JP2009117747A - 装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯型動画再生装置のような光無線通信のための通信可能エリアを適切に確保できる発光装置を提供すること。
【解決手段】光軸を含む或る範囲へ光を出射する発光部5と、光軸の周りに発光部5を覆うように設けられ、発光部5からの光を屈折させて外部空間へ放射する放射用レンズ6とを備える。発光部5の中心を原点とし、光軸をy軸とし、かつy軸に直交するx軸を有する座標系を設定したとき、放射用レンズ6の外部空間との界面がx≧0の定義域で関数y=g(x)で表される。xが大きくなるにつれて或る変曲点xを境にして関数g(x)の2次導関数dg(x)/dxの符号が負から正に変わり、レンズ6の界面に凹み6cが存在する。
【選択図】図4

Description

この発明は発光装置、受光装置、および発光装置と受光装置との組み合わせからなる空間光伝送装置に関する。
また、この発明は、発光装置、受光装置に適したレンズ設計方法に関する。
また、この発明は、発光装置を備えた照明装置に関する。
図9は、使用者900が、IrDAデバイスを含む携帯型動画再生装置101で再生された音声を聞くときの態様を例示している。IrDAデバイスとは、赤外線通信協会(Infrared Data Association)によって定められた赤外線による光無線通信規格にしたがって通信を行うデバイスを意味し、この例では送信機102と受信機104とを指す。携帯型動画再生装置101で得られた再生信号(1ビットデジタル信号)は、送信機102によって赤外線信号103に変調されて空間へ向けて放射される。受信機104は、その放射された赤外線信号103を受信して、図示しない低域透過フィルタを通して音声信号に変換する。使用者900は、携帯型動画再生装置101上で表示される動画を見ながら、ヘッドセット120を介して音声を聞く。
図10は、公知のIrDAデバイス200の断面構造を示している。このIrDAデバイス200は、基板211上に搭載された発光ダイオードチップ205と、受光チップ207と、送受信信号処理用IC(集積回路)チップ209とを備えている。これらのチップ205、207、209は、半導体デバイス保護用樹脂210で覆われている。半導体デバイス保護用樹脂210の表面のうち、発光ダイオードチップ205、受光チップ207に対応する部位には、それぞれ放射パターン制御用レンズ206、受光用集光レンズ208が、半導体デバイス保護用樹脂210と同じ材料で一体成型により設けられている。この放射パターン制御用レンズ206、受光用集光レンズ208は、いずれも半球状または半楕円球状の凸レンズである。外部空間からの光203′は、レンズ208の界面で屈折して集光され、受光チップ207の受光部(チップ表面に形成された受光領域)に入射する。
図11は、発光ダイオードチップ205のような発光素子の発光部(チップ内に形成された発光領域)の中心O(これをxyz直交座標の原点とする。)から出射された光線Lの通過の様子を示している。このxyz直交座標は、発光ダイオードチップ205(の発光部)の光軸に一致したy軸と、それに垂直なx軸と、それらに直交するz軸とで規定されている。y軸を含みz軸に対し角度φだけ傾斜した平面Q内で、y軸に対し角度θだけ傾斜した方向に出射された光線Lは、レンズ206の界面Sで、y軸に対し角度Θだけ傾斜した方向に屈折される。発光ダイオードチップ205の発光面、レンズ206がy軸に対して回転対称であるとすれば、光線Lのy軸周りの角度φは変化せず、光線Lは平面Q内を進む。
発光ダイオードチップ205から出射された光Lのレンズ206の内部での放射強度分布は、全光パワーをPとすると、次式(1)の一般化ランバート分布(以下、単に「ランバート分布」と呼ぶ。)で表されることが知られている。
Figure 2009117747
ここで、nはランバート指数と呼ばれる指数であり、n=1である。したがって、指向半値角度は60度となる。また、簡単のため、全光パワーはP=1mWとする。
レンズ206が半球状または半楕円球状である場合、レンズ206の界面S通過後の光L(図9中の103、図10中の203に相当する)の放射強度分布は、次式(2)で表される。
Figure 2009117747
ここで、指数Nは、レンズ206の界面S通過後の指向半値角度(最大放射強度に対して放射強度が半値になるような角度を意味する。)Θを用いて、
N=ln(cosΘH)/ln0.5
と表される。
