JP2009123595A - スイッチ機構 - Google Patents

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JP2009123595A
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Tsutomu Yoshida
力 美田
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Abstract

【課題】 低級音の発生を無くして操作者の不快感を払拭できるスイッチ機構の提供。
【解決手段】 ノブ3の回動によりスイッチS1(あるいはスイッチS2)が閉状態で電力待機状態となる回路22を有するスイッチ選択機構13と、ノブ3とケース2の内部に亘って設置され、該ノブ3の回動により電力を発生させる自己電力発生機構4と、自己電力発生機構4とスイッチ選択機構13に接続され、自己電力発生機構4で発生した電力をスイッチ選択機構13の回路22へ供給する送電線21と、電力を供給されたスイッチ選択機構13の回路22におけるスイッチS1(あるいはスイッチS2)の閉状態からノブ3の操作状態を特定して外部へ送信する送信部22bを備え、自己電力発生機構4は、ノブ3の回動により、ケース2内に設置されたコイル11の内側に非接触状態でマグネット8を出入りさせる電磁誘導作用により電力を発生させることとした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スイッチ機構に関する。
従来、コイルが巻回された鉄芯をシーソーのように運動させて、その両端部に異なる極の磁石を選択的に接触させることにより、電力を発生させるスイッチ機構の技術が公知になっている(特許文献1参照)。
独国特許出願公開第10315765号明細書
しかしながら、従来の発明にあっては、電力を発生させる度に鉄芯が磁石に衝突して、金属同士がぶつかる音、所謂低級音が発生してしまうため、操作者に不快感を与えるという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、低級音の発生を無くして操作者の不快感を払拭できるスイッチ機構を提供することである。
ここで、スイッチ機構における低級音とは、例えば、部材のこすれる音や部材の当接する際の音など、良好な操作感と関係なく、聞こえると操作者に耳障りとなるスイッチ機構の動作に伴う音のことである。
本発明の請求項1記載の発明では、操作者の操作入力を検出するスイッチ機構において、前記操作入力により、スイッチ端子を電力供給がされていない閉状態で待たせる動作と、前記操作入力により、コイルとマグネットの相対位置を非接触で変化させ、前記スイッチ端子の電力供給を行う電磁誘導を生じさせる動作と、を行う機構を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、低級音の発生を無くして操作者の不快感を払拭できる。
以下、請求項1〜請求項8に係る発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は実施例1のスイッチ機構を示す正面図、図2は同右側面図、図3は同分解斜視図、図4は実施例1のノブの正面図、図5は同底面図、図6は図5のS6−S6線における断面図、図7は図5のS7−S7線における断面図である。
図8は図2のS8−S8線における断面図、図9は図2のS9−S9線における断面図、図10は図2のS10−S10線における断面図、図11は実施例1のサーキットアッシスイッチの回路図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1〜3に示すように、実施例1のスイッチ機構1では、箱状のケース2と、このケース2に取り付けられたノブ3が備えられている。
ケース2は、下方に開口された箱状のケースアッパ2aと、このケースアッパ2aと最中状に重ねられ、且つ、上方に開口された箱状のケースロア2bとから構成されている。
ケースアッパ2aの上面には、ノブ3を収容するための凹部2cがその底部に開口部を有した状態で凹設されている。
また、ケースアッパ2aの下端外周縁部には、固定穴2dを有する複数の係止片2eが下方へ突出形成される一方、ケースロア2bの各係止片2eに対応する位置には略三角柱状の爪部2fが外側へ突出形成されている。
そして、各爪部2fが係止片2eの固定穴2dに嵌合して係止されることにより、ケースアッパ2aとケースロア2bが最中状に重ねられた状態で固定されている。
なお、爪部2fの両側には係止片2eをガイドするための矩形状の突起部2gがそれぞれ外側へ突出形成されており、ケースアッパ2aとケースロア2bを位置決めした状態で精度良く固定できるようになっている。
また、ケースアッパ2aの側壁にはケース2を図外の所定位置に固定するための固定部2xが外側へ突出形成されている。
図3、4に示すように、ノブ3は、略扇形の両面を有して立体的な形状に形成される他、その上部には操作部3aが上方へ突出形成されている。
