JP2009098463A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性キャリアが、像担持体に微細な周上の連続傷をつけるのを抑制すると共に、像担持体の十分な削れ寿命を確保することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1の回転時間に対する帯電手段2の帯電時間の割合を可変とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置に関し、例えば、電子写真複写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
従来公知の、電子写真方式で単一の像担持体をもち中間転写体として中間転写ベルトを持つフルカラー画像形成装置の一例を図21に示す。
本例にて、フルカラー画像形成装置は、矢印方向に回転する像担持体1としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光ドラムを備えている。像担持体1の周りには、その回転方向に沿って、静電潜像形成手段を構成する一次帯電器(帯電手段)2と、レーザー露光装置(露光手段)3が配置される。更に、像担持体の周囲には、現像装置ユニット(現像手段)4、転写装置ユニット(転写手段)6、像担持体クリーニング装置(クリーニング手段)10、及び前露光装置11が配置されている。
帯電手段としての一次帯電器2は、本体制御装置17に接続された一次帯電装置出力装置24に接続され、制御可能に帯電バイアスが印加される。
現像装置ユニット4は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の4色の現像装置401、402、403、404で構成されている。現像ユニット4には、本体制御装置17に接続された現像バイアス発生装置20及びトナー補給装置23が接続されており、制御可能に現像バイアスが印加され、また、必要に応じてトナー補給が行われる。
また、転写装置ユニット6は、中間転写体である中間転写ベルト6a、一次転写装置7、二次転写装置8、転写ベルトクリーニング装置9を備えている。転写装置ユニット6は、本体制御装置17に接続された転写ユニット作動装置25にて制御され、一次転写装置7及び二次転写装置8への転写バイアスが印加される。本実施例では、感光体、静電潜像形成手段、帯電手段、現像手段、転写装置ユニットは記録材に画像を形成する画像形成手段でもある。
また、記録材、即ち、転写材Sの搬送手段として、転写前レジガイド12と転写前レジローラ13と搬送ベルト14が設けられている。また、搬送ベルト14の下流側に、形成したトナー像を転写材Sに定着させるために定着装置15が配置されている。
このような電子写真方式のカラー画像形成装置においては、現像剤として、磁性粒子である磁性キャリアと非磁性粒子であるトナーを用いる二成分現像剤を用いるのが一般的である。
図22に、現像装置401〜404を備えた現像装置ユニット4の一例を示す。各現像装置401〜404は、同様の構成とされ、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を収納している。現像装置401について言えば、磁性キャリアには一般的に劣化を防ぐためフェライト等の比較的硬い磁性粒子が用いられ、マグネットローラの磁束のため理想的には現像装置401内に保持される。非磁性粒子であるトナーは、磁性キャリアとの摩擦帯電により帯電する。このとき磁性粒子である磁性キャリアと非磁性粒子であるトナーは互いに相反する極性の電荷を帯びる。また、例えば、現像装置401にて、現像スリーブ4011には、直流成分に交流成分が足し合わされたバイアス電位が印加される。このバイアス電位と像担持体1上の静電潜像における電位の状態から、非磁性粒子であるトナーは、現像スリーブ4011から像担持体1上に移動し、像担持体1上にトナー像が形成される。
このような二成分現像剤を用いた場合、画像形成中に現像装置401〜404から画像形成中に僅かではあるが磁性キャリアが像担持体1上に付着し、クリーニング装置内や中間転写ベルト上等に保持される。これにより、像担持体1と中間転写ベルト6aの接触する部分や、像担持体クリーニング装置10のブレード101部において加わる摩擦力によって、像担持体1に微細な周上の連続傷をつけることがある(マット化)。このような、像担持体1のマット化は、ハーフトーン画像等の画像ムラの原因となる。しかも、像担持体1上に特定パターン(パッチ画像)の画像を形成し、その特定パターン(パッチ画像)の画像の画像情報を光学検出手段5で検出し、画像形成条件を調整する画像形成装置の場合には、問題が発生する。つまり、像担持体1がマット化すると、像担持体1上の光の反射率が変化するために正確に画像形成条件が調整できなくなるという不具合がある。
このような像担持体1の耐久における変化に対応するために、像担持体1を帯電するために一次帯電装置2に加えるバイアス電位を像担持体1の状況に応じて切り替えることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような系では帯電装置2に加えるバイアス電位を可変にするため、装置が複雑になるばかりでなく像担持体1の帯電電位が変わるため画像形成条件を複数持つことが必要であり常に画像形成装置において最適の電位設定を維持できない。また、クリーニング装置のクリーニング性の観点でも像担持体1の帯電電位が変わることは不利である。
また、一次帯電装置2に加えるバイアス電位に直流成分に交流成分を加えたバイアス電位をもち、その交流成分のピーク電圧(Vpp)を変えることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、このような場合は、交流成分を一次帯電のバイアス電位に用いるため装置が複雑に成り、中間転写ベルト6aやクリーニング装置10など、像担持体1に接触する構成部材の寿命に悪影響を及ぼす。更には、直流成分のみを用いる像担持体1の帯電手段としては用いることはできない。
特開2006−243357号公報 特開2007−148154号公報
このように、二成分現像剤を用いる画像形成装置においては、現像装置中の磁性粒子(磁性キャリア)が像担持体1上に付着し、クリーニング装置内や中間転写ベルト上等に保持される。
従って、磁性キャリアが、像担持体1と中間転写ベルト6aの接触する部分や、像担持体クリーニング装置10のブレード101部において加わる摩擦力によって像担持体1に微細な周上の連続傷をつける。
そこで、本発明の目的は、磁性キャリアが、像担持体に微細な周上の連続傷をつけるのを抑制すると共に、像担持体の十分な削れ寿命を確保することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体を帯電する帯電手段、入力画像信号に応じて前記帯電手段で帯電された前記像担持体を露光し静電潜像を形成する露光手段、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤を使用して、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像とする現像手段、前記トナー像を転写材に転写する転写手段、を有する画像形成装置において、
前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を可変とすることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、磁性キャリアが、像担持体に微細な周上の連続傷をつけるのを抑制すると共に、像担持体の十分な削れ寿命を確保することができる。
更に具体的には、二成分現像剤を用いる画像形成装置において、画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置のバイアス印加時間の割合を、像担持体の表面粗さや構成部材の耐久状況に応じて増やす。これによって、中間転写ベルトやクリーニング装置等に保持される二成分現像剤の磁性キャリアによって像担持体1に微細な周上の連続傷が発生すること(マット化)を抑制する。更には、二成分現像剤の磁性キャリアがクリーニング装置内や中間転写ベルト上等に保持される量が少ないとき像担持体の十分な削れ寿命を確保することができる。
更に説明すれば、画像形成中の像担持体の回転時間に対する一次帯電装置のバイアス印加時間の割合を、像担持体の表面粗さや構成部材の耐久状況に応じて増やす。これにより、像担持体の表面が帯電されることにより像担持体1表面の分子の結合力が弱まりクリーニング装置のクリーニングブレードで像担持体表面が削られる量が多くなる。
こうすることにより、単一の画像形成中に中間転写ベルトやクリーニング装置内に保持された磁性キャリアによって形成される像担持体に微細な周上の連続傷よりも多くの像担持体表面を削り取ることが可能となる。従って、像担持体上の微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)をつけること(マット化)を抑制することができる。二成分現像剤の磁性キャリアがクリーニング装置内や中間転写ベルト上等に保持される量が少ないとき、画像形成中の一次帯電装置のバイアス印加時間を必要最小限にする。そのため、像担持体の十分な削れ寿命を確保することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例である電子写真方式の多色画像形成装置の概略構成を示す模式図である。図21を参照して説明した従来の画像形成装置と同様の構成とされる。
本実施例にて、画像形成装置は、矢印方向に回転する像担持体1としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光ドラムを備えている。像担持体1の周りには、その回転方向に沿って、静電潜像形成手段を構成する一次帯電器(帯電手段)2と、レーザー露光装置(露光手段)3が配置される。更に、像担持体の周囲には、現像装置ユニット(現像手段)4、転写装置ユニット(転写手段)6、像担持体クリーニング装置(クリーニング手段)10、及び前露光装置11が配置されている。
帯電手段としての一次帯電器2は、本体制御装置17に接続された一次帯電装置出力装置24に接続され、制御可能に帯電バイアスが印加される。
