JP2009116828A - 表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】大型の表示画面を用いながらも、入力操作の操作性が良くする。
【解決手段】例えば、画面11a上で200画素分に相当する距離の右方向へのローリングが指示されたとすると、論理メモリ空間14aにおいては1行目のアドレス(1,1)〜(640,1)という順序で画素データが読み出されて、表示メモリ空間14bにおいては1行目のアドレス(201,1)〜(640,1)、(1,1)〜(200,1)という順序で画素データが書き込まれる。2行目以降も、論理メモリ空間14aにおいては1列目から640列目のアドレスまでという順序で画素データが読み出され、表示メモリ空間14bにおいては201列目から640列目のアドレスまで、640列目から1列目のアドレスへと引き続いて、1列目から200列目のアドレスまでという順序で画素データが書き込まれる。
【選択図】図5

Description

本発明は、会議等に用いるのに好適な表示システムに関する。
この種の従来の表示システムでは、広い会議室と多数の出席者を想定して、出席者のいずれもが視認することが可能な大型の表示画面を用い、大型の画面上で表示内容を指示しつつ会議を進行させていた。また、表示画面にタッチパネルを重ね合わせ、このタッチパネルにより表示画面のアイコン等の表示内容に対する指示を検出していた。
ところが、近年、表示画面の大型化が著しく、このため表示画面の表示内容に対する入力操作が困難になった。例えば、大学の講義室や国際会議場のような広い場所では、表示画面の大型化が実現されているが、このような大型の表示画面の上部や端部には手が届かず、表示画面の上部や端部の表示内容に対する指示は極めて困難であり、操作者の労力が増大していた。
また、特許文献1では、液晶プロジェクタ等の投影装置を用い、制御コマンド等のアイコンを表示内容の一部として投影し、操作者の指示棒により表示画面上でアイコンを指示するようにしている。そして、指示棒によりアイコン等が指示されると、カメラ等により撮影された画像を分析して、表示画面上の指示位置を認識し、この指示位置のアイコンに対応する処理を実行している。
特開平7−49748号公報
しかしながら、特許文献1のようにカメラ等により撮影された画像を分析して、表示画面上の指示位置を認識し、この指示を表示内容に反映させる場合は、画像の分析に時間を要するので、操作者による表示画面上での指示から該指示を表示内容に反映させるまでに時間遅れが発生し、これが会議等の進行に弊害をもたらした。具体的には、市販のソフトウェアを利用して、文書や画像等の表示内容を表示している状況において、一連の幾つかの指示が出されると、カメラ等により撮影された画像が分析されて、表示画面上の指示位置が認識され、この指示が文書や画像等の表示内容に反映されるが、指示の度に、時間遅れが生じ、一連の幾つかの指示を出し終わるまでに長い時間が費やされた。
また、指示棒を用いる必要があるので、表示画面上での入力操作の操作性が悪く、素早い入力操作や複雑な入力操作が困難であった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、大型の表示画面を用いながらも、入力操作の操作性が良く、操作者による表示画面上での指示に対する表示内容への反映をリアルタイムで行うことが可能な表示システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、種々の表示内容を表示する表示手段を備える表示システムにおいて、前記表示手段の画面に表示されている表示内容に対して左右方向もしくは上下方向へのローリングを入力指示するローリング方向指示手段と、前記表示手段の画面上で、表示内容を前記ローリング方向指示手段により指示された方向にローリングさせる制御手段とを備えている。
また、前記制御手段は、表示内容が前記表示手段の画面の一辺から送り出されて該画面の他辺より侵入して来るように該表示内容をエンドレスにローリングさせている。
更に、前記制御手段は、前記エンドレスにローリングされる表示内容の先端と後端間に境界部を挿入表示している。
また、前記制御手段は、前記境界部を左右方向にローリングされる表示内容の先端と後端間に挿入すると共に上下方向にローリングされる表示内容の先端と後端間に挿入し、左右方向又は上下方向に表示内容がローリングされているときに、この方向にローリングされている表示内容の先端と後端間の境界部を他の境界部と区別表示している。
