JP2009093496A - 半導体集積回路の検証方法及び検証装置 - Google Patents

半導体集積回路の検証方法及び検証装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被テスト回路としての論理回路のシミュレーション検証を高速に実行する。
【解決手段】被テスト回路である論理回路4をテストするBIST回路3には、制御回路11、テストパターン発生回路12、第1のパターン生成回路13、第2のパターン生成回路14、信号圧縮パターン生成回路15、及び故障検出解析回路16が設けられる。テストパターン発生回路12で生成された論理回路4に対するテストパターンは、第1のテストパターン生成回路13でPLS用入力テストパターンを対応するスキャンフリップフロップに強制的に割り付けされる。割り付けられたテストパターンは、連動シミュレータ部5でディレイ付きのシミュレーションが実行される。第2のテストパターン生成回路14で取り込まれたディレイ付きのシミュレーション結果は、対応するスキャンフリップフロップに期待値付きPLS用テストパターンとして強制的に割り付けされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、BIST回路を備えた半導体集積回路の論理検証に関する。
大規模で、且つ複雑なシステムLSIなどのテストの困難性を解決するテスト容易化手法の一つとして、ロジックBIST(Built−In Self Test)が用いられる。ロジックBISTでは、被テスト回路(DUT (Device under Test)とも呼称される)に付与されるテストパターンの生成、及び被テスト回路から出力されるテスト結果の解析を被テスト回路の周囲に設けられる論理回路(スキャン化されたフリップフロップなど)を用いてLSI内部ですべて自動的に実行される(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1などに記載されるロジックBISTでは、BISTツールで生成されるテストパターンは配線等などのディレイ(遅延)がゼロ、或いはディレイ(遅延)を考慮せずにシミュレーションが実行されて、期待値が算出される。このため、実際の回路では期待値のように動作しない場合が発生し、テスタによるテスト実行の場合に大きな障害となる問題点がある。また、外部端子からのパターン入力と期待値との比較を行うシミュレーションの実行でのロジックBIST回路を備えるシステムLSIなどの半導体集積回路の検証では、検証作業に膨大な時間を要するという問題点がある。
特開2003−332443号公報(頁13、図16)
本発明は、被テスト回路としての論理回路のシミュレーション検証を高速に実行することができる半導体集積回路の検証方法及び検証装置を提供する。
本発明の一態様の半導体集積回路の検証方法は、論理回路から構成される被テスト回路と、前記被テスト回路のシミュレーション検証を実行するBIST回路とを有する半導体集積回路の検証方法であって、前記被テスト回路に対するテストパターンを生成するステップと、前記テストパターンを、対応する被テスト回路のスキャンチェーンを構成するスキャン化されたスキャンフリップフロップに強制的に一度に割り付けるステップと、割り付けられたテストパターンを用いて遅延付きシミュレーションを実行するステップと、遅延付きのテストパターンによるシミュレーション結果をパラレルに取り込んで、信号圧縮を行い、期待値として出力するステップとを具備することを特徴とする。
更に、本発明の一態様の半導体集積回路の検証装置は、論理回路から構成される被テスト回路と、前記被テスト回路に対するテストパターンを生成するテストパターン発生回路と、前記テストパターンを、対応する被テスト回路のスキャンチェーンを構成するスキャン化されたスキャンフリップフロップに、強制的に一度にパラレルロードシミュレーション用入力テストパターンとして割り付ける第1のテストパターン生成回路と、前記パラレルロードシミュレーション用入力テストパターンを用いて連動シミュレータで遅延付きシミュレーション実行された結果を取り込み、取り込まれたテストパターンを対応する前記スキャンフリップフロップに、強制的に一度に期待値付きパラレルロードシミュレーション用テストパターンとして割り付ける第2のテストパターン生成回路と、前記期待値付きパラレルロードシミュレーション用テストパターンよる被テスト回路のシミュレーション結果がパラレル入力され、信号圧縮を行って期待値を出力する信号圧縮パターン生成回路とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、被テスト回路としての論理回路のシミュレーション検証を高速に実行することができる半導体集積回路の検証方法及び検証装置を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係る半導体集積回路の検証方法及び検証装置について、図面を参照して説明する。図1は、ロジックBIST回路を備える半導体集積回路を示すブロック図、図2はロジックBIST回路の構成を示す図、図3は被テスト回路のスキャンチェーンの構成を示す図である。本実施例では、ディレイを考慮したシミュレータと連動させて被テスト回路のテストパターンによるシミュレーション検証を実施している。
図1に示すように、半導体集積回路1には、BIST回路3及び論理回路(被テスト回路)4が設けられる。半導体集積回路1は、ロジックBISTを搭載したシステムLSIであり、ここではメモリや入出力回路の図示及び説明を省略している。
被テスト回路(DUT (Device under Test)とも呼称される)である論理回路4には論理ゲートや順序回路などが設けられる。BIST回路3は、テスタ2から出力されるテストモード設定信号である外部入力信号SGIが入力され、テストモードに設定するテスト入力信号Test Inputを論理回路4に出力する。そして、論理回路4のテスト結果信号である被テスト回路出力信号DUT Outputが入力され、論理回路4のテスト解析結果信号である外部出力信号SGOをテスタ2に出力する。テスタ2は、外部出力信号SGOが入力され、被テスト回路である論理回路4の実動作特性評価や良否判定などを行う。
