JP2009109171A - スライドストップ解除機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の自動銃器類ではホールドオープン状態を解除するのに手動で行うのが一般的であり、銃の操作に不慣れな場合や銃撃戦・射撃競技さらには悪条件下での手袋着用等の状況で、操作性が悪かったり操作時間が遅れる問題があった。
【解決手段】 弾倉の弾丸が無くなるとスライドをホールドオープン状態にすることができるスライドストップ機構、力の伝達を行う連結機構または連結機構とレバー機構、および一方を弾倉に固定される遅延バネの他方に接続された押し板を備えた弾倉押上機構から構成され、ホールドオープン状態において、当該弾倉押上機構を手で挿入押上することによってほぼ自動的に当該ホールドオープン状態を解除するスライドストップ解除機構を提供し、ホールドオープン状態解除の操作性と操作時間を改善することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は自動式拳銃等の自動銃器類において、スライドストップによって保持されたスライドを解除する機構に関する。さらに本発明はモデル銃、玩具銃、ガス銃および空気銃等においても類似的な機構を有する自動銃器類の場合には、これを包含する。
自動式拳銃は、射撃時に火薬が燃焼する時に生じるガスの圧力を利用して、排莢や次弾装填を自動化した拳銃である。自動式拳銃の殆どは、弾倉を挿入することで銃に弾丸を供給する。弾倉にはその内側に複数個の弾丸を装着することができる。
一般に、自動式拳銃には半自動拳銃と全自動拳銃がある。またシングルアクションやダブルアクション等の方式がある。
以下、図12、図13、図14および図15を用いて従来の技術を説明する。ここでは、半自動拳銃でダブルアクション方式の射撃動作例を概念的に述べる。
A.図12及び図14に示すように、拳銃の本体1に弾丸16を装填した弾倉11を挿入する。この場合、弾倉11内のホロワー17の上側にある弾丸16は弾倉バネ15によって上方向に圧力がかけられている。また、スライドストップ3の固定ピン20は仮想軸線22が示すように、本体1にコイルバネ21を介して、回転できるように取り付けられる。従って、スライドストップ3は矢印25の方向に常時力が加えられている。図14の状態で、スライドストップ3の先端部分にあるストップ片9は、本体1内において、仮想線24aが示すように、弾倉11のピット部19の位置にあるため、スライドストップ3は回転方向26が下向きになる。このことは図12のストップ片9が下方に引っ張られ、スライド2に接触しないことになる。
B.図12において、スライド2を手で後方に引き、放すとスライド2は前方に移動し、途中で弾丸16が薬室(図示せず)に装填される。
C.引き金5を引くと撃鉄8および撃針(図示せず)の働きで弾丸16が銃身12から発射される。
D.スライド2が発射の反動で後方に移動し、途中で図13の排莢部10から薬莢が排出される。
E.スライド2がバネの力で前方に移動し、途中で次の弾丸16を装填する。これ以降は、弾倉11に弾丸16が残っている間は上記のC.の動作に移行し、同様な動作が繰り返される。
F.図15に示すように、弾倉11の弾丸が無くなると、弾倉11内のホロワー17が上昇し、スライドストップ3のストップ片9は仮想線24bが示すようにホロワー17のくぼみ部18によって押し上げられる。このことは図13の示すように、スライドストップ3のストップ片9が上昇してスライド2に設けられたスライドノッチ4に引っか掛つてスライド2は後方位置でロックされる。この状態をホールドオープンと呼ぶことにする。
G.次に、弾丸が空になった弾倉11を、弾倉解放部6を押して本体から取り出す。さらに弾丸16を装填した新たな弾倉11を本体1に挿入する。
H.更に、手でスライドストップ3を押し下げ、ホールドオープンを解除すると、スライド2は前方に移動し、また弾丸16が薬室(図示せず)に装填される。この後は、前行のC.の動作に移行し、同様な射撃動作を行うことが出来る。
以上に述べた背景にあって、本発明は前述のホールドオープン状態にあるスライドストップを手で解除することを必要としない新規なスライドストップ解除機構を提供する。
United States Patent No.5131317 Title:Pistol with automatic mechanism for the release of a slide catch
以上に述べたように、ホールドオープン状態を人の手によって解除することを要求することは、次の様ないくつかの問題点を有する。