更に、前記制御手段は、前記画面の両端近傍エリアで同一内容を表示している。
また、前記同一内容を表示する画面の両端近傍エリアのサイズを入力指示するサイズ指示手段を備え、前記制御手段は、前記サイズ指示手段で入力指示されたサイズに前記両端近傍エリアを調節設定している。
更に、前記表示手段の画面に重ね合わせて設けられたタッチパネルを備え、前記制御手段は、前記表示手段の画面上の表示内容のローリングに合わせて、前記タッチパネルにより検出された画面上の入力座標をローリングさせている。
また、ローリングの解除を入力指示するローリング解除指示手段を備え、前記制御手段は、前記ローリング解除手段でローリングの解除が入力指示されると、ローリングされる前の表示状態に前記表示手段の画面を戻している。
このような本発明によれば、表示手段の画面に表示されている表示内容に対して左右方向もしくは上下方向へのローリングが入力指示されると、表示手段の画面上で表示内容が指示された方向にローリングされる。例えば、アイコンやテキスト等の表示内容が画面に表示されている状況では、ローリングの方向が指示されると、アイコンやテキスト等の表示内容全体がその方向にローリングされる。従って、アイコンやテキスト等が画面の上部に表示されている状況では、下方向へのローリングが指示されると、画面の表示内容全体が下方向にローリングされ、アイコンやテキスト等も下方向にローリングされる。これにより、アイコンやテキスト等を手元に引き寄せて、これらに対する指示や入力操作を容易に行うことが可能になる。
また、表示内容が画面の一辺から送り出されて該画面の他辺より侵入して来るように該表示内容をエンドレスにローリングさせているので、一方向のローリングを継続していれば、画面表示を元に戻すことができ、操作性が向上する。
更に、エンドレスにローリングされる表示内容の先端と後端間に境界部を挿入表示しているので、ローリングされていることを容易に察知することができ、また表示内容の先端もしくは後端を容易に識別することができる。
また、境界部を左右方向にローリングされる表示内容の先端と後端間に挿入すると共に上下方向にローリングされる表示内容の先端と後端間に挿入し、その方向にローリングされているか否かに応じて各境界部を区別表示している。これにより、ローリングの方向を容易に察知することができる。
更に、画面の両端近傍エリアで同一内容を表示しているので、画面両端での表示内容のつながりが分かり易くなる。
また、画面の両端近傍エリアのサイズの入力指示及び設定を行うことができるので、両端近傍エリアの調節により画面両端での表示内容のつながりがより分かり易くなる。
更に、画面上の表示内容のローリングに合わせて、タッチパネルにより検出された画面上の入力座標をローリングさせているので、表示内容がローリングされた状態でも、タッチパネルにより表示画面上のアイコン等の位置を検出することが可能になる。
また、ローリングの解除が入力指示されると、ローリングされる前の表示状態に表示手段の画面を戻しているので、操作性がより向上する。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の表示システムの実施形態を示すブロック図である。図1に示すように本実施形態の表示システム1は、大型液晶表示装置等の表示装置11と、表示装置11の画面上に重ね合わされたタッチパネル12と、表示システム1全体の制御を司る制御部13と、制御部13のワークエリアとして用いられたり各種のデータもしくはプログラム等を記憶したりする記憶部14と、データ等を入力するために操作される入力操作部15とを備えている。表示装置11、タッチパネル12、制御部13、記憶部14、及び入力操作部15等は、例えばUSBバス、イーサネット(登録商標)、電力通信網、無線LAN、Blue thooth、UWB(ウルトラワイドバンド)、Wi−MAX等を通じて相互接続される。
入力操作部15は、キーボードやマウス、あるいは表示装置11の画面枠に設けられたローリング操作部等であり、入力操作により指示やデータ等を入力して制御部13に通知する。ローリング操作部は、図2に示すような表示装置11の画面11aの枠11bに設けられている。ここでは、4つのローリング操作部15a〜15dが設けられている。これらのローリング操作部15a〜15dは、図3に示すような回転自在に支持された操作ローラ16と、操作ローラ16の回転方向及び回転量を検出する回転センサー(図示せず)とを有しており、操作者により操作ローラ16が順回転方向及び逆回転方向のいずれかに回転操作されると、回転センサーにより操作ローラ16の回転方向及び回転量が検出されて、この操作ローラ16の回転方向及び回転量が制御部13に出力される。更に、表示装置11の枠11bには、ローリング解除ボタン15eが配置されている。
