JP2009086290A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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努 長田
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修市 森國
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Abstract


【課題】 現像槽内の現像剤界面が低下しても、攪拌供給部材から現像ローラへの現像剤搬送量が低下せず、印刷速度の高速化および装置の小型化に対応可能な現像装置およびこれを備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】 集積補助部材10は、板状形状の部材であり、その鉛直方向先端が現像ローラ3の汲み上げ磁極N3の配置位置よりも鉛直方向で下方に配置される。集積補助部材10は、背板部分15と、この背板部分15の長手方向両端部に、背板部分15に垂直な側壁部分16とを有する形状が好ましく、固定部材19によって、背板部分15が流し板9の鉛直方向下面に接するように、かつその延伸方向が現像ローラ3の軸線方向に平行となるように設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2成分現像剤を用いる現像装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用して画像を形成する画像形成装置(以下単に「画像形成装置」とする)は、簡易な操作で高画質画像を形成でき、保守管理も容易であることから、複写機、プリンタ、ファクシミリなどに多用され、広く普及している。画像形成装置は、たとえば、感光体と、帯電手段と、露光手段と、現像手段と、転写手段と、定着手段とを含む。感光体はその表面に感光層を有するドラム状部材である。帯電手段は感光体表面を所定電位に帯電させる。露光手段は帯電状態にある感光体表面に静電潜像を形成する。現像手段は感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する。転写手段は感光体表面のトナー像を記録媒体に転写する。定着手段はトナー像を記録媒体に熱定着させる。これによって、記録媒体上に画像が形成される。画像形成装置において、2成分現像剤を用いる現像手段としては、一般に、現像槽、現像ローラ、攪拌供給部材、規制部材、流し板などを含む現像装置が用いられる。現像槽は、現像ローラおよび攪拌供給部材を回転自在に支持するとともに、その内部に現像剤を貯留する。現像ローラは表面に現像剤層を担持して回転し、感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する。攪拌供給部材は現像槽内の現像剤を均一に撹拌して現像ローラに向けて搬送する。規制部材は現像ローラ表面の現像剤層の層厚を規制する。
画像形成装置の広範な分野への急速な普及に伴い、画像形成装置には様々な高性能化が要求される。たとえば、印刷速度の高速化である。数年前まではA4用紙で50〜70枚/分であった印刷速度が、最近では100〜120枚/分にも及ぶ。このような高速化は、軽印刷の分野への進出を視野に入れたものである。印刷速度の高速化に対応するためには、現像装置においては、現像ローラを大径化し、かつ現像槽を大容量化するのが最も容易である。しかしながら、画像形成装置には、印刷速度の高速化とともに装置の小型化も求められる。したがって、現像装置自体も小型化を強いられ、その状況下においても、感光体の潜像画像を適正に現像して、安定した印字品位を有する画像を提供することが求められる。
小型化された現像装置によって高速印刷を行うには、トナーの補給技術が重要であり、現像槽内に新たに補給されるトナーと現像槽内の現像剤とを速やかに混合し、トナーを短時間で設計帯電値に帯電させる必要がある。このため、現像槽の形状、現像槽に形成されるトナー補給口の位置、現像槽内における現像ローラ、攪拌供給部材、規制部材、流し板などの配置や形状、攪拌供給部材の個数、2成分現像剤の種類などについて、最適条件を求める検討がなされる。たとえば、小型化のために現像槽の高さ寸法を小さくすると、トナー補給口の位置が、現像槽内においてトナー補給口近傍に設けられる攪拌供給部材の軸心高さよりも低くなる場合がある。通常、トナーと現像剤とを均一に混合するためには、ある程度のトナー落下空間が必要であるが、前記のように低いトナー補給口の位置ではトナー補給量を減じざるを得ない。その結果、現像槽内の現像剤量が減少する。また、現像槽内の現像剤量は、高速で大量に印刷を行った場合に急激に減少する。現像装置の基本構造として、現像ローラは、現像ローラ近傍に設けられる攪拌供給部材(パドルローラ)よりも鉛直方向上方に設けられるので、現像槽内の現像剤量が急激に減少すると、現像ローラに充分量の現像剤を供給できないという不具合を生じる。