図2に示すように、BIST回路3には、制御回路11、テストパターン発生回路12、第1のパターン生成回路13、第2のパターン生成回路14、信号圧縮パターン生成回路15、及び故障検出解析回路16が設けられる。
ここで、BIST回路3で行われるパラレルロードシミュレーション(Parallel Load Simulation)について説明する。パラレルロードシミュレーションでは、シフトサイクルのシミュレーションを行う代わりにスキャンインパターンを直接、論理回路4に設けられるスキャン化されたスキャンフリップフロップ(BIST Scan F/Fとも呼称される)に割り当て、直接スキャンフリップフロップの値を観測する。値の割り付けは、例えばスキャン入力に割り当ててスキャンクロックを一度だけ入力するやり方、或いはスキャンフリップフロップの出力信号に行ったりするやり方などがある。パラレルロードシミュレーションを用いることにより、シフトサイクルのシミュレーション検証と比較して検証作業時間を短縮化することができる。
パラレルロードシミュレーションの動作は、まず、被テスト回路(DUT)である論理回路4に接続されるスキャンフリップフロップにテストパターンを直接割り当てる。次に、被テスト回路(DUT)である論理回路4の外部入力に入力パターンを設定する。続いて、一定時間経過後に、被テスト回路(DUT)である論理回路4の外部出力をチェックし、その後通常モードでスキャンフリップフロップにクロック信号を与えてテスト結果を取り込む。そして、スキャンフリップフロップの値を直接観測する。このパラレルロードシミュレーションの動作は、すべてのパターンに対して行われる。
従来のパラレルロードシミュレーションでは、BIST回路に対して割り付けるテストパターンや期待値を取得することが困難であるが、本実施例では、連動シミュレータ部5を用いてディレイ(遅延)付きシミュレーションを実行して、その出力結果をテストパターンとして用いているので、BIST回路に対して割り付けるテストパターンや期待値を取得することができる。
制御回路11は、外部入力信号SGI及びBISTクロックであるクロック信号CLKが入力され、BIST回路3内の回路及び連動シミュレータ部5の制御を行い、被テスト回路(DUT)である論理回路4をテストモードに設定し、連動シミュレータ5で実行されるディレイ(遅延)付きのシミュレーション結果情報を入力する。BISTの動作は、クロック信号CLKに同期して行われる。
ここでは、制御回路11をBIST回路3内に設けているが、BIST回路3外に設けてもよい。クロック信号CLKには、半導体集積回路1内で発生されるクロック信号を用いているが外部端子を介して半導体集積回路1外で生成されるクロック信号を用いてもよい。
テストパターン発生回路12は、例えば、制御回路11から出力される制御信号や外部制御信号にもとづいて、被テスト回路(DUT)である論理回路4に対するテストパターン(例えば、ランダムパターン)を自動的に生成する。このテストパターンは、クロック信号CLKに同期してシフト動作される。なお、テストパターン発生前に、初期化動作が実行される。テストパターン発生回路12には、例えば乱数的なパターン発生器としてのLFSR(linear Feedback Shift Resistor)などが用いられる。
第1のテストパターン生成回路13は、PLS用入力テストパターンを生成する。具体的には、テストパターン発生回路12で発生されたテストパターンを、対応するスキャンフリップフロップ(論理回路4に設けられる)に強制的に一度に割り付ける。割り付けられたテストパターンは、被テスト回路(DUT)である論理回路4への入力信号となり、連動シミュレータ部5でディレイ(遅延)付きのシミュレーションが実行される。
連動シミュレータ部5は、論理検証を行う装置であり、被テスト回路(DUT)である論理回路4に設けられる回路ブロックなどの、例えば配線等によるディレイ(遅延)付きのシミュレーションを実行する。ここでは、連動シミュレータ部5を半導体集積回路1外に設けられているが、半導体集積回路1或いはBIST回路3内に設けてもよい。
第2のテストパターン生成回路14は、期待値付きPLS用テストパターンを生成する。具体的には、ディレイ(遅延)付きのシミュレーション結果を取り込み、取り込まれたテストパターンを、対応するスキャンフリップフロップ(論理回路4に設けられる)に強制的に割り付し、被テスト回路(DUT)である論理回路4に対してディレイ(遅延)付きのテストパターンによるシミュレーションを実施させる。シミュレーション結果は被テスト回路(DUT)である論理回路4から応答信号として出力される。
信号圧縮パターン生成回路15は、被テスト回路である論理回路4から出力される応答信号をパラレルに取り込んで、信号圧縮を行い、期待値としての結果判定信号を出力する。なお、実際のBIST回路中のBIST信号圧縮回路と等価なシミュレーション回路情報を用いてもよい。信号圧縮パターン生成回路15には、例えばMISR(Multiple Input Signature Resistor)などが用いられる。
故障検出解析回路16は、被テスト回路(DUT)である論理回路4から応答信号、信号圧縮パターン生成回路15から出力される信号、テスタ2による実測結果などを入力し、故障の判定を行う。また、被テスト回路である論理回路4のテスト解析結果などをテスタ2に出力する。そして、故障検出解析回路16は、テスタ2により実測されたBIST回路の判定結果のテストパターンの検査列(外部端子の出力検査列)と本実施例で求めたテストパターンを比較し、比較結果からフェイル値(不良値)として取り込んだ可能性がある論理回路4に設けられるスキャンフリップフロップを特定し、スキャンフリップフロップの特定後から被テスト回路である論理回路4の故障箇所を特定する機能を備える。
ここで、テストパターン発生回路や信号圧縮パターン生成回路を生成多項式、検査多項式にし、パターン発生のための種パターン(生成ベクトル、シー)を与えてもよい。また、テストパターン発生回路や信号圧縮パターン生成回路を連動シミュレータ部に持たせて、その応答を制御回路で受け取るやりかたであってもよい。
