JP2009129178A - 情報検索システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツの状態、利用者の評価から利用者に適切なコンテンツを効率的に提示ことのできる検索システムを実現する。
【解決手段】利用者がコンテンツ検索の要求を行うと、ユーザ端末10−1はユーザ端末10−2〜10−4に問い合わせを転送しコンテンツの検索を行い、コンテンツ個別情報記憶装置11に保存された評価情報を用いて処理を行い表示する。ユーザ端末がコンテンツの検索および取得を行った時に、評価情報の修正を行い、コンテンツの最新の状態を伝達し、評価情報の差異を利用してネットワーク100を再構成し、検索の効率をあげる。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報検索システムおよびプログラムに係り、特に複数のノード装置がピアツーピア(Peer to Peer:P2P)型の通信を行う情報検索システムおよびプログラムに関する。
近年、インターネット等のネットワークを介してピアツーピア型の情報共有・検索システムを利用してコンテンツ情報(以下コンテンツとする)の共有が行われている。しかし、ピアツーピア型のコンテンツ共有では、コンテンツを分散して配置するためにコンテンツ提供者にとってコンテンツ管理の面で不都合な事が多く、各々のノードに大容量の記憶装置や高性能な処理装置を要求するために携帯端末のような小型情報端末では利用できないなど問題が多い。そこでコンテンツ配信は、サーバ装置に多量のコンテンツを保持しておき、複数のクライアント装置からの要求に応じてコンテンツの配信を行い、前記サーバ装置に保持されている多量のコンテンツから目的のコンテンツを検索し特定するための手段としてピアツーピア型の情報検索システムを利用する情報配信・検索システムが容易に考えられる。
情報検索システムの一例としてはまず、各サーバ装置に保持するコンテンツの概略を示す要約情報(コンテンツの名称、種類)をリストしたデータを参照する検索システムを用意しておき、要約情報を条件として検索する手段が知られている。またコンテンツの要約情報だけでなくコンテンツに対する各利用者の評価情報を保存しておき、ユーザがコンテンツを検索する際の参考とするシステムも知られている。これらは、特定のコンテンツ提供者のサーバ装置内にあるコンテンツを検索することに主に利用されている。
また、複数のサーバ装置に跨るコンテンツの検索を行う際には、検索エンジン装置を利用する。検索エンジン装置は、複数のサーバ装置からコンテンツのインデックス情報(以下インデックスとする)を収集しておき、インデックス情報を検索することにより、複数のコンテンツ提供者のサーバ装置に跨って保持される多量のコンテンツを一度に検索できる。さらに、コンテンツの評価情報に応じて検索結果の表示順位を変更することができる。しかし、検索エンジン装置を用いた検索システムでは、単一のサーバ装置にサービスが依存してしまう。
この問題を解決するために、非特許文献1および非特許文献2に記載されているようなピアツーピア技術を用いた情報共有・検索システムが考案されている。ピアツーピア型の検索システムでは、コンテンツのインデックス情報を単一のサーバ装置で管理する代わりに、非特許文献1に示された分散型の情報保存システムを利用してインデックスを分散して保存する。また、非特許文献2に示されたGnutellaに代表されるブロードキャストを利用した情報検索を行うといった方法が考えられている。
まず、図1および図2を参照して、多数のユーザ端末で構成されたP2Pネットワークを説明する。ここで、図1はピアツーピアネットワークのブロック図である。図2はピアツーピアネットワークへの参加手順を説明するフローチャートである。
図1において、P2Pネットワーク100は、13台のユーザ端末10で構成されていている。P2Pネットワーク100には、初期ノード管理サーバ30が接続されている。初期ノード管理サーバ30は、P2Pネットワークの複数のユーザ端末接続情報DB31を保持している。P2Pネットワーク100に新たに参加を希望するユーザ端末10Aは、まず、初期ノード管理サーバ30にアクセスして、初期ノード(初期接続ユーザ端末)の、情報を取得し、P2Pネットワーク100に参加する。なお、図1において、P2Pネットワーク100は、ユーザ端末10が互いに最大3つのユーザ端末と通信を確立している。
図2において、新たにP2Pネットワーク100に参加するユーザ端末10Aは、P2Pネットワーク100に既に参加しているユーザ端末10の情報を保持しているか判定する(S501)。通常ステップ501は、NOなので、ユーザ端末10Aは、初期ノード管理サーバ30にアクセスして、初期ノード情報を取得する(S502)。なお、ステップ501がYESとなるのは、ユーザ端末10Aに初期ノードのIPアドレスを事前に設定されている場合である。
ユーザ端末10Aは、初期ノードに設定されたユーザ端末10へ接続する(S503)。ユーザ端末10Aは、接続に成功したか判定する(S504)。YESのとき、ユーザ端末10Aは、接続したユーザ端末10の情報を取得する(S505)。ステップ504でNOのとき、ユーザ端末10Aは、ステップ505はジャンプする。ユーザ端末10Aは、端末接続数上限か判定する(S506)。ユーザ端末10Aは、YESのとき終了し、NOのとき他の初期ノードに設定された端末情報があるか判定する(S507)。ユーザ端末10Aは、YESのときステップ503に戻り、NOのとき終了する。
