JP2009084780A - 戸パネル - Google Patents

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Tatsuto Morita
龍人 守田
Tadashi Ozawa
忠司 小澤
Kuniaki Shimooke
邦明 下桶
Atsushi Kawai
厚 河合
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Abstract

【課題】「加工の手間」の増大や「補強強度」の低下を招くことなく、タッカーによる「接合強度」を十分に確保できる、戸パネルを提供する。
【解決手段】戸パネル10は、2本の縦枠材18を横枠材20で接合することによって構成された戸枠12と、戸枠12に接合された板状の表面材16とを備えている。縦枠材18における横枠材20と対向する側面には、縦方向へ延びる断面略四角形の溝22が形成されており、溝22内には、溝22の底面22aに取り付けられた帯板状の固定板部24と、固定板部24の幅方向両端部に連続して断面略円弧状に形成された側壁板部26とを有する棒状の補強材14が収容されており、縦枠材18と横枠材20とは、戸枠12の表面側または裏面側の少なくとも一方において補強材14を跨ぐようにして打ち込まれたタッカー32によって連結されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、開き戸、折れ戸または引き戸等に用いられる戸パネルに関し、特に、縦枠材と横枠材とからなる戸枠と、戸枠に接合された板状の表面材とを備える戸パネルに関する。
縦枠材と横枠材とからなる戸枠に板状の表面材を接合した構造は、「フラッシュ構造」として知られており、当該「フラッシュ構造」は、「容易に軽量化できること」や「狂いが少ないこと」から木質材料を用いた戸パネルにおいて幅広く採用されている。
しかし、木質材料を用いた戸パネルでは、気温や湿度の影響を受け易いため、「フラッシュ構造」を採用した場合でも、これらの影響による戸パネルの「反り」を完全に抑えることはできず、特に、寒冷期においては、戸パネルの両面間に生じる温度差または湿度差によって戸パネルの「反り」が大きくなり、戸パネルの機能に支障を来たすおそれがあった。たとえば、部屋の出入口に取り付けられた戸パネルにおいては、室内の暖房によって暖められる室内側の面と、外気等によって冷やされる室外側の面との間で温度差または湿度差が甚大となるため、戸パネルの「反り」が著しく大きくなり、戸パネルを開閉できなくなったり、戸パネルの周囲から隙間風が吹き込んだりするおそれがあった。
そこで従来より、戸パネルの「反り」を防止する技術が種々開発されており、その一例が特許文献1および2に開示されている。つまり、特許文献1には、「縦枠に形成された長溝内に断面略コ字型金具を配設した家具用扉」が開示されており、特許文献2には、「框芯材の内部に有穴金属板を内蔵した木質系扉」が開示されている。
特開平5−1491号 特開平9−13818号 特開平9−203278号
従来技術(特許文献1,2)によれば、断面略コ字型金具または有穴金属板(以下、これらをまとめて「補強材」という。)によって家具用扉または木質系扉を補強しているため、「反り」の問題を解消できる。
しかし、補強材を挟んだ両側に配置された2つの部材をタッカーで接合する場合には、補強材を避けてタッカーを打ち込まなければならないため、補強材による「補強強度」とタッカーによる「接合強度」とを共に満足させることが困難であった。
つまり、「補強強度」を優先させる場合には、補強材の「厚み」を大きくする必要があるが、補強材の「厚み」を大きくしたのでは、略コ字状のタッカーがこれらを跨ぐことができなくなる。そのため、タッカーを使用できる箇所が極めて狭い範囲に限定されてしまい、「接合強度」を十分に得られなくなってしまう。一方、「接合強度」を優先させる場合には、補強材を跨ぐようにして略コ字状のタッカーを打ち込む必要があるが、そのためには補強材の「厚み」を小さくしなければならないため、「補強強度」が損なわれてしまう。
この問題を解決する手段として、補強材に予め「切り欠き」を形成しておき、この「切り欠き」を通してタッカーを打ち込むことが考えられるが(特許文献3参照)、この場合には、「切り欠き」の加工が面倒であるだけでなく、補強材の強度が「切り欠き」によって損なわれるため、特に8尺以上の長尺の戸パネルなどでは「反り」を十分に抑えられなくなるという問題があった。