タッチパネル12は、表示装置11の画面が見えるような透光性を有する平板状のものであり、光学式、抵抗膜方式、感圧式等のものを適用することができる。
制御部13は、多様なプログラムを記憶部14から読み出して実行し、プログラムに基づく処理を入力操作部15からの入力指示に応じて進行させたり、アイコン、テキスト、画像等の表示内容を表示装置11の画面に表示したりする。また、制御部13は、表示内容を示す表示情報(各画素データ)を記憶部14内の後で述べる表示メモリ空間14bに書き込み、この表示メモリ14bの表示情報を参照して、表示内容を表示装置11の画面に表示する。
更に、制御部13は、タッチパネル12により検出されたペンの先のxy座標を表示装置1の画面上の点の位置として入力すると、記憶部14内の後で述べる論理メモリ空間14aにおける表示情報(各画素データ)に基づいて、画面上で指示されたxy座標のアイコン等を識別し、このアイコン等に対する入力操作が行われたものとみなして、この入力操作に応じた処理を進行させる。
ところで、このような大型液晶表示装置を用いたシステムでは、表示装置11の画面が大き過ぎるため、操作者が表示装置11の画面上部に表示されているアイコン等に指先で触れることは困難である。同様に、操作者が立っている場所とは反対側の表示装置11の画面端部に表示されているアイコン等に触れることも困難である。
そこで、本実施形態のシステム1では、入力操作部15の入力操作により、表示装置11の画面に表示されている表示内容に対して左右方向もしくは上下方向へのローリングを入力指示し、表示装置11の画面上で、その入力指示された方向に表示内容をローリングさせるようにしている。例えば、アイコンやテキスト等の表示内容が画面に表示されている状況では、ローリングの方向が指示されると、アイコンやテキスト等の表示内容全体がその方向にローリングされる。これにより、表示装置11の画面上部に表示されているアイコン等を画面下部に移動させたり、操作者が立っている場所とは反対側の画面端部に表示されているアイコン等を操作者近傍の画面端部に移動させることが可能となる。
次に、そのようなローリングのための処理を詳しく説明する。まず、図2に示すような縦横集計表21が表示内容として表示装置11の画面11aに表示されているものとする。
この状態で、表示装置11の枠11bの各ローリング操作部15a〜15dのいずれかの操作ローラ16が操作されると、この操作された操作ローラ16の回転方向及び回転量が該操作ローラ16から制御部13に出力される。
制御部13は、この操作ローラ16の回転方向及び回転量を入力すると、この回転方向を画面11aに表示されている縦横集計表21のローリング方向とし、この回転量に対応するローリング距離を求め、表示装置11の表示内容に対する制御を行って、そのローリング方向にそのローリング距離だけ画面11aの縦横集計表21を移動させる。
従って、操作ローラ16の回転方向及び回転量は、画面11aの縦横集計表21のローリング方向及びローリング距離と対応しており、操作ローラ16の回転方向及び回転量を調節することにより、画面11aの縦横集計表21のローリング方向及びローリング距離を適宜に設定することができる。画面11a両側の一対のローリング操作部15a、15bは、画面11aの表示内容に対して左右方向のローリングを指示するために操作され、また画面11a両側の他の一対のローリング操作部15c、15dは、画面11aの表示内容に対して上下方向のローリングを指示するために操作される。
また、表示装置11の枠11bのローリング解除ボタン15eは、ローリングの解除を指示するためのものであり、操作者によりローリング解除ボタン15eが操作されると、ローリングの解除が制御部13に指示され、制御部13により表示装置11の画面11aの縦横集計表21がローリング前の元の状態に戻される。
