JP2009090755A - テールロータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができるテールロータを提供すること。
【解決手段】ヘリコプタのテールブーム5の後端部に配置されるテールロータ10であって、複数枚のブレードを備えた少なくとも一つのプロペラ11と、両端面に開口部を有するとともに、前記プロペラ11を収容するダクト12と、前記プロペラ11および前記ダクト12を、前記テールブーム5に対して回動させる回動機構と、前記プロペラ11を回転させる回転力伝達機構駆動と、前記ブレードのピッチ角を変更するピッチ角変更機構とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】ヘリコプタのテールブーム5の後端部に配置されるテールロータ10であって、複数枚のブレードを備えた少なくとも一つのプロペラ11と、両端面に開口部を有するとともに、前記プロペラ11を収容するダクト12と、前記プロペラ11および前記ダクト12を、前記テールブーム5に対して回動させる回動機構と、前記プロペラ11を回転させる回転力伝達機構駆動と、前記ブレードのピッチ角を変更するピッチ角変更機構とを備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ヘリコプタのテールブームの後端部に配置されて推力を発生するテールロータに関するものである。
ヘリコプタのテールブームの後端部に配置されて推力を発生するテールロータとしては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開平8−198194号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたテールロータは、垂直尾翼と一体的に(一緒に)回動するようになっている。そのため、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼が抵抗となり、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができないといった問題点があった。
また、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼の角度に応じたZ軸周りの力(ヨー力)が、機体に作用し、操縦士(パイロット)に違和感を与えてしまうといった問題点もあった。
また、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼の角度に応じたZ軸周りの力(ヨー力)が、機体に作用し、操縦士(パイロット)に違和感を与えてしまうといった問題点もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができるテールロータを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係るテールロータは、ヘリコプタのテールブームの後端部に配置されるテールロータであって、複数枚のブレードを備えた少なくとも一つのプロペラと、両端面に開口部を有するとともに、前記プロペラを収容するダクトと、前記プロペラおよび前記ダクトを、前記テールブームに対して回動させる回動機構と、前記プロペラを回転させる回転力伝達機構駆動と、前記ブレードのピッチ角を変更するピッチ角変更機構とを備えている。
本発明に係るテールロータは、ヘリコプタのテールブームの後端部に配置されるテールロータであって、複数枚のブレードを備えた少なくとも一つのプロペラと、両端面に開口部を有するとともに、前記プロペラを収容するダクトと、前記プロペラおよび前記ダクトを、前記テールブームに対して回動させる回動機構と、前記プロペラを回転させる回転力伝達機構駆動と、前記ブレードのピッチ角を変更するピッチ角変更機構とを備えている。
本発明に係るテールロータによれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合に、ホバリングモード(図2(b)中の二点鎖線で示す位置)に固定され、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、高速前進飛行モード(図2(b)中の実線で示す位置)に固定されることとなるので、操縦士は、通常の一方向(一側方)にのみ推力を発生するテールロータを備えたヘリコプタと同じ操縦感覚でヘリコプタを操縦することができる。
また、本発明に係るテールロータによれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼による抵抗およびヨー力が発生しないので、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができる。
