JP2009101227A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乱数用カウンタがCPUの動作と無関係に更新され、且つ、不安定な状態で乱数用カウンタの値を取り込む恐れのない遊技機を提供する。
【解決手段】電動チューリップ17に遊技球が入賞した場合には、乱数発生用カウンタ61の値に基づいて大当りか否かの抽選処理を行う弾球遊技機2であって、前記抽選処理は、所定時間毎に繰り返し実行される周期的実行部(S10〜S16))において実行される一方、乱数発生用カウンタ61は、周期的実行部とは無関係のタイミングで更新されている。
【選択図】なし

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機などの遊技機に関し、特に、大当り状態の発生タイミングが遊技動作と同期する恐れのない弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技盤に設けた図柄始動手段と、複数個の図柄を所定時間変動させた後に停止させる図柄表示手段と、開閉板を開閉駆動する大入賞手段などを備えて構成されている。そして、図柄始動手段が遊技球を検出することを条件に、図柄表示手段が表示図柄を所定時間変動させ、その後、大当り状態となる特別図柄が整列すると、大入賞手段が機能して遊技者に有利な利益状態を発生させている。
この種の遊技機では、大当り用カウンタをソフトウェア的に実現し、この大当り用カウンタの値を、所定の数値範囲内で所定時間(P)毎に更新している。例えば、図11(a)のような処理系の場合には、所定時間(P)毎にCPUにリセット信号を与え、周期的実行部の一部において大当り用カウンタの値を更新している(ST30)。また、図11(b)のような処理系の場合には、所定時間(P)毎に生じる割込み処理(周期的実行部)において、大当り用カウンタの値を更新している(ST30)。
そして、図柄始動手段が遊技球を検出した場合には遊技球が入賞したと判定され(ST31)、更新された大当り用カウンタに基づいて大当り判定処理が行われる(ST32)。その判定処理の結果、大当り用カウンタの値(抽選用乱数値)が大当り当選値Hitと一致すれば、図柄表示手段の変動後の停止状態で特別図柄が整列するように制御している。
上記のような従来のパチンコ機では、入賞チェック処理(ST31)や大当り判定処理(ST32)と、大当り用カウンタの更新処理(ST30)とが同一処理群において同期して行われることになる。そのため、大当り確率が1/Nの場合には、一定の時間周期(=P×N)毎に大当りタイミングが招来することになり、この点を不正遊技者に悪用される恐れがあった。
図12と図13は、プログラムの実行周期がP=2ms、大当り確率が1/N=1/300であるとして、これらの関係を図示したものであり、図12は、大当り用カウンタが大当り当選値Hitに一致する手前の入賞チェック処理(*)から、今回の入賞チェック処理までの間に、遊技球を入賞させれば、大当り状態になることを示している。また、図13は、0.6秒(=2ms×300)毎に大当り用カウンタの値が大当り当選値Hitに一致し、一定時間内(斜線部の2ms)に遊技球を入賞させれば大当り状態となることを示している。
ところで、大当り確率(1/N)はパチンコ機に表示されており、また、プログラムの実行周期Pも合法的に調査可能である。そのため、一旦、大当りの発生タイミングを検知した後、何らかの不正行為によってP×N(又はその整数倍)の間隔で遊技球を入賞させれば、連続して大当り状態が生じてしまうことになる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、乱数発生用カウンタが当選値に一致するタイミングが大当り判定処理などと同期することがなく、不正遊技のターゲットとされない弾球遊技機を提供することを課題とする。
図12、図13のような問題点を解決するためには、乱数発生用カウンタをハードウェア的に構成することが先ず考えられる。しかしながら、CPUのシステムクロック(又はこれを分周したクロック)をカウントアップするような単純なカウンタでは、かえって弊害が大きい。
図14は、この点を説明するための図面であり、大当り確率が1/300の場合に、乱数発生用カウンタの基準クロックの周波数が、システムクロックを分周した100KHzである場合を例示している。このような場合には、乱数発生用カウンタは、システムクロックに制御されて3ms(=300×0.01ms)毎に大当り当選値Hitに一致することになるが、周期的実行部も同じシステムクロックに制御されて2ms毎に実行されるので、2つの動作がうまく同期すると、図示のように6ms毎に大当り状態が招来してしまうことになるのである。
そこで、本発明では、乱数発生用カウンタを、周期的実行部とは無関係のタイミング(周期及び位相)で更新するようにしている。すなわち、本発明は、特定の遊技領域に遊技球が入賞した場合には、乱数発生用カウンタの値に基づいて遊技者に有利な状態を発生させるか否かの抽選処理を行う弾球遊技機であって、前記抽選処理は、所定時間毎に繰り返し実行される周期的実行部において実行される一方、前記乱数発生用カウンタは、前記周期的実行部とは無関係のタイミングで更新されている。
本発明では、乱数発生用カウンタが、周期的実行部とは無関係のタイミングで更新されているので、乱数発生用カウンタが当選値に一致するタイミングが大当り判定処理などと同期することがなく不正遊技が極めて困難となる。
