JP2009127795A - 部材連結構造及び天井取付器具 - Google Patents

部材連結構造及び天井取付器具 Download PDF

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Hiroyuki Ishiwatari
裕之 石渡
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Abstract

【課題】 2つの異なる部材が、所定距離以上に離隔することを防ぐことができる器具を容易に取付けることができる部材連結構造を提供する。
【解決手段】 屈曲自在な紐部4と、紐部4の一端部に設けられ紐部4の断面の最大寸法よりも大なる膨出部6とを有する連結部材により、第1の部材と第2の部材とを、所定の距離以上の離隔を禁止すると共に所定の距離未満の接近を許容して連結する部材連結構造であって、第2の部材は、膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12と、膨出部6の通過を禁止し紐部4の通過を許容する幅で形成されたスリット13とを有する係止部を備え、連結部材の他端側を第1の部材に固定すると共に、膨出部6を挿入孔12に挿入し、紐部4をスリット3を通過する位置に配置して、第1及び第2の部材を互いに離隔する方向に移動させた際に、挿入孔12がスリット13に対して第1の部材とは反対側に位置するよう形成されている
【選択図】 図2

Description

本発明は、分離可能な2つの構成部材を互いに離隔する方向に移動させた場合に、ある一定距離以上離隔することがない部材連結構造、及び、その部材連結構造を有し、天井に取付けた後に意図せず一方が分離して落下することを防止する天井取付器具に関する。
監視カメラや業務用スピーカーなどは、天井等の広く室内全体を見渡せる高所に設置されることが多い。
高所に取付けられる機器は、予め天井に固定された取付金具により天井に固定されると共に、その機器と取付金具との固定が何らかの要因で外れた場合でも、機器の落下を防止するため、ワイヤなどで機器と取付金具とを繋ぐ部材連結構造を併用することが広く行われている。
このような部材連結構造を利用した機器の一例として、通常、機器側にステンレス製のワイヤの片側端を固定しておき、機器を高所に取付ける際に取付金具に反対側端を固定するようにした天井取付器具が特許文献1に記載されている。
特許文献1には、おおむね以下のように記載されている。
一端部に螺子の頭部が固定され、他端部に着脱可能なフックが固定されたワイヤを準備し、螺子の頭部を機器本体上面の孔に通した後、その螺子にナットを螺着して機器本体とワイヤとを固定する。
次に、ワイヤの他端部を天井支持材等に巻き付け、フックにて係留する。
これにより、地震等の発生により機器本体の取付け部が破損し、機器本体が外れた場合でも、ワイヤにより機器本体が吊下げられるため、機器本体の床上への落下を防止でき、その破損を防ぐことができる。
特開2003−308719号公報
しかしながら、この機器を高所に取付ける際にワイヤを天井支持材に巻き付けて、そのワイヤの一端に固定されたフックにてワイヤを係留する作業は、一方の手で天井支持部材又はワイヤを所定位置に支えながら、他方の手でフックを開いて係留しなけなければならず、両手を上方に上げて作業を行う必要があった。そのため、機器本体の取付けの作業性が悪く、作業者への負担が大きいという問題があり、高所での作業時に不安定になり作業者が落下する危険性があった。
また、ワイヤを天井支持材に巻き付けて、ワイヤに固定されたフックにて係留する作業は、上方を向いての作業であるためフックでの係留が完全におこなわれているかの確認が難しかった。
更に、ワイヤを巻き付けた後に、フックで固定する構成のため、巻き付けるための空間が必要であり、天井取付器具の装着に広い空間が必要になってしまう問題もあった。
そこで、本発明は、取付が簡便であると共に、外力によって容易に外れることのない部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具を提供することを目的とする。
さらに、機器本体の取付作業の作業性が良く、取付作業の安全性が高く、わずかな空間でワイヤの取付が可能で、本体が装着できる部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は手段として、次の1)乃至9)の構成を有する。
1)第1の部材と、被取付部材の一面に取付けられる第2の部材とを、連結部材により、所定の距離以上の離隔を禁止すると共に該所定の距離未満の接近を許容して連結する部材連結構造であって、連結部材は、屈曲自在な紐状に形成された紐部と、紐部の一端部に設けられ紐部の断面における最大寸法よりも大なる断面寸法を有して膨出する膨出部とを有し、第2の部材は、一面に当接する当接面を有して被取付部材に固定される取付部と、膨出部が通過可能な形状に穿設された挿入孔と、挿入孔に一端側が開口すると共に膨出部の通過を禁止し紐部の通過を許容する幅で形成された他端側が閉口したスリットとを有する係止部とを備え、連結部材の他端側を第1の部材に固定すると共に、膨出部を挿入孔に挿入し、紐部をスリットを通過する位置に配置し、且つ、第1の部材を、当接面に対して直交する方向に移動させて紐部を一直線状に張架させた際に、係止部は、スリットが当接面に対して交わる面内で延在すると共に挿入孔が前記スリットに対して第1の部材の反対側に位置するよう備えられていることを特徴とする部材連結構造を提供する。
