JP2009081949A - 組電池の保護装置及びこれを含む組電池システム - Google Patents
組電池の保護装置及びこれを含む組電池システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009081949A JP2009081949A JP2007249507A JP2007249507A JP2009081949A JP 2009081949 A JP2009081949 A JP 2009081949A JP 2007249507 A JP2007249507 A JP 2007249507A JP 2007249507 A JP2007249507 A JP 2007249507A JP 2009081949 A JP2009081949 A JP 2009081949A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- battery
- voltage
- protection device
- capacitors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/0013—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially
- H02J7/0014—Circuits for equalisation of charge between batteries
- H02J7/0019—Circuits for equalisation of charge between batteries using switched or multiplexed charge circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
【課題】低消費電力の電圧ばらつき補正機能を有する組電池の保護装置を提供する。
【解決手段】直列接続された電池セルB1B2にそれぞれ対応する複数のキャパシタC1,C2と;前記電池セルの電圧をサンプリングして前記キャパシタにホールドさせるために前記電池セルと前記キャパシタとの間に接続された複数の第1スイッチSSと;前記キャパシタを並列に接続するための複数の第2スイッチSAと;前記第1スイッチ及び第2スイッチを制御するコントローラ10を有する。
【選択図】 図2
【解決手段】直列接続された電池セルB1B2にそれぞれ対応する複数のキャパシタC1,C2と;前記電池セルの電圧をサンプリングして前記キャパシタにホールドさせるために前記電池セルと前記キャパシタとの間に接続された複数の第1スイッチSSと;前記キャパシタを並列に接続するための複数の第2スイッチSAと;前記第1スイッチ及び第2スイッチを制御するコントローラ10を有する。
【選択図】 図2
Description
この発明は、電池セル間の電圧ばらつきを補正する機能を有する組電池の保護装置及びこれを含む組電池システムに関する。
近年、環境負荷の低減という観点から、電気自動車やハイブリッド自動車が注目を集めている。電気自動車やハイブリッドカーの走行性能を左右する車載用バッテリは、モータの駆動を可能とするために数十ボルト以上の高い電圧が要求される。そこで、車載用バッテリには、2V程度の電池セルを多数直列に接続して高い電圧を得る、いわゆる組電池が使用される。
組電池では、電池セル間のばらつきが問題となる。電池セルは直列に接続されているため、各電池セルには同じ電流が流れるが、容量にばらつきがあるとそれぞれの電圧が異なる。各電池セルの電圧が異なると、電圧が充電時に上限電圧に達する電池セルや、放電時に下限電圧になる電池セルが存在する可能性が出てくる。電圧が上限電圧に達した電池セルは過充電状態であり、電圧が下限電圧に達した電池セルは過放電状態であるため、バッテリの性能劣化を引き起こす。このような電池セルの過放電及び過充電を防ぐために、電池セル間の電圧ばらつきを補正する必要がある。
このようなセル電圧のばらつき補正のため、特許文献1には電池セルの電圧を検出するフライングキャパシタ型電圧検出回路の検出結果を用いて、各電池セルの電圧を均等化させる電圧ばらつき補正回路が示されている。具体的には、特許文献1では各電池セルとキャパシタ回路との間の電荷移動を個別に制御する電荷移動制御回路が備えられる。電荷移動制御回路は、フライングキャパシタ型電圧検出回路により検出された各電池セルの電圧状態に基づいて、相対的に高い電圧を持つ電池セルからキャパシタ回路へ電荷を移動させ、その後相対的に低い電圧を持つ電池セルへキャパシタ回路の電荷を移動させる。このような電荷移動動作により、各電池セル間の電圧ばらつきが補正される。
特開平2007−6552号公報