図5は、従来の現像装置100の構成を示す概略図である。現像装置100は、現像槽101と、現像ローラ102と、攪拌供給部材であるパドルローラ103と、規制部材104と、流し板105と、図示しない位置決め手段とを含み、さらに2成分現像剤106を用いて図示しない感光体ドラム上の静電潜像を現像する。現像槽101は、現像ローラ102およびパドルローラ103を回転自在に支持し、その内部空間に2成分現像剤を収容する(たとえば、特許文献1参照)。現像ローラ102は、マグネットローラ110とスリーブ111とを含み、感光体ドラム上の静電潜像にトナーを供給して現像する。マグネットローラ110は、周方向に複数のN磁極およびS磁極が交互に配置された非回転のローラ状部材である。スリーブ111は、マグネットローラ110に外嵌され、表面に現像剤層を担持して回転する円筒状部材である。現像剤層は表面にトナーが付着したキャリア粒子がブラシ形状に結合した磁気ブラシの集合体である。パドルローラ103は現像槽101内の2成分現像剤を撹拌して現像ローラ102に向けて搬送する。規制部材104は、現像ローラ102上の現像剤層の層厚を規制することによって、現像ローラ102による現像剤106の搬送量を調整する。流し板105は、規制部材104によって現像ローラ102表面から取り除かれた現像剤106が移動する際に、現像剤106の移動方向をパドルローラ103付近に案内する。
現像装置100では現像槽101内に収容される現像剤106がパドルローラ103によって撹拌され、キャリア表面にトナーが付着した状態で現像ローラ102に搬送される。さらに、現像ローラ102のスリーブ111が感光体ドラムと反対方向へ回転することによって、現像ローラ102と流し板105との間の現像剤106が規制部材104に向けて搬送され、現像剤106の搬送量が規制される。現像ローラ102と規制部材104との間隙を通過し、層厚が規制された現像剤106は静電潜像へ搬送され、規制部材103により現像ローラ102表面から取り除かれる余剰の現像剤106は規制部材104と流し板105とその上部の現像槽壁とによって形成される空間に滞留し、滞留量が増加するとともに、流し板105の上面を現像ローラ102から離反する方向に流動し、パドルローラ103の上方側に還流される。
現像装置100では、現像ローラ102がパドルローラ103よりも高い位置に配置される一般的な構造を有する。このような構造を有する現像装置100においては、現像剤106の帯電量の著しい上昇、現像剤106の偏在などの理由によって、現像槽101内における現像剤界面106a(現像剤層の上面)の低下が起こり易い。図6は、図5に示す現像装置100における現像剤界面106a(現像剤層の上面)の低下を説明するための図である。現像剤界面106aが低下すると、パドルローラ103から現像ローラ102表面への現像剤搬送量が少なくなり、現像ローラ102表面での磁気ブラシの密度が小さくなる。その結果、現像ローラ102によって運ばれる現像剤量が減り、画像濃度の低下、画像濃度むらなどの画像欠陥を発生させる。現像装置100では、パドルローラ103の回転速度や規制部材104と流し板105の位置を調整することによって、現像剤界面106aの低下を防止することもできるが、その効果は充分ではない。したがって、現像ローラがパドルローラよりも高い位置に配置されるような構成の現像装置を用いて、画像形成装置の高速化および小型化に対応するのは非常に困難である。
また、マグネットローラを備える現像ローラが攪拌供給部材よりも鉛直方向上部に配置され、マグネットローラにおける現像(静電潜像へのトナー供給)後の現像剤搬送磁極(N1極)に対向する位置に集積補助部材を設けた2成分現像装置が提案される(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2の現像装置は、現像後にスリーブ表面に残留する現像剤を効率良く回収し、スリーブ上に均一に帯電した現像剤を新たに供給して次の現像を行うことによって、画像濃度の低下を防止し、画質品位の向上を図ることを目的とする。しかしながら、特許文献2の現像装置においても、現像ローラが攪拌供給部材よりも上部に設けられるので、現像剤界面の低下による、攪拌供給部材から現像ローラへの現像剤搬送量の減少を避けることができない。
特開平1−237577号公報 特開2001−337529号公報
本発明の目的は、現像ローラが攪拌供給部材よりも鉛直方向上方に設けられる現像装置において、現像槽内の現像剤界面が低下しても、攪拌供給部材から現像ローラへの現像剤搬送量が低下せず、印刷速度の高速化および装置の小型化に対応可能な現像装置およびこれを備える画像形成装置を提供することである。
本発明は、マグネットローラを含み、表面にトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を担持して回転し、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと、
前記現像ローラに2成分現像剤を供給する撹拌供給部材と、
2成分現像剤を集積して前記撹拌供給部材による前記現像ローラへの2成分現像剤の供給を補助する集積補助部材と、
前記現像ローラ表面の2成現像剤の担持量を規制する規制部材と、
前記現像ローラに近接して設けられ、前記規制部材により分離された余剰の2成現像剤を回収する流し板と、
回収された2成分現像剤と補給されたトナーとを混合攪拌する攪拌ローラと、
を有する現像装置において、
前記現像ローラが前記攪拌供給部材よりも鉛直方向上方に設けられ、
前記集積補助部材は、その鉛直方向下端が、前記マグネットローラの汲み上げ磁極の配置位置よりも鉛直方向下方に位置するように設けられることを特徴とする現像装置である。