ここで、記憶部14には、表示装置11の画面11aの表示内容のローリングを可能にするために、図4に示すような論理メモリ空間14aと表示メモリ空間14bが設けられている。論理メモリ空間14aは、画面11aの縦横に配列された各画素に対応して設定され、画面11aの表示内容を示す各画素データを記憶するために用いられる。例えば、画面11aが縦横400画素×640画素からなるものであれば、400画素×640画素分の画素データが記憶されるそれぞれのアドレスが論理メモリ空間14aに割り当てられ、各画素データがそれぞれのアドレスに記憶される。図4では、アドレスが座標で表されており、最も下の1行目全640列のアドレスが(1,1)、(2,1)、…、(640,1)であり、2行目全640列のアドレスが(1,2)、(2,2)、…、(640,2)であり、……、400行目全640列のアドレスが(1,400)、(2,400)、…、(640,400)である。
ただし、論理メモリ空間14aの各画素データが画面11aの表示内容の表示のために直接用いられることはなく、各画素データが表示メモリ空間14bにコピーされ、この表示メモリ空間14bの各画素データが画面11aの表示内容を表示するために用いられる。
表示メモリ空間14bも、論理メモリ空間14aと同様に、画面11aの縦横に配列された各画素に対応して設定され、640画素×400画素分の画素データが記憶されるそれぞれのアドレスが割り当てられ、論理メモリ空間14aの各画素データがそれぞれのアドレスにコピーされる。
論理メモリ空間14aから表示メモリ空間14bへの各画素データのコピー順序は、各ローリング操作部15a〜15dにより入力指示されたローリング方向及びローリング距離に応じて設定される。例えば、ローリング方向及びローリング距離の入力指示がない場合は、図4に示すように論理メモリ空間14aにおける各画素データが該各画素データの座標を変更されることなく表示メモリ空間14bにそのまま書き込まれコピーされる。例えば、論理メモリ空間14aにおける1行目全640列のアドレス(1,1)、(2,1)、…、(640,1)の画素データが表示メモリ空間14bにおける1行目全640列のアドレス(1,1)、(2,1)、…、(640,1)に記憶され、……、論理メモリ空間14aにおける400行目全640列のアドレス(1,400)、(2,400)、…、(640,400)の画素データが表示メモリ空間14bにおける400行目全640列のアドレス(1,400)、(2,400)、…、(640,400)に記憶される。
制御部13は、論理メモリ空間14aから表示メモリ空間14bへの各画素データのコピー制御を行った後、表示メモリ空間14bの各画素データを規定の順序で読み出して、各画素データによって示される表示内容を表示装置11の画面11aに表示する。例えば、1行目全640列のアドレス(1,1)、(2,1)、…、(640,1)の画素データを読み出し、次に2行目全640列のアドレス(1,2)、(2,2)、…、(640,2)の画素データを読み出し、……、最後に400行目全640列のアドレス(1,400)、(2,400)、…、(640,400)の画素データを読み出し、図4に示すように縦横集計表21を画面11aに表示する。
次に、例えば、左右方向のローリングを指示するための各ローリング操作部15a、15bのいずれかが操作され、画面11a上で440画素分に相当する距離の右方向へのローリングが指示されたものとする。この場合は、図5に示すように論理メモリ空間14aにおいては1行目のアドレス(1,1)〜(640,1)という順序で画素データが読み出されて、表示メモリ空間14bにおいては1行目のアドレス(441,1)〜(640,1)、(1,1)〜(440,1)という順序で画素データが書き込まれる。2行目以降も、論理メモリ空間14aにおいては、読み出しアドレスの順序が変更されることなく、1列目から640列目のアドレスまでという順序で画素データが読み出され、表示メモリ空間14bにおいては、440列分だけ右方向にずらされた441列目のアドレスが書き込み開始アドレスとされ、441列目から640列目のアドレスまでという順序で画素データが順次書き込まれ、640列目から1列目のアドレスへと引き続けられて、1列目から440列目のアドレスまでという順序で画素データが書き込まれる。これにより、図5に示すように表示メモリ空間14bの各画素データの書き込み位置は、論理メモリ空間14aの各画素データの書き込み位置よりも440列分だけ右方向にずらされ、441列目から640列のアドレスまで、640列目から1列目のアドレスへと引き続けられて、1列目から440列目のアドレスまでとなる。
