JP2009122983A - 煙センサおよび電子機器 - Google Patents

煙センサおよび電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009122983A
JP2009122983A JP2007296565A JP2007296565A JP2009122983A JP 2009122983 A JP2009122983 A JP 2009122983A JP 2007296565 A JP2007296565 A JP 2007296565A JP 2007296565 A JP2007296565 A JP 2007296565A JP 2009122983 A JP2009122983 A JP 2009122983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
receiving element
light
smoke
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007296565A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Sugimoto
浩一朗 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Fenwal Controls of Japan Ltd
Original Assignee
Sharp Corp
Fenwal Controls of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp, Fenwal Controls of Japan Ltd filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007296565A priority Critical patent/JP2009122983A/ja
Priority to US12/271,700 priority patent/US7659986B2/en
Priority to CNA2008101782299A priority patent/CN101435766A/zh
Publication of JP2009122983A publication Critical patent/JP2009122983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/47Scattering, i.e. diffuse reflection
    • G01N21/49Scattering, i.e. diffuse reflection within a body or fluid
    • G01N21/53Scattering, i.e. diffuse reflection within a body or fluid within a flowing fluid, e.g. smoke
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/27Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands using photo-electric detection ; circuits for computing concentration
    • G01N21/274Calibration, base line adjustment, drift correction
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/47Scattering, i.e. diffuse reflection
    • G01N2021/4704Angular selective
    • G01N2021/4707Forward scatter; Low angle scatter

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Abstract

【課題】原因が特定されない誤差の補正を行うことができる煙センサおよび煙センサを備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】発光素子1からの光を受けると共に、煙の濃度によって受光量が変動する位置に配置された第1受光素子2と、発光素子1の光量をモニタする第2受光素子3を、発光素子1に対して対称に配置する。また、第1受光素子2からの信号と、第2受光素子からの信号を、同一の増幅回路4で増幅する。マイコン20において、第1受光素子2の出力を増幅回路4で増幅してなる出力と、第2受光素子3の出力を増幅回路4で増幅してなる出力との出力差に基づいて、煙の濃度を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、煙センサに関し、特に、光を投射し、その後、煙で反射した反射光または煙を透過した透過光を受光することにより、煙濃度を検出する煙センサに関する。
また、本発明は、煙センサを備えた電子機器に関し、特に、光を投射し、その後、煙で反射した反射光または煙を透過した透過光を受光することにより、煙濃度を検出する煙センサを備えた電子機器に関する。
本発明は、空気清浄器や、火災報知器、スプリンクラー等に搭載されれば好ましい煙センサに関する。
従来、光源から投射されて煙で反射された反射光を受光して、煙濃度を検出する煙センサにおいては、上記反射光の光量が微少で、上記反射光を受光する受光素子の出力が微少であるから、受光素子の出力を増幅回路により増幅して、増幅後の出力が所定範囲に達すると、煙の検出としている。
しかし、上記出力は、温度変化またはLED劣化等に起因する投射光の光量の変化の影響量を受けて、検出すべき煙の濃度が同一の範囲であっても上記出力が変動する。このため、設定した煙濃度検出範囲外で煙を検出してしまうという課題があり、この課題を克服すべく、様々な補正方法が提案されている。