1.銃の操作に不慣れな人が、緊急時に素早くホールドオープン状態を解除できない場合には重大な不幸を招くことが考えられる。従って、操作を簡単化することは重要である。
2.銃撃戦や射撃競技のように、短時間に弾倉を交換し、ホールドオープン状態を解除することを求められる場合がある。
3.寒冷地や砂漠の様な悪環境下にあっては、非常に分厚い手袋を着用するため、人の手によって小さなスライドストップを解除することは時間を要する。
以上、簡単に従来の方法の欠点を例示したが、本発明は従来の問題点を改良する新規で信頼性の高いスライドストップ解除機構を提供することを目的とする。本発明によれば、ホールドオープン状態の解除をほぼ自動的に行い、銃の操作者は人手に依存したスライドストップ解除の操作から解放される。本発明では、スライドストップの従来の機能は維持されるため、当然ながら従来の操作を同様な方法で行うこともできる。
本発明は上記の目的を達成するために、基本的に、次の手段からなる2種類のホールドオープン状態を解除するスライドストップ解除機構を提供する。理解を容易にするために、動作原理を示す図10及び図11を参照する。
図10を参照して第1のスライドストップ解除機構の手段を説明する。第1のスライドストップ解除機構は次の3つの機構から構成される。
1.テコ型スライドストップ機構40。これは、支点部31を持つテコ型スライドストップ30の一方にストップ片9を配置し、他方に力を受けるキャッチ部32を設ける。さらに、ストップ片9の側にバネ21を設けて本体1に固定する。このことによりストップ片9は常時矢印45のように下向きに引っ張られる。
2.連結機構41。これは、両端に上部ヘッド33と下部ヘッド35を有する連結棒34からなる。
3.弾倉押上機構42。これは、弾倉11に固定された弾倉固定板36に遅延バネ37を取り付け、遅延バネ37の他方に押し上げ可能な押し板38を取り付ける。さらに押し板38には突起部39が設けられる。尚、押し板38は遅延バネ37によって常時下方向すなわち矢印46とは逆方向に押されている。
ここで、テコ型スライドストップ機構40及び連結機構41は本体1に取り付けられる。弾倉押上機構42は弾倉11側に取り付けられ、本体1から自由に装脱着することができる。
図11を参照して第2のスライドストップ解除機構の手段を説明する。第2のスライドストップ解除機構は次の4つの機構から成る。
1.片持型スライドストップ機構58。これは、支点部51を持つ片持型スライドストップ50の上部にストップ片9を配置し、他方に力を受けるキャッチ部52を設ける。さらに、バネ21を設けて本体1に固定する。このことによりストップ片9は常時矢印45のように下向きに引っ張られる。
2.レバー機構59。これは、支点部54を有するレバー55の一方に押作用部53を設け、他方に力を受ける受ヘッド56を設ける。
3.連結機構41。これは、両端に上部ヘッド33と下部ヘッド35を有する連結棒34から成る。
4.弾倉押上機構42。これは、弾倉11に固定された弾倉固定板36に遅延バネ37を取り付け、遅延バネ37の他方に押し上げ可能な押し板38を取り付ける。さらに押し板38には突起部39が設けられる。尚、押し板38は遅延バネ37によって常時下方向すなわち矢印46とは逆方向に押されている。
ここで、片持型スライドストップ機構58、レバー機構59および連結機構41は本体1に取り付けられる。弾倉押上機構42は弾倉11側に取り付けられ、本体1から自由に装脱着することができる。ここで、レバー機構59と連結機構41の配置を入れ替える構造も製作可能である。
尚、上記に説明した2種類の手段の中で、本体1にはグリップ部7(図12参照)付近に取付けるグリップカバー(図示せず)等の付属物を含んでいることは勿論である。従って、連結機構41やレバー機構59をグリップカバーの内側に取付けることも可能である。また、連結機構41やレバー機構59を弾倉側に取付けることも容易に実現することが可能である。この様に、形状や取付け部位等を変更する機構も本発明に包含される。
次にホールドオープン状態における第1および第2のスライドストップ解除機構の作用を述べる。ここでは共通的に、弾倉押上機構42が付加された弾倉11に新たに弾丸を充填し、その弾倉11を手で本体1に挿入する。その後、弾倉11が弾倉保持機構(図示せず)によって正規の位置に保持された状態から説明する。
上記第1の課題解決手段による作用は次の通りである。
さらに手で弾倉11を押し上げると、弾倉押上機構42の押し板38に設けられた突起部39が連結機構41の連結棒34を押し上げ、これにより、テコ型スライドストップ機構40のテコ型スライドストップ30の一方のキャッチ部32を押し、テコの原理により他方にあるストップ片9を矢印45の方向に押し下げてホールドオープン状態を解除する。
