JP2009129195A - バックアップサーバ、移動機、およびこれらを用いた通信システム、ならびにバックアップ方法 - Google Patents

バックアップサーバ、移動機、およびこれらを用いた通信システム、ならびにバックアップ方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 ユーザデータの同期処理とユーザデータの更新処理と行う際に、無線リソースを効率よく利用することができるバックアップサーバ、通信システムおよびバックアップ方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 ユーザ保持情報管理テーブル104に予め記憶されている取得関連情報であるデータ取得先URLに基づいて、データ取得部105はユーザデータを上書き更新する更新ユーザデータを取得する。そして、データ取得部105は、データ格納部103に記憶されているユーザデータを更新ユーザデータで更新処理を行う。一方で、データ動機プロトコル処理部102は、移動機200に記憶されているユーザデータとデータ格納部103に記憶されているユーザデータとの整合性をとるよう同期処理を行う。この同期処理は、すでに更新処理されたユーザデータを用いて行うよう構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データのバックアップおよびデータの更新を行うバックアップサーバ、移動機、およびこれらを用いた通信システム、ならびにバックアップ方法に関する。
クライアント内のユーザデータのバックアップ技術の一つとして、クライアントとサーバとの間での差分データを同期させるDataSync規格があり、OMA(Open Mobile Alliance)で標準化されている。DataSync規格では、サーバはクライアントに対し、同期開始を告げるトリガとなるメッセージを送出し、これを受けたクライアントは同期を開始する。ここで、予めクライアントとサーバとは、それぞれ管理しているデータに追加・編集・削除などで内容に変更が生じた場合、その旨をログ情報に記述することにより管理を行う。そして、このログ情報をもとに、同期実行時にクライアントとサーバとの間で差分が生じたデータのみを送出しあうことで同期を取ることが可能となる。本技術、は電話帳、静止画、動画、ブックマークやトルカ、スケジュールデータなどに用いることができる。
また、一般的なデータのバックアップを行うことができる技術として、特許文献1(特開2005−311552号公報)が挙げられる。この特許文献1には、電話帳情報についてユーザに意識させることなく最新の情報をバックアップさせることが記載されている。
一方、ユーザが保持しているデータの更新については、ユーザがネットワーク(NW)を介してIP(Information Provider)などの情報提供者からデータを取得する際、情報提供者がデータを取得したユーザ情報を管理しておき、データが更新された際には、該当のデータを過去に取得しているユーザに対して更新されたデータを送りつける、Push型の更新データ送信システムが既に知られている。本技術はコンテンツ提供者が配信しているデータに対して有効であり、静止画、動画などのほかトルカなどにも適用可能となる。なお、一般的に特許文献2(特開2001-75785号公報)に記載されているようなデータ更新に関する技術が知られている。
これ以外にも、クライアントからユーザが手動でデータの更新を確認できるものや、データ自体に時間情報を設定することで、クライアントが定期的な時間情報によりサーバに対して更新確認を行うことでデータを更新するシステムも考えられている。前者はiアプリ(登録商標)やトルカ(登録商標)などで既に用いられており、後者には有効期限を設定されている著作権情報などで目にすることができる。
特開2005−311552号公報 特開2001-75785号公報
しかしながら、上記従来技術である同期によるユーザデータバックアップ・リストアシステム、Push型のデータ更新システムは、各々が独立に処理されており、無線リソースの効率的利用ができていない、という問題がある。すなわち、同期処理を行うときにはそのときのためだけに無線リソースが利用され、また、データが更新されたときには、更新データを移動機に送信するために無線リソースが利用されることになる。
そこで、本発明は、上記問題点を解決し、ユーザデータの同期処理とユーザデータの更新処理と行う際に、無線リソースを効率よく利用することができるバックアップサーバ、移動機、通信システムおよびバックアップ方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明のバックアップサーバは、移動機と通信接続するバックアップサーバにおいて、前記移動機との間で同期対象となるユーザデータを当該移動機と対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているユーザデータの発信元である移動機と当該ユーザデータを上書き更新するための更新ユーザデータを外部から取得可能にするための取得関連情報とを対応付けて記憶する管理テーブルと、前記管理テーブルに記憶されている取得関連情報に基づいて前記更新ユーザデータを取得し、前記記憶手段に記憶されているユーザデータを前記更新ユーザデータで更新処理を行う更新手段と、前記移動機に記憶されているユーザデータと前記記憶手段に記憶されているユーザデータとの整合性をとる同期手段と、を備え、前記同期手段は、前記更新手段による更新処理が行われたユーザデータを用いて前記移動機との同期処理を行うことを特徴とする。
この発明によれば、予め記憶されている取得関連情報に基づいてユーザデータを上書き更新する更新ユーザデータを取得し、記憶されているユーザデータを更新ユーザデータで更新処理を行い、一方で、移動機に記憶されているユーザデータと予め記憶されているユーザデータとの整合性をとるよう同期処理を行う。そして、同期処理は、更新処理されたユーザデータを用いて行うよう構成されている。これにより、ユーザにとって操作を軽減することができ、また同期処理および更新処理のための無線リソースを効率的に利用することができる。
また、本発明のバックアップサーバは、前記同期手段が同期処理を行った後に、前記更新手段は更新処理を行うことが好ましい。
この発明によれば、同期処理を行った後に、更新処理を行うよう制御することで、確実に更新処理を行うことができ、少なくとも同期処理を行うときには、その前に更新処理が行われていることになり、最新の更新ユーザデータを取得することができる。これにより、ユーザにとって操作を軽減することができ、また同期処理のための無線リソースを効率的に利用することができる。
また、本発明のバックアップサーバが記憶している前記取得関連情報は、前記更新ユーザデータの保存先を示す取得先情報であることが好ましい。
ここで、取得関連情報は、更新ユーザデータの保存先を示す取得先情報であり、例えば、URLなどのリンク先情報であり、これを用いて更新ユーザデータを取得することができる。
また、本発明のバックアップサーバが記憶している前記取得関連情報は、前記更新ユーザデータの保存先を示す取得先情報を一意に特定するためのキー情報であって、前記更新データ取得手段は、前記キー情報を用いて検索処理を実行することにより更新ユーザデータを取得することが好ましい。
また、取得関連情報は、更新ユーザデータの保存先を示す取得先情報を一意に特定するためのキー情報であって、キー情報を用いて検索処理を実行することにより更新ユーザデータを取得することができる。例えば、取得関連情報は電話番号であり、更新データ取得手段は、電話帳データベースに対してアクセスし、電話番号を用いて検索処理を行うことで、所望の更新ユーザデータ(例えばトルカデータなど)を取得することができる。
また、本発明のバックアップサーバの送信手段は、更新された旨を示すメタ情報を前記更新ユーザデータに付加して、更新ユーザデータを送信することが好ましい。
この発明によれば、前記更新ユーザデータに更新された旨を示すメタ情報を付加して、更新ユーザデータを送信することができ、更新ユーザデータであることを移動機に知らしめることができる。
また、本発明のバックアップサーバの更新手段は、所定時間経過ごとにユーザデータの更新処理を行うことが好ましい。
この発明によれば、所定時間経過ごとにユーザデータの更新処理を行うことで、移動機から同期処理の要求が来たときには、最新のユーザデータで同期処理を行うことができる。