また、ノブ3の両面には貫通穴3bを有する筒状の回転軸3cが外側へ突出形成されると共に、これら両回転軸3cはアッパケース2の凹部2cから内側に突出形成された環状突起状の固定部2yにそれぞれ遊嵌されている(図32、34参照)。
これにより、ノブ3は回転軸3cを中心として図1の矢印X1,X2方向へ揺動可能、所謂首振り運動可能に設けられている。
図5に示すように、ノブ3の底部の一方側には、溝A1(請求項の第1溝に相当)、溝B1(請求項の第2溝に相当)を有して下方へ開口された開口部Y1が形成されている。
図6に示すように、溝A1はノブ3の湾曲した外周部の内側に沿って形成される他、ノブ3の回転軸3cの直上であり溝A1の頂点位置でもある中央には上方へ凸となるように切欠された溝A2が形成されている。
また、この溝A2と連続して左右両側には下方へ突出した突起部3d,3eを介して上方へ凸となるように切欠された溝A3がそれぞれ形成されている。
溝A2の上壁は溝B1に連通した状態で溝B1側に行くにつれて高くなる傾斜面3fが形成される一方(図32参照)、各溝A3の上壁は溝B1に連通した状態で溝B1側に行くにつれて低くなる傾斜面3gが形成されている(図34参照)。
さらに、溝A2と各溝A3との間の上壁は溝B1側に行くにつれて低くなる傾斜面3hが形成されている。
図7に示すように、溝B1は溝A1と同様にノブ3の湾曲した外周部の内側に沿って形成される他、その上壁は両溝A3に対応する位置から溝A2に対応する位置に行くにつれて溝A1側へ徐々に高くなる傾斜面3iが形成されている。
そして、図8に示すように、この開口部Y1に対応した位置には、自己電力発生機構4が設けられている。
図3、8に示すように、自己電力発生機構4は、スペーサ5(請求項の第1可動子に相当)と、ロッドスライダ6と、スプリング6aと、スライダ7と、マグネット8と、ホルダ9と、コイルアッシ10と、コイル11と、サーキットアッシパワー12等が備えられている。
スペーサ5は、略十字型の両面を有して立体的に形成される他、該両面にはノブ3の回転軸3cと同軸上に配置された円柱状の回転軸5aが外側へそれぞれ突出形成されると共に、これら両回転軸5aはノブ3の回転軸3cの貫通穴3bの一部に係合した状態で遊嵌されている(図32、34参照)。
従って、スペーサ5は、ノブ3の回転軸3cと同軸に配置された回転軸5aを中心として軸周り方向へ揺動可能、所謂首振り運動可能に設けられている。
また、スペーサ5の上部には、上方及び回転軸3cの軸方向一方側へ開口した挿入穴5bが形成され、ここに、スプリング6aにより上方へ付勢された略ペン状のロッドスライダ6が収容されている。
これにより、ロッドスライダ6の上端部は溝A2の上壁に弾性的に当接された状態で設けられている。
なお、実施例1では、図3に示すように、挿入穴5bの対向する側壁に略L字状のスリット5cが形成され、この略L字状の垂直部分にロッドスライダ6の下部から突出形成された一対のピン5dが摺動することにより、ロッドスライダ6が規制された状態で上下方向に移動するようになっている(図8参照)。
スペーサ5の中途部には、左右方向へ延設された一対の平板状のアーム部5e,5fが形成されると共に、各アーム部5e,5fの直下の所定位置には後述するケースアッパ2aから上方へ突出形成されたストッパ部2hが設けられている。
スペーサ5の下部には、アーチ状に切欠開口された連結穴5gが形成される共に、ここに、略平板状のスライダ7の上面から略半円柱状に突出形成されたリンク部7aが係合した状態で連結されている(連結穴5gとリンク部7aが共に請求項のリンク機構に相当)。
また、スライダ7の下面四隅には、柱状の脚部7bが下方へ突出形成されると共に、各脚部7bの先細りした下端部は略平板状のホルダ9の上面に形成された固定穴9aにそれぞれ挿入固定されている(図31参照)。
また、ホルダ9の中央位置には開口部9bが貫通形成されると共に、ここに磁石であるマグネット8が装着されている。
また、マグネット8とホルダ9の一部の周囲を囲むようにコイル11が巻回された筒状のコイルアッシ10が非接触状態で配置されると共に、このコイルアッシ10はサーキットアッシパワー12に形成された開口部12aの一部に嵌合した状態で固定されている。
なお、図示を省略するが、コイル11から引き出された鉄線は後述するサーキットアッシパワー12にそれぞれ接続されている。
図5に示すように、ノブ3の開口部Y1と隣接した位置には、溝C1を有して下方へ開口された開口部Y2が形成されている(図32、34参照)。
図9に示すように、溝C1はノブ3の湾曲した外周部の内側に沿って形成される他、回転軸3cの直上に位置する中央には上方へV字形状となるように開口された溝C2が形成されている。
そして、この開口部Y2に対応した位置にスイッチ選択機構13が設けられている。
図3、9に示すように、スイッチ選択機構13は、スペーサ14(請求項の第2可動子に相当)と、ロッドスライダ15と、スプリング15aと、サーキットアッシスイッチ16等が備えられている。