図3に示すように、被テスト回路のスキャンチェーンには、スキャンパスとしてのスキャンチェーンSC1乃至SCm(m個のスキャンチェーン)が被テスト回路である論理回路4内に並列配置される。それぞれのスキャンチェーンには、乱数的なパターン発生器としてのLFSR22から出力されるスキャン入力信号Scan Inが入力され、スキャンチェーンのテスト結果信号であるスキャン出力信号Scan Outが信号圧縮パターン生成回路としてのMISR23に出力される。
スキャンチェーンSC1には、被テスト回路部211、スキャンフリップフロップSFF1、スキャンフリップフロップSFF2、及びスキャンフリップフロップSFFkが設けられる。被テスト回路部211端に設けられるk個のBISTスキャンフリップフロップであるスキャンフリップフロップSFF1乃至SFFkは、それぞれ、被テスト回路部211と信号のやりとりを行う。
同様に、スキャンチェーンSCmには、被テスト回路部21m、スキャンフリップフロップSFFm1、スキャンフリップフロップSFFm2、及びスキャンフリップフロップSFFmkが設けられる。被テスト回路部21m端に設けられるk個のBISTスキャンフリップフロップであるスキャンフリップフロップSFFm1乃至SFFmkは、それぞれ、被テスト回路部21mと信号のやりとりを行う。
次に、被テスト回路の故障検出解析について図4を参照して説明する。図4は、被テスト回路(DUT)の故障検出解析の動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、被テスト回路(DUT)である論理回路4の故障検出解析では、まず、BISTを駆動する信号がBIST回路3に入力され、スキャンチェーンが認識され、テストパターン発生回路12や信号圧縮パターン生成回路15などが初期化される(ステップS1)。
次に、制御回路11から出力される制御信号にもとづいて、テストパターン発生回路12が動作を開始する(ステップS2)。続いて、テストパターン発生回路12でテストパターンが生成される(ステップS3)。
そして、テストパターン発生回路12から発生されたテストパターンは、第1のテストパターン生成回路13で対応するスキャンフリップフロップに強制的に一度に割り付けられる。スキャンフリップフロップに割り付けられたテストパターンは、被テスト回路(DUT)である論理回路4への入力信号となる(ステップS4)。
次に、スキャンフリップフロップに割り付けられたテストパターンは、制御回路11を介して連動シミュレータ部5に入力され、ディレイ(遅延)付きのシミュレーションが実行される(ステップS5)。
続いて、連動シミュレータ部5でのディレイ(遅延)付きのシミュレーション結果は、第2のテストパターン生成回路14に取り込まれる。取り込まれたシミュレーション結果はテストパターンとして、対応するスキャンフリップフロップ(論理回路4に設けられる)に強制的に一度に割り付けされる。被テスト回路(DUT)である論理回路4で、ディレイ(遅延)付きのテストパターンによるシミュレーションが実施され、そのシミュレーション結果は被テスト回路(DUT)である論理回路4から応答信号として出力される(ステップS6)。
そして、被テスト回路(DUT)である論理回路4から出力される応答結果は、期待値として故障検出解析回路16に入力され、故障検出解析が行われる(ステップS7)。
次に、信号圧縮パターン生成回路16は、被テスト回路である論理回路4から出力される応答信号をパラレルに取り込んで、信号圧縮を行い、期待値としての結果判定信号として故障検出解析回路16に出力する。(ステップS9)。
続いて、テスタ2で生成されたテストパターンにより、被テスト回路(DUT)である論理回路4の実際の回路動作が観測される。テスタ2で観測された結果は、テストパターンの検査列(外部ピンでの出力検査列)として故障検出解析回路16に出力される(ステップS10)。
そして、故障検出解析回路16で、テスタ2での実測結果とPLS手法を用いたテストパターンによるシミュレーション結果の比較が行われ、フェイル値(不良値)を取り込んだ可能性のあるスキャンフリップフロップの特定、スキャンフリップフロップの特定後での被テスト回路(DUT)である論理回路4の故障箇所の特定などが実行される(ステップS11)。
上述したように、本実施例の半導体集積回路の検証方法及び検証装置では、被テスト回路である論理回路4をテストするBIST回路3には、制御回路11、テストパターン発生回路12、第1のパターン生成回路13、第2のパターン生成回路14、信号圧縮パターン生成回路15、及び故障検出解析回路16が設けられる。論理回路4には複数のスキャンチェーンが設けられる。制御回路11は、制御回路11内の回路及び連動シミュレータ部の制御を行い、被テスト回路である論理回路4をテストモードに設定し、連動シミュレータ5で実行されるディレイ(遅延)付きのシミュレーション結果情報を入力する。テストパターン発生回路12は、論理回路4に対するテストパターンを自動的に生成する。第1のテストパターン生成回路13は、テストパターン発生回路12で発生されたテストパターンを、対応するスキャンフリップフロップに強制的に、PLS用入力テストパターンとして一度に割り付ける。割り付けられたテストパターンは、論理回路4への入力信号となり、連動シミュレータ部5でディレイ付きのシミュレーションが実行される。第2のテストパターン生成回路14は、ディレイ付きのシミュレーション結果を取り込み、取り込まれたテストパターンを、対応するスキャンフリップフロップに強制的に、期待値付きPLS用テストパターンとして割り付し、論理回路4に対してディレイ付きのテストパターンによるシミュレーションを実施させる。信号圧縮パターン生成回路15は、論理回路4から出力される応答信号をパラレルに取り込んで、信号圧縮を行い、期待値としての結果判定信号を出力する。故障検出解析回路16は、論理回路4から応答信号、信号圧縮パターン生成回路15から出力される信号、テスタ2による実測結果などを入力し、故障の判定を行う。