本発明では、好ましくは、乱数発生用カウンタの計数タイミングを決定する基準クロックは、前記抽選処理を実現するCPUのシステムクロックとは同期しないよう独立して生成される。また、所定の数値範囲内で計数動作を繰り返す乱数発生用カウンタと、乱数発生用カウンタの計数動作のタイミングを決定する基準クロックの発生部と、所定のセット信号を受けて前記乱数発生用カウンタの値を取り込む保持部と、前記乱数発生用カウンタの値が確定したタイミングで前記セット信号を出力する指示部とを備え、前記保持部の出力値を、前記抽選処理の判定対象とするのが好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、乱数発生用カウンタが当選値に一致するタイミングが大当り判定処理などと同期することがなく、不正遊技のターゲットとされない弾球遊技機を実現できる。
本発明の一実施例であるパチンコ機を示す斜視図である。 図1に示すパチンコ機の側面図である。 図1に示すパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 主制御基板の回路構成を例示したブロック図である。 図5の一部を詳細に例示したブロック図である。 図6の回路の動作内容を説明するタイムチャートである。 図1に示すパチンコ機の動作内容を説明するフローチャートである。 割込み処理プログラムのフローチャートである。 パチンコ機の動作内容を説明する別のフローチャートである。 従来のパチンコ機の動作内容を説明するフローチャートである。 従来のパチンコ機の弊害を説明する図面である。 従来のパチンコ機の弊害を説明する図面である。 単純なハードウェア・カウンタを用いた場合の弊害を説明する図面である。
以下、本発明の一実施例であるカード式弾球遊技機に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施例のパチンコ機2を示す斜視図であり、図2は、同パチンコ機2の側面図である。
図1に示すパチンコ機2は、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製の外枠3と、外枠3に固着されたヒンジHを介して開閉可能に枢着される前枠4とで構成されている。なお、このパチンコ機2は、カード式球貸し機1に電気的に接続された状態で、パチンコホールの島構造体の長さ方向に複数個が配設されている。
ヒンジHを介して外枠3に枢着される前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部を有するガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠4の下部には、上皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。
この発射手段10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた打撃力で打撃槌12(図4)により遊技球を発射させる発射モータなどを備えている。上皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル13が設けられ、この操作パネル13には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部13aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ13bと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ13cとが設けられている。
図3に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段18の左右両側部に6つの普通入賞手段19)、2つのゲート20(通過口)が夫々所定の位置に配設されている。
液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを表示する第1図柄表示手段22として機能する。第1図柄表示手段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表示するとともに、左右方向に並ぶ3個(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段17に遊技球が入賞することを条件に、各図柄表示部22a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示(スクロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄パターンで停止する。
液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられている。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート20通過時点において抽選された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。図柄始動手段17は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリップであり、第2図柄表示手段23の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。
開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開閉板18aを備え、第1図柄表示手段22の変動後の停止図柄が「777」などの当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前側に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過すると、特別遊技が継続される。ここで、特別遊技状態が遊技者に有利な状態に相当する。