図12は、y軸に対する角度を横軸にとり、放射強度を縦軸にとったときの、ランバート分布の放射強度分布を示している。y軸に対する角度Θ=0での放射強度が最大であり、y軸に対する角度Θが大きくなるにつれて放射強度が小さくなっていき、角度Θが指向半値角度Θになったとき放射強度が1/2になる。この例では、Θ=27度である。このとき、式(3)により、指数N=6となる。
特開平11−14935号公報 特開2005−189446号公報
かつては、IrDAデバイスの使用態様として、例えばテレビジョン装置のリモートコントローラとその受信機のように、使用者が送信機と受信機とを意図的に対向させ、短時間のデータ交換をする態様が主に想定されていた。このため、送信機に対して受信機が一定の角度範囲かつ一定の距離範囲にある場合に良好な通信をすることが目標とされてきた。例えば、特許文献1、2では、いずれも送信機が放射する光の放射範囲を狭く制限して、その制限された放射範囲内で光の強度分布を均一にするようになっている。
しかしながら、最近では、図9に関して述べた携帯型動画再生装置102を使用する場合のように、使用者が長時間にわたってリアルタイムで音声を受信する使用態様が増えている。このような長時間にわたる使用態様では、使用者が視聴中に意図して同じ姿勢を保持し続けることは困難である。このため、従来の携帯型動画再生装置102では、使用者の視聴中に、例えば使用者が水平方向(左方向または右方向)に送信機を平行移動させた場合などには、送信機に対して受信機が通信可能エリア(この例では放射強度が100nW/cmであるようなエリア)から外れてしまうという問題が起こる。
そこで、この発明の課題は、携帯型動画再生装置のような光無線通信のための通信可能エリアを適切に確保できる発光装置、受光装置、および発光装置と受光装置との組み合わせからなる空間光伝送装置を提供することにある。
また、この発明の課題は、そのような発光装置、受光装置に適したレンズ設計方法を提供することにある。
また、この発明の課題は、照明範囲を広く確保できる照明装置を提供することにある。
本発明者らが調べたところ、携帯型動画再生装置を使用する場合に、視聴中に使用者の姿勢が変化することによって受信機に対して送信機が相対的に水平方向に動く範囲は20cm程度であることがわかった。つまり、図13(照度等高線)中に実線で示すように、送信機に対して垂直方向yに1m程度、手元で水平方向(左方向または右方向)xに20cm程度の弾丸型の範囲で相対的に送信機が動く。そして、この送信機が動く弾丸型の範囲LIが通信可能エリアとして要求される。なお、携帯型動画再生装置102のような従来のIrDAデバイスでは、破線で示すような略楕円型の範囲LIが通信可能エリアとなっている。この図13から分かるように、従来のIrDAデバイスでは、使用者の手元(送信機からの垂直距離yが10cm程度の所)で、水平方向に許容される位置ずれが20cm以下となっている。このため、上述のように、送信機に対して受信機が通信可能エリアから外れてしまうという問題が起こるのである。
上述のような調査結果に基づいて、本発明者は、携帯型動画再生装置のような光無線通信のための通信可能エリアを適切に確保できる装置を、次のように考案した。
上記課題を解決するため、この発明の発光装置は、
光軸を含む或る範囲へ光を出射する発光部と、
上記光軸の周りに上記発光部を覆うように設けられ、上記発光部からの光を屈折させて外部空間へ放射する放射用レンズとを備え、
上記発光部の中心を原点とし、上記光軸をy軸とし、かつ上記y軸に直交するx軸を有する座標系を設定したとき、上記放射用レンズの外部空間との界面がx≧0の定義域で関数y=g(x)で表され、xが大きくなるにつれて或る変曲点xを境にして上記関数g(x)の2次導関数dg(x)/dxの符号が負から正に変わることを特徴とする。
ここで、発光部の「光軸」とは、光の出射強度が最大であるような、発光部から延びる直線を意味する。
この発明の発光装置では、上記外部空間へ放射された光に関して、照度等高線が弾丸型の形状であるような放射強度分布が得られる。したがって、携帯型動画再生装置のような光無線通信のための通信可能エリアを適切に確保できる。
一実施形態の発光装置では、上記外部空間へ放射された光が上記y軸に対してなす角度をΘとしたとき、上記光の強度分布が実質的に
1/sinΘ
なる因子を含むことを特徴とする。
この一実施形態の発光装置では、上記外部空間へ放射された光に関して照度等高線がほぼ所望の弾丸型の形状であるような放射強度分布が得られる。
一実施形態の発光装置では、上記外部空間へ放射された光が上記y軸に対してなす角度をΘとし、mを4以上の整数としたとき、上記光の強度分布が実質的に、
1+cosΘ+cosΘ+cosΘ+…+cos2mΘ
なる因子を含むことを特徴とする。
一般的には、
1/sinΘ=1+cosΘ+cosΘ+cosΘ+…+cos2mΘ+…