このようなP2Pを利用したネットワークで情報検索を行なう際の課題として、検索要求に対して大量の検索結果が応答されてしまい、必要とする情報を見つけ出す労力を利用者に強いる点がある。これを改善するために、特許文献1では配信情報の評価を利用し情報を推薦するための情報をノード装置の要求に応じて送信するP2Pの情報共有技術を開示している。また、大量の検索要求によってネットワークへの負荷が増大してしまう事を防ぐために、特許文献2では、嗜好の類似した端末をP2Pネットワーク上で近くなるよう再配置して通信負荷を抑制する技術を開示している。
さらに、特許文献3は、ノード装置の評価に基づいて検索要求の転送先を判断して検索効率をあげるP2Pの情報検索技術を開示している。
特開2007−213332号公報 特開2005−115453号公報 特開2005−018217号公報 CLARKE、A distributed decentralized information storage and retrieval system、 1999. http://citeseer.ist.psu.edu/clarke99distributed.html M. Ripeanu、外2名、Mapping the gnutella network: Properties of large-scale peer-to-peer systems and implications for system design. IEEE Internet Computing Journal、6(1)、2002
従来のP2P型の情報検索システムは、各ノードに分散共有された情報の検索が目的であり、サーバに保存されたコンテンツの検索を行なう用途には次のような課題がある。
先ず、サーバに保存されたコンテンツは削除、あるいは輻輳の発生等によって状態が変化するが、コンテンツの状態が変化したときに、最新の状態を検索結果に反映する事が出来ない。これは一度生成されたコンテンツのインデックス情報が長期間変化せず流通し、検索に利用されるためである。
さらに、ユーザのコンテンツに対する主観的な嗜好に応じて、適切にコンテンツの検索結果を表示させることができないという課題がある。
本発明は、コンテンツに対する評価情報を用いて検索された複数のサーバ装置に跨るコンテンツを適切に評価して並べ替えることのできるP2Pを用いたコンテンツ検索システムに好適な情報検索システムおよびプログラムを提供する。また、検索結果にコンテンツの最新の状態を反映させ、コンテンツの状態に応じて異なる動作を行うことの出来るP2Pを用いたコンテンツ検索システムに好適な情報検索システムおよびプログラムを提供する。さらに、分散共有された情報から必要な情報に容易にたどりつくことの出来るコンテンツ検索システムに好適な情報検索システムおよびプログラムを提供する。
上述した課題は、コンテンツを保持する配信装置と、配信装置が保持するコンテンツの所在および内容を示す識別情報を保持し、かつネットワークを通して互いに通信を行うことにより所定の条件に基づいたコンテンツの検索を行う複数のユーザ端末とからなり、ユーザ端末は、さらにコンテンツの利用情報とコンテンツを取得した利用者の嗜好情報とからなる個別情報を蓄積し、コンテンツの検索を行った際に互いに送受信される個別情報とコンテンツを取得した際に互いに送受信される個別情報とから、保持する利用情報と嗜好情報との更新を行い、更新された利用情報と嗜好情報とに基づいてコンテンツの検索結果を表示する情報検索システムにより、達成できる。
また、コンピュータを、コンテンツの利用情報とコンテンツを取得した利用者の嗜好情報とからなる個別情報を蓄積部、受信した個別情報に基づいて、利用情報と嗜好情報との更新を行うテーブル更新部、更新された利用情報と嗜好情報とに基づいて、コンテンツの検索結果を表示する検索処理部として機能させるためのプログラムにより、達成できる。
本発明によれば、P2Pネットワーク上で検索される大量のコンテンツ情報から利用者に適したコンテンツ情報を抽出することができる。また、コンテンツの状態に応じて検索動作を変化させることができる。さらに、検索の効率があがりネットワークの負荷を下げる効果がある。
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い図面を参照しながら説明する。なお、実質同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
図3を参照して、コンテンツ検索システムの構成を説明する。ここで、図3はコンテンツ検索システムの構成を説明するハードウェアブロック図である。図3において、コンテンツ配信システム200は、P2Pネットワーク100と、2台のコンテンツ配信サーバ20とから構成される。
P2Pネットワーク100は、4台のユーザ端末10で構成される。ここで、ユーザ端末10−1は、ユーザ端末10−2とP2P接続されている。また、ユーザ端末10−2は、ユーザ端末10−1、10−3とP2P接続されている。同様に、ユーザ端末10−3は、ユーザ端末10−2、10−4とP2P接続されている。さらに、ユーザ端末10−4は、ユーザ端末10−3とP2P接続されている。