また、本発明のバックアップサーバの管理テーブルは、更新の可否を示す更新可否情報を記憶しており、前記更新手段は、前記管理テーブルに記憶されている更新可否情報に基づいて更新処理を実行することが好ましい。
この発明によれば、予め記憶されている更新可否情報に基づいてユーザデータの更新処理を実行することで、更新したくないユーザデータについては更新することが無いため、使いやすい装置を実現することができる。なお、この更新可否設定情報は、ユーザデータごと、コンテンツ種別ごとなどで設定してもよいし、全データを対象に更新可否情報を設定するようにしてもよい。
また、本発明のバックアップサーバの更新手段は、更新ユーザデータが、当該更新ユーザデータに対応し、前記記憶手段に記憶されているユーザデータと比較して新しい場合には、更新処理を行うことが好ましい。
この発明によれば、更新ユーザデータが、当該更新ユーザデータに対応し、予め記憶されているユーザデータと比較して新しい場合には、更新処理を行うことで古いユーザデータで更新されることが無いため、使い勝手のよい装置を実現することができる。
また、本発明のバックアップサーバは、同期手段により、移動機との間でユーザデータの同期処理が行われると、更新対象のユーザデータに関連する関連情報の取得の指示を前記更新手段に行う関連情報判断手段をさらに備え、前記更新手段は、前記関連情報判断手段の指示に基づいて取得された関連情報を前記更新ユーザデータとともに取得することが好ましい。
この発明によれば、移動機との間でユーザデータの同期処理が行われると、更新対象のユーザデータに関連する関連情報を取得し、取得された関連情報を更新ユーザデータとともに取得して、同期処理の対象とすることで、ユーザが所望していると思われる関連情報を自動的に取得し、これをユーザデータとして同期させることができ、使い勝手のよい装置を実現することができる。例えば、ユーザデータとしては、店舗の電話番号であり、関連情報としては、店舗のURL、トルカデータなどである場合には、電話番号をキーにして店舗のURL、トルカデータなどを取得することができ、ユーザが所望するであろうと思われるユーザデータを、ユーザからの依頼されることなく取得することができる。
また、本発明のバックアップサーバの同期手段は、前記移動機における初回の同期処理に際して、前記移動機からユーザデータの全部を取得するとともに、当該移動機の固有情報またはユーザIDの少なくともいずれか一方を識別情報として取得し、前記ユーザデータの全部を前記記憶手段に記憶させるとともに、取得された前記識別情報を前記管理テーブルに記憶させ、前記移動機における2回目以降の同期処理に際して、当該移動機から送信された識別情報が、前記管理テーブルに記憶されている識別情報と一致すると判断する場合には、同期処理を実行することが好ましい。
この発明によれば、移動機における2回目以降の同期処理に際して、当該移動機から送信された識別情報(固有情報またはユーザIDのいずれか)が、予め記憶されている識別情報と一致すると判断する場合には、同期処理を実行することができる。よって、DRMなどで管理されている再配布不可データなどのユーザデータを扱う場合、不適法なデータコピーを制限することができるとともに、同期処理、バックアップ処理といったユーザにとって利便性のあるサービスを適切に提供することができる。
また、本発明の移動機は、上記バックアップサーバからユーザデータを受信することで同期処理を行う移動機側同期手段と、前記移動機側同期手段により受信されたユーザデータを記憶する記憶手段とを備えている。この発明によれば、バックアップサーバとの間で同期処理を行うことができる。
また、本発明の移動機は、前記移動機側同期手段により受信されたユーザデータに付加されているメタ情報に基づいて、更新された更新ユーザデータの件数または更新ユーザデータを特定するための情報の少なくともいずれか一方を表示する表示手段をさらに備えている。
この発明によれば、受信されたユーザデータに付加されているメタ情報に基づいて、更新された更新ユーザデータの件数を表示することができ、ユーザは更新されたユーザデータの件数、またはどのユーザデータが更新されたかを容易に知ることができる。
ところで、本発明は、上記のようにバックアップサーバおよび移動機の発明として記述できる他に、以下のように、バックアップシステム、バックアップ方法の発明としても記述することができる。これらはカテゴリーが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用・効果を奏する。
すなわち、本発明のバックアップシステムは、上記バックアップサーバと、上記移動機とを備えている。
また、本発明のバックアップ方法は、前記移動機との間で同期対象となるユーザデータを当該移動機と対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているユーザデータの発信元である移動機と当該ユーザデータを上書き更新するための更新ユーザデータを外部から取得可能にするための取得関連情報とを対応付けて記憶する管理テーブルと、を備えるバックアップサーバにおけるバックアップ方法において、前記管理テーブルに記憶されている取得関連情報に基づいて前記更新ユーザデータを取得し、前記記憶手段に記憶されているユーザデータを前記更新ユーザデータで更新処理を行う更新ステップと、前記移動機に記憶されているユーザデータと前記記憶手段に記憶されているユーザデータとの整合性をとる同期ステップと、を備え、前記同期ステップは、前記更新ステップによる更新処理が行われたユーザデータを用いて前記移動機との同期処理を行うことを特徴としている。
本発明は、ユーザにとって操作を軽減することができ、また同期処理および更新処理のための無線リソースを効率的に利用することができる。
本発明は、一実施形態のために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態の通信システムのシステム構成図である。図1に示すように、この通信システムは、バックアップサーバ100、移動機200、およびIPサーバ300から構成されている。なお、IPサーバ300は、これに限らず、更新ユーザデータを提供することができる更新サービスサーバとして機能するものであれば、その形態は問わない。
バックアップサーバ100は、データ送受信部101、データ同期プロトコル処理部102(同期手段)、データ格納部103(記憶手段)、ユーザ保持情報管理テーブル104(管理テーブル)、およびデータ取得部105(更新手段)、および付加情報追加データ照合部106を含んで構成されている。
このバックアップサーバ100は、図2に示すハードウェアにより実現されている。図2は、バックアップサーバ100のハードウェア構成図である。図1に示されるバックアップサーバ100は、物理的には、図2に示すように、CPU11、主記憶装置であるRAM12及びROM13、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置14、ディスプレイ等の出力装置15、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール16、ハードディスク等の補助記憶装置17などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図1において説明した各機能は、図2に示すCPU11、RAM12等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU11の制御のもとで入力装置14、出力装置15、通信モジュール16を動作させるとともに、RAM12や補助記憶装置17におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図1に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
データ送受信部101は、移動機200との間で同期処理を行う部分であり、移動機200において保持されているユーザデータとの差分データを受信し、またユーザデータの差分データを送信する部分である。