それゆえに、本発明の主たる課題は、「加工の手間」の増大や「補強強度」の低下を招くことなく、タッカーによる「接合強度」を十分に確保できる、戸パネルを提供することである。
請求項1に記載した発明は、「少なくとも2本の縦枠材18を横枠材20で接合することによって構成された戸枠12と、前記戸枠12に接合された板状の表面材16とを備える、戸パネル10において、前記縦枠材18における前記横枠材20と対向する側面には、縦方向へ延びる断面略四角形の溝22が形成されており、前記溝22内には、前記溝22の底面22aに取り付けられた帯板状の固定板部24と、前記固定板部24の幅方向両端部に連続して断面略円弧状に形成された側壁板部26,(42),44,48,50とを有する棒状の補強材14,34,36,38,40が収容されており、前記縦枠材18と前記横枠材20とは、前記戸枠12の表面側または裏面側の少なくとも一方において前記補強材14,34,36,38,40を跨ぐようにして打ち込まれたタッカー32によって連結されていることを特徴とする、戸パネル10」である。
本発明では、断面略円弧状の側壁板部26,(42),44,48,50を有する棒状の補強材14,34,36,38,40を用いているので、補強材14,34,36,38,40の「厚み」を小さくしても、あらゆる方向に対して十分な「補強強度」を得ることができる。つまり、断面略円弧状の側壁板部26,(42),44,48,50においては、断面略コ字状の側壁板部が有するような「角部分」が存在しないので、応力集中による「折れ」または「曲り」が生じることがなく、「補強強度」を損なうことなく補強材14,34,36,38,40の「厚み」を小さくすることができる。したがって、縦枠材18と横枠材20とをタッカー32で連結する際には、戸枠12の表面側または裏面側の少なくとも一方において補強材14,34,36,38,40を跨ぐようにしてタッカー32を打ち込むことができ、タッカー32による「接合強度」を十分に確保できる。
請求項2に記載した発明は、「少なくとも2本の縦枠材58を横枠材60で接合することによって構成された戸枠56と、前記戸枠56に接合された板状の表面材16とを備える、戸パネル54において、前記縦枠材58は、複数の棒状の縦枠構成材58a,58bの側面どうしを接合することによって構成されており、互いに接合される2本の前記縦枠構成材58a,58bのいずれか一方における他方側の側面には、縦方向へ延びる断面略四角形の溝62が形成されており、前記溝62内には、前記溝62の底面に取り付けられた帯板状の固定板部24と、前記固定板部24の幅方向両端部に連続して断面略円弧状に形成された側壁板部26,(42),44,48,50とを有する棒状の補強材14,34,36,38,40が収容されており、互いに接合される2本の前記縦枠構成材58a,58bは、前記戸枠56の表面側または裏面側の少なくとも一方において前記補強材14,34,36,38,40を跨ぐようにして打ち込まれたタッカー32によって連結されていることを特徴とする、戸パネル54」である。
本発明は、縦枠構成材58a,58bの側面に形成された溝62内に補強材14,34,36,38,40を収容するとともに、2本の縦枠構成材58a,58bをタッカー32で連結するようにしたものであり、「補強材14,34,36,38,40自体の構成」や「補強材14,34,36,38,40とタッカー32との位置関係」は、請求項1に記載した発明と同様である。
請求項1および2に記載した発明によれば、補強材14,34,36,38,40による「補強強度」の低下を招くことなく、タッカー32による「接合強度」を十分に確保できる。また、タッカー32を通すための「切り欠き」(特許文献3参照)を補強材14,34,36,38,40に形成する必要がないので、補強材14,34,36,38,40の加工が容易であり、「加工の手間」の増大を招くことはない。
図1は、本発明が適用された戸パネル10を示す一部断面正面図であり、図2は、戸パネル10を水平面において切断したときの断面を示す部分断面図であり、図3は、戸パネル10に用いられる戸枠12を示す部分斜視図である。
戸パネル10(図1、2)は、住宅の部屋間や収納の開口部を開閉する「開き戸」、「折れ戸」または「引き戸」等において当該開口部を閉塞する板状部材であり、戸枠12と、補強材14と、戸枠12の表裏両面に接合された板状の表面材16とを備えている。
戸枠12は、少なくとも2本(本実施例では2本)の縦枠材18と少なくとも2本(本実施例では4本)の横枠材20とを枠組みすることによって構成された枠状部材であり、戸枠12が「芯」となって戸パネル10の全体形状が保持されている。