開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるときに、遊技球が特定領域18bを通過していない場合には特別遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば最大所定回数(例えば16回)まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。
図4に示すように、前枠4の裏側には、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形成され、その上側に賞球タンク33と、これから延びるタンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設けられ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続された通路ユニット36が設けられている。払出し手段35から払出された遊技球は通路ユニット36を経由して上皿排出口8a(図1)から上皿8に払出される。
裏機構板30の開口部30aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(不図示)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、その前側に図柄制御基板40が配設されている(図2)。主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、このケース41aに隣接するケース41bの内部にサウンド制御基板43が設けられている。
これらケース41a,41bの下側で裏機構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられている。この電源基板45には、図3に示すように、電源スイッチ80と初期化スイッチ85とが配置されている。これら両スイッチ80,85に対応する部位はケース44が切欠かれ、両スイッチ80,85の各々を指で同時に操作可能になっている。
また、発射手段10の後側に装着されたケース47の内部には、発射制御基板48が設けられている。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々独立の基板であり、電源基板45と発射制御基板48を除く制御基板39,40,42,43,46には、CPUとROMやRAMなどを備えるコンピュータ回路が搭載されており、主制御基板39と他の制御基板40,42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続されている。
主制御基板39とその他の制御基板40,42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンドを一方向通信で送信可能になっている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、主制御基板39の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御を簡単化することができる。
図5は、主制御基板39の構成を示すブロック図である。この実施例の主制御基板39は、メモリ(ROM、RAM)を内蔵したCPU回路50と、CPUの動作クロックを発生するシステムクロック発生部51と、CPUからのアドレス信号に基づき各部のチップセレクト信号を生成するデコード回路52と、CPUの動作クロックとは無関係に更新される乱数発生回路53と、CPUからのデータを出力するための出力ポート回路54と、外部データをCPUが取り込むための入力ポート回路55と、各制御基板にコマンドなどを出力する出力駆動回路56と、遊技盤各部のスイッチ類のON/OFF状態を入力するスイッチ入力回路57とで構成されている。
このパチンコ機では、システムクロック発生部51とは別構成の乱数発生回路53を備えているので、数値列の発生動作とCPUの動作とが同期する恐れがなく、図14に示すような問題は生じない。
図6は、乱数発生回路53をより詳細に図示した回路ブロック図である。この実施例の場合、乱数発生回路53は、水晶振動子を用いた発振器60と、発振器60からのクロックパルスφに基づいてカウントアップされるカウンタ61と、CPUからの要求信号REQをクロックパルスφに同期して出力するD型フリップフロップ62と、D型フリップフロップ62の出力値の変化に応答してカウンタ61の出力値を読み込むラッチ63とで構成されている。
カウンタ61は、例えば12ビットカウンタであり(数値範囲:0〜4095)、クロックパルスφの立ち上がりエッジでカウントアップ動作を開始する。なお、カウントアップ動作を開始してから動作完了までに多少の処理時間τが必要であり、その間(τ)は、カウンタ61の出力が不確定な値をとることになる。
D型フリップフロップ62は、NOT回路64を介してクロックパルスφを受けており、クロックパルスφの立ち下がりエッジで要求信号REQを読み込んで出力している。なお、CPUからの要求信号REQは、通常はLレベルであるが、CPUの処理において抽選用乱数値が必要なタイミングになると、クロックパルスの1周期程度の時間Hレベルとなる。
D型フリップフロップ62は、クロックパルスφの立ち下がり毎に要求信号REQを出力するが、通常は要求信号REQがLレベルであるため、D型フリップフロップ62の出力値もLレベルのままである。一方、要求信号REQがHレベルに変化すると、クロックパルスの立下りエッジで、D型フリップフロップ62の出力がLレベルからHレベルに推移する。すると、これに合わせ、ラッチ63は、カウンタ61の値を抽選用乱数値RNDとして取得して出力することになる。
図7は、図6の回路の動作を説明するタイミングチャートである。カウンタ61は、発振器60からのクロックパルスφの立ち上がりエッジでカウントアップ動作を行い、遅延時間τの後にカウンタ値が安定化する。なお、図7ではカウンタ値がN−1→N→N+1→N+2のように増加する状態を図示している。