なる関係式が成立する。この一実施形態の発光装置は、この関係式において、mを整数として、m≧4の範囲にて放射用レンズの界面の形状を近似するものである。これにより、上記外部空間へ放射された光に関して照度等高線がほぼ所望の弾丸型の形状であるような放射強度分布が得られる。
一実施形態の発光装置では、上記x軸方向に関して、上記発光部の寸法が上記放射用レンズの寸法に対して1/5以下であることを特徴とする。
この一実施形態の発光装置では、上記外部空間へ放射された光に関して照度等高線が弾丸型の形状であるような放射強度分布が精度良く得られる。
一実施形態の発光装置では、上記発光部は面発光レーザからなることを特徴とする。
一般的に、面発光レーザはその発光面の寸法がμmオーダである。したがって、この一実施形態の発光装置では、上記発光部のμmオーダの寸法に応じて、放射用レンズの小型化を図ることが可能となる。
この発明の受光装置は、
光軸を含む或る範囲から光を受ける受光部と、
上記光軸の周りに上記受光部を覆うように設けられ、外部空間からの光を屈折させて上記受光部へ入射させる集光用レンズとを備え、
上記受光部の中心を原点とし、上記光軸をy軸とし、かつ上記y軸に直交するx軸を有する座標系を設定したとき、上記集光用レンズの外部空間との界面がx≧0の定義域で関数y=h(x)で表され、xが大きくなるにつれて或る変曲点xを境にして上記関数h(x)の2次導関数dh(x)/dxの符号が負から正に変わることを特徴とする。
ここで、受光部の「光軸」とは、光の入射感度が最大であるような、受光部から延びる直線を意味する。
この発明の受光装置では、近距離から水平方向に到来する光を感度よく受光することができる。したがって、携帯型動画再生装置のような光無線通信のための通信可能エリアを適切に確保できる。
この発明の空間光伝送装置は、光無線通信を行う空間光伝送装置であって、上記発光装置と、上記受光装置とを組み合わせて構成された空間光伝送装置である。
この発明の空間光伝送装置では、発光装置は外部空間へ、照度等高線が弾丸型の形状であるような放射強度分布で光を放射する。また、受光装置は、近距離から水平方向に到来する光を感度よく受光することができる。したがって、この空間光伝送装置が例えば携帯型動画再生装置として用いられるような場合、光無線通信のための通信可能エリアを適切に確保できる。
また、この発明の空間光伝送装置が例えば可視光通信システムに用いられた場合、空間分割を可能とし、1対多の通信を実現できる。
一実施形態の空間光伝送装置では、
上記発光装置は上記光として音声を表す信号をリアルタイムで連続して送信し、
上記受光装置は上記光として上記音声を表す信号をリアルタイムで連続して受信することを特徴とする。
この空間光伝送装置では、上記発光装置は上記光として音声を表す信号をリアルタイムで連続して送信し、上記受光装置は上記光として上記音声を表す信号をリアルタイムで連続して受信する。したがって、この空間光伝送装置によって、例えば動画の画像・音声を長時間にわたって再生する携帯型動画再生装置が好ましく構成される。
この発明の照明装置は、上記発光装置を備えたこと特徴とする照明装置である。
この発明の照明装置では、発光装置は外部空間へ、照度等高線が弾丸型の形状であるような放射強度分布で光を放射する。したがって、この発明の照明装置はスポットライトとして好ましく用いられる。しかも、この発明の照明装置は、小型に構成される。
この発明のレンズ界面設計方法は、
上記発光装置のために上記放射用レンズの外部空間との界面を表す関数g(x)を設定するレンズ界面設計方法であって、
上記発光部から出射された上記放射用レンズ内の光、上記外部空間へ放射された光がそれぞれ上記y軸に対してなす角度をθ、Θとしたとき、
上記放射用レンズ内の光に関して上記y軸上の放射強度に対して放射強度が1/2になるような指向半値角度θを求めて、指数nを
n=ln(cosθH)/ln0.5
なる関係式によって定めた上、
Mを4以上の整数として、θとΘとの間に
Figure 2009117747
なる関係式が成り立つように、数値計算法によって上記関数g(x)を設定することを特徴とする。
この発明のレンズ界面設計方法によって設計された発光装置では、上記外部空間へ放射された光の強度分布が実質的に、
1+cosΘ+cosΘ+cosΘ+…+cos2mΘ
なる因子を含む(ここで、m≧4である。)。これにより、単一のレンズでもって、上記外部空間へ放射された光に関して照度等高線がほぼ所望の弾丸型の形状であるような放射強度分布が得られる。したがって、携帯型動画再生装置のような光無線通信のための通信可能エリアを適切に確保できる。