現像装置ユニット4は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の4色の現像装置401、402、403、404で構成されている。現像ユニット4には、本体制御装置17に接続された現像バイアス発生装置20及びトナー補給装置23が接続されており、制御可能に現像バイアスが印加され、また、必要に応じてトナー補給が行われる。
また、転写装置ユニット6は、中間転写体である中間転写ベルト6a、一次転写装置7、二次転写装置8、転写ベルトクリーニング装置(クリーニング手段)9を備えている。転写装置ユニット6は、本体制御装置17に接続された転写ユニット作動装置25にて制御され、一次転写装置7及び二次転写装置8への転写バイアスが印加される。本実施例では、感光体、静電潜像形成手段、帯電手段、現像手段、転写装置ユニットは、記録材に画像を形成する画像形成手段でもある。
更に、像担持体1の周囲には、像担持体1上に形成された特定のパターン画像(テストパターン)としてのパッチ画像を検出するためのパターン検知手段(光学検出手段)であるパッチ画像読取りセンサ5(5R、5F)が配置されている。詳しくは後述する。
パッチ画像読取りセンサ5は、本体制御装置17に接続された画像制御装置18に接続されている。画像制御装置18は、パッチ画像読取りセンサ5の検知結果に基いて画像形成条件を調整する。
また、記録材、即ち、転写材Sの搬送手段として、転写前レジガイド12と転写前レジローラ13と搬送ベルト14が設けられている。また、搬送ベルト14の下流側に、形成したトナー像を転写材Sに定着させるために定着装置15が配置されている。
次に、本画像形成装置の画像形成について説明する。
本画像形成装置は、図2(a)のように操作部19で選択することにより、フルカラー画像を転写材Sの上に形成するフルカラー画像形成モードと、モノクロ画像を転写材Sの上に形成するモノクロ(白黒)画像形成モードの二つの画像形成モードが選択可能である。
先ず始めに、フルカラー画像形成モードについて説明する。
図1にて、画像データ(画像情報)は、画像読取装置16で画像読取装置16内に3列に配置されたレッド、グリーン、ブルーのCCDセンサ群(図示せず)により、レッド、グリーン、ブルーの色成分ごとに分割し電気的な信号に変換される。画像読取装置16で得られた、画像データの電気的な信号は、本体制御装置17と画像処理装置21により画像処理が行われる。
更にその後、レッド、グリーン、ブルーの色成分で入力された入力画像信号は、画像処理装置21により画像形成装置のフルカラー画像形成方法に基づいてイエロー、シアン、マゼンタの画像信号に変換される。更に、イエロー、シアン、マゼンタの画像信号からブラックの信号を抽出し、画像読取装置16で得られた入力画像信号は、最終的にはイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像信号に変換される。
フルカラーの画像形成の場合、像担持体上1上での画像形成は、本実施例では、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に別々に行われ、中間転写ベルト6a上で各色ごとに別々に形成され画像を重ね合わせることで形成される。
具体的には、イエローの場合、矢印方向に回転する感光ドラムである像担持体1は、一次帯電器2で一様に帯電される。その後、一様に帯電した像担持体1は、画像処理装置21の信号を元にレーザー駆動回路22により駆動される露光装置3により露光され、静電潜像が形成される。
その後、現像装置ユニット4が回転することで像担持体1の対向位置に移動配置されたイエローの現像装置401により、静電潜像はイエローのトナー像に現像される。このとき、トナーは現像装置401内で攪拌され電荷を持っており、現像装置401には、現像バイアス発生装置20により、図3に示すように、直流成分に交流成分が足し合わされたバイアス電位が印加される。
イエローのトナー像は、像担持体1の回転により一次転写装置7に送られる。一次転写装置7において、トナーの電荷と極性が反対の電位が印加され、トナー像が中間転写ベルト6a上に転写される。このとき、転写ベルトクリーニング装置9は、中間転写ベルト6aから離脱し、トナー像は転写ベルトクリ−ニング装置9によりクリーニングされない。
また、像担持体1上の中間転写ベルト6aに転写されなかったトナーは、像担持体クリーニング装置10によりクリーニングされる。その後、像担持体上1は、前露光装置11により除電され、次の画像形成に用いられる。
イエローのトナー像が中間転写ベルト6a上に形成されたのち、画像形成装置はシアンのトナー像を中間転写ベルト6a上に形成する。具体的には、画像処理装置21により生成されたシアンの画像信号に基づき像担持体1上に静電潜像が形成される。その後、現像装置ユニット4が回転することで像担持体1の対向位置に移動してきたシアンの現像装置402により、静電潜像はシアンのトナー像に現像される。シアンのトナー像は、像担持体1の回転により一次転写装置7に送られる。一次転写装置7において、トナーの電荷と極性が反対の電位が印加され、トナー像が中間転写ベルト6a上の以前イエローのトナー像が形成された位置に転写される。このとき、転写ベルトクリーニング装置9は、中間転写ベルト6aから離脱し、トナー像は転写ベルトクリ−ニング装置によりクリーニングされない。
また、像担持体1上の中間転写ベルト6aに転写されなかったトナーは、像担持体クリーニング装置10によりクリーニングされる。その後、像担持体1は前露光装置11により除電され、次の画像形成に用いられる。
同様に、中間転写ベルト6a上に、マゼンタとブラックのトナー像が形成され、フルカラーのトナー像が形成される。
転写材Sは、転写前レジガイド12とレジローラ13により、二次転写装置8に搬送される。ここで、中間転写体6上のフルカラーのトナー像と転写材Sは同期して移動しており、二次転写装置8には転写材S方向にトナーの極性と反対の電位が印加されることにより、フルカラートナー像は転写材Sに転写される。
この後、転写材Sに転写されずに残った中間転写ベルト6a上のトナーは、中間転写ベルト6aに、転写材Sにフルカラートナー像を転写した後に当接した中間転写ベルトクリーニング装置9によりクリーニングされる。
また、転写材S上に形成されたフルカラートナー像は、定着装置15により熱と圧力を加えることにより定着される。
次に、モノクロ画像形成モードについて説明する。
画像データは、画像読取装置16で画像読取装置16内に3列に配置されたレッド、グリーン、ブルーのCCDセンサ郡(図示せず)により、レッド、グリーン、ブルーの色成分ごとに分割し電気的な信号に変換される。画像読取装置16で得られた、画像データの電気的な信号は、本体制御装置17と画像処理装置21により画像処理が行われる。
更にその後、レッド、グリーン、ブルーの色成分で入力された入力画像信号は、画像処理装置21により画像形成装置のモノクロ画像形成方法に基づいてモノクロの二値化された画像信号に変換される。
モノクロの画像形成の場合、像担持体1の対向位置にブラックの現像装置404が対向しブラック一色で画像形成が行われる。矢印方向に回転する感光ドラムの像担持体1は、一次帯電器2で一様に帯電される。
その後、一様に帯電した像担持体1は、画像処理装置21の画像信号を元にレーザー駆動回路22により駆動される露光装置3により露光され、静電潜像が形成される。その後、現像装置ユニット4が回転することで像担持体1の対向位置にあらわれたブラックの現像装置404により、静電潜像はブラックのトナー像に現像される。このときトナーは、現像装置404内で攪拌され電荷を持っており、現像装置404には、図3に示すように直流成分に交流成分が足し合わされたバイアス電位が印加される。
ブラックのトナー像は、像担持体1の回転により一次転写装置7に送られる。一次転写装置7において、トナーの電荷と極性が反対の電位が印加され、トナー像が中間転写ベルト6a上に転写される。
また、像担持体1上の中間転写ベルト6aに転写されなかったトナーは、像担持体クリーニング装置10によりクリーニングされる。そののち、像担持体1は前露光装置11により除電され、次の画像形成に用いられる。
また転写材Sは、転写前レジガイド12とレジローラ13により、二次転写装置8に搬送される。ここで中間転写体6上のモノクロのトナー像と転写材Sは同期され、二次転写装置8により転写材S方向にトナーの極性と反対の電位が印加されることにより、モノクロトナー像は転写材Sに転写される。この後、転写材Sに転写されずに残った中間転写体6上のトナーは、転写材Sにモノクロトナー像を転写した後に、中間転写体6に当接した中間転写ベルトクリーニング装置9によりクリーニングされる。
また、転写材S上に形成されたモノクロトナー像は定着装置15により熱と圧力を加えることにより定着される。
次に、トナー像形成時の像担持体1の表面電位と現像装置401〜404に印加されるバイアス電位の関係について説明する。
本実施例の画像形成装置は、公知のIAE(Image Area exposure )方式の露光方式と公知の反転現像方式を用いるものとする。
図4に示すように、像担持体1の表面電位は、一次帯電出力装置24に接続された一次帯電装置2により電位VDに一様に露光された後、露光装置3によりトナー像のトナーを載せる部分のみ露光される。このとき、露光された領域の電位はVL電位まで落ちる。
このようにして作成された静電潜像をトナー像に現像するときに、トナー像を現像する色の現像装置401〜404には、図3のように、現像バイアス発生装置20から直流成分に交流成分が足し合わされたバイアス電位が印加される。このとき、印加されるバイアス電位の直流成分をVdcとして図4には表記してある。
公知のIAE(Image Area exposure)方式の露光方式と公知の反転現像方式を用いる場合、トナーの帯電電荷とドラム上の表面電位VD、VLと、現像装置401〜404に印加するバイアス電位の直流成分Vdcとの関係が考慮される。この関係にて、像担持体1上の表面電位が現像装置401〜404に印加するバイアス電位の直流成分Vdcよりも低い像担持体1上の部分、即ち、図4にて、像担持体1上表面電位がVLの部分にトナーが付着しトナー像が形成される。
このとき、現像装置401〜404には、上述のように、図3に示す直流成分に交流成分が足し合わされたバイアス電位が印加される。このバイアス電位の直流成分Vdcと像担持体1上の表面電位VLの差は、コントラスト電位(Vcont)と言いトナー像の濃度を決定する重要な電位である。