また本発明は、前記集積補助部材は、非磁性材料からなることを特徴とする。
また本発明は、前記集積補助部材は、前記流し板の下面に設けられることを特徴とする。
また本発明は、前記集積補助部材は、背板部分と、この背板部分の長手方向両端部に、背板部分に垂直な側壁部分とを有し、前記背板部分を前記流し板の下面に、その延伸方向が前記現像ローラの軸線方向に平行となるように設けられることを特徴とする。
また本発明は、前記側壁部分のうち、前記現像ローラに近い側の側壁部分の高さを、遠い側の側壁部分の高さより高くすることを特徴とする。
また本発明は、前記撹拌供給部材は、複数の羽根をもつパドル形状であり、
前記撹拌供給部材の羽根と前記集積補助部材との間隔は、前記現像ローラと前記集積補助部材との間隔より広いことを特徴とする。
また本発明は、表面に静電潜像が形成される感光体と、感光体表面を帯電させる帯電手段と、感光体表面に静電潜像を形成する露光手段と、感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、感光体表面のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、感光体表面を清浄化するクリーニング手段と、トナー像を記録媒体に定着させる定着手段とを含み、電子写真方式を利用して画像を形成する画像形成装置において、
現像手段は、上記の現像装置であることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、マグネットローラを含む現像ローラが、表面にトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を担持して回転し、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給して現像する。
現像ローラには、撹拌供給部材が2成分現像剤を供給するが、このとき、集積補助部材が2成分現像剤を集積して撹拌供給部材による現像ローラへの2成分現像剤の供給を補助している。
現像ローラに供給された現像剤は、規制部材によって現像ローラ表面の担持量が規制され、規制部材により分離された余剰の2成現像剤は、流し板によって回収される。回収された2成分現像剤は、攪拌ローラによって補給されたトナーと混合攪拌される。
現像ローラが、攪拌供給部材よりも鉛直方向上方に設けられると、現像剤界面の低下による、攪拌供給部材から現像ローラへの現像剤搬送量の減少が発生するおそれがあるが、本発明では、集積補助部材の鉛直方向下端が、マグネットローラの汲み上げ磁極の配置位置よりも鉛直方向下方に位置するように設けられるので、現像槽内において現像剤界面が低下した場合でも、集積補助部材が現像剤を実際に汲み上げる磁極の下方に現像剤を押し込める効果を発揮するので、現像ローラ表面に担持される現像剤量の低下を防ぎ、現像剤を現像ローラに緻密に付着させることができる。その結果、現像ローラへの現像剤の安定供給が可能になり、画像濃度の低下、画像濃度むらなどを防止できる。
以上のように、本発明は、現像剤界面が低くなったとしても充分量の現像剤を現像ローラに供給できるので、印刷速度の高速化および現像槽の高さ寸法の短縮化を可能とし、ひいては装置全体の小型化が可能となる。
また本発明によれば、集積補助部材は、非磁性材料からなることが好ましい。非磁性材料とすることで、集積補助部材と現像剤との間の磁界発生を防止し、現像槽内における現像剤の流れを安定させ、現像ローラ表面に充分量の現像剤を担持させることができる。
また本発明によれば、集積補助部材は、流し板の下面に取り付けることが好ましい。流し板は、樹脂成型されることが多く、集積補助部材によって流し板を補強できるとともに、現像ローラへの現像剤を担持する直前に配置されるため、集積補助部材による現像剤界面の持ち上げ効果をより効果的に発揮することができる。
また本発明によれば、集積補助部材は、背板部分と、この背板部分の長手方向両端部に、背板部分に垂直な側壁部分とを有する、断面がいわゆるコの字形状である。このような形状であるとき、背板部分を流し板の下面に、その延伸方向が現像ローラの軸線方向に平行となるように設ける。
単なる板状の形状に比べて、より流し板を補強することができるため、現像の高速化に対応することができる。
また本発明によれば、両端の側壁部分のうち、現像ローラに近い側の側壁部分の高さを、遠い側の側壁部分の高さより高くすることで、現像槽内の現像ローラの軸線方向の現像剤量を均一にならすことができるため、画像濃度むらの発生を防ぐことができる。
また本発明によれば、撹拌供給部材の羽根と集積補助部材との間隔を、現像ローラと集積補助部材との間隔より広くしている。
これにより、現像ローラへの現像剤担持に際し、常に一定量の現像剤を供給することができるため、画像濃度の低下、画像濃度むらなどの発生を防ぐことができる。
また本発明によれば、上記の現像装置によって現像することを特徴とする画像形成装置である。
これにより、印刷速度の高速化および小型化に同時に対応することが可能である。特に、現像装置における現像槽の高さ寸法の短縮化によって、画像形成装置の設置面からの高さを低くできる。また、画像濃度の低下、画像濃度むらなどの画像欠陥がない高品位画像を長期的にかつ安定的に形成することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である現像装置1と、感光体ドラム20との位置関係を示す断面図である。図2は、現像装置1の構成を示す断面図である。
