JP2009130249A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009130249A
JP2009130249A JP2007305724A JP2007305724A JP2009130249A JP 2009130249 A JP2009130249 A JP 2009130249A JP 2007305724 A JP2007305724 A JP 2007305724A JP 2007305724 A JP2007305724 A JP 2007305724A JP 2009130249 A JP2009130249 A JP 2009130249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case body
terminal
terminals
liquid resin
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007305724A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotaka Murakami
直隆 村上
Akihiro Yamada
章博 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2007305724A priority Critical patent/JP2009130249A/ja
Publication of JP2009130249A publication Critical patent/JP2009130249A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】筐体の封止に手間がかからず、かつ、信頼性を向上し、また、生産性を上げ、コスト低減ができること。
【解決手段】液状樹脂形成部18によってケース体17及び端子10を収容することによって、ケース体17及び端子10と液状樹脂形成部18の接合は、粘度が低い液体の使用による成型であるから、両者間が密に接着され、毛細管現象によって作動油が両者間の隙間に入り込むことがない。特に、温度の変化に対しても、液状樹脂形成部18の全体によって膨張収縮の変化を吸収できるから、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができる。また、ヒートシンク16についても、その端部を液状樹脂形成部18に埋設することによって、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動変速機等のリニアソレノイド等の制御を行う電子制御装置に属するもので、詳しくは、電子制御装置を収容する筐体構造に関するものである。
一般に、自動変速機の電子制御装置は、端子の絶縁封止はハーメチックシール(ガラス封止)や樹脂インサートが使用され、筐体とそのカバー体はパッキングやOリングで封止されている。即ち、電子制御装置は、異なる2つの封止技術を用いてその筐体を製造している。
例えば、従来の電子制御装置の筐体としては特許文献1に記載のものがある。
当該特許文献1には、パワー半導体素子を用いた回路収納部、当該回路と外部装置との入出力信号を電気的に接続する端子からなり、前記回路収納部は、金属ベースとそれを囲み、外部装置への接続端子を一体的に形成するケースと、パワー半導体素子や配線部材の絶縁性を確保するために金属ベースとケースに囲まれた内部に注入する絶縁性の樹脂材で構成され、ケースの一部が、外部装置との接続に適したコネクタまたはハウジングの収納構造及び端子形状を一体的になした構造の電子制御装置の筐体を開示している。
特開2003−78107号
特許文献1においては、パワー半導体素子を用いた回路収納部、当該回路と外部装置との入出力信号を電気的に接続する端子からなり、前記回路収納部は、金属ベースとそれを囲み、外部装置への接続端子を一体的に形成するケースと、パワー半導体素子及び外部装置への接続端子を回路収納部内にて電気的に接続する配線部材、パワー半導体素子や配線部材の絶縁性を確保するために金属ベースとケースに囲まれた内部に注入する絶縁性の樹脂材で構成され、ケースの一部が、外部装置との接続に対応したコネクタまたはハウジングの収納構造及び端子形状とすることで達成できる。したがって、手作業による接続配線数及び取付けの為の部品数、工数を減らし、省スペース化が図れ、かつ、電子制御装置の筐体が安価となる。
特許文献1の電子制御装置の筐体は、ケースの内部に注入する絶縁性の樹脂材がパワー半導体素子、配線部材の絶縁性を確保する金属ベースとの間を覆い包んでいても、その接合部分の隙間を毛細管現象によって、作動油が進入することになる。また、特に、自動変速機等のリニアソレノイド等の制御を行う電子制御装置は作動油の温度が変化し、絶縁性の樹脂材、パワー半導体素子、金属ベースがその温度変化に伴って膨張収縮し、作動油がより細部まで進入する可能性もある。
また、前述した従来の異なる2つの封止技術を用いてその筐体を製造するものにおいては、製造に手間がかかり、コストアップにならざるを得なかった。そして、端子のハーメチックシールを行う場合には、ガラス材による封止のため応力による歪変形が懸念される。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、筐体の封止に手間がかからず、かつ、信頼性を向上し、また、生産性を上げ、コストの低減を行うことができる電子制御装置の提供を目的とするものである。
請求項1にかかる電子制御装置は、複数の端子を配設したケース体に配設され、電子部品が実装された回路基板と、前記回路基板及び前記ケース体に接して配設されたヒートシンクと、前記ケース体と前記ヒートシンクとの間並びに前記ケース体と前記複数の端子との間を前記ケース体の内部と外部に対して一体に封止する液状樹脂形成部とを具備するものである。
ここで、上記液状樹脂形成部は、複数の端子を配設したケース体及び前記端子の一部の全周囲を収容し、また、前記回路基板に実装された電子部品が発生する熱エネルギを外部に放熱するヒートシンクの端部を一体に接合するものである。
