JP2009132101A - タイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構 - Google Patents

タイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構 Download PDF

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Abstract

【課題】リフターに対して下ビードリングの廻り止めを確実に行い、リフターから下ビードリングが脱落するという問題発生を防止することができるタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構をする。
【解決手段】下ビードリング8又はリフター5のいずれか一方に、これら他方の下ビードリング8又はリフター5に対して進退可能な取り付けられたストッパ部材20を設ける。このストッパ部材20に、付勢手段として設けた圧縮ばね23の付勢力によって、下ビードリング8又はリフター5の他方にて周方向に沿うように形成された凹部5D内に進出して嵌合する凸部20Cを設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、タイヤ加硫機のリフターに対してビードリングが回転することを規制して、該ビードリングがリフターから脱落してしまうことを防止するタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構に関する。
従来、この種の技術として特許文献1に示されるタイヤ加硫機が知られている。このタイヤ加硫機は、ブラテンを介して金型を固定するためのベースと、このベースに固定された中心機構外筒と、この中心機構外筒内に配置されて下部のシリンダにより昇降されるリフターと、このリフターの上端部に取り付けられて金型の一部を形成するビードリングとを具備するものであって、前記金型内にてタイヤの加硫処理が行われる。また、リフターの上端部には、該リフターに対してビードリングを係合させるためのバヨネット機構が設けられている。このバヨネット機構は、リフターに対してその軸方向にビードリングを係合させるものであって、リフターが上昇させたときにビードリングを周方向に回転させることでその係合を解除してビードリングを取り外し可能とする。
特開平11‐114965号公報
そして、このようなバヨネット機構が用いられているタイヤ加硫機では、ビードリングがリフターに軸方向に係合された状態から周方向に回転して、軸方向の係合が解除されないようにするために、セットスクリューでさらに廻り止めをしている。具体的には、図7で示されるように、符号50で示される筒状のリフターの外周面に対して環状の下ビードリング51が取り付けられており、その際、下ビードリング51の取付孔52に、セットスクリュー53を螺合させることで、下ビードリング51をリフター50に固定保持する。
ところが、金型の一部を形成している下ビードリング51は、タイヤの種類、サイズに応じて頻繁に交換する必要がある。このため、下ビードリング51の交換のために、セットスクリュー53を頻繁に締める、また緩める作業が必要であり、このような作業によって、セットスクリュー53による螺合が徐々に甘くなって、リフター50に対して下ビードリング51が廻ってしまい、場合によっては使用中に下ビードリング51がリフター50から脱落することもあった。また、下ビードリング51側のセットスクリュー53先端と、リフター50の外周面とは点接触であり、セットスクリュー53の締めが十分でないと、前述したように、リフター50に対して下ビードリング51が廻ってしまう、という不具合が発生していた。
本発明は、従来の有していた問題を解決しようとするものであって、リフターに対して下ビードリングの廻り止めを確実に行い、リフターから下ビードリングが脱落するというトラブルを防止することができるタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明のビードリング廻り止め機構では、中心機構外筒の外部で昇降される筒状のリフターと、このリフターの外周側に取り付けられて金型の一部を形成する環状のビードリングとが相対的に回転することを規制するタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構であって、前記ビードリング又はリフターのいずれか一方に設けられて、これら他方のビードリング又はリフターに対して進退可能に取り付けられたストッパ部材と、該ストッパ部材を前記ビードリング又はリフターの一方から他方に向けて付勢する付勢手段と、を備え、前記ストッパ部材は、前記付勢手段の付勢力によって、前記ビードリング又はリフターの他方にて形成された凹部内に進出して嵌合する凸部を有することを特徴とする。