例えば、発光素子の温度特性により、投光される光量が低下して、煙で反射した反射光が少なくなるのを補正するため、発光素子駆動回路にサーミスタ抵抗を付加し、温度補正を行うことが提案されている。また、この場合、ICの温度特性により出力の変動がある場合は、増幅率を決定する抵抗部にサーミスタ抵抗を付け、温度変化があるとサーミスタにより増幅率を変動させて、温度補正を行うことも提案されている。
また、LED光量の劣化などによる発光量低減をモニターする受光素子を含む検出部を、煙を検出する受光素子を含む検出部とは別に設け、発光量をモニターする受光素子の出力信号の変化を発光素子駆動回路にフィードバックして、発光量の補正を行うことも提案されている。
また、温度補正を行うために、煙を検出する受光素子の他に、煙を検出しない受光素子を設け、上記二つの受光素子の差分をアンプ増幅して、2個の受光素子の差を検出することにより、温度変化による出力変化の補正を行うことも提案されている。
特開昭58−39552号公報 特開昭59−5398号公報 特開昭60−33035号公報
上記従来の技術では、温度変化、劣化によるLED光量変化等、原因が特定された誤差については、補正を行うことができる一方、原因が特定されない誤差については、補正を行うことができないという課題がある。
例えば、サーミスタをつけて、温度補正するものは、温度変化に対しては、補正を行うことができるが、LEDの劣化に起因する発光量の変動に対しては、補正を行うことができない。尚、温度補正に対し適切なサーミスタを選ぶ必要があり、十分な補正を得られない場合がある。
また、LEDの発光光量の低下を補正するものについては、LEDの劣化によるLEDの発光光量の低減をモニターする受光素子を含む検出部を、煙を検出する受光素子を含む検出部とは別に設けて、発光量をモニターする受光素子の出力信号の変化を発光素子駆動回路にフィードバックして、発光量の補正を行うものは、温度に対する補正ができないのは勿論のこと、構成が格段に複雑になると共に、検出部が、複数必要とするなど、部品点数の大きな増大を招く。
また、温度補正のため煙を検出する受光素子の他に、煙を検出しない受光素子を設け、上記二つの受光素子の差分をアンプ増幅して、2個の受光素子の差電流を検出することで温度変化による出力変化の補正を行う方法は、発光素子と受光素子を対向して配置した減光式において考えられたものである。
ここで、減光式では、煙を検出しない受光素子も直接光を受けるから、煙がない場合の通常時は、双方の受光素子は、同じLED光量で同じアンプ増幅率においても同等の出力になり易い一方、煙が流入すると差電流が大きくなり、増幅出力が増大することで煙を検出できる。しかし、減光式では、煙を検出するための受光出力は煙がない場合、発光素子からの光を直接受け、かつ、煙を検出しない受光素子は、常時発光素子からの光を直接受けるから、受光素子が、劣化し易いという課題がある。
一方、反射式は、煙を検出する受光素子は、煙がないときには、煙からの反射光がないので、受光光の光量が小さくて出力が小さい一方、煙を検出しない受光素子は光を直接受けるので受光光の光量が大きくて出力が大きく、各受光素子に対して、同じLED発光量および同じ増幅率では、煙を検出しない受光素子の出力が大きくなりすぎて、出力が飽和して、本来の差が見てとれない場合がある。
また、煙のないときの出力差が大きくて、それから、煙の濃度が上昇すると、出力差が小さくなって、ある濃度に達すると、出力差が0になり、それから更に煙の濃度が上昇すると、また出力差が大きくなるから、調整しだいでは煙のないときと、煙が多いときとが同じ差の出力値になる場合があり、本来の検出が出来ない場合がある。
また、煙を検出しない受光素子に合わせLED発光量および増幅率など調整すると、本来の煙の検出精度が低下して、正確に煙濃度の検出ができなくなる。
そこで、本発明の課題は、原因が特定されない誤差の補正を行うことができる煙センサを提供することにある。また、本発明の課題は、原因が特定されない誤差の補正を行うことができる煙センサを備えた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の煙センサは、
光を出射する発光装置と、
第1室と、
上記第1室の内部と上記第1室の外部との間を連通する煙移動通路と、
内部の煙の濃度が所定値に設定される第2室と、
上記発光装置から上記第1室に直接出射されて上記第1室内を進行した光を受光するかまたは上記発光装置から出射されて煙の濃度が零の箇所のみを通過して上記第1室に入射した後、上記第1室内を進行した光を受光する第1受光素子と、
上記発光装置から上記第2室に直接出射されて上記第2室内を進行した光を受光するかまたは上記発光装置から出射されて煙の濃度が零の箇所のみを通過して上記第2室に入射した後、上記第2室内を進行した光を受光する第2受光素子と、
上記第1受光素子からの信号および上記第2受光素子からの信号を受けて、第1受光素子からの信号または上記第2受光素子からの信号を出力する第1スイッチと、
上記第1スイッチからの信号を増幅する増幅部と、
上記増幅部で増幅された上記第1受光素子からの信号である第1増幅信号と、上記増幅部で増幅された上記第2受光素子からの信号である第2増幅信号とに基づいて、上記第1室内の煙の濃度を検出する濃度検出部と
を備えることを特徴としている。
本明細書では、室を、外部に開口していない内面で囲まれた領域、または、外部に一箇所または複数箇所で開口している内面で囲まれた領域として定義する。このことから、本明細書では、例えば、鍋の内面に囲まれた領域も、室を構成する。この例は、開口が一つである例であり、この例において、鍋の内面に囲まれた領域とは、鍋を、水平面に載置したとき、鍋に最大限、水を充填した際に、水が占める領域になる。
本発明によれば、煙を検出する第1受光素子の出力と、煙に影響されない第2受光素子の出力が、同じ発光装置から投光された光であるから、発光装置(例えば、発光素子)の温度特性による発光量の変化が、第1および第2受光素子で、同様の傾向を示すことになる。したがって、温度特性または劣化などにより発光量が低下した場合に、第1および第2受光素子の出力が同様の割合で変化するため、増幅部で増幅された第1受光素子からの出力と、増幅部で増幅された第2受光素子からの出力との出力差の変化が少なくなる。したがって、発光装置の温度特性および劣化に起因する出力変化を容易に補正できる。