このようなカウンタ動作とは無関係に、CPUからは、任意のタイミングで要求信号REQが出力される(t1)。図6の回路の場合、この要求信号REQは、クロックパルスφの立下りエッジで、D型フリップフロップ62に読み込まれ(t2)、これに起因してラッチ63の出力値が、それまでの値(M)から、その瞬間におけるカウンタ61の値である(N)に変化する。なお、図示の例では、要求信号REQは、クロックパルスφの1周期程度の時間だけHレベルであるように図示しているが、要求信号REQのHレベル期間が長くても、ラッチ63の出力が安定的にN→N+1→N+2と増加するだけであり、特に問題は生じない。
続いて、図8及び図9に基づいて主制御基板39の制御プログラムについて概括的に説明する。営業開始に際して、パチンコ機2の前枠4を前方に開いた状態で、初期化スイッチ85を押圧操作しながら電源スイッチ80をオン側に切換えると、直流電圧が各制御基板39〜40,42〜43,46に供給されるのと同時に、システムリセット信号が各制御基板に供給される。
その結果、主制御基板39による遊技制御が開始されるとともに、各制御基板40,42,43,46においても制御動作が開始される。この遊技制御が実行されたときに、初期化スイッチ85が押圧操作によりON状態のときには(S1:yes)、先ずCPUの各メモリやレジスタを初期化する初期設定処理が実行される(S2)。次に、集積回路のRAMのワークエリアや情報メモリにバックアップ電源により記憶保持されている遊技情報の全てが消去処理され(S3)、第1図柄表示手段22に表示する初期図柄を設定したり、この遊技制御の実行中に周期的に割込み処理を実行させる割込み周期を設定する等の種々の初期値設定処理が実行される(S4)。
その結果、前日の閉店時に、確率変動モードが設定された状態のままで主電源が断たれて、制御基板のRAMに確率変動モードの設定状態を指示する情報等が記憶保持されている場合でも、これら全ての遊技情報が確実に消去されて初期化されるため、主電源が投入されてから実行されるゲームを、公正な遊技条件で開始することができる。
一方、電源投入時、初期化スイッチ85がOFF状態のときには(S1:no)、バックアップデータの復帰処理が行われる(S5)。バックアップデータの復帰処理は、停電時などにNMI処理によってバックアップされたデータを復帰させる処理であり、停電復旧後に初期化スイッチ85を押すことなく電源を投入すると、この処理が行われる。
ステップS4又はS5の処理が終わると、無限ループ状に繰り返される外れ図柄用の乱数処理(S6,S7)が行われる。なお、外れ図柄用の乱数処理は、後述する割込み処理おいて特別図柄の抽選(S14)に外れた場合に液晶ディスプレイ16に描かれる外れ図柄パターンを規定するものである。
このような無限ループ状の処理の間に、一定時間(例えば2ms)毎にタイマ割込みが生じ、図9に示す処理が実行される。割込み処理プログラムでは、最初に、当り用カウンタCTの更新処理が行われ(S10)、次に、入賞検出センサを含む各種のスイッチからのスイッチ信号を読み込むスイッチ信号入力処理が実行される(S11)。このスイッチ信号入力処理によって、遊技球がゲート20を通過したか否か、遊技球が図柄始動手段17の電動チューリップを通過したか否かなどを含む遊技盤5における各種の情報が把握される。
続いて、タイマ減算処理が行われ、ステップS13やS14で初期設定されたワークエリアのタイマ用の各数値TIMEが減算される(S12)。次に、第2図柄表示手段23の普通図柄表示部に関する普通図柄処理が実行される(S13)。例えば、今回のスイッチ信号入力処理(S11)によって、遊技球がゲート20を通過したことが把握されれば、ステップS10で更新された当り用カウンタCTの値に応じて、普通図柄表示部23に当り図柄を表示するか否かを判定する。
そして、この判定処理によって当選状態となると、普通図柄を変動表示させる時間や、その後の停止図柄や、その後の電動チューリップの開放時間などを決定して、変動表示時間や開放時間などに対応する数値TIME1をRAMのワークエリアに記憶させる。
続いて、特別図柄に関する処理が実行される(S8)。例えば、今回のスイッチ信号入力処理(S6)によって、遊技球が電動チューリップを通過したことが把握されれば、CPUは、乱数発生回路53に対して抽選用乱数値RNDを取得するための要求信号REQを出力する。なお、この実施例では、要求信号REQは、クロックパルスφの一周期程度の時間(T)が経過した後にLレベルになるようになっているが、CPUは、要求信号REQを出力した後、入力ポート回路55を通して抽選用乱数値RNDを取得する。
取得された抽選用乱数値RNDは、大当り当選値Hitを比較され、大当り状態とすべきか否かが判定される。そして、大当り状態であれば、第1図柄表示手段22に特別図柄を変動表示させる為の図柄制御コマンドを図柄制御基板40に出力し、また、特別図柄の変動が停止した後、開閉板18aをどれだけの時間開放するかの時間データTIME2をワークエリアに書き込む。
なお、この実施例では、CPUからの要求信号REQがどのようなタイミングで出力されようとも、ラッチ63からは、カウンタ61のカウント確定値が出力されるので、常に正常な抽選処理を行うことができる。すなわち、カウンタ61の出力がそのまま入力ポート回路55に供給されるような回路構成では、カウンタ61の出力値が確定する以前にカウンタ値を読み込んでしまう恐れがあり正常な抽選動作が望めない。
特別図柄処理(S14)の後、払出し制御基板46、サウンド制御基板43、ランプ制御基板42に出力するべき制御コマンドがある場合には、その出力すべき制御コマンドを送信先の制御基板に出力する出力処理が実行される(S15)。