ユーザ端末10は、いずれもコンテンツ個別情報記憶装置11を備える。また、コンテンツ配信サーバ20は、いずれもコンテンツ記憶装置21を備える。コンテンツ配信サーバ20とユーザ端末10とは、インターネット等の通信ネットワークにより接続され、必要に応じて通信を行う。ユーザ端末10間は、ピアツーピアネットワーク100を構成し相互に通信が可能である。ただし、直接P2P通信が可能なのは、実線で接続されたユーザ端末10−1とユーザ端末10−2と間、ユーザ端末10−2とユーザ端末10−3との間、ユーザ端末10−3とユーザ端末10−4との間である。
コンテンツ配信サーバ20は、それぞれコンテンツを保存するためにコンテンツ記憶装置21を保持する。コンテンツ配信サーバ20は、ユーザ端末10からのコンテンツ取得要求に応じてコンテンツ記憶装置に保持するコンテンツの提供を行う。また、コンテンツ配信サーバ20は、ユーザ端末10からのコンテンツ登録要求に応じてコンテンツのコンテンツ記憶装置21への登録を行う。
コンテンツ配信サーバ20は、通信手段を保持する情報処理装置で具現化される。具体的には、インターネット通信機能と、Webサーバ機能を備え、マルチメディアコンテンツを保持する情報処理装置である。
ユーザ端末10は、コンテンツを公開するためにコンテンツ配信サーバ20にコンテンツの登録を行い、コンテンツ配信サーバ20からコンテンツを取得し、コンテンツの再生を行う。
図4を参照して、コンテンツ識別情報テーブルと、コンテンツ利用情報テーブルと、コンテンツ嗜好情報テーブルを説明する。ここで、図4(a)は、コンテンツ識別情報テーブルである。図4(b)は、コンテンツ利用情報テーブルである。図4(c)は、コンテンツ嗜好情報テーブルである。これらのテーブルは、ユーザ端末10のコンテンツ個別情報記憶装置11が保持する。
図4(a)において、コンテンツ識別情報テーブル210はコンテンツ識別情報を保存する。コンテンツ識別情報テーブル210は、コンテンツ名(Name)211、コンテンツの存在する場所を表す場所識別子(URI)212、コンテンツに一意に割り振られたコンテンツID(Content ID)213、コンテンツの種類を表すファイルタイプ(File Type)214により、構成する。コンテンツ識別情報テーブル210は、特定のコンテンツをコンテンツ配信サーバから取得する際に必要な情報と、コンテンツを検索するときに検索のキーとなるコンテンツの属性情報が含まれる。コンテンツ識別情報は、コンテンツが登録されたときに、コンテンツ配信サーバ20が生成し、特定のコンテンツに対して単一に固定され変化しない。
図4(b)において、コンテンツ利用情報テーブル220は、コンテンツ利用情報を保存する。コンテンツ利用情報テーブル220は、コンテンツ識別情報テーブル210と対応付けられたコンテンツID(Content ID)221、コンテンツの取得に成功した回数の下界(Lower Bound)の値である取得カウント(Play Count)222、コンテンツの取得に失敗した回数の下界の値である取得失敗カウント(Failed Count)223、コンテンツへの最終アクセス日時(Access Time)224により、構成する。コンテンツ利用情報テーブル220は、コンテンツ配信サーバ20からコンテンツ取得を行ったときの、客観的評価情報が含まれる。
ユーザ端末10は、コンテンツの取得を試みた時に、保持するコンテンツ利用情報の変更を行い、コンテンツ利用情報テーブル220に反映させる。このため異なるユーザ端末10−1と10−2では同一のコンテンツに対するコンテンツ個別情報内に含まれるコンテンツ利用情報は一致しない。
図4(c)において、コンテンツ嗜好情報テーブル230は、コンテンツ嗜好情報を保持する。コンテンツ嗜好情報テーブル230は、コンテンツ識別情報テーブル210と対応付けられたコンテンツID(Content ID)231、利用者のコンテンツに対する評価情報を保持する好感度(Favorite Rate)232、コンテンツを取得した利用者の評価情報の平均点を保持する評価点(Critique Rate)233から、構成される。コンテンツ嗜好情報テーブル230は、コンテンツに対するコンテンツを取得した利用者の主観的な評価情報を保持する。ユーザ端末10は、コンテンツを取得した際に、保持するコンテンツ嗜好情報の変更を行い、コンテンツ嗜好情報テーブル230に反映させる。このため異なるユーザ端末10−1と10−2の保持するコンテンツ利用情報は、対応するコンテンツ識別情報が一致しても、コンテンツ嗜好情報230は一致しない。
図5を参照して、ユーザ端末の機能ブロックを説明する。ここで、図5はユーザ端末の機能ブロック図である。図5において、ユーザ端末10は、制御装置300と入力装置16と出力装置17と外部記憶装置14とから構成される。また、制御装置300は、制御部290と、通信装置15と、入出力インタフェース(I/F)280と、受信処理部260と、送信処理部270と、コンテンツ識別情報テーブル210と、コンテンツ利用情報テーブル220と、コンテンツ嗜好情報テーブル230と、P2P接続先テーブル240とから構成される。
入力装置16は、マウス、キーボード等であり、ユーザの入力を制御装置300に伝達する。出力装置17は、ディスプレイ等であり、処理結果を表示する。外部記憶装置14は、コンテンツのデータベースを保持する。なお、外部記憶装置14は、制御装置300に含んでも良い。制御部290は、制御装置300の全体を制御する。通信装置15は、制御装置300と他のユーザ端末10およびコンテンツ配信サーバ20とを接続する。入出力インタフェース(I/F)280は、入力装置16、出力装置17、外部記憶装置14とのインタフェースである。受信処理部260は、通信装置15からの受信処理を実行する。送信処理部270は、通信装置15への送信処理を実行する。コンテンツ識別情報テーブル210、コンテンツ利用情報テーブル220、コンテンツ嗜好情報テーブル230は、図4で説明したとおりである。P2P接続先テーブル240は、P2P接続された他のユーザ端末のIPアドレスを保持する。