また、本発明によれば、第1受光素子からの出力と、第2受光素子からの出力が、同一の増幅部で増幅されるから、増幅部の温度特性が、第1受光素子からの出力と、第2受光素子からの出力に同様の影響を及ぼすことになる。したがって、増幅部で増幅された第1受光素子からの出力と、増幅部で増幅された第2受光素子からの出力との出力差の変化が少なくなり、増幅部の温度特性による出力変化を容易に補正できる。すなわち、煙を検出する第1受光素子と、煙に影響されない第2受光素子の出力を同じ増幅部に入力するため、増幅回路によって出力電圧がばらつくことがないのである。
また、一実施形態では、
上記第1増幅信号および上記第2増幅信号の夫々は、電圧信号であり
上記第1受光素子の受光面は、上記第1室内に配置されると共に、上記第2受光素子の受光面は、上記第2室内に配置され、
上記発光装置の発光面から上記第1受光素子の上記受光面までの距離は、上記発光面から上記第2受光素子の上記受光面までの距離と略等しく、
上記第2室の煙の濃度は0であり、
上記第1室内の煙の濃度が0である状態で、上記第1増幅信号の大きさと、上記第2増幅信号の大きさとは、略同一である。
上記実施形態によれば、第1受光素子と第2受光素子は、発光装置から対称な位置に配置されているから、煙が無い場合の第1受光素子の出力電圧と第2受光素子の出力電圧を、略同一にすることができる。
また、一実施形態では、
上記増幅部は、一つまたは複数の増幅アンプを有する。
また、一実施形態では、
上記増幅部は、電流電圧変換部を有し、
上記電流電圧変換部は、上記第1スイッチの出力端子に接続された入力端子と、出力端子と、上記入力端子と上記出力端子との間に接続された抵抗とを有し、
上記第1受光素子からの信号を上記電流電圧変換部で処理する場合と、上記第2受光素子からの信号を上記電流電圧変換部で処理する場合とで、上記抵抗が異なる。
また、一実施形態では、
上記電流電圧変換部は、上記入力端子に一端が接続された第1抵抗と、上記入力端子に一端が接続された第2抵抗と、上記電流電圧変換部の上記出力端子に出力端子が接続された第2スイッチとを有し、
上記第1受光素子からの信号を上記電流電圧変換部で処理するとき、上記第2スイッチの入力端子を、上記第1抵抗の他端に接続する制御信号を上記第2スイッチに出力する一方、上記第2受光素子からの信号を上記電流電圧変換部で処理するとき、上記第2スイッチの入力端子を、上記第2抵抗の他端に接続する制御信号を上記第2スイッチに出力する制御回路を備える。
上記実施形態によれば、電流電圧変換部(例えば、I−V変換アンプ)のゲインを、切り替えることが可能であり、かつ、電流電圧変換部(例えば、I−V変換アンプ)のゲイン抵抗を、トリミングにより調整することができる。
したがって、煙無し時の第1受光素子の出力に基づく出力電圧と、第2受光素子の出力に基づく出力電圧とが、発光素装置や受光素子のアッセイバラツキやケースの成型バラツキ等により同一で無い場合、設置前の状態において、ゲイン抵抗のトリミングを行うことにより、煙無し時の第1受光素子の出力に基づく出力電圧と、第2受光素子の出力に基づく出力電圧とが、略同一になるように、調整を行うことができる。
また、上記実施形態によれば、2個の受光素子のアッセイバラツキ、ケースの成型バラツキなどで、出力の初期設定を行っても、個体でのバラツキを生じた場合において、第1受光素子の出力値と、第2受光素子の出力値の初期値の比を補正値とし、動作時の出力差に対し上記初期値の比の補正値を演算することによって、光学系バラツキを補正することができ、検出の電圧差を求める正確に求めることができる。
また、一実施形態では、
上記抵抗の温度係数が、正である。
発光装置、例えば、発光素子の発光量の温度特性は一般的には負である。したがって、上記抵抗(例えば、増幅回路のI−V変換アンプのゲイン抵抗)として、温度特性が正のものを用いることにより、温度変化による変動を軽減することができる。
また、一実施形態では、
平板状の壁を備え、
上記第1受光素子、上記第2受光素子、上記第1スイッチおよび上記増幅部は、同一の集積回路に含まれ、
上記発光装置の発光面から上記第1受光素子の受光面までの距離は、上記発光面から上記第2受光素子の受光面までの距離と略等しく、
上記第1室は、上記平板状の壁の一方の側に存在している一方、上記第2室は、上記平板状の壁の他方の側に存在しており、
上記発光装置からの光が上記第1受光素子の受光面に直接入射することを防止する第1遮断部および上記発光装置からの光が上記第2受光素子の受光面に直接入射することを防止する第2遮断部を備える。
上記実施形態によれば、例えば、発光素子を、煙を検出するエリアと、煙に影響しないエリアの中心に配置でき、第1受光素子と第2受光素子とは、エリアを分離する壁に対し対抗するように配置でき、さらに、増幅回路である集積回路(IC)に対し、第1受光素子および第2受光素子と、集積回路との接続が、短距離、かつ、同等の線長となる位置に各受光素子を配置することができる。
したがって、受光素子と増幅回路とを接続する配線部に乗るノイズ量なども略同一にすることができるから、出力差の変動低減を図ることができる。また、第1受光素子、第2受光素子、スイッチ及び増幅回路を集積化することにより、受光素子から増幅回路に接続される配線の配線長さを小さくでき、かつ、第1および第2受光素子の特性差を小さくできるから更なる出力差の変動軽減を図ることができる。
また、本発明の電子機器は、本発明の煙センサを備えることを特徴としている。
本発明によれは、煙センサにおいて、出力の補正を簡易に行うことができると共に、諸々の変動要素を正確に補正できる。また、製造コストを低減できる。
本発明の煙センサおよび電子機器によれば、出力の補正を簡易に行うことができると共に、諸々の変動要素を正確に補正でき、かつ、製造コストを低減できる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の煙センサの模式図である。尚、図1において、煙検出領域においては、第1受光素子2の受光面の法線と、壁13の表面の法線と、第1受光素子2の受光面の中心とを含む平面で、煙センサを切断したときの断面が示されている。
この煙センサは、発光装置としての発光素子1と、第1受光素子2と、第2受光素子3と、増幅部としての増幅回路(IC)4と、駆動回路11とを備える。