データ同期プロトコル処理部102は、ユーザデータの同期を行うためのプロトコル処理を行う部分であり、例えばdatasync規格に基づいたプロトコル処理を行う。データ送受信部101は、このデータ同期プロトコル処理部102による処理に基づいてユーザデータのうち差分データの送受信を実行し、ユーザデータの同期処理を行う。ここでの同期処理は、バックアップサーバ100と移動機200とにそれぞれ記憶されているユーザデータが同一となるようにその整合性を取る処理を行うものであって、ユーザデータに差分がある場合には、その差分データが移動機200またはバックアップサーバ100に送信される。
データ格納部103は、データ送受信部101、データ同期プロトコル処理部102を介して取得されたユーザデータまたは更新ユーザデータを記憶することで、バックアップする部分であり、移動機200を特定するためのユーザIDおよび移動機固有情報とユーザデータとを対応付けて記憶する。ユーザデータとしては、電話帳データ、ダウンロードして取得したコンテンツデータ・クーポン券データ、画像・動画データ、スケジュールデータ、ブックマークデータなどがある。上述データ同期プロトコル処理部103は、データ格納部103に記憶されているユーザデータまたは更新ユーザデータを用いて同期処理を行うことになる。
ユーザ保持情報管理テーブル104は、ユーザデータのうちIPサーバから提供されるデータの取得先情報、データ更新日などを管理するための管理情報を記憶する管理テーブルである。このユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている管理情報は、データ同期プロトコル処理オブ102によりデータ格納部103に差分データが記憶されると同時に、更新されたユーザデータについての管理情報が更新される。
このユーザ保持情報管理テーブル104の具体例について図3に基づいて説明する。図3は、ユーザ保持情報管理テーブル104に記述されている管理情報を示す説明図である。図3に示されるように、ユーザ保持情報管理テーブル104は、ユーザデータを一意に識別するためのデータID、ユーザデータを保持しているアクセス先を示すデータ取得先URL(Uniform Resource Locator)、データが更新された日付を示すデータ更新日、当該ユーザデータを取得しているユーザ(移動機200)を示すユーザID、およびそのユーザの移動機200におけるデータID、ならびに更新の可否を示す更新可否情報を対応付けて記憶している。
なお、データ格納部103に記憶されているユーザデータをユーザ保持情報管理テーブル104に記憶させるようにしてもよい。例えば、電話帳データとして、図4に示されるデータ構成のものが記憶されるようにしてもよい。図4は、電話帳データの概略説明図である。図4に示すように、この電話帳データは、データID、電話番号1、電話番号2、名前、メールアドレス、住所、URL、メモ、更新可否情報、更新日を含んで構成されている。電話番号1および電話番号2は、例えば、固定電話の電話番号と携帯電話の電話番号とを区別するために使用されている。また、メモ欄には、任意のメッセージを記述することができる。また、更新可否情報は、上書きの可否を示す更新可否情報である。例えば、更新可と記述されているデータについては、バックアップサーバ100からの更新データに対して上書き処理を行うことができる。また、更新否と記述されているデータについては、上書き処理は拒否される。なお、図3および図4のいずれにおいても、更新可否情報は必須の情報ではなく、後述するとおり、変形例において利用される情報である。また、図4においては、更新可否情報は、ユーザデータごとに設定されているがこれに限るものではなく、全データを対象に更新可否情報を設定してもよいし、電話帳データ、スケジュールデータ、トルカデータなどコンテンツ種別ごとに設定できるようにしてもよい。
データ取得部105は、IPサーバ300からユーザデータを取得する部分であり、データ同期プロトコル処理部102による同期処理(バックアップ処理)がなされた後に、上述ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている各ユーザIDのユーザデータのうち、データ取得先URLが記述されているユーザデータについては、そのデータ取得先URLに基づいてIPサーバ300にアクセスし、最新のユーザデータである更新ユーザデータを取得する。また、データ取得部105は、電話帳データについては、データ取得先URLが記述されていない場合でも、電話帳データであることを認識し、予め設定されている電話帳管理DBにアクセスすることで、最新の電話帳データを取得する。例えば、店舗の電話番号、その店舗のホームページのURL、店舗異の住所などを取得し、取得した情報をユーザデータとして更新することができる。
付加情報追加データ照合部106は、データ取得部105により取得された更新ユーザデータに関する情報(例えば、データID、データ更新日、ユーザIDなど)と、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている管理情報(例えば、データID、データ更新日、更新可否情報など)とを照合する部分である。例えば、付加情報追加データ照合部106は、取得した更新ユーザデータ(データIDに対応するもの)のデータ更新日と、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されているデータIDに対応付けられているデータ更新日とを比較する。そして、取得した更新ユーザデータのデータ更新日が新しいと判断する場合には、更新ユーザデータを、データ格納部103に出力し、データ格納部103はこれをユーザデータとして記憶することで更新処理がなされる。これに合わせて、ユーザ保持情報管理テーブル104の更新処理も、付加情報追加データ照合部106が行う。
その後、データ送受信部101は、データ同期プロトコル処理部102による同期プロトコル処理にしたがって、同期処理の宛先となる移動機200に、データ格納部103に記憶されている更新されたユーザデータのうち差分データを送信する。
なお、付加情報追加データ照合部106にて、更新日のチェックをすることなく、以下の処理を実行してもよい。すなわち、付加情報追加データ照合部106による制御にしたがってデータ取得部105が、ユーザデータごとに記述されているデータ更新日をIPサーバ300に送信し、IPサーバ300において、送信されたデータ更新日が、IPサーバ300において保持されているユーザデータ(更新データ)の更新日より古いと判断できるユーザデータのみを送信するようにしてもよい。このような処理を採用した場合、付加情報追加データ照合部106は、更新日のチェックを行うことなく、データ取得部105が取得したユーザデータをそのままデータ格納部103に記憶させることができ、バックアップサーバ100における処理負荷の軽減を図ることができる。
また、データ更新日だけではなく、ユーザIDおよび移動機固有情報もあわせて送信することで、さらに更新対象となる相手を絞り込むようにしてもよい。すなわち、予め定められているユーザIDまたは移動機固有情報を用いて更新の可否を判断するようにしてもよい。
また、別の方法として、電話帳データの場合においては、付加情報追加データ照合部106の制御にしたがって、データ取得部105が任意の電話番号をIPサーバ300に送信し、その電話番号に対応した更新ユーザデータ(例えば、図4に示されている空欄部分を埋めるためのデータであって、例えば、URLなど)を返信し、これをデータ格納部103に記憶させるようにしてもよい。ここでのIPサーバ300は、電話帳データベースを保持しており、この電話帳データベースを用いて、住所、URLなどを取得することができる。
また、更新可否情報が否に設定されているものについては、データ取得部105はIPサーバ300に送信しないようにしてもよいし、また電話番号とともに更新可否情報を送信し、IPサーバ300において、更新可否を判断し、更新が否であると判断される電話番号については、その返信をしないように処理してもよい。
また、付加情報追加データ照合部106は、データ取得部105により取得された更新ユーザデータの更新先であるユーザ(移動機200)の更新可否状況を判断する。すなわち、ユーザ保持情報管理テーブル104が更新先であるユーザのユーザIDと更新可否情報とを対応付けて記憶しており、付加情報追加データ照合部106は、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている更新可否情報に基づいて更新の可否を判断する。そして、更新可であると判断された場合には、データ格納部103に記憶されているユーザデータの更新処理を行う。