制御部290は、配信サーバ20へのコンテンツ登録処理を制御するコンテンツ登録処理部、配信サーバ20へのコンテンツ要求処理を制御するコンテンツ要求処理部、配信サーバ20とのコンテンツ送受信処理を制御するコンテンツ送受信処理部、他のユーザ端末10との個別情報送受信を制御する個別情報送受信部、他のユーザ端末とのP2P接続およびP2P接続切断を制御するP2P接続判定処理部、コンテンツの検索とランク付けを行う検索処理部、各テーブル210〜240の更新を制御するテーブル更新処理部として、機能する。
図6を参照して、ユーザ端末のハードウェア構成を説明する。ここで、図6はユーザ端末のハードウェアブロック図である。図6において、ユーザ端末10は、内部通信線19に接続された中央制御装置12と、メモリ13と、外部記憶装置14と、ユーザ端末10およびコンテンツ配信サーバ20と接続された通信装置15と、表示装置等の出力装置17と、キーボード等の入力装置16とから構成される。中央処理装置12は、メモリ13上のプログラムを実行し、図5を用いて説明したユーザ端末10の機能ブロックを実現する。また、外部記憶装置14とメモリ13は、コンテンツ個別情報記憶装置11を構成する。
図7を参照して、コンテンツ検索システムによるコンテンツの登録処理を説明する。ここで、図7は2台のユーザ端末とコンテンツ配信サーバとの間の登録処理のシーケンス図である。図7において、ユーザ端末10−1は、準備したコンテンツをコンテンツ配信サーバ20に送信する(S101)。
コンテンツ配信サーバ20は、コンテンツの送信を受け付けると、コンテンツ識別情報のうちコンテンツID213の生成を行う(S102)。コンテンツID213は、ハッシュ関数を用いてコンテンツのハッシュを計算し、サーバ固有の情報を加えるなどし、値の重複を避ける。コンテンツ配信サーバ20は、コンテンツとコンテンツID213をコンテンツ格納装置11へ保存する(S103)。コンテンツ配信サーバ20は、コンテンツID213とコンテンツ格納場所を示す場所識別子212をユーザ端末10−1へ送信する(S104)。
ユーザ端末10−1は、コンテンツID213と場所識別子(URI)212を受信すると、ユーザからコンテンツ名211とファイルタイプ214などの付加情報の入力を受け付けてコンテンツ識別情報を生成する(S106)。コンテンツ識別情報と対応するコンテンツ利用情報と、コンテンツ嗜好情報を初期状態で生成し合わせてコンテンツ個別情報とし、保存する(S107)。ここで登録されたコンテンツは一度も利用されていないから、コンテンツ利用情報とコンテンツ嗜好情報に含まれる一部の情報(最終アクセス日時224、好感度232、評価点233)には値が存在しない。
次に、ユーザ端末10−1は、コンテンツ個別情報をP2P接続されたユーザ端末10−2に対して、送信する(S108)。
コンテンツの検索処理を図8を参照して説明する。ここで、図8はユーザ端末間の検索処理のシーケンス図である。図8において、ユーザ端末10−1は、利用者から入力されたコンテンツ名、ファイルタイプなどの属性情報と一致する属性情報を持つコンテンツが存在するかどうかを、コンテンツ個別情報記憶装置11に含まれるコンテンツ個別情報を検索し(S111)、検索結果を表示する(S112)。さらに他ユーザ端末10−2が保持するコンテンツ個別情報に該当の情報が存在するかを確認するために、ユーザ端末10−1は、ユーザ端末10−1とP2Pネットワークにて接続されているユーザ端末10−2に対してコンテンツ検索要求を送信する(S113)。
ユーザ端末10−2は、コンテンツの検索要求を受信すると、検索要求に一致するコンテンツが存在するか調べるために、保持するコンテンツ個別情報を検索する(S114)。ここでは、検索要求に合致するコンテンツがヒットしたので、ユーザ端末10−2は、コンテンツ個別情報をユーザ端末10−1あてに送信する(S116)。ユーザ端末10−2は、さらに、接続されている他のユーザ端末10−3に対して、コンテンツの検索要求を転送する(S117)。ここで、検索の転送を一定回数だけに制限するなどのアルゴリズムに従うことにより、検索要求が無制限にP2Pネットワーク100内で転送されることを防ぐ。
コンテンツ個別情報を受信したユーザ端末10−1は、コンテンツ個別情報を更新し(S118)、検索結果を再表示する(S119)。
コンテンツ検索要求を受信したユーザ端末10−3は、コンテンツ個別情報から検索条件に一致する情報を検索する(S121)。この場合、検索がヒットしたので、ユーザ端末10−3は、ユーザ端末10−2にコンテンツ個別情報を送信する(S122)。コンテンツ個別情報を受信したユーザ端末10−2は、ユーザ端末10−1にコンテンツ個別情報を転送する(S123)。
コンテンツ個別情報を受信したユーザ端末10−1およびユーザ端末10−2は、それぞれコンテンツ情報を更新する(S124、S126)。ユーザ端末10−1は、検索結果を再表示して(S127)、終了する。