上記発光素子1は、駆動回路11から電力が供給されると光を出射するようになっている。また、上記第1受光素子2は、発光素子1から出射されて、煙で反射または煙を通過した光を受光するようになっている一方、第2受光素子3は、発光素子1から出射されて、煙が存在しない領域のみを通過した光を、受光するようになっている。この煙センサは、略平板状の内部仕切壁(以下、単に壁という)13を有し、壁の一方の側に位置する煙が流入可能な第1室40と、壁の他方の側に位置する煙が流入不可能な第2室41とを有している。上記発光素子1から出射されて、第1室内40に進んだ光を第1受光素子2で受光する一方、発光素子1から出射されて、第2室41に進んだ光を、第2受光素子3で受光している。
上記壁13の延在方向の一方の端面は、発光素子1の発光面30に接触している。上記発光素子1の発光面30は、壁13で二つに分断されている。分断された二つの発光面部31,32(以下、第1発光面部31および第2発光面部32という)は、壁13に対して面対称に位置している。
上記第1室40と、第2室41とは、壁13を境に略対称な形状を有している(形状において、違う点については、後述する)。上記壁13の厚さ方向の一方の端面は、第1室40の内面の一部を構成している一方、壁13の厚さ方向の他方の端面は、第2室41の内面の一部を構成している。上記第1発光面部31は、第1室40の内面の一部を構成している一方、第2発光面部32は、第2室41の内面の一部を構成している。上記第1発光面部31から出射される光と、第2発光面部32から出射される光とは、壁13に対して面対称な関係になっている。上記第1受光素子2の受光面44は、第1室40の内面の一部を構成している一方、第2受光素子2の受光面45は、第2室41の内面の一部を構成している。上記第1受光素子2の受光面44と、第2受光素子2の受光面45とは、壁13に対して面対称に位置している。
この煙センサは、第1遮断部としての第1仕切50および第2遮断部としての第2仕切51を有する。上記第1仕切50は、第1室40の内面から第1室40の内部に突出する一方、第2仕切51は、第2室41の内面から第2室41の内部に突出している。上記第1仕切50と、第2仕切51とは、壁13に対して面対称に位置している。
上記第1仕切50で、第1発光面部31からの光の一部(ノイズにしかならない光)を遮って、第1受光素子2の出力信号のS/N(シグナルノイズ)比を大きくする一方、第2仕切51で、第2発光面部32からの光の一部(ノイズにしかならない光)を遮って、第2受光素子3の出力信号のS/N(シグナルノイズ)比を大きくしている。上記壁13と第1仕切50との距離(最短距離のこと)は、壁13と第1受光素子2の受光面44との距離(最短距離のこと)よりも短くなっている。上記第1仕切50によって、第1発光面部31からの光が直接第1受光素子2に入射しないようになっており、第2仕切51によって、第2発光面部32からの光が直接第2受光素子3に入射しないようになっている。
この煙センサは、第1室40の内部と、煙センサの外部の空間とを連通する煙移動通路55を有し、第1室40は、外部と連通している。一方、第2室41は、外部から完全に密封されている。上記第2室41は、煙の濃度が所定値の一例としての0に設定されている。尚、第2室の煙の濃度の所定値として、別の一定の値を採用することもできる。
上記第1室40は、煙移動通路55に連通する開口を有している点のみが、第2室41と異なる。上記第1受光素子2と増幅回路4とを接続している接続線と、第2受光素子3と増幅回路4とを接続している接続線とは、同一の接続線であり、第1受光素子2と増幅回路4とを接続している接続線の長さは、第2受光素子3と増幅回路4とを接続している接続線の長さと同一になっている。このようにして、第1受光素子2からの信号と、第2受光素子2からの信号とにおいて、ノイズの偏りが大きくなる等の現象が生じることを抑制している。
図2は、上記増幅回路4の構成を示す模式図である。
上記増幅回路4は、第1スイッチとしての第1切換スイッチ6を有する。上記増幅回路4において、第1切替スイッチ6の後段の部分(増幅回路4において、第1切替スイッチ6以外の部分)は、増幅部を構成している。
上記第1受光素子2および第2受光素子3の夫々の出力は、第1切替スイッチ6を介して、選択的に増幅回路4に入力されて、増幅回路4で増幅されて制御されるようになっている。
上記増幅回路4は、その増幅回路4に入力された電流信号を、電圧信号に変換する電流電圧変換部としてのI−Vアンプ(電流電圧変換アンプ)である第1アンプ5を備える。上記第1アンプ5は、帰還がかけられ、更に、第2スイッチとしての第2切替スイッチ7によって、帰還抵抗の抵抗値を変えられるようになっており、増幅率を変動させることができるようになっている。
詳しくは、第1切替スイッチ6の出力端子14は、I−Vアンプ5の入力端子15に電気接続されている。また、第1切替スイッチ6の出力端子14およびI−Vアンプ5の入力端子15には、第1帰還抵抗21および第2帰還抵抗22の夫々の一方の端子が接続されており、第2切替スイッチ7により、第1帰還抵抗21および第2帰還抵抗22のいずれか一方の帰還抵抗の他方の端子が、I−Vアンプ5の出力端子16に選択的に接続されるようになっている。尚、帰還は、正帰還でも、負帰還でもどちらでも良い。正帰還であれば、第1アンプ5の増幅率を大きくすることができ、負帰還であれば、第1アンプ5の増幅率を、正確なものにすることができる。
このように、上記I−Vアンプ5は、第2切替スイッチ7によりゲインを切り替えることが可能になっている。上記I−Vアンプ5の出力端子16には、第2アンプ24、第3アンプ25および第4アンプ26が直列に接続されている。
上記第4アンプ26の出力端子は、増幅回路4の出力端子10に相当している。上記増幅回路4の出力端子10は、信号処理回路としてのマイコン(マイクロコンピュータ)20に接続されている。上記各受光素子2,3の増幅後の電圧は、マイコン20に出力され、マイコン20で処理されるようになっている。
また、上記マイコン20は、駆動回路11を制御している。また、上記マイコン20は、制御回路8に指令信号を出力するようになっている。上記制御回路8は、上記マイコン20からの指令信号に基づいて、第1切替スイッチ6および第2切替スイッチ7を制御するようになっている。
上記増幅回路4は、外部のマイコン20により間欠駆動され、消費電流の低減が図られるようになっている。上記増幅回路4の動作中において、増幅回路4が動作安定状態になると、マイコン20によって制御された駆動回路11から発光素子1に電力が供給され、発光素子1が、パルス光を出射するようになっている。