スペーサ14は、略錨状の両面を有して立体的に形成される他、該両面にはノブ3の回転軸3cと同軸上に配置された円柱状の回転軸14aがそれぞれ外側へ突出形成されると共に、これら両回転軸14aがノブ3の回転軸3cの貫通穴3bの一部に係止した状態で遊嵌されている(図32、34参照)。
従って、スペーサ14は、ノブ3の回転軸3cと同軸に配置された回転軸14aを中心として軸周り方向へ揺動可能、所謂首振り運動可能に設けられている。
また、スペーサ14の上部には、上方へ開口した挿入穴14bが形成され、ここに、スプリング15aにより上方へ付勢された略ペン状のロッドスライダ15が収容されている。
これにより、ロッドスライダ15の上端部は溝C2の中央に弾性的に当接した状態で設けられている。
スペーサ14の中途部には、先端側に行くにつれて高くなるように傾斜した下面を有して左右方向へ伸びる一対のアーム部14c,14dが形成されると共に、各アーム部14c,14dの直下には後述するサーキットアッシスイッチ16のそれぞれ対応するタクトスイッチ17a,17bが配置されている。
さらに、ノブ3の開口部Y2には、荷重発生機構18が備えられている。
図3、10に示すように、荷重発生機構18は、シャフト19と、ロッドスライダ20と、スプリング20a等が備えられている。
シャフト19は、開口部Y2内でノブ3の回転軸3cと直交する中央位置から鉛直方向へ延設された矩形状に形成される他、その底部には下方へ開口された挿入穴18aが形成され、ここに、スプリング20aにより下方へ付勢された略ペン状のロッドスライダ20が収容されている。
また、ロッドスライダ20の下端部は半球状に形成されると共に、ケースロア2bに形成されたV字状断面の節度穴2iの中央に弾性的に当接させた状態で設けられている。
図8〜10に示すように、サーキットアッシパワー12は、送電線21(請求項の供給手段に相当)を介してサーキットアッシスイッチ16に接続された基盤回路であり、コイル11に発生した電力を送電線21を介してサーキットアッシスイッチ16の回路22に供給するようになっている。
また、サーキットアッシパワー12は、ケースロア2bの底部四隅から立設された支持部2jに図外の固定部材で固定されている。
図8〜10に示すように、サーキットアッシスイッチ16は、後述する回路22を備える基盤回路であり、その外周部はケースロア2bの開口縁部に形成された溝2kに嵌合した状態で固定されている。
なお、回路22と電気的に接続されたタクトスイッチ17a,17bは、蓋状のボタン部17cが下方へ押圧されると後述する回路22の対応するスイッチが閉状態となる公知のものであり、その内部構造の説明は省略するが、実施例1では、ボタン部17cは樹脂製となっている。
また、サーキットアッシスイッチ16は、例えば、図11に示すような回路22を備えている。
図11に示すように、回路22には、サーキットアッシパワー12から送電線21を介して送電される電力を供給源とする電源部22aと、この電源22aに独立して接続され、タクトスイッチ17a,17bに対応して閉状態となるスイッチS1,S2と、スイッチS1,S2のどちらに電流が流れているかを検知してノブ3の操作状態を特定し、この特定されたノブ3の操作状態をアンテナ22cで図外の外部の各種機器に無線で送信出力する送信部22bとが備えられている。
なお、送信部22bは有線でノブ3の操作状態を各種機器へ送信出力するようにすることもできる。
さらに、電源部22a、送信部22b、アンテナ22cをサーキットアッシパワー12の基盤回路に設けても良いし、これらとは別体で設けても良い。
その他、前述したサーキットアッシパワー12、サーキットアッシスイッチ16(タクトスイッチ17a,17bのボタン部17cを除く)、スプリング6a,15a、マグネット8、コイル11を除く殆どの構成部品は樹脂製となっている。
次に、作用を説明する。
[スイッチ機構の作動について]
次に、実施例1のスイッチ機構1の作動について説明する。
なお、実施例1では、操作者によってノブ3が図1の矢印X1方向へ回動された場合について説明する。
図12はノブ3が角度θ1まで回動した状態を示す正面図、図13は同右側面図、図14は図13のS14−S14線における断面図、図15は図13のS15−S15線における断面図、図16は図13のS16−S16線における断面図である。
図17はノブ3が角度θ2まで回動した状態を示す正面図、図18は同右側面図、図19は図18のS19−S19線における断面図、図20は図18のS20−S20線における断面図、図21は図18のS21−S21線における断面図である。
図22はノブ3が角度θ3まで回動した状態を示す正面図、図23は同右側面図、図24は図23のS24−S24線における断面図、図25は図23のS25−S25線における断面図、図26は図23のS26−S26線における断面図である。
図27はノブ3が角度θ4まで回動した状態を示す正面図、図28は同右側面図、図29は図28のS29−S29線における断面図、図30はノブ3が角度θ4まで回動したスペーサの上部を示す要部拡大断面図(a)、ノブ3が角度θ5まで回動したスペーサの上部を示す要部拡大断面図(b)、ノブ3が角度θ6まで回動したスペーサの上部を示す断面図(c)である。