縦枠材18(図1〜3)は、戸枠12の幅方向端部を構成する断面略四角形の棒状部材であり、縦枠材18における横枠材20と対向する側面すなわち戸枠12の内側に位置する側面には、補強材14を収容する溝22が、縦方向すなわち長手方向へ延びて形成されている。
溝22は、図2に示すように、断面略四角形の凹溝であり、溝22の「幅」は「深さ」よりも十分に大きく設定されている。溝22の長手方向端部は、図3に示すように、縦枠材18の端面に開口されていてもよいし、縦枠材18の端面より手前において閉塞されていてもよい(図示省略)。
なお、縦枠材18の材質は、特に限定されるものではないが、加工が容易な点において、LVL(平行合板)、合板、集成材または無垢材等の木質材を用いることが望ましい。
補強材14は、金属(スチール、ステンレス、アルミニウム等)、合金またはプラスチック等からなる棒状部材であり、図2に示すように、溝22の底面22aと平行に配置され、かつ、当該底面22aに取り付けられる帯板状の固定板部24と、固定板部24の幅方向両端部に連続して断面略円弧状に形成された側壁板部26とを有している。側壁板部26は、戸パネル10の厚さ方向外側へ凸となる断面略C状に形成されており、2つの側壁板部26の先端部間の間隔Dは、固定ねじ28における頭部28aの直径dよりも大きく設定されている。そして、固定板部24の幅方向中央部には、固定ねじ28が挿通される貫通孔30が形成されている。
なお、側壁板部26が「ばね弾性」を有する場合には、側壁板部26の「最大幅」すなわち補強材14の「最大厚み」を、溝22の深さよりも大きく設定することが望ましい。このように設定すると、補強材14を「溝22の底面22a」および「横枠材20の端面」の両方に当接させることができるので、溝22内における補強材14の「がたつき」を確実に防止することができる。
横枠材20は、断面略四角形の棒状部材であり、戸パネル10の厚さ方向における横枠材20の「厚さ」は、縦枠材18の「厚さ」と同じに設定されている。本実施例では、4本の横枠材20が用いられており、そのうち2本の横枠材20で戸枠12の縦方向両端部が構成されており、残りの2本の横枠材20で戸枠12が補強されている。そして、各横枠材20の一端が一方の縦枠材18の側面に当接され、かつ、他端が他方の縦枠材18の側面に当接されており、縦枠材18と各横枠材20とが戸枠12の表面側または裏面側の少なくとも一方において補強材14を跨ぐようにして打ち込まれたタッカー32によって連結されている。
なお、縦枠材18の材質は、特に限定されるものではないが、加工が容易な点において、LVL(平行合板)、合板、集成材または無垢材等の木質材を用いることが望ましい。
タッカー32は、図2および図3に示すように、縦枠材18に打ち込まれるピン状の第1打込み部32aと、横枠材20に打ち込まれるピン状の第2打込み部32bと、第1打込み部32aと第2打込み部32bとを連結する連結部32cとによって略コ字状に形成されている。
表面材16は、戸パネル10の表裏両面を構成する板材であり、具体的には、合板、中密度繊維板または高密度繊維板等の木質材や、これらの表面に合成樹脂化粧シート、化粧紙または突板等を貼り付けたものなどが表面材16として用いられる。
戸枠12を組み立てる際には、縦枠材18の側面に形成された溝22内に補強材14を収容し、補強材14の固定板部24に形成された貫通孔30に固定ねじ28を挿通し、この固定ねじ28を溝22の底面22aにねじ込んでいく。すると、固定ねじ28の頭部28aが側壁板部26の先端部間を通して固定板部24の表面に係止され、当該頭部28aによって固定板部24が溝22の底面22aに固定される。
続いて、2本の縦枠材18間に横枠材20を配置し、横枠材20の一端を一方の縦枠材18の側面に当接させ、かつ、他端を他方の縦枠材18の側面に当接させる。そして、縦枠材18および横枠材20のそれぞれに補強材14を跨ぐようにしてタッカー32を打ち込むことによって、これらを互いに連結する。なお、縦枠材18と横枠材20との接合を確実にするためには、これらの接合面に接着剤(酢酸ビニル系接着剤等)を塗布することが望ましい。
戸枠12が完成すると、戸枠12の表裏両面に表面材16を接着剤または固定ねじ(図示省略)等を用いて接合する。なお、表面材16を接合する前に、戸枠12の内側空間に防音材または断熱材等を配設するようにしてもよい。