このため、実際の論理回路ではロジックBISTでディレイ付きシミュレーション検証された期待値と同様な回路動作が行われるので、テスタによるテスタ実行の場合に障害が発生することがない。また、ディレイ付きパラレルロードシミュレーション手法を用いているので、被テスト回路のシミュレーション検証を従来よりも高速に実行することができる。また、BIST回路3に故障検出解析回路16を設けているので、不良値を取り込んだスキャンフリップフロップの特定や被テスト回路である論理回路4の故障箇所の特定などを従来よりも容易に、且つ迅速に実行することができる。
本実施例では、テストパターン発生回路12、第1のパターン生成回路13、第2のパターン生成回路14、及び信号圧縮パターン生成回路15をBIST回路に設けているが、連動シミュレータ部に設けてもよい。また、テストパターン発生回路12、第1のパターン生成回路13、第2のパターン生成回路14、及び信号圧縮パターン生成回路15を生成多項式、検査多項式、及び生成ベクトル(シード)で与えてもよい。
次に、本発明の実施例2に係る半導体集積回路の検証方法及び検証装置について、図面を参照して説明する。図5は、パラレルロードシミュレーションでの被テスト回路とBISTスキャンフリップフロップの関係を示す図である。本実施例では、パラレルロードシミュレーション手法を用いてパターン検証を行っている。
図5に示すように、被テスト回路(DUT)とBISTスキャンフリップフロップの部分には、論理回路4a、スキャンフリップフロップSFF11、スキャンフリップフロップSFF12、・・・、及びスキャンフリップフロップSFF1kが設けられる。
パラレルロードシミュレーション手法を用いたパターン検証では、BIST回路に対してのみシミュレーションを実行し、スキャン化されたBISTスキャンフリップフロップに与える信号値を取り出す。シフトさせる信号を取り出した後、これをテスト対象回路としての論理回路4aの入力となるBISTスキャンフリップフロップに割り付けを行う。割り付けは、通常のイベントドリブンシミュレータを使用する場合、BISTスキャンフリップフロップを初期化してから、テスト対象回路の入力となる信号値を割り付け、イベントを伝播させる。
次に、BISTスキャンフリップフロップの動作について、図6を参照して説明する。図6は、BISTスキャンフリップフロップの動作を示すタイミングチャートである。
図6に示すように、BISTスキャンフリップフロップでは、スキャンシフトイネーブル信号SSEにより、シフト動作とシステム動作が切り替えられる。スキャンシフトイネーブル信号SSEが“High”レベルのとき、スキャンイン或いはスキャンアウトのスキャンモードに設定され、スキャンシフトイネーブル信号SSEが“Low”レベルのとき、システム動作であるファンクションモードに設定される。
シフトクロックであるファーストシフトランチクロック(Launch 1)にもとづいて、BISTスキャンフリップフロップのスキャンイン(Scan In)ポートに、例えばXの値を割り付け、シフト動作させると、BISTスキャンフリップフロップは、Xで初期化される。
次に、シフトクロックであるラストシフトランチクロック(Launch 2)にもとづいて、テスト対象回路の入力となる信号をスキャンインポートに割り付ける。これにより、スキャンインポートに割り付けられた信号値がBISTスキャンフリップフロップに取り込まれ、Dポートからテスト対象回路としての論理回路4aに送付される。テスト対象回路としての論理回路4aは、この信号を入力として、ディレイ(遅延)付きのシミュレーションを実行し、その応答結果をBISTスキャンフリップフロップのQポートに送付する。
続いて、スキャンシフトイネーブル信号SSEをキャプチャ動作として、キャプチャクロック(Capture)にもとづいて、BISTスキャンフリップフロップにデータを取り込む。取り込んだ値をシフト動作に戻して、BISTスキャンフリップフロップのスキャンアウト(Scan Out)ポートから出力する。
ここでは、システム動作として、2サイクルのシフトイン、1サイクルのシステム動作、及び1サイクルのシフトアウトの計4テストサイクル動作と4回のクロック動作でシミュレーションの実行を行うことができる。これに対して従来のシミュレーション(PLS手法を用いないシミュレーション)では、一連のスキャンイン、スキャンアウトの動作をスキャンチェーンを構成するBISTスキャンフリップフロップの段数分だけシステム動作を実行する必要がある。
スキャンインとスキャンアウトを同時に動作させる場合、スキャンフリップフロップの段数が、例えば10、000個の場合、従来では、クロック動作が10、001回となり、サイクル回数は20、001(シフトインが10、000サイクル、システム動作が1サイクル、シフトアウトが10、000サイクル)となる。このため、従来よりも高速なシミュレーションが可能となる。
BIST信号圧縮パターン生成回路の入力となる期待値を、BIST信号圧縮パターン生成回路と等価なシミュレーションを用いて予め算出しておけば、被テスト回路からの応答と比較し、どのBISTスキャンフリップフロップで不一致を発生しているかを迅速に求めることができる。
上述したように、本実施例の半導体集積回路の検証方法及び検証装置では、ファーストシフトランチクロックにもとづいて、BISTスキャンフリップフロップが初期化されるシフトインサイクルと、ラストシフトランチクロックにもとづいて、ディレイ付きテストパターンがBISTスキャンフリップフロップに割り付けられるシフトインサイクルと、被テスト回路である論理回路でディレイ付きシミュレーションが実行されるシステム動作サイクルと、スキャンシフトイネーブル信号SSEをキャプチャ動作として、キャプチャクロックにもとづいて、ディレイ付きシミュレーション結果がBISTスキャンフリップフロップに取り込まれるシフトアウトサイクルとの計4サイクルで、ディレイ付きのパラレルロードシミュレーションを用いたパターン検証サイクルが実行される。
このため、スキャンフリップフロップの段数が、例えば10、000個の場合、従来ではクロック動作が10、001回で、サイクル回数が20、001となるのに対して、クロック動作及びサイクル回数が4回にすることができ、従来よりも高速なシミュレーション検証を実行することができる。
次に、本発明の実施例3に係る半導体集積回路の検証方法及び検証装置について、図面を参照して説明する。図7は、被テスト回路のスキャンチェーンの構成を示す図である。本実施例では、被テスト回路である論理回路が1本のスキャンチェーンでスキャン化される。