別の局面では、この発明のレンズ界面設計方法は、
上記発光装置のために上記放射用レンズの外部空間との界面を表す関数g(x)を設定するレンズ界面設計方法であって、
上記発光部から出射された上記放射用レンズ内の光、上記外部空間へ放射された光がそれぞれ上記y軸に対してなす角度をθ、Θとしたとき、
上記放射用レンズ内の光に関して上記y軸上の放射強度に対して放射強度が1/2になるような指向半値角度θを求めて、指数nを
n=ln(cosθH)/ln0.5
なる関係式によって定めた上、
Mを4以上の整数として、θとΘとの間に
Figure 2009117747
なる関係式が成り立つように、数値計算法によって上記関数g(x)を設定することを特徴とする。
この発明のレンズ界面設計方法によって設計された発光装置では、上記外部空間へ放射された光の強度分布が実質的に、
1+cosΘ+cosΘ+cosΘ+…+cos2mΘ
なる因子を含む(ここで、m≧4である。)。これにより、単一のレンズでもって、上記外部空間へ放射された光に関して照度等高線がほぼ所望の弾丸型の形状であるような放射強度分布が得られる。したがって、携帯型動画再生装置のような光無線通信のための通信可能エリアを適切に確保できる。また、通信距離を伸ばすことが可能となる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の空間光伝送装置の一実施形態としてのIrDAデバイス40の断面構造を示している。このIrDAデバイス40は、基板11上に搭載された発光ダイオードチップ5と、受光チップ7と、送受信信号処理用IC(集積回路)チップ9とを備えている。発光ダイオードチップ5と受光チップ7とは、送信と受信との分離を図るために、基板11上でICチップ9を挟んで互いに反対側(図1において左側と右側)に配置されている。これらのチップ5、7、9は、半導体デバイス保護用樹脂10で覆われている。半導体デバイス保護用樹脂10の表面10aのうち、発光ダイオードチップ5、受光チップ7に対応する部位には、それぞれ放射用レンズとしての放射パターン制御用レンズ6、集光用レンズとしての受光用集光レンズ8が、半導体デバイス保護用樹脂10と同じ材料で一体成型により設けられている。この例では、発光ダイオードチップ5と放射パターン制御用レンズ6とが発光装置としての送信機を構成する。また、受光チップ7と受光用集光レンズ8とが受光装置としての受信機を構成する。
受光用集光レンズ8は、従来のレンズ208(図10参照)と同様に、半球状または半楕円球状の凸レンズである。外部空間からの光3′は、レンズ8の界面8aで屈折して集光され、受光チップ7の受光部(チップ表面に形成された受光領域)に入射する。一方、放射パターン制御用レンズ6は、従来のレンズ206(図10参照)とは異なり、後述する界面形状をもつ凸レンズである。発光ダイオードチップ5の発光部(チップ内に形成された発光領域。この例ではチップの中心であるものとする。)から出射された光3は、レンズ6の界面6a,6b,6c,6dで屈折され、所望の放射パターンになって外部空間へ放射される。
図4には、上述のレンズ6の界面6a〜6dの形状が実線で描かれている。なお、比較のため、図4中には従来の半球レンズ206の界面が破線で描かれている。この図4では、発光ダイオードチップ5の中心を原点Oとし、発光ダイオードチップ5の光軸(この例では、チップ5の中心とレンズ6の頂点6aとを通る破線で示す。)をy軸とし、かつy軸に直交するx軸を有する座標系が設定されている。ここで、放射用レンズ6の外部空間との界面を、y軸周りに回転対称になっているものとし、x≧0の定義域で関数y=g(x)で表すものとする。次に、この関数y=g(x)を一実施形態のレンズ界面設計方法によって設定する仕方について説明する。
図10に関して述べたのと同様に、発光ダイオードチップ5から出射されたレンズ6内の光、外部空間へ放射された光がそれぞれy軸に対してなす角度をθ、Θとする。発光ダイオードチップ5から出射された光のレンズ6の内部での放射強度分布は、全光パワーをPとすると、既述の式(1)のランバート分布で表される。
Figure 2009117747
ここで、nはランバート指数と呼ばれる指数であり、n=1である。簡単のため、全光パワーはP=1mWとする。
なお、上述の指数nは、要求される放射強度分布における指向半値角度(最大放射強度に対して放射強度が半値になるような角度を意味する。)θHを用いて、n=ln(cosθH)/ln0.5の関係式により表される。
一方、外部空間へ放射された光3について、要求される放射強度分布F(Θ)は、
1/sinΘ …(3)
なる因子を含むものとする。実際には、