現像装置1は、現像槽2と、現像ローラ3と、攪拌供給部材4と、攪拌ローラ5と、搬送部材6と、規制部材7と、規制部材支持体8と、流し板9と、集積補助部材10と、集積補助部材支持体11と、トナー濃度検知センサ12とを含む。
現像槽2は内部空間を有する略角柱状の容器部材であり、現像ローラ3、攪拌供給部材4、攪拌ローラ5および搬送部材6を回転自在に支持し、規制部材7、流し板9などを直接的または間接的に支持し、現像剤を収容する。現像剤はトナーと磁性体粉であるキャリアとを含む2成分現像剤である。また、現像槽2には、現像装置1を図示しない電子写真方式の画像形成装置に装着する場合に、該画像形成装置が備える感光体ドラム20を臨む側面に開口2aが形成される。また、現像槽2の鉛直方向上面には、トナー補給口2bが形成される。
現像槽2の鉛直方向上方には図示しないトナーカートリッジおよびトナーホッパが設けられる。より詳しくは、鉛直方向上方から下方に向けて、トナーカートリッジ、トナーホッパおよび現像槽5の順番で設けられる。トナーカートリッジは円筒状容器部材であり、その内部空間にトナーを収容する。トナーカートリッジは現像装置1が装着される図示しない画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられる。また、トナーカートリッジは、画像形成装置に設けられる図示しない駆動手段によって、円筒中心軸線回りに回転駆動する。トナーカートリッジの長手方向側面には長手方向に延びる細長い開口が形成され、トナーカートリッジの回転に伴って前記細長い開口からトナーが落下してトナーホッパに供給される。トナーホッパは、たとえば、その鉛直方向底面に形成される開口であるトナー供給口が、現像槽2の鉛直方向上面に形成される開口であるトナー補給口2bと鉛直方向に連通するように設けられる。トナーホッパ内において、トナー供給口の鉛直方向上方には、トナー補給ローラが設けられる。トナー補給ローラは、図4にて後述する。
トナー補給ローラは、トナーホッパによって回転自在に支持され、図示しない駆動手段によって回転駆動する。トナー補給ローラの回転駆動は、トナー濃度検知センサ12による現像槽2内のトナー濃度の検知結果に応じて、画像形成装置に設けられる図示しない制御手段により制御される。トナー補給ローラの回転駆動によって、トナー供給口およびトナー補給口2bを介して、現像槽2内にトナーが補給される。
現像ローラ3は少なくとも一部が現像槽2に回転自在に支持され、図示しない駆動手段によって軸心回りに回転駆動するローラ状部材である。また、現像ローラ3は、現像槽2の開口2aを介して感光体ドラム20に対向する。現像ローラ3は、感光体ドラム20に対して間隙を有して離隔するように設けられ、最近接部分が現像ニップ部である。現像ニップ部において、現像ローラ3表面の図示しない現像剤層から感光体ドラム20表面の静電潜像にトナーが供給される。現像ニップ部では、現像ローラ3に接続される図示しない電源から現像ローラ3に対して現像バイアス電圧が印加され、現像ローラ3表面の現像剤層から感光体ドラム20表面の静電潜像へのトナーの移行が円滑に進行する。
現像ローラ3は、マグネットローラ13とスリーブ14とを含む。図3は、マグネットローラ13における各磁極の磁力分布を示す図である。マグネットローラ13は、その長手方向の両端部が現像槽2の現像槽壁によって支持され、図3の磁力分布図に示すように、現像ローラ3の周方向位置に断面形状が長方形の複数の棒磁石である磁極N1,N2,N3、N4および磁極S1,S2,S3が互いに離隔して現像ローラ3の半径方向に放射状に配置される多極着磁型マグネットローラである。各磁極は、現像ローラ3(スリーブ14)の回転方向とは逆方向において、磁極N1、磁極S1、磁極N2、磁極S2、磁極N3、磁極N4および磁極S3の順番に設けられる。
マグネットローラ13において、現像剤汲み上げ磁極N3は、現像ローラ3の回転方向上流側(以下特に断わらない限り単に「上流側」とする)に位置する現像剤開放磁極N4との成す角度が、特定の角度範囲となるように配置することが好ましい。ここで、磁極N3と磁極N4との成す角度とは、磁極N4が配置される現像ローラ3の断面における半径(以下「半径N4」とする)と、磁極N3が配置される現像ローラ3の断面における半径(以下「半径N3」とする)とが成す角の角度である。角度範囲は、75°以上であることが好ましく、本実施の形態では、半径N4と、半径N3との成す角度は78°である。75°未満では現像剤の開放および汲み上げがうまくいかず画像濃度むらなどの画像不良が発生し易くなる。
スリーブ14は、マグネットローラ13に外嵌され、現像槽2および図示しない支持部材によって回転自在に支持され、図示しない駆動手段によって回転可能に設けられる円筒状部材である。スリーブ14は、非磁性材料を用いて形成される。本実施の形態では、スリーブ14は反時計回りに回転し、感光体ドラム20は時計回りに回転する。したがって、現像ニップ部においてスリーブ14と感光体ドラム20とは逆方向に回転する。