本実施例によれば、断面略円弧状の2つの側壁板部26によって補強材14の強度を高めることができるので、「補強強度」を確保しつつ、補強材14の「厚み」を小さくすることができる。したがって、縦枠材18と横枠材20とをタッカー32で連結する際には、戸枠12の表面側または裏面側の少なくとも一方において補強材14を跨ぐようにしてタッカー32を打ち込むことができ、補強材14による「補強強度」を損なうことなくタッカー32による「接合強度」を十分に確保できる。
また、補強材14においては、2つの側壁板部26の先端部どうしが離間されており、これらの間から補強材14の内側に接着剤(図示省略)を充填することができるので、補強材14と横枠材20とを接着剤を介して強固に一体化することができる。
なお、上述の補強材14では、側壁板部26が戸パネル10の厚さ方向外側へ凸となる断面略C状に形成されており、かつ、2つの側壁板部26の先端部間の間隔Dが固定ねじ28における頭部28aの直径dよりも大きく設定されているが、側壁板部26は断面略円弧状であればよく、その具体的構成は、図4,5,6,7に示す補強材34,36,38,40のように適宜変更されてもよい。
図4に示す補強材34は、固定板部24と、固定板部24の幅方向両端部に連続して形成された円筒状の筒部42とを有しており、筒部42の一部が戸パネル10の厚さ方向外側へ凸となる断面略円弧状の「側壁板部」となっている。そして、2つの筒部42間の最短距離Dは、固定ねじ28における頭部28aの直径dよりも大きく設定されている。したがって、固定板部24に形成された貫通孔30に固定ねじ28を挿通し、この固定ねじ28を溝22の底面22aにねじ込むと、固定ねじ28の頭部28aが2つの筒部42の間において固定板部24の表面に係止される。
図5に示す補強材36は、固定板部24と、固定板部24の幅方向両端部に連続して断面略円弧状に形成された側壁板部44とを有している。側壁板部44は、戸パネル10の厚さ方向外側へ凸となる断面略C状に形成されており、2つの側壁板部44の先端部間の間隔Dは固定ねじ46における頭部46aの直径d1よりも小さく、かつ、ねじ部46bの直径d2よりも大きく設定されている。したがって、固定板部24に形成された貫通孔30に固定ねじ46を挿通し、この固定ねじ46を溝22の底面22aにねじ込むと、固定ねじ46の頭部46aが2つの側壁板部44の先端部に係止される。
補強材36では、2つの側壁板部44の先端部に固定ねじ46の頭部46aを係止させるため、適用可能な固定ねじ46の種類に制限はなく、図5に示す「皿ねじ」を用いることができる。
図6に示す補強材38は、図3に示す補強材14を逆向きにした構成を有している。つまり、補強材38は、溝22の底面22aから離間して配置される固定板部24と、固定板部24の幅方向両端部に連続して断面略円弧状に形成された側壁板部48とを有している。側壁板部48は、戸パネル10の厚さ方向外側へ凸となる断面略C状に形成されており、側壁板部48の先端部が溝22の底面22aに当接される。そして、固定板部24には、固定ねじ28が挿通される貫通孔30が形成されている。
図7に示す補強材40は、溝22の底面22aから離間して配置される固定板部24と、固定板部24の幅方向両端部に連続して断面略円弧状に形成された側壁板部50と、側壁板部50の先端部どうしを連結する連結板部52とを有している。側壁板部50は、戸パネル10の厚さ方向外側へ凸となる断面略C状に形成されており、固定板部24および連結板部52には、固定ねじ28が挿通される貫通孔30aおよび30bが形成されている。
補強材36(図5)、38(図6)および40(図7)によれば、側壁板部44(図5)または固定板部24(図6、図7)を固定ねじ28,46の頭部28a,46aで弾性変形させることができるので、その復元力を固定ねじ28,46に作用させることによって、固定ねじ28,46の緩みを防止することができる。
また、上述の実施例では、固定板部24を溝22の底面22aに固定ねじ28,46で取り付ける場合を示したが、固定板部24に突起(図示省略)を設け、当該突起を溝22の底面22aに食い込ませることによって取り付けるようにしてもよい。
図8は、本発明が適用された他の戸パネル54を示す一部断面正面図であり、図9は、戸パネル54を水平面において切断したときの断面を示す部分断面図であり、図10は、戸パネル54に用いられる戸枠56を示す部分斜視図である。
戸パネル54(図8、9)は、上述の戸パネル10(図1、2)と同様に、住宅の部屋間や収納の開口部を開閉する「開き戸」、「折れ戸」または「引き戸」等において当該開口部を閉塞する板状部材であり、戸枠56の構成において戸パネル10とは相違しており、補強材14および表面材16の構成において戸パネル10と共通している。