上記発光素子1が出射したパルス光は、第1受光素子2および第2受光素子3に入射する。すると、先ず、第1切替スイッチ6によって、第2受光素子3の出力側が、第1アンプ5の入力端子15に接続されると共に、第2切替スイッチ7によって、第2受光素子用の第1帰還抵抗(ゲイン抵抗)21の上記他端が、第1アンプ5の出力端子16に接続されるようになっている。このようにして、第2受光素子3の出力電流が電圧に変換されると共に増幅され、以降のアンプ9で処理された出力電圧を出力端子10よりマイコン20に出力するようになっている。
その後、第1切替スイッチ6によって、第1受光素子2の出力側が、第1アンプ5の入力端子15に接続されると共に、第2切替スイッチ7によって、第1受光素子用の第2帰還抵抗(ゲイン抵抗)22の上記他端が、第1アンプ5の出力端子16に接続されるようになっている。このようにして、第1受光素子2の出力電流が電圧に変換されると共に増幅され、第1アンプ5以降の第2,第3および第4アンプ24,25,26で処理された出力電圧を、出力端子10よりマイコン20に出力するようになっている。
図3は、上記第1実施形態の煙センサにおける、煙濃度と、各受光素子2,3の出力電圧との関係を示す模式図である。
上で説明したように、第1実施形態の煙センサでは、第2受光素子3の出力を増幅部で増幅してなる出力13を獲得する動作と、第1受光素子2の出力を増幅部で増幅してなる出力15を獲得する動作とにおいて、帰還抵抗21,22の値を変化することができることから、増幅率を変えることができる。
したがって、予め、煙が存在しない状態(これを、通常状態という)のときの、第1受光素子2の出力を増幅部で増幅してなる出力と、第2受光素子3の出力を増幅部で増幅してなる出力との差を、所定値以下に設定することができる。そして、この煙がない状態での、所定値以下の出力差18が、通常の出力差電圧となる。
煙が流入すると、第1発光素子2の出力電流が増えて、増幅された出力15の値が大きくなる一方、煙の影響しない位置に設置された第2受光素子3の出力13は変化しないので、出力15と出力13の電圧の出力差19は通常の出力差18より大きくなる。そして、上記マイコン20で、通常の出力差電圧に基づいて、所定の演算を行って、出力差19から煙濃度を検出するようになっている。上記マイコン20は、濃度検出部を構成している。
上記第1実施形態では、第1受光素子2および第2受光素子3は、同じ発光素子1からの光を受光する。したがって、温度特性、または、発光素子の劣化等により発光素子1の発光量が変動した場合、第1受光素子2および第2受光素子3の受光出力電流が、同様に変動し、そのため、増幅回路4で増幅された第1受光素子2からの信号である出力電圧13’と、増幅回路4で増幅された第2受光素子3からの信号である出力電圧15’とは、同様に変動する。
したがって、発光素子1の発光量の変動後における、煙濃度0の出力差18’は、発光素子1の発光量の変動前における、煙濃度0の出力差18との差が小さく、かつ、発光素子1の発光量の変動後における、煙検出と判定する煙検出濃度の出力差19’は、発光素子1の発光量の変動前における、煙検出と判定する煙検出濃度の出力差19との差が小さくなり、発光素子1の発光量の変動前後において、補正を殆ど行う必要がない。
また、図示しないが、増幅回路4の温度依存性により、増幅回路4で増幅された第1受光素子2からの信号である出力電圧と、増幅回路4で増幅された第2受光素子3からの信号である出力電圧とが変動した場合においても、第1受光素子2および第2受光素子3の受光出力電流は、同じ増幅回路4で増幅され、増幅率の変動に殆ど違いがでることがないから、煙濃度0での出力差および煙検出と判定する煙検出濃度での出力差に、殆ど違いがでることがない。
上記第1受光素子2および第2受光素子3の受光出力電流のいずれも、同一のプロセスの集積回路(IC)内で処理されるから、二つの信号の差に殆ど違いがでることがないのである。
尚、2個の受光素子2,3のアッセイバラツキ、ケースの成型バラツキなどで、出力の初期設定を行っても、個体差に基づくバラツキを生じる場合がある。より詳しくは、第1受光素子2の出力電圧15を基準として増幅回路の増幅率を調整する場合に、第2受光素子3の出力電圧13のばらつきが所定以上に大きいと、大きな温度変動があった場合に、温度変動後の出力差19’と温度変動前の出力差19との差が大きくなる。また、センサ個体差での出力差19や、出力差19’がばらつく。
この場合、煙がない場合において、上記第1受光素子2の出力値15と第2受光素子3の出力値13の比を、煙が無いときの初期値の補正値Aとして、マイコン20に記憶させておき、第2受光素子出力13に補正値Aを積算してから第1受光素子出力15との出力差を求め、検出信号とする。具体的には、検出信号は、次の式で与えられる。
検出信号=第1受光素子2の出力信号15−A×第2受光素子3の出力信号13
ここで、A=第1受光素子2の出力値15の初期値/第2受光素子3の出力値13の初期値
また、同様に、光学系によるバラツキ後の煙が無い場合の第1受光素子2の出力値15'と第2受光素子3の出力値13'との比を補正値Bとして、マイコン20に記憶させておき、第2受光素子13'に補正値Bを積算してから第1受光素子出力15'との出力差を求め、検出信号とする。すなわち、光学系のバラツキ後の検出信号は、次の式で与えられる。
検出信号=第1受光素子2の出力信号15'−B×第2受光素子3の出力信号13'
ここで、B=第1受光素子2の出力値15'の初期値/第2受光素子3の出力値13'の初期値
以上のように'の有無で補正値A、Bをそれぞれ設定し、予め上記の計算式で煙のない状態での光学系の出力バラツキを補正する。
尚、電流電圧変換アンプの後段のアンプの数は、第1実施形態のように3つに限らず、1つまたは4つ以上でも良いことは、言うまでもない。
また、煙の流入可能な第1の室が、煙流入通路および煙排出通路を有し、かつ、ファン等で、煙を循環させるようにしても良い。この場合、煙の流れが、第1受光素子の受光面に、その受光面の法線方向に対向する箇所を通過するようにすると、煙濃度を正確に検出できることは、言うまでもない。
図4は、第2実施形態の煙センサを示す模式図である。尚、図4において、煙検出領域においては、第1受光素子102の受光面の法線と、壁113の表面の法線と、第1受光素子102の受光面の中心とを含む平面で、煙センサを切断したときの断面が示されている。