次に上記第2の課題解決手段による作用は次の通りである。
さらに手で弾倉11を押し上げると、弾倉押上機構42の押し板38に設けられた突起部39が連結機構41の連結棒34を押し上げる。この結果、レバー機構59のレバー55の一方の受ヘッド56を押し、テコの原理により他方にある押作用部53を押し下げる。さらに、片持型スライドストップ50のキャッチ部52を押すことによって、ストップ片9を矢印45の方向に押し下げてホールドオープン状態を解除する。
上述したように本発明によれば、ホールドオープン状態において、1.弾倉押上機構が付加された弾倉に新たに弾丸を充填し、その弾倉を手の平で銃の本体に挿入し、弾倉が弾倉保持機構(図示せず)によって正規の位置に保持される。2.さらに手の平で弾倉を押し上げると、上記に示した2種類のスライドストップ機構が作動してホールドオープン状態を解除する。この様に2段階を経てホールドオープン状態を解除することは、次の様な効果がある。
第1の効果として、上記の2段階の操作は実際には連続した一連の動作で済む。それは、手の平で弾倉を押し上げることである。このことでスライドストップ解除動作を著しく簡素化し、誤操作を防止することができる。第2の効果として、スライドストップ解除の時間を短縮することができる。第3の効果として、2段階の操作を連続して行うことにより、誤動作を防止し信頼性を向上させることができる。その他に、従来と同様な操作も可能であり、銃の操作者はスライドストップ解除の方法を選択することができる。
上記の動作において、本発明の対象は自動拳銃だけではない。例えば、機関銃や自動ライフル銃等の自動銃器類においても、同様なホールドオープン状態を解除する類似の機構に適応できる。更に、火薬を使用しない、ガス銃、空気銃、モデルガンや玩具銃等の自動銃器類についても本発明の対象となることは明らかである。
以下に、本発明の実施の形態を図1から図9に基づいて詳しく説明する。
図1から図6を参照して、第1のスライドストップ解除機構の1実施例を説明する。図1において、本発明は次の3種類の機構から構成される。
1.支点部31aを支点とするテコ型スライドストップ30aが配置される。テコ型スライドストップ30aの一方にストップ片9aが、他方にキャッチ部32aが設けられる。これらの要素を持つ機構をテコ型スライドストップ機構40aと呼ぶ。
2.弾倉11aの下部に、弾倉固定板36a及び押し板38aが配置され、この両者の間に板状の遅延バネ37aが挿入されて、これらが軸固定部71cにより一体化される。ここでは図示しないが、軸固定部71cはネジ等の方法によって固定される。ここで、押し板38aには突起部39aが設けてある。これらの要素を持つ機構を弾倉押上機構42aと呼ぶ。
3.上記のテコ型スライドストップ機構40aと弾倉押上機構42aを連結するために、連結機構41aが設けられる。連結機構41aは、連結棒34aの両端に上部ヘッド33aと下部ヘッド35aを設ける。さらに連結棒34aは、その両端付近に配置され本体1に固定された上部保持部66と下部保持部67に通され固定される。もちろん連結棒34aは上下に移動可能である。
図1は、ホールドオープン状態であり、ストップ片9aがスライドノッチ4の空間部に上昇してスライド2を後方にロックしている状態を示している。弾倉押上機構42aが付加された弾倉に新たに弾丸を充填し、その弾倉11aを手で銃の本体1に挿入すると、その深奥部直前で弾倉11aが弾倉保持機構(図示せず)によって正規の位置に保持される。連続的に手で弾倉11aを押し上げると、押し板38aが上昇し、その突起部39aが下部ヘッド35aを押し上げ、連動する上部ヘッド33aがキャッチ部32aを押す。このことにより、テコの作用によりストップ片9aが下降してスライドノッチ4から外れスライド2のロック状態を解除する。スライド2は強力なバネ(図示せず)によって前方に移動する。すなわちホールドオープン状態が解除されたことになる。
上記の実施例では、次の2点が重要である。その一つは、キャッチ部32aと上部ヘッド33aおよび下部ヘッド35aと突起部39aの間隙に適当な余裕(あそび)を持たせことが大切である。このことによって、ホールドオープン状態解除の信頼性を向上させることができる。次の点は、板状の遅延バネ37aの強さの程度である。通常、弾倉保持機構(図示せず)に弾倉を挿入する力は弱くなっている。従って、遅延バネ37aの強さは、弾倉保持機構に弾倉を挿入する力より強くしておくことが必要である。この遅延バネ37aの強さを適度に設定することによって、弾倉が確実に弾倉保持機構に保持され、その後、通常ごく短い時間であるが、遅延時間を持って、ホールドオープン状態を確実に解除することができる。