つぎに、移動機200の構成について説明する。移動機200は、データ送受信部201、データ同期プロトコル処理部202、データ格納部203、閲覧・再生部204、データ同期UI部205を含んで構成されている。この移動機200も、バックアップサーバ100と同様に、図2に示すハードウェア構成により実現される。
データ送受信部201は、バックアップサーバ100との間でユーザデータの同期処理を行う部分であって、バックアップサーバ100に対してユーザIDとともにユーザデータの差分データを送信し、また、バックアップサーバ100から更新ユーザデータの差分データを受信する部分である。このデータ送受信部201は、無線通信によりユーザデータの送受信を行う。
データ同期プロトコル処理部202は、ユーザデータの同期を行うためのプロトコル処理を行う部分である。データ送受信部201は、このデータ同期プロトコル処理部202による処理に基づいてデータの送受信を実行し、ユーザデータの同期処理を行う。すなわち、上述バックアップサーバ100のデータ同期プロトコル処理部102と協働して、ユーザデータの同期処理を行う部分である。
データ格納部203は、ユーザを示すユーザIDに対応付けてユーザデータを記憶する部分である。例えば、データ格納部203は、電話帳データ、ダウンロードして取得したコンテンツデータ・クーポン券データ、画像・動画データ、スケジュールデータ、ブックマークデータなどとユーザIDと対応付けて記憶する部分である。
閲覧・再生部204は、上述ユーザデータを表示または再生する部分である。例えば、電話帳データ、ダウンロードして取得したコンテンツデータ・クーポン券データ、画像・動画データ、スケジュールデータ、ブックマークデータなどを表示するディスプレイであり、また、これらデータのうち音声部分を再生するための再生部である。
データ同期UI(UserInterface)部205は、ユーザが操作することのできる操作部分であり、バックアップサーバ100に対する同期処理(バックアップ処理)の依頼を行う部分である。
つぎに、IPサーバ300について説明する。IPサーバ300は、データ送受信部301、データ格納部302を含んで構成されている。このIPサーバ300も、バックアップサーバ100と同様に図2に示されているハードウェア構成により実現されている。
データ送受信部301は、バックアップサーバ100からの更新ユーザデータの要求を受信し、この要求に応じてデータ格納部302に記憶されている更新ユーザデータを送信する部分である。
データ格納部302は、コンテンツデータなどの更新ユーザデータを記憶する部分であり、IPサーバ300のオペレータにより更新されたコンテンツデータが記憶されている。このコンテンツデータには更新日が記述されている。
このように構成された通信システムについて、その動作について説明する。図5は、通信システムの動作を示すシーケンス図である。
まず、移動機200のユーザの操作により、移動機200におけるデータ送受信部201によりバックアップサーバ100との接続が実行され(S101)、データ同期プロトコル処理部102およびデータ同期プロトコル処理部202により、ユーザデータの同期処理が行われる(S102)。すなわち、ユーザIDとともに接続要求が移動機200から送信され、そのユーザIDに対応するユーザデータのバックアップ若しくはその差分データの補間処理が行われる。そして、データ同期プロトコル処理部102によりバックアップサーバ100と移動機200との間において、同期処理の完了処理が行われる(S103)。
つぎに、バックアップサーバ100において、データ同期プロトコル処理部102により、データ格納部103にユーザIDごとに区別されてユーザデータが記憶され(S104)、ユーザ保持情報管理テーブル104の更新処理が行われる(S105)。その後、ユーザ保持情報管理テーブル104の更新処理後、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている複数のユーザIDのそれぞれの複数のユーザデータのうちデータ取得先URLが記述されているユーザデータに関して、その取得先であるIPサーバ300から、更新ユーザデータがデータ取得部105により取得される(S106)。ここでは、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されているユーザIDで特定される全ユーザのユーザデータの取得処理が行われているが、S101で接続要求をしたユーザのユーザデータのみを取得するようにしてもよい。
つぎに、取得された更新ユーザデータで更新可であるか否かが、付加情報追加データ照合部106により判断される(S107)。例えば、取得したユーザデータが、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている当該ユーザデータのデータIDに対応付けられているデータ更新日より新しい場合には、更新対象であると判断される。また、更新の可否が定められているユーザデータについては、その更新可否情報に基づいて、データの更新処理が判断される。
ここで、付加情報追加データ照合部106により、ユーザデータが更新されると判断された場合(S107:YES)、データ取得部105により、取得された更新ユーザデータはユーザデータとしてデータ格納部103に格納され、更新される(S108)。その後、S101と同等の処理により、移動機200からバックアップサーバ100に対してユーザIDを伴った接続要求が送信されると、そのユーザIDをキーにしてデータ格納部103から対応するユーザデータが取得され、当該ユーザデータの同期処理が行われ(S110)、同期処理終了後、完了処理がなされる(S111)。
このように、ユーザデータの同期処理(バックアップ処理)が行われるときに、更新ユーザデータが取得されるため、ユーザは逐一同期処理と、更新処理とを行うことなく、簡単に同期処理と更新処理とを行うことができ、また、無線リソースを効率的に利用することができる。
なお、上述説明したとおり、図5においては、移動機200における同期処理の後にバックアップサーバ100における更新処理が実行されているが、これに限定するものではなく、移動機200における同期処理が行われたときに、IPサーバ300から更新ユーザデータを取得し、その後、その更新ユーザデータを用いて同期処理を行うようにしてもよい。
また、定期的に更新ユーザデータの有無を確認し取得する方法、IPサーバからの更新メッセージの通知をトリガとしたデータ取得方法が考えられる。このような更新ユーザデータの取得に関する具体例について説明する。図6は、本実施形態の変形例における通信システムのシステム構成図である。この変形例におけるバックアップサーバ100aは、データ送受信部101、データ同期プロトコル処理部102、データ格納部103、ユーザ保持情報管理テーブル104、データ取得部105(関連情報取得手段)および付加情報追加データ照合部106に加えて、さらに、更新許可設定部107、データ嗜好性判断部108(関連情報取得手段)、メッセージ受信部109、メタ情報追加部110、およびバックアップデータ照合テーブル111を含んで構成されている。以下、追加した部分を中心にその構成要素を説明する。
更新許可設定部107は、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている管理情報において、ユーザデータごとに、その更新可否を設定する部分である。更新許可設定部107は、移動機200からの指示に基づいて、ユーザデータの更新の可否を設定することができる。図3の例においては、ユーザデータごとに更新可否情報が設定されているが、ユーザデータごとに記述することに限定するものではなく、以下の通りに設定してもよい。
例えば、移動機200からの指示に基づいて、更新許可設定部107は、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている管理情報のうち、データ種別ごと(例えば、電話帳データ、トルカデータなど)、またはデータレコードごと(例えば、電話帳データのうち宛先A、またトルカデータのうち店舗A用トルカデータ)に更新の可否を設定することができる。なお、この場合、データ格納部103には、データ種別を示す情報が、ユーザデータごとに付与されていることが必要である。