図5は、現像装置ユニット4の概略図である。
なお、本画像形成装置の現像装置401〜404は、現像するトナーの色が異なる点を除いて同様の構成とされる。従って、本画像形成装置の現像装置(401〜404)の説明として、現像装置401を用いて説明する。
現像装置401には、現像剤担持体としての現像スリーブ4011、マグネットローラ4012、規制部材4013、現像剤搬送スクリュー4014、4015、等が設けられている。現像スリーブ4011は、複数の磁極(S1、N1、S2、N2、N3)を備えたマグネットローラ4012を固定して内包し、像担持体1の周面との間に所定の現像間隔を保ち駆動回転される。
現像剤としては、磁性粒子(磁性キャリア)と非磁性粒子(非磁性トナー)を含む二成分現像剤が用いられる。磁性粒子としては、公知の高抵抗磁性キャリアとしてフェライトからなる直径45μm程度の粒子を用いる。非磁性粒子としては公知の高抵抗非磁性トナーとしてそれぞれの着色材を含むポリマーの母材上に、シリカ等の帯電制御材を外添した8μm程度の粒子を用いる。
磁性粒子である磁性キャリアは、マグネットローラの磁束のため理想的には現像装置401内に保持される。非磁性粒子である非磁性トナーは、磁性粒子との摩擦帯電により帯電する。このとき磁性粒子と非磁性粒子は互いに相反する極性の電荷を帯びる。また現像スリーブ4011には、図3のように直流成分に交流成分が足し合わされたバイアス電位が印加される。このバイアス電位と像担持体1上の静電潜像における電位の状態から、非磁性粒子は、現像スリーブ4011から像担持体1上に移動し、像担持体1上にトナー像が形成される。
現像装置401〜404内の非磁性トナーと磁性キャリアの割合は、像担持体1の除去可能な位置に作られた特定のパターン画像(パッチ画像)の濃度を読取ることにより調整される。
このとき、パッチ画像の濃度を読取るための光学検知手段であるパッチ画像読取りセンサ5の画像濃度の検知方法について説明する。
図6は、一つの前記パッチ画像読取りセンサ5の一例の模式図である。像担持体1に対向してパッチ画像読取りセンサ5が配置されている。後述するように、この光学検知手段であるパッチ画像読取りセンサ5は、像担持体1上に光を照射しその反射光量から像担持体1の表面粗さを判断する像担持体反射光量検出手段としても機能する。
LED光源501から発生した光は、偏光版502で偏光され、像担持体1上に照射される。その後、像担持体1上でこの光は反射し、偏光版503を通り、光学センサP504と光学センサS505に到達する。このとき、光学センサP504は、像担持体1上で正反射をした反射光成分(反射光量)を、光学センサS505は、像担持体1上で乱反射した反射光成分(反射光量)を検知する。また、センサ5の像担持体1との対面には光学センサ等の汚れを防止するための防塵ガラス506が設けられている。
光学センサP504、光学センサS505は、それぞれ入射する光の強度が増加するに従い、0〜5Vの電位を出力する。パッチ画像読取りセンサ5は、先ず始めに、像担持体1上に画像がなく、LED光源501が発光していない状態で光学センサP504と光学センサS505の出力値を読取り記憶する。この値は、暗電流Iであり、光学センサP504の暗電流がIP、光学センサS505の暗電流がISである。
次に、LED光源501を発光し、像担持体1上に画像が無い場合の、像担持体1上の光の反射量に起因する光学センサP504と光学センサS505の出力値を読取り記憶する。このときの値を光学センサP504についてDP、光学センサS505についてDSとする。像担持体1が比較的鏡面に近い表面性のときは、DP=2.0V、DS=1.5V程度となる。また像担持体1の表面粗さが粗くなり鏡面から離れると、このときの乱反射光成分が大きくなる。すなわちDP<2.0V、DS>1.5Vとなる。
次に、LED光源501を発光したままで、パッチ画像を像担持体1上に作成し、パッチ画像上の光の反射量を読取る。このときの光学センサP504及び光学センサS505の出力値をそれぞれGP、GSとする。以上のデータから、画像形成通知は、下記のSigRをパッチ画像の出力値とする。
SigR=(GP−IP)×k(GS−IS)/{(DP−IP)×k(DS−IS)}
ここで、kは比例定数であり、ここでは0.5を用いる。
正常にパッチ画像読取りセンサ5が動作する場合の出力値は、暗電流IP、ISは0.2V程度である。また、像担持体1上の光の反射量に起因する光学センサP504と光学センサS505の出力値DP、DSは、像担持体1が比較的鏡面に近い表面性のときは、DP=2.0V、DS=1.5V程度である。更に、像担持体1上に作成したパッチ画像に起因する光学センサP504の出力値GP、光学センサS505の出力値GSは、パッチ画像が像担持体1上に形成されることで正反射成分が減少し、乱反射成分が増加する。そのため、それぞれGP=1.0V、GS=3.2V程度となる。
また、本画像形成装置では中間調の再現においても、像担持体1の除去可能な位置に作られた特定の画像パターン(パッチ画像)の濃度を読取ることを用いる。
本画像形成装置は、中間調の再現手段を複数個もち、その選択は操作部19から入力された情報に基づき行われる。操作部ではユーザーが読取原稿の種類や要求画質に応じて、操作部19から、図2(b)に示すように、文字/写真/地図モード、写真モード、文字モードと、上述したように図2(a)に示す画像形成モードと、を選択できるようになっている。
文字モードは、文字及び表中心の原稿を用いる場合のモードであり、写真モードは、写真等画像の原稿を用いるモードであり、文字/写真/地図モードは、同一原稿中に文字中心の領域及び写真等画像中心の領域が混在する場合に用いるモードである。
画像処理装置21で行われる中間調再現等の画像処理は、ユーザーの選択した画像形成モードにより異なる。
具体的には、文字モードをユーザーが選択した場合には、文字中心の原稿のため中間調の表現手段として、図7(a)のような公知の誤差拡散法を用いる。誤差拡散法を用いる中間調の表現手段は、ランダムに集合させたドットにより中間調を再現するものである。この誤差拡散法による中間調の再現手段は、ランダムなパターンを用いて中間調を表現するため、規則正しい模様を重ね合わせたとき、画素が相互に干渉することによりできる周期的な縞状のパターン、モアレの発生が少ないという利点がある。しかし、テクスチャと呼ばれる「くもの巣」状のドットの集中物が目立つため、画像品質が悪いという欠点があった。
また、ユーザーが写真モードを選択した場合には、図7(b)のようなAMスクリーン法による中間調再現手段が選択される。AMスクリーン法は、規則的にドットを配列することにより二値化データで中間調を再現するもので、階調性が安定しテクスチャの発生もないため画像品位が良い。しかし、規則的にドットを配置するためにモアレが発生しやすいという欠点がある。
また、ユーザーが文字/写真/地図モードを選択した場合には、画像読取装置16で得られた画像データをもとに、公知の像域分離法を用いて画像域が文字中心の領域及び写真等画像中心の領域に分離される。この分離された画像域ごとに、文字中心の領域の中間調再現手段には誤差拡散法、写真中心の領域にはAMスクリーン法が用いられる。
図8に、コントラスト電位(Vcont)と画像濃度Dとの関係を示す。コントラスト電位(Vcont)と画像濃度Dとの関係は、画像形成装置の特性上、図8の実線のようになることが知られている。このため、本画像形成装置は、画像読取装置21で得られた画像データの画像濃度と転写材S上の画像濃度が一致するように、図9のような画像読取装置21で得られた画像データの画像濃度と露光装置3の出力の関係として図8の関数と逆関数を用いる必要がある。以後、図8のような関数を濃度特性関数、図9のような関数を逆濃度特性関数と呼ぶ。
また、本画像形成装置は、使用時に使用環境の温度や湿度の変化や本画像形成装置内の昇温等により、図8のコントラスト電位(Vcont)と画像濃度Dとの関係のグラフは変化することが知られている。このため、常にその変化を知り前記の逆濃度特性関数を変更する必要がある。そのため、本発明の画像形成装置は、電源のON立ち上げ時に、図10のように、一定のコントラスト電位(Vcont)で特定パターンであるパッチ画像P1、P2を各色毎に形成し、センサー5(5R、5F)で読取る。そして、先ず立ち上げ時の図9のコントラスト電位(Vcont)と画像濃度Dとの関係を把握する。次に、画像形成時は、図10のように一定のコントラスト電位(Vcont)で特定パターンであるパッチ画像P1、P2を各色のトナー像形成時に、長手方向に2パターン、2箇所作成し、パッチ画像読取りセンサ5により濃度を読取る。そして、画像形成中のコントラスト電位(Vcont)と画像濃度Dを求め、電源ONの立ち上げ時のコントラスト電位(Vcont)と画像濃度Dの関係との差分から、前記の逆濃度特性関数を変更する。
具体的例として図11を参考に説明する。
初期状態において、パッチ画像を読取り算出したコントラスト電位(Vcont)と画像濃度Dとの関係と、そのときの逆濃度特性関数が図11(a)の状態にあるとする。この場合において、画像形成時にパッチ画像の濃度を読取り算出したコントラスト電位(Vcont)と画像濃度Dとの関係が初期の状態と比較して図11(b)のようになり、画像濃度が出にくくなったとする。この場合において、画像読取装置21で得られた画像濃度と露光装置3の露光量の関係を、初期の状態から、露光量を増加させるようにして前記の逆濃度特性関数を変更する。これにより、最終的な画像読取装置21で得られた画像濃度と転写材S上の画像濃度の関係を一定に保つことができる。
また、画像形成中に、画像形成時にパッチ画像の濃度を読取り算出したコントラスト電位(Vcont)と画像濃度Dとの関係が初期の状態と比較して、画像濃度が出やすくなったとする。この場合において、逆濃度特性関数を画像読取装置21で得られた画像濃度と露光装置3の露光量の関係を、初期の状態から、露光量を減少させるように逆濃度特性関数を変更する。
モノクロ画像を形成するときの標準的な像担持体1の回転と一次帯電装置2等の動作の様子を図12に示す。なお、図12は、単一の転写材Sを用いたときの例である。
中間転写ベルト6aを用いる画像形成装置において、像担持体1の回転時間は、中間転写ベルト6a上に転写された画像が転写材Sに転写されるまで必要となる。それに対して、帯電時間は、像担持体1の実際の画像領域に対応する部分を帯電すればよく、図12のように像担持体1の回転時間に対して短くなる。このように、像担持体1の帯電時間を可能な限り短く設計することは、像担持体1の削れ寿命を延ばすためにも有効である。これは、次の理由による。