なお、コンテンツ個別情報の更新(S118、S126)にあたって、ユーザ端末10−1は、ユーザ端末10−1内で検索されたコンテンツ個別情報と、ユーザ端末10−2または10−3から応答されたコンテンツ個別情報に、それぞれ含まれるコンテンツ識別情報内のコンテンツID213を比較し、同一のコンテンツ個別情報が存在するかの判定を行う。
保持していないコンテンツ識別情報を含むコンテンツ個別情報を受信したと判断した場合、ユーザ端末10−1は、コンテンツ個別情報をコンテンツ識別情報テーブル210と、コンテンツ利用情報テーブル220と、コンテンツ嗜好情報テーブル230に追加する。また、受信したコンテンツ個別情報とユーザ端末10−1の個別情報から検索された検索結果のうちコンテンツ識別情報が重複しているものがあった場合、ユーザ端末10−1は、コンテンツ個別情報に含まれるコンテンツ利用情報とコンテンツ嗜好情報の統合を個別の統合ルールに基づいて行う。
統合ルールは、(1)コンテンツ利用情報テーブル220に含まれる取得カウント222と取得失敗カウント223については、それぞれ特定コンテンツの取得回数の下界値(少なくともこれだけ取得した値)と取得失敗回数の下界値であるから、より実際にユーザ端末10−1、10−2、10−3、10−4がコンテンツの取得を行った合計回数に近づけるために、複数の取得カウント222と取得失敗カウント223から最大の値を取り出してこれを保存する。(2)最終アクセス日時224は、より新しい日時を新しい値として保持する。(3)評価点233は、コンテンツを評価した利用者の平均点であるから、評価した利用者数で重み付けを行ってから平均を取る。ここでコンテンツの評価は後述するコンテンツ取得時に行なわれるため、コンテンツを評価した利用者の人数は、取得カウント222で近似できる。よってコンテンツ個別情報の評価点233は、同一の個別情報の取得カウント222で重み付けを行い、複数のコンテンツ個別情報の評価点233の加重平均を取得し新たな値として保持する。(4)また、好感度232は常に、ユーザ端末が保持する値を維持し、検索結果による更新は行わない。
さらに、検索結果の再表示(S119、S127)において、ユーザ端末10−1は、コンテンツの検索結果をコンテンツ個別情報内の各種情報を元に特定のアルゴリズムにもとづいて順番を並べ替え表示を行う。具体的には、取得カウント222の数値の大きいものは人気が高いコンテンツと判断してより上位に表示し、取得失敗カウント223の数値の大きいものは輻輳が発生していると判断してより下位に表示する。また、最終アクセス日時224の新しいものはより上位に表示する。並べ替え処理はユーザの好みに応じて優先度を定義することも可能である。
このようにコンテンツごとに固定された要約情報だけでなく、利用者のコンテンツへのアクセスや評価によって可変で、利用者によっても異なる付加情報を用いることによりコンテンツ検索結果を効果的に処理することができる。すなわち、人気の高いコンテンツを見つけるなどの処理を行うことができる。
図9を参照して、コンテンツ取得処理を説明する。ここで、図9は3台のユーザ端末とコンテンツ配信サーバとの間のコンテンツ取得処理を説明するシーケンス図である。図9において、ユーザ端末10−1は、取得したコンテンツ識別情報の場所識別子212を解析し、コンテンツ配信サーバ20−1とコンテンツの論理的な位置を特定し、コンテンツの取得要求をコンテンツ配信サーバ20−1に対して送信する(S131)。
コンテンツ配信サーバ20−1は、コンテンツ取得要求を受信し、コンテンツ記憶装置21からコンテンツとコンテンツIDを読み出す(S132)。ここで、必要に応じてユーザ端末10−1の認証処理や課金処理を行うこともできる。コンテンツ配信サーバ20−1は、読み出したコンテンツとコンテンツIDをユーザ端末10−1へ送信する(S133)。
ユーザ端末10−1は、コンテンツを受信し、コンテンツと同時に受信したコンテンツIDとコンテンツ識別情報テーブル210のコンテンツID213を比較し、一致すれば正しいコンテンツと判断し、コンテンツの再生を行う(S134)。コンテンツの再生には、ビデオファイル、音楽ファイルを再生する専用のプレイヤーを用いても良い。
ユーザ端末10−1は、コンテンツの取得を行ったとき、保持するコンテンツ利用情報テーブル220を取得結果に応じて更新する(S136)。具体的には、コンテンツの取得に成功したとき、ユーザ端末10−1は、コンテンツ利用情報テーブル220の該当コンテンツに対応する取得カウント222を1増加させ、最終アクセス日時224を現在の時刻に更新する。コンテンツの取得に失敗したときは、ユーザ端末10−1は、取得失敗カウント223を1増加させる。
また、ユーザ端末10−1は、保持するコンテンツ嗜好情報テーブル230の該当コンテンツに対応する情報を利用者の入力に応じて更新する。具体的には、ユーザ端末10−1は、利用者の取得したコンテンツに対する評価を、コンテンツ嗜好情報テーブル230の好感度232に評価を表す値を設定する。さらに評価点233は、コンテンツの全利用者の評価の平均であるから、ユーザ端末10−1は、設定された好感度232にもとづいて更新を行う。ユーザ端末10−1は、コンテンツの全利用者数を取得カウント222で近似し、評価点233に重み付けを行い、好感度232との加重平均を算出し評価点233を更新する。