なお、この変形例においては、バックアップサーバ100においてユーザデータの更新の可否を判断しているが、これに限らず、バックアップサーバ100(データ取得部105)は、ユーザIDまたは移動機固有情報とともに、ユーザデータごとに設定されているデータIDおよび更新可否情報をIPサーバ300に送信し、IPサーバ300において、受信したデータIDおよび更新可否情報に基づいてデータIDに対応する更新ユーザデータの送信の要否を判断するようにしてもよい。
データ嗜好性判断部108は、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている管理情報に基づいて、ユーザの嗜好性を判断し、その判断に基づいたデータ取得を行うようデータ取得部105に指示する部分である。例えば、ユーザ保持情報管理テーブル104に、ある店舗の電話番号が記憶されている場合には、その店舗のトルカデータを追加するようデータ取得部105に指示することができる。例えば、データ取得部105は、その指示に基づいて、ユーザデータの更新処理時に、IPサーバ300から更新ユーザデータを取得するとともに、トルカデータを管理するサーバにアクセスし、その電話番号または店舗名称に基づいた検索処理を行い、関連するデータ(例えばトルカデータ)を取得する。データ取得部105は、取得したユーザデータ(例えばトルカデータ)およびその管理情報(データ更新日)をユーザ保持情報管理テーブル104およびデータ格納部103に記憶させる。
メッセージ受信部109は、IPサーバ300における更新メッセージ通知部302から送信される、更新された旨を示す更新メッセージを受信する部分である。この更新メッセージには、更新対象となるユーザデータを特定するためのデータIDが含まれている。そして、メッセージ受信部109は、IPサーバ300から更新メッセージを受信すると、その旨をデータ取得部105に出力し、データ取得部105はその指示を契機に、更新メッセージに含まれているデータIDで特定される更新ユーザデータの取得処理を行う。
メタ情報追加部110は、データ取得部105により取得された更新ユーザデータに更新された旨を示すメタ情報を付加する部分である。メタ情報が付加された更新ユーザデータは、そのままデータ格納部103に記憶される。このメタ情報は、例えば更新された旨を示すフラグ情報であり、移動機200においては、このフラグ情報に基づいて、ユーザデータの表示形態を変えるように、例えば更新されたユーザデータについてはアイコンを用いて表示するように制御することができる。
また、データ取得部105により取得された更新ユーザデータには、更新されたデータ更新時刻(またはデータの取得時刻または同期時刻としてもよい)が付加されている。そして、メタ情報追加部110は、メタ情報として、更新の旨を示す情報に加えてデータ更新時刻を記述するようにしてもよい。この場合、移動機200は、メタ情報の数を計数することでその件数を把握することができ、当該件数およびデータ更新時刻を、ポップアップなどの手段で表示することができる。
なお、更新件数に関しては、以下の通りにすることが好ましい。更新された更新ユーザデータは一つのファイル(またはフォルダ)から構成されている場合があり、この一つのファイルには、複数のデータレコードが含まれている場合がある。例えば、あるアーティストのコンサート予定などは、複数の日程(複数のデータレコード)から構成されているものではあるが、更新ユーザデータとしては一つのファイルとして扱われている場合がある。この場合、更新ユーザデータが一つとカウントされることは好ましくはない場合があるため、一つのファイルに複数のデータレコードがある場合には、複数のデータレコードの件数が更新されたデータの件数として扱われることが好ましい。さらに、ファイルとフォルダとを別々に計算できることが好ましい。本実施形態では、ユーザデータとして、フォルダとファイルとが扱われ、移動機200は、バックアップサーバ200から更新ユーザデータとしてフォルダ(メタ情報付)を取得し、その後フォルダの下層に位置するファイル(メタ情報付)を取得することになる。それぞれフォルダのメタ情報、ファイルのメタ情報を計数することで、フォルダとファイルとで個別に更新件数を把握することができる。
本実施形態においては、メタ情報をその変更数分だけ付加するか、またはその中にその変更件数を記述しておき、ユーザデータにその変更件数を付加することで、移動機200において、その変更件数を認識させるようにすることができる。また、1つのファイルに複数のデータレコードの変更があった場合には、その変更件数をIPサーバ300から受信する必要がある。また、所定のデータ種別またはフォルダごとに更新された場合には、そのデータ種別またはフォルダを1件とカウントするようにしてもよい。
バックアップデータ照合テーブル111は、移動機200から送信されたユーザデータと当該移動機200を特定するための移動機固有情報とを対応付けて記憶する部分である。データ送受信部101およびデータ同期プロトコル処理部102は、移動機200から同期処理の依頼を受けると、データ格納部105に記憶されているユーザデータのうち差分データを送信するとともに、再配布不可(例えば、DRM(Digital Right Management)が設定されているユーザデータについては、バックアップデータ照合テーブル111に記憶されている移動機固有情報の一致した移動機200に対してのみ差分データを送信するよう構成されている。
なお、データ同期プロトコル処理部102は、移動機固有情報ごとに移動機200からのアクセス回数(同期要求回数)を計数するよう構成されている。そして、データ同期プロトコル処理部102は、アクセス回数および移動機固有情報に基づいて、当該移動機固有情報を有する移動機200からのアクセスが初めてであると判断する場合、以下に示すように移動機200とバックアップサーバ100とで保持されているアクセス回数に不一致がある場合、そのほか、全データが入れ替わり、差分データから同期処理ができないと判断した場合には、SlowSync処理に基づいた同期処理を行う。すなわち、差分データのみを送受信するのではなく、移動機200から全データを取得し、記憶するための処理を行う。より具体的には、SlowSync処理では、移動機200とバックアップサーバ100との全データを同期させるために、移動機200からバックアップサーバ100への全データ送信、その後、移動機200にないユーザデータをバックアップサーバ100で確認し、バックアップサーバ100から移動機200へのデータ送信を行う。
また、アクセス回数は、移動機200においても計数されて保持されている。そして、同期終了後にサーバにおけるデータ動機プロトコル処理部102において保持されているアクセス回数と移動機200において保持されているアクセス回数とを整合させる処理がなされる。ここでは、移動機200側のアクセス回数に合わせてもよいし、バックアップサーバ100側のアクセス回数に合わせてもよく、またその他別の方法によりアクセス回数の整合をとるようにしてもよい。
そして、次回の同期処理時に、移動機200におけるデータ同期プロトコル処理部202とバックアップサーバ100におけるデータ同期プロトコル処理部102とに保持されているアクセス回数の数値が合致した場合には差分だけで同期が取れると判断し、合致しない場合には差分データだけでは同期が取れないとバックアップサーバ100において判断し、SlowSync処理が実行される。このSlowSync処理後、アクセス回数を整合させる処理が行われる。
また、移動機200におけるアクセス回数は、機種変更した場合(アクセス回数がずれる)、移動機200においてデータリセットをした場合、赤外線による一括データ受信、SDカード(登録商標)などの外部メモリを介したデータ受信が行われたときに、リセットされる。そして、このようなときには、全データが入れ替わっていると判断することができ、前回同期終了時からの差分データだけでは同期が取れないと判断することができ、この場合もSlowSync処理が実行される。このSlowSync処理後、アクセス回数を整合させる処理が行われる。
このように構成された変形例におけるバックアップサーバ100の処理について説明する。例えば、このバックアップサーバ100を用いて、上述の同期処理の後にデータ取得を行う方法のほか、定期的に更新データ有無を確認し取得する方法、IPサーバからの更新メッセージの受信をトリガとしたデータ取得方法について説明する。
