JP2009120776A - 固形燃料及び固形燃料の製造方法 - Google Patents

固形燃料及び固形燃料の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 着火を容易にするとともに、全体に火が回って燃焼が安定し、充分な火力を得るまでの時間を短縮し、加熱の即応性の向上を図る。
【解決手段】 植物の炭化物としての木炭からなる粉粒体PaにバインダBaを加えて板状に成形した燃料本体FAの一面に、植物の炭化物としての麻からなる粉末Pbに着火剤T及び接着剤Bbを混合して作成した着火層FBを付設し、燃料本体FA及び着火層FBに亘る複数の貫通孔1を形成し、着火層FBの表面側に小孔2を多数形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、卓上コンロ等で使用する小形の固形燃料に係り、特に、木炭等の植物の炭化物からなる燃料本体に着火剤を設けた固形燃料及び固形燃料の製造方法に関する。
この種の固形燃料としては、先に本願発明者が提案し、特開2006−22206号公報(引用文献1)に記載された固形燃料が知られている。
この固形燃料は、例えば植物の炭化物としての木炭からなる粉粒体にバインダを加えて板状に成形するとともに、上下面に亘って貫通する複数の孔を形成し、更に、着火剤を塗布させた構成としている。
このように製造された固形燃料は、例えば卓上コンロで使用される。この際には、卓上コンロ内に固形燃料を載置し、固形燃料の着火剤にマッチ等で点火し、加熱の用に供する。この場合、固形燃料に着火剤が塗布されているので、着火が容易に行なわれる。
特開2006−22206号公報
ところで、上記従来の固形燃料においては、着火の際に、固形燃料の着火剤に点火できるので、着火が容易に行なわれるが、木炭の粉粒体であることから、着火後において、全体に火が回って燃焼が安定し、充分な火力を得るまでの時間がややかかりすぎるという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、着火を容易にするとともに、全体に火が回って燃焼が安定し、充分な火力を得るまでの時間を短縮し、加熱の即応性の向上を図った固形燃料及び固形燃料の製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の固形燃料は、植物の炭化物からなる燃料本体に着火層を付設した固形燃料であって、上記着火層を、植物の炭化物からなる粉末に着火剤を混合して作成した構成としている。
上記植物の炭化物としては、例えば、木炭,竹炭,椰子がら炭,麻や蓬などの草木の炭等どのようなものでも良い。粉粒状にする方法としては、炭化物の塊を粉砕し、あるいは、おが屑のように先に粉粒状にした材料を炭化させても良い。
これにより、この固形燃料を、例えば、卓上コンロに使用する場合には、空気孔が設けられた火格子としての載置台に載置する。そして、この状態で、着火層に着火すると、着火層には着火剤が混合されているので、着火層全体が容易に燃え上がり、徐々に、燃料本体が燃焼するようになる。この場合、着火層は層状に広がっていることから、固形燃料の面に火炎が生じ、そのため、燃料本体全体に火が回って燃焼が安定し、充分な火力を得るまでの時間が短縮され、加熱の即応性が向上させられる。
そして、必要に応じ、上記着火層に、接着剤を混合した構成としている。接着剤としては、例えば、セルロース誘導体等の有機系の結合剤が用いられる。この接着剤は、比較的安価であり、燃やしても有害物質が発生しない。これにより、着火層自体の結合性が向上するとともに、燃料本体との接着性が向上し、燃料本体と着火層とが分離しにくくなり、強度が増す。
また、必要に応じ、上記着火層における植物の炭化物を、草木の炭化物で構成している。草木の炭化物としては、例えば、麻,蓬,葦,すすき,トウモロコシ等、どのようなものでも良い。草木の粉末なので、きめが細かく、着火性が向上させられる。
この場合、上記着火層の植物の炭化物を、麻の炭化物で構成したことが有効である。発明者らの実験によると、麻は、着火性が極めてよく、火の回りも速く、優れていることが分かった。
更に、必要に応じ、上記着火層における植物の炭化物の粒度を、150メッシュパス以下にした構成にしている。着火性がよくなり、火の回りも速くなる。粒度は、200メッシュパス以下,300メッシュパス以下と、より細かい方が、着火性がよくなり、火の回りも速くなる。