1/sinΘ=1+cosΘ+cosΘ+cosΘ+…+cos2mΘ+…
なる一般的な関係式が成り立つ。そして、展開された右辺の項をm=10、つまり
Figure 2009117747
までとると、外部空間へ放射された光3について、要求される放射強度分布F(Θ)は、図2に示すような分布を示す。この分布は、図3に示すように、外部空間へ放射された光3について要求されるような、照度等高線が弾丸型の形状を示す放射強度分布LIと対応する。
次に、n=1、Mを4以上の整数として、θとΘとの間に
Figure 2009117747
なる関係式が成り立つように、数値計算法によって上述の関数g(x)を設定する。
この式(4)は、式(1)、(3)をそれぞれ同一の光パワーになるように規格化した上で、半球上でそれぞれθ、Θまで積分したものを等しいとおくことによって得られたものである。ここで、次の公式を用いた。
Figure 2009117747
この式の展開はm=M=10まで行っている。上述の図4は、この式(4)をレンズの屈折率を1.6にするとともに、レンズ6の高さを1に規格化して描いたものである。
関数g(x)の2次導関数dg(x)/dxの符号は、次の式(5)のようになっている。
Figure 2009117747
つまり、レンズ6の頂部6a、つまりx=0では、dg(x)/dx=0である。xが0から大きくなると、しばらくdg(x)/dxの符号は負になり、レンズ6の界面6bは上に凸になる。さらにxが大きくなると、或る変曲点xでdg(x)/dx=0となる。そして、xがxから大きくなると、しばらくdg(x)/dxの符号は正になり、レンズ6の界面6cは下に凸になる。さらにxが大きくなると、もう一つの変曲点xでdg(x)/dx=0となる。そして、xがxから大きくなると、dg(x)/dxの符号は負になり、レンズ6の界面6dは上に凸になる。そしてレンズ6の端部xに達する。
この関数g(x)が表すレンズ界面6a〜6dの特徴は、半球レンズ206と比較した場合、x=0.75付近でレンズ界面6cが凹みを示すことである。この特徴は、M≧4にて共通である。また、レンズ6の材料として一般的な樹脂やガラスを用いた場合、それらの材料がもつ屈折率1.2〜1.8の範囲において、この凹み形状は殆ど変化しない。さらに、レンズ6内の放射強度分布がn=1のランバート分布から若干ずれた場合であっても、式(4)を用いてそのままレンズ界面を関数g(x)として数値化することが可能である。
図1中に示した放射パターン制御用レンズ6がこの関数g(x)が表すレンズ界面6a〜6dを有していれば、外部空間へ放射された光3に関して、図3に示すように、照度等高線が弾丸型の形状を示す放射強度分布LIが得られる。したがって、携帯型動画再生装置のような光無線通信のための通信可能エリア(この例では放射強度が100nW/cmであるようなエリア)を適切に確保できる。また、通信距離を伸ばすことが可能となる。
ここで、指数M(およびm)について説明する。cos2mθは、θ=0付近で1であるから、mが大きくなっても、上述の展開式
Figure 2009117747
は収束しない。この指数Mを増していくことで、通信可能エリアは弾丸型に長く伸びていく。したがってM≧4程度で最適なMを選択し、数値計算法により関数g(x)を求めるとよい。この指数Mを増やすことは数値計算上の煩わしさは増すものの、得られるレンズは単一(単面)レンズであり、送信機の構成が複雑化するものではない。このように指数Mを変えるだけで簡単に通信可能エリアの形状を変えることが可能である。例えば図5は、指数M=4にしたときの、通信可能エリアLIを示している。このM=4にした場合、図3のようなM=10とした場合に比して、通信可能エリアが水平方向に広くなった分だけ、垂直方向の通信可能距離が約106cmから約67cmへ短くなっている。送信の全光パワーは変化しておらず、レンズ6による光の損失は何れの場合でも起こっていない。
図6は、使用者900が、図1のIrDAデバイスを含む携帯型動画再生装置1で再生された音声を聞くときの態様を例示している。携帯型動画再生装置1で得られた再生信号(1ビットデジタル信号)は、送信機2によって赤外線信号3に変調されて空間へ向けてリアルタイムで連続して放射される。受信機4は、その放射された赤外線信号3をリアルタイムで連続して受信して、図示しない低域透過フィルタを通して音声信号に変換する。使用者900は、携帯型動画再生装置1上で表示される動画を見ながら、ヘッドセット20を介して音声を聞く。これにより、使用者900は動画の画像・音声を長時間にわたって視聴することができる。