上記のように構成されたビードリング廻り止め機構では、ビードリング又はリフターのいずれか一方に取り付けられたストッパ部材が、付勢手段の付勢力によって、他方のビードリング又はリフターに対して進退可能とされている。そして、これらビードリング又はリフターを、軸を中心として周方向に回転させて、ストッパ部材の凸部と、ビードリング又はリフターにある凹部とが一致した場合、ストッパ部材の先端の凸部が、付勢手段による付勢によって、ビードリング又はリフターの凹部に進出して嵌合することになり、これによりビードリング又はリフターが軸回りに回転不能となる。また、ビードリングの廻り止めに、セットスクリューのようなネジ類を使用せず、ストッパ部材の進退によりビードリングの回転を規制したので、付勢手段による付勢に対抗してストッパ部材を後退させる方向に外力を加えない限り、外れてしまうことがない。そして、このような構成のストッパ部材により、リフターに対してビードリングの廻り止めを確実に行い、リフターからビードリングが脱落するという問題発生を防止できる。
また、本発明のビードリング廻り止め機構では、前記ストッパ部材は、前記ビードリング又はリフターの一方に軸方向に沿って進退可能に設けられて、その先端が、前記ビードリング又はリフターの他方に設けられた段部に当接する後退位置と、該段部の途中に設けられた前記凹部に進出する嵌合位置との間で、進退可能であることを特徴とする。
上記のように構成されたビードリング廻り止め機構では、ストッパ部材の凸部が、ビードリング又はリフターの他方に設けられた段部に当接する後退位置にある間は、付勢手段で付勢されたとしても、該ストッパ部材の凸部と、段部とが摺動されるだけで、リフターに対してビードリングは回転可能である。しかし、リフターに対してビードリングを回転させて、先のストッパ部材の凸部と、段部に形成された凹部とが合致した場合には、この凹部内に、ストッパ部材の凸部が嵌合されて、リフターに対してビードリングの回転が規制され、廻り止めがなされる。また、凹部内に、ストッパ部材の凸部が嵌合した場合、該ストッパ部材を工具などにより、付勢手段の付勢力に抗して持ち上げれば、ストッパ部材の凸部は凹部から容易に外れ、リフターからのビードリングの取り外し、交換も簡単に行うことができる。
また、本発明のビードリング廻り止め機構では、前記ストッパ部材が前記ビードリングに取り付けられていることを特徴とする。
上記のように構成されたビードリング廻り止め機構では、凸部を有するストッパ部材をビードリングに取り付けることで、リフターに不必要に突出部分を設けず、昇降の支障とならないようにすることができる。
また、本発明のビードリング廻り止め機構では、前記ビードリングは、上部又は下部に開口を有するとともに、外面に端部開口を有する取付用溝を備え、前記ストッパ部材は、その基端部が前記端部開口を通じて該取付用溝に挿入されるとともに、その先端部の凸部が前記該取付用溝上部又は下部の開口から突出するように取り付けられることを特徴とする。
上記のように構成されたビードリング廻り止め機構では、ストッパ部材は、その基端部をビードリングの端部開口から取付用溝内に挿入するだけで、該ビードリングに装填することができる。また、ビードリングの取付用溝に装填されたストッパ部材は、その先端の凸部が、該ビードリングの取付用溝の上部又は下部の開口から突出するように配置されて、リフターの凹部に嵌合可能となる。
また、本発明のビードリング廻り止め機構では、前記ビードリングの前記取付用溝は、前記端部開口の幅に対して内部の幅が大きく設定されており、前記ストッパ部材の前記基端部は、前記ビードリングの前記取付用溝の内部幅に応じて、前記先端部の前記凸部よりも大きい寸法に形成されることを特徴とする。
上記のように構成されたビードリング廻り止め機構では、このような寸法により、ストッパ部材の基端部が、ビードリングの取付用溝の内部に嵌まり、ストッパ部材の基端部が、ビードリングの取付用溝に対して安定した状態で取り付けられる。
本発明のビードリング廻り止め機構では、ビードリング又はリフターのいずれか一方に取り付けられたストッパ部材により、リフターに対してビードリングの廻り止めを確実に行い、リフターからビードリングが脱落するという問題発生を防止することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1は加硫機100の全体を示す正断面図である。符号1で示すベースの上面には、ボルト(図示省略)によって下プラテン2が断熱材3を介して固定されている。また、ベース1の中心部には中心機構外筒4が配設され、その上端部は、下プラテン2の中央穴内に挿入され、上方フランジ部4aが下プラテン2の内面上部2aに係合されている。また、中心機構外筒4の内周面には、円筒形状のリフター5が滑動可能に挿入されている。このリフター5は中心機構外筒4の下部に配設されたシリンダ6によって昇降される。
