この場合、入力端子T1,T2が本発明における「第1の入出力端子」の一具体例に対応し、出力端子T3,T4が本発明における「第2の入出力端子」の一具体例に対応する。また、スイッチング回路1Bが本発明における「第1の回路」の一具体例に対応し、スイッチング回路5Bが本発明における「第2の回路」の一具体例に対応する。また、スイッチング素子11S〜14Sが本発明における「第1のスイッチング素子」の一具体例に対応し、整流ダイオード11D〜14Dが本発明における「第1の整流素子」の一具体例に対応する。また、スイッチング素子51S,52Sが本発明における「第2のスイッチング素子」の一具体例に対応し、整流ダイオード51D,52Dが本発明における「第2の整流素子」の一具体例に対応する。
ここで、上記した昇圧動作時(逆方向動作時)には、スイッチング素子11S〜14Sの駆動信号は常に0Vとなっており、スイッチング素子11S〜14Sが常にオフ状態となる。ただし、前述した同期整流を行う場合には、スイッチング素子11S〜14Sもオン・オフ動作することになり、整流ダイオードの場合よりも損失が小さくなる。なお、以下の図19〜図21では、スイッチング素子11S〜14Sがこのような同期整流を行う場合について説明する。
まず、図19に示したように、スイッチング素子51S,52Sとも、オン状態となる。したがって、スイッチング回路5Bを含む低圧側には、図中に示したようなループ電流Ic11,Ic12が低圧バッテリ70から流れ、インダクタ61が励磁される。また、トランス4の巻線42A,42Bは互いに巻回し方向が逆であると共に巻数が等しいため、これら巻線42A,42Bに流れる電流によって発生する磁束が互いに打ち消し合うこととなり、巻線42A,42Bの両端間の電圧はいずれも0Vとなっている。よって、この期間では、低圧側から高圧側への電力伝送はなされない。ただし、高圧側では、図中に示したような出力電流Ioutが、入力平滑コンデンサ2から負荷Lへと流れている。
次に、図20に示したように、スイッチング素子52がオフ状態となる。よって、低圧側には、図中に示したようなループ電流Ic11のみが流れ、インダクタ61に蓄積されたエネルギーに基づいて、低圧側から高圧側への電力伝送がなされる。このとき、スイッチング回路1Bでは、スイッチング素子12S,13Sがオン状態となると共にスイッチング素子11S,14Sがオフ状態となっており、同期整流動作がなされている。なお、この図20に示した動作状態の期間の後は、再び、図19に示した動作状態となる。
次に、そのような再度の図19に示した状態の後は、図21に示したように、スイッチング素子51がオフ状態となる。よって、低圧側には、図中に示したようなループ電流Ic12のみが流れ、インダクタ61に蓄積されたエネルギーに基づいて、低圧側から高圧側への電力伝送がなされる。このとき、スイッチング回路1Bでは、スイッチング素子11S,14Sがオン状態となると共にスイッチング素子12S,13Sがオフ状態となっており、同期整流動作がなされている。
また、上記実施の形態等では、1次側巻線や2次側巻線(板金)の形状を具体的に挙げて説明したが、これら1次側巻線や2次側巻線(板金)の形状はこの場合には限られず、他の形状でもよい。
また、上記実施の形態等では、インバータ回路1がフルブリッジ型のインバータ回路である場合について説明したが、インバータ回路1の構成はこれには限られず、例えば、ハーフブリッジ型やフォワード型などの構成でもよい。
また、上記実施の形態等では、整流回路5,5Aがそれぞれ、アノードコモン接続のセンタタップ型およびフルブリッジ型の整流回路である場合について説明したが、整流回路の構成はこれには限られず、例えば、アノードコモン接続ではなくカソードコモン接続のセンタタップ型でもよく、また、センタタップ型以外(例えば、ハーフブリッジ型やフォワード型、フライバック型など)の構成でもよい。また、全波整流型の整流回路ではなく、半波整流型の整流回路でもよい。
さらに、上記実施の形態等において説明した変形例等を組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るスイッチング電源装置の構成を表す回路図である。 図1に示したトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す平面図である。 図2に示したトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す断面図である。 図2に示したトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す分解斜視図である。 図2に示したトランスおよび整流回路の等価回路を表す回路図である。 図1に示したスイッチング電源装置の基本動作を説明するための回路図である。 図1に示したスイッチング電源装置の基本動作を説明するための回路図である。 図2に示したトランスおよび整流回路における特徴的作用について説明するための平面図である。 第1の実施の形態の変形例に係るトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す断面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係るトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す平面図である。 