つまり、一般的に有機半導体で形成される像担持体1の表面の静電潜像を維持する層の分子間の結合が、帯電動作により部分的に破壊され、表面が削れ易い状態となる。このとき、クリーニング装置10のクリーニングブレード101等により像担持体1の表面が擦られることにより、像担持体1の表面層の削れが促進されるためである。
一般的に、二成分現像剤を用いる画像形成装置において、現像装置401〜404から画像形成中に僅かではあるが磁性キャリアが像担持体1上に付着し、クリーニング装置内や中間転写ベルト上等に保持される。像担持体1上に磁性キャリアが付着する原理としては、次のように考えることができる。
つまり、像担持体1の表面が白地部の電位を帯びているときに、非磁性トナーと逆極性の磁性キャリアが像担持体1上に静電的な力で飛翔することによる。また、像担持体1がトナー像電位の時に像担持体1上に現像された非磁性トナーによる鏡映力で磁性キャリアが像担持体1上に飛翔したりすることによる。
また、このように像担持体1上に付着した磁性キャリアは、公知のポリイミド等でつくられた樹脂製の中間転写ベルト6aの表面に埋め込まれるように保持される場合がある。このように中間転写体上に保持された磁性キャリアは、像担持体1と中間転写ベルト6aの接触する部分や、像担持体クリーニング装置10のブレード101部において摩擦力が加えられる。この摩擦力によって像担持体1に微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)をつけることがある(マット化)。
このような、像担持体1のマット化は、ハーフトーン画像等の画像ムラの原因となるばかりではない。像担持体1上に特定パターン(パッチ画像)の画像を形成し、その特定パターン(パッチ画像)の画像の画像情報を光学検出手段で検出し、画像形成条件を調整する画像形成装置の場合には、次のような不具合がある。即ち、像担持体1がマット化すると像担持体1上の光の反射率が変化するために正確に画像形成条件が調整できなくなる。
そこで、本実施例1の画像形成装置は、像担持体1の表面粗さとしてのマット化の兆候をパッチ画像読取りセンサ5の値から検知し、画像形成中における像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を変化させる。
すなわち、図12のような一次帯電装置2の帯電時間制御では、像担持体1の削れ量が少ないために中間転写ベルト6aやクリーニング装置10に磁性キャリアが多量に保持された場合には次の問題が起こる。即ち、像担持体1に微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)を付けることがある。
像担持体1のマット化の兆候の判断は、パッチ画像読取りセンサ5で像担持体1上の光の反射量に起因する光学センサP504と光学センサS505の出力値を読取る時に行う。像担持体1の表面粗さが粗くなると、像担持体1上の光の反射において正反射した反射光成分が減少し、乱反射した反射光成分が増大する。つまり、光学検知手段であるパッチ画像読取りセンサ5は、像担持体1上に光を照射しその反射光量から像担持体1の表面粗さを判断する像担持体反射光量検出手段として機能する。
具体的には、光学センサP504の値は小さくなり、光学センサS505の値は大きくなる。通常、像担持体1の表面が鏡面に近いときは、DP=2.0V、DS=1.5V程度となる。また、像担持体1の表面粗さが粗くなり鏡面から離れると、このときの乱反射光成分が大きくなる。すなわち、DP<2.0V、DS>1.5Vとなる。
そこで、DP/DSの値を計算し、DP/DS<2のときはマット化の兆候なし、2≦DP/DS≦4のときはマット化の兆候ややあり、DP/DS<4の時はマット化の兆候ありと3段階に判断する。
なお、本画像形成装置において、このようなパッチ画像読取りセンサ5で像担持体1上の光の反射量に起因する光学センサP504と光学センサS505の出力値を読取る動作は、次のタイミングで行う。つまり、電源投入時と像担持体1に形成される単色画像が500枚を経過した後の画像形成直後に行うものとする。
本実施例1の画像形成装置では像担持体1の表面粗さに応じて、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を長くする。すなわち、パッチ画像読取りセンサ5で像担持体1上の光の反射量に起因する光学センサP504と光学センサS505の出力値DPとDSから計算されるDP/DSに応じて像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を長くする。
P/DS<2のときの、モノクロの画像形成時の像担持体1の回転時間と、一次帯電装置2のバイアス印加時間の関係を図12に示す。
このとき、画像形成に必要な像担持体1の回転時間をb、一次帯電装置のバイアス印加時間をaとする。
P/DS<2のとき像担持体1にマット化の兆候はない。そこで、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合は、必要最小限となる。すなわち、一次帯電装置2のバイアス印加時間は像担持体1上の画像形成領域のみを帯電するのに必要な時間とする。
2≦DP/DS≦4の場合は、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合がDP/DS=4のときに、90%になるように設定する。
具体的には、図13のように、2≦DP/DS≦4となるときにおける単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’は、
a’=[a+(b−a)×{(DP/DS)÷4}]×0.9
で計算される。
また、DP/DS<4の場合は、単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、図14のように像担持体1の回転時間の90%となるように設定する。
このとき、一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、
a’’=0.9×b
で計算される。
また、連続して複数の転写材Sに画像形成を行う場合は、前述の単一の転写材Sについて行う制御を連続して行うものとする。
次に、フルカラー画像形成の場合について説明する。
フルカラー画像形成時のDP/DS<2のときにおける像担持体1の回転及び一次帯電装置2のバイアス印加等のシーケンスは、図15のようになる。このとき、本実施例では、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に中間転写ベルト6a上に単色画像を形成していく。
図15のように像担持体1の回転が始まり、イエローの単色画像が中間転写ベルト6aに形成されその後、シアンの画像形成のために帯電装置2にバイアスが印加されるまでの像担持体1の回転時間をbYとする。それに続いて、シアンの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されるまでの像担持体1の回転時間をbCとする。そこから、マゼンタの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されるまでの像担持体1の回転時間をbMとする。その後、ブラックの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写される。そして、さらに中間転写ベルト6a上に重ねられたフルカラートナー像が二次転写装置8により転写材Sに転写され転写材S上のフルカラートナー像が定着装置15により定着され、画像形成が完了するまでの像担持体1の回転時間をbBkとする。
P/DS<2のとき、像担持体1にはマット化の兆候がないため、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの単色画像を中間転写ベルト6a上に形成するための像担持体1の帯電時間をイエローaY、シアンaC、マゼンタaM、ブラックaBkとする。すると、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合は、必要最小限、すなわち一次帯電装置2のバイアス印加時間は像担持体1上の画像形成領域のみを帯電するのに必要な時間とする。
2≦DP/DS≦4の場合は、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合がDP/DS=4のときに90%になるように設定する。
具体的には、図16のように2≦DP/DS≦4の場合は、単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間、a’Y、a’C、a’M、a’Bkは、
a’K=[aK+(bK−aK)×{(DP/DS)÷4}]×0.9
K=Y,C,M,Bk
で計算される。
また、DP/DS<4の場合は、単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、図14のように像担持体1の回転時間の90%となるように設定する。
このとき、一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、
a’’K=0.9×bK
K=Y,C,M,Bk
で計算される。
このように、画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を、像担持体1の表面粗さに応じて可変としている。すなわち、バイアス印加時間の割合を、パッチ画像読取りセンサ5で像担持体1上の光の反射量に起因する光学センサP504と光学センサS505の出力値DPとDSから計算されるDP/DSの値に応じて増やしている。これにより、像担持体1に微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)が発生すること(マット化)を抑制することができる。且つ、像担持体1にマット化の兆候がない場合に像担持体1の十分な削れ寿命を確保することができる。
ここで、上記周上の連続傷は、中間転写ベルト6aやクリーニング装置10等に保持される二成分現像剤の磁性キャリアによって形成される。例えば、像担持体1と中間転写ベルト6aの接触する部分や、像担持体クリーニング装置10のブレード101部において加わる摩擦力によって形成される。