ここで、図3や図5から分かるように、使用者の手元(送信機からの垂直距離yが10cm以下の所)で、水平方向に許容される位置ずれが20cm以上となっている。このため、従来のような、送信機に対して受信機が通信可能エリアから外れてしまうという問題が起こらない。したがって、使用者900は視聴時の姿勢の保持に意識をとられることなく、安定した音声受信が可能となる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態のIrDAデバイス40では、送信機からの垂直距離yが10cm未満、例えばy=0の所でも、水平方向に20cm以上の位置ずれが許容されて、通信可能エリアとなっている。このことは、第1実施形態での指数Mに関する議論から分かるように、仮に送信機の全光パワーを一定とした場合、通信可能エリアが水平方向xに広くなった分だけ、垂直方向yの通信可能距離が短くなることを意味する。また、仮に垂直方向yの通信可能距離を一定とした場合、通信可能エリアが水平方向xに広くなった分だけ、送信機の全光パワーを大きくしなければならないことを意味する。
一方、人間の眼球の焦点距離は通常10cm以上であるから、送信機に対する垂直距離yが10cm未満の位置では、使用者が動画を視聴することはあり得ない。
そこで、この第2実施形態では、送信機に対する垂直距離yが10cm未満の所で水平方向xの通信可能距離を最適化することによって、送信機の消費電力低減を図る。この第2実施形態では、IrDAデバイスの実空間での構成は、第1実施形態のものと殆ど同じであるため、その図面を割愛して説明する。
具体的には、この第2実施形態では、第1実施形態における式(4)に代えて、次の式(6)を用いる。すなわち、Mを4以上の整数として、θとΘとの間に
Figure 2009117747
なる関係式が成り立つように、数値計算法によって上述の関数g(x)を設定する。
図7は、指数M=10、レンズの屈折率を1.6にしたときの、この第2実施形態のIrDAデバイスによる通信可能エリアLIを示している。分かるように、この図7の例では、例えば図3の例に比して、送信機に対する垂直距離yが10cm未満の所で通信可能エリアが水平方向xに狭くなって最適化されている。これにより、送信機の全光パワーを一定(同一の消費電力)とした場合、送信機に対する垂直距離yが10cm未満の所で通信可能エリアが水平方向xに狭くなった分だけ、垂直方向yの通信可能距離が長くなる。例えば、図3の例では垂直方向yの通信可能距離が約106cmであったものが、この図7の例では、約1.28mと長くなっている。また、垂直方向yの通信可能距離を一定とした場合、送信機に対する垂直距離yが10cm未満の所で通信可能エリアが水平方向xに広くなった分だけ、送信機の消費電力を小さくすることができる。例えば、図3の例に対して、この図7の例では、消費電力が(1.06/1.28)となる。つまり、約30%だけ消費電力を低減できる。
(第3実施形態)
上述の第1、第2実施形態のIrDAデバイスでは、本発明を放射パターン制御用レンズ6の界面の形状に適用したが、これに限られるものではない。例えば図1中に示した受光用集光レンズ8に本発明のレンズ界面の形状を適用すれば、第1、第2実施形態で述べたのと同様の効果が期待できる。
この場合、集光用レンズ8の外部空間との界面がx≧0の定義域で関数y=h(x)で表されるものとすると、関数h(x)の2次導関数dh(x)/dxの符号は、次の式(6)のようになる。
Figure 2009117747
このようにした場合、送信機と1対1で通信する受信機において、近距離から水平方向に到来する光を感度よく受光することができる。したがって、携帯型動画再生装置のような光無線通信のための通信可能エリアを適切に確保できる。
なお、送信機に対して所定の角度ずれのみが生じることを想定したシステムでは、従来のレンズを備えた受信機を用いれば足りる。これに対して、角度ずれは生じにくいが、水平方向の位置ずれは生じるようなシステム、ないし使用シーンにおいては、受信機の受信感度−角度曲線は、既述の式(3)の
1/sinΘ
なる因子を含むほうが都合のよいことがある。たとえば、固定局間同士のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などがこの例に当てはまる。また、建物の屋上の壁などに取り付けてある送信機や受信機は、角度は変化しないが、空気の屈折率の揺らぎなどの気象条件、風などによる位置の変化に対して高い耐性を要求される。このような場合に、受信機の受光用集光レンズに本発明のレンズ界面の形状を適用すれば、受信感度を向上することができる。
(第4実施形態)