更にまた、必要に応じ、上記着火剤を、硝石の粉末で構成している。比較的安価であり、植物の炭化物の粉末との相も良い。
また、必要に応じ、上記着火層の表面側に小孔を多数形成した構成としている。表面積が大きくなるので、着火層全体が燃え上がる時間が短くなり、それだけ、燃料本体全体に火が回って燃焼が安定し、充分な火力を得るまでの時間が短縮され、より一層、加熱の即応性が向上させられる。
この場合、上記小孔を、その直径dを0.5mm≦d≦2mmとし、表面の面積SAがSA=100cm2 当たり、100〜10000個設けたことが有効である。
確実に、着火層全体が燃え上がる時間を短くすることができる。
更に、必要に応じ、上記燃料本体を、植物の炭化物からなる粉粒体にバインダを加えて板状に成形し、該燃料本体の一面に上記着火層を付設し、上記燃料本体及び着火層に亘る複数の貫通孔を形成した構成としている。
上記バインダとしては、例えば、セルロース誘導体等の有機系の結合剤が用いられる。このバインダは、比較的安価であり、燃やしても有害物質が発生しない。
これにより、固形燃料は板状に成形され、複数の貫通孔が形成されているので、固形燃料の貫通孔に空気が良く流通し、そのため、炎が固形燃料の表裏面全体に行き渡るとともに、固形燃料の貫通孔内に行き渡り、着火や燃焼が容易に行なわれる。また、固形燃料の貫通孔に空気が良く流通するので、燃焼が均一に行なわれる。
また、この固形燃料の燃焼程度は、固形燃料の大きさ、特に外形,厚さ,貫通孔の径や数によって異なるが、外形,厚さ,貫通孔の径や数は製造時に容易に設定可能なので、燃焼時間の設定を容易に行なうことができ、所要の燃焼時間を確保できる。
また、粉粒体は天然素材の植物からなり、余分な化学物質を含まないので、自然界サイクルの燃料であり現代に見合う利便性を有し、合理的かつ経済的な燃料となる。
そしてまた、上記の目的を達成するための本発明の固形燃料の製造方法は、植物の炭化物からなる粉粒体にバインダを加えて板状に成形した燃料本体の一面に、植物の炭化物からなる粉末に着火剤を混合して作成した着火層を付設し、上記燃料本体及び着火層に亘る複数の貫通孔を形成した固形燃料の製造方法において、
植物の炭化物からなる粉粒体にバインダ及び水を加えて混練した燃料本体原料を作成する燃料本体原料作成工程と、植物の炭化物からなる粉末に着火剤,接着剤及び水を加えて混練した着火層原料を作成する着火層原料作成工程と、上記燃料本体原料及び着火層原料を層状に接合して成形するとともに、上記貫通孔を形成する成形工程と、該成形工程後に乾燥する乾燥工程とを備えた構成としている。
これにより、燃料本体原料作成工程において、流動状の燃料本体原料が作成され、着火層原料作成工程で、流動状の着火層原料が作成され、成形工程で燃料本体原料及び着火層原料が層状に接合されるので、固形物同士を接合する場合に比較して、両者の接合が容易になり、製造が容易に行われる。また、バインダ及び接着剤の介在により、燃料本体自体及び着火層自体の結合性が向上するとともに、燃料本体と着火層との接着性が向上し、燃料本体と着火層とが分離しにくくなり、強度が増す。
また、上記バインダ及び接着剤として、例えば、セルロース誘導体等の有機系の結合剤を用いた場合には、比較的安価であり、燃やしても有害物質が発生しない。更に、製造時の燃料本体原料作成工程において、粉粒体とバインダとを混合するときに、粉粒体を均一にすることができ、製品の品質を均一でムラのないものにすることができる。着火層原料作成工程においても、粉末と接着剤とを混合するときに、粉末を均一にすることができ、製品の品質を均一でムラのないものにすることができる。
このように製造された、固形燃料においては、上記と同様の作用,効果を奏する。
また、必要に応じ、上記乾燥工程の前に、上記着火層の表面側に小孔を多数形成する小孔形成工程を備えて構成している。表面積が大きくなるので、着火層全体が燃え上がる時間が短くなり、それだけ、燃料本体全体に火が回って燃焼が安定し、充分な火力を得るまでの時間が短縮され、より一層、加熱の即応性が向上させられる。
この場合、上記小孔を、その直径dを0.5mm≦d≦2mmとし、表面の面積SAがSA=100cm2 当たり、100〜10000個設けたことが有効である。
更に、必要に応じ、上記着火層における植物の炭化物を、草木の炭化物で構成している。草木の炭化物としては、例えば、麻,蓬,葦,すすき,トウモロコシ等、どのようなものでも良い。草木の粉末なので、きめが細かく、着火性が向上させられる。