定期的な更新データ有無の確認とは、バックアップされているデータの取得先URLの全てに、予め設定された時間間隔ごとに(例えばトラフィックが少ない時間帯に)、データ取得リクエストを行うことである。IPサーバ300aからの更新メッセージ受信をトリガとしたデータ取得とは、IPサーバ300a内のデータに更新があった場合に、IPサーバ300a内の更新メッセージ通知部303により更新メッセージが送信され、この更新メッセージはバックアップサーバ100a内のメッセージ受信部109にて受信する。このメッセージを受け取った後、該当のURLにバックアップサーバ100aがデータ取得リクエストを行うことで、最新のユーザデータを取得することができる。
図7は、バックアップサーバ100の変形例における処理を示すフローチャートであり、定期的にユーザデータを取得するときの処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されているデータIDのうちデータ取得先URLが記述されているデータIDについて、そのデータ取得先URLが、データ取得部105によりユーザIDごとに定期的に確認される(S201)。そして、データ取得部105により、当該データ取得先URLに基づいて、IPサーバ300に対するアクセスが実行され(S202)、ユーザIDごとに、更新ユーザデータが取得される(S203)。
つぎに、付加情報追加データ照合部106により、取得された更新ユーザデータに対応するデータIDの更新可否情報がユーザ保持情報管理テーブル104から読み出される(S204)。そして、付加情報追加データ照合部106により、更新可否情報に基づいてデータIDに対応するユーザデータの更新可否情報が判断される(S205)。
ここで、更新可否情報が可であると判断されると(S205:YES)、更新ユーザデータの更新日がユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されているデータIDで対応付けられているデータ更新日より新しいか否かが判断される(S206)。ここで新しいと判断されると、ユーザ保持情報管理テーブル104にしたがって、データIDに対応するユーザデータの更新処理が行われる(S207)。そして、更新されたユーザデータはデータ格納部103に記憶され、図5におけるS109の処理が実行される場合には、最新の更新ユーザデータが同期処理の対象となる。
また、S205、S206において、更新可否情報が否である、また更新対象となるユーザデータが古いと判断される場合には、ユーザデータは更新処理がなされることなく、処理が終了する(S208)。
このように、定期的に更新ユーザデータが取得され、ユーザデータとしてデータ格納部103に記憶され、更新されることで、移動機200との間で最新のユーザデータを用いて同期処理を行うことができる。
つぎに、図8は、バックアップサーバ100において、IPサーバ300から更新メッセージを受信することでユーザデータの更新処理を行うときのフローチャートである。
IPサーバ300における更新メッセージ通知部302から送信された更新メッセージが、バックアップサーバ100において、メッセージ受信部109により受信されると(S301)、その旨がデータ取得部105に出力され、データ取得部105により、データ取得先URLに基づいて当該IPサーバ300に対してデータの確認が行われ(S302)、データの取得が行われる。以降、図7における、S203からS208の処理が実行される。
これにより、IPサーバ300において通知された更新情報に基づいて、バックアップサーバ100は最新の更新データを取得することができ、この更新データを用いて移動機200との同期処理を行うことができる。
つぎに、更新された旨を移動機200に表示させるためのメタ情報を付加することができるバックアップサーバ100の処理について説明する。図9は、更新の旨を示すメタ情報を付加するバックアップサーバ100の処理を示すフローチャートである。
まず、IPサーバ300から更新ユーザデータが送信され、更新済みのユーザデータとして当該ユーザデータに関連する管理情報とともに、データ格納部103、およびユーザ保持情報管理テーブル104に記憶される。ここでは、ユーザデータは、バックアップサーバ100により定期的に取得されたものであってもよいし、更新メッセージに基づいて取得処理されたものであってもよい。
そして、ユーザ保持情報管理テーブル104にて記憶されている管理情報に従って、データ取得部105により更新ユーザデータが取得され、データ格納部103にユーザデータとして記憶される際に、更新された旨を示すメタ情報がメタ情報追加部110により付加される(S401)。
その後、バックアップサーバ100では、移動機200から同期処理の要求を受けると、ユーザデータの同期処理(更新ユーザデータのリストア)が行われる(S402)。同期処理後、バックアップサーバ200では、データ格納部103に記憶されているユーザデータに付加されているメタ情報が削除される(S403)。
一方、移動機200において、メタ情報が付加されているユーザデータが、データ格納部203に記憶された状態にいる(S404)。そして、ユーザからの操作により、アプリケーションによるユーザデータ閲覧指示がなされ、閲覧・再生部204においてユーザデータの閲覧処理が行われる(S405)。ここで、閲覧・再生部204により、閲覧対象であるユーザデータにメタ情報が付与されているか否かが判断される(S406)。メタ情報が付与されているユーザデータが表示されると判断されると、更新された旨を示す情報とともに、ユーザデータが、閲覧・再生部204により表示される(S407)。例えば、アイコンにより“new”と表示させることが考えられる。また、メタ情報が付与されていない場合には、そのままの状態でユーザデータが閲覧・再生部204により表示される(S408)。また、メタ情報の数を計数することで、更新件数を算出し、表示することもできる。
つぎに、この変形例におけるバックアップサーバ100の、DRMが設定されたユーザデータに対する処理について説明する。図10は、DRMが設定されたユーザデータに対する同期処理を行うバックアップサーバ100の動作を示すフローチャートである。
バックアップサーバ100において、移動機200からバックアップ要求および当該移動機200の移動機固有情報が受信される(S501)。そして、バックアップサーバ100において、受信された移動機固有情報に基づいて、データ同期プロトコル処理部102により、差分データのみで同期可能か(例えば、当該移動機200からのアクセスが初めてか)否かが判断される(S502)。
ここで、データ同期プロトコル処理部102により差分データでの同期可能であると判断されると、受信した移動機固有情報はバックアップデータ照合テーブル111に受け渡され、参照される(S503)。そして、データ動機プロトコル処理部102により、バックアップデータ照合テーブル111に移動機固有情報が記憶されていると判断されると(S504:YES)、データ同期プロトコル処理部102により、データ格納部103に記憶されているユーザデータの同期処理、すなわち移動機200に対するリストア処理が行われる(S505)。
データ同期プロトコル処理部102により、バックアップデータ照合テーブル111に移動機固有情報が記憶されていないと判断されると(S504:NO)、データ同期プロトコル処理部102により、データ格納部103に記憶されているユーザデータのうち、再配布不可データについては、同期処理、すなわち移動機200に対するリストア処理は行われず、再配布不可データではないユーザデータに対する同期処理が行われる(S506)。
また、S502において、差分データのみでの同期が可能ではない(例えば、移動機200からのアクセスが初めてである)と、データ同期プロトコル処理部102により判断されると、移動機200から全ユーザデータが受信され、バックアップデータとしてデータ格納部103に記憶される(S507)。
このように、再配布不可データについては、所定の移動機200から取得した場合には、当該所定の移動機200にのみ同期処理(リストア処理)を行うように動作することになる。よって、DRMなどでコピー制限のされたユーザデータについても適切なバックアップ処理を行うことができる。例えば、再配布不可データとしては、トルカがあり、時期的な使用制限がある。この時期を更新した更新ユーザデータを、ユーザデータとして保持しておき、移動機200からの同期要求にしたがって、再配布したい場合がある。本実施形態によれば、このような場合にも、適切に移動機200に対して更新ユーザデータをユーザデータとして送信することができ、使い勝手のよい装置を実現することができる。