さらに、前進飛行時には、前進力として寄与する力(補助推力)を発生させることができる。
また、本発明に係るテールロータによれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼による抵抗およびヨー力が発生しないので、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができる。
さらに、前進飛行時には、前進力として寄与する力(補助推力)を発生させることができる。
本発明に係るヘリコプタは、例えば、ホバリング時には、トルク効果を打ち消すための力を発生させることができ、前進飛行時には、前進力として寄与する(補助)推力を発生させることができるテールブームを備えている。
本発明に係るヘリコプタによれば、テールロータにより発生した力が、ホバリング時には、主としてメインロータのトルク作用を打ち消すのに利用され、前進飛行時には、主として前進力を得るのに利用されることとなる。
そして、テールロータにより発生した推力を、前進飛行時における前進力に寄与させる(利用する)ことができるので、ヘリコプタの前進速度を増加させ、ヘリコプタの高速化を図ることができる。
そして、テールロータにより発生した推力を、前進飛行時における前進力に寄与させる(利用する)ことができるので、ヘリコプタの前進速度を増加させ、ヘリコプタの高速化を図ることができる。
本発明に係るテールロータによれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができるという効果を奏する。
以下、本発明に係るテールロータの一実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。
なお、図1は、本実施形態に係るテールロータ10を具備したヘリコプタ(「回転翼航空機」ともいう。)1の概略全体斜視図である。
なお、図1は、本実施形態に係るテールロータ10を具備したヘリコプタ(「回転翼航空機」ともいう。)1の概略全体斜視図である。
図1に示すように、ヘリコプタ1は、胴体2と、胴体2の上方に配置されたメインロータ3と、胴体2の下方に配置された降着装置4と、胴体2の後方に配置されたテールブーム5と、このテールブーム5の後端部に配置されたテールロータ(tail rotor)10とを主たる要素として構成されている。
図2(a)および図2(b)に示すように、テールロータ10は、少なくとも一つ(本実施形態では二つ)のプロペラ(ファン)11と、これらプロペラ11を収容する一つのケーシング(ダクト)12とを備えている。
プロペラ11はそれぞれ、図示しない原動機(例えば、ガスタービンエンジン等)の回転力が、図示しないメイン・ギアボックス、後述するドライブ・シャフト(駆動軸)13および回転力伝達機構14を介して与えられることにより、回転させられるようになっている。そして、プロペラ11が回転することによって、プロペラ11の一面側(本実施形態では図2の紙面奥側)に存する空気が、プロペラ11の他面側(本実施形態では図2の紙面手前側)へ、すなわち、テールブーム5の右側面側に存する空気が、ケーシング12内を通ってテールブーム5の左側面側へ送出されるようになっている。
プロペラ11はそれぞれ、図示しない原動機(例えば、ガスタービンエンジン等)の回転力が、図示しないメイン・ギアボックス、後述するドライブ・シャフト(駆動軸)13および回転力伝達機構14を介して与えられることにより、回転させられるようになっている。そして、プロペラ11が回転することによって、プロペラ11の一面側(本実施形態では図2の紙面奥側)に存する空気が、プロペラ11の他面側(本実施形態では図2の紙面手前側)へ、すなわち、テールブーム5の右側面側に存する空気が、ケーシング12内を通ってテールブーム5の左側面側へ送出されるようになっている。
図2(a)に示すように、ケーシング12は、内部に断面視略楕円形状の流路を有するダクト、すなわち、一端面(図2の紙面奥側)および他端面(図2の紙面手前側)の双方に、平面視略楕円形状の開口部を有するチューブ状の部材である。また、図2(b)に示すように、このケーシング12は、後述する回動機構15を介してヘリコプタ1のZ軸(ヨー軸:垂直軸)に沿って延びる回動軸16まわりに90°回動するようになっている。