攪拌供給部材4および攪拌ローラ5は、いずれも、現像槽2によって回転自在に支持されかつ図示しない駆動手段によって軸心回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。本実施の形態では、攪拌供給部材4は反時計回りに回転し、攪拌ローラ4は時計回りに回転する。攪拌供給部材4は、現像ローラ3を介して感光体ドラム20に対向しかつ現像ローラ3よりも鉛直方向下方になる位置に設けられる。攪拌ローラ5は、攪拌供給部材4を介して現像ローラ3に対向しかつ現像ローラ3よりも鉛直方向下方になる位置に設けられる。攪拌供給部材4および攪拌ローラ5は、現像槽2内に貯留される現像剤を撹拌してトナーに均一な電荷を付与するとともに、帯電状態にある現像剤を汲み上げて現像ローラ3の周囲に送給する。
搬送部材6は、現像槽2によって回転自在に支持されかつ図示しない駆動手段によって回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。搬送部材6は、攪拌ローラ5を介して攪拌供給部材4に対向し、かつトナー補給口2bの鉛直方向下方に設けられる。搬送部材6は、トナー補給口2bを介して現像槽2内に補給されるトナーを、攪拌ローラ5の周囲に搬送する。
規制部材7は、現像ローラ3の軸線方向に平行に延びる板状部材であり、現像ローラ3の鉛直方向上方において、その短手方向の一端が現像槽2と規制部材支持体8とによって支持され、かつ他端が現像ローラ3表面に対して間隙を有して離隔するように設けられる。本実施の形態では、規制部材7は現像ローラ3の半径の延長線上に設けられ、該延長線と、磁極N1が配置される現像ローラ3の断面における半径N1との成す角度が90°になるように設けられる。
規制部材7は、たとえば、ステンレス鋼、アルミニウムなどの弾性を有する非磁性金属、合成樹脂などによって形成される。本実施の形態では、規制部材7には薄板状のステンレス鋼を使用する。規制部材支持体8は、現像槽2とともに規制部材7を支持する。具体的には、規制部材7の短手方向の一端およびその近傍部分を、規制部材支持体8と現像槽2とによって挟持するようにして支持する。規制部材支持体8は、たとえば、合成樹脂、金属などの材料によって形成される。本実施の形態では、合成樹脂で形成される。規制部材7は、現像ローラ3表面に担持される現像剤層から余分な現像剤を取り除き、現像剤層の層厚を一定に規制することによって、現像剤の搬送量を調整する。また、規制部材7は、短手方向の他端と現像剤層との摺擦によって、現像剤層に含まれる帯電が不充分な現像剤に電荷を付与し、現像剤層に含まれる現像剤を充分に帯電させる。
流し板9は、現像槽2内において、現像ローラ3の回転方向における規制部材7よりも上流側であって、攪拌供給部材4および攪拌ローラ5の鉛直方向上方に設けられる樹脂からなる板状部材である。流し板9は、短手方向の一端が現像ローラ3表面に対向し、間隙を有して離隔し、他端が現像ローラ3から離反する方向に延びる。本実施の形態では、流し板9の鉛直方向上面は、流し板9の短手方向における現像ローラ3側の端部およびその近傍部分では水平方向に対して平行になり、それ以外の部分では現像ローラ3から離反するにつれて鉛直方向下方に下降するように設けられる。
流し板9は、その鉛直方向下部において流し板9の長手方向に貫通するように形成された貫通口に挿通される支持部材9aによって支持される。流し板9を設けることによって、現像槽2内における現像剤の円滑な流れが発生し、トナーの不均一な帯電、トナーのブロッキングなどの発生が防止される。
詳しくは、規制部材7によって現像ローラ3表面から取り除かれる(分離される)現像剤は一時的に現像ローラ3上方の空間に滞留するが、量が多くなると流し板9の鉛直方向上面を現像ローラ3から離反する方向に流過し始める。現像剤は流し板9の上面に沿って流過し、流し板9の短手方向における現像ローラ3側とは反対側の端部から攪拌ローラ5に向けて落下する。落下した現像剤は攪拌供給部材4および攪拌ローラ5によって他の現像剤および新しく供給されるトナーと均一に混合され、現像ローラ3に向けて再び搬送される。
集積補助部材10は、現像ローラ3の回転方向において、現像ローラ3の汲み上げ磁極N3の配置位置よりも鉛直方向で下方に設けられる。具体的には、集積補助部材10は板状形状の部材であり、その鉛直方向先端が現像ローラ3の汲み上げ磁極N3の配置位置よりも鉛直方向で下方に配置される。
本実施の形態では、集積補助部材10は、背板部分15と、この背板部分15の長手方向両端部に、背板部分15に垂直な側壁部分16とを有する。すなわち、現像ローラ3の軸線方向(紙面垂直方向)に垂直な断面は、コの字形状であり、同一断面が現像ローラ3の軸線方向に連続した形状である。
集積補助部材10は、固定部材19によって、背板部分15が流し板9の鉛直方向下面に接するように、かつその延伸方向が現像ローラ3の軸線方向に平行となるように設けることで、側壁部分16が鉛直下方に向かって延びるように設けられる。
側壁部分16の鉛直下方端部と現像ローラ3表面との最近接部分における両者の離隔距離は、2mm〜4mmである。離隔距離が2mm未満では、現像ローラ3表面に充分量の現像剤を担持させることが困難になる。一方、離隔距離が4mmを超えると、集積補助部材10による現像剤押し込み効果が不充分になるおそれがある。本実施の形態では、前記離隔距離は3mmである。