ここで、上記ケース体は、複数の端子を配設したものであるが、両側の2辺に複数の端子を形成したものであっても、1辺であっても、2辺以上に複数の端子を形成したものであってもよい。
また、上記ケース体に配設された電子部品が実装された回路基板は、ケース体の端子と、電子部品とが電気的に接続されるものであればよい。
そして、上記液状樹脂形成部は、前記ケース体及び前記端子の一部の周囲を埋設し、上記カバー体との間を封止するに足りるシール効果が顕著な断面形状が採用される。なお、前記複数の端子との間を一体に封止するとは、前記端子の周囲が一部において全周を収容していることを意味する。
請求項2にかかる電子制御装置は、更に、前記回路基板を前記ケース体に装着した状態で前記ケース体に装着されるカバー体と、前記ケース体とカバー体との間を封止する前記液状樹脂形成部の緩衝部を具備し、前記回路基板が収納される空間が、前記ケース体、前記ヒートシンク及び前記カバー体によって包囲され、かつ、その内部と外部に対して前記液状樹脂形成部によって封止されるものである。
ここで、上記液状樹脂形成部は、複数の端子を配設したケース体及び前記端子の一部の全周囲を収容し、かつ、前記ケース体間に配設された回路基板を装着した後閉じるカバー体との間を封止する緩衝部を形成し、また、前記回路基板に実装された電子部品が発生する熱エネルギを外部に放熱するヒートシンクの端部を収容してなるものである。そして、上記カバー体は、ケース体に配設された回路基板を装着した後閉じることができるものであればよく、特に、開閉可能なものが望ましい。
更に、上記ケース体は、複数の端子を配設したものであるが、両側の2辺に複数の端子を形成したものであっても、1辺であっても、2辺以上に複数の端子を形成したものであってもよい。上記カバー体は、前記ケース体に装着されるものであればよく、また、上記緩衝部は、前記液状樹脂形成部によって前記ケース体とカバー体との間を弾性でもって封止できるものであればよい。
請求項3にかかる電子制御装置の前記ケース体は、端子を保持する端子保持部と、それをインサート成型してなる保持部収容体とからなるものである。ここで、上記カバー体は、前記端子保持部とそれを保持する保持部収容体によって形成されるものである。
請求項4にかかる電子制御装置の前記液状樹脂形成部は、少なくとも、複数の端子が通過する端子保持部と保持部収容体との間に貫通孔を設け、当該貫通孔に液状樹脂を充填して形成したものである。ここで、上記少なくとも、前記端子保持部と保持部収容体との間に設けた前記複数の端子が横切る貫通孔とは、前記端子保持部と前記保持部収容体の貫通孔において前記複数の端子が横切る箇所の存在を示したものである。また、少なくとも、前記端子保持部と前記保持部収容体の貫通孔とは、前記端子保持部と前記保持部収容体に設けるのみではなく、ヒートシンクにまで及んで設けることをも意味する。
請求項5にかかる電子制御装置の前記端子保持部は、端子の水平方向の部分及び垂直方向の部分を含んでインサート成型してなるものであるから、端子の一方の外力によって、或いは端子の外力が直接埋設された端子の全体に影響することがないように配設するものである。
請求項6にかかる電子制御装置における前記複数の端子を配設したケース体は、略箱型に形成し、その対向側に複数の端子を配設したものである。
ここで、ケース体を略箱型に形成するとは、略有底箱型または筒状箱型とすることができ、かつ、その対向側の距離が安定するから枠型とするものであり、更に、変形され難い箱型の立体形状とすることもできる。
請求項7にかかる電子制御装置における前記カバー体の取付けは、前記ケース体に設けた螺旋孔に螺合させるものである。
ここで、前記カバー体の取付けを前記ケース体に設けた螺旋孔に螺合させるのは、液状樹脂形成部が軟質であることから、堅固に固着するために前記ケース体を選択したものである。勿論、本発明を実施する場合、軟質度によっては液状樹脂形成部に対して固着する方法の選択も可能である。また、直接、取付けを行うブラケットに螺合することもできる。
請求項8にかかる電子制御装置における前記複数の端子は、端子毎に区画して形成したものである。
ここで、端子毎の区画とは、前記ケース体または前記液状樹脂形成部によって平面的に区画され、所定の高さを有するものであればよい。また、端子毎に区画して形成した複数の端子の露出面は、電気的接続に供するものであるから、半田付け等のろう付け、レーザ溶接、コネクタ接続等の何れの接続手段に対応できるものであってもよい。
請求項9にかかる電制御装置における前記液状樹脂形成部の前記複数の端子の露出面は、コネクタ端子として形成したものである。
請求項1の電子制御装置は、複数の端子を配設したケース体と、前記ケース体に配設されるとともに電子部品が実装された回路基板と、前記ケース体と前記ケース体に接して配設されたヒートシンクとの間並びに前記ケース体と前記複数の端子との間を、液状樹脂形成部によって一括して封止するものである。
したがって、液状樹脂形成部によってケース体及び端子の一部の全周囲を収容することによって、前記ケース体及び前記端子の一部の全周囲と前記液状樹脂形成部の接合は、粘度が低い液体の使用による成型であるから、両者間が密に接着され、毛細管現象によって例えば、作動油(自動変速機フルード)等の液体、気体が両者間の隙間に入り込むことがない。特に、温度の変化に対しても、液状樹脂形成部の全体によって膨張収縮の変化を吸収できるから、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
請求項2の電子制御装置は、請求項1の電子制御装置に対して、更に、前記回路基板を前記ケース体に装着した状態で前記ケース体に装着されるカバー体と、前記ケース体とカバー体との間を封止する前記液状樹脂形成部の緩衝部を具備し、前記回路基板が収納される空間は、前記ケース体、前記ヒートシンク及び前記カバー体によって包囲され、かつ、その包囲された内部と外部に対して前記液状樹脂形成部によって封止されるものである。