図2はテコ型スライドストップ機構40aの構成を示す1実施例である。テコ型スライドストップ30aは仮想軸線62に沿ってコイルバネ63を介し本体1に固定される。コイルバネ63は太ピン部65に位置し、支点部31aの穴部は細ピン部64に位置する。従って、テコ型スライドストップ30aの左端部は矢印61の方向に常時引っ張られる。ここで、操作部60は手動で押し下げることができ、ホールドオープン状態を解除することができる。
図3は連結機構41aの構成を示す1実施例である。上部保持部66および下部保持部67にはそれぞれ穴68および穴69が設けられ、その穴に連結棒34aが通され、連結棒34aは上下動ができる。連結棒34aと上部ヘッド33aもしくは下部ヘッド35aは圧入やネジ込みの様な方法で接続すればよい。
図4は、弾倉押上機構42aを付加した弾倉11aの構成を示す1実施例である。
弾倉バネ15aの下端にバネ固定版70が取り付けられ、両者は弾倉11aの内部に置かれる。弾倉押上機構42aは、弾倉固定板36a、板状の遅延バネ37a及び押し板38aから構成される。さらに、仮想線72で示す位置で、軸穴71a、遅延バネ37aの左側部および軸穴71bがネジ等(図示せず)によって一体化される。
図5は、弾倉押上機構42aの構成を示す1実施例である。ここで、押し板38aの突起部39aは、弾倉固定板36aの窓部73を通して上昇することができる。ここで、押し板38aの張出部95が弾倉固定板36aの受け部96の上側に入り込むため、押し板38aの下側方向への移動が制限される。
図6は、弾倉押上機構42aを有する弾倉11aの外観を示す。尚、弾倉固定板36aを弾倉11aに固定する方法については公知であり説明を省略する。
図7および図8を参照して、第2のスライドストップ解除機構の1実施例を説明する。
図7において、本発明は次の4種類の機構から構成される。
1.片持型スライドストップ50aの上部にストップ片9bが、下方にキャッチ部52aが設けられる。これらの要素を持つ機構を片持型スライドストップ機構58aと呼ぶ。
2.支点部54aを有するレバー55aの一方に押作用部53aを設け、他方に力を受ける受ヘッド56aを設ける。これらの要素を持つ機構をレバー機構59aと呼ぶ。
次に、3.連結機構41aおよび4.弾倉押上機構42aについては、すでに第1のスライドストップ解除機構の1実施例で説明しているものと同一であり、説明を省略する。
図7は、ホールドオープン状態であり、ストップ片9bがスライドノッチ4の空間部に上昇していてスライド2を後方にロックしている状態を示している。弾倉押上機構42aが付加された弾倉に新たに弾丸を充填し、その弾倉11aを手で本体1に挿入すると、その深奥部直前で弾倉11aが弾倉保持機構(図示せず)によって正規の位置に保持される。連続的に手で弾倉を押し上げると、押し板38aが上昇し、その突起部39aが下部ヘッド35aを押し上げ、連動する上部ヘッド33aが受ヘッド56aを押す。このことにより、テコの作用により押作用部53aがキャッチ部52aに作用し、次にストップ片9bが下降してスライドノッチ4から外れスライド2のロック状態を解除する。スライド2は強力なバネ(図示せず)によって前方に移動する。すなわちホールドオープン状態が解除されたことになる。
上記の実施例においても、第1のスライドストップ解除機構の項で述べたと同様に、次の2点が重要である。その一つは、受ヘッド56aと上部ヘッド33aおよび下部ヘッド35aと突起部39aの間隙に適当な余裕(あそび)を持たせことが大切である。次の点は、板状の遅延バネ37aの強さの程度を適度に設定することである。
図8は片持型スライドストップ機構58aおよびレバー機構59aの構成を示す1実施例である。片持型スライドストップ機構58aにおいて、片持型スライドストップ50aの固定ピン51aは仮想軸線81に沿ってコイルバネ80を介し本体1に固定される。コイルバネ80の作用によって、片持型スライドストップ50aの右端部は矢印85の方向すなわち、下方に常時引っ張られる。ここで、操作部86は手動で押し下げることができ、ホールドオープン状態を解除することができる。
つぎにレバー機構59aにおいて、支点部54aを有するレバー55aの一方に押作用部53aを設け、他方に力を受ける受ヘッド56aを設ける。支点部54aは仮想軸線83で示すように、本体1に設けられた軸ピン84に固定され、回転できる。