そして、表示メモリ空間14bの各画素データが、1行目から400行目という順序で、かつ行毎に1列目から640列目という順序で読み出されて、各画素データによって示される縦横集計表21が画面11aに表示される。この結果、図5に示すように、440列分だけ右方向にずれた縦横集計表21が画面11aに表示され、縦横集計表21の左端21aが画面11aの右端から出て同画面11aの左端より侵入して来たような表示態様となる。
実際には、ローリング操作部の操作による右方向へのローリングの指示中に、一定周期毎に、制御部13によりローリング方向とローリング距離が判定され、ローリング方向とローリング距離に応じて論理メモリ空間14aから表示メモリ空間14bへと各画素データがコピーされ、表示メモリ空間14bの各画素データによって示される表示内容の表示が行われる。このため、画面11a上では、縦横集計表21が徐々に右方向へと移動して、縦横集計表21の右端21aが画面11aの右端から送り出されて同画面11aの左端より侵入して来るように縦横集計表21がローリングされる。
更に、右方向へのローリングの指示が継続されると、表示メモリ空間14bにおける書き込み開始アドレスが640列目から1列目に戻り、2列目、3列目と増加して行くので、縦横集計表21が右方向へと移動し続けて、縦横集計表21の左端21bが画面11aの右端から送り出されて同画面11aの左端より侵入して来ることになり、更に同様の縦横集計表21の移動が繰り返される。従って、ローリング操作部の操作によるローリングの指示が継続されたならば、画面11a上で、縦横集計表21がエンドレスで右方向にローリングされる。
また、各ローリング操作部15a、15bのいずれかの操作により左方向へのローリングが指示された場合は、論理メモリ空間14aにおいては、読み出しアドレスの順序が変更されることはなく、表示メモリ空間14bにおいては、書き込み開始アドレスが1列目から640列目へと移動して、639列目、638列目、637列目と減少して行くので、各画素データの書き込み位置が右端から左方向にずれて行くことになり、画面11a上では、縦横集計表21が左方向へとローリングして、縦横集計表21の左端21bが画面11aの左端から送り出されて同画面11aの右端より侵入して来る。そして、左方向へのローリングの指示が継続されると、画面11a上で、縦横集計表21がエンドレスで左方向にローリングされる。
一方、制御部13は、タッチパネル12によりペンの先のxy座標が検出されると、表示メモリ空間14bにおける書き込み開始アドレスのずらされた方向とは逆方向に、かつずらされた列分だけ、その検出されたxy座標をずらして補正する。例えば、論理メモリ空間14aにおける読み出し開始アドレスが右方向に100列分だけずらされたならば、タッチパネル12により検出されたペンの先のxy座標を左方向に100列分だけずらして補正する。勿論、右方向へのローリングの指示が継続され、補正されたxy座標が左端の座標に達したときには、引き続いて補正されたxy座標を右端の座標に移動させてから左方向へとずらして行く。これにより、画面11a上で検出されたxy座標の表示内容箇所と、論理メモリ14aにおける補正後のxy座標の画素データによって示される表示内容箇所とが一致する。従って、論理メモリ14aにおいて、補正後のxy座標の画素データによって示される表示内容箇所を特定すれば、タッチパネル12により検出されたxy座標の表示内容箇所を求めることが可能となる。
制御部13は、論理メモリ空間14aにおける各画素データに基づいて、その補正されたxy座標にある集計表のます目やアイコン等を識別し、このます目やアイコン等に対応する処理を行う。
また、表示装置11の枠11bのローリング解除ボタン15eが押下されたときには、これに応答して制御部13は、ローリングの指示が解除されたものとみなして、図4に示すように論理メモリ空間14aにおける各画素データを表示メモリ空間14bにそのままコピーし、図4に示すように縦横集計表21を画面11aに表示する。