2)スリットが、挿入孔に開口した開口端部から他端側である奥端部までを非一直線状に形成されていることを特徴とする1)に記載の部材連結構造を提供する。
3)紐部をスリット内の挿入孔側から奥端部まで移動させた際の軌跡を紐部移動経路とした際に、該紐部移動経路は、移動方向が不連続に変化する屈曲点を有することを特徴とする2)に記載の部材連結構造を提供する。
4)紐部移動経路は、張架させた紐部の張架方向で分割される一方側から他方側へ跨ぐように移動する第1の移動経路と、他方側から一方側へ跨ぐように移動する第2の移動経路と、を有していることを特徴とする3)に記載の部材連結構造を提供する。
5)スリットは、その屈曲点に対応する位置において、紐部移動経路に含まれない他のスリットが開口されていることを特徴とする3)又は4)に記載の部材連結構造を提供する。
6)スリットは、その奥端部側に幅が拡張した紐収容部を有し、紐収容部の形状はスリットの幅よりも広い幅で、且つ、膨出部が通過不可能な大きさに形成されていることを特徴とする1)乃至5)のいずれか1項に記載の部材連結構造を提供する。
7)スリットは、前記挿入孔から遠い部位に、紐部の通過を許容する幅の範囲内で該スリットの幅よりも徐々に幅が狭くなる幅狭部を有していることを特徴とする1)乃至6)のいずれか1項に記載の部材連結構造を提供する。
8)1)乃至7)のいずれか1項に記載の部材連結構造を有する天井取付器具であって、第1の部材と第2の部材とを連結する、連結部材とは別の連結手段と、第2の部材に設けられた天井取付手段とを備え、係止部は、第2の部材を、天井取付手段を用いて天井に取付けた際に、挿入孔がスリットよりも天井に近い位置にあるよう第2の部材に備えられていることを特徴とする天井取付器具を提供する。
9)第1の部材はカメラ装置を備えていることを特徴とする8)に記載の天井取付器具を提供する。
本発明によれば、取付が簡便であると共に、外力によって容易に外れることのない部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具を提供することができる。
さらに、機器本体の取付作業の作業性が良く、取付作業の安全性が高く、わずかな空間でワイヤの取付が可能で、本体が装着できる部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具を提供することができる。
以下に、本発明に係る部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の実施例を示す図であり、その実施例として天井取付型監視カメラの構成を示す概略斜視図である。図2は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の実施例を示す図であり、その実施例として天井取付型監視カメラを天井に取付けた状態を示す概略断面図である。図3は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第1の実施例を示す概略図である。図4は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の第1の実施例にワイヤを取付けた状態の斜視図である。図5は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第2の実施例を示す概略図である。図6は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第3の実施例を示す概略図である。図7は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第4の実施例を示す概略図である。図8は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第5の実施例を示す概略図である。図9は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第6の実施例を示す概略図である。図10は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第7の実施例を示す概略図である。図11は、本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第8の実施例を示す概略図である。
本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具を利用する一実施例として、図1及び図2に示すような天井取付型監視カメラ1がある。
図1によれば、天井取付型監視カメラ1は、ドーム型監視カメラ本体部2と、天井固定面(当接面とも言う)TMを天井面に当接させ、螺子等で天井に螺着し、それによって天井に強固に固定された天井取付治具3と、一端をドーム型監視カメラ本体部2における天井取付治具3に対向する面に螺子等で固定された紐(以下、ワイヤと称す)4と、天井取付治具3の側面に配置されたワイヤ取付部5(係止部とも言う)を有してなる。
更に、ワイヤ4は、ワイヤ4の他端にワイヤ4の直径より太く形成された膨出部6を有する。膨出部を有するワイヤとして、例えば玉付きワイヤとして広く市販されているものを用いることができる。