図31はノブ3が角度θ4まで回動したスペーサの下部を示す要部拡大断面図(a)、ノブ3が角度θ5まで回動したスペーサの下部を示す要部拡大断面図(b)、ノブ3が角度θ6まで回動したスペーサの下部を示す要部拡大断面図(c)である。
図32は図30のS32−32線における断面図であり、スペーサのロッドスライダ7の誘導を説明する図、図33はスペーサのノブ3に対する初期位置復帰の様子を示す図、図34はスペーサのロッドスライダ7の誘導を説明する図である。
このように構成されたスイッチ機構1は、例えば車室内の乗員を操作者とし、この操作者がノブ3の操作部3bに手等を掛けて回動操作可能な範囲の位置に搭載される。
また、ノブ3の操作状態によって作動する各種機器が回路22の送信部22bと通信可能な範囲の位置に搭載される。
そして、先ず、図12、13に示すように、操作者がノブ3の操作部3aに手等を掛けて矢印X1方向へ角度θ1まで回動させると、図14に示すように、自己電力発生機構4において、ノブ3の溝A2にスペーサ5のロッドスライダ6の上端部が係止した状態で図中左側へ押圧されることにより、スペーサ5が回転軸5a(回転軸3c)を中心として角度θ1まで回動する。
これに伴って、連結穴5gがリンク部7aに係止した状態で図中右側へ押圧することにより、スライダ7及びホルダ9が図中右側へ移動する。
この結果、マグネット8がコイル11(コイルアッシ10共)に対して図中右側へ非接触状態で移動する。
また、図15に示すように、スイッチ選択機構13において、溝C2の中央にロッドスライダ7の上端部が係止した状態で図中左側へ押圧されることにより、スペーサ14が回転軸14a(回転軸3c)を中心として角度θ1まで回動する。
また、図16に示すように、荷重発生機構18において、シャフト19が回転軸3cを中心として角度θ1まで回動することにより、ロッドスライダ15の下端部がスプリング15aを圧縮しつつ、節度穴2iの傾斜面に摺動して昇る。
これにより、ロッドスライダ15とスプリング15aの荷重によりノブ3の回動にブレーキを掛けるような反力を発生させて、操作者に操作荷重、所謂操作感を与える。
次に、図17、18に示すように、ノブ3をさらに角度θ2まで回動させると、図19に示すように、自己電力発生機構4において、前述した作動によりスペーサ5が回転軸5a(回転軸3c)を中心として角度θ2まで回動すると同時に、マグネット8がさらに図中右側へ移動してコイル11からさらに外れた位置まで移動する。
また、図20に示すように、スイッチ選択機構13において、前述した作動によりスペーサ14のロッドスライダ15が回転軸14a(回転軸3c)を中心として角度θ2まで回動することにより、アーム部14cの下面がタクトスイッチ17aのボタン部17cを下方へ押圧して回路22のスイッチS1を閉状態として、電力の供給を待つ電力待機状態となる。
また、図21に示すように、荷重発生機構18において、シャフト19が回転軸3cを中心として角度θ2まで回動して、ロッドスライダ20の下端部が節度穴2iの傾斜面に摺動してさらに昇り、これにより、操作者にさらに大きな操作荷重を与える。
次に、図22、23に示すように、ノブ3をさらに角度θ3まで回動させると、図24に示すように、自己電力発生機構4において、前述した作動によりスペーサ5が回転軸5a(回転軸3c)を中心として角度θ3まで回動することにより、スライダ7Sの上端部が溝A2から外れてスプリング6aで溝A1の傾斜面3hに付勢されつつ突起部3dへ向かって移動した後、アーム部5eの下面がケースアッパ2aの対応するストッパ部2hに当接し固定される。
これに伴って、マグネット8がコイル11からさらに外れた位置まで移動する。
また、図25に示すように、スイッチ選択機構13では、前述したようにアーム部14cの下面がタクトスイッチ17aのボタン部17cを下方へ押圧して固定されるため、スペーサ14が角度θ2を維持した状態で、ロッドスライダ15の上端部が溝C2の略V字状の中央から外れてスプリング15aで溝C1側に付勢されつつ、略V字状の傾斜部分に摺動しながら移動する。
また、図26に示すように、荷重発生機構18において、シャフト19が回転軸3cを中心として角度θ3まで回動することにより、シャフト19のロッドスライダ20が節度穴2iの傾斜面に摺動してさらに昇る。
これにより、操作者にさらに大きな操作荷重を与える。
次に、図27、28に示すように、ノブ3をさらに角度θ4まで回動させると、図29、30(a)に示すように、自己電力発生機構4において、前述した作動によりアーム部5eの下面がストッパ部2hに当接し固定されることにより、スペーサ14が角度θ2を維持した状態で、ロッドスライダ6の上端部がスプリング6aで溝A1の上壁に付勢されつつ、突起部3dに当接する。
続いて、図30(b)に示すように、ノブ3をさらに角度θ5まで回動させると、ロッドスライダ6の上端部が突起部3dを乗り越える。
さらに、図30(c)に示すように、ノブ3をさらに角度θ6まで回動させると、ロッドスライダ6の上端部が溝A3に移動することにより、スペーサ5が初期位置状態となる。