次に、上下方向のローリングを指示するための各ローリング操作部15c、15dのいずれかが操作され、画面11a上で100画素分に相当する距離の上方向へのローリングが指示されたものとする。この場合は、論理メモリ空間14aにおいては、1〜300行目の行毎に、アドレス(1,1)〜(640,1)の画素データが読み出され、表示メモリ空間14bにおいては、101〜400行目の行毎に、アドレス(1,101)〜(640,101)の画素データが書き込まれる。引き続いて、論理メモリ空間14aにおいて、301〜400行目の行毎に、1列目から640列目のアドレスの画素データが読み出され、表示メモリ空間14bにおいては、1行目に戻って、1〜100行目の行毎に、1列目から640列目のアドレスの画素データが書き込まれる。これにより、表示メモリ空間14bの各画素データの書き込み位置は、論理メモリ空間14aの各画素データの書き込み位置よりも100行分だけ上方向にずらされ、論理メモリ空間14aの1〜300行目が表示メモリ空間14bの101〜400行目までとなり、論理メモリ空間14aの301〜400行目が表示メモリ空間14bの1〜100行目までとなる。
そして、表示メモリ空間14bの各画素データが、1行目から400行目という順序で、かつ行毎に1列目から640列目という順序で読み出されて、各画素データによって示される縦横集計表21が画面11aに表示される。この結果、100画素だけ上方向にずれた縦横集計表21が表示され、縦横集計表21の上端が画面11aの上端から出て同画面11aの下端より侵入して来たような表示状態となる。
更に、上方向へのローリングの指示が継続されると、表示メモリ空間14bにおける書き込み開始アドレスが400行目から1行目に戻り、2行目、3行目と増加して行くので、縦横集計表21が上方向へと移動し続けて、縦横集計表21の下端が画面11aの上端から送り出されて同画面11aの下端より侵入して来ることになり、更に同様の縦横集計表21の移動が繰り返される。従って、ローリング操作部の操作によるローリングの指示が継続されたならば、画面11a上で、縦横集計表21がエンドレスで上方向にローリングされる。
また、各ローリング操作部15c、15dのいずれかの操作により下方向へのローリングが指示された場合は、表示メモリ空間14bにおいては、書き込み開始アドレスが1行目から400行目へと移動し、399行目、398行目、397行目と減少して行くので、各画素データの書き込み位置が下方向にずれて行くことになり、画面11a上では、縦横集計表21が下方向へとローリングして、縦横集計表21の下端が画面11aの下端から送り出されて同画面11aの上端より侵入して来る。そして、下方向へのローリングの指示が継続されると、画面11a上で、縦横集計表21がエンドレスで下方向にローリングされる。
一方、制御部13は、表示メモリ空間14bにおける書き込み開始アドレスのずらされた方向とは逆方向に、かつずらされた行分だけ、タッチパネル12により検出されたペンの先のxy座標をずらして補正する。勿論、上方向又は下方向へのローリングの指示が継続され、補正されたxy座標が上端又は下端の座標に達したときには、補正されたxy座標を下端又は上端の座標に移動させてからずらして行く。これにより、画面11a上で検出されたxy座標の表示内容箇所と、論理メモリ14aにおける補正後のxy座標の画素データによって示される表示内容箇所とが一致する。従って、論理メモリ14aにおいて、補正後のxy座標の画素データによって示される表示内容箇所を特定すれば、タッチパネル12により検出されたxy座標の表示内容箇所を求めることが可能となる。
制御部13は、論理メモリ空間14aにおける各画素データに基づいて、その補正されたxy座標にある集計表のます目やアイコン等を識別して、適宜の処理を行う。
また、表示装置11の枠11bのローリング解除ボタン15eが押下されたときには、これに応答して制御部13は、ローリングの指示が解除されたものとみなして、図4に示すように論理メモリ空間14aにおける各画素データを表示メモリ空間14bにそのままコピーし、図4に示すように縦横集計表21を画面11aに表示する。
このように本実施形態では、ローリング操作部の操作により左右方向や上下方向へのローリングが指示されると、この指示された方向に画面11aの表示内容がローリングされるので、例えば画面11aの上部にアイコン等が表示されていたならば、下方へのローリングを指示することにより画面11aの下部にアイコン等を移動させることができ、アイコン等を手元に引き寄せて、アイコン等の入力操作を容易に行うことが可能になる。
また、アイコン等が画面11aの一辺から送り出されて該画面11aの他辺より侵入して来るようにアイコン等をエンドレスにローリングさせているので、一方向のローリングを継続していれば、画面表示を元に戻すことができ、操作性が向上する。