図7に示すように、被テスト回路である論理回路4b内にはスキャンチェーンが1本配置形成される。被テスト回路部21aにはスキャンフリップフロップSFFa、スキャンフリップフロップSFFb、スキャンフリップフロップSFFg、スキャンフリップフロップSFFh、スキャンフリップフロップSFFj、及びスキャンフリップフロップSFFnが設けられる。
スキャンフリップフロップSFFa、スキャンフリップフロップSFFb、スキャンフリップフロップSFFg、スキャンフリップフロップSFFh、スキャンフリップフロップSFFj、及びスキャンフリップフロップSFFnは縦続接続(n段構成)され、乱数的なパターン生成器としてのLFSR22から出力されるスキャン入力信号Scan InがスキャンフリップフロップSFFaに入力され、スキャンフリップフロップSFFaから出力されるスキャン出力信号Scan Outが次のスキャンフリップフロップSFFbに入力される。スキャンチェーンを構成する最後のスキャンフリップフロップSFFnからスキャン出力信号Scanが信号圧縮パターン生成回路としてのMISR23に出力される。
スキャンフリップフロップSFFa、スキャンフリップフロップSFFb、スキャンフリップフロップSFFg、スキャンフリップフロップSFFh、スキャンフリップフロップSFFj、及びスキャンフリップフロップSFFnには、実施例1と同様に連動シミュレータ部で実行されたディレイ(遅延)付きシミュレーション結果としてのテストパターンが、それぞれ強制的に割り付けられる。このディレイ(遅延)付きのテストパターンによるシミュレーションが被テスト回路(DUT)である論理回路4bで実施され、そのシミュレーション結果は被テスト回路(DUT)である論理回路4bから応答信号として出力される。
上述したように、本実施例の半導体集積回路の検証方法及び検証装置では、被テスト回路である論理回路4bにスキャンチェーンが1本設けられ、スキャンチェーンにはスキャンフリップフロップが並列配置される。連動シミュレータ部で実行されたディレイ付きシミュレーション結果としてのテストパターンが、スキャンフリップフロップに、それぞれ強制的に割り付けられる。
このため、実際の論理回路ではロジックBISTでディレイ付きシミュレーション検証された期待値と同様な回路動作が行われるので、テスタによるテスタ実行の場合に障害が発生することがない。また、ディレイ付きパラレルロードシミュレーション手法を用いているので、被テスト回路のシミュレーション検証を従来よりも高速に実行することができる。
次に、本発明の実施例4に係る半導体集積回路の検証方法及び検証装置について、図面を参照して説明する。図8は、ロジックBIST回路の構成を示すブロック図、図9は被テスト回路のスキャンチェーンの構成を示す図である。本実施例では、ロジックBIST回路にテストパターン発生回路と信号圧縮パターン生成回路を2個設け、遅延付きシミュレーション結果と期待値が異なる場合にテストパターンを変更している。
図8に示すように、BIST回路3aには、制御回路31、第1のテストパターン発生回路32a、第2のテストパターン発生回路32b、第1のマルチプレクサ33a、第2のマルチプレクサ33b、テストパターン編集回路34、テストパターン比較回路35、第1の信号圧縮パターン生成回路36a、及び第2の信号圧縮パターン生成回路36bが設けられる。
連動シミュレータ部5aには、被テスト回路部21a及び縦続接続(n段構成)されたスキャンフリップフロップが設けられ、ディレイ付きシミュレーションが実行される。ここで、連動シミュレータ部5aの構成は、実施例3の論理回路(被テスト回路)4bと同一構成なので説明を省略する。
BIST回路3aは、連動シミュレータ部5aで実行されたディレイ付きシミュレーションが、BIST信号圧縮パターンで比較される期待値パターンと異なる結果をテスト対象回路の応答として得た場合、期待値と異なるパターンの書き換え、期待値のマスク、或いはタイミングの変更などを行う。
制御回路31は、図示しない外部入力信号及びBISTクロックであるクロック信号が入力され、BIST回路3a内の回路及び連動シミュレータ部5aの制御を行う。BISTの動作は、クロック信号CLKに同期して行われる。
テストパターン編集回路34は、テストパターンの書き換え、不一致箇所のテストのマスク、或いは取り込むタイミングの変更などの編集作業を実行する。
テストパターン比較回路35は、連動シミュレータ5aで実行されたディレイ(遅延)付きの期待値(シミュレーション結果)とBISTで用いる期待値を比較する。この比較は、BISTスキャンフリップフロップで観察されるテストパターン毎に実行される。
第1のマルチプレクサ33aは、第1のテストパターン発生回路32aから出力されるテストパターンと、第2のテストパターン発生回路32bから出力されるテストパターンとを入力し、制御回路31から出力される制御信号にもとづいて、テストパターンを選択して連動シミュレータ部5aに出力する。
第2のマルチプレクサ33bは、連動シミュレータ部5aから出力される出力される応答信号を入力し、制御回路31から出力される制御信号にもとづいて、応答信号を第1の信号圧縮パターン生成回路36a或いは第2の信号圧縮パターン生成回路36bに出力する。第1のマルチプレクサ33a及び第2のマルチプレクサ33bは、選択手段として機能する。
第1のテストパターン発生回路32aは、制御回路31から出力される制御信号にもとづいて、連動シミュレータ部5aに対するテストパターン(例えば、ランダムパターン)を生成し、第1のマルチプレクサ33aに出力する。このテストパターンは、クロック信号CLKに同期してシフト動作される。このテストパターンにより実施例3と同様にディレイ(遅延)付きシミュレーションが実行される。第1のテストパターン発生回路32aには、例えば乱数的なパターン発生器としてのLFSR(linear Feedback Shift Resistor)などが用いられる。