なお、図2(b)中の実線による白抜き矢印F1は、ケーシング12が実線の位置(高速前進飛行モード)にあるとき、すなわち、プロペラ11の他面側およびケーシング12の他側面が、後方(真後ろ)を向いているときに、プロペラ11が発生する力(より詳しくは、前進力として寄与する力(補助推力))を示している。また、図2(b)中の二点鎖線による白抜き矢印F2は、ケーシング12が二点鎖線の位置(ホバリングモード)にあるとき、すなわち、プロペラ11の他面側およびケーシング12の他側面が、左方を向いているときに、プロペラ11が発生する力(より詳しくは、ホバリング時においてトルク効果を打ち消すための力)を示している。
なお、図2(b)中の実線による白抜き矢印F1は、ケーシング12が実線の位置(高速前進飛行モード)にあるとき、すなわち、プロペラ11の他面側およびケーシング12の他側面が、後方(真後ろ)を向いているときに、プロペラ11が発生する力(より詳しくは、前進力として寄与する力(補助推力))を示している。また、図2(b)中の二点鎖線による白抜き矢印F2は、ケーシング12が二点鎖線の位置(ホバリングモード)にあるとき、すなわち、プロペラ11の他面側およびケーシング12の他側面が、左方を向いているときに、プロペラ11が発生する力(より詳しくは、ホバリング時においてトルク効果を打ち消すための力)を示している。
つぎに、図3を参照しながら、プロペラ11を回転させる回転力伝達機構14について説明する。
回転力伝達機構14は、ヘリコプタ1のZ軸に沿って延びる第1の回転軸17と、ヘリコプタ1のXY平面(Z軸と直行する平面)に沿って一方のプロペラ11に向かって延びる第2の回転軸18と、ヘリコプタ1のXY平面に沿って他方のプロペラ11に向かって延びる第3の回転軸19とを備えている。
第1の回転軸17は、ヘリコプタ1のZ軸に沿って、ケーシング12の中央部に形成された凹所20内に収められており、軸受(ベアリング)21を介して、凹所20に対して回転可能に支持されている。また、第1の回転軸17の一端部(図3において上端部)には、かさ歯車(ベベル・ギア)22が取り付けられており、第1の回転軸17の他端部(図3において下端部)には、かさ歯車23が取り付けられている。
回転力伝達機構14は、ヘリコプタ1のZ軸に沿って延びる第1の回転軸17と、ヘリコプタ1のXY平面(Z軸と直行する平面)に沿って一方のプロペラ11に向かって延びる第2の回転軸18と、ヘリコプタ1のXY平面に沿って他方のプロペラ11に向かって延びる第3の回転軸19とを備えている。
第1の回転軸17は、ヘリコプタ1のZ軸に沿って、ケーシング12の中央部に形成された凹所20内に収められており、軸受(ベアリング)21を介して、凹所20に対して回転可能に支持されている。また、第1の回転軸17の一端部(図3において上端部)には、かさ歯車(ベベル・ギア)22が取り付けられており、第1の回転軸17の他端部(図3において下端部)には、かさ歯車23が取り付けられている。
第2の回転軸18は、軸受(図示せず)を介して、ケーシング12に対して回転可能に支持されている。また、第2の回転軸18の一端部(図3において左端部)には、かさ歯車24が取り付けられており、第2の回転軸18の他端部(図3において右端部)には、かさ歯車25が取り付けられている。
第3の回転軸19は、軸受(図示せず)を介して、ケーシング12に対して回転可能に支持されている。また、第3の回転軸19の一端部(図3において左端部)には、かさ歯車26が取り付けられており、第3の回転軸19の他端部(図3において右端部)には、かさ歯車(図示せず)が取り付けられている。
第3の回転軸19は、軸受(図示せず)を介して、ケーシング12に対して回転可能に支持されている。また、第3の回転軸19の一端部(図3において左端部)には、かさ歯車26が取り付けられており、第3の回転軸19の他端部(図3において右端部)には、かさ歯車(図示せず)が取り付けられている。
かさ歯車22は、ドライブ・シャフト13の一端部(後端部)に取り付けられたかさ歯車27と噛み合い、かさ歯車23は、かさ歯車25,26と噛み合っている。また、かさ歯車25,26はそれぞれ、かさ歯車23とのみ噛み合っている。そして、ドライブ・シャフト13が回転すると、この回転にあわせて第1の回転軸17、第2の回転軸18、および第3の回転軸19も一緒に回転するようになっている。
なお、ドライブ・シャフト13の他端部(前端部)は、図示しないメイン・ギアボックスを構成する歯車(図示せず)と噛み合っている。
また、図3中の符号28は、ドライブ・シャフト13の回転数を調整する(増減させる)変速機構である。この部分の回転数を調整することにより、ケーシング12が回動する際に、プロペラ11の回転数が変化してしまうことを抑制することができる。
なお、ドライブ・シャフト13の他端部(前端部)は、図示しないメイン・ギアボックスを構成する歯車(図示せず)と噛み合っている。