以下、天井取付型監視カメラ1を天井に取付けた状態を示している図2を合わせて説明する。
天井取付治具3は、天井7に強固に螺子等で固定され、所定の手順でしか外せない構造となっている。また、ドーム型監視カメラ本体部2は、天井7に固定された天井取付治具3に対し、ドーム部8を床面に向けて固定される。ドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3との着脱は、監視カメラ9のメンテナンス作業をおこなう場合に、所定の手順で行うことができる構造になっている。
地震等で天井取付型監視カメラ1に強い衝撃や振動が加わった場合、ドーム型監視カメラ本体部2と、天井取付治具3との固定が外れたり、または、ドーム型監視カメラ本体部2と、天井取付治具3との固定部10が破損して固定が外れる可能性がある。
万一このような現象が発生した場合でも、ドーム型監視カメラ本体部2が落下し周囲に被害を及ぼしたり、ドーム型監視カメラ本体部2が破損することなどを防ぐため、一端をドーム型監視カメラ本体部2に固定したワイヤ4の膨出部6を天井取付治具3のワイヤ取付部5に係止することによって、ドーム型監視カメラ本体部2の落下を防ぐようになっている。
また、監視カメラ9の制御入力信号と監視カメラからの出力信号とは、適宜コネクタ等を介して配線11によってドーム型監視カメラ本体部2に内蔵の監視カメラ9から、天井取付治具3を介して天井裏に導き出され、天井裏にて図示しない監視システム配線と接続されている。
本発明の実施例において、ワイヤ4でドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3とが連結される際に用いるワイヤ取付部5の構造を以下に詳述する。
(第1の実施例)
図3に示すように、金属板をプレス加工などして形成した開口部であるワイヤ取付部5は、ワイヤ4の膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12と、挿入孔12に開口すると共にワイヤ4は通過可能であるが、膨出部6は通過不可能であるような幅W1の複数の直線部の連結で形成されたスリット13とから構成される。
具体的には、本実施例において、スリット13は、挿入孔12,第1屈曲部14,第1分岐部15,第2屈曲部16,第1終端部17,第2分岐部18,第1ワイヤ収容部(紐収容部とも言う)19,第2終端部20,及びそれぞれの部分を繋ぐ直線部(L1乃至L7)からなる。
挿入孔12は、ドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3とが固定された状態でドーム型監視カメラ本体部2から最も遠い位置にあり、ワイヤ収容部19は、ドーム型監視カメラ本体部2に最も近い位置にある。
ここで、膨出部6を挿入孔12に挿入し、ワイヤ4が挿入孔12からワイヤ収容部19まで移動する際の最短の軌跡をワイヤ移動経路KLとする。
以下、ワイヤ取付部5にワイヤ4を挿入し、係止した状態を示す図である図4を図3と合わせ用いて説明する。
ワイヤ移動経路KLは、挿入孔12の開口部を基点としてドーム型監視カメラ本体部2側にある第1屈曲部14まで直進し(L1)、第1屈曲部14で、図の左方向に90度屈曲する。次に、第1屈曲部14から第1分岐部15まで直進し(L2)、第1分岐部15で第2屈曲部16方向と第1終端部17方向とに分岐するが、最短の軌跡であるワイヤ移動経路KLは第2屈曲部16に向かう方向である。更に、ワイヤ移動経路KLは、第1分岐部15から第2屈曲部16まで直進し(L3)、第2屈曲部16で図に向かって右方向に90度屈曲する。また更に、第2屈曲部16から第2分岐部18まで直進し(L5)、第2分岐部18でワイヤ収容部19方向と第2終端部20方向とに分岐するが、最短の軌跡はワイヤ収容部19に向かう方向であり、ワイヤ移動経路KLはワイヤ収容部19に至る(L6)。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、図4(b)に示すように、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、最もドーム型監視カメラ本体部2に近いワイヤ収容部19にある。
ワイヤ4がワイヤ収容部19に収まった状態でドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3との固定が外れた場合、重力によってドーム型監視カメラ本体部2が落下し、その落下に伴い、膨出部6は、スリット13を通過できずにワイヤ取付部5の最下点であるワイヤ収容部19に留まる。それによって、ドーム型監視カメラ本体部2はワイヤ4の長さ分だけ落下し、ワイヤ4が一直線になる状態でワイヤ取付部5に釣支され、床上への落下が免れる。
更に、天井取付型監視カメラ1に重力方向以外の方向の外力が加わり、ワイヤ4が重力方向以外に移動した場合でも、ワイヤ取付部5において、ワイヤ4が、ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態の定常位置であるワイヤ収容部19から挿入孔12に移動するためには、複数の屈曲部14,16と、複数の分岐部15,18と、複数の終端部17,20との方向の異なる複数の直線部(L6,L5,L3,L2,L1)を通過する必要があるため、多方向への移動が必要になり、挿入孔12から膨出部6が容易に飛び出し難い。
(第2の実施例)