この際、ロッドスライダ7の上端部が突起部3dを乗り越えることより、操作者にクリック感を与えることができる。
これに伴って、図30(a)〜(c)に対応した図31(a)〜(c)に示すように、マグネット8がコイル11の内側に非接触状態で侵入して初期位置に戻り、これによって電磁誘導の作用によりコイル11に電力が発生する。
コイル11で発生した電力は、サーキットアッシパワー12から送電線21を介して図11で説明したサーキットアッシスイッチ16の回路22の電源部22aへ供給される。
一方、サーキットアッシスイッチ16では、送信部22bがスイッチS1の閉状態を検知してノブ3の操作状態を特定し、この特定したノブ3の操作状態をアンテナ22cを介して外部の各種機器に無線で送信出力するようになっている。
また、ノブ3の操作状態を受信した各種機器はノブ3の操作状態に応じた作動を行う。
また、図32に示すように、ノブ3が角度θ6まで回動した際には、ロッドスライダ6の上端部がスプリング6aの付勢力によって傾斜面3gを摺動しつつ溝A1の溝A3から溝B1に誘導される。
なお、前述したように、溝A2と各溝A3の間の上壁は溝B1側に行くにつれて低くなる傾斜面3hが形成されているため、ロッドスライダ6の上端部が溝A3に達する前に溝B1側へ移動する虞はない。
そして、操作者がノブ3の突起部3dから手を離すと、ノブ3はスプリング20aの付勢力によるロッドスライダ20の節度穴2iの中央位置復帰作用によりノブ3が初期位置に復帰する。
この際、前述したように、溝B1の上壁は両溝A3に対応する位置から溝A2に対応する位置に行くにつれて溝A1側へ徐々に高くなる傾斜面3iが形成されているため、図33に示すように、ロッドスライダ6の上端部が溝B1の上壁の傾斜面3iに摺動しながらスプリング6aによる該ロッドスライダ6の反力により溝B1の中央位置に向けて誘導される。
その後、図35に示すように、溝B1の中央位置に誘導されたロッドスライダ6の上端部は、スプリング6aによる該ロッドスライダ6の反力により傾斜面3fを摺動しつつ溝A2に移動して初期位置に復帰する。
また、図示を省略するが、スペーサ14はノブ3の初期位置復帰に伴ってロッドスライダ15の上端部が溝C1の中央に移動して初期位置に復帰する。
なお、ノブ3を図1の矢印X2方向へ回動した場合には、スイッチS2が閉状態となり、同様にこのノブ3の操作状態を送信部22bから各種機器へ送信出力すること以外は実施例1と同様であるため、その説明は省略する。
[自己電力発生について]
このように、実施例1のスイッチ機構1では、操作者がスイッチのノブ3を回動させると、先ず、スイッチ選択機構13が回路22のスイッチS1(あるいはスイッチS2)を閉状態として電力待機状態となった後、自己電力発生機構4が電力を発生させてスイッチ選択機構13の回路22の電源部22aに供給する。
その後、電源部22aから電力を供給された送信部22bは、スイッチS1(あるいはスイッチS2)の閉状態からノブ3の操作状態を特定してアンテナ22cで送信出力し、この送信を受信した各種機器はノブ3の操作状態に応じた作動を行うこととなる。
従って、スイッチ機構1に必要な電力を操作者の操作力でもって全て賄うことができるようになっている。
これにより、車両バッテリー等の外部電源や、この外部電源とスイッチ機構1とを接続するための送電線を省略でき、外部電源の負担の低減、材料コストの削減、配線作業の効率化を図れる。
また、送信部22bの送信出力を無線としたため、スイッチ機構1と外部電源とを接続するための通信線を省略でき、材料コストの削減、配線作業の効率化を図れる。
[低級音の防止について]
実施例1では、スイッチ選択機構13と電力発生機構とが別体で構成され、さらに、マグネット8を非接触状態でコイル11の内側に出入りさせる電磁誘導により電力が発生するため、従来の発明のように金属同士がぶつかる音、所謂低級音が発生する虞がなく、操作者の不快感を払拭できる。
さらに、実施例1では、互いに摺動する部材同士を樹脂製としているため、金属製とした場合に比べて接触音も低減できる。
[小型化と構造簡素化について]
実施例1のスイッチ機構1では、ノブ3の内部にスイッチ選択機構13の一部と自己電力発生機構4の一部をそれぞれ収容しているため、ノブ3の外部にこれらを設けた場合に比べて大幅な小型化が可能となる。
また、スペーサ5の回転軸3c、スペーサ14の回転軸3c、シャフト19の回転軸3cをノブ3の回転軸3cと同軸上に配置しているため、ノブ3の回動とこれらの回動を容易に同期させることができ、設計及び構造を簡素化できる。
[ノブの操作感と起電力の発生について]
図35はノブ3の操作量と操作荷重の関係を示す図(a)とノブ3の操作量と起電力の関係を示す図(b)である。
図35に示すように、ノブ3の操作量は大きくなるにつれて、操作荷重は徐々に大きくなり、ノブ3が角度θ4よりも大きく回動した後、つまり、ロッドスライダ7の上端部が突起部3dを乗り越えることでクリック感を得られると共に、操作荷重が減少する。
これにより、操作者は適度な荷重の操作感とスイッチの確実な作動確認を行うことができる。
[ロッドスライダの初期位置復帰について]