下プラテン2上には下金型7が設置されている。この下金型7の内周には、金型の一部として機能する下ビードリング8が係合されている。下ビードリング8は、リフター5の外周側に配置され、円筒形状のリフター5に嵌合されるように環状に形成されている。また、下ビードリング8の内周面には嵌合凹部8Aが形成され、リフター5の外周面には嵌合凸部5Aが形成され、これら嵌合凹部8A及び嵌合凸部5Aは、下ビードリング8が移動される周方向(矢印A−B方向)に沿って配置されている(図3、図5参照)。そして、下ビードリング8の嵌合凹部8Aに、リフター5の嵌合凸部5Aが嵌まった状態で、下ビードリング8がリフター5に対して周方向(矢印A−B方向)に回転自在である。また、下ビードリング8の嵌合凹部8Aには切欠部8Bが、リフター5の嵌合凸部5Aには切欠部5Bがそれぞれある。そして、これら切欠部8B・5Bが合致するようにリフター5に対して下ビードリング8を回転させることで、嵌合凹部8Aと嵌合凸部5Aの係合が解除されて、下ビードリング8がリフター5から取り外されて、交換されるようになっている。また、下ビードリング8を図3から図5に示すように矢印A方向に回転させた場合には、嵌合凹部8Aと嵌合凸部5Aとが完全に噛み合い係合された状態となって、下ビードリング8のこれ以上の回転が規制され、該下ビードリング8がリフター5に軸方向に係合され保持された状態となる。すなわち、これら嵌合凸部5A、切欠部5B、嵌合凹部8A、切欠部8Bによってバヨネット機構が構成されている。
一方、上金型9が固定される上プラテン10は、断熱材11を介して公知の昇降手段(図示せず)により昇降するボルスタプレート12にボルト等によって一体に結合されている。また、上金型9はボルト13によって上プラテン10に固定されている。なお、その他のタイヤ加硫機用中心機構の構成部品は、従来のものと同様なので、その説明を省略する。
次に、下ビードリング8をリフター5に対して周方向(矢印A−B方向)に廻り止めするためのビードリング廻り止め機構101について、図2〜図5を参照して説明する。リフター5には、嵌合凸部5Aの下方位置にて周方向(矢印A−B方向)に沿う段部5Cが形成され、この段部5Cの途中には、軸方向(矢印C−D方向)に没する凹部5Dが形成されており、この凹部5Dにストッパ本体の凸部(後述する)が嵌合される。
また、下ビードリング8の下部にはストッパ部材20が取り付けられるストッパ取付用溝21が設けられている。ストッパ部材20は、図6に示すように上部に幅広の基端部20Aを有し、かつ下部に基端部20Aより幅細の先端部20Bがあり、略T字の形状を呈している。この先端部20Bには、基端部20Aが張り出す方向に対して直交する方向に凸部20Cが設けられている。また、ストッパ部材20の中央部には、圧縮ばね(後述する)を取り付けるための取付孔20Dが上下に向けて形成されている。また、ストッパ部材20が取り付けられるストッパ取付用溝21は、ストッパ部材20の形状に合わせて、上部寸法(その寸法を図3に符号(イ)で示す)が、下ビードリング8の外面に形成された端部開口21A(その寸法を図3に符号(ロ)で示す)よりも幅広に形成された断面略T字状に形成されている。そして、このようなストッパ取付用溝21にストッパ部材20を取り付けた場合に、ストッパ取付用溝21の幅広な上部に、該ストッパ部材20の基端部20Aが配置され、かつストッパ取付用溝21の下部開口21Bに、該ストッパ部材20の先端部20Bが配置される。また、ストッパ部材20の基端部20Aが配置されるストッパ取付用溝21は、装填されたストッパ部材20が上下方向に移動可能なように十分な余裕を持って形成されている。具体的には、ストッパ取付用溝21の内部深さは、基端部20Aの厚さよりも十分に大きい寸法が取られており、これによってストッパ取付用溝21に装填されたストッパ部材20が上下方向に支障なく移動可能となっている。