この場合、上記着火層の植物の炭化物を、麻の炭化物で構成したことが有効である。発明者らの実験によると、麻は、着火性が極めてよく、火の回りも速く、優れていることが分かった。
また、製造においては、着火層原料作成工程で作成される着火層原料の流動性もよく、それだけ、成形性に優れ、燃料本体と着火層との接着性も向上する。
更にまた、必要に応じ、上記着火層における植物の炭化物の粒度を、150メッシュパス以下にした構成にしている。着火性がよくなり、火の回りも速くなる。粒度は、200メッシュパス以下,300メッシュパス以下と、より細かい方が、着火性がよくなり、火の回りも速くなる。
また、製造においては、着火層原料作成工程で作成される着火層原料の流動性もよく、それだけ、成形性に優れ、燃料本体と着火層との接着性も向上する。
また、必要に応じ、上記着火剤を、硝石の粉末で構成している。比較的安価であり、植物の炭化物の粉末との相も良い。
本発明によれば、着火層に着火すると、着火層には着火剤が混合されているので、着火層全体が容易に燃え上がり、徐々に、燃料本体が燃焼するようになるが、着火層は層状に広がっていることから、固形燃料の面に火炎が生じ、そのため、燃料本体全体に火が回って燃焼が安定し、充分な火力を得るまでの時間を短縮することができ、加熱の即応性を向上させることができる。
また、本発明の固形燃料の製造方法によれば、流動状の燃料本体原料と流動状の着火層原料を層状に接合するので、固形物同士を接合する場合に比較して、両者の接合を容易に行って製造を容易に行なうことができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る固形燃料について詳細に説明する。
図1には、本発明の実施の形態に係る固形燃料Fを示す。この固形燃料Fは、燃料本体FAに着火層FBを付設して構成されている。
燃料本体FAは、植物の炭化物からなる木炭を粉砕して得られた粉粒体PaにバインダBaを加えて所定形状に成形してなるものである。
木炭は、例えば、岩手産のなら木炭,竹炭などが用いられ、木炭の品質が最上級品のものが望ましい。例えば、岩手産のなら木炭の場合では、炭化温度が500〜700℃,精錬1〜8,カロリーが、7000〜9500cal/gのものが用いられる。
木炭の粉粒体Paとしては、粒径Dとして、粒径DがD≦4mmの粉粒体Paで構成されている。詳しくは、全粉粒体Paの重量に対し、D≦1mmの粉粒体Paを25重量%〜35重量%,1mm<D≦2mmの粉粒体Paを10重量%〜20重量%,2mm<D≦3mmの粉粒体Paを15重量%〜25重量%,3mm<D≦4mmの粉粒体Paを30重量%〜40重量%含む。
実施の形態では、D≦1mmの粉粒体Paを30重量%,1mm<D≦2mmの粉粒体Paを15重量%,2mm<D≦3mmの粉粒体Paを20重量%,3mm<D≦4mmの粉粒体Paを35重量%含む。
バインダBaとしては、例えば、有機系の結合剤が用いられる。具体的には、セルロース誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム(繊維素グリコール酸ナトリウム)を含有した糊が用いられる。加える重量は、全粉粒体Paの5〜15重量%、望ましくは、8〜12重量%である。実施の形態では、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム(繊維素グリコール酸ナトリウム)を含有した糊を、10重量%加えている。
そして、この燃料本体FAは、上記の粉砕して得られた粉粒体PaにバインダBaを加えて円盤状に成形されている。大きさは、例えば、半径Rとして、2R=5cm〜10cm、実施の形態では、2R=7cmに設定されている。厚さTaは、1mm≦Ta≦30mm、望ましくは、5mm≦Ta≦25mmに設定されている。実施の形態ではTa=10mmに設定されている。
密度ρは、木炭の種類によっても異なるが、0.4g/cm3 ≦ρ≦0.8g/cm3 になるように設定されている。実施の形態では、ρ=0.5g/cm3 である。
着火層FBは、植物の炭化物からなる粉末Pbに着火剤T及び接着剤Bbを加えて、上記の燃料本体FAと同形状に成形して、燃料本体FAに付設されるものである。