特許文献1に記載の電圧ばらつき補正回路では、フライングキャパシタ型電圧検出回路による電池セルの電圧検出結果に従ってセル電圧のばらつき補正動作を行う必要がある。特許文献1によると、段落[0033]の記載から推測されるように、電池セルの電圧検出回路にはアナログ−デジタル変換器(ADC)が用いられている。
ADCを用いた電圧検出回路は、例えば電圧比較器を用いた電圧検出回路に比較して高精度の電圧検出が可能であるが、ADCによる消費電力が大きい。特許文献1では、電池セルの電圧ばらつきを補正するために電圧検出回路を常時オンにしているため、電圧ばらつき補正回路の消費電力が大きいという問題がある。
本発明は、低消費電力の電圧ばらつき補正機能を有する組電池の保護装置及びこれを含む組電池システムを提供することを目的とする。
本発明の一つの観点によると、直列接続された複数の電池セルにそれぞれ対応する複数のキャパシタと;前記電池セルの電圧をサンプリングして前記キャパシタにホールドさせるために前記電池セルと前記キャパシタとの間に接続された複数の第1スイッチと;前記キャパシタを並列に接続するための複数の第2スイッチと;前記第1スイッチ及び第2スイッチを制御するコントローラと;を具備する組電池の保護装置を提供する。
本発明の他の観点によると、直列接続された複数の電池セルにそれぞれ対応する複数のキャパシタと;前記電池セルの電圧をサンプリングして前記キャパシタにホールドさせるために前記電池セルと前記キャパシタとの間に接続された複数の第1スイッチと;前記キャパシタを並列に接続するための複数の第2スイッチと;前記キャパシタのホールド電圧をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器と;前記ホールド電圧を前記アナログ−デジタル変換器に転送するための複数の第3スイッチと;前記第1スイッチ、第2スイッチ及び第3スイッチを制御するコントローラと;を具備する組電池の保護装置を提供する。
さらに、本発明の別の観点によると、直列接続された複数の電池セルを有する組電池と;上記の保護装置と;を具備する組電池システムを提供する。
本発明によれば、電圧検出回路を動作させることなく少ない消費電力でセル電圧のばらつきを効果的に低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る組電池の保護装置は、直列接続された複数のセル電池3−nm(図1の例では、n=1〜4、m=1〜5)をそれぞれ有する、直列接続された複数の電池モジュール2A, 2B, 2C及び2Dにより構成される組電池1に適用される。セル電池3−nmとしては、例えばリチウムイオン電池のような二次電池が用いられる。組電池1の一端は外部接続端子7に接続され、他端は管理ユニット6を介して外部端子8に接続される。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る組電池の保護装置は、直列接続された複数のセル電池3−nm(図1の例では、n=1〜4、m=1〜5)をそれぞれ有する、直列接続された複数の電池モジュール2A, 2B, 2C及び2Dにより構成される組電池1に適用される。セル電池3−nmとしては、例えばリチウムイオン電池のような二次電池が用いられる。組電池1の一端は外部接続端子7に接続され、他端は管理ユニット6を介して外部端子8に接続される。
保護装置4は、電池モジュール2A, 2B, 2C及び2Dにそれぞれ接続された、本発明の保護ユニット5A, 5B, 5C及び5Dと、電池モジュール2A, 2B, 2C及び2Dに共通の管理ユニット6を有する。保護装置4は組電池1とは別の筐体に収容される場合もあるが、組電池1と共に一つの筐体9内に収容され、組電池1と共に組電池システム(電池パックとも呼ばれる)10として使用される場合もある。
図2は、保護ユニット5A, 5B, 5C及び5Dの一つを示している。保護ユニット5A, 5B, 5C及び5Dは、基本的に電池モジュール2A, 2B, 2C及び2Dの各セル電池の電圧(以下、セル電圧ともいう)が充電時に充電禁止電圧に達すると充電禁止動作を行い、セル電圧が放電時に放電禁止電圧に達すると放電禁止動作を行う基本機能を有するが、ここでは当該基本機能に関わる説明を省略する。
図2においては、一つの保護ユニットに対応する電池モジュールに含まれるセル電池として、3つのB1及びB2が代表的に示されているが、セル電池は実際には前述のようにさらに多数存在する。
本実施形態では、保護装置において低消費電力でセル電圧のばらつき補正を行う。以下、図1の保護ユニットの種々の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図2に示されるように電池セルB1及びB2のそれぞれの両端には、電池セルB1及びB2の電圧(セル電圧)をサンプリングするためのスイッチ(以下、サンプリングスイッチという)Ssの一端が接続され、スイッチSSの他端はセル電池B1及びB2にそれぞれ対応するキャパシタC1及びC2の両端にそれぞれ接続される。キャパシタC1及びC2には、電圧を平均化するためのスイッチ(以下、平均化スイッチという)SAが接続される。すなわち、キャパシタC1及びC2の図中上側の一端間及び図中下側の他端間にそれぞれ平均化スイッチSAが接続される。平均化スイッチSAがオンになると、キャパシタC1及びC2が並列に接続され、C1及びC2の電圧が平均化される。