したがって、請求項1の効果に加えて、前記カバー体との間を封止する緩衝部を同時に形成できるから、従来のように、カバー体のシールと、端子のシールとを別々に設ける必要がなくなり、一体に同時成型できるから、生産性を上げ、コストを低減することができる。また、前記カバー体との間を封止する緩衝部は、前記カバー体が合成樹脂板であっても金属板であっても使用できるから、ヒートシンクとして使用することもできる。そして、ヒートシンクについても、その端部を液状樹脂形成部に埋設することによって、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
請求項3の電子制御装置の前記ケース体は、端子を保持する端子保持部と、それをインサート成型してなる保持部収容体とからなるものである。
したがって、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、端子保持部と保持部収容体の両者は機械的にも一体化でき、かつ、前記ケース体は前記端子の一部の全周囲と前記液状樹脂形成部の接合が、粘度が低い液体の使用による成型であるから、両者間が密に接着され、毛細管現象によって液体が両者間の隙間に入り込むことがない。
請求項4の電子制御装置の前記液状樹脂形成部は、少なくとも、複数の端子が通過する端子保持部と保持部収容体との間に前記複数の端子が横切る貫通孔を設け、当該貫通孔に液状樹脂を充填して形成したものであるから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、前記端子保持部と保持部収容体との間に設けた前記複数の端子が横切る貫通孔は、前記貫通孔を横切る前記複数の端子の全周囲を密に接着され、毛細管現象によって液体が両者間の隙間に入り込むことがない。特に、温度の変化に対しても、液状樹脂形成部の全体によって膨張収縮の変化を吸収できるから、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
請求項5の電子制御装置の前記端子保持部は、端子の水平方向の部分及び垂直方向の部分を含んでインサート成型してなるものであるから、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、端子に対する如何なる方向の外力が加わっても、直接埋設された端子の全体にその力が伝達されないから、例え、外力の要因が温度変化であっても、複数の端子とそれをインサート成型してなる端子保持部との間に剥離が生じない。
請求項6の電子制御装置において、前記複数の端子を配設したケース体は、略箱型に形成し、その対向側に複数の端子を配設したものであるから、請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の効果に加えて、ケース体として安定した形状が得られているから、特に、液状樹脂形成部によってシール性を確保することができる。
請求項7の電子制御装置において、前記カバー体の取付けは、前記ケース体に設けた螺旋孔に螺合させるものであるから、請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の効果に加えて、取付けが硬質材料相互間で締付けて固着できるから、完璧なシール性を確保できる。
請求項8の電子制御装置において、前記ケース体に設けた前記端子は、端子毎に区画して前記ケース体または液状樹脂形成部から露出する露出面として電気的接続部を形成したものであるから、請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載の効果に加えて、レーザ溶接等の際に電極間を金属粒子によって短絡を生じさせるようなことがない。
請求項9の電子制御装置において、前記ケース体に設けた前記端子は、コネクタ端子としたものであるから、請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の効果に加えて、ワイヤボンディングを行うことなく接続が可能となり、作業性がよくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において、図中、実施の形態1と同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここでは重複する説明を省略する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1にかかる自動変速機内蔵の電子制御装置(以下、「ECU」と記載する。)の全体構成を示す平面図、図2は本発明の実施の形態1にかかるECUの切断線A−Aによる断面図、図3は本発明の実施の形態1にかかるECUの図2の切断線B−Bによる断面図である。
図1乃至図3において、硬質合成樹脂材料からなる一次成型品としての端子保持部11は、複数配設した端子10を列状に配置した状態でインサート成型したものであり、この端子保持部11は枠状に形成されている。端子10は略L字状で図2の立上り部分(垂直立上がり部分)によって回路基板13を保持し、かつ、回路基板13の端面パッド13aによって回路基板13に実装されている電子部品と電気的に接続されている。複数の端子10は、その折曲部を埋設し、機械的強度を上げている。
即ち、この端子保持部11の端子10は、図2の略L字状で立上り部分(端子の水平方向の部分に対する垂直方向の部分)によって回路基板13を保持し、かつ、回路基板13の端面パッド13aによって回路基板13に実装されるものであり、電子部品と電気的に接続されている。この端子10の略L字状の水平方向の部分と垂直方向の部分はそれらの部分を含んで端子保持部11にインサート成型することにより、端子10に対する如何なる方向の外力が加わっても、直接埋設された端子10の全体にその力が伝達されないから、例え、外力の要因が温度変化であっても、複数の端子とそれをインサート成型してなる端子保持部との間に剥離、隙間が生じ難くしている。
回路基板13の端面パッド13aと端子10とは、半田等のろう付け等の手段によって電気的に接続している。なお、本発明を実施する場合には、ワイヤボンディングによって接続してもよい。