植物の炭化物からなる粉末Pbとしては、草木の炭化物で構成している。草木の炭化物としては、例えば、麻,蓬,葦,すすき,トウモロコシ等、どのようなものでも良い。実施の形態では、麻の炭化物で構成している。実験によると、麻は、着火性が極めてよく、火の回りも速く、優れている。
麻の炭化物の粉末において、その粒度は、150メッシュパス以下であり、実施の形態では、200メッシュパスのものを用いている。
着火剤Tとしては、硝石の粉末が用いられる。比較的安価であり、植物の炭化物の粉末との相も良い。
加える重量は、全粉末Pbの5〜15重量%である。実施の形態では、約8重量%加えている。
接着剤Bbとしては、上記のバインダBaと同様のものが用いられ、例えば、有機系の結合剤が用いられる。具体的には、セルロース誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム(繊維素グリコール酸ナトリウム)を含有した糊が用いられる。
加える重量は、全粉末Pbの5〜15重量%、望ましくは、8〜12重量%である。実施の形態では、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム(繊維素グリコール酸ナトリウム)を含有した糊を、10重量%加えている。
そして、この着火層FBは、燃料本体FAと同形状に成形して、燃料本体FAの一面に付設されている。厚さTbは、例えば、Tb≦Taであり、望ましくは、Tb≦0.5Taである。実施の形態ではTb=3mmに設定されている。
また、この固形燃料Fにおいて、燃料本体FA及び着火層FBを貫通し、即ち、上下面に亘って貫通する複数の貫通孔1が形成されている。貫通孔1は、間隔ができるだけ等間隔になるように形成されている。貫通孔1は、上面の面積SAがSA=100cm2 当たり、10〜2500個設けられている。貫通孔1の直径Dは、1mm≦D≦20mmに設定されている。実施の形態では、貫通孔1が7個(比率としては、18個/100cm2 になるように設けられている),直径D=5mmに設定されている。
更に、この固形燃料Fにおいて、着火層FBの表面側には、小孔2が多数形成されている。小孔2は、その直径dを0.5mm≦d≦2mmとし、表面の面積SAがSA=100cm2 当たり、100〜10000個設けられている。実施の形態では、d=1mmのものが、268個設けられている。
次に、図2及び図3を用い、この実施の形態に係る固形燃料Fの製造方法を説明する。この製造方法は、(1)燃料本体原料作成工程,(2)着火層原料作成工程,(3)成形工程,(4)小孔形成工程,(5)乾燥工程からなる。以下、各工程について説明する。
(1)燃料本体原料作成工程
植物の炭化物(木炭)からなる粉粒体PaにバインダBa及び水を加えて混練した燃料本体原料3を作成する。
まず、容器11に、粉粒体Paを入れ、水を適宜量(例えば500〜800ml)加えてなじませる。粉粒体Paの配合比率は、D≦1mmの粉粒体Paを180g,1mm<D≦2mmの粉粒体Paを90g,2mm<D≦3mmの粉粒体Paを120g,3mm<D≦4mmの粉粒体Paを210g、総合計600gとした。
次にバインダBa(接着剤Bb)を調整する。バインダBa(接着剤Bb)には例えばカルボキシメチルセルロース・ナトリウム(繊維素グリコール酸ナトリウム)を含有した糊を使用する。具体的には、製品名「カセローズ」(四国化成工業株式会社製)のもので、水分7.0%(max),純分53%(min),エーテル化度0.57〜0.73,PH(1%溶液)8.0〜10.0の粉末を使用した。
バインダBaの量は粉粒体Paの1割重量としている。この場合のバインダBaの分量は60gとなる。容器12に、バインダBaを入れ、水を適宜量(例えば500〜800ml)加えて溶かし、糊状になるように練り上げる。
そして、容器10において、水を加えた粉粒体Paと糊状にしたバインダBaを混ぜ、良く撹拌して混合する。この場合、バインダBaとして、例えば、セルロース誘導体等の有機系の結合剤を用いた場合には、比較的安価であり、粉粒体PaとバインダBaとを混合するときに、粉粒体Paを均一にすることができ、製品の品質を均一でムラのないものにすることができる。
(2)着火層原料作成工程
植物の炭化物(麻)からなる粉末Pbに着火剤(硝石)T,接着剤Bb及び水を加えて混練した着火層原料4を作成する。(2−1)一次工程と(2−2)二次工程とからなる。
(2−1)一次工程
植物の炭化物(麻)からなる粉末Pbに着火剤(硝石)Tの粉末及び水を加えて混練する。