第2のテストパターン発生回路32bは、変更されたテストパターンを生成し、第1のマルチプレクサ33aに出力する。変更されたテストパターンとは、タイミングの変更やテスト対象回路の出力が次にテスト対象回路の入力としてテストを行う場合などである。ディレイ(遅延)付きのシミュレーションで得た結果にもとづいて、BISTパターン発生回路で発生するテストパターンがテストパターン比較回路35及びテストパターン編集回路34を介して変更される。変更されテストパターンは、第2のテストパターン発生回路32bから連動シミュレータ部5aに出力され、ディレイ(遅延)付きのシミュレーションが実行される。
ここで、テスト対象回路の出力が次にテスト対象回路の入力としてテストを行う場合とは、図9に示すように、2つの被テスト回路部21b及び21cが1本のスキャンチェーンで結ばれている。テストパターン発生器32から出力されるテストパターンは、スキャンフリップフロップSFFaに入力され、スキャンチェーンを構成する最後のスキャンフリップフロップSFFvからスキャン出力信号が信号圧縮パターン生成回路36に入力される。スキャンフリップフロップSFFhからスキャンフリップフロップSFFnでは、被テスト回路部21bの結果が被テスト回路部21cに入力される。
第1の信号圧縮パターン生成回路36aは、連動シミュレータ部5aから出力される応答信号をパラレルに取り込んで、信号圧縮を行い、期待値としての結果判定信号を出力する。第1の信号圧縮パターン生成回路36aは、例えばMISR(Multiple Input Signature Resistor)などが用いられる。
第2の信号圧縮パターン生成回路36bは、期待値をマスクしたり、書き換えたりする場合、制御回路31から出力される制御信号にもとづいて、BISTの期待値を編集した期待値パターンに変更する。変更された期待値パターンにより、それに合わせたBISTテスト結果の出力信号が生成される。また、第2の信号圧縮パターン生成回路36bで生成されたテストパターンは、再びテスト対象回路に対する入力として用いられ、テスト対象回路からの応答がテストパターン比較回路35で比較され、BISTパターンとして確認される。なお、第2の信号圧縮パターン生成回路36bには、例えばMISR(Multiple Input Signature Resistor)などが用いられる。
次に、テストパターン検証について図10を参照して説明する。図10は、テストパターン検証の動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、テストパターン検証では、まず、まず、BISTを駆動する信号がBIST回路3aに入力され、スキャンチェーンが認識され、第1のテストパターン発生回路32aや第1の信号圧縮パターン生成回路36aなどが初期化される。制御回路31から出力される制御信号にもとづいて、第1のテストパターン発生回路32aが動作を開始し、テストパターンが生成される(ステップS21)。
次に、制御回路31から出力される制御信号にもとづいて、第1のマルチプレクサ33aから出力されるテストパターンが被テスト回路部のスキャンフリップフロップに強制的に割り付けられる(ステップS22)。
続いて、被テスト回路部のテスト対象回路にパターンが入力され、ディレイ(遅延)付きのシミュレーションが実行される(ステップS23)。
そして、ディレイ(遅延)付きのシミュレーション結果は、第1の信号圧縮パターン生成回路36aに取り込まれる(ステップS24)。
次に、テストパターン比較回路35にテスト対象回路から取り込んだパターンが入力され、取り込んだパターンと期待値との比較がテストパターン比較回路35で行われる(ステップS25)。
続いて、テストパターン比較回路35での比較結果が異なる場合、期待値と異なっている箇所に相当するパターンに対して、テストパターン編集回路34でマスク編集やタイミング編集などの書き換えワークが実行される(ステップS26)。
そして、テストパターン編集回路34での編集結果にもとづいて、第2のテストパターン発生回路32bで変更されたテストパターンが生成される(ステップSS27)。
次に、制御回路31から出力される制御信号にもとづいて、第2のマルチプレクサ33bから出力される変更されたテストパターンが被テスト回路部のスキャンフリップフロップに強制的に割り付けられる(ステップS28)。
続いて、被テスト回路部のテスト対象回路にパターンが入力され、変更されたテストパターンによるディレイ(遅延)付きのシミュレーションが実行される(ステップS29)。
そして、変更されたテストパターンによるディレイ(遅延)付きのシミュレーション結果が期待値と同じかどうかの確認がされる(ステップS30)。
上述したように、本実施例の半導体集積回路の検証方法及び検証装置では、被テスト回路をテストするBIST回路3aには、制御回路31、第1のテストパターン発生回路32a、第1のテストパターン発生回路32b、第1のマルチプレクサ33a、第2のマルチプレクサ33b、テストパターン編集回路34、テストパターン比較回路35、第1の信号圧縮パターン生成回路36a、及び第2の信号圧縮パターン生成回路36bが設けられる。BIST回路3aは、連動シミュレータ部5aで実行されたディレイ付きシミュレーションが、BIST信号圧縮パターンで比較される期待値パターンと異なる結果をテスト対象回路の応答として得た場合、期待値と異なるパターンの書き換え、期待値のマスク、或いはタイミングの変更などを行う。
このため、実施例1の効果の他に、ディレイ(遅延)付きのシミュレーション結果が期待値と異なる場合でも、変更したテストパターンにもとづいて迅速に期待値と同様なディレイ(遅延)付きのシミュレーションを実行することができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々、変更してもよい。