本実施の形態では、側壁部分16の鉛直下方端部は、汲み上げ磁極N3が配置される現像ローラ3の断面における半径N3の延長線より1.6mm下方に位置する。また、集積補助部材10は、流し板の補強も含めコの字形状が好ましいが、背板部分15と側壁部材17からなるL字形状であっても構わない。
集積補助部材10としては、非磁性材料を含むものであれば特に制限されないが、SUS304、SUS316などの非磁性を有するステンレス鋼やアルミニウムなどで構成されるのが好ましい。本実施の形態では、厚さ1.0mmのSUS316板を塑性変形し、コの字形状の集積補助部材10を得た。
このような集積補助部材10を用いることによって、現像ローラ3の汲み上げ磁極N3近傍へ現像剤を押し込むことができるため、その結果現像槽2内における現像剤の界面を引き上げる効果を得ることができる。
集積補助部材10は、現像ローラ3が現像剤を持ち上げるために補助的な役割を果たすものであるが、現像槽2内では、現像ローラ3の長手方向に垂直な水平方向から観察した場合に、現像剤の偏在が起こることがある。その理由は、攪拌ローラ5などの構造に起因して搬送される現像剤量で増減があるからである。
そのため、側壁部材16を、高さが異なる2つの板状部材とし、高さが高い方の側壁部17が現像ローラ3に近接するように集積補助部材10が設けられる。したがって、設置状態では、現像ローラ3に近接する側の側壁部分17の鉛直下方端部17aは、反対側の側壁部分18の鉛直下方端部18aよりも低い位置となる。これにより現像ローラ3の軸線方向での現像剤量を均一にすることが可能である。
側壁部分17と側壁部分18の高さの差は、実際の現像画像を見て適宜調整すればよい。
また、集積補助部材10と汲み上げ磁極N3との位置関係に加え、集積補助部材10と攪拌供給部材4との位置関係も重要な意味合いを持つ。すなわち、撹拌供給部材4のパドル羽根の先端と集積補助部材10の側壁部分先端との間隔を、現像ローラ3と集積補助部材10の側壁部分先端との間隔より狭くすることで、現像ローラ3への現像剤量を常に一定量供給することができる。現像ローラ3と集積補助部材10の側壁部分先端との間隔は広いか同じであれば、現像剤の押し込み力が低下するため実際に汲み上げ磁極N3の下方に供給できる現像剤量が不足するからである。本実施形態では、集積補助部材10の側壁部分先端と現像ローラ3との間隔3mmに対し、集積補助部材10の側壁部分先端と撹拌供給部材のパドル羽根との間隔は2.5mmである。
なお、攪拌供給部材4、攪拌ローラ5、搬送部材6、規制部材7、流し板9および集積補助部材10の寸法は、現像ローラ3の寸法に応じて、適切な範囲から適宜決定される。
図4は、本発明の他の実施形態である画像形成装置100の構成を示す概略図である。感光体ドラム20は、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に支持され、その表面に静電潜像、現像後にはトナー像が形成される感光膜を有する円筒状部材である。感光体ドラム20には、たとえば、図示しない導電性基体と、導電性基体表面に形成される図示しない感光膜とを含む円筒状部材を使用できる。感光膜としては、有機感光膜、無機感光膜などが挙げられる。有機感光膜としては、電荷発生物質を含む樹脂層である電荷発生層と、電荷輸送物質を含む樹脂層である電荷輸送層との積層体、1つの樹脂層中に電荷発生物質と電荷輸送物質とを含む樹脂層などが挙げられる。無機感光膜としては、酸化亜鉛、セレン、アモルファスシリコンなどから選ばれる1種または2種以上を含む膜が挙げられる。導電性基体と感光膜との間には、下地膜を介在させてもよく、感光膜の表面には主に感光膜を保護するための表面膜(保護膜)を設けてもよい。
帯電手段21は、感光体ドラム20に圧接するように設けられるローラ状部材である。帯電手段21には図示しない電源が接続され、帯電手段21に電圧を印加する。帯電手段21は電源から電圧の印加を受けて、感光体ドラム20表面を所定の極性および電位に帯電させる。本実施の形態では、ローラ状帯電手段を用いるが、これに限定されず、帯電ブラシ型帯電器、チャージャー型帯電器、鋸歯型帯電器、イオン発生装置、磁気ブラシなどの接触方式の帯電器などを使用できる。
露光手段22は、スキャナ部29において読み取られる原稿の画像情報または外部機器からの画像情報が入力され、画像情報に応じた信号光を、帯電状態にある感光体ドラム20表面に照射する。これによって、感光体ドラム20表面に、画像情報に応じた静電潜像が形成される。露光手段22には光源を含むレーザスキャニングユニットが用いられる。レーザスキャニングユニットは、たとえば、光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射ミラーなどを組合せたユニットである。光源としては、たとえば、半導体レーザ、LEDアレイ、エレクトロルミネッセンス(EL)素子などを使用できる。
現像装置1は、図2に示した現像装置1を用いている。