戸枠56は、少なくとも2本(本実施例では2本)の縦枠材58と少なくとも2本(本実施例では4本)の横枠材60とを枠組みすることによって構成された枠状部材であり、戸枠56によって戸パネル54の全体形状が保持されている。
縦枠材58は、戸パネル54の幅方向端部を構成する棒状部材であり、複数(本実施例では2本)の縦枠構成材58a,58bの側面どうしを接合することによって構成されている。各縦枠構成材58a,58bは、断面略四角形の棒状部材であり、互いに接合される2本の縦枠構成材58a,58bのいずれか一方における他方側の側面には、縦方向へ延びる溝62が形成されている。
溝62は、図9に示すように、断面略四角形の凹溝であり、溝62の「幅」は「深さ」よりも十分に大きく設定されている。溝62の長手方向端部は、図10に示すように、縦枠材58の端面に開口されていてもよいし、縦枠材58の端面より手前において閉塞されていてもよい(図示省略)。
なお、溝62は、縦枠構成材58a,58bのいずれに形成してもよいが、戸枠56の全体を効率よく補強するためには、図9に示すように、横枠材60からの力を直接受ける内側の縦枠構成材58bに溝62を形成し、溝62の底面62aに補強材14をねじ止めすることが望ましい。また、戸パネル54においても、補強材34(図4),36(図5),38(図6),40(図7)を使用できることは言うまでもない。
戸パネルを示す一部断面正面図 戸パネルを示す部分断面図 戸パネルを構成する戸枠を示す部分斜視図 補強材の変形例(筒部あり)を示す断面図 補強材の変形例(皿ねじ対応)を示す断面図 補強材の変形例(逆向き)を示す断面図 補強材の変形例(断面略長円形)を示す断面図 他の戸パネルを示す一部断面正面図 他の戸パネルを示す部分断面図 他の戸パネルを構成する戸枠を示す部分斜視図
符号の説明
10,54… 戸パネル
12,56… 戸枠
14,34,36,38,40… 補強材
16… 表面材
18,58… 縦枠材
20,60… 横枠材
22,62… 溝
24… 固定板部
26,(42),44,48,50… 側壁板部
28,46… 固定ねじ
30… 貫通孔
32… タッカー
58a,58b… 縦枠構成材

Claims (2)

  1. 少なくとも2本の縦枠材を横枠材で接合することによって構成された戸枠と、前記戸枠に接合された板状の表面材とを備える、戸パネルにおいて、
    前記縦枠材における前記横枠材と対向する側面には、縦方向へ延びる断面略四角形の溝が形成されており、
    前記溝内には、前記溝の底面に取り付けられた帯板状の固定板部と、前記固定板部の幅方向両端部に連続して断面略円弧状に形成された側壁板部とを有する棒状の補強材が収容されており、
    前記縦枠材と前記横枠材とは、前記戸枠の表面側または裏面側の少なくとも一方において前記補強材を跨ぐようにして打ち込まれたタッカーによって連結されていることを特徴とする、戸パネル。
  2. 少なくとも2本の縦枠材を横枠材で接合することによって構成された戸枠と、前記戸枠に接合された板状の表面材とを備える、戸パネルにおいて、
    前記縦枠材は、複数の棒状の縦枠構成材の側面どうしを接合することによって構成されており、互いに接合される2本の前記縦枠構成材のいずれか一方における他方側の側面には、縦方向へ延びる断面略四角形の溝が形成されており、
    前記溝内には、前記溝の底面に取り付けられた帯板状の固定板部と、前記固定板部の幅方向両端部に連続して断面略円弧状に形成された側壁板部とを有する棒状の補強材が収容されており、
    互いに接合される2本の前記縦枠構成材は、前記戸枠の表面側または裏面側の少なくとも一方において前記補強材を跨ぐようにして打ち込まれたタッカーによって連結されていることを特徴とする、戸パネル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101579190B1 (ko) * 2015-04-30 2016-01-11 이대성 중공문짝용 중공블럭의 접합구조 및 접합방법
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JP2021183789A (ja) * 2020-05-22 2021-12-02 永大産業株式会社 板状建材及び板状建材の製造方法

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