例えば、実施例では、BIST回路を備えた一つの半導体集積回路に対してPLS手法を用いたBISTテストパターン検証について説明しているが、複数の半導体集積回路チップが搭載され、スキャンパスが形成されるモジュールなどにも適用でき、その場合、より検証作業及び故障解析作業を迅速化することができる。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 論理回路から構成される被テスト回路と、前記被テスト回路のシミュレーション検証を実行するBIST回路とを有する半導体集積回路の検証方法であって、前記被テスト回路に対するテストパターンを生成するステップと、前記テストパターンを、対応する被テスト回路のスキャンチェーンを構成するスキャン化されたスキャンフリップフロップに強制的に一度に割り付けるステップと、割り付けられたテストパターンを用いて遅延付きシミュレーションを実行するステップと、遅延付きシミュレーション結果を取り込んで、取り込まれたテストパターンとして対応する前記スキャンフリップフロップに強制的に一度に割り付けし、前記被テスト回路に対して遅延付きのテストパターンによるシミュレーションを実行するステップと、遅延付きのテストパターンによるシミュレーション結果をパラレルに取り込んで、信号圧縮を行い、期待値として出力するステップと、テスタで生成されたテストパターンを用いて前記被テスト回路の実際の回路動作を観察するステップと、前記期待値と前記テスタでの観察結果を比較し、故障検出を行うステップとを具備する半導体集積回路の検証方法。
(付記2) 論理回路から構成される被テスト回路と、前記被テスト回路に対するテストパターンを生成するテストパターン発生回路と、前記テストパターンを、対応する被テスト回路のスキャンチェーンを構成するスキャン化されたスキャンフリップフロップに、強制的に一度にパラレルロードシミュレーション用入力テストパターンとして割り付ける第1のテストパターン生成回路と、前記パラレルロードシミュレーション用入力テストパターンを用いて連動シミュレータで遅延付きシミュレーション実行された結果を取り込み、取り込まれたテストパターンを対応する前記スキャンフリップフロップに、強制的に一度に期待値付きパラレルロードシミュレーション用テストパターンとして割り付ける第2のテストパターン生成回路と、前記期待値付きパラレルロードシミュレーション用テストパターンよる被テスト回路のシミュレーション結果がパラレル入力され、信号圧縮を行って期待値を出力する信号圧縮パターン生成回路と、BIST動作を同期させるBISTクロック信号が入力され、前記テストパターン発生回路、前記第1のテストパターン生成回路、前記第2のテストパターン生成回路、及び前記信号圧縮パターン生成回路の制御を行う制御回路とを具備する半導体集積回路の検証装置。
(付記3) テスタによる前記テスト回路の実測結果と前記期待値が入力され、不良値を取り込んだスキャンフリップフロップ或いは前記被テスト回路の故障箇所の特定を行う故障検出回路を具備する付記2に記載の半導体集積回路の検証装置。
(付記4) 論理回路から構成される被テスト回路と、前記被テスト回路に対するテストパターンを生成する第1のテストパターン発生回路と、前記テストパターンにもとづいて実行された第1の遅延付きシミュレーション結果と期待値が異なる場合、変更したテストパターンを生成する第2のテストパターン発生器と、前記第1のテストパターン発生回路から出力されるテストパターンと前記第2のテストパターン発生器から出力される変更したテストパターンを入力し、いずれか一方を前記被テスト回路に出力する第1の選択手段と、前記第1の遅延付きシミュレーション結果と前記期待値を比較するテストパターン比較回路と、前記第1の遅延付きシミュレーション結果と前記期待値が異なる場合、前記期待値と異なる箇所に相当するパターンに対してマスク編集或いはタイミング編集を行い、その結果を前記第2のテストパターン発生器に出力するテストパターン編集回路と、前記テストパターンにもとづいて前記被テスト回路で行われた前記第1の遅延付きシミュレーション結果と前記変更したテストパターンにもとづいて前記被テスト回路で行われた第2の遅延付きシミュレーション結果を入力し、いずれか一方を出力する第2の選択手段と、前記第2の選択手段から出力される前記第1の遅延付きシミュレーション結果を入力し、信号圧縮を行う第1の信号圧縮パターン生成回路と、前記第2の選択手段から出力される前記第2の遅延付きシミュレーション結果を入力し、BISTの期待値を編集した期待値パターンに変更する第2の信号圧縮パターン生成回路と、BIST動作を同期させるBISTクロック信号が入力され、前記第1のテストパターン発生回路、前記第2のテストパターン発生回路、前記第1の選択手段、前記第2の選択手段、前記テストパターン比較回路、前記テストパターン編集回路、前記第1の信号圧縮パターン生成回路、及び前記第2の信号圧縮パターン生成回路の制御を行う制御回路とを具備する半導体集積回路の検証装置。
本発明の実施例1に係るロジックBIST回路を備える半導体集積回路を示すブロック図。 本発明の実施例1に係るロジックBIST回路の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る被テスト回路のスキャンチェーンの構成を示す図。 本発明の実施例1に係る被テスト回路の故障検出解析の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例2に係るパラレルロードシミュレーションでの被テスト回路とBISTスキャンフリップフロップの関係を示すブロック図。 本発明の実施例2に係るBISTスキャンフリップフロップの動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例3に係る被テスト回路のスキャンチェーンの構成を示す図。 本発明の実施例4に係るロジックBIST回路の構成を示すブロック図。 本発明の実施例4に係る被テスト回路のスキャンチェーンの構成を示す図。 本発明の実施例4に係るテストパターン検証の動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 半導体集積回路
2 テスタ
3、3a BIST回路
4、4a、4b 論理回路(被テスト回路)
5、5a 連動シミュレータ部
11、31 制御回路
12、32 テストパターン発生回路
13 第1のテストパターン生成回路
14 第2のテストパターン生成回路
15、36 信号圧縮パターン生成回路
16 故障検出解析回路
22 LFSR
23 MISR
32a 第1のテストパターン発生回路
32b 第2のテストパターン発生回路
33a 第1のマルチプレクサ