具体的には、このように画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を、像担持体の表面粗さや構成部材の耐久状況に応じて増やす。これにより、像担持体1の表面が帯電されることにより像担持体1表面の分子の結合力が弱まり、クリーニング装置10のクリーニングブレード101で像担持体1表面が削られる量が多くなる。こうすることにより、上記記載の微細な周上の連続傷の周囲の像担持体1表面を削り取ることが可能となる。これによって、像担持体1上の微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)をつけること(マット化)を抑制することができる。二成分現像剤の磁性キャリアがクリーニング装置内や中間転写ベルト上等に保持される量が少ないとき、画像形成中の一次帯電装置2のバイアス印加時間を必要最小限にするため、像担持体1の十分な削れ寿命を確保することができる。
実施例2
本実施例2に係る画像形成装置は、実施例1とは、次の点において異なる。つまり、実施例1では、像担持体1の耐久状況に応じて画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアスの印加時間の割合を上げた。これに対して、本実施例では、中間転写ベルト6aの耐久イメージ数に応じて画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアスの印加時間の割合を上げる点において異なり、その他の点においては同様である。従って、画像形成装置の構成や動作の詳細についての説明は省略する。
図18に、本発明の適応が可能な画像形成装置の一例として、本発明に係るフルカラー画像形成装置の一例を示す。
本実施例2の画像形成装置には、中間転写ベルト寿命カウント装置26が設置されており、中間転写ベルト6aの耐久状況は、イメージ数でカウントする。これは、像担持体1から中間転写ベルト6aに一次転写装置7により単一の画像が転写される度に、中間転写ベルトの耐久履歴を1イメージとカウントするものである。すなわち、モノクロの画像形成時には、一回の画像形成で中間転写ベルトの耐久履歴は、1イメージとなり、フルカラーの画像形成時には一回の画像形成で4イメージとなる。
また、本実施例2では、中間転写ベルト6aを交換した場合は、操作部19からそのカウンターの値を0にすることで、正確に中間転写ベルト6aの耐久イメージ数を管理する。
本実施例2の画像形成装置では中間転写ベルト6aの耐久履歴に応じて像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を初期の状態から長くする。
中間転写ベルト6aの耐久イメージ数が初期から25000イメージまでの、モノクロ画像形成時の像担持体1の回転時間と、一次帯電装置2のバイアス印加時間の関係を、図12に示す。
このとき、画像形成に必要な像担持体1の回転時間をb、一次帯電装置のバイアス印加時間をaとする。
中間転写ベルト6aの耐久イメージ数が初期から25000イメージまでは中間転写ベルト6aが耐久初期であるために、磁性キャリアがあまり中間転写ベルト6aに埋め込まれていない。そのため、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合は、必要最小限となり、すなわち一次帯電装置2のバイアス印加時間は像担持体1上の画像形成領域のみを帯電するのに必要な時間とする。
それ以降の場合は中間転写ベルトの耐久イメージ数が50000イメージになるときに、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合が90%になるように設定する。
具体的には、図13のように、中間転写ベルトの耐久イメージ数Nが25000≦N≦50000となす時における単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’は、
a’=[a+(b−a)×(N/50000)]×0.9
で計算される。
また、中間転写ベルト6aの耐久イメージ数が50000イメージ以上の場合は、単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、図14のように像担持体1の回転時間の90%となるように設定する。
このとき、一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、
a’’=0.9×b
で計算される。
また、連続して複数の転写材Sに画像形成を行う場合は、前述の単一の転写材Sについて行う制御を連続して行うものとする。
次に、フルカラー画像形成の場合について説明する。
フルカラー画像形成時の中間転写ベルト6aの耐久イメージ数が25000イメージ未満における像担持体1の回転及び一次帯電装置2のバイアス印加等のシーケンスは、図15のようになる。このとき、本実施例では、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に中間転写ベルト6a上に単色画像を形成していく。図15のように、像担持体1の回転が始まり、イエローの単色画像が中間転写ベルト6aに形成され、そののちシアンの画像形成のために帯電装置2にバイアスが印加されるまでの像担持体1の回転時間をbYとする。それに続いてマシアンの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されるまでの像担持体1の回転時間をbCとし、そこからマゼンタの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されるまでの像担持体1の回転時間をbMとする。そののち、ブラックの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写される。さらに中間転写ベルト6a上に重ねられたフルカラートナー像が二次転写装置8により転写材Sに転写される。さらに、転写材S上のフルカラートナー像が定着装置15により定着され画像形成が完了される。ブラックの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されてから定着装置15により定着され画像形成が完了するまでの像担持体1の回転時間をbBkとする。
このとき、中間転写ベルト6aは、耐久イメージ数が初期のため磁性キャリアがあまり中間転写ベルト6aに埋め込まれていない。このため、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの単色画像を中間転写ベルト6a上に形成するための像担持体1の帯電時間をイエローbY、シアンbC、マゼンタbM、ブラックbBkとする。こうすることで、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合は、必要最小限となる。すなわち、一次帯電装置2のバイアス印加時間は像担持体1上の画像形成領域のみを帯電するのに必要な時間とする。
それ以降の場合は、中間転写ベルトの耐久イメージ数が50000イメージになるときに、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合が90%になるように設定する。
具体的には、図16のように、中間転写ベルトの耐久イメージ数Nが25000≦N≦50000となす時における単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間、a’Y、a’C、a’M、a’Bkは、
a’K=[aK+(bK−aK)×{(N/50000)}]×0.9
K=Y,C,M,Bk
で計算される。
また、中間転写ベルト6aの耐久イメージ数が50000イメージ以上の場合は、単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’Y、a’’C、a’’M、a’’Bkは、図17のように設定する。すなわち、像担持体1の回転時間の90%となるように設定する。
このとき、一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、
a’’K=0.9×bK
K=Y,C,M,Bk
で計算される。
このように画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を、中間転写ベルト6aの耐久イメージ数に応じて増やす。これにより、中間転写ベルト6aに保持された磁性キャリアによって像担持体1に微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)をつけること(マット化)を抑制することができる。且つ、磁性キャリアが像担持体1や中間転写ベルト6a上等に付着量が少ないとき像担持体1の十分な削れ寿命を確保することができる。
具体的には、このように画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を、中間転写ベルト6aの耐久イメージ数に応じて増やす。これにより像担持体1の表面が帯電されることにより像担持体1表面の分子の結合力が弱まりクリーニング装置10のクリーニングブレード101で像担持体1表面が削られる量が多くなる。こうすることにより、単一の画像形成中に中間転写ベルト6aに保持された磁性キャリアと、像担持体1と中間転写ベルト6aの接触する部分に加わる摩擦力によって像担持体1に微細な周上の連続傷よりも多くの像担持体1表面を削り取ることが可能となる。そのため、中間転写ベルト6aに保持された磁性キャリアによって像担持体1に微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)をつけること(マット化)を抑制することができる。また、中間転写ベルト6aの耐久イメージ数が少なく磁性キャリアが像担持体1や中間転写ベルト6a上等に付着量が少ないときは、画像形成中の一次帯電装置2のバイアス印加時間を必要最小限にするため、十分な削れ寿命を確保することができる。
実施例3
本実施例3に係る画像形成装置は、実施例2とは、次の点において異なる。つまり、実施例2では、中間転写ベルト6aの耐久イメージ数に応じて画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアスの印加時間の割合を上げた。これに対して、本実施例では、クリーニング装置10に用いられるファーブラシ等のクリーニング補助手段の耐久イメージ数に応じて画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアスの印加時間の割合を上げる点において異なる。その他の点においては同様である。従って、画像形成装置の構成や動作の詳細についての説明は省略する。