第2実施形態では、第1室140が煙移動通路155の開口を有する点以外において第1室140と第2室141とが壁に対して面対称な形状を有している点や、発光素子101の発光面、第1受光素子102の受光面144および第2受光素子103の受光面145が、室の内面の一部を構成している点や、第1受光素子102の受光面144と第2受光素子103の受光面145が、壁に対して面対称な形状を有している点等は、第1実施形態と共通である。
第2実施形態では、第1実施形態と同一の構成および作用効果については、説明を省略する。
第2実施形態では、第1受光素子102、第2受光素子103が、増幅回路104に組み込まれて集積化されている。
第2実施形態の煙センサでは、第1遮断部としての第1仕切150が壁113から第1室140の内部に突出し、第2遮断部としての第2仕切151が壁113から第2室141の内部に突出している。また、上記壁113の延在方向において、第1受光素子102が発光素子101側とは反対側の端部に、壁113の一方の側で、発光素子101に上記延在方向に対向するように配置され、壁113の延在方向において、第2受光素子103が発光素子101側とは反対側の端部に、壁113の他方の側で、発光素子101に上記延在方向に対向するように配置されている。
正確には、上記発光素子101の発光面130の法線方向と、第1受光素子102および第2受光素子103の夫々の受光面144,145の法線方向とが、略平行になっている。言い換えると、上記発光面130と、第1受光素子102の受光面144および第2受光素子103の受光面145とは、壁の延在方向に間隔をおいて対向している。
上記第1仕切150は、発光素子101から出射された光が直接第1受光素子102の受光面144に入射することを防止し、第2仕切151は、発光素子101から出射された光が直接第2受光素子103の受光面145に入射することを防止している。
上記第1発光素子101の発光面130から壁113の延在方向に出射された光が直接第1受光素子102の受光面144に到達することを防止するように、第1仕切150で、発光面130から壁113の延在方向に出射された光を遮っている。また、上記第1発光素子101の発光面130から壁113の延在方向に出射された光が直接第2受光素子103の受光面145に到達することを防止するように、第2仕切151で、発光面130から壁113の延在方向に出射された光を遮っている。
図5は、第2実施形態の煙センサの増幅回路104の構成を模式的に示す図である。
図5において、105は、電流電圧変換アンプであり、106は、第1切替スイッチであり、107は、第2切替スイッチであり、108は、制御回路であり、110は、増幅回路104の出力端子であり、111は、駆動回路であり、120は、濃度検出部としてのマイコンであり、124,125および126は、アンプである。
図5に示すように、第2実施形態では、第1受光素子102および第2受光素子103が、増幅回路(集積回路)104に取り込まれて、増幅回路104の一部になっている。
第2実施形態によれば、上記第1および第2受光素子102,103が増幅回路104に内臓されているから、第1受光素子102と第2受光素子103の出力ばらつきを防止できる。また、上記第1受光素子102および第2受光素子103が、増幅回路104内で増幅部に接続されているから、信号ノイズを格段に軽減することができる。
この発明の煙センサを、空気清浄機や、火災報知器等の電子機器に搭載すると、電子機器において、時間が経過して発光素子が劣化しても、あるいは、気温が大きく変動しても、煙濃度を正確に検出できる。したがって、例えば、空気清浄器においては、清浄を行う度合を正確に判断でき、また、火災報知器においては、火災を正確に判断できる。
尚、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1実施形態の煙センサの模式図である。 第1実施形態の煙センサが有する増幅回路の構成を示す模式図である。 第1実施形態の煙センサにおける、煙濃度と、第1および第2受光素子の出力電圧との関係を示す模式図である。 第2実施形態の煙センサを示す模式図である。 第2実施形態の煙センサが有する増幅回路の構成を示す模式図である。
符号の説明
1,101 発光素子
2,102 第1受光素子
3,103 第2受光素子
4,104 増幅回路
5,105 電流電圧変換アンプ
6,106 第1切替スイッチ
7,107 第2切替スイッチ
13,113 壁
20,120 マイコン
21 第1帰還抵抗
22 第2帰還抵抗
24,25,26,124,125,126 アンプ
30,130 発光素子の発光面
40,140 第1室
41,141 第2室
44,144 第1受光素子の受光面
45,145 第2受光素子の受光面
50,150 第1仕切
51,151 第2仕切
55,155 煙移動通路

Claims (8)

  1. 光を出射する発光装置と、
    第1室と、
    上記第1室の内部と上記第1室の外部との間を連通する煙移動通路と、
    内部の煙の濃度が所定値に設定される第2室と、
    上記発光装置から上記第1室に直接出射されて上記第1室内を進行した光を受光するかまたは上記発光装置から出射されて煙の濃度が零の箇所のみを通過して上記第1室に入射した後、上記第1室内を進行した光を受光する第1受光素子と、
    上記発光装置から上記第2室に直接出射されて上記第2室内を進行した光を受光するかまたは上記発光装置から出射されて煙の濃度が零の箇所のみを通過して上記第2室に入射した後、上記第2室内を進行した光を受光する第2受光素子と、
    上記第1受光素子からの信号および上記第2受光素子からの信号を受けて、第1受光素子からの信号または上記第2受光素子からの信号を出力する第1スイッチと、
    上記第1スイッチからの信号を増幅する増幅部と、
    上記増幅部で増幅された上記第1受光素子からの信号である第1増幅信号と、上記増幅部で増幅された上記第2受光素子からの信号である第2増幅信号とに基づいて、上記第1室内の煙の濃度を検出する濃度検出部と
    を備えることを特徴とする煙センサ。
  2. 請求項1に記載の煙センサにおいて、
    上記第1増幅信号および上記第2増幅信号の夫々は、電圧信号であり