まず、容器13に、粉末Pb(例えば600g)と着火剤Tとしての硝石(例えば50g)を入れ、水を適宜量(例えば250ml)加えてなじませる。
(2−2)二次工程
次に、一次工程での混合物を例えば半量(上記の例では粉末Pb300g分)取り出し、容器14に入れ、上記と同様に容器15(12)で調整した接着剤Bbを適宜量入れ、必要に応じ水を適宜量加えて溶かし、糊状になるように混練する。接着剤Bbの量は粉末Pbの1割重量としている。この場合の接着剤Bbの分量は30gとなる。
この場合、接着剤Bbとして、例えば、セルロース誘導体等の有機系の結合剤を用いた場合には、比較的安価であり、粉末Pbと接着剤Bbとを混合するときに、粉末Pbを均一にすることができ、製品の品質を均一でムラのないものにすることができる。
これにより、着火層原料4が作成される。
(3)成形工程
成形型20を用い、燃料本体原料3及び着火層原料4を層状に接合して成形するとともに、貫通孔1を形成する。
成形型20としては、例えば、図2及び図4に示すようなものを用いた。この成形型20は、基台21に支柱22を介して設けられ、固形燃料Fの底面を成形する底面型23と、底面型23に対して固形燃料Fの側面を成形する成形位置X(図4(a))及び固形燃料Fから離間する脱型位置Y(図4(b))の2位置に上下動可能な円筒状の側面型24と、支柱22に貫通して上下動可能に設けられ側面型24が固定されるベース板25と、ベース板25に底面型23を貫通して立設され上記の成形位置Xで固形燃料Fの貫通孔1を形成し上記の脱型位置Yで固形燃料Fから離間する複数のテーパ状のロッド26と、支柱22に同軸に設けられベース板25を介して側面型24を成形位置Xに付勢して支持するコイルスプリング27とを備えて構成されている。28は上記の成形位置Xでベース板25を基台21に支持するストッパである。
そして、この成形型20を用いて成形するときは、先ず、図4(a)に示すように、側面型24を成形位置Xに位置させた状態で、燃料本体原料3を底面型23及び側面型24で形成される空間に所要量入れ、図示外の押し型で押して形を整え、次に、着火層原料4を底面型23及び側面型24で形成される空間に所要量入れ、図示外の押し型で押して形を整える。
この場合、燃料本体原料3及び着火層原料4が層状に接合されるので、固形物同士を接合する場合に比較して、両者の接合が容易になり、製造が容易に行われる。また、バインダBa及び接着剤Bbの介在により、燃料本体FA自体及び着火層FB自体の結合性が向上するとともに、燃料本体FAと着火層FBとの接着性が向上し、燃料本体FAと着火層FBとが分離しにくくなり、強度が増す。
それから、図4(b)に示すように、ストッパ28を外し、側面型24をコイルスプリング27の付勢力に抗して下方に押して脱型位置Yに位置させる。この状態で、底面型23から成形体をとる。この場合、ロッド26も下がることから、成形体を容易に外すことができる。
(4)小孔形成工程
図3に示すように、取り出した成形体の着火層FBの表面側に小孔2を多数形成する。
例えば、多数の針31を立設した剣山のような工具30を用い、針31を着火層FBの表面側に押し当てて、埋没させ、小孔2を多数形成する。
(5)乾燥工程
図3に示すように、小孔2を形成した成形体を、自然乾燥あるいは乾燥機内に入れた人工乾燥により、乾燥する。これにより製品となる。
次に、このように製造された固形燃料Fの使用方法の一例を説明する。図5に示すように、この例は、卓上コンロ40に使用する例である。卓上コンロ40は、陶器でボックス状に形成され、側部に空気孔41が設けられている。内部には、固形燃料Fが載置される載置台42が設けられる。載置台42は、金属板を折曲形成したもので、固形燃料Fが載置され複数の孔43が開けられた天板44と、天板44の左右に設けられた脚部45とからなる。
そして、卓上コンロ40内において、載置台42の天板44に固形燃料Fをその着火層FBを下にして載置する。この場合、固形燃料Fは板状なので、コンロ40内に載置し易く、また、天板44上で安定し、従来の棒状のものに比較して取り扱いが極めて容易で、安定化も向上させられる。
この状態で、固形燃料Fの着火層FBにマッチ等で点火する。着火層FBに着火すると、着火層FBには着火剤Tが混合されているので、着火層FB全体が容易に燃え上がり、徐々に、燃料本体FAが燃焼するようになる。この場合、着火層FBは層状に広がっていることから、固形燃料Fの面に火炎が生じ、そのため、燃料本体FA全体に火が回って燃焼が安定し、充分な火力を得るまでの時間が短縮され、加熱の即応性が向上させられる。