本実施例3に係るクリーニング装置10を、図19に示す。クリーニング装置10は、像担持体1上の転写残トナーを掻き取るためのクリーニングブレード101を備えており、また、そのクリーニングブレード101の働きを補助するクリーニング補助手段としてのファーブラシ102を備えている。
ファーブラシ101は、通常アルミ合金又はステンレス等の芯金1021にレーヨンまたはナイロン等の合成繊維のブラシ1022を巻き付けたものが用いられる。本実施例2の画像形成装置においては、芯金1021にステンレスを、ブラシ1022にナイロンを用いる。
クリーニングの補助部材としてのファーブラシ102は、転写残トナーが多量にクリーニング装置10に送られたときは、その転写残トナーの一部をブラシ部1022で回収することによりクリーニングブレード101での転写残トナーの掻き取りを補助する。また逆に、転写残トナーがクリーニング装置10に余り送られない場合は、ブラシ部に溜めた転写残トナーを像担持体1に再塗布することによりクリーニングブレード101に供給する。そして、クリーニングブレード101と像担持体1の摩擦力が転写残トナーの減少で高まるのを防ぐ働きをする。
このような働きにおいて、転写残トナー中に微量に含まれる磁性キャリアはその他の非磁性トナーに比べて粒径が大きく密度も高いため、一度ファーブラシ102に回収されると像担持体1上に再塗布されずらく、ブラシ部に蓄積されやすい。このため、磁性キャリアがファーブラシ102に蓄積されると、ファーブラシ102と像担持体1のあいだの摩擦力やファーブラシによって再塗布されたファーブラシがクリーニングブレ−ド101のエッジ部に溜まる。これによって、クリーニングブレード101と像担持体1の摩擦力によって像担持体1に微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)を付けることがある(マット化)。
このような、像担持体1のマット化は、ハーフトーン画像等の画像ムラの原因となる。更には、像担持体1上に特定パターン(パッチ画像)の画像を形成し、その特定パターン(パッチ画像)の画像の画像情報を光学検出手段で検出し、画像形成条件を調整する画像形成装置の場合に、以下のような不具合がある。即ち、像担持体1がマット化すると像担持体1上の光の反射率が変化するために正確に画像形成条件が調整できなくなるという不具合がある。
そこで、本実施例3の画像形成装置は、以下のような構成としている。即ち、クリーニング装置10内のファーブラシ102に保持される磁性キャリアの量に応じる形で、ファーブラシ102の耐久履歴に応じて画像形成中における像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を変化させる。
すなわち、図12のような一次帯電装置2の帯電時間制御では、像担持体1の削れ量が少ない。そのため、ファーブラシ102に磁性キャリアが多量に保持された場合に、像担持体1に微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)をつけることがある。
本実施例3の画像形成装置においてファーブラシ102の耐久状況はイメージ数でカウントする。これは像担持体1から中間転転写ベルト6aに一次転写装置7により単一の画像が転写されるたびにファーブラシ102の耐久履歴を1イメージとカウントするものである。すなわち、モノクロの画像形成時には一回の画像形成で中間転写ベルトの耐久履歴は1イメージとなり、フルカラーの画像形成時には一回の画像形成で4イメージとなる。
また、本実施例3の画像形成装置は、ファーブラシ102及び像担持体1の耐久イメージ数を管理するカウンターを持っている。そして、ファーブラシ102を交換した場合は、操作部19からそのカウンターの値を0にすることで、正確にファーブラシ102の耐久イメージ数を管理する。
本実施例3の本画像形成装置でのファーブラシ102の耐久履歴に応じて像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を初期の状態から長くする。
ファーブラシ6の耐久イメージ数が初期から25000イメージまでの、モノクロの画像形成時の像担持体1の回転時間と、一次帯電装置2のバイアス印加時間の関係を図12に示す。
このとき、画像形成に必要な像担持体1の回転時間をb、一次帯電装置のバイアス印加時間をaとする。
ファーブラシ102の耐久イメージ数が初期から25000イメージまではファーブラシ102が耐久初期であるために、磁性キャリアがあまりファーブラシ102に保持されていない。そのため、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合は、必要最小限となり、すなわち一次帯電装置2のバイアス印加時間は像担持体1上の画像形成領域のみを帯電するのに必要な時間とする。
それ以降の場合は、ファーブラシ102の耐久イメージ数が50000イメージになるときに、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合が90%になるように設定する。
具体的には、図13のように、ファーブラシ102の耐久イメージ数Nが25000≦N≦50000となる時における単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’は、
a’=[a+(b−a)×(N/50000)]×0.9
で計算される。
また、ファーブラシ102の耐久イメージ数が50000イメージ以上の場合は、単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、図14のように像担持体1の回転時間の90%となるように設定する。
このとき、一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、
a’’=0.9×b
で計算される。
また、連続して複数の転写材Sに画像形成を行う場合は、前述の単一の転写材Sについて行う制御を連続して行うものとする。
次に、フルカラー画像形成の場合について説明する。
フルカラー画像形成時のファーブラシ102の耐久イメージ数が25000イメージ未満における像担持体1の回転及び一次帯電装置2のバイアス印加等のシーケンスは図15のようになる。このとき、本実施例では、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に中間転写ベルト6a上に単色画像を形成していく。図15のように、像担持体1の回転が始まり、イエローの単色画像が中間転写ベルト6aに形成され、そののちシアンの画像形成のために帯電装置2にバイアスが印加されるまでの像担持体1の回転時間をbYとする。それに続いて、シアンの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されるまでの像担持体1の回転時間をbCとし、そこから、マゼンタの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されるまでの像担持体1の回転時間をbMとする。そののち、ブラックの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写される。さらに中間転写ベルト6a上に重ねられたフルカラートナー像が二次転写装置8により転写材Sに転写される。更に、転写材S上のフルカラートナー像が定着装置15により定着され画像形成が完了する。このとき、ブラックの単色画像が像担持体1からフルカラー画像として中間転写ベルト6a上に形成されて定着装置15により定着されるまでの像担持体1の回転時間をbBkとする。このとき、中間転写ベルト6aは、耐久イメージ数が初期のため磁性キャリアがあまり中間転写ベルト6aに埋め込まれていない。従って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの単色画像を中間転写ベルト6a上に形成するための像担持体1の帯電時間をイエローaY、シアンaC、マゼンタaM、ブラックaBkとする。このとき、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合は、必要最小限となる。すなわち、一次帯電装置2のバイアス印加時間は像担持体1上の画像形成領域のみを帯電するのに必要な時間とする。
それ以降の場合は、ファーブラシ102の耐久イメージ数が50000イメージになるときに、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合が90%になるように設定する。
具体的には、図16のように、ファーブラシ102の耐久イメージ数Nが25000≦N≦50000となす時における単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間、a’Y、a’C、a’M、a’Bkは、
a’K=[aK+(bK−aK)×{(N/50000)}]×0.9
K=Y,C,M,Bk
で計算される。
また、ファーブラシ102の耐久イメージ数が50000イメージ以上の場合は、単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’Y、a’’C、a’’M、a’’Bkは、図17のように設定する。即ち、像担持体1の回転時間の90%となるように設定する。
このとき、一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、
a’’K=0.9×bK
K=Y,C,M,Bk
で計算される。
このように画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を、ファーブラシ102の耐久イメージ数に応じて増やす。これにより、ファーブラシ102に保持された磁性キャリアと、像担持体1とファーブラシ102の接触する部分に加わる摩擦力によって像担持体1に微細な周上の連続傷をつけること(マット化)を抑制することができる。また、ファーブラシ102から像担持体1に付着した磁性キャリアがクリーニングブレード101と像担持体1の間に保持されることによる摩擦力によって像担持体1に微細な周上の連続傷をつけること(マット化)を抑制することができる。且つ、磁性キャリアがファーブラシ102内に保持される量が少ないとき像担持体1の十分な削れ寿命を確保することができる。