図5に示すように、金属板をプレス加工などして形成した開口部であるワイヤ取付部5は、ワイヤ4の膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12と、挿入孔12に開口すると共にワイヤ4は通過可能であるが、膨出部6は通過不可能であるような幅W1の直線で形成されたスリット13とから構成される。
具体的には、本実施例において、スリット13は、挿入孔12,ワイヤ収容部19,及び挿入孔12とワイヤ収容部19とを繋ぐ直線部L8からなる。
挿入孔12は、ドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3とが固定された状態でドーム型監視カメラ本体部2から最も遠い位置にあり、ワイヤ収容部19は、ドーム型監視カメラ本体部2に最も近い位置にある。
ここで、膨出部6を挿入孔12に挿入し、ワイヤ4が挿入孔12からワイヤ収容部19まで移動する際の最短の軌跡をワイヤ移動経路KLとする。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、重力によって挿入孔12からスリット13を通りワイヤ収容部19に移動する(L8)ため、最もドーム型監視カメラ本体部2に近いワイヤ収容部19にある。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、最もドーム型監視カメラ本体部2に近いワイヤ収容部19にある。
ワイヤ4がワイヤ収容部19に収まった状態でドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3との固定が外れた場合、重力によってドーム型監視カメラ本体部2が落下し、その落下に伴い、膨出部6は、スリット13を通過できずにワイヤ取付部5の最下点であるワイヤ収容部19に留まる。それによって、ドーム型監視カメラ本体部2はワイヤ4の長さ分だけ落下し、ワイヤ4が一直線になる状態でワイヤ取付部5に釣支され、床上への落下が免れる。
(第3の実施例)
図6に示すように、金属板をプレス加工などして形成した開口部であるワイヤ取付部5は、ワイヤ4の膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12と、挿入孔12に開口すると共にワイヤ4は通過可能であるが、膨出部6は通過不可能であるような幅W1の曲線で形成されたスリット13とから構成される。
具体的には、本実施例において、スリット13は、挿入孔12,ワイヤ収容部19,及び挿入孔12とワイヤ収容部19とを繋ぐ曲線部L9からなる。
挿入孔12は、ドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3とが固定された状態でドーム型監視カメラ本体部2から最も遠い位置にあり、ワイヤ収容部19は、ドーム型監視カメラ本体部2に最も近い位置にある。
ここで、膨出部6を挿入孔12に挿入し、ワイヤ4が挿入孔12からワイヤ収容部19まで移動する際の最短の軌跡をワイヤ移動経路KLとする。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、重力によって挿入孔12からスリット13を通りワイヤ収容部19に移動する(L9)ため、最もドーム型監視カメラ本体部2に近いワイヤ収容部19にある。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、図4(b)に示すように、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、最もドーム型監視カメラ本体部2に近いワイヤ収容部19にある。
ワイヤ4がワイヤ収容部19に収まった状態でドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3との固定が外れた場合、重力によってドーム型監視カメラ本体部2が落下し、その落下に伴い、膨出部6は、スリット13を通過できずにワイヤ取付部5の最下点であるワイヤ収容部19に留まる。それによって、ドーム型監視カメラ本体部2はワイヤ4の長さ分だけ落下し、ワイヤ4が一直線になる状態でワイヤ取付部5に釣支され、床上への落下が免れる。
更に、天井取付型監視カメラ1に重力方向以外の方向の外力が加わり、ワイヤ4が重力方向以外に移動した場合でも、第2の実施例では、ドーム型監視カメラ本体部2に対し天井取付治具3方向の力が加わった場合膨出部6が挿入孔12から飛出す可能性があるのに対し、スリット13が曲線で形成されているため、一方向の力では挿入孔12から膨出部6が容易に飛び出し難い。
(第4の実施例)
図7に示すように、金属板をプレス加工などして形成した開口部であるワイヤ取付部5は、ワイヤ4の膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12と、挿入孔12に開口すると共にワイヤ4は通過可能であるが、膨出部6は通過不可能であるような幅W1の複数の直線部の連結で形成されたスリット13とから構成される。
具体的には、本実施例において、スリット13は、挿入孔12,第1屈曲部14,第3屈曲部21,ワイヤ収容部19,及びそれぞれの部分を繋ぐ直線部(L10乃至L12)からなる。
挿入孔12は、ドーム型監視カメラ本体部2から最も遠い位置にあり、ワイヤ収容部19は、ドーム型監視カメラ本体部2に最も近い位置にある。