一方、ストッパ部材20の中央部に形成された取付孔20D内には、図2、図4に示すように位置決めピン22を介して付勢手段である圧縮ばね23が取り付けられている。位置決めピン22はその上部が下ビードリング8に螺合され、その下部に、ストッパ部材20を軸方向である下方(矢印C方向)に付勢するための圧縮ばね23が配置されている。そして、このような圧縮ばね23の矢印C方向への付勢によって、ストッパ取付用溝21内に配置されたストッパ部材20の凸部20Cが、ストッパ取付用溝21の下部開口21Bから下方に向けて突出する力が加えられる。これにより該ストッパ部材20の凸部20Cが、リフター5の段部5C上面に当接する後退位置(図3参照)と、該段部5Cの途中に設けられた凹部5Dに進出する嵌合位置(図5参照)との間で、進退可能とされる。なお、下ビードリング8をリフター5から外す場合には、リフター5を上昇させることで、下ビードリング8を下金型(図示略)から外れた上方に位置させるようにし、この状態で、下金型を取り外すと、下ビードリング8の下面が露出する。これによりストッパ部材20も露出し、この露出したストッパ部材20をドライバーなどで上に持ち上げるようにすれば、該ストッパ部材20の凸部20Cを、リフター5の凹部5Dから脱出させることができる。
そして、上記のように構成されたビードリング廻り止め機構101では、図2及び図3に示すように、リフター5の外周面に嵌合凹部8A、嵌合凸部5Aを介して下ビードリング8を取り付け、この下ビードリング8をリフター5に対して周方向(矢印A方向)に回転させるようにする。リフター5に下ビードリング8を取り付けた初期の段階では、下ビードリング8内のストッパ部材20はリフター5の段部5C上面を押圧した状態となる。そして、この状態で下ビードリング8をリフター5に対して矢印A方向で示す周方向に回転させたならば、ストッパ部材20の凸部20Cの下面は、リフター5の段部5Cと摺動しつつ同方向に移動する。
その後、下ビードリング8を図3から図5に示すように矢印A方向に回転させた場合には、嵌合凹部8Aと嵌合凸部5Aとが完全に噛み合い係合された状態となって、下ビードリング8のこれ以上の回転が規制され、該下ビードリング8がリフター5に保持された状態となる(嵌合凹部8Aと嵌合凸部5Aとは、バヨネット機構として機能する)。このとき、ストッパ部材20の凸部20Cと、下ビードリング8の段部5Cの途中にある凹部5Dとの上下位置が一致した状態となり、この状態で、図4及び図5で示されるように、ストッパ部材20の先端の凸部20Cが、圧縮ばね23の付勢によって、下ビードリング8の凹部5Dに進出して嵌合することになり、これにより下ビードリング8が軸回りに回転不能となる。
そして、以上のように構成されたビードリング廻り止め機構101では、下ビードリング8の廻り止めに、セットスクリューのようなネジ類を使用せず、ストッパ部材20の進退により下ビードリング8の回転を規制したので、圧縮ばね23の付勢による対抗してストッパ部材20を後退させる方向に外力を加えない限り、外れてしまうことがない。そして、このような構成のストッパ部材20を使用することにより、リフター5に対して下ビードリング8の廻り止めを確実に行い、リフター5から下ビードリング8が脱落するという問題発生を防止することができる。
また、上述したビードリング廻り止め機構101では、下ビードリング8内のストッパ部材20の凸部20Cを、圧縮ばね23の付勢によりリフター5の凹部5Dに嵌合されるように構成したので、ストッパ部材20を工具などにより、圧縮ばね23の付勢力に抗して持ち上げれば、ストッパ部材20の凸部20Cはリフター5の凹部5Dから容易に外れ、リフター5からの下ビードリング8の取り外し、交換も簡単に行うことができる。
また、上述したビードリング廻り止め機構101では、下ビードリング8の外面に端部開口21Aを有するストッパ取付用溝21が形成され、ストッパ部材20の基端部20Aが端部開口21Aを通じてこのストッパ取付用溝21に挿入されるとともに、その先端の凸部20Cが下部開口21Bから突出するように取り付けられる。これによってストッパ部材20の基端部20Aを下ビードリング8の端部開口21Aからストッパ取付用溝21内に挿入するだけで、該下ビードリング8に取り付けられ、その取り付け作業を簡単に行うことができる。
また、上述したビードリング廻り止め機構101では、下ビードリング8のストッパ取付用溝21が、端部開口21Aに対して内部幅が大きく設定されており、一方、ストッパ部材20の先端部20Bが、ストッパ取付用溝21の寸法に応じて形成されていることから、このような寸法関係により、ストッパ部材20の基端部20Aが、下ビードリング8のストッパ取付用溝21の内部に納まり、ストッパ部材20の基端部20Aが、下ビードリング8のストッパ取付用溝21に対して安定した状態で取り付けられる。