図2に示されるように電池セルB1及びB2のそれぞれの両端には、電池セルB1及びB2の電圧(セル電圧)をサンプリングするためのスイッチ(以下、サンプリングスイッチという)Ssの一端が接続され、スイッチSSの他端はセル電池B1及びB2にそれぞれ対応するキャパシタC1及びC2の両端にそれぞれ接続される。キャパシタC1及びC2には、電圧を平均化するためのスイッチ(以下、平均化スイッチという)SAが接続される。すなわち、キャパシタC1及びC2の図中上側の一端間及び図中下側の他端間にそれぞれ平均化スイッチSAが接続される。平均化スイッチSAがオンになると、キャパシタC1及びC2が並列に接続され、C1及びC2の電圧が平均化される。
MPUによって実現されるマイクロコントローラ100は、サンプリングスイッチSS及び平均化スイッチSAを制御するためのコントローラ101と通信部102を有する。通信部102は、他の保護ユニット及び管理ユニット6と通信を行うために設けられているが、ここでは通信部102の詳細な説明は省略する。
次に、図3のフローチャートを用いて図2の保護装置におけるセル電圧の平均化動作を説明する。
まず、全てのスイッチSS及びSAがオフとされる(ステップS101)。この後、サンプリングスイッチSSがオンとされる(ステップS102)。サンプリングスイッチSSのオンにより電池セルB1及びB2のセル電圧がサンプリングされ、サンプリングされた電圧がキャパシタC1及びC2にホールドされる。
まず、全てのスイッチSS及びSAがオフとされる(ステップS101)。この後、サンプリングスイッチSSがオンとされる(ステップS102)。サンプリングスイッチSSのオンにより電池セルB1及びB2のセル電圧がサンプリングされ、サンプリングされた電圧がキャパシタC1及びC2にホールドされる。
次に、平均化スイッチSAがオンとされる(ステップS103)。平均化スイッチSAのオンにより、キャパシタC1及びC2の電圧が平均化され、結果的に電池セルB1及びB2の電圧が平均化される。ステップS103の後、ステップS104で平均化動作を続行するかどうかが判断され、続行する場合はステップS101に戻って上述の動作が繰り返される。
今、電池セルB1及びB2の容量をそれぞれCB1及びCB2とし、サンプリングキャパシタC1及びC2の容量をCとする。さらに、電池セルB1及びB2の平均電圧をVaとすると、B1の電圧はVa+ΔV、B2の電圧はVa−ΔVのように、互いに異なっていると仮定する。すなわち、電池セルB1の電圧は高い方向にばらつきを生じており、電池セルB2の電圧は低い方向にばらつきを生じているとする。
電池セルB1及びB2の初期電圧V1(0)及びV2(0)は、上記の仮定からそれぞれV1(0)=Va+ΔV及びV2(0)=Va−ΔVとなる。従って、サンプリングによりキャパシタC1及びC2に蓄積された電荷は、それぞれC(Va+ΔV)及びC(Va−ΔV)となる。
次に、平均化スイッチSAによりキャパシタC1及びC2を並列に接続して電圧の平均化を行うと、キャパシタC1及びC2に蓄積された電荷は共にCVaになる。この後、サンプリングスイッチSSがオンとされ、電池セルB1及びB2の電圧が再度サンプリングされる。電荷保存則から、再度サンプリングを行ったときの電池セルB1及びB2の電圧V1(1)及びV2(1)は、以下の通りである。
電圧ばらつきが高い方向に生じていた電池セルB1においては、式(1)に示されるように電圧ばらつきΔV×CB1/(CB1+C)は当初のΔVからCΔV/(CB1+C)だけ減っている。このため、B1ではキャパシタC1に向けて放電が行われ、電圧は低下する。
一方、電圧ばらつきが低い方向に生じていた電池セルB2においては、式(2)に示されるように電圧ばらつきΔV×CB1/(CB1+C)は当初のΔV×CB2/(CB2+C)からCΔV/(CB2+C)だけ増えている。このため、キャパシタC2から充電が行われる、電圧は上昇する。
式(3)及び(4)中のCB1/(CB1+C)及びCB2/(CB2+C)は、1以下である。このため、平均化動作を続けると(Nが十分に大きくなると)、最終的に式(3)及び(4)の右辺第2項は零となり、電池セルB1及びB2の電圧は平均電圧Vaに落ち着くことになる。例えば、電池セルB1の平均電圧Vaからの電圧ばらつきΔVを10分の1にしたい場合に、必要な平均化動作の回数(平均化スイッチSAのオン/オフ回数)をMは、