なお、本変形例においては、移動機固有情報に基づいて同期処理の可否を判断しているが、ユーザIDに基づいて同期処理の可否を判断するようにしてもよい。ユーザIDに基づいた処理を行うことで、機種変更などを行った場合でも、少なくとも同一のユーザに対してはユーザデータのバックアップを可能とさせ、使い勝手のよい装置を実現することができる。また、逆に、ユーザIDおよび移動機固有情報の両方をチェックすることで、著作権の対象となるコンテンツデータの不適法なコピー処理をより的確に制限することができる。
つぎに、バックアップサーバ100を備えた通信システムの変形例について説明する。上述の実施形態においては、バックアップサーバ100は、キャリア事業者が管理しているネットワーク内に配置され、そのバックアップサーバ100は一つであることを前提としていたが、これに限るものではない。例えば、バックアップサーバ100は、データ種別ごとに分散して構成されてもよく、また、その配置場所もキャリア事業者の管轄内に限らず、他キャリア事業者、その他サービスプロバイダー内などに配置されてもよい。
その具体的な構成について、説明する。図11は、変形例における通信システムのシステム構成図である。図11に示すように、バックアップサーバ100bは、データ種別A(例えばトルカのみ)のユーザデータのために備えられたものであり、移動機200からデータ種別Aのユーザデータのみ受け付け、バックアップ、リストア処理を行うことができる。また、同様にバックアップサーバ100cは、データ種別B(例えば、動画データ)のユーザデータのために備えられたものであり、移動機200からデータ種別Bのユーザデータのみ受け付け、バックアップ、リストア処理を行うことができる。このように、分散配置することで、各バックアップサーバ100b、100cの処理負荷を軽減することができる。また、バックアップサーバ100dは、IPサーバ300c内に配置されるようにしてもよい。このバックアップサーバ100dのように構成することで、ユーザデータの更新問合せの処理が簡易化できるという効果がある。
つぎに、本実施形態およびその変形例における作用効果について説明する。本実施形態におけるバックアップサーバ100は、ユーザ保持情報管理テーブル104に予め記憶されている取得関連情報であるデータ取得先URLに基づいて、データ取得部105はユーザデータを上書き更新する更新ユーザデータを取得する。そして、データ取得部105は、データ格納部103に記憶されているユーザデータを更新ユーザデータで更新処理を行う。一方で、データ動機プロトコル処理部102は、移動機200に記憶されているユーザデータとデータ格納部103に記憶されているユーザデータとの整合性をとるよう同期処理を行う。そして、この同期処理は、すでに更新処理されたユーザデータを用いて行うよう構成されている。すなわち、同期処理が行われる前に更新処理が行われるよう構成されており、同期処理を行うときには、少なくとも前回同期処理を行ったときから、さらに更新処理されたことになっている。例えば、データ同期プロトコル処理部102により同期処理が行われると、データ取得部105は、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている管理情報に従って、データ格納部103に記憶されているユーザデータの更新処理を行う。その後、新たにユーザから同期処理の依頼が来ると、データ同期プロトコル処理部102は、更新された更新ユーザデータを用いて同期処理を行うことになる。また、同期処理の要求がくると、その同期処理に先立って、更新処理を行っておき、更新済みのユーザデータを用いて同期処理を行うようにしてもよい。なお、この更新処理は、所定期間ごとに行ってもよいし、またはIPサーバ300からの更新メッセージの通知にしたがって行ってもよい。
これにより、同期処理、更新処理を独立して操作することがなくなり、ユーザにとってそれら同期処理および更新処理の操作を軽減することができ、また同期処理および更新処理のための無線リソースを効率的に利用することができる。また、バックアップサーバが更新ユーザデータを取得し、更新処理を行うことになり、IPサーバ300としては、個別に複数の移動機200から更新要求を受けることと比較して、通信効率を向上させることができる。また、同期処理と更新処理とを同じ行うことができるため、そのための通信プロトコルを同じにすることができ、移動機200における処理負荷などを軽減することができる。さらに、ユーザデータの更新率は、個別に移動機200からの要求にしたがって行うことと比較し、向上するものと考えられる。
ここで、更新ユーザデータの取得先は、データ取得先URLで指定されるIPサーバ300としてもよいし、あらかじめ定められた取得先(IPサーバ300)とし、その取得先からキー情報、例えば電話番号に基づいて検索処理を行うことにより、更新ユーザデータ(例えば、トルカデータなど)を取得するようにしてもよい。
また、変形例におけるバックアップサーバ100aは、メタ情報追加部110を備え、データ取得部105が取得した更新ユーザデータに更新された旨を示すメタ情報を付加し、そのメタ情報を含めて同期処理を行うことで、移動機200においてそのメタ情報を計数するなどを行うことで更新ユーザデータの件数を把握し、表示などすることでユーザに通知することができる。
また、本実施形態におけるバックアップサーバ100において、ユーザ保持情報管理テーブル104は、ユーザデータ(データID)ごとに更新の可否を示す更新可否情報を記憶している。そして、付加情報追加データ照合部106は、ユーザ保持情報管理テーブル104に記憶されている更新可否情報に基づいてユーザデータの更新処理を行う。これにより、更新したくないユーザデータについては更新することを不可とすることもでき、使いやすいバックアップシステムを提供することができる。
また、付加情報追加データ照合部106は、更新ユーザデータの更新処理を行う際、データ格納部103に記憶されているユーザデータと、取得した更新ユーザデータとを比較し、更新ユーザデータのデータ更新日が新しい場合には、データ取得部105は更新処理を行う。これにより、古いユーザデータで更新処理を行うことがないため、使いやすいバックアップシステムを提供することができる。
また、変形例におけるバックアップサーバ100aは、データ同期プロトコル処理部102を用いて移動機200との間でユーザデータの同期処理を行うと、データ取得部105は、更新ユーザデータを取得するとともに、データ嗜好性判断部108からの指示に基づいて更新対象のユーザデータに関連する関連情報を取得する。そして、取得された関連情報を更新ユーザデータとともに同期処理の対象とすることで、ユーザが所望していると思われる関連情報を自動的に取得し、これをユーザデータとして同期させることができ、使い勝手のよい装置を実現することができる。例えば、ユーザデータとしては、店舗の電話番号であり、関連情報としては、店舗のURL、トルカデータなどである場合には、電話番号をキーにして店舗のURL、トルカデータなどを取得することができ、ユーザが所望するであろうと思われるユーザデータを、ユーザからの依頼されることなく取得することができる。
また、変形例におけるバックアップサーバ100aは、移動機200との2回目以降の同期処理に際して、当該移動機200から送信された識別情報(固有情報またはユーザIDのいずれか)が、バックアップデータ照合テーブル111に記憶されている識別情報と一致すると、データ同期プロトコル処理部102が判断する場合には、データ同期プロトコル処理部102は、同期処理を実行することができる。よって、DRMなどで管理されている再配布不可データなどのユーザデータを扱う場合、不適法なデータコピーを制限することができるとともに、同期処理、バックアップ処理といったユーザにとって利便性のあるサービスを適切に提供することができる。