最後に、開閉爪17aや開閉板18aを開閉駆動するソレノイドに駆動信号を出力する駆動信号出力処理が実行されて(S16)割込み処理を終える。なお、駆動信号出力処理(S16)では、ステップS13やS14の処理で初期設定されステップS12の処理で減算されたワークエリアの内容を参照し、各ワークエリアの数値が特定値より小さくなるとソレノイドをON駆動して開閉爪17aや開閉板18aを開放させ、各ワークエリアの数値が0に達するとソレノイドをOFF駆動して開閉爪17aや開閉板18aを閉じるようにしている。なお、各ワークエリアの数値は、ステップS13やS14においてタイマ初期値TIME1,TIME2が設定される以前は共に0である。
続いて、別の実施例における動作内容を図10に示すフローチャートにしたがって説明する。この遊技制御プログラムは、一定時間(例えば2ms)毎に発生するリセット信号に起因して実行されるが、大当り状態か否かの判定処理を含むメイン処理と、その後、次回のリセット信号が発生されるまで無限ループ状に行われる残余処理とに大別される。
リセット信号を受けると、最初にCPUの初期設定が行われ(ST1)、スタートデータが正常値か否かが判定される(ST2)。スタートデータとは、現在が電源投入時であるか否かを認識するためのデータであり、メイン処理部の終了時に特定データTrueをスタートデータとしてメモリに記憶しておき(ST12)、その値をステップST2の処理において判定するようにしている。
電源投入時であれば、スタートデータが異常値(≠True)であることによって、そのことが確認されるので、遊技機器のイニシャライズ処理として、作業領域の初期化や初期設定処理が行われる(ST3,ST4)。一方、スタートデータが正常値Trueであれば、先ず、当り用カウンタCTの更新処理が行われる(ST5)。以下、スイッチ入力処理(ST6)から駆動信号出力処理(ST11)までの処理が実行されるが、その内容は、図9に示すS11〜S16の内容と同様である。なお、これらステップST5〜ST11の処理に前後して、普通電動役物処理や特別電動役物処理、その他、エラー検出処理なども行われるが、本発明の趣旨に直接関係しないので説明を省略する。
このような通常の処理を終えた後、特定データ(true)をスタートデータとしてメモリに記憶して(ST12)、メイン処理プログラムが完了する。続いて、次回のリセット信号が生じるまで、外れ図柄用の乱数処理などが無限ループ状に行われる(ST13)。なお、外れ図柄用の乱数処理は、次回のメイン処理プログラムにおいて特別図柄の抽選(ST9)に外れた場合に液晶ディスプレイ16に描かれる外れ図柄パターンを規定するものである。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。例えば、上記の実施例の場合には、大当り用カウンタはハードウェア的に実現し、当り用カウンタCTはソフトウェア的に実現したが、双方ともハードウェア的に実現してもよい。
また、例示した大当り用カウンタ61は、高速度で更新されているので(例えば8MHz程度)、単一のカウンタ61を大当り用カウンタと当り用カウンタCTに共用しても良い。すなわち、例えば、図9のステップS13のタイミングでカウンタ61の値を取り込むと共に、続いて、ステップS14のタイミングでもカウンタ61の値を取り込んだ場合でも、その時間差に基づいて両者の値は異なるので、カウンタを2つ設けているのと同じ効果が生じる。なお、普通図柄処理(S13)における当選値と、特別図柄処理における当選値Hitとはその値が異なるので、ステップS13において乱数発生回路53から抽選用乱数値RNDを取り込み、この値をステップS13及びS14の判定処理に活用しても良い。
2 弾球遊技機(パチンコ機)
17 電動チューリップ
61 乱数発生用カウンタ
S10〜S16 周期的実行部
ST5〜ST11 周期的実行部

Claims (5)

  1. 特定の遊技領域に遊技球が入賞した場合には、乱数発生用カウンタの値に基づいて遊技者に有利な状態を発生させるか否かの抽選処理を行う弾球遊技機であって、
    前記抽選処理は、所定時間毎に繰り返し実行される周期的実行部において実行される一方、前記乱数発生用カウンタは、前記周期的実行部とは無関係のタイミングで更新されていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記乱数発生用カウンタの計数タイミングを決定する基準クロックは、前記抽選処理を実現するCPUのシステムクロックとは同期しないよう独立して生成されている請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 遊技動作を実現する制御プログラムは、無限ループ状に連続して実行されるメイン処理部と、該メイン処理の実行中に所定時間毎に繰り返し実行される前記周期的実行部とを有して構成されている請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記周期的実行部は、所定時間毎に発生するCPUリセット信号にて繰り返し実行されている請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  5. 所定の数値範囲内で計数動作を繰り返す乱数発生用カウンタと、該乱数発生用カウンタの計数動作のタイミングを決定する基準クロックの発生部と、所定のセット信号を受けて前記乱数発生用カウンタの値を取り込む保持部と、前記乱数発生用カウンタの値が確定したタイミングで前記セット信号を出力する指示部とを備え、
    前記保持部の出力値を、前記抽選処理の判定対象とするようにした請求項1〜4のいずれかに記載の弾球遊技機。
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