図10に示したトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す断面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係るトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す断面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係るトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスイッチング電源装置の構成を表す回路図である。 図14に示したトランスおよび整流回路の主要部の外観構成等を表す斜視図および回路図である。 図14に示したトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す分解斜視図である。 本発明の変形例に係るトランスおよび整流回路の主要部の外観構成を表す平面図である。 本発明の変形例に係るスイッチング電源装置の構成を表す回路図である。 図18に示したスイッチング電源装置の動作を説明するための回路図である。 図18に示したスイッチング電源装置の動作を説明するための回路図である。 図18に示したスイッチング電源装置の動作を説明するための回路図である。
符号の説明
1…インバータ回路、1B,5B…スイッチング回路、11〜14,11S〜14S,51S,52S…スイッチング素子、10…高圧バッテリ、2…入力平滑コンデンサ、4,4A…トランス、40,40A…磁芯、41,41A,41B,46…1次側巻線、42A,42B,47…2次側巻線、43〜45,471〜473…板金、451…接続部、460…プリントコイル、5,5A…整流回路、50…ダイオードチップ、50A…FETチップ、11D〜14D,51〜54,51−1〜51−11,51D,52D,52−1〜52−11…整流ダイオード、55,551,552…ボンディングワイヤ、56,57,571,572…ハンダ、58…接続部材、59…ゲート接続配線、6…平滑回路、61…チョークコイル、62…出力平滑コンデンサ、70…低圧バッテリ、L1H…1次側高圧ライン、L1L…1次側低圧ライン、LO…出力ライン、LG…接地ライン、LA,LB…接続線、T1,T2…入力端子、T3,T4…出力端子、L…負荷、UC1…上部U型コア、DC1…下部U型コア、UCb1,DCb1…ベースコア、UC11,DC11…第1磁芯、UC12,DC12…第2磁芯、UC2…上部コア、DC2…下部コア、P1…接続点(センタタップ)、P2…接続点、Vin…直流入力電圧、Vout…直流出力電圧、Ia1,Ib1,Ic11,Ic12…電流(1次側ループ電流)、Ia2,Ia21,Ia22,Ic21,Ic22…電流(2次側ループ電流)、Iout…出力電流、Φ1…磁束、Q1〜Q4…熱流。

Claims (7)

  1. 入力端子対および出力端子対を備え、この入力端子対から入力される直流入力電圧を電圧変換して前記出力端子対から直流出力電圧を出力するスイッチング電源装置であって、
    前記入力端子対側に配置された第1の巻線と、前記出力端子対側に配置された第2の巻線とを有するトランスと、
    前記第1の巻線側に配置され、前記直流入力電圧に対するスイッチング動作を行うインバータ回路と、
    前記第2の巻線側に配置され、前記インバータ回路のスイッチング動作に応じて前記第2の巻線側に現れる交流電圧を整流し平滑化することにより、前記直流出力電圧を生成する整流平滑回路と
    を備え、
    前記第2の巻線が、複数の導電板により構成され、
    前記整流平滑回路は、前記複数の導電板のうちの2つの導電板間に接続された整流素子を有する
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記2つの導電板間に、複数の整流素子が接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記複数の整流素子が、前記2つの導電板の巻回方向に沿って互いに等間隔に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記2つの導電板のうちの前記整流素子についての放熱経路側の導電板の面積が、他方側の導電板の面積よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記第1の巻線が、前記2つの導電板の層間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記トランスは、第1および第2の磁芯を有し、
    前記第1の巻線および前記複数の導電板は、それぞれ、前記第1および第2の磁芯の延在方向に垂直な面内に巻回されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  7. 第1および第2の入出力端子対のうちの一方の入出力端子対から入力される直流入力電圧を電圧変換して、他方の入出力端子対から直流出力電圧を出力するスイッチング電源装置であって、
    前記第1の入出力端子対側に配置された第1の巻線と、前記第2の入出力端子対側に配置された第2の巻線とを有するトランスと、
    前記第1の巻線側に配置され、複数の第1のスイッチング素子と、これら複数の第1のスイッチング素子にそれぞれ並列接続された第1の整流素子とを含む第1の回路と、
    前記第2の巻線側に配置され、複数の第2のスイッチング素子と、これら複数の第2のスイッチング素子にそれぞれ並列接続された第2の整流素子とを含む第2の回路と
    を備え、
    前記第2の巻線が、複数の導電板により構成され、
    前記第2の回路において、前記第2の整流素子が、前記複数の導電板のうちの2つの導電板間に接続されている
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
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