端子10を列状に配置した状態でインサート成型した端子保持部11は、更に、硬質合成樹脂材料からなる二次成型品としての保持部収容体14にインサート成型されている。この保持部収容体14には、複数の端子にワイヤボンディング用の露出面10aを形成すべく、端子10毎に筒状の溶接孔15を形成し、その溶接孔15の中間を横切るように端子10が配設されている。特に、本実施の形態では、溶接孔15で露出面となる端子10にバスバーやFPC(フレキシブルプリント基板)等と接合された端子等に接続される。
溶接孔15には、上部から見ると、図1のように、複数の端子10の露出面10aが確認され、溶接を容易とするとともに、配線の確認が視認できるようになっている。
この溶接孔15は、隣接する端子10との距離を確保すべく、千鳥足状に形成され、互いに干渉しないように、端子10の露出面10aは、各端子10毎に保持部収容体14で平面的、立体的に区画している。これによって、レーザ溶接の際でも、電極間を金属粒子によって短絡されないようにしている。
また、回路基板13に実装された電子部品が発生する熱エネルギを外部に放熱するヒートシンク16が保持部収容体14の成型の際に同時にインサート成型されている。通常、ヒートシンク16は保持部収容体14に対して随所で固定されるのみで、全周を一体化していない。このヒートシンク16は鉄板、銅板、黄銅板等の熱伝導率の良好な金属材料で形成されている。なお、ヒートシンク16は熱伝導の良好な材料を収容した容器として形成しても良いし、複数材料で形成しても良い。また、その形状については、フィンの面積を広くする構成とするのが望ましい。
このヒートシンク16は、回路基板13または搭載された電子部品のパッケージに接触し、回路基板13または搭載された電子部品が発生する熱を放熱するように、回路基板13とヒートシンク16とが配設される。
ヒートシンク16と端子保持部11の外径は略同一とされ、端子保持部11及びヒートシンク16の外側と、端子保持部11の上部及びヒートシンク16の下部を包囲するように、保持部収容体14が形成されている。即ち、保持部収容体14によってヒートシンク16と端子保持部11は、それらの面を包み込むように射出成型され、それらの面が密に接合される。
なお、硬質合成樹脂材料からなる一次成型品としての端子保持部11と二次成型品としての保持部収容体14は、本実施の形態においては、2回に分けて成型しているが、1回で成型することもできる。
ここで、本実施の形態の端子保持部11及び保持部収容体14は、ケース体17を構成する。即ち、ケース体17は複数の端子10を配設した硬質合成樹脂からなる合成樹脂である。
硬質合成樹脂材料からなる一次成型品としての端子保持部11と二次成型品としての保持部収容体14は、成型の際に端子10の接続を行う露出面10aを形成し、ヒートシンク16の末端を除く端部付近を収容し、貫通孔20を端子10が横切るように配置している。ここで、貫通孔20を端子10が横切るように配置するとは、回路基板13の周囲を取り巻く全周の保持部収容体14に、所定の幅で、枠形状に形成するものである。
この貫通孔20には、液状樹脂による射出成型を行う。所謂、LIM(LIQUID INJECTION MOLDING)成型を行う。本実施の形態においては、液状樹脂としてフッ素化ポリエーテル骨格を有する液状フッ素エラストマー(信越化学:SIFEL3000シリーズ)を使用した。
貫通孔20に液状樹脂として硬度55の液状フッ素エラストマー(1液も2液も可)を充填し、液状樹脂形成部18を形成した。液状樹脂形成部18は上端に緩衝部18aを環状に形成し、端子10が横切る貫通孔20の端子部周面18bでは、端子10の全周に液状フッ素エラストマーが行き渡るようにし、また、ヒートシンク16のヒートシンク凹部18cにおいても、全周に液状フッ素エラストマーが行き渡るようにして成型したものである。
この液状樹脂形成部18の上端の緩衝部18aは、回路基板13の周囲を取り巻く全周の保持部収容体14に、所定の幅で、枠形状に形成したものから、保持部収容体14の端面から突出して形成したもので、そのシール性を確実なものとするために、図2の断面からみると単数または複数の谷及び山からなり、それらが平面からみると環状に形成されている。複数の谷及び山は、カバー体19をケース体17に締め付けたとき、その変位により、平面の面積を大きくするものである。
このように、保持部収容体14によってヒートシンク16と端子保持部11とは、それらの面に対して垂直方向に重ねられた状態で射出成型され、また、端子保持部11は貫通孔20に液状樹脂が注入されて液状樹脂形成部18を形成している。ヒートシンク16にはその貫通孔20の軸方向に、液状樹脂形成部18の一部を形成するヒートシンク凹部18cが設けられているから、液状樹脂形成部18はヒートシンク16まで延びている。
即ち、少なくとも、複数の端子10が通過する端子保持部11と保持部収容体14との間に複数の端子が横切る貫通孔20を設け、当該貫通孔20に液状樹脂を充填して液状樹脂形成部18を形成している。特に、貫通孔20の軸方向に、ヒートシンク16にも液状樹脂形成部18の一部を収容するヒートシンク凹部18cを設けているから、端子保持部11と保持部収容体14との間の端部、複数の端子10と端子保持部11との間の端部、ヒートシンク16保持部収容体14との間の端部が、液状樹脂形成部18によって封止状態となり、密着性が維持され、接合強度が高い。
ここで、本実施の形態1のECUの製造においては、一次成型品としての端子保持部11によって、複数配設した端子10を列状に配置した成型品を形成し、更に、それを基に、二次成型品としての保持部収容体14に端子保持部11をインサート成型される。この保持部収容体14には、回路基板13に実装された電子部品が発生する熱エネルギを外部に放熱するヒートシンク16も、保持部収容体14の成型の際に同時にインサート成型される。
この後、端子保持部11と保持部収容体14から構成されるケース体17に対して、その貫通孔20に液状樹脂として液状フッ素エラストマーを充填し、液状樹脂形成部18を形成する。これにより、液状樹脂形成部18は上端に弾性に富む緩衝部18aを環状に形成し、端子10が横切る貫通孔20の端子部周面18bでは、端子10の一部ではあるが、その全周に液状フッ素エラストマーが接着され、また、ヒートシンク16のヒートシンク凹部18cにおいても、端部の全周に液状フッ素エラストマーが接着された。