具体的には、このように画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を、ファーブラシ102の耐久イメージ数に応じて増やす。これにより像担持体1の表面が帯電されることにより像担持体1表面の分子の結合力が弱まりクリーニング装置10のクリーニングブレード101で像担持体1表面が削られる量が多くなる。こうすることにより、単一の画像形成中にファーブラシ102に保持された磁性キャリアによって像担持体1に作られる微細な周上の連続傷よりも多くの像担持体1表面を削り取ることが可能となる。また、ファーブラシ102から像担持体1に付着した磁性キャリアがクリーニングブレード101と像担持体1の間に保持されることによって像担持体1に作られる微細な周上の連続傷よりも多くの像担持体1表面を削り取ることが可能となる。従って、像担持体1に微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)をつけること(マット化)を抑制することができる。またファーブラシ102の耐久イメージ数が少なく磁性キャリアがファーブラシ102内に保持される量が少ないときは、画像形成中の一次帯電装置2のバイアス印加時間を必要最小限にするため、十分な削れ寿命を確保することができる。
実施例4
本実施例4に係る画像形成装置は、実施例2及び実施例3とは、次の点において異なる。つまり、実施例2では、中間転写ベルト6aの耐久イメージ数に応じて画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアスの印加時間の割合を上げている。実施例3では、クリーニング装置10に用いられるファーブラシ等の補助部材の耐久イメージ数に応じて画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアスの印加時間の割合を上げている。これに対して、本実施例では、中間転写ベルト6aの耐久イメージ数と、クリーニング装置10に用いられるファーブラシ等の補助部材の耐久イメージの合計に応じて上記割合を上げている点において異なる。その他の点においては、実施例2及び実施例3と同様である。従って、画像形成装置の構成や動作の詳細についての説明は省略する。
実施例4の画像形成装置は、クリーニング装置10内に実施例3と同様にクリーニングの補助部材としてファーブラシ102を持ち、転写装置には実施例1、2及び3と同様に中間転写ベルト6aを持つ。
実施例4の画像形成装置において、実施例2の画像形成装置と同様に中間転写ベルト6aの耐久イメージ数をカウントする機構と、実施例3の画像形成装置と同様にファーブラシ102の耐久イメージ数をカウントする機構の両方を持つ。また、実施例4の画像形成装置は、これらの耐久イメージ数を合計する機構も持つ。
本実施例4の画像形成装置において、中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計に応じて像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を初期の状態から長くする。
中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計が初期から50000イメージまでの、モノクロの画像形成時の像担持体1の回転時間と、一次帯電装置2のバイアス印加時間の関係を図12に示す。
このとき、画像形成に必要な像担持体1の回転時間をb、一次帯電装置のバイアス印加時間をaとする。
中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計が初期から50000イメージまでは中間転写ベルト6a及びファーブラシ102が耐久初期であるために、磁性キャリアがあまり中間転写ベルト6a及びファーブラシ102に保持されていない。そのため、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合は、必要最小限となる。すなわち一次帯電装置2のバイアス印加時間は像担持体1上の画像形成領域のみを帯電するのに必要な時間とする。
それ以降の場合は、中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計が100000イメージになるときに、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合が90%になるように設定する。
具体的には、図13のように、中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計Nが50000≦N≦100000となる時における単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’は、
a’=[a+(b−a)×(N/100000)]×0.9
で計算される。
また、中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計が100000イメージ以上の場合は、単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、図14のように設定する。即ち、像担持体1の回転時間の90%となるように設定する。
このとき、一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、
a’’=0.9×b
で計算される。
また、連続して複数の転写材Sに画像形成を行う場合は、前述の単一の転写材Sについて行う制御を連続して行うものとする。
次に、フルカラー画像形成の場合について説明する。フルカラー画像形成時のファーブラシ102の耐久イメージ数が25000イメージ未満における像担持体1の回転及び一次帯電装置2のバイアス印加等のシーケンスは、図15のようになる。このとき、本実施例では、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に中間転写ベルト6a上に単色画像を形成していく。図15のように、像担持体1の回転が始まり、イエローの単色画像が中間転写ベルト6aに形成され、そののちシアンの画像形成のために帯電装置2にバイアスが印加されるまでの像担持体1の回転時間をbYとする。それに続いてシアンの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されるまでの像担持体1の回転時間をbCとする。そこから、マゼンタの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されるまでの像担持体1の回転時間をbMとする。そののち、ブラックの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写される。さらに中間転写ベルト6a上に重ねられたフルカラートナー像が二次転写装置8により転写材Sに転写される。そして、転写材S上のフルカラートナー像が定着装置15により定着され画像形成が完了する。ここで、ブラックの単色画像が像担持体1から中間転写ベルト6a上に転写されてから定着装置15により定着され画像形成が完了するまでの像担持体1の回転時間をbBkとする。このとき、中間転写ベルト6a及びファーブラシ102は、耐久イメージ数が初期のため磁性キャリアがあまり中間転写ベルト6aに埋め込まれていない。従って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの単色画像を中間転写ベルト6a上に形成するための像担持体1の帯電時間をイエローbY、シアンbC、マゼンタbM、ブラックbBkとする。こうすると像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合は、必要最小限となる。すなわち、一次帯電装置2のバイアス印加時間は、像担持体1上の画像形成領域のみを帯電するのに必要な時間とする。
それ以降の場合は中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計が100000イメージになるときに、像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合が90%になるように設定する。
具体的には、図16のように、a’Y、a’C、a’M、a’Bkは、
a’K=[aK+(bK−aK)×{(N/100000)}]×0.9
K=Y,C,M,Bk
で計算される。ここで、a’Y、a’C、a’M、a’Bkは、中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計Nが50000≦N≦100000となる時における単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間である。
また、中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計が100000イメージ以上の場合は、単一の転写材Sに画像形成する場合の一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’Y、a’’C、a’’M、a’’Bkは、図17のように設定する。即ち、像担持体1の回転時間の90%となるように設定する。
このとき、一次帯電装置2のバイアス印加時間a’’は、
a’’K=0.9×bK
K=Y,C,M,Bk
で計算される。
このように画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を、中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計に応じて増やす。これにより、中間転写ベルト6aやクリーニング装置10等に保持される二成分現像剤の磁性キャリアにより、像担持体1に微細な周上の連続傷が発生すること(マット化)を抑制する。そして、像担持体1にマット化の兆候がない場合に像担持体1の十分な削れ寿命を確保することができる。