ロッドスライダ7の上端部が溝A3の位置から溝A1の位置に戻す際に往路と同じ軌道を戻った場合には、再び溝A1の突起部3dを乗り越えるための力が必須となる。
これを回避するために、実施例1では、前述したように、溝A3から溝B1に傾斜面を移動させて再び溝A1の溝A2に戻すことで、復路の突起部3dを回避している。
従って、ロッドスライダ7の節度穴2iの中央位置復帰作用による比較的弱い力でもって初期位置に自己復帰できるようになっている。
最後に、実施例1のスイッチ機構1の効果を列記する。
操作者の操作入力を検出するスイッチ機構1において、操作入力により、タクトスイッチ17a,17bを電力供給がされていない閉状態で待たせる動作と、操作入力により、コイル11とマグネット8の相対位置を非接触で変化させ、タクトスイッチ17a,17bの電力供給を行う電磁誘導を生じさせる動作とを行うスイッチ選択機構13と自己電力発生機構4を備えたため、低級音の発生を無くして操作者の不快感を払拭できる。
さらに、言い換えて説明すると、タクトスイッチ17a,17bを電力供給がされていない閉状態で待たせた後に、電力供給を行うため、コイル11とマグネット8の非接触での位置変化で生じる程度の電力、且つ短時間の電力供給時間であっても、スイッチとしての検出を成立させることができ、これによりこの低級音の防止が達成される。
また、スイッチ機構1において、操作が入力される動作を行うノブ3及びシャフト19と、操作入力により、タクトスイッチ17a,17bを電力供給がされていない閉状態で待たせる動作を行うスイッチ選択機構13と、操作入力により、コイル11とマグネット8の相対位置を非接触で変化させ、タクトスイッチ17a,17bの電力供給を行う電磁誘導を生じさせる動作を行う自己電力発生機構4が回転軸3cの同軸上の動作となる構成にしたため、省スペースなスイッチ機構1にすることができ、スイッチ機構自体及びスイッチ機構を用いた装置の小型化に寄与できる。
また、スイッチ機構1にあっては、ケース2と、ケース2から操作部3aを突出させた状態で該ケース2に軸支され、軸周り方向へ第1角度θ6まで回動可能なノブ3と、ノブ3とケース2の内部に亘って設置され、該ノブ3の回動によりスイッチS1(あるいはスイッチS2)が閉状態で電力待機状態となる回路22を有するスイッチ選択機構13と、ノブ3とケース2の内部に亘って設置され、該ノブ3の回動により電力を発生させる自己電力発生機構4と、自己電力発生機構4とスイッチ選択機構13に接続され、自己電力発生機構4で発生した電力をスイッチ選択機構13の回路22へ供給する送電線21と、電力を供給されたスイッチ選択機構13の回路22におけるスイッチS1(あるいはスイッチS2)の閉状態からノブ3の操作状態を特定して外部へ送信する送信部22bを備え、自己電力発生機構4は、ノブ3の回動により、ケース2内に設置されたコイル11の内側に非接触状態でマグネット8を出入りさせる電磁誘導作用により電力を発生させるため、低級音の発生を無くして操作者の不快感を払拭できる。
また、自己電力発生機構4は、ノブ3の内部に配置され、該ノブ3と同軸上で軸周り方向に第1角度θ6よりも小さな第2角度θ4まで回動可能なスペーサ5と、スペーサ5の一端部にリンク機構を介して連結され、マグネット8が装着されたホルダ9と、マグネット8の外側に非接触状態で配置されたコイル11を備え、ノブ3の内側に円弧状の溝A1を形成すると共に、該溝A1の頂点位置から外れた位置に中心側へ向かって突出する突起部3dを形成し、スペーサ5の他端部をスペーサ5の円弧状の頂点位置に付勢した状態で伸縮可能に設け、ノブ3の回動に同期してスペーサ5を回動させて、該スペーサ5の他端部を溝A1に摺動させると同時に、ホルダ9のマグネット8をコイル11の内側から外れた状態とした後、ノブ3が第2角度θ4を超えて回動した際に、スペーサ5の他端部が圧縮しつつ突起部3dを乗り越えて該スペーサ5が初期位置状態となることにより、ホルダ9のマグネット8をコイル11の内側に再び挿入させて電磁誘導作用による電力を発生させるため、簡便な構造でもって電力を発生させることができる。
また、マグネット8とコイル11は常に非接触状態であるため、接触音が発生する虞がない。
また、スペーサ5の回転軸5aをノブ3の回転軸3bと同軸上に配置したことにより、これら両者を容易に同期させて回動させることができると同時に、構造の簡素化及び小型化が可能となる。
また、溝A1の突起部3dを乗り越えたスペーサ5の他端部を、該突起部3dを回避した溝B1を介して溝A1の頂点位置に復帰させるため、小さな力でもってスペーサ5の他端部を溝A1の頂点位置に復帰させることができる。
また、スイッチ選択機構13は、ノブ3の内部に設置され、該ノブ3と同軸上で軸周り方向に第1角度θ6よりも小さな第3角度θ2まで回動可能なスペーサ14と、回路22のスイッチS1(あるいはスイッチS2)を閉状態とするタクトスイッチ17aを備え、ノブ3と同期してスペーサ14を回動させて、該ノブ3が第3角度θ2となった際に、スペーサ14の一部がタクトスイッチ17aを押圧してスイッチS1(あるいはスイッチS2)を閉状態とするため、簡便な構造でもってスイッチS1(あるいはスイッチS2)を閉状態とすることができる。