上述の第1実施形態のIrDAデバイス40では、発光ダイオードチップ5が発光部を構成するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、この第4実施形態では、面発光型半導体レーザチップ(図1中の発光ダイオードチップと同じ符号5を用いて説明する。)が発光部を構成するものとする。すなわち、同じく図1を参照しながら説明すると、面発光型半導体レーザチップ5は、レーザ発振のための発光面(発光部)の寸法がμmオーダ、この例では直径10μmφであるものとする。このように発光面が小さい面発光型半導体レーザチップ5を用いれば、その放射パターンはランバート分布に極めて近い値が得られる。我々が検討したところ、発光面の径寸法がレンズ6の径寸法に対して1/5以下であれば、言い換えれば、発光面の径寸法に対してレンズ6の径寸法が5倍以上であれば、上述の第1、第2実施形態で述べた効果が十分に得られることが確認された。
なお、一般的な発光ダイオードチップの場合は、その発光面の大きさは約0.3mmφ程度であるから、レンズ6の直径が1.5mmφであれば、首尾良く放射強度分布を制御することが可能である。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態としての照明装置について説明する。この第5実施形態の照明装置は、同じく図1を参照しながら説明すると、上述の第1実施形態のIrDAデバイス40における発光装置、つまり発光ダイオードチップ5と放射パターン制御用レンズ6とからなる。発光ダイオードチップ5は、この例では青紫色の光を出射するものとする。発光ダイオードチップ5の周囲直近は、レンズ6を構成する物質に代えて、(図示しない)蛍光物質により取り囲まれているものとする。この蛍光体は青紫色の光を吸収して、蛍光作用により白色光を発する。放出された白色光はランバート分布になることが知られている。さて、発光ダイオードチップ5から外部空間に至る光軸上に、本発明で得られる形状をもつレンズ界面6を形成しておく。これにより、発光装置は外部空間へ、照度等高線が弾丸型の形状であるような放射強度分布で光を放射する。したがって、この照明装置はスポットライトとして好ましく用いられる。しかも、この照明装置は、小型に構成される。
(第6実施形態)
図8は、本発明の第6実施形態としての空間光伝送装置70を示している。この空間光伝送装置70は、室内の天井に、上述の第1実施形態のIrDAデバイス40、40を複数配置して構成されている。各IrDAデバイス40は、発光ダイオードチップ5と受光チップ7とを放射パターン制御用レンズ6で覆って構成されている。
この例では、各IrDAデバイス40は、発光ダイオードチップ5からの可視光3を、図7に示したような放射強度分布LIで下方へ指向性をもって放射する。室内の机上には、それぞれ第1実施形態のIrDAデバイス40と同様のIrDAデバイス(図示せず)を内蔵したノート型パーソナルコンピュータ80,81が載置されている。各パーソナルコンピュータ80,81は、そのパーソナルコンピュータが対応するIrDAデバイス40との間で、互いに独立に、可視光を用いた光通信を行う。
このようにした場合、各IrDAデバイス40が良好な指向性を有することから、各IrDAデバイス40毎に通信可能エリアが互いに分離して設定される。したがって、各パーソナルコンピュータ80,81毎に、データ通信を互いに独立に並行して行うことが可能となる。
この発明の一実施形態のIrDAデバイスの断面構造を示す図である。 携帯型動画再生装置で要求され、図1のIrDAデバイスで実現された光の放射強度分布を示す図である。 図1のIrDAデバイスで実現された、照度等高線が弾丸型の形状を示す通信可能エリアを示す図である。 図1のIrDAデバイスの放射パターン制御用レンズの界面の形状を示す図である。 図3のものとは別の、照度等高線が弾丸型の形状を示す通信可能エリアを示す図である。 使用者が、図1のIrDAデバイスを含む携帯型動画再生装置で再生された音声を聞くときの態様を例示する図である。 図3、図5のものとは別の通信可能エリアを示す図である。 この発明の一実施形態の空間光伝送装置70を示す図である。 使用者が、従来のIrDAデバイスを含む携帯型動画再生装置で再生された音声を聞くときの態様を例示する図である。 従来のIrDAデバイスの断面構造を示す図である。 発光素子の発光部の中心から出射された光線の通過の様子を示す図である。 従来のIrDAデバイスによる光の放射強度分布を示す図である。 従来のIrDAデバイスによる通信可能エリアと携帯型動画再生装置で要求される通信可能エリアとを比較して示す図である。
符号の説明
1 携帯型動画再生装置
2 送信機
4 受信機
5 発光ダイオードチップ
6 放射パターン制御用レンズ
7 受光チップ
8 受光用集光レンズ