ここで、膨出部6を挿入孔12に挿入し、ワイヤ4が挿入孔12からワイヤ収容部19まで移動する際の最短の軌跡をワイヤ移動経路KLとする。
ワイヤ移動経路KLは、挿入孔12の開口部を基点としてドーム型監視カメラ本体部2方向にある第1屈曲部14まで直進し(L10)、第1屈曲部14で、図の左方向に90度屈曲する。次に、第1屈曲部14から第3屈曲部21まで直進し(L11)、第3屈曲部21で図に向かって下方向に90度屈曲する。更に、第3屈曲部21から直進し、ワイヤ移動経路KLはワイヤ収容部19に至る(L12)。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、最もドーム型監視カメラ本体部2に近いワイヤ収容部19にある。
ワイヤ4がワイヤ収容部19に収まった状態でドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3との固定が外れた場合、重力によってドーム型監視カメラ本体部2の落下し、その落下に伴い、膨出部6は、スリット13を通過できずにワイヤ取付部5の最下点であるワイヤ収容部19に留まる。それによって、ドーム型監視カメラ本体部2はワイヤ4の長さ分だけ落下し、ワイヤ4が一直線になる状態でワイヤ取付部5に釣支され、床上への落下が免れる。
更に、天井取付型監視カメラ1に重力方向以外の方向の外力が加わり、ワイヤ4が重力方向以外に移動した場合でも、ワイヤ取付部5において、ワイヤ4がドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態の定常位置であるワイヤ収容部19から挿入孔12に移動するためには、複数の屈曲部14,21を有し、方向の異なる複数の直線部(L12,L11,L10)を通過する必要があるため、多方向への移動が必要になり、容易に挿入孔12から膨出部6が容易に飛び出し難い。
(第5の実施例)
図8に示すように、金属板をプレス加工などして形成した開口部であるワイヤ取付部5は、ワイヤ4の膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12と、挿入孔12に開口すると共にワイヤ4は通過可能であるが、膨出部6は通過不可能であるような幅W1の複数の直線部の連結で形成されたスリット13とから構成される。
具体的には、本実施例において、スリット13は、挿入孔12,第1屈曲部14,第3屈曲部21,第2屈曲部16,第4屈曲部22,ワイヤ収容部19,及びそれぞれの部分を繋ぐ直線部(L13乃至L17)からなる。
挿入孔12は、ドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3とが固定された状態でドーム型監視カメラ本体部2から最も遠い位置にあり、ワイヤ収容部19は、ドーム型監視カメラ本体部2に最も近い位置にある。
ここで、膨出部6を挿入孔12に挿入し、ワイヤ4が挿入孔12からワイヤ収容部19まで移動する際の最短の軌跡をワイヤ移動経路KLとする。
ワイヤ移動経路KLは、挿入孔12の開口部を基点としてドーム型監視カメラ本体部2方向にある第1屈曲部14まで直進し(L13)、第1屈曲部14で、図の左方向に90度屈曲する。次に、第1屈曲部14から第3屈曲部21まで直進し(L14)、第3屈曲部21で図の下方向に90度屈曲する。更に、ワイヤ移動経路KLは、第3屈曲部21から第2屈曲部16まで直進し(L15)、第2屈曲部16で図の右方向に90度屈曲する。また更に、第2屈曲部16から第4屈曲部22まで直進し(L16)、第4屈曲部22で図の下方向に90度屈曲し、ワイヤ移動経路KLはワイヤ収容部19に至る(L17)。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、最もドーム型監視カメラ本体部2に近いワイヤ収容部19にある。
ワイヤ4がワイヤ収容部19に収まった状態でドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3との固定が外れた場合、重力によってドーム型監視カメラ本体部2が落下し、その落下に伴い、膨出部6は、スリット13を通過できずにワイヤ取付部5の最下点であるワイヤ収容部19に留まる。それによって、ドーム型監視カメラ本体部2はワイヤ4の長さ分だけ落下し、ワイヤ4が一直線になる状態でワイヤ取付部5に釣支され、床上への落下が免れる。
更に、天井取付型監視カメラ1に重力方向以外の方向の外力が加わり、ワイヤ4が重力方向以外に移動した場合でも、ワイヤ取付部5において、ワイヤ4がドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態の定常位置であるワイヤ収容部19から挿入孔12に移動するためには、複数の屈曲部14,21,22を有し、方向の異なる複数の直線部(L17,L16,L15,L14,L13)を通過する必要があるため、多方向への移動が必要になり、容易に挿入孔12から膨出部6が容易に飛び出し難い。
(第6の実施例)
図9に示すように、金属板をプレス加工などして形成した開口部であるワイヤ取付部5は、ワイヤ4の膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12と、挿入孔12に開口すると共にワイヤ4は通過可能であるが、膨出部6は通過不可能であるような幅W1の複数の直線部の連結で形成されたスリット13とから構成される。