また、本実施形態における移動機200は、バックアップサーバ100または100aとの間で、ユーザデータの同期処理を行うことができる。また、バックアップサーバ100aからメタ情報が付加されたユーザデータについては、そのメタ情報の数を計数することで、更新件数を把握することができ、その件数を閲覧・再生部204に表示させることができる。また、更新ユーザデータを特定するための情報を表示することができ、例えばアイコンで“new”と表示させることで更新ユーザデータを特定することを容易にさせる。よって、ユーザはその表示された件数に基づいてユーザデータの更新件数を知ることができ、またどのユーザデータが更新されたかを容易に知ることができる。
本実施形態の通信システムのシステム構成図である。 バックアップサーバ100のハードウェア構成図である。 ユーザ保持情報管理テーブル104に記述されている管理情報を示す説明図である。 移動機200の電話帳データの概略説明図である。 通信システムの動作を示すシーケンス図である。 変形例における通信システムのシステム構成図である。 バックアップサーバ100における定期的にユーザデータを取得するときの処理を示すフローチャートである。 バックアップサーバ100におけるIPサーバ300からの更新メッセージに基づいてユーザデータを取得するときの処理を示すフローチャートである。 更新の旨を示すメタ情報を付加するバックアップサーバ100およびメタ情報を処理する移動機200の処理を示すシーケンス図である。 DRMが設定されたユーザデータに対する同期処理を行うバックアップサーバ100の動作を示すフローチャートである。 変形例における通信システムのシステム構成図である。
符号の説明
100…バックアップサーバ、100a…バックアップサーバ、100b…バックアップサーバ、100c…バックアップサーバ、100d…バックアップサーバ、101…データ送受信部、102…データ同期プロトコル処理部、103…データ格納部、104…ユーザ保持情報管理テーブル、105…データ取得部、106…付加情報追加データ照合部、106…データ取得部、107…更新許可設定部、108…データ嗜好性判断部、109…メッセージ受信部、110…メタ情報追加部、111…バックアップデータ照合テーブル、200…移動機、201…データ送受信部、202…データ同期プロトコル処理部、203…データ格納部、204…閲覧・再生部、205…データ同期UI部、300…IPサーバ、300c…IPサーバ、301…データ送受信部、302…データ格納部、302…更新メッセージ通知部。

Claims (14)

  1. 移動機と通信接続するバックアップサーバにおいて、
    前記移動機との間で同期対象となるユーザデータを当該移動機と対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されているユーザデータの発信元である移動機と当該ユーザデータを上書き更新するための更新ユーザデータを外部から取得可能にするための取得関連情報とを対応付けて記憶する管理テーブルと、
    前記管理テーブルに記憶されている取得関連情報に基づいて前記更新ユーザデータを取得し、前記記憶手段に記憶されているユーザデータを前記更新ユーザデータで更新処理を行う更新手段と、
    前記移動機に記憶されているユーザデータと前記記憶手段に記憶されているユーザデータとの整合性をとる同期手段と、
    を備え、
    前記同期手段は、前記更新手段による更新処理が行われたユーザデータを用いて前記移動機との同期処理を行うことを特徴とするバックアップサーバ。
  2. 前記同期手段が同期処理を行った後に、前記更新手段は更新処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のバックアップサーバ。
  3. 前記取得関連情報は、前記更新ユーザデータの保存先を示す取得先情報であることを特徴とする請求項1に記載のバックアップサーバ。
  4. 前記取得関連情報は、前記更新ユーザデータの保存先を示す取得先情報を一意に特定するためのキー情報であって、
    前記更新データ取得手段は、前記キー情報を用いて検索処理を実行することにより更新ユーザデータを取得することを特徴とする請求項1に記載のバックアップサーバ。
  5. 前記送信手段は、更新された旨を示すメタ情報を前記更新ユーザデータに付加して、更新ユーザデータを送信することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のバックアップサーバ。
  6. 前記更新手段は、所定時間経過ごとにユーザデータの更新処理を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のバックアップサーバ。
  7. 前記管理テーブルは、更新の可否を示す更新可否情報を記憶しており、
    前記更新手段は、前記管理テーブルに記憶されている更新可否情報に基づいて更新処理を実行することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のバックアップサーバ。
  8. 前記更新手段は、更新ユーザデータが、当該更新ユーザデータに対応し、前記記憶手段に記憶されているユーザデータと比較して新しい場合には、更新処理を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のバックアップサーバ。
  9. 前記同期手段により、移動機との間でユーザデータの同期処理が行われると、更新対象のユーザデータに関連する関連情報の取得の指示を前記更新手段に行う関連情報判断手段をさらに備え、
    前記更新手段は、前記関連情報判断手段の指示に基づいて取得された関連情報を前記更新ユーザデータとともに取得することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のバックアップサーバ。
  10. 前記同期手段は、
    前記移動機における初回の同期処理に際して、前記移動機からユーザデータの全部を取得するとともに、当該移動機の固有情報またはユーザIDの少なくともいずれか一方を識別情報として取得し、前記ユーザデータの全部を前記記憶手段に記憶させるとともに、取得された前記識別情報を前記管理テーブルに記憶させ、
    前記移動機における2回目以降の同期処理に際して、当該移動機から送信された識別情報が、前記管理テーブルに記憶されている識別情報と一致すると判断する場合には、同期処理を実行することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のバックアップサーバ。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のバックアップサーバからユーザデータを受信することで同期処理を行う移動機側同期手段と、
    前記移動機側同期手段により受信されたユーザデータを記憶する記憶手段と
    を備える移動機。
  12. 前記移動機側同期手段により受信されたユーザデータに付加されているメタ情報に基づいて、更新された更新ユーザデータの件数または更新ユーザデータを特定するための情報の少なくともいずれか一方を表示する表示手段をさらに備える請求項11に記載の移動機。
  13. 請求項1から10のいずれか1項に記載のバックアップサーバと、
    請求項11または12に記載の移動機と
    を備えるバックアップシステム。
  14. 前記移動機との間で同期対象となるユーザデータを当該移動機と対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているユーザデータの発信元である移動機と当該ユーザデータを上書き更新するための更新ユーザデータを外部から取得可能にするための取得関連情報とを対応付けて記憶する管理テーブルと、を備えるバックアップサーバにおけるバックアップ方法において、
    前記管理テーブルに記憶されている取得関連情報に基づいて前記更新ユーザデータを取得し、前記記憶手段に記憶されているユーザデータを前記更新ユーザデータで更新処理を行う更新ステップと、
    前記移動機に記憶されているユーザデータと前記記憶手段に記憶されているユーザデータとの整合性をとる同期ステップと、
    を備え、
    前記同期ステップは、前記更新ステップによる更新処理が行われたユーザデータを用いて前記移動機との同期処理を行うことを特徴とするバックアップ方法。
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