更に、画面11a上の表示内容のローリングに合わせて、タッチパネル12により検出されたxy座標をローリングさせているので、アイコン等がローリングされた状態でも、タッチパネル12によりアイコン等の位置を検出することが可能になり、操作者による表示画面上での指示に対する表示内容への反映をリアルタイムで行うことが可能になる。しかも、タッチパネル12による位置検出からアイコンの判定までの処理を短時間で行うことができるので、画面11a上での指示を画面11aの表示内容に速やかに反映させることが可能となり、一連の幾つかの指示が出されても、これらの指示に対応する処理を短時間で済ませることができる。
尚、ここでは、左右方向と上下方向のローリングを別々に行っているが、画面11a上の表示内容を左右方向と上下方向に共にローリングさせ、この両方向のローリングに合わせて、タッチパネル12により検出されたxy座標をローリングさせても良い。
また、図6に示すように画面11aの表示内容の左端と右端間の境界に境界ライン22を挿入表示しても構わない。例えば、制御部13により表示メモリ空間14bに画素データを書き込むときに、表示メモリ空間14bの行毎に、該境界の位置に相当する列アドレスに境界ライン22を示す画素データを書き込む。これにより、境界ライン22が表示内容と共に表示される。
更に、画面11aの表示内容の上端と下端間の境界にも他の境界ラインを挿入表示しても構わない。この場合は、左右方向及び上下方向のいずれのローリングであるかにより各境界ラインを区別表示すれば、ローリングの方向を容易に察知することができる。区別表示としては、例えば色別表示がある。
また、図7に示すように画面11aの左端近傍エリア11cと右端近傍エリア11dで同一内容を表示して、画面11aの左端と右端間の表示内容のつながりを分かり易く表示しても良い。ただし、左端近傍エリア11cと右端近傍エリア11d間で重複する画素分だけ、表示内容の横幅が増えるので、表示内容全体が画面11aで表示し得るるように縮小表示する必要がある。例えば、左端近傍エリア11cと右端近傍エリア11dを50画素分重複させるならば、表示メモリ空間14bの列数を50だけ増やして、表示メモリ空間14bを縦横400画素×690画素とする。そして、200画素分に相当する右方向へのローリングが指示されたものとすると、論理メモリ空間14aにおいては、行毎に、1列目から490列目のアドレスまでという順序で画素データを読み出し、表示メモリ空間14bにおいては、行毎に、200列分だけ右方向にずらされた201列目のアドレスを書き込み開始アドレスとして、201列目から690列目のアドレスまでという順序で画素データを順次書き込む。引き続いて、論理メモリ空間14aにおいては、行毎に、50列分戻って、440列目から640列目のアドレスまでという順序で画素データを読み出し、表示メモリ空間14bにおいては、行毎に、1列目に戻って、1列目から200列目のアドレスまでという順序で画素データを順次書き込む。これにより、表示メモリ空間14bにおいては、左端近傍エリア11cに対応する50列分の画素データと、右端近傍エリア11dに対応する50列分の画素データとが同一内容となり、表示メモリ空間14bの全画素データによって示される縦横集計表21を画面11aに縮小表示すると、図7に示すようなものとなる。
また、画面11aの上端近傍エリアと下端近傍エリアで同一内容を表示して、画面11aの上端と下端間の表示内容のつながりを分かり易く表示することも可能である。例えば、上端近傍エリアと下端近傍エリアを50画素分重複させるならば、表示メモリ空間14bの行数を50だけ増やして、表示メモリ空間14bを縦横450画素×640画素とする。そして、100画素分に相当する上方向へのローリングが指示されたものとすると、論理メモリ空間14aにおいては、1行目から350行目まで画素データを順次読み出し、表示メモリ空間14bにおいては、100行分だけ上方向にずらされた101行目から書き込みを開始し、101行目から450行目まで画素データを順次書き込む。引き続いて、論理メモリ空間14aにおいては、50行分戻って、300行目から400行目まで画素データを順次読み出し、表示メモリ空間14bにおいては、1行目に戻って、1行目から100行目まで画素データを順次書き込む。これにより、表示メモリ空間14bにおいては、上端近傍エリアに対応する50行分の画素データと、下端近傍エリアに対応する50行分の画素データとが同一内容となり、画面11aの上端近傍エリアと下端近傍エリアの表示内容が同一となる。