具体的には、本実施例において、スリット13は、挿入孔12,第1屈曲部14,第1分岐部15,第1終端部17,ワイヤ収容部19,及びそれぞれの部分を繋ぐ直線部(L18乃至L21)からなる。
挿入孔12は、ドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3とが固定された状態でドーム型監視カメラ本体部2から最も遠い位置にあり、ワイヤ収容部19は、ドーム型監視カメラ本体部2に最も近い位置にある。
ここで、膨出部6を挿入孔12に挿入し、ワイヤ4が挿入孔12からワイヤ収容部19まで移動する際の最短の軌跡をワイヤ移動経路KLとする。
ワイヤ移動経路KLは、挿入孔12の開口部を基点としてドーム型監視カメラ本体部2方向にある第1屈曲部14まで直進し(L18)、第1屈曲部14で、図に向かって左方向に90度屈曲する。次に、第1屈曲部14から第1分岐部15まで直進し(L19)、第1分岐部15でワイヤ収容部19方向と第1終端部17方向とに分岐するが、最短の軌跡であるワイヤ移動経路KLはワイヤ収容部19に向かう方向であり、ワイヤ移動経路KLはワイヤ収容部19に至る(L20)。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、最もドーム型監視カメラ本体部2に近いワイヤ収容部19にある。
ワイヤ4がワイヤ収容部19に収まった状態でドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3との固定が外れた場合、重力によってドーム型監視カメラ本体部2が落下し、その落下に伴い、膨出部6は、スリット13を通過できずにワイヤ取付部5の最下点であるワイヤ収容部19に留まる。それによって、ドーム型監視カメラ本体部2はワイヤ4の長さ分だけ落下し、ワイヤ4が一直線になる状態でワイヤ取付部5に釣支され、床上への落下が免れる。
更に、天井取付型監視カメラ1に重力方向以外の方向の外力が加わり、ワイヤ4が重力方向以外に移動した場合でも、ワイヤ取付部5において、ワイヤ4がドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態の定常位置であるワイヤ収容部19から挿入孔12に移動するためには、屈曲部14と、分岐部15と、終端部17とを有し、方向の異なる複数の直線部(L20,L19,L18)を通過する必要があるため、多方向への移動が必要になり、容易に挿入孔12から膨出部6が容易に飛び出し難い。
(第7の実施例)
図10に示すように、金属板をプレス加工などして形成した開口部であるワイヤ取付部5は、ワイヤ4の膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12と、挿入孔12に開口すると共にワイヤ4は通過可能であるが、膨出部6は通過不可能であるような幅W1に形成されたスリット13と、スリット13における挿入孔12と反対端に位置し、その幅W2がスリット13より広く、膨出部6は通過不可能な幅に形成された第2ワイヤ収容部23とから構成される。
挿入孔12は、ドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3とが固定された状態でドーム型監視カメラ本体部2から最も遠い位置にあり、第2ワイヤ収容部23は、ドーム型監視カメラ本体部2に最も近い位置にある。
ここで、ワイヤ4が挿入孔12から第2ワイヤ収容部23まで移動する際の最短の軌跡をワイヤ移動経路KLとする。
ワイヤ移動経路KLは、挿入孔12からスリット13を通り、ドーム型監視カメラ本体部2方向にある第2ワイヤ収容部23に至る。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、重力によって挿入孔12からスリット13を通り第2ワイヤ収容部23に移動するため、膨出部6は最もドーム型監視カメラ本体部2に近い第2ワイヤ収容部23にある。
ワイヤ4が第2ワイヤ収容部23に収まった状態でドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3との固定が外れた場合、重力によってドーム型監視カメラ本体部2が落下し、その落下に伴い、膨出部6は、スリット13を通過できずにワイヤ取付部5の最下点である第2ワイヤ収容部23に留まる。それによって、ドーム型監視カメラ本体部2はワイヤ4の長さ分だけ落下し、ワイヤ4が一直線になる状態でワイヤ取付部5に釣支され、床上への落下が免れる。
更に、天井取付型監視カメラ1に重力方向以外の力が加わり、ワイヤ4が重力方向以外の方向に移動した場合でも、ワイヤ取付部5において、第2ワイヤ収容部23の幅W2に対して挿入孔12側にあるスリット13の幅W1が、狭く形成されているため、容易に挿入孔12から膨出部6が容易に飛び出し難い。
(第8の実施例)
図11に示すように、金属板をプレス加工などして形成した開口部であるワイヤ取付部5は、ワイヤ4の膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12と、挿入孔12に開口すると共にワイヤ4は通過可能であるが、膨出部6は通過不可能であるような幅W1に形成されたスリット13と、スリット13におけるドーム型監視カメラ本体部2に最も近いに形成されたドーム型監視カメラ本体部2に近づくに従い徐々に幅が狭くなる幅狭部24と、幅狭部24におけるドーム型監視カメラ本体部2に最も近いに形成された幅狭部24の最狭部24aの幅W3よりも格段に広い幅W4を有する第3ワイヤ収容部25とから構成される。