転写手段23は、図示しない支持手段によって回転自在に支持されかつ図示しない駆動手段によって回転可能に設けられ、かつ感光体ドラム20に圧接するように設けられるローラ状部材である。転写手段14には、たとえば、直径8〜10mmの金属製芯金と、金属製芯金の表面に形成される導電性弾性層とを含むローラ状部材が用いられる。金属製芯金を形成する金属としては、ステンレス鋼、アルミニウムなどを使用できる。導電性弾性層としては、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、発泡EPDM、発泡ウレタンなどのゴム材料にカーボンブラックなどの導電材を配合したゴム材料を使用できる。感光体ドラム20と転写手段23との圧接部(転写ニップ部)に、感光体ドラム20の回転によってトナー像が搬送されるのに同期して、給紙トレイ28から図示しないピックアップローラおよびレジストローラを介して記録媒体が1枚ずつ供給される。記録媒体が転写ニップ部を通過することによって、感光体ドラム20表面のトナー像が記録媒体に転写される。転写手段23には図示しない電源が接続され、トナー像を記録媒体に転写する際に、トナー像を構成するトナーの帯電極性とは逆極性の電圧を転写手段23に印加する。これによって、トナー像が記録媒体に円滑に転写される。転写手段23によれば、感光体ドラム20表面のトナー像を記録媒体に転写する。
クリーニング手段24は、図示しないクリーニングブレードと、図示しないトナー貯留槽とを含む。クリーニングブレードは、感光体ドラム20の長手方向に平行に延びて設けられ、かつその短手方向の一端が感光体ドラム20表面に当接するように設けられる板状部材である。クリーニングブレードは、記録媒体にトナー像を転写した後に感光体ドラム20表面に残留するトナー、紙粉などを感光体ドラム20表面から取り除く。トナー貯留槽は内部空間を有する容器状部材であり、クリーニングブレードによって除去されるトナーを一時的に貯留する。クリーニング手段24によって、トナー像を転写した後の感光体ドラム20表面が清浄化される。
定着手段25は、定着ローラ26と、加圧ローラ27とを含む。定着ローラ26は、図示しない支持手段によって回転自在に支持され、かつ図示しない駆動手段によって軸線回りに回転可能に設けられるローラ状部材である。定着ローラ26は、その内部に図示しない加熱手段を有し、転写ニップ部から搬送される記録媒体に担持される未定着トナー像を構成するトナーを加熱し、溶融させて記録媒体に定着させる。定着ローラ26としては、たとえば、芯金と、弾性層とを含むローラ状部材を使用する。芯金は、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属によって形成される。弾性層は、たとえば、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの弾性材料で形成される。加熱手段は図示しない電源から電圧印加を受けて発熱する。加熱手段にはハロゲンランプ、赤外線ランプなどを使用できる。
加圧ローラ27は回転自在に支持されかつ図示しない加圧手段によって定着ローラ26に対して圧接するように設けられるローラ状部材である。加圧ローラ27は定着ローラ26の回転に従動回転する。定着ローラ26と加圧ローラ27との圧接部が定着ニップ部である。加圧ローラ27は、定着ローラ26によるトナー像の記録媒体への加熱定着に際し、溶融状態にあるトナーを記録媒体に対して押圧することによって、トナー像の記録媒体への定着を促進する。加圧ローラ27には、定着ローラ26と同じ構成のローラ状部材を使用できる。加圧ローラ27の内部にも加熱手段を設けてもよい。加熱手段には定着ローラ26内部の加熱手段と同様のものを使用できる。
定着手段25によれば、トナー像が転写された記録媒体を定着ニップ部に通過させ、トナー像を構成するトナーを溶融させるとともに記録媒体に押圧することによって、トナー像を記録媒体に定着させ、画像を印刷する。画像が印刷された記録媒体は、図示しない搬送手段によって、画像形成装置100の鉛直方向側面に設けられる排紙トレイ30に排出され、積載される。
給紙トレイ28は、普通紙、コート紙、カラーコピー用紙、OHPフィルムなどの記録媒体を収容するトレイである。給紙トレイ28は複数設けられ、それぞれの給紙トレイ28にサイズの異なる記録媒体が収容される。記録媒体のサイズには、A3、A4、B5、B4などがある。また、複数の給紙トレイ28に同じサイズの記録媒体を収容してもよい。図示しないピックアップローラと、搬送ローラと、レジストローラとによって、感光体ドラム20表面のトナー像が転写ニップ部に搬送されるのに同期して、記録媒体が1枚ずつ送給される。
スキャナ部29には図示しない原稿セットトレイ、自動原稿搬送装置(RADF、
Reversing Automatic Document Feeder)などが設けられるとともに、図示しない原稿読み取り手段が設けられる。自動原稿搬送装置は、原稿セットトレイに載置される原稿を、原稿読み取り手段の原稿載置台に搬送する。原稿読み取り手段は、原稿載置台と、原稿走査ユニットと、反射手段と、光電変換素子(Charge Coupled Device、以下「CCD」という)ライセンサなどを含み、原稿載置台に載置される原稿の画像情報を複数ライン毎、たとえば10ライン毎に読み取る。原稿載置台は、画像情報を読み取る原稿を載置するためのガラス製板状部材である。原稿走査ユニットは図示しない光源と第1の反射ミラーとを含み、原稿載置台の鉛直方向下面に沿って平行に一定速度Vで往復移動し、原稿載置台に載置される原稿の画像形成面に光を照射する。光の照射によって反射光像が得られる。光源は原稿載置台に載置される原稿に照射する光の光源である。第1の反射ミラーは反射光像を反射手段に向けて反射する。反射手段は、図示しない第2の反射ミラーと第3の反射ミラーと光学レンズとを含み、原稿走査ユニットで得られる反射光像を光電変換素子ライセンサ上で結像させる。反射手段は原稿走査ユニットの往復移動に追随してV/2の速度で往復移動する。第2、第3の反射ミラーは反射光像が光学レンズに向うように反射光像を反射させる。光学レンズは反射光像を光電変換素子ライセンサ上に結像させる。CCDライセンサは、光学レンズによって結像される反射光像を電気信号に光電変換する図示しないCCD回路を含み、画像情報である電気信号を制御手段の中の画像処理部に出力する。画像処理部は、原稿読み取り手段またはパーソナルコンピュータなどの外部装置から入力される画像情報を電気信号に変換し、露光手段22に出力する。