また、スペーサ14の回転軸14aをノブ3の回転軸3bと同軸上に配置したことにより、これら両者を容易に同期させて回動させることができると同時に、構造の簡素化及び小型化が可能となる。
また、ノブ3とケース2の内部に亘って設置され、該ノブ3の回動に操作荷重を付与する荷重発生機構18を備えるため、操作者に操作感を付与することができ、確実な操作が可能となる。
また、荷重発生機構18は、ノブ3と一体的にケース2内に延設され、該延設された一端部が伸縮可能に設けられたシャフト19と、ケース2内に形成された略V字形断面の節度穴2iを備え、ノブ3の回動に同期してシャフト19を回動させて、該シャフト19の一端部を節度穴2iの略V字形断面の傾斜面に付勢しつつ摺動させることにより、ノブ3の回動に操作荷重を付与するため、簡便な構成でもって操作者に適度な操作感を与えることができる。
また、操作者がノブ3の突起部3dから手を離すと、ノブ3はスプリング20aの付勢力によるロッドスライダ20の節度穴2iの中央位置復帰作用によりノブ3を初期位置に復帰させることができる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例1ではスイッチ機構1を車両に搭載したが、この限りではない。
また、実施例1では、ノブ3の操作状態を図1中矢印X1、X2方向としてそれぞれ対応するスイッチを設けたが、ノブ3の操作状態を一方側のみにすることもできる。
実施例1のスイッチ機構を示す正面図である。 実施例1のスイッチ機構を示す右側面図である。 実施例1のスイッチ機構を示す分解斜視図である。 実施例1のノブの正面図である。 実施例1のノブの底面図である。 図5のS6−S6線における断面図である。 図5のS7−S7線における断面図である。 図2のS8−S8線における断面図である。 図2のS9−S9線における断面図である。 図2のS10−S10線における断面図である。 実施例1のサーキットアッシスイッチの回路図である。 ノブ3が角度θ1まで回動した状態を示す正面図である。 ノブ3が角度θ1まで回動した状態を示す右側面図である。 図13のS14−S14線における断面図である。 図13のS15−S15線における断面図である。 図13のS16−S16線における断面図である。 ノブ3が角度θ2まで回動した状態を示す正面図である。 ノブ3が角度θ2まで回動した状態を示す右側面図ある。 図18のS19−S19線における断面図である。 図18のS20−S20線における断面図である。 図18のS21−S21線における断面図である。 ノブ3が角度θ3まで回動した状態を示す正面図である。 ノブ3が角度θ3まで回動した状態を示す右側面図である。 図23のS24−S24線における断面図である。 図23のS25−S25線における断面図である。 図23のS26−S26線における断面図である。 ノブ3が角度θ4まで回動した状態を示す正面図である。 ノブ3が角度θ4まで回動した状態を示す右側面図である。 図28のS29−S29線における断面図である。 ノブ3が角度θ4まで回動したスペーサの上部を示す要部拡大断面図(a)、ノブ3が角度θ5まで回動したスペーサの上部を示す要部拡大断面図(b)、ノブ3が角度θ6まで回動したスペーサの上部を示す断面図(c)である。 ノブ3が角度θ4まで回動したスペーサの下部を示す要部拡大断面図(a)、ノブ3が角度θ5まで回動したスペーサの下部を示す要部拡大断面図(b)、ノブ3が角度θ6まで回動したスペーサの下部を示す要部拡大断面図(c)である。 図30のS32−32線における断面図であり、スペーサのロッドスライダの誘導を説明する図である。 スペーサのノブに対する初期位置復帰の様子を示す図である。 スペーサのロッドスライダの誘導を説明する図である。 ノブ3の操作量と操作荷重の関係を示す図(a)とノブ3の操作量と起電力の関係を示す図(b)である。
符号の説明
A1、A2、A3、B1、B2、C1、C2 溝
Y1、Y2 開口部
1 スイッチ機構
2 ケース
2a ケースアッパ
2b ケースロア
2c 凹部
2d 固定穴
2e 係止片
2f 爪部
2g 突起部
2h 固定穴
2h ストッパ部
2i 節度穴
2j 支持部
2k 溝
2x 固定部
2y 固定部
3 ノブ
3a 操作部
3b 貫通穴
3c 回転軸
3d、3e 突起部
3f、3g、3h、3i 傾斜面
4 自己電力発生機構
5 スペーサ
5a 回転軸
5b 挿入穴
5c スリット
5d ピン
5e、5f アーム部
5g 連結穴
6 ロッドスライダ
6a スプリング
7 スライダ
7a リンク部
7b 脚部
8 マグネット
9 ホルダ
9a 固定穴
9b 開口部
10 コイルアッシ
11 コイル
12 サーキットアッシパワー
12a 開口部
13 スイッチ選択機構
14 スペーサ
14a 回転軸
14b 挿入穴
14c、14d アーム部
15 ロッドスライダ
15a スプリング
16 サーキットアッシスイッチ
17a、17b タクトスイッチ
17c ボタン部
18 荷重発生機構
19 シャフト
20 ロッドスライダ