ここで、幅狭部24の最広部24bの幅はスリット13の幅W1と同様であり、幅狭部24の最狭部24aの幅W3は少なくともワイヤ4の幅より広いものである。
更に、第3ワイヤ収容部25の幅W4は、幅狭部24の最狭部24bの幅W3よりも広く、且つ、膨出部5が通過しない大きさである。より好ましくは、スリット13の幅W1より広く、膨出部5が通過しない大きさである。
ここで、挿入孔12は、ドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3とが固定された状態でドーム型監視カメラ本体部2から最も遠い位置にあり、第3ワイヤ収容部25は、ドーム型監視カメラ本体部2に最も近い位置にある。
また、膨出部6を挿入孔12に挿入し、ワイヤ4が挿入孔12から第3ワイヤ収容部25まで移動する際の最短の軌跡をワイヤ移動経路KLとする。
ワイヤ移動経路KLは、挿入孔12から幅狭部24を通り、ドーム型監視カメラ本体部2方向にある第3ワイヤ収容部25に至る。
ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付けた状態では、膨出部6及び膨出部6に繋がるワイヤ4は、重力によって挿入孔12から幅狭部24を通り第3ワイヤ収容部25に移動するため、膨出部6は最もドーム型監視カメラ本体部2に近い第3ワイヤ収容部25にある。
ワイヤ4が第3ワイヤ収容部25に収まった状態でドーム型監視カメラ本体部2と天井取付治具3との固定が外れた場合、重力によってドーム型監視カメラ本体部2が落下し、その落下に伴い、膨出部6は、スリット13を通過できずにワイヤ取付部5の最下点である第3ワイヤ収容部25に留まる。それによって、ドーム型監視カメラ本体部2はワイヤ4の長さ分だけ落下し、ワイヤ4が一直線になる状態でワイヤ取付部5に釣支され、床上への落下が免れる。
更に、天井取付型監視カメラ1に重力方向以外の外力が加わり、ワイヤ4が重力方向以外の方向に移動し、第3ワイヤ収容部25からワイヤ4が浮き上がったとしても、ワイヤ取付部5は、幅狭部24の最狭部24bの幅W3が第3ワイヤ収容部25の幅W4に比較して格段に狭いためワイヤ4が第3ワイヤ収容部25から出ることはなく、挿入孔12から膨出部6が飛び出す可能性は低い。
なお、第1の実施例から第8の実施例において、天井取付型監視カメラ1を代表例として記載したが、天井取付型監視カメラ1に限らず天井取付型照明器具や天井取付型音響装置、或いは排気ダクト等の天井吊下げ型の器具に対しても有効であることは言うまでもない。
また、ワイヤ4(紐部)の材質としては、金属が最適であるが、本実施例の場合、天井取付型監視カメラを吊下げても破断することがない強度を有する材質であれば良い。更に、ワイヤ4の代わりとしてチェーンやロープ等を用いても良い。また更に、ワイヤ4の長さについては、ドーム型監視カメラ本体部2を天井取付治具3に取付ける際に、作業性を損なわない程度に短いことが望ましい。
また、図3,図4,及び図9に示すように、屈曲部14,16,21,22のドーム型監視カメラ本体部2に近い側の角を、角Rとすることによって、ワイヤをワイヤ収容部19,23,25に導きやすくしておいてもよい。
更に、図3,図4,図7,図8,及び図9に示す分岐部15,18については、重力方向と重力方向に対して180度異なる反重力方向に分岐することが望ましいが、必ずしもこの角度にする必要は無く、重力に直交する方向より重力方向に近い角度と、重力に直交する方向より反重力方向に近い角度との2方向に分かれても良い。
以上、説明したように、一方が天井等の構造物に取付けられた第1の部材に対し、重力方向で地面側から第2の部材を取付ける際に、第1及び第2の部材が一定の距離以上に離隔することを防止する部材連結構造において、一端が第2部材に固定され他端に膨出部6を有するワイヤ4と、膨出部6が通過可能な形状に穿設された挿入孔12、及び挿入孔12に開口すると共に膨出部6の通過を禁止しワイヤ4の通過を許容する幅で形成されたスリット13を有するワイヤ取付部5とを備えることで、ワイヤ4を容易にワイヤ取付部5に取付けることができ、取付作業者への負担が軽減される。
更に、第1及び第2の部材が離隔する力が働いた場合でも、ワイヤ取付部5からワイヤ4が外れることにより第2の部材が落下することを防ぐことができる。
また更に、ワイヤ取付部5の構造が、屈曲部,分岐部,終端部,幅狭部の少なくともいずれか1つを有するため、ワイヤ4に重力方向以外の力が加わった場合でも、ワイヤ取付部5からワイヤ4が外れることがなくなった。
また更に、本発明の天井取付器具は、ワイヤ4とワイヤ取付部5から構成されるため、取付に必要なスペースも従来に比較して大幅に小さくできる。