具体的には、このように画像形成中の像担持体1の回転時間に対する一次帯電装置2のバイアス印加時間の割合を、中間転写ベルト6aとファーブラシ102の耐久イメージ数の合計に応じて増やす。これにより像担持体1の表面が帯電されることにより像担持体1表面の分子の結合力が弱まりクリーニング装置10のクリーニングブレード101で像担持体1表面が削られる量が多くなる。こうすることにより、単一の画像形成中に中間転写ベルト6aやクリーニング装置10内に保持された磁性キャリアによって像担持体1に形成される微細な周上の連続傷よりも多くの像担持体1表面を削り取ることが可能となる。そのため、像担持体1上の微細な周上の連続傷(Ra=0.1μm・Rz=0.8μm・SN=2μm程度のスジ状の微小な連続傷)をつけること(マット化)を抑制することができる。また、二成分現像剤の磁性キャリアがクリーニング装置内や中間転写ベルト上等に保持される量が少ないとき、画像形成中の一次帯電装置2のバイアス印加時間を必要最小限にするため、像担持体1の十分な削れ寿命を確保することができる。
実施例5
上記各実施例の画像形成装置は、中間転写体、例えば中間転写ベルト6aを使用した画像形成装置とされたが、本発明はこれに限定されるものではない。
つまり、本発明は、図20に図示するように、像担持体1上に形成したトナー像を転写材搬送手段27にて搬送する転写材Sに直接転写する方式の画像形成装置にても適用することができる。本実施例の画像形成装置は、像担持体1上に形成したトナー像を転写材搬送手段27にて搬送する転写材Sに直接転写する構成以外は実施例1〜4と同様の構成である。従って、画像形成装置の構成や動作の詳細についての説明は省略する。
本実施例にて、画像形成装置は、転写材Sをその上に載せ、搬送する転写材搬送手段として転写ベルト27を備えている。転写ベルト27は、転写材Sを担持して、転写装置7が配置された転写位置に搬送する。また、フルカラー画像形成の場合には、転写ベルト27に担持された転写材Sは、複数回、本実施例では、4回転写位置へと搬送され、像担持体1上に形成された4色のトナー像が直接転写材S上にて重ね転写される。
本実施例の画像形成装置においても、特に、上記実施例1、3に記載する本発明の原理を適用して、上記実施例と同様の作用効果を奏し得る。
更に、本発明は、カラー画像形成装置に限定されるものではなく、モノカラー(白黒)画像形成装置にても、実施例1〜5に記載する本発明の原理を同様に適用して、上記実施例1〜5と同様の作用効果を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例(実施例1)を説明する概略構成図である。 画像形成装置における画像処理モードを説明するための図である。 現像装置に印加する電圧を説明するための図である。 反転現像方式及びIAEを説明するための図である。 現像装置の一実施例を説明するための図である。 光学センサの一実施例を説明するための概略構成図である。 画像処理パターンを説明するための図であり、図7(a)は、誤差拡散法を示しており、図7(b)は、AMスクリーン法を示している。 コントラスト電位と画像濃度の関係を説明するためのグラフである。 LUT関数を説明するための図である。 像担持体上のトナー像とパッチ画像を説明するための図である。 画像形成中の画像濃度補正方法を説明するための図である。 実施例1〜4の画像形成時の帯電時間を説明するためのタイミングチャートである。 実施例1〜4の画像形成時の帯電時間を説明するためのタイミングチャートである。 実施例1〜4の画像形成時の帯電時間を説明するためのタイミングチャートであり、モノクロ画像形成時を示す。 実施例1〜4の画像形成時の帯電時間を説明するためのタイミングチャートであり、カラー画像形成時を示す。 実施例1〜4の画像形成時の帯電時間を説明するためのタイミングチャートであり、カラー画像形成時を示す。 実施例1〜4の画像形成時の帯電時間を説明するためのタイミングチャートであり、カラー画像形成時を示す。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例(実施例2)を説明する概略構成図である。 実施例3のクリーニング装置の概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を説明する概略構成図である。 従来例の画像形成装置の概略構成図である。 従来例の現像装置の概略構成図である。
符号の説明
1 像担持体
2 一次帯電装置
3 レーザー露光装置
4 現像装置ユニット
401 イエロー現像装置
402 シアン現像装置
403 マゼンタ現像装置
404 ブラック現像装置
5 パッチ画像読取りセンサ(光学検知手段、像担持体反射光量検出手段)
5R 奥側パッチ画像読取りセンサ
5F 手前側パッチ画像読取りセンサ
6 転写装置ユニット
6a 中間転写ベルト(中間転写体)
7 一次転写装置
8 二次転写装置
9 中間転写ベルトクリーニング装置(中間転写体クリーニング手段)
10 像担持体クリーニング装置(像担持体クリーニング手段)
101 クリーニングブレード
102 クリーニングファーブラシ(クリーニング補助手段)
1021 クリーニングファーブラシの芯金部
1022 クリーニングファーブラシのブラシ部
11 前露光装置
15 定着装置
16 画像読取装置
17 本体制御装置
18 画像制御装置
19 操作部
20 現像バイアス発生装置
21 画像処理装置
22 レーザー駆動回路
23 トナー補給装置
24 一次帯電装置出力装置
25 転写ユニット作動装置
26 中間転写ベルト寿命カウン装置
S 転写材(記録材)
P1 パッチ画像(AMスクリーン法)
P2 パッチ画像(誤差拡散法)

Claims (12)

  1. 像担持体を帯電する帯電手段、入力画像信号に応じて前記帯電手段で帯電された前記像担持体を露光し静電潜像を形成する露光手段、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤を使用して、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像とする現像手段、前記トナー像を転写材に転写する転写手段、を有する画像形成装置において、
    前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を可変とすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体の耐久状況に応じて、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を可変とすることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記像担持体の耐久状況が進むにしたがい、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を多くすることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 前記像担持体上に光を照射しその反射光量から前記像担持体の表面粗さを判断する像担持体反射光量検出手段を有し、前記像担持体反射光量検出手段により検出される前記像担持体の表面粗さに応じて、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を可変とすることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  5. 前記像担持体の表面粗さが大きくなるにしたがい、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を多くすることを特徴とする請求項4の画像形成装置。
  6. 特定のパターン画像を前記像担持体上に形成する手段と前記特定のパターン画像を検出する光学検知手段を有し、前記像担持体反射光量検出手段が前記特定のパターン画像の前記光学検知手段であることを特徴とする請求項4又は5の画像形成装置。
  7. 前記転写手段が中間転写体を有し、前記像担持体上のトナー像は、前記中間転写体を介して前記転写材に転写され、
    前記中間転写ベルトの耐久状況に応じて、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を可変とすることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  8. 前記中間転写体の耐久状況が進むにしたがい、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を多くすることを特徴とする請求項7の画像形成装置。
  9. 前記像担持体上の転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段を有し、前記クリーニング手段は、前記転写残トナーを保持するクリーニング補助手段を有しており、
    前記クリーニング補助手段の耐久状況に応じて、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を可変とすることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  10. 前記クリーニング補助手段の耐久状況が進むにしたがい、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を多くすることを特徴とする請求項9の画像形成装置。
  11. 前記転写手段は、中間転写体と、前記中間転写体上の転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段を有し、前記クリーニング手段は、前記中間転写体上の転写残トナーを保持するクリーニング補助手段を有しており、
    前記中間転写体と前記クリーニング補助手段の耐久状況に応じて、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を可変とすることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  12. 前記中間転写体と前記クリーニング補助手段の耐久状況が進むにしたがい、その合計の耐久履歴に応じて、前記像担持体の回転時間に対する前記帯電手段の帯電時間の割合を多くすることを特徴とする請求項11の画像形成装置。
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