次に、ユーザ端末10−1は、コンテンツ個別情報のうち更新したエントリを接続済みのユーザ端末10−2に送信する(S137)。コンテンツ個別情報を受信した他のユーザ端末10−2は、保持するコンテンツ個別情報を更新し(S138)、受信したコンテンツ個別情報をユーザ端末10−3に転送する(S139)。こうしてコンテンツ個別情報の更新情報を伝達するが、これも転送回数に制限を設け、無制限に伝達が起こることを防ぐ。
このようにコンテンツを取得した際にコンテンツに状態に応じて更新した情報を、他のユーザ端末に伝送させることにより、コンテンツの最新の情報を伝達し、適切な対応を取らせることができる。なお、図9では、ユーザ端末10−3のコンテンツ個別情報の更新を、煩雑を避けるため省略した。
ピアツーピアネットワーク100を構成するユーザ端末10−1〜10−4は、保持するコンテンツ個別情報の共有を行い、共有した情報をもとにピアツーピアネットワークの構成を変化させる。このネットワーク再構成処理について、図10を参照して説明する。ここで、図10はユーザ端末間のネットワーク再構成処理を説明するシーケンス図である。
図10において、ユーザ端末10−2は、コンテンツ取得を行ったとき、およびユーザ端末10−3からコンテンツ検索要求を受けたとき、コンテンツ個別情報をユーザ端末10−3に送信する(S151)。
コンテンツ個別情報を受信したユーザ端末10−3は、コンテンツ個別情報を更新し(S152)、コンテンツ嗜好情報を基に接続継続要否を判定する(S153)。このとき、ユーザ端末10−1が、コンテンツ個別情報をユーザ端末10−2に送信する(S156)。コンテンツ個別情報を受信したユーザ端末10−2は、ユーザ端末10−1のコンテンツ個別情報をユーザ端末10−3に転送する(S157)。
コンテンツ個別情報を受信したユーザ端末10−3は、コンテンツ個別情報を更新し(S158)、コンテンツ嗜好情報を基に接続開始要否を判定する(S159)。ステップ153での判定が「否」なので、ユーザ端末10−3は、ユーザ端末10−2に対して、接続の切断を送信する(S160)。ステップ158での接続開始要否判定が「要」なので、ユーザ端末10−3は、ユーザ端末10−1に対して、新規接続の開始を送信し(S161)、終了する。
本実施例により、好みの近しいユーザ端末が論理的に近づくようにネットワークが再配置され、検索効率が上昇し、ネットワーク負荷が軽減できる。また、好みの近いユーザの評価が集まることにより評価点233の信頼度も増すことになる。
図11を参照して、ユーザ端末のコンテンツ登録処理を説明する。ここで、図11はユーザ端末のコンテンツ登録処理のフローチャートである。ユーザ端末10は、コンテンツ配信サーバ20へ、コンテンツ、コンテンツ名、ファイルタイプを送信して、コンテンツを登録する(S201)。ユーザ端末10は、登録が成功したか判定する(S202)。Noのとき、ユーザ端末10は終了し、Yesのとき、ユーザ端末10は、コンテンツ配信サーバ20から返信されたコンテンツIDとURIを加えて、コンテンツ識別情報を生成する(S203)。ユーザ端末10は、コンテンツ識別情報からコンテンツ個別情報を生成し、コンテンツ利用情報とコンテンツ嗜好情報は初期値を設定する(S204)。ユーザ端末10は、接続中の他のユーザ端末があるか判定する(S206)。Noのとき、ユーザ端末10は終了し、Yesのとき、ユーザ端末10はコンテンツ個別情報を接続中の他のユーザ端末に送信し(S207)、終了する。
図12を参照して、ユーザ端末のコンテンツ検索処理を説明する。ここで、図12はユーザ端末のコンテンツ検索処理のフローチャートである。図12において、ユーザ端末10はユーザからコンテンツ検索条件を受け付けると(S211)、保持するコンテンツ個別情報と検索条件を比較する(S212)。ユーザ端末10は、検索条件に一致か判定する(S213)。Yesのとき、ユーザ端末10は、一致したコンテンツ個別情報の一覧をコンテンツ利用情報、コンテンツ嗜好情報を元に並び替え、検索結果として表示する(S214)。次に、ユーザ端末10は、接続中の他端末10があるか判定する(S216)。ステップ213においてNoのとき、ユーザ端末10は、ステップ214をジャンプしてステップ216に遷移する。
ステップ216においてYesのとき、ユーザ端末10は、接続中の他端末10に検索要求を送信する(S217)。ユーザ端末10は、他端末10から検索要求応答としてコンテンツ個別情報を受信する(S218)。ユーザ端末10は、受信したコンテンツ個別情報と保持するコンテンツ識別情報のコンテンツ識別情報を比較する(S219)。ユーザ端末10は、同一の識別情報か判定する(S221)。Yesのとき、ユーザ端末10は、コンテンツ個別情報のコンテンツ利用情報とコンテンツ嗜好情報を更新し(S222)、コンテンツ検索結果に他端末からの応答を加えて更新し(S223)、終了する。
ステップ216においてNoのとき、ユーザ端末10は、そのまま終了する。ステップ221においてNoのとき、ユーザ端末10は、受信したコンテンツ個別情報をコンテンツ個別情報テーブルに追加して(S224)、ステップ223に遷移する。
図13を参照して、ユーザ端末のコンテンツ検索転送処理を説明する。ここで、図13はユーザ端末のコンテンツ検索転送処理のフローチャートである。図13において、ユーザ端末10は、接続中端末からコンテンツ検索要求を受信し(S231)、保持するコンテンツ個別情報を検索する(S232)。ユーザ端末10は、検索条件に一致するか判定する(S233)。一致するとき(Yes)。ユーザ端末10は、一致したコンテンツ個別情報を、検索結果として検索要求を行った端末に応答し(S234)、検索要求の転送回数を転送上限値と比較する(S236)。ステップ233で一致しないとき(No)、ユーザ端末10は、ステップ234をジャンプして、ステップ236に遷移する。