次に、本実施の形態1では、ケース体17を構成する端子保持部11の端子10の相互間に回路基板13の端面パッド13aを嵌め込むことにより、また、必要に応じて半田付けすることにより、回路基板13に実装されている電子部品と機械的及び電気的に接続する。その後、必要に応じて内部の空間40に窒素ガスを封入した後、外部で射出成型したカバー体19を、そのボルト孔35を使用してケース体17を構成する保持部収容体14に穿設した図示しない螺旋穴を用いて、カバー体19をケース体17に締め付け、一体化する。勿論、図示しない自動変速機内のホルダに直接取付けてもよい。
本実施の形態1のECUは、液状樹脂形成部18によってケース体17及び端子10の一部の全周囲を収容することによって、ケース体17及び端子10と液状樹脂形成部18の接合は、粘度が低い液体の使用による成型であるから、両者間が密に接着され、毛細管現象によって、例えば、自動変速機に内蔵しても、作動油が両者間の隙間に入り込むことがない。特に、温度の変化に対しても、液状樹脂形成部18の全体によって膨張収縮の変化を吸収できるから、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができる。また、ヒートシンク16についても、その端部を液状樹脂形成部18に埋設することによって、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
そして、カバー体19との間を封止する緩衝部18aを形成できるから、従来のように、カバー体19のシールと、端子10のシールとを別々に設ける必要がなくなり、一体に成型できるから、生産性を上げ、コストを低減することができる。更に、カバー体19との間を封止する緩衝部18aは、カバー体19が合成樹脂板であっても金属板であっても使用できるから、ヒートシンク16として使用することもできる。
このように本実施の形態1のECUは、複数の端子を配設したケース体17と、ケース体17に配設されるとともに、電子部品が実装された回路基板13と、回路基板13及びケース体17に接して配設されたヒートシンク16と、ケース体17とヒートシンク16との間並びにケース体17と複数の端子10との間を一体に封止する液状樹脂形成部18と、回路基板13をケース体17に装着した状態でケース体17に装着されるカバー体19と、ケース体17とカバー体19との間を封止する液状樹脂形成部18の緩衝部18aを具備し、回路基板13が収納される空間40は、ケース体17、ヒートシンク16及びカバー体19によって包囲され、かつ、その包囲された内部と外部に対して液状樹脂形成部18によって封止するものである。
したがって、液状樹脂形成部18によってケース体17及び端子10の一部の全周囲を収容することによって、ケース体17及び端子10の一部の全周囲と液状樹脂形成部18の接合は、粘度が低い液体の使用による成型であるから、両者間が密に接着され、毛細管現象によって例えば、作動油等の液体は勿論、気体も両者間の隙間に入り込むことがない。特に、温度の変化に対しても、液状樹脂形成部18の全体によって膨張収縮の変化を吸収できるから、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
加えて、カバー体19との間を封止する緩衝部18aを同時に形成できるから、従来のように、カバー体19のシールと、端子10のシールとを別々に設ける必要がなくなり、一体に同時成型できるから、生産性を上げ、コストを低減することができる。また、カバー体19との間を封止する緩衝部18aは、カバー体19が合成樹脂板であっても金属板であっても使用できるから、ヒートシンク16として使用することもできる。そして、ヒートシンク16についても、その端部を液状樹脂形成部18に埋設することによって、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
[実施の形態2]
上記実施の形態1では、ケース体17の端子10が横切る貫通孔20を使用したものであるが、本発明を実施する場合には、貫通孔20を省略した形態とすることもできる。実施の形態2がその例である。
図4は本発明の実施の形態2にかかるECUの図1の切断線A−Aに相当する断面図、図5は本発明の実施の形態2にかかるECUの図4の切断線C−Cによる断面図である。
図4及び図5において、硬質合成樹脂材料からなるケース体17は、複数配設した端子10を列状に配置した状態でインサート成型したものであり、このケース体17は枠状に形成されている。端子10は略L字状で図4の立上部分によって回路基板13を保持し、かつ、回路基板13の端面パッド13aによって回路基板13に実装されている電子部品と電気的に接続されている。回路基板13の端面パッド13aと端子10とは、半田等のろう付けによって電気的に接続している。
また、回路基板13に実装された電子部品が発生する熱エネルギを外部に放熱するヒートシンク16がケース体17の成型の際に同時にインサート成型されている。通常、ヒートシンク16はケース体17に対して固定されるのみで、必ずしも全周を一体化するものではない。
端子10を列状に配置したケース体17の外周は、液状フッ素エラストマーを使用したLIM成型によって液状樹脂形成部30の成型を行う。
液状樹脂形成部30は、複数の端子10にボンディング用の露出面10aを形成すべく、端子10毎に筒状の溶接孔15を形成し、その中間を横切るように端子10が配設された液状樹脂形成部30が成型される。溶接孔15で露出面10aとなる端子10にはバスバーやFPC等と接合された端子等が接続される。
この溶接孔15は、隣接する端子10との距離を確保すべく、千鳥足状に形成され、互いに干渉しないように、端子10の露出面10aは、各端子10毎に液状樹脂形成部30で平面的、立体的にも区画している。これによって、レーザ溶接の際でも、電極間を金属粒子(スパッタ)によって短絡されないようにしている。