    上記第1受光素子の受光面は、上記第1室内に配置されると共に、上記第2受光素子の受光面は、上記第2室内に配置され、
    上記発光装置の発光面から上記第1受光素子の上記受光面までの距離は、上記発光面から上記第2受光素子の上記受光面までの距離と略等しく、
    上記第2室の煙の濃度は0であり、
    上記第1室内の煙の濃度が0である状態で、上記第1増幅信号の大きさと、上記第2増幅信号の大きさとは、略同一であることを特徴とする煙センサ。
  3. 請求項1または2に記載の煙センサにおいて、
    上記増幅部は、一つまたは複数の増幅アンプを有することを特徴とする煙センサ。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の煙センサにおいて、
    上記増幅部は、電流電圧変換部を有し、
    上記電流電圧変換部は、上記第1スイッチの出力端子に接続された入力端子と、出力端子と、上記入力端子と上記出力端子との間に接続された抵抗とを有し、
    上記第1受光素子からの信号を上記電流電圧変換部で処理する場合と、上記第2受光素子からの信号を上記電流電圧変換部で処理する場合とで、上記抵抗が異なることを特徴とする煙センサ。
  5. 請求項4に記載の煙センサにおいて、
    上記電流電圧変換部は、上記入力端子に一端が接続された第1抵抗と、上記入力端子に一端が接続された第2抵抗と、上記電流電圧変換部の上記出力端子に出力端子が接続された第2スイッチとを有し、
    上記第1受光素子からの信号を上記電流電圧変換部で処理するとき、上記第2スイッチの入力端子を、上記第1抵抗の他端に接続する制御信号を上記第2スイッチに出力する一方、上記第2受光素子からの信号を上記電流電圧変換部で処理するとき、上記第2スイッチの入力端子を、上記第2抵抗の他端に接続する制御信号を上記第2スイッチに出力する制御回路を備えることを特徴とする煙センサ。
  6. 請求項4または5に記載の煙センサにおいて、
    上記抵抗の温度係数は、正であることを特徴とする煙センサ。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の煙センサにおいて、
    平板状の壁を備え、
    上記第1受光素子、上記第2受光素子、上記第1スイッチおよび上記増幅部は、同一の集積回路に含まれ、
    上記発光装置の発光面から上記第1受光素子の受光面までの距離は、上記発光面から上記第2受光素子の受光面までの距離と略等しく、
    上記第1室は、上記平板状の壁の一方の側に存在している一方、上記第2室は、上記平板状の壁の他方の側に存在しており、
    上記発光装置からの光が上記第1受光素子の受光面に直接入射することを防止する第1遮断部および上記発光装置からの光が上記第2受光素子の受光面に直接入射することを防止する第2遮断部を備えることを特徴とする煙センサ。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の煙センサを備えることを特徴とする電子機器。
JP2007296565A 2007-11-15 2007-11-15 煙センサおよび電子機器 Pending JP2009122983A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007296565A JP2009122983A (ja) 2007-11-15 2007-11-15 煙センサおよび電子機器
US12/271,700 US7659986B2 (en) 2007-11-15 2008-11-14 Smoke sensor and electronic equipment
CNA2008101782299A CN101435766A (zh) 2007-11-15 2008-11-17 烟传感器与电子装备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007296565A JP2009122983A (ja) 2007-11-15 2007-11-15 煙センサおよび電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009122983A true JP2009122983A (ja) 2009-06-04

Family

ID=40641595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007296565A Pending JP2009122983A (ja) 2007-11-15 2007-11-15 煙センサおよび電子機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7659986B2 (ja)
JP (1) JP2009122983A (ja)
CN (1) CN101435766A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023238849A1 (ja) * 2022-06-09 2023-12-14 能美防災株式会社 煙検知装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7623028B2 (en) * 2004-05-27 2009-11-24 Lawrence Kates System and method for high-sensitivity sensor
CN103314288B (zh) * 2011-01-22 2015-09-02 Utc消防及保安公司 具有用于电离和光检测的单个源的检测器
WO2014061512A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 シャープ株式会社 光センサおよび電子機器
US9058731B2 (en) * 2013-10-07 2015-06-16 Tyco Fire & Security Gmbh Smoke detector with airflow barrier
CN106155861A (zh) * 2015-04-22 2016-11-23 鸿富锦精密工业(武汉)有限公司 电子设备报警电路