ユーザ端末10は、上限値以下か判定する(S237)。Yesのとき、ユーザ端末10は、他接続端末があるか判定する(S238)。Yesのとき、ユーザ端末10は、検索要求の転送回数に1を加え(S239)、検索要求を他接続端末に転送して(S241)、終了する。ステップ237またはステップ238でNoのとき、ユーザ端末10は、処理を終了する。
図14を参照して、ユーザ端末のコンテンツ取得処理を説明する。ここで、図14はユーザ端末のコンテンツ取得処理のフローチャートである。図14において、ユーザ端末10は、コンテンツ識別情報をもとにコンテンツ配信サーバ20に対して、コンテンツ取得要求を送信する(S251)。ユーザ端末10は、コンテンツ取得に成功したか判定する(S252)。Yesのとき、ユーザ端末10は、コンテンツ利用情報のPlay Count222に1を加え更新し(S253)、コンテンツ利用情報のAccess Time224を現在日時に更新する(S254)。
ユーザ端末10は、コンテンツの再生を実施し(S256)、コンテンツの評価をユーザに求める(S257)。ユーザ端末10は、ユーザ評価の入力の有無を判定する(S258)。Yesのとき、コンテンツ嗜好情報のFaverite Rate232をユーザ評価で更新、Critique Rate233を、Favorite Rate232、Play Count222をもとに更新する(S259)。ユーザ端末10は、接続中の他端末があるか判定する(S261)。ステップ252でNoのとき、ユーザ端末10は、コンテンツ利用情報のFailed Count223に1を加えて更新し(S262)、ステップ261に遷移する。また、ステップ258でNoのとき、ユーザ端末10は、そのままステップ261に遷移する。
ステップ261でYesのとき、ユーザ端末10は、接続中の他ユーザ端末に更新したコンテンツ個別情報を送信して(S263)、終了する。ステップ261でNoのとき、ユーザ端末10は、そのまま終了する。
図15を参照して、ユーザ端末のネットワーク再構成処理を説明する。ここで、図15はユーザ端末のネットワーク再構成処理のフローチャートである。図15において、ユーザ端末10は、接続中の他ユーザ端末からコンテンツ個別情報を受信する(S271)。ユーザ端末10は、コンテンツ個別情報の受信がコンテンツ検索要求を送信したことの応答であるかを判定する(S272)。Noのとき、ユーザ端末10は、接続端末があるか判定する(S273)。Yesのとき、ユーザ端末10は、接続中の第3のユーザ端末にコンテンツ個別情報を転送する(S274)。ユーザ端末10は、受信したコンテンツ個別情報と保持しているコンテンツ個別情報を比較する(S276)。ステップ272でYesのとき、ユーザ端末10は、コンテンツ検索要求の要求元のユーザ端末に応答されたコンテンツ個別情報を転送して(S277)、ステップ276に遷移する。ステップ273でNoのとき、ユーザ端末10は、そのままステップ276に遷移する。
ユーザ端末10は、同一の識別情報があるか判定する(S278)。Yesのとき、ユーザ端末10は、コンテンツ個別情報のコンテンツ利用情報とコンテンツ嗜好情報を更新する(S281)。ユーザ端末10は、嗜好情報のFavorite Rate232を比較する(S282)。ユーザ端末10は、近しい値か判定する(S283)。Yesのとき、ステップ271で受信したコンテンツ個別情報の発信元のユーザ端末と直接接続されているか判定する(S284)。Noのとき、ユーザ端末10は、コンテンツ個別情報の発信元のユーザ端末と直接接続を開始し(S286)、終了する。スッテップ278でNoのとき、ユーザ端末10は、新規の情報としてステップ271で受信したコンテンツ個別情報をコンテンツ個別情報テーブルに追加し(S279)、終了する。ステップ283でNoのとき、ユーザ端末10は、ステップ271で受信したコンテンツ個別情報の発信元のユーザ端末と直接接続されているか判定し(S287)、Noのとき、終了し、Yesのとき、接続を切断して(S288)、終了する。
なお、ステップ283の近しい値の判定は、絶対値(4以上)であっても、相対値(当該ユーザのベスト5内)であっても、良い。
図16と図17を参照して、P2Pネットワークの具体的な再構成処理を説明する。ここで、図16はP2P接続の切断を説明する図である。図17は新規P2P接続の開始を説明する図である。なお、図16および図17のステップ番号は、図10に基づく。
図16において、ユーザ端末10−2は、コンテンツ嗜好情報テーブル230−2を保持し、ユーザ端末10−3は、コンテンツ嗜好情報テーブル230−3を保持している。なお、図16でコンテンツ嗜好情報のうち本処理に必要ない情報(評価点233)は煩雑さを避けるため省略した。ユーザ端末10−3は、Content ID aaaaaの嗜好情報を含むコンテンツ個別情報をユーザ端末10−2に送信する(S151)。コンテンツ個別情報を受信したユーザ端末10−2は、保持しているContent ID aaaaaの嗜好情報のFavorite Rate232と、受信したコンテンツ個別情報のうち嗜好情報のFavorite Rate232の比較を行い、ユーザ端末10−3とは嗜好が合わないと判断する。この結果、ユーザ端末10−2は、ユーザ端末10−3との既存コネクションを切断する(S160)。