図9は弾倉押上機構の他の1実施例である。弾倉11bの長さを長くすればそれだけ多くの弾丸を収納することができる。例えば、全自動拳銃や機関銃のようなもによく見られる。弾倉押上機構42bの構成について述べる。まず、弾倉固定板36bと受け部96bは弾倉11b側に取り付けられる。一方、押し板38bと突起部39bは可動部88に取り付けられる。弾倉固定板36bと押し板38bの間に棒状の遅延バネ37bが挿入される。この遅延バネ37bによって可動部88は通常受け部96bのところまで押し下げられている。取付部89は可動部88の組立・分解ができるようにしたネジのようなものである。
図9は、ホールドオープン状態を示している。弾倉押上機構42bが付加された弾倉に新たに弾丸を充填した弾倉11bにおいて、可動部88を握って本体1に挿入すると、その深奥部直前で弾倉11bが弾倉保持機構(図示せず)によって正規の位置に保持される。連続的に手で弾倉11bを押し上げると、可動部88の突起部39bが下部ヘッド35aを押し上げる。この事により、既に述べた第1や第2のスライドストップ解除機構と同様な動作によりホールドオープン状態を解除できることは明らかである。本実施例のように、動作原理を示す図10及び図11で述べた機構の変形である場合には、本発明に包含されることは明らかである。
本発明の実施形態を示す第1のスライドストップ解除機構の断面的立面図 同テコ型スライドストップ機構の分解図 同連結機構の分解図 同弾倉と弾倉押上機構の分解図 同弾倉押上機構の部品図 同弾倉と弾倉押上機構の立体図 本発明の実施形態を示す第2のスライドストップ解除機構の断面的立面図 同片持型スライドストップ機構とレバー機構の分解図 本発明の実施形態を示す他の弾倉押上機構の透視的断面図 本発明の実施形態を示す第1のスライドストップ解除機構の原理図 本発明の実施形態を示す第2のスライドストップ解除機構の原理図 ホールドオープン解除状態を示す拳銃の立面図 ホールドオープン状態を示す拳銃の立面図 弾丸を装填した場合の弾倉断面図とスライドストップとの関連図 弾丸を装填しない場合の弾倉断面図とスライドストップとの関連図
符号の説明
1 本体
2 スライド
3 スライドストップ
4 スライドノッチ
9、9a、9b ストップ片
11、11a、11b 弾倉
16 弾丸
40、40a テコ型スライドストップ機構
58、58a 片持型スライドストップ機構
41、41a 連結機構
42、42a、42b 弾倉押上機構
59、59a レバー機構
30、30a テコ型スライドストップ
50、50a 片持型スライドストップ
55、55a レバー
34、34a 連結棒
36、36a、36b 弾倉固定板
37、37a、37b 遅延バネ
38、38a、38b 押し板
39、39a、39b 突起部

Claims (4)

  1. 射撃動作に応じて本体上を移動することができるスライドノッチを備えたスライドと、本体に複数の弾丸を供給することができ装脱着可能な弾倉とを備えた自動銃器類において、本体に設置され弾倉の弾丸が無くなるとスライドノッチに作用してスライドをホールドオープン状態にすることができるテコ型スライドストップ機構と、本体に設置されて力の伝達を行う連結機構と、一方を弾倉に固定される遅延バネの他方に接続された突起部を有する押し板を備えた弾倉押上機構との3種の機構から構成され、ホールドオープン状態において、当該弾倉押上機構を付加した弾倉に新たに弾丸を充填し当該弾倉を手で挿入押上することによって当該連結機構および当該テコ型スライドストップ機構に作用して当該ホールドオープン状態を解除するようにしたことを特徴とするスライドストップ解除機構。
  2. 請求項1記載の自動銃器類において、本体に設置され弾倉の弾丸が無くなるとスライドノッチに作用してスライドをホールドオープン状態にすることができる片持型スライドストップ機構と、本体に設置されテコの動作により力を伝達することができるレバー機構と、請求項1記載の連結機構および弾倉押上機構との4種の機構から構成され、ホールドオープン状態において、当該弾倉押上機構を付加した弾倉に新たに弾丸を充填し当該弾倉を手で挿入押上することによって当該連結機構と当該レバー機構と当該片持型スライドストップ機構に作用して当該ホールドオープン状態を解除するようにしたことを特徴とするスライドストップ解除機構。
  3. 請求項1記載のスライドストップ解除機構において、連結機構を当該弾倉側に取り付けるようにしたことを特徴とするスライドストップ解除機構。
  4. 請求項2記載のスライドストップ解除機構において、連結機構を当該弾倉側に取り付けるようにしたことを特徴とするスライドストップ解除機構。
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