この液状樹脂形成部30は上端に緩衝部30aを環状に形成し、端子10が横切る端子部周面30bでは、端子10の全周に液状フッ素エラストマーが行き渡るようにし、また、ヒートシンク16のヒートシンク端部付近30cにおいても、全周に液状フッ素エラストマーが行き渡るようにして成型したものである。
本実施の形態のECUの製造は、まず、複数配設した端子10を列状に配置した成型品としてケース体17を形成し、それを基に、液状樹脂形成部30をインサート成型される。この後、ケース体17に対して液状樹脂として液状フッ素エラストマーを充填し、液状樹脂形成部30を形成する。これにより、液状樹脂形成部30は上端に弾性に富む緩衝部30aを環状に形成し、端子10の端子部周面30bでは、端子10の全周に液状フッ素エラストマーが接着され、また、ヒートシンク16のヒートシンク端部付近30cにおいても、全周に液状フッ素エラストマーが接着され成型される。
次に、ケース体17の端子10の相互間に回路基板13の端面パッド13aを嵌め込むことにより、また、必要に応じて半田付けすることにより、回路基板13に実装されている電子部品と機械的及び電気的に接続する。その後、必要に応じて内部に窒素ガスを封入した後、カバー体19のボルト孔を使用してケース体17に穿設した図示しない螺旋穴を用いて、カバー体19をケース体17に締付けて一体化する。
液状樹脂形成部30によってケース体17及び端子10の一部の全周囲を収容することによって、ケース体17及び端子10と液状樹脂形成部30の接合は、粘度が低い液体の使用による成型であるから、両者間が密に接着され、毛細管現象によって作動油が両者間の隙間に入り込むことがない。特に、温度の変化に対しても、液状樹脂形成部30の全体によって膨張収縮の変化を吸収できるから、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができる。また、ヒートシンク16についても、その端部を液状樹脂形成部30に埋設することによって、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
そして、カバー体19との間を封止する緩衝部30aを形成できるから、従来のように、カバー体19のシールと、端子10のシールとを別々に設ける必要がなくなり、一体に成型できるから、生産性を上げ、コストを低減することができる。更に、カバー体19との間を封止する緩衝部30aは、カバー体19が合成樹脂板であっても金属板であっても使用できるから、ヒートシンク16として使用することもできる。
このように、実施の形態1及び実施の形態2のECUは、複数の端子10を配設したケース体17と、ケース体17に配設されるとともに、電子部品が実装された回路基板13と、回路基板13及びケース体17に接して配設されたヒートシンク16と、ケース体17とヒートシンク16との間並びにケース体17と複数の端子10との間を一体に封止する液状樹脂形成部18,30を具備するものである。
また、実施の形態1及び実施の形態2のECUは、複数の端子10を配設したケース体17と、ケース体17に配設されるとともに、電子部品が実装された回路基板13と、回路基板13及びケース体17に接して配設されたヒートシンク16と、ケース体17とヒートシンク16との間並びにケース体17と複数の端子10との間を一体に封止する液状樹脂形成部18,30と、回路基板13をケース体17に装着した状態でケース体17に装着されるカバー体19と、ケース体17とカバー体19との間を封止する液状樹脂形成部18,30の緩衝部18a,30aを具備し、回路基板13が収納される空間40は、ケース体17、ヒートシンク16及びカバー体19によって包囲され、かつ、その包囲された内部と外部とを液状樹脂形成部18,30によって封止するものである。
したがって、液状樹脂形成部18,30によってケース体17及び端子10を収容することによって、ケース体17及び端子10と液状樹脂形成部18,30の接合は、粘度が低い液体の使用による成型であるから、両者間が密に接着され、毛細管現象によって自動変速機内の作動油が両者間の隙間に入り込むことがない。特に、温度の変化に対しても、液状樹脂形成部18,30の全体によって膨張収縮の変化を吸収できるから、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができる。また、ヒートシンク16についても、その端部を液状樹脂形成部18,30に埋設することによって、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
そして、カバー体19との間を封止する緩衝部18a,30aを形成できるから、従来のように、カバー体19のシールと、端子10のシールとを別々に設ける必要がなくなり、一体に成型できるから、生産性を上げ、コストを低減することができる。更に、カバー体19との間を封止する緩衝部18a,30aは、カバー体19が合成樹脂板であっても金属板であっても使用できるから、ヒートシンク16として使用することもできる。
上記実施の形態1及び実施の形態2のECUは、ヒートシンク16をカバー体19に置き換えたり、省略することにより、複数の端子10を配設したケース体17と、ケース体17に配設された電子部品が実装された回路基板13と、ケース体17に配設された回路基板13を装着した後閉じるカバー体19と、ケース体17及び端子10を収容し、かつ、カバー体19との間を封止する緩衝部18a,30aを形成してなる液状樹脂形成部18,30とを具備する構成とすることができる。
したがって、この種の実施の形態では、液状樹脂形成部18,30によってケース体17及び端子10を収容することによって、ケース体17及び端子10と液状樹脂形成部18,30の接合は、粘度が低い液体の使用による成型であるから、両者間が密に接着され、毛細管現象によって自動変速機内の作動油が両者間の隙間に入り込むことがない。特に、温度の変化に対しても、液状樹脂形成部18,30の全体によって膨張収縮の変化を吸収できるから、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