RU2618476C1 (ru) * 2016-02-18 2017-05-03 Общество с ограниченной ответственностью "Конструкторское бюро "МЕТРОСПЕЦТЕХНИКА" Способ измерения оптической плотности среды
JP6321063B2 (ja) * 2016-02-29 2018-05-09 能美防災株式会社 火災監視システム及び煙感知器
EP3482381B1 (en) 2016-07-11 2024-03-20 Autronica Fire & Security AS Smoke detector dynamic range adjustment system and method
ES2823182T3 (es) * 2016-07-19 2021-05-06 Autronica Fire & Security As Sistema y método de verificación de la integridad operativa de un detector de humo
CN107170188B (zh) * 2017-07-07 2023-05-05 金川集团股份有限公司 一种用于dcs***的可调式声光报警装置及其使用方法
US10921367B2 (en) * 2019-03-06 2021-02-16 Analog Devices, Inc. Stable measurement of sensors methods and systems
US10697880B1 (en) * 2019-04-07 2020-06-30 Everday Technology Co., Ltd. Smoke detecting device
US20230230468A1 (en) * 2022-01-19 2023-07-20 Johnson Controls Tyco IP Holdings LLP Smoke detector self-test

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5839552U (ja) 1981-09-10 1983-03-15 能美防災工業株式会社 減光式煙感知器の投光部
JPS595398A (ja) 1982-06-30 1984-01-12 松下電工株式会社 光電式煙感知器
JPS6033035A (ja) 1983-08-02 1985-02-20 Hochiki Corp 減光式煙感知器
AU653684B2 (en) * 1992-11-04 1994-10-06 Nohmi Bosai Ltd Smoke detecting apparatus for fire alarm
US6876305B2 (en) * 1999-12-08 2005-04-05 Gentex Corporation Compact particle sensor
US6225910B1 (en) * 1999-12-08 2001-05-01 Gentex Corporation Smoke detector
GB2389176C (en) * 2002-05-27 2011-07-27 Kidde Ip Holdings Ltd Smoke detector

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023238849A1 (ja) * 2022-06-09 2023-12-14 能美防災株式会社 煙検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101435766A (zh) 2009-05-20
US20090128821A1 (en) 2009-05-21
US7659986B2 (en) 2010-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009122983A (ja) 煙センサおよび電子機器
US7826986B2 (en) Method and system for operating a mass flow controller
AU2004314376B2 (en) Method for evaluation of a scattered light signal and scattered light detector used for carrying out said method
JP2020126046A (ja) 微粒子検出センサ、ほこりセンサ、空調機器、および微粒子検出センサの制御方法
JP2009080036A (ja) 電流検出回路および電流検出方法
US4916948A (en) Thermal flow sensor
WO2011033552A1 (ja) 煙感知器
JP5335638B2 (ja) 煙感知器および火災報知器
JP2006038721A (ja) ガス濃度検出装置
JP2015021828A (ja) ガスセンサ
JP4756614B2 (ja) 信号検出装置
JP5253601B2 (ja) 煙センサ
JP2005214835A (ja) 光電式ほこりセンサ装置
JPH1144642A (ja) ダストセンサ
US7259858B2 (en) Imaging apparatus having media sensing system
JP2008092218A (ja) 光電センサ
JP6506120B2 (ja) ガスセンサ
GB2334096A (en) Attenuation smoke detector with drift compensation
JP2009239032A (ja) レーザダイオード駆動回路およびレーザ溶着電源
JP5377390B2 (ja) 煙感知器
US20240078896A1 (en) Light emitter driver circuit for smoke detector
US20230296505A1 (en) Apparatus and method
JP2014016268A (ja) ガスセンサ
JP2005026371A (ja) 半導体レーザ駆動回路及び光電センサ
JP2007312356A (ja) 温度補償付き光電センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120522