本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の実施例を示す図であり、その実施例として天井取付型監視カメラの構成を示す概略斜視図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の実施例を示す図であり、その実施例として天井取付型監視カメラを天井に取付けた状態を示す概略断面図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第1の実施例を示す概略図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の第1の実施例にワイヤを取付けた状態の斜視図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第2の実施例を示す概略図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第3の実施例を示す概略図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第4の実施例を示す概略図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第5の実施例を示す概略図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第6の実施例を示す概略図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第7の実施例を示す概略図である。 本発明の部材連結構造、及びそれを用いた天井取付器具の要部であるワイヤ取付部を示す図であり、そのワイヤ取付部の構造の第8の実施例を示す概略図である。
符号の説明
1…天井取付型監視カメラ、2…ドーム型監視カメラ本体部、3…天井取付治具、4…ワイヤ、5…ワイヤ取付部、6…膨出部、7…天井、8…ドーム部、9…監視カメラ、10…固定部、11…配線、12…挿入孔、13…スリット、14…第1屈曲部、15…第1分岐部、16…第2屈曲部、17…第1終端部、18…第2分岐部、19…ワイヤ収容部、20…第2終端部、21…第3屈曲部、22…第4屈曲部、23…第2ワイヤ収容部、24…幅狭部、24a…最狭部、24b…最広部、25…第3ワイヤ収容部

Claims (9)

  1. 第1の部材と、被取付部材の一面に取付けられる第2の部材とを、連結部材により、所定の距離以上の離隔を禁止すると共に該所定の距離未満の接近を許容して連結する部材連結構造であって、
    前記連結部材は、屈曲自在な紐状に形成された紐部と、前記紐部の一端部に設けられ前記紐部の断面における最大寸法よりも大なる断面寸法を有して膨出する膨出部と、を有し、
    前記第2の部材は、
    前記一面に当接する当接面を有して前記被取付部材に固定される取付部と、
    前記膨出部が通過可能な形状に穿設された挿入孔と、前記挿入孔に一端側が開口すると共に前記膨出部の通過を禁止し前記紐部の通過を許容する幅で形成された他端側が閉口したスリットと、を有する係止部と、を備え、
    前記連結部材の他端側を前記第1の部材に固定すると共に、前記膨出部を前記挿入孔に挿入し、前記紐部を前記スリットを通過する位置に配置し、且つ、前記第1の部材を、前記当接面に対して直交する方向に移動させて前記紐部を一直線状に張架させた際に、
    前記係止部は、前記スリットが前記当接面に対して交わる面内で延在すると共に前記挿入孔が前記スリットに対して前記第1の部材の反対側に位置するよう備えられていることを特徴とする部材連結構造。
  2. 前記スリットは、前記挿入孔に開口した開口端部から他端側である奥端部までを非一直線状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の部材連結構造。
  3. 前記紐部を前記スリット内の前記挿入孔側から前記奥端部まで移動させた際の軌跡を紐部移動経路とした際に、
    該紐部移動経路は、移動方向が不連続に変化する屈曲点を有することを特徴とする請求項2記載の部材連結構造。
  4. 前記紐部移動経路は、前記張架させた紐部の張架方向で分割される一方側から他方側へ跨ぐように移動する第1の移動経路と、前記他方側から前記一方側へ跨ぐように移動する第2の移動経路と、を有していることを特徴とする請求項3記載の部材連結構造。
  5. 前記スリットは、その前記屈曲点に対応する位置において、前記紐部移動経路に含まれない他のスリットが開口されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の部材連結構造。
  6. 前記スリットは、その奥端部側に幅が拡張した紐収容部を有し、該紐収容部の形状は前記スリットの幅よりも広い幅で、且つ、前記膨出部が通過不可能な大きさに形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の部材連結構造。
  7. 前記スリットは、該スリットの幅よりも徐々に幅が狭くなる幅狭部を、前記挿入孔から遠い部位に有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の部材連結構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の部材連結構造を有する天井取付器具であって、
    前記第1の部材と前記第2の部材とを連結する、前記連結部材とは別の連結手段と、前記第2の部材に設けられた天井取付手段と、を備え、
    前記係止部は、前記第2の部材を、前記天井取付手段を用いて天井に取付けた際に、前記挿入孔が前記スリットよりも前記天井に近い位置にあるよう前記第2の部材に備えられていることを特徴とする天井取付器具。
  9. 前記第1の部材はカメラ装置を備えていることを特徴とする請求項8記載の天井取付器具。
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