画像形成装置100によれば、鉛直方向の高さ寸法を小さくできかつ現像剤の常時の安定供給が可能な現像装置1が用いられるので、印刷速度の高速化および装置本体の小型化への対応が容易である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
本発明の実施の一形態である現像装置1と、感光体ドラム20との位置関係を示す断面図である。 現像装置1の構成を示す断面図である。 マグネットローラ13における各磁極の磁力分布を示す図である。 本発明の他の実施形態である画像形成装置100の構成を示す概略図である。 従来の現像装置100の構成を示す概略図である。 現像剤界面106a(現像剤層の上面)の低下を説明するための図である。
符号の説明
1 現像装置
2 現像槽
3 現像ローラ
4 攪拌供給部材
5 攪拌ローラ
6 搬送部材
7 規制部材
8 規制部材支持体
9 流し板
10 集積補助部材
11 集積補助部材支持体
12 トナー濃度検知センサ
13 マグネットローラ
14 スリーブ
19 トナー補給ローラ
20 感光体ドラム
21 帯電手段
22 露光手段
23 転写手段
24 クリーニング手段
25 定着手段
28 給紙トレイ
29 スキャナ部
30 排紙トレイ
100 画像形成装置

Claims (7)

  1. マグネットローラを含み、表面にトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を担持して回転し、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと、
    前記現像ローラに2成分現像剤を供給する撹拌供給部材と、
    2成分現像剤を集積して前記撹拌供給部材による前記現像ローラへの2成分現像剤の供給を補助する集積補助部材と、
    前記現像ローラ表面の2成現像剤の担持量を規制する規制部材と、
    前記現像ローラに近接して設けられ、前記規制部材により分離された余剰の2成現像剤を回収する流し板と、
    回収された2成分現像剤と補給されたトナーとを混合攪拌する攪拌ローラと、
    を有する現像装置において、
    前記現像ローラが前記攪拌供給部材よりも鉛直方向上方に設けられ、
    前記集積補助部材は、その鉛直方向下端が、前記マグネットローラの汲み上げ磁極の配置位置よりも鉛直方向下方に位置するように設けられることを特徴とする現像装置。
  2. 前記集積補助部材は、非磁性材料からなることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記集積補助部材は、前記流し板の下面に設けられることを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. 前記集積補助部材は、背板部分と、この背板部分の長手方向両端部に、背板部分に垂直な側壁部分とを有し、前記背板部分を前記流し板の下面に、その延伸方向が前記現像ローラの軸線方向に平行となるように設けられることを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  5. 前記側壁部分のうち、前記現像ローラに近い側の側壁部分の高さを、遠い側の側壁部分の高さより高くすることを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  6. 前記撹拌供給部材は、複数の羽根をもつパドル形状であり、
    前記撹拌供給部材の羽根と前記集積補助部材との間隔は、前記現像ローラと前記集積補助部材との間隔より広いことを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  7. 表面に静電潜像が形成される感光体と、感光体表面を帯電させる帯電手段と、感光体表面に静電潜像を形成する露光手段と、感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、感光体表面のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、感光体表面を清浄化するクリーニング手段と、トナー像を記録媒体に定着させる定着手段とを含み、電子写真方式を利用して画像を形成する画像形成装置において、
    現像手段は、請求項1〜6のいずれか1つに記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
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