また、図3中の符号28は、ドライブ・シャフト13の回転数を調整する(増減させる)変速機構である。この部分の回転数を調整することにより、ケーシング12が回動する際に、プロペラ11の回転数が変化してしまうことを抑制することができる。
つづいて、図3ないし図4を参照しながら、ケーシング12を回動させる回動機構15について説明する。
回動機構15は、ヘリコプタ1のXY平面に沿って、ケーシング12の中央部上面とテールブーム5との間、およびケーシング12の中央部上面とテールブーム5との間にそれぞれ配置された環状の軸受(ベアリング)31と、ヘリコプタ1のZ軸に沿って、ケーシング12の中央部から上方に向かって突出する中空円筒部32の上面(上端面)にその一端が取り付けられて、ケーシング12全体を回動させるリンク機構33とを備えている。
回動機構15は、ヘリコプタ1のXY平面に沿って、ケーシング12の中央部上面とテールブーム5との間、およびケーシング12の中央部上面とテールブーム5との間にそれぞれ配置された環状の軸受(ベアリング)31と、ヘリコプタ1のZ軸に沿って、ケーシング12の中央部から上方に向かって突出する中空円筒部32の上面(上端面)にその一端が取り付けられて、ケーシング12全体を回動させるリンク機構33とを備えている。
リンク機構33は、ヘリコプタ1のX軸(ロール軸:水平前後軸)に沿って延びるとともに、ヘリコプタ1のX軸に沿って往復移動する第1のリンク34と、ヘリコプタ1のXY平面に沿って延びるとともに、一端部がヒンジピン35を介して第1のリンク34の一端部(後端部)と接続(連結)され、他端部がヒンジピン36を介して中空円筒部32の上面と接続(連結)された第2のリンク37とを備えている。そして、第1のリンク34が前方に引っ張られると、第2のリンク37も前方に引っ張られ、ケーシング12全体が上方から見て反時計方向に回動することとなる。また、第1のリンク34が後方に押されると、第2のリンク37も後方に押され、ケーシング12全体が上方から見て時計方向に回動することとなる。
なお、第1のリンク34の他端部(前端部)は、ヒンジピン(図示せず)を介してアクチュエータ(図示せず)と接続(連結)されている。また、このアクチュエータには、制御器(図示せず)からヘリコプタ1の機速に応じた指令信号(例えば、ホバリング時にはケーシング12を図2(b)の二点鎖線の位置に回動させる信号、高速前進飛行時には、ケーシング12を図2(b)の実線の位置に回動させる信号)が入力されるようになっている。
なお、第1のリンク34の他端部(前端部)は、ヒンジピン(図示せず)を介してアクチュエータ(図示せず)と接続(連結)されている。また、このアクチュエータには、制御器(図示せず)からヘリコプタ1の機速に応じた指令信号(例えば、ホバリング時にはケーシング12を図2(b)の二点鎖線の位置に回動させる信号、高速前進飛行時には、ケーシング12を図2(b)の実線の位置に回動させる信号)が入力されるようになっている。
つぎに、図5ないし図6を参照しながら、プロペラ11の全ブレード11a(図5参照)のピッチ角(翼角)を同時に同量変更するピッチ角変更機構41について説明する。なお、図5は、ケーシング12が、図2(b)の実線の位置にある状態を示している。
ピッチ角変更機構41は、ヘリコプタ1のX軸に沿って延びるとともに、ヘリコプタ1のX軸に沿って往復移動するピッチリンク42と、凹所20内に収められ、ピッチリンク42によって操作されるスライダ機構43とを備えている。
ピッチリンク42の一端部(後端部)には、当接部42aが設けられており、ピッチリンク52の他端部(前端部)は、ヒンジピン(図示せず)を介してアクチュエータ(図示せず)と接続(連結)されている。また、このアクチュエータには、制御器(図示せず)からの指令信号が入力されるようになっている。
ピッチ角変更機構41は、ヘリコプタ1のX軸に沿って延びるとともに、ヘリコプタ1のX軸に沿って往復移動するピッチリンク42と、凹所20内に収められ、ピッチリンク42によって操作されるスライダ機構43とを備えている。
ピッチリンク42の一端部(後端部)には、当接部42aが設けられており、ピッチリンク52の他端部(前端部)は、ヒンジピン(図示せず)を介してアクチュエータ(図示せず)と接続(連結)されている。また、このアクチュエータには、制御器(図示せず)からの指令信号が入力されるようになっている。
スライダ機構43は、上方から下方に向かって、ヘリコプタ1のZ軸に沿って往復移動する第1のスライダ部材44および第2のスライダ部材45と、ヘリコプタ1のXY平面に沿って往復移動する第3のスライダ部材46および第4のスライダ部材47とを備えている。