図17において、ユーザ端末10−2は、コンテンツ嗜好情報テーブル230−2を保持し、ユーザ端末10−3は、コンテンツ嗜好情報テーブル230−3を保持し、ユーザ端末10−1は、コンテンツ嗜好情報テーブル230−1を保持している。なお、図17でコンテンツ嗜好情報のうち本処理に必要ない情報(評価点233)は煩雑さを避けるため省略した。
ユーザ端末10−1は、Content ID aaaaaの嗜好情報を含むコンテンツ個別情報をユーザ端末10−3に送信する(S156)。コンテンツ個別情報を受信したユーザ端末10−3は、受信したコンテンツ個別情報をユーザ端末10−2に転送する(S157)。コンテンツ個別情報を受信したユーザ端末10−2は、保持しているContent ID aaaaaの嗜好情報のFavorite Rate232と、受信したコンテンツ個別情報のうち嗜好情報のFavorite Rate232の比較を行い、ユーザ端末10−1と嗜好が合うと判断する。この結果、ユーザ端末10−2は、ユーザ端末10−1と新規コネクション接続を開始する(S161)。
上述した実施例に拠れば、P2Pネットワーク上で検索される大量のコンテンツ情報から利用者に適したコンテンツ情報を抽出することができる。また、コンテンツの状態変化を付加情報により通知することができるため、コンテンツの状態に応じて検索動作を変化させることができる。さらに、嗜好が類似している利用者が近づくようにネットワークが再配置されるため、検索の効率があがりネットワークの負荷を下げる効果がある。
ピアツーピアネットワークを説明するブロック図である。 ピアツーピアネットワークへの参加手順を説明するフローチャートである。 コンテンツ検索システムの構成を説明するハードウェアブロック図である。 コンテンツ識別情報テーブル、コンテンツ利用情報テーブル、コンテンツ嗜好情報テーブルを説明する図である。 ユーザ端末の機能ブロック図である。 ユーザ端末のハードウェアブロック図である。 2台のユーザ端末とコンテンツ配信サーバとの間の登録処理のシーケンス図である。 ユーザ端末間の検索処理のシーケンス図である。 2台のユーザ端末とコンテンツ配信サーバとの間のコンテンツ取得処理を説明するシーケンス図である。 ユーザ端末間のネットワーク再構成処理を説明するシーケンス図である。 ユーザ端末のコンテンツ登録処理のフローチャートである。 ユーザ端末のコンテンツ検索処理のフローチャートである。 ユーザ端末のコンテンツ検索転送処理のフローチャートである。 ユーザ端末のコンテンツ取得処理のフローチャートである。 ユーザ端末のネットワーク再構成処理のフローチャートである。 P2P接続の切断を説明する図である。 新規P2P接続の開始を説明する図である。
符号の説明
10…ユーザ端末、11…コンテンツ個別情報記憶装置、12…中央制御装置、13…メモリ、14…外部記憶装置、15…通信装置、16…入力装置、17…出力装置、19…内部通信線、20…コンテンツ配信サーバ、21…コンテンツ記憶装置、100…ピアツーピアネットワーク、200…コンテンツ配信システム、210…コンテンツ識別情報テーブル、220…コンテンツ利用情報テーブル、230…コンテンツ嗜好情報テーブル、240…P2P接続先テーブル、260…受信処理部、270…送信処理部、280…入出力I/F、290…制御部、300…制御装置。

Claims (4)

  1. コンテンツを保持する配信装置と、前記配信装置が保持するコンテンツの所在および内容を示す識別情報を保持し、かつネットワークを通して互いに通信を行うことにより所定の条件に基づいたコンテンツの検索を行う複数のユーザ端末とからなる情報検索システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、さらにコンテンツの利用情報とコンテンツを取得した利用者の嗜好情報とからなる個別情報を蓄積し、コンテンツの検索を行った際に互いに送受信される個別情報とコンテンツを取得した際に互いに送受信される個別情報とから、保持する前記利用情報と前記嗜好情報との更新を行い、更新された前記利用情報と前記嗜好情報とに基づいてコンテンツの検索結果を表示することを特徴とする情報検索システム。
  2. 請求項1に記載の情報検索システムであって、
    前記利用情報は、コンテンツ取得要求の成功回数および失敗回数を含むことを特徴とする情報検索システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報検索システムであって、
    前記ユーザ端末は、他のユーザ端末との間で前記個別情報の送受信が行われた際に、前記嗜好情報を比較し、嗜好情報が類似しているユーザ端末同士を論理的に近づくように前記ネットワークを再構成することを特徴とする情報検索システム。
  4. コンピュータを、
    コンテンツの利用情報とコンテンツを取得した利用者の嗜好情報とからなる個別情報蓄積部、
    受信した個別情報に基づいて、前記利用情報と前記嗜好情報との更新を行うテーブル更新部、
    更新された前記利用情報と前記嗜好情報とに基づいて、コンテンツの検索結果を表示する検索処理部、
    として機能させるためのプログラム。
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