勿論、左端近傍エリア、右端近傍エリア、上端近傍エリア、及び下端近傍エリアを共に設けても良い。また、入力操作部15の入力操作により重複するエリアのサイズを指示し、この指示されたサイズのエリアに応じて表示メモリ空間14bのサイズを拡大縮小し、論理メモリ空間14aの読み出し制御及び表示メモリ空間14bの書き込み制御を行っても良い。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、画面の表示内容全体をローリングさせているが、アイコン表示領域だけをローリングすることが考えられる。
本発明の表示システムの実施形態を示すブロック図である。 図1の表示システムにおける表示装置を示す平面図である。 図2の表示装置の枠に設けられたローリング操作部を概略的に示す図である。 図1の表示システムにおける論理メモリ空間及び表示メモリ空間を例示する図である。 図1の表示システムにおける表示メモリ空間における画素データの書き込み順序の変更例を示す図である。 図1の表示システムにおける画面の縦横集計表の左端と右端間に境界ラインを挿入表示した図である。 図1の表示システムにおける画面の左端近傍エリアと右端近傍エリアに同一内容を表示した図である。
符号の説明
1 表示システム
11 表示装置
12 タッチパネル
13 制御部
14 記憶部
14a 論理メモリ空間
14b 表示メモリ空間
15 入力操作部
15a〜15d ローリング操作部
15e ローリング解除部
21 縦横集計表

Claims (8)

  1. 種々の表示内容を表示する表示手段を備える表示システムにおいて、
    前記表示手段の画面に表示されている表示内容に対して左右方向もしくは上下方向へのローリングを入力指示するローリング方向指示手段と、
    前記表示手段の画面上で、表示内容を前記ローリング方向指示手段により指示された方向にローリングさせる制御手段とを備えることを特徴とする表示システム。
  2. 前記制御手段は、表示内容が前記表示手段の画面の一辺から送り出されて該画面の他辺より侵入して来るように該表示内容をエンドレスにローリングさせることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記制御手段は、前記エンドレスにローリングされる表示内容の先端と後端間に境界部を挿入表示することを特徴とする請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記制御手段は、前記境界部を左右方向にローリングされる表示内容の先端と後端間に挿入すると共に上下方向にローリングされる表示内容の先端と後端間に挿入し、左右方向又は上下方向に表示内容がローリングされているときに、この方向にローリングされている表示内容の先端と後端間の境界部を他の境界部と区別表示することを特徴とする請求項3に記載の表示システム。
  5. 前記制御手段は、前記画面の両端近傍エリアで同一内容を表示することを特徴とする請求項3に記載の表示システム。
  6. 前記同一内容を表示する画面の両端近傍エリアのサイズを入力指示するサイズ指示手段を備え、
    前記制御手段は、前記サイズ指示手段で入力指示されたサイズに前記両端近傍エリアを調節設定することを特徴とする請求項5に記載の表示システム。
  7. 前記表示手段の画面に重ね合わせて設けられたタッチパネルを備え、
    前記制御手段は、前記表示手段の画面上の表示内容のローリングに合わせて、前記タッチパネルにより検出された画面上の入力座標をローリングさせることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  8. ローリングの解除を入力指示するローリング解除指示手段を備え、
    前記制御手段は、前記ローリング解除手段でローリングの解除が入力指示されると、ローリングされる前の表示状態に前記表示手段の画面を戻すことを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
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JP2017102857A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 ファナック株式会社 タッチパネル入力装置

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