また、着火層FBの植物の炭化物を、麻の炭化物で構成したので、麻は、着火性が極めてよく、火の回りも速くなる。更に、着火層FBにおける植物の炭化物の粒度が、150メッシュパス以下と微細なので、着火性がよくなり、この点でも、火の回りが速くなる。
更にまた、着火層FBの表面側には、小孔2が多数形成されているので、表面積が大きくなっており、そのため、この点でも、着火層FB全体が燃え上がる時間が短くなり、それだけ、燃料本体FA全体に火が回って燃焼が安定し、充分な火力を得るまでの時間が短縮され、より一層、加熱の即応性が向上させられる。
また、固形燃料Fは板状に形成され、複数の貫通孔1が形成されているので、この貫通孔1に空気が良く流通し、そのため、炎が固形燃料Fの表裏面全体に行き渡るとともに、固形燃料Fの貫通孔1内に行き渡り、この点でも、充分な火力を得るまでの時間が短縮され、より一層、加熱の即応性が向上させられる。一般の木炭であると、着火までに15〜20分かかるが、本実施の形態の固形燃料Fは、2〜4分程度で充分な火力を得ることができるようになる。
また、複数の貫通孔1が形成されているので、貫通孔1に空気が良く流通し、固形燃料Fの燃焼が均一に行なわれる。特に、貫通孔1が略等間隔で形成されているので、空気の流通が平均化し、より一層燃焼が均一に行なわれる。
また、固形燃料Fの木炭の粉粒体Paは、D≦1mmの粉粒体Paを30重量%,1mm<D≦2mmの粉粒体Paを15重量%,2mm<D≦3mmの粉粒体Paを20重量%,3mm<D≦4mmの粉粒体Paを35重量%含むので、粒度の違う粉粒体Paが互いに分散しており、粒度の小さい粉粒体Paは比較的速く燃焼し、大きい粉粒体Paは比較的燃焼の持続性がある傾向にあることからこれらの燃焼程度の違うもの同士が互いに作用しあって、燃焼が安定して燃焼が円滑に行なわれる。
そして、食品を焼いたときの遠赤外線等の効果は、通常の固形木炭で焼いた場合と変わらない。使用後の後始末も簡単である。
また、この固形燃料Fの燃焼程度は、固形燃料Fの大きさ、特に外径,厚さ,貫通孔1の径や数によって異なるが、密度をある程度一定にすれば、外径,厚さ,貫通孔1の径や数は製造時に容易に設定可能なので、燃焼時間の設定を容易に行なうことができ、所要の燃焼時間を確保できる。
即ち、例えば、燃焼時間に応じて、種々の固形燃料Fを作成しておけば、適宜これを選択して用いることにより、所要の燃焼時間を確保できる。
このように、この固形燃料Fにおいては、着火後の有効燃焼時間を適宜設定でき、一般的に良く使用されているパラフィンやアルコールが主原料の固形燃料Fよりも長く火を使用できるという利点がある。
また、固形燃料Fを割ることでも燃焼時間の調節を行なうことができる。更に、板状に成形しているので、重ねて燃焼時間の調節を行なうことができる。
更にまた、板状に成形しているので、重ねて収納することができ、一般の木炭と比較してコンパクトに収納できる。更にまた、板状なので嵩張らず、野外活動等での持ち運びに便利である。
尚、上記実施の形態において、固形燃料Fの形状を円盤状にしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、矩形板状,三角形や星型など、種々の形状に製造して良い。また、上記実施の形態において、燃料本体FAは植物の炭化物として木炭を用いているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、竹や椰子がら等木質のものを炭化させたもの等、種々の植物を炭化させたものであって良いことは勿論である。また、実施の形態では燃料本体FAとして、炭化物の粉粒体PaにバインダBaを加えて板状に成形したものを用いたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、図6に示すように、例えば、燃料本体FAとしての植物の炭化物が木炭そのものであってもよく、どのような形態であっても差支えない。更に、バインダBaと接着剤Bbは、別な材質のものを使用してよい。また、着火剤Tも硝石に限らず適宜のものを用いてよいことは勿論である。
本発明の固形燃料Fによれば、卓上コンロ用のみならず、長時間使用する業務用の炭焼き器具用、キャンプでの炊事用、バーベキュー用等、広い用途が期待できる。