33b 第2のマルチプレクサ
34 テストパターン編集回路
35 テストパターン比較回路
36a 第1の信号圧縮パターン生成回路
36b 第2の信号圧縮パターン生成回路
211、21a、21b、21c、21m 被テスト回路部
CLK クロック信号
DUT Output 被テスト回路出力信号
SC1、SCm スキャンチェーン
Scan In スキャン入力信号
Scan Out スキャン出力信号
SFF1、SFF2、SFFk、SFFm1、SFFm2.SFFmk、SFF11、SFF12、SFF1k、SFFa、SFFb、SFFg、SFFh、SFFj、SFFn、SFFp、SFFv スキャンフリップフロップ
SGI 外部入力信号
SGO 外部出力信号
SSE スキャンシフトイネーブル信号

Claims (5)

  1. 論理回路から構成される被テスト回路と、前記被テスト回路のシミュレーション検証を実行するBIST回路とを有する半導体集積回路の検証方法であって、
    前記被テスト回路に対するテストパターンを生成するステップと、
    前記テストパターンを、対応する被テスト回路のスキャンチェーンを構成するスキャン化されたスキャンフリップフロップに強制的に一度に割り付けるステップと、
    割り付けられたテストパターンを用いて遅延付きシミュレーションを実行するステップと、
    遅延付きのテストパターンによるシミュレーション結果をパラレルに取り込んで、信号圧縮を行い、期待値として出力するステップと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路の検証方法。
  2. 遅延付きシミュレーション結果を取り込んで、取り込まれたテストパターンとして対応する前記スキャンフリップフロップに強制的に一度に割り付けし、前記被テスト回路に対して遅延付きのテストパターンによるシミュレーションを実行するステップを具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路の検証方法。
  3. 論理回路から構成される被テスト回路と、前記被テスト回路のシミュレーション検証を実行するBIST回路とを有する半導体集積回路の検証方法であって、
    前記被テスト回路に対するテストパターンを生成するステップと、
    前記テストパターンを、対応する被テスト回路のスキャンチェーンを構成するスキャン化されたスキャンフリップフロップに強制的に一度に割り付けるステップと、
    割り付けられたテストパターンを用いて遅延付きシミュレーションを実行するステップと、
    遅延付きのテストパターンによるシミュレーション結果と期待値を比較するステップと、
    比較結果が異なる場合、前記期待値と異なる箇所に相当するパターンに対してマスク編集或いはタイミング編集を行うステップと、
    前記マスク編集或いはタイミング編集結果にもとづいて、前記被テスト回路に対する変更したテストパターンを生成するステップと、
    前記変更したテストパターンを対応する前記被テスト回路のスキャンチェーンを構成するスキャン化されたスキャンフリップフロップに強制的に一度に割り付けるステップと、
    前記変更したテストパターンを用いて遅延付きシミュレーションを実行するステップと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路の検証方法。
  4. 論理回路から構成される被テスト回路と、
    前記被テスト回路に対するテストパターンを生成するテストパターン発生回路と、前記テストパターンを、対応する被テスト回路のスキャンチェーンを構成するスキャン化されたスキャンフリップフロップに、強制的に一度にパラレルロードシミュレーション用入力テストパターンとして割り付ける第1のテストパターン生成回路と、前記パラレルロードシミュレーション用入力テストパターンを用いて連動シミュレータで遅延付きシミュレーション実行された結果を取り込み、取り込まれたテストパターンを対応する前記スキャンフリップフロップに、強制的に一度に期待値付きパラレルロードシミュレーション用テストパターンとして割り付ける第2のテストパターン生成回路と、前記期待値付きパラレルロードシミュレーション用テストパターンよる被テスト回路のシミュレーション結果がパラレル入力され、信号圧縮を行って期待値を出力する信号圧縮パターン生成回路と、を具備することを特徴とする半導体集積回路の検証装置。
  5. 論理回路から構成される被テスト回路と、
    前記被テスト回路に対するテストパターンを生成する第1のテストパターン発生回路と、前記テストパターンにもとづいて実行された第1の遅延付きシミュレーション結果と期待値が異なる場合、変更したテストパターンを生成する第2のテストパターン発生器と、前記第1のテストパターン発生回路から出力されるテストパターンと前記第2のテストパターン発生器から出力される変更したテストパターンを入力し、いずれか一方を前記被テスト回路に出力する第1の選択手段と、前記第1の遅延付きシミュレーション結果と前記期待値を比較するテストパターン比較回路と、前記第1の遅延付きシミュレーション結果と前記期待値が異なる場合、前記期待値と異なる箇所に相当するパターンに対してマスク編集或いはタイミング編集を行い、その結果を前記第2のテストパターン発生器に出力するテストパターン編集回路と、前記テストパターンにもとづいて前記被テスト回路で行われた前記第1の遅延付きシミュレーション結果と前記変更したテストパターンにもとづいて前記被テスト回路で行われた第2の遅延付きシミュレーション結果を入力し、いずれか一方を出力する第2の選択手段と、前記第2の選択手段から出力される前記第1の遅延付きシミュレーション結果を入力し、信号圧縮を行う第1の信号圧縮パターン生成回路と、前記第2の選択手段から出力される前記第2の遅延付きシミュレーション結果を入力し、BISTの期待値を編集した期待値パターンに変更する第2の信号圧縮パターン生成回路と、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路の検証装置。
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