なお、上記実施形態では、下ビードリング8にストッパ取付用溝21を形成し、このストッパ取付用溝21内にストッパ部材20を収納するとともに、リフター5の凹部5D内にストッパ部材20の凸部20Cを嵌合させるようにしたが、これに限定されず、リフター5側にストッパ部材を収納するストッパ取付用溝を形成し、下ビードリング8側に、ストッパ部材20の凸部20Cが嵌合される凹部を形成しても良い。また、リフター5は筒状に形成したが、これは筒状に近い略筒状を含むものとする。下ビードリング8は環状に形成したが、これは環状に近い略環状を含むものとする。また、上記実施形態では、ストッパ取付用溝21の下部開口21Bから、ストッパ部材20の凸部20Cを突出させるようにしたが、符号21Bで示される開口は下部に形成されることに限定されず、上部開口として、この上部開口からストッパ部材20の凸部20Cを突出させ、リフター5側の凹部5Dに嵌合させるようにしても良い。また、ストッパ部材20が上部に幅広の基端部20Aを有し、かつ下部に基端部20Aより幅細の先端部20Bを有するものとして、また、ストッパ取付用溝21が対応して上部寸法が、下ビードリング8の外面に形成された端部開口21Aよりも幅広に形成されるものとし、互いに略T字の形状を呈するものとしたが、これに限るものでは無い。例えば、ストッパ部材をアリ形とし、ストッパ取付用溝21をアリ溝とするものとしても良い。
本発明の実施形態の加硫機の全体を示す正断面図。 本発明の実施形態の加硫機において、図3をII−II線で切断した場合のビードリング廻り止め機構の主要部を示す正断面図であって、ストッパ部材の凸部が凹部に嵌合される前の状態を示している。 図2をIII−III線で切断した場合の断面図。 本発明の実施形態の加硫機において、図5をIV−IV線で切断した場合のビードリング廻り止め機構の主要部を示す正断面図であって、ストッパ部材の凸部が凹部に嵌合された状態を示している。 図4をV−V線で切断した場合の断面図。 本発明の実施形態の加硫機において、ビードリング廻り止め機構のストッパ部材を示す斜視図。 従来のリフターに対する下ビードリングの固定方式を示す正断面図。
符号の説明
4 中心機構外筒
5 リフター
5C 段部
5D 凹部
8 下ビードリング(ビードリング)
20 ストッパ部材
20A 基端部
20B 先端部
20C 凸部
20D 取付孔
21 ストッパ取付用溝
21A 端部開口
21B 下部開口(開口)
22 位置決めピン
23 圧縮ばね(付勢手段)
100 加硫機
101 ビードリング廻り止め機構

Claims (5)

  1. 中心機構外筒の外部で昇降される筒状のリフターと、このリフターの外周側に取り付けられて金型の一部を形成する環状のビードリングとが相対的に回転することを規制するタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構であって、
    前記ビードリング又はリフターのいずれか一方に設けられて、これら他方のビードリング又はリフターに対して進退可能に取り付けられたストッパ部材と、
    該ストッパ部材を前記ビードリング又はリフターの一方から他方に向けて付勢する付勢手段と、を備え、
    前記ストッパ部材は、前記付勢手段の付勢力によって、前記ビードリング又はリフターの他方にて形成された凹部内に進出して嵌合する凸部を有することを特徴とするタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構。
  2. 前記ストッパ部材は、前記ビードリング又はリフターの一方に軸方向に沿って進退可能に設けられて、その先端が、前記ビードリング又はリフターの他方に設けられた段部に当接する後退位置と、該段部の途中に設けられた前記凹部に進出する嵌合位置との間で、進退可能であることを特徴とする請求項1に記載されるタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構。
  3. 前記ストッパ部材が前記ビードリングに取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載されるタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構。
  4. 前記ビードリングは、上部又は下部に開口を有するとともに、外面に端部開口を有する取付用溝を備え、
    前記ストッパ部材は、その基端部が前記端部開口を通じて該取付用溝に挿入されるとともに、その先端部の凸部が前記上部又は下部の開口から突出するように取り付けられることを特徴とする請求項3に記載されるタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構。
  5. 前記ビードリングの前記取付用溝は、前記端部開口の幅に対して内部の幅が大きく設定されており、前記ストッパ部材の前記基端部は、前記ビードリングの前記取付用溝の内部幅に応じて、前記先端部の前記凸部よりも大きい寸法に形成されることを特徴とする請求項4に記載されるタイヤ加硫機のビードリング廻り止め機構。
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