本発明の実施の形態に係る固形燃料を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る固形燃料の製造方法を示す工程図である。 本発明の実施の形態に係る固形燃料の製造方法を示す工程図である。 本発明の実施の形態に係る固形燃料の製造方法で用いる成形型をその作用とともに示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る固形燃料の使用例を示す図である。 本発明の別の実施の形態に係る固形燃料示す斜視図である。
符号の説明
F 固形燃料
FA 燃料本体
Pa 粉粒体
Ba バインダ
FB 着火層
Pb 粉末
Bb 接着剤
T 着火剤
1 貫通孔
2 小孔
(1)燃料本体原料作成工程
(2)着火層原料作成工程
(3)成形工程
(4)小孔形成工程
(5)乾燥工程
3 燃料本体原料
4 着火層原料
10〜15 容器
20 成形型
30 工具
40 卓上コンロ
42 載置台

Claims (15)

  1. 植物の炭化物からなる燃料本体に着火層を付設した固形燃料であって、
    上記着火層を、植物の炭化物からなる粉末に着火剤を混合して作成したことを特徴とする固形燃料。
  2. 上記着火層に、接着剤を混合したことを特徴とする請求項1記載の固形燃料。
  3. 上記着火層における植物の炭化物を、草木の炭化物で構成したことを特徴とする請求項1または2記載の固形燃料。
  4. 上記着火層の植物の炭化物を、麻の炭化物で構成したことを特徴とする請求項3記載の固形燃料。
  5. 上記着火層における植物の炭化物の粒度を、150メッシュパス以下にしたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の固形燃料。
  6. 上記着火剤を、硝石の粉末で構成したことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の固形燃料。
  7. 上記着火層の表面側に小孔を多数形成したことを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の固形燃料。
  8. 上記小孔を、その直径dを0.5mm≦d≦2mmとし、表面の面積SAがSA=100cm2 当たり、100〜10000個設けたことを特徴とする請求項7記載の固形燃料。
  9. 上記燃料本体を、植物の炭化物からなる粉粒体にバインダを加えて板状に成形し、該燃料本体の一面に上記着火層を付設し、上記燃料本体及び着火層に亘る複数の貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1乃至8何れかに記載の固形燃料。
  10. 植物の炭化物からなる粉粒体にバインダを加えて板状に成形した燃料本体の一面に、植物の炭化物からなる粉末に着火剤を混合して作成した着火層を付設し、上記燃料本体及び着火層に亘る複数の貫通孔を形成した固形燃料の製造方法において、
    植物の炭化物からなる粉粒体にバインダ及び水を加えて混練した燃料本体原料を作成する燃料本体原料作成工程と、
    植物の炭化物からなる粉末に着火剤,接着剤及び水を加えて混練した着火層原料を作成する着火層原料作成工程と、
    上記燃料本体原料及び着火層原料を層状に接合して成形するとともに、上記貫通孔を形成する成形工程と、
    該成形工程後に乾燥する乾燥工程とを備えたことを特徴とする固形燃料の製造方法。
  11. 上記乾燥工程の前に、上記着火層の表面側に小孔を多数形成する小孔形成工程を備えたことを特徴とする請求項10記載の固形燃料の製造方法。
  12. 上記着火層における植物の炭化物を、草木の炭化物で構成したことを特徴とする請求項10または11記載の固形燃料の製造方法。
  13. 上記着火層の植物の炭化物を、麻の炭化物で構成したことを特徴とする請求項12記載の固形燃料の製造方法。
  14. 上記着火層における植物の炭化物の粒度を、150メッシュパス以下にしたことを特徴とする請求項10乃至13何れかに記載の固形燃料の製造方法。
  15. 上記着火剤を、硝石の粉末で構成したことを特徴とする請求項10乃至14何れかに記載の固形燃料の製造方法。
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