そして、カバー体19との間を封止する緩衝部18a,30aを同時に形成できるから、従来のように、カバー体19のシールと、端子10のシールとを別々に設ける必要がなくなり、一体に同時成型できるから、生産性を上げ、コストを低減することができる。
更に、カバー体19との間を封止する緩衝部は、カバー体19が合成樹脂板であっても金属板であっても使用できるから、ヒートシング16として使用することもできる。
また、上記実施の形態のECUの複数の端子を配設したケース体17は、略箱型に形成し、その対向側に複数の端子10を配設したものである。
したがって、ケース体17として安定した形状が得られているから、特に、液状樹脂形成部18,30によってシール性を確保することができる。
上記実施の形態1及び実施の形態2のECUのカバー体19の取付けは、ケース体17に設けた螺旋孔に螺合させるものであるから、取付けが硬質材料相互間で締め付けて固着できるから、完璧なシール性を確保できる。
上記実施の形態1及び実施の形態2のECUのケース体17に設けた端子10は、各端子10毎に区画してケース体17または液状樹脂形成部18,30から露出する露出面10aとして電気的接続部を形成したものであるから、レーザ溶接の際に電極間を金属粒子によって短絡を生じさせるようなことがない。
上記実施の形態1及び実施の形態2のECUのケース体17に設けた端子10は、コネクタ端子として形成したものでは、ワイヤボンディングを行うことなく接続が可能となり、作業性がよくなる。
上記実施の形態1のECUのケース体17は、端子10を保持する端子保持部11と、それをインサート成型してなる保持部収容体14とからなり、端子保持部11と保持部収容体14の両者は機械的にも一体化でき、かつ、ケース体14は端子10の一部の全周囲と液状樹脂形成部18の接合が、粘度が低い液体の使用による成型であるから、両者間が密に接着され、毛細管現象によって液体が両者間の隙間に入り込むことがない。
上記実施の形態1のECUの液状樹脂形成部18は、少なくとも、複数の端子10が通過する端子保持部11と保持部収容体14との間に複数の端子10が横切る貫通孔15を設け、貫通孔15に液状樹脂を充填して形成したものであるから、端子保持部11と保持部収容体14との間に設けた複数の端子10が横切る貫通孔20は、貫通孔20を横切る複数の端子10の全周囲を密に接着され、毛細管現象によって液体が両者間の隙間に入り込むことがない。特に、温度の変化に対しても、液状樹脂形成部18の全体によって膨張収縮の変化を吸収できるから、温度変化に対しても毛細管現象の発生の抑制ができ、シール性を高くすることができる。
上記実施の形態1及び実施の形態2のECUの端子保持部11またはケース体17は、端子10の水平方向の部分及び垂直方向の部分を含んでインサート成型してなるものであるから、端子10に対する如何なる方向の外力が加わっても、直接埋設された端子10の全体にその力が伝達されないから、例え、外力の要因が温度変化であっても、複数の端子10とそれをインサート成型してなる端子保持部11またはケース体17との間に剥離が生じない。
図1は本発明の実施の形態1にかかるECUの全体構成を示す平面図である。 図2は本発明の実施の形態1にかかるECUの切断線A−Aによる断面図である。 図3は本発明の実施の形態1にかかるECUの図2の切断線B−Bによる断面図である。 図4は本発明の実施の形態2にかかるECUの図1の切断線A−Aに相当する断面図である。 図5は本発明の実施の形態2にかかるECUの図4の切断線C−Cによる断面図である。
符号の説明
10 端子
11 端子保持部
13 回路基板
14 保持部収容体
16 ヒートシンク
17 ケース体
18,30 液状樹脂形成部
18a,30a 緩衝部
20 貫通孔
40 空間

Claims (9)

  1. 複数の端子を配設したケース体と、
    前記ケース体に配設されるとともに、電子部品が実装された回路基板と、
    前記回路基板及び前記ケース体に接して配設されたヒートシンクと、
    前記ケース体と前記ヒートシンクとの間並びに前記ケース体と前記複数の端子との間を一体に封止する液状樹脂形成部と
    を具備することを特徴とする電子制御装置。
  2. 更に、前記回路基板を前記ケース体に装着した状態で前記ケース体に装着されるカバー体と、
    前記ケース体とカバー体との間を封止する前記液状樹脂形成部の緩衝部を具備し、
    前記回路基板が収納される空間は、前記ケース体、前記ヒートシンク及び前記カバー体によって包囲され、かつ、その包囲された内部と外部に対して前記液状樹脂形成部によって封止することを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記ケース体は、端子を保持する端子保持部と、それをインサート成型してなる保持部収容体とからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記液状樹脂形成部は、少なくとも、複数の端子が通過する端子保持部と保持部収容体との間に前記複数の端子が横切る貫通孔を設け、当該貫通孔に液状樹脂を充填して形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の電子制御装置。
  5. 前記端子保持部は、前記端子の水平方向の部分及び垂直方向の部分を含んでインサート成型してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の電子制御装置。
  6. 前記複数の端子を配設したケース体は、略箱型に形成し、その対向側に複数の端子を配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の電子制御装置。
  7. 前記カバー体の取付けは、前記ケース体に設けた螺旋孔に螺合させることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の電子制御装置。
  8. 前記ケース体に設けた前記端子は、端子毎に区画して前記ケース体または前記液状樹脂形成部から露出する露出面として電気的接続部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載の電子制御装置。