20a スプリング
21 送電線
22 回路
22a 電源部
22b 送信部
22c アンテナ

Claims (8)

  1. 操作者の操作入力を検出するスイッチ機構において、
    前記操作入力により、スイッチ端子を電力供給がされていない閉状態で待たせる動作と、
    前記操作入力により、コイルとマグネットの相対位置を非接触で変化させ、前記スイッチ端子の電力供給を行う電磁誘導を生じさせる動作と、
    を行う機構を備えたことを特徴とするスイッチ機構。
  2. 請求項1に記載のスイッチ機構において、
    操作が入力される動作と、
    前記操作入力により、スイッチ端子を電力供給がされていない閉状態で待たせる動作と、
    前記操作入力により、コイルとマグネットの相対位置を非接触で変化させ、前記スイッチ端子の電力供給を行う電磁誘導を生じさせる動作と、
    が同軸上の動作となる機構を備えた、
    ことを特徴とするスイッチ機構。
  3. 請求項1又は2に記載のスイッチ機構において、
    ケースと、
    前記ケースから操作部を突出させた状態で該ケースに軸支され、軸周り方向へ第1所定角度まで回動可能なノブと、
    前記ノブとケースの内部に亘って設置され、該ノブの回動によりスイッチ端子が閉状態で電力待機状態となる回路を有するスイッチ選択機構と、
    前記ノブとケースの内部に亘って設置され、該ノブの回動により電力を発生させる自己電力発生機構と、
    前記自己電力発生機構とスイッチ選択機構に接続され、自己電力発生機構で発生した電力をスイッチ選択機構の回路へ供給する供給手段と、
    前記電力を供給されたスイッチ選択機構の回路におけるスイッチの閉状態からノブの操作状態を特定して外部へ送信する送信手段を備え、
    前記自己電力発生機構は、ノブの回動により、ケース内に設置されたコイルの内側に非接触状態でマグネットを出入りさせ、電磁誘導により電力を発生させることを特徴とするスイッチ機構。
  4. 請求項3記載のスイッチ機構において、
    前記自己電力発生機構は、ノブの内部に配置され、該ノブと同軸上で軸周り方向に前記第1所定角度よりも小さな第2所定角度まで回動可能な第1可動子と、
    前記第1可動子の一端部にリンク機構を介して連結され、前記マグネットが装着されたホルダと、
    前記マグネットの外側に非接触状態で配置された前記コイルを備え、
    前記ノブの内側に円弧状の第1溝を形成すると共に、該第1溝の頂点位置から外れた位置に中心側へ向かって突出する突起部を形成し、
    前記第1可動子の他端部を第1溝の円弧状の頂点位置に付勢した状態で伸縮可能に設け、
    前記ノブの回動に同期して第1可動子を回動させて、該第1可動子の他端部を第1溝に摺動させると同時に、ホルダのマグネットをコイルの内側から外れた状態とした後、ノブが第2所定角度を超えて回動した際に、第1可動子の他端部が圧縮しつつ突起部を乗り越えて該第1可動子が初期位置状態となることにより、ホルダのマグネットをコイルの内側に挿入させて電磁誘導により電力を発生させることを特徴とするスイッチ機構。
  5. 請求項3または4記載のスイッチ機構において、
    前記第1溝の突起部を乗り越えた第1可動子の他端部を、該突起部を回避した第2溝を介して第1溝の頂点位置に復帰させることを特徴とするスイッチ機構。
  6. 請求項3〜5のうちのいずれか1項に記載のスイッチ機構において、
    前記スイッチ選択機構は、ノブの内部に設置され、該ノブと同軸上で軸周り方向に前記第1所定角度よりも小さな第3所定角度まで回動可能な第2可動子と、
    前記回路のスイッチ端子を閉状態とするタクトスイッチを備え、
    前記ノブと同期して第2可動子を回動させて、該ノブが第3所定角度となった際に、第2可動子の一部がタクトスイッチを押圧してスイッチを閉状態とすることを特徴とするスイッチ機構。
  7. 請求項3〜6のうちのいずれか1項に記載のスイッチ機構において、
    前記ノブとケースの内部に亘って設置され、該ノブの回動に操作荷重を付与する荷重発生機構を備えることを特徴とするスイッチ機構。
  8. 請求項3〜7のうちのいずれか1項に記載のスイッチ機構において、
    前記荷重発生機構は、ノブと一体的にケース内に延設され、該延設された一端部が伸縮可能に設けられたシャフトと、
    前記ケース内に形成された略V字形断面の節度穴を備え、
    前記ノブの回動に同期してシャフトを回動させて、該シャフトの一端部を節度穴の略V字形断面の傾斜面に付勢しつつ摺動させることにより、ノブの回動に操作荷重を付与することを特徴とするスイッチ機構。
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EP3041012A1 (en) * 2014-12-29 2016-07-06 Eaton Corporation Self-identifying control switch

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