第1のスライダ部材44は、上端面44aがカム面(前方側から後方側にかけて次第に高くなる面)とされ、下端面44bが平坦面(ヘリコプタ1のXY平面に平行な面)とされた中空円筒状の部材であり、半径方向内側に形成された中空部には、第1の回転軸17(図3参照)が通されている。また、この第1のスライダ部材44は、テールブーム5およびケーシング12に対しては、ヘリコプタ1のZ軸に沿って往復移動可能に構成されているが、テールブーム5に対しては、回動(回転)しないように構成されている。
第1のスライダ部材44は、上端面44aがカム面(前方側から後方側にかけて次第に高くなる面)とされ、下端面44bが平坦面(ヘリコプタ1のXY平面に平行な面)とされた中空円筒状の部材であり、半径方向内側に形成された中空部には、第1の回転軸17(図3参照)が通されている。また、この第1のスライダ部材44は、テールブーム5およびケーシング12に対しては、ヘリコプタ1のZ軸に沿って往復移動可能に構成されているが、テールブーム5に対しては、回動(回転)しないように構成されている。
第2のスライダ部材45は、上端面45aおよび下端面45bがそれぞれ平坦面(ヘリコプタ1のXY平面に平行な面)とされた中空円筒状の部材であり、半径方向内側に形成された中空部には、第1の回転軸17(図3参照)が通されている。また、下端面45bには、ヘリコプタ1のZ軸に沿って下方に延びるロッド45cが設けられており、ロッド45cの先端部(下端部)には、当接部45dが設けられている。さらに、この第2のスライダ部材45は、テールブーム5に対して、ケーシング12とともに回動するように構成されている。
なお、第1のスライダ部材44の下端面44bと第2のスライダ部材45の上端面45aとの間、および第2スライダ部材45の外周面45eと中空円筒部32の内周面32aとの間にはそれぞれ、軸受(ベアリング)48が配置されている。
なお、第1のスライダ部材44の下端面44bと第2のスライダ部材45の上端面45aとの間、および第2スライダ部材45の外周面45eと中空円筒部32の内周面32aとの間にはそれぞれ、軸受(ベアリング)48が配置されている。
第3のスライダ部材46は、上端面46aがカム面(一側(図5において右側)から他側(図5において左側)にかけて次第に高くなる面)とされ、下端面46bが平坦面(ヘリコプタ1のXY平面に平行な面)とされた板状の部材である。また、下端面46bには、ヘリコプタ1のZ軸に沿って下方に延びるロッド46cが設けられている。さらに、この第3のスライダ部材46は、テールブーム5に対して、ケーシング12および第2のスライダ部材45とともに回動するように構成されている。
なお、第3のスライダ部材46は、図示しない付勢部材(例えば、バネ)によって一側(図5において右側)に付勢されており、ピッチリンク42が前方端に位置するとき、すなわち、制御器が全ブレード11aのピッチ角を0度にせよとの指令信号を出力した際、ピッチ角0度の位置に自動的に復帰させられるようになっている。
なお、第3のスライダ部材46は、図示しない付勢部材(例えば、バネ)によって一側(図5において右側)に付勢されており、ピッチリンク42が前方端に位置するとき、すなわち、制御器が全ブレード11aのピッチ角を0度にせよとの指令信号を出力した際、ピッチ角0度の位置に自動的に復帰させられるようになっている。
第4のスライダ部材47は、平面視円形状を呈する板状の部材であり、各ファン11に対してそれぞれ一つずつ設けられている。第4のスライダ部材47が二以上ある場合、すなわち、本実施形態のようにファン11が二つ設けられている場合、第4のスライダ部材47と第4のスライダ部材47とは、連結部材49を介して連結(結合)されている。また、連結部材49の中央部は、ロッド46cの一端部(下端部)と連結(結合)されており、第3のスライダ部材46、ロッド46c、連結部材49、および第4のスライダ部材47は、ヘリコプタ1のXY平面に沿って、一体的に(一体物として)移動することとなる。
第4のスライダ部材47の一面(図5において左側の面)47a側には、ファン11(より詳しくは、ブレード11a)とともに回転するローテーティング・ディスク50が設けられており、各ブレード11aの前縁部とローテーティング・ディスク50とは、翼角変更用のリンク51を介して連結(結合)されている。
なお、各ブレード11aは、ピン11bを介してハブ11cに揺動可能に取り付けられている。また、第4のスライダ部材47の一面47aとローテーティング・ディスク50の一面(図5において右側の面)50aとの間には、軸受(ベアリング)52が配置されている。
なお、各ブレード11aは、ピン11bを介してハブ11cに揺動可能に取り付けられている。また、第4のスライダ部材47の一面47aとローテーティング・ディスク50の一面(図5において右側の面)50aとの間には、軸受(ベアリング)52が配置されている。