  9. 前記ケース体に設けた前記端子は、コネクタ端子として形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の電子制御装置。
JP2007305724A 2007-11-27 2007-11-27 電子制御装置 Pending JP2009130249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007305724A JP2009130249A (ja) 2007-11-27 2007-11-27 電子制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007305724A JP2009130249A (ja) 2007-11-27 2007-11-27 電子制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009130249A true JP2009130249A (ja) 2009-06-11

Family

ID=40820834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007305724A Pending JP2009130249A (ja) 2007-11-27 2007-11-27 電子制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009130249A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011254004A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Toyota Industries Corp 電子部品装置
KR101392515B1 (ko) 2012-10-12 2014-05-07 동아전장주식회사 펄스폭 변조장치의 체결장치 및 체결방법
JP2018022891A (ja) * 2016-07-26 2018-02-08 コンチネンタル オートモーティブ システムズ インコーポレイテッドContinental Automotive Systems, Inc. レーザー溶接によって密封されたハウジングを備える電子コントローラ
CN113891589A (zh) * 2018-03-22 2022-01-04 日立金属株式会社 带有树脂成型体的电缆

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011254004A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Toyota Industries Corp 電子部品装置
KR101392515B1 (ko) 2012-10-12 2014-05-07 동아전장주식회사 펄스폭 변조장치의 체결장치 및 체결방법
JP2018022891A (ja) * 2016-07-26 2018-02-08 コンチネンタル オートモーティブ システムズ インコーポレイテッドContinental Automotive Systems, Inc. レーザー溶接によって密封されたハウジングを備える電子コントローラ
CN113891589A (zh) * 2018-03-22 2022-01-04 日立金属株式会社 带有树脂成型体的电缆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5675933B2 (ja) 制御装置ハウジング
CN204046939U (zh) 具有电路板的电子单元
CN101852811B (zh) 传感器模块
KR20130128410A (ko) 컨트롤 모듈 및 컨트롤 모듈의 제조 방법
US20100170706A1 (en) Electronic module and method for manufacturing an electronic module
JP2000323848A (ja) 電子機器の組合せ構造
CN106031313B (zh) 电子控制模块及电子控制模块的制造方法
CN104955290A (zh) 尤其用于传动机构控制器的具有两个上下堆叠的印刷电路板元件的电子模块
CN101690438A (zh) 电装品组件
JP2010509742A (ja) モジュラ式のコンタクトパートナーを備える標準化された電子的ケーシング
CN103891419A (zh) 具有在***的电路载体和周围的电路载体之间的焊接桥或冷触头的变速箱控制模块
JP5603489B2 (ja) 自動車用の密閉型のコントロールモジュール
JP5294175B2 (ja) 自動車用制御装置
US9596773B2 (en) Electronic device with connector arrangement
JP2009130249A (ja) 電子制御装置
CN104112720A (zh) 功率半导体组件和模块
CN107006126A (zh) 利用按压接触三明治模块技术的特别是用于机动车传动装置控制设备的电子装置模块
JP5436214B2 (ja) 標準インターフェースを備えた電子装置ケーシング
CN107079583B (zh) 用于在污染的介质中使用的变速器控制模块、用于在这种变速器控制模块中使用的tcu组件和用于制造这种变速器控制模块的方法
JP6866121B2 (ja) 半導体モジュール
CN105407664A (zh) 具有两个彼此相连接的电路板和切屑保护件的电路板装置
JP2009033170A (ja) 基板キャリア用の密閉機構を備えるパワー半導体モジュールおよびその製造方法
JP6391430B2 (ja) 電子制御装置およびその製造方法
JP6143957B2 (ja) 複数の導電路の複数の電気的接点との接続装置
JP2008147432A (ja) 電子回路装置及び電力変換装置及び電子回路装置の製造方法