9 送受信信号処理用ICチップ
40 IrDAデバイス

Claims (11)

  1. 光軸を含む或る範囲へ光を出射する発光部と、
    上記光軸の周りに上記発光部を覆うように設けられ、上記発光部からの光を屈折させて外部空間へ放射する放射用レンズとを備え、
    上記発光部の中心を原点とし、上記光軸をy軸とし、かつ上記y軸に直交するx軸を有する座標系を設定したとき、上記放射用レンズの外部空間との界面がx≧0の定義域で関数y=g(x)で表され、xが大きくなるにつれて或る変曲点xを境にして上記関数g(x)の2次導関数dg(x)/dxの符号が負から正に変わることを特徴とする発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    上記外部空間へ放射された光が上記y軸に対してなす角度をΘとしたとき、上記光の強度分布が実質的に
    1/sinΘ
    なる因子を含むことを特徴とする発光装置。
  3. 請求項1または2に記載の発光装置において、
    上記外部空間へ放射された光が上記y軸に対してなす角度をΘとし、mを4以上の整数としたとき、上記光の強度分布が実質的に、
    1+cosΘ+cosΘ+cosΘ+…+cos2mΘ
    なる因子を含むことを特徴とする発光装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一つに記載の発光装置において、
    上記x軸方向に関して、上記発光部の寸法が上記放射用レンズの寸法に対して1/5以下であることを特徴とする発光装置。
  5. 請求項4に記載の発光装置において、
    上記発光部は面発光レーザからなることを特徴とする発光装置。
  6. 光軸を含む或る範囲から光を受ける受光部と、
    上記光軸の周りに上記受光部を覆うように設けられ、外部空間からの光を屈折させて上記受光部へ入射させる集光用レンズとを備え、
    上記受光部の中心を原点とし、上記光軸をy軸とし、かつ上記y軸に直交するx軸を有する座標系を設定したとき、上記集光用レンズの外部空間との界面がx≧0の定義域で関数y=h(x)で表され、xが大きくなるにつれて或る変曲点xを境にして上記関数h(x)の2次導関数dh(x)/dxの符号が負から正に変わることを特徴とする受光装置。
  7. 光無線通信を行う空間光伝送装置であって、
    請求項1から5までのいずれか一つに記載の発光装置と、請求項6に記載の受光装置とを組み合わせて構成された空間光伝送装置。
  8. 請求項7に記載の空間光伝送装置において、
    上記発光装置は上記光として音声を表す信号をリアルタイムで連続して送信し、
    上記受光装置は上記光として上記音声を表す信号をリアルタイムで連続して受信することを特徴とする空間光伝送装置。
  9. 請求項1から5までのいずれか一つに記載の発光装置を備えたこと特徴とする照明装置。
  10. 請求項1から5までのいずれか一つに記載の発光装置のために上記放射用レンズの外部空間との界面を表す関数g(x)を設定するレンズ界面設計方法であって、
    上記発光部から出射された上記放射用レンズ内の光、上記外部空間へ放射された光がそれぞれ上記y軸に対してなす角度をθ、Θとしたとき、
    上記放射用レンズ内の光に関して上記y軸上の放射強度に対して放射強度が1/2になるような指向半値角度θを求めて、指数nを
    n=ln(cosθH)/ln0.5
    なる関係式によって定めた上、
    Mを4以上の整数として、θとΘとの間に
    Figure 2009117747
    なる関係式が成り立つように、数値計算法によって上記関数g(x)を設定することを特徴とするレンズ界面設計方法。
  11. 請求項1から5までのいずれか一つに記載の発光装置のために上記放射用レンズの外部空間との界面を表す関数g(x)を設定するレンズ界面設計方法であって、
    上記発光部から出射された上記放射用レンズ内の光、上記外部空間へ放射された光がそれぞれ上記y軸に対してなす角度をθ、Θとしたとき、
    上記放射用レンズ内の光に関して上記y軸上の放射強度に対して放射強度が1/2になるような指向半値角度θを求めて、指数nを
    n=ln(cosθH)/ln0.5
    なる関係式によって定めた上、
    Mを4以上の整数として、θとΘとの間に
    Figure 2009117747
    なる関係式が成り立つように、数値計算法によって上記関数g(x)を設定することを特徴とするレンズ界面設計方法。
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