そして、ピッチリンク42が後方に押されると、第1のスライダ部材44および第2のスライダ部材45が下方に移動し、第3のスライダ部材46、第4のスライダ部材47、およびローテーティング・ディスク50がブレード11aのピッチ角を大きくする方向に移動することとなる。一方、ピッチリンク42が前方に引っ張られると、第1のスライダ部材44および第2のスライダ部材45が上方に移動し、第3のスライダ部材46、第4のスライダ部材47、およびローテーティング・ディスク50がブレード11aのピッチ角を小さくする方向に移動することとなる。
本実施形態に係るテールロータ10によれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合に、ホバリングモード(図2(b)中の二点鎖線で示す位置)に固定され、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、高速前進飛行モード(図2(b)中の実線で示す位置)に固定されることとなるので、操縦士は、通常の一方向(一側方)にのみ推力を発生するテールロータを備えたヘリコプタと同じ操縦感覚でヘリコプタを操縦することができる。
また、本実施形態に係るテールロータ10によれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼による抵抗およびヨー力が発生しないので、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができる。
さらに、前進飛行時には、前進力として寄与する力(補助推力)F1を発生させることができる。
また、本実施形態に係るテールロータ10によれば、ホバリングから前進飛行に移行していく場合や、前進飛行からホバリングに移行していく場合に、垂直尾翼による抵抗およびヨー力が発生しないので、操縦士に違和感を与えることなく、機速をすみやかに上げたりあるいは緩やかに落とすことができる。
さらに、前進飛行時には、前進力として寄与する力(補助推力)F1を発生させることができる。
本実施形態に係るテールロータ10を具備したヘリコプタ1によれば、テールロータ10により発生した力(補助推力)F1を、前進飛行時における前進力に寄与させる(利用する)ことができるので、ヘリコプタ1の前進速度を増加させ、ヘリコプタ1の高速化を図ることができる。
なお、上述した実施形態においてテールブーム5の後端部に垂直尾翼6(図1および図2(a)参照)が設けられているとさらに好適である。
これにより、前進飛行時におけるアンチトルクが垂直尾翼が発生する力によって相殺され、テールロータ10が発生する力F1のすべてを前進力に寄与させることができて、ヘリコプタ1の前進速度をさらに増加させ、ヘリコプタ1のさらなる高速化を図ることができる。
これにより、前進飛行時におけるアンチトルクが垂直尾翼が発生する力によって相殺され、テールロータ10が発生する力F1のすべてを前進力に寄与させることができて、ヘリコプタ1の前進速度をさらに増加させ、ヘリコプタ1のさらなる高速化を図ることができる。
また、前進飛行時に、垂直尾翼6の方向舵6a、あるいはテールロータ10が、機速に応じて操作(調整)されるように構成されているとさらに好適である。
これにより、前進飛行時におけるアンチトルクが方向舵6aが発生する力、あるいはテールロータ10が発生する力F1の分力によって相殺することができ、ヘリコプタ1を安定的に飛行させることができる。
これにより、前進飛行時におけるアンチトルクが方向舵6aが発生する力、あるいはテールロータ10が発生する力F1の分力によって相殺することができ、ヘリコプタ1を安定的に飛行させることができる。
1 ヘリコプタ
5 テールブーム
10 テールロータ
11 プロペラ
11a ブレード
12 ケーシング(ダクト)
14 回転力伝達機構駆動
15 回動機構
41 ピッチ角変更機構
5 テールブーム
10 テールロータ
11 プロペラ
11a ブレード
12 ケーシング(ダクト)
14 回転力伝達機構駆動
15 回動機構
41 ピッチ角変更機構
Claims (2)
- ヘリコプタのテールブームの後端部に配置されるテールロータであって、
複数枚のブレードを備えた少なくとも一つのプロペラと、
両端面に開口部を有するとともに、前記プロペラを収容するダクトと、
前記プロペラおよび前記ダクトを、前記テールブームに対して回動させる回動機構と、 前記プロペラを回転させる回転力伝達機構駆動と、
前記ブレードのピッチ角を変更するピッチ角変更機構とを備えていることを特徴とするテールロータ。 - 請求項1に記載のテールロータを具備してなることを特徴とするヘリコプタ。
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