具体的に、例えば電池セルB1の容量CB1とキャパシタC1及びC2の容量Cとの比を10000対1とすると、式(6)のMは23000となる。この例は、セル電圧のばらつきを10分の1にする場合を考えたが、実際は電圧ばらつきが要求される値にまで低減されるようにNを選定すればよい。
このように本実施形態によると、特許文献1のようにADCを用いた電圧検出回路による電池セルの電圧検出結果を必要とすることなく、平均化スイッチSAのオン/オフのみでセル電圧のばらつきを補正することができる。すなわち、ADCを用いた電圧検出回路による消費電力を伴わずに電圧ばらつきの補正が可能となる。さらに、電池セルは電圧ばらつき補正に際して放電のみでなく充電も行うため、電池の寿命が長くなることも利点の一つになる。
図3では、ステップS102でサンプリングスイッチSSをオンにした後、ステップS103に移行して平均化スイッチSAをオンにした。他の例として、図4に示すようにステップS102の後にサンプリングスイッチSSをオフにしてからステップS103に移行して平均化スイッチSAをオンにしてもよい。
(第2の実施の形態)
図5に示される第2の実施形態では、保護装置においてフライングキャパシタ型電圧検出回路と電圧ばらつき補正回路を少なくとも一部の要素について共用することによって、素子数の削減を図っている。以下、図2の保護ユニットの種々の実施形態について詳細に説明する。
図5に示される第2の実施形態では、保護装置においてフライングキャパシタ型電圧検出回路と電圧ばらつき補正回路を少なくとも一部の要素について共用することによって、素子数の削減を図っている。以下、図2の保護ユニットの種々の実施形態について詳細に説明する。
図5においては、先に説明したセル電圧の平均化のためのキャパシタC1及びC2がフライングキャパシタ型電圧検出回路におけるフライングキャパシタを兼ねている。マイクロコントローラ100には、アナログ−デジタル変換器(ADC)103が設けられる。キャパシタC1及びC2のそれぞれの両端とADC103との間に、キャパシタC1及びC2のホールド電圧をADC103に転送するための転送スイッチS1及びS2が挿入されている。セル電圧、すなわち電池セルB1及びB2の電圧をサンプリングしてキャパシタC1及びC2にホールドし、転送スイッチS1及びS2によりADC103に転送して量子化することで、セル電圧の検出を行う。
次に、スイッチの動作タイミングを示した図6のタイムチャートと図7のフローチャートを用いて本実施形態の動作を説明する。
まず、全てのスイッチSS,SA,S1及びS2がオフとされる(ステップS201)。この後、サンプリングスイッチSSがオンとされる(ステップS202)。サンプリングスイッチSSのオンにより電池セルB1及びB2のセル電圧が同時にサンプリングされ、この後サンプリングスイッチSSがオフとされることにより、サンプリングされた電圧がキャパシタC1及びC2にホールドされる(ステップS203)。
まず、全てのスイッチSS,SA,S1及びS2がオフとされる(ステップS201)。この後、サンプリングスイッチSSがオンとされる(ステップS202)。サンプリングスイッチSSのオンにより電池セルB1及びB2のセル電圧が同時にサンプリングされ、この後サンプリングスイッチSSがオフとされることにより、サンプリングされた電圧がキャパシタC1及びC2にホールドされる(ステップS203)。
本実施形態では、このような電圧検出モードをユーザが随時に設定可能であるとする。ステップS203の後、電圧検出モードかどうかが判定され(ステップS204)、電圧検出モードであれば転送スイッチSi(i=1,2)が順次オンとされ、キャパシタC1及びC2のホールド電圧がADC103に転送されることにより、ホールド電圧が量子化すなわちデジタル信号に変換される(ステップS205)。この後、転送スイッチSi(i=1,2)はオフとされる(ステップS206)。
次に、ステップS207により電圧検出モードで全てのキャパシタC1及びC2の電圧が検出されたと判断されると、処理はステップS208に移り、平均化スイッチSAがオンとされることにより、キャパシタC1及びC2の電圧が平均化され、結果的に電池セルB1及びB2の電圧が平均化される。ステップS208の後、ステップS209で平均化動作を続行するかどうかが判断され、続行する場合はステップS201に戻って上述の動作が繰り返される。
本実施形態によると、基本的に従来のフライングキャパシタ型電圧検出回路に対して平均化スイッチSAを追加し、かつスイッチコントローラ101の制御シーケンスを変更するだけで、電圧検出機能とセル電圧のばらつき補正機能を実現できる。
また、本実施形態では電圧検出を行うか否かに関係なくセル電圧のばらつき補正動作を行っているため、平均化動作(平均化スイッチSSのオン/オフ)回数を電圧検出の回数に合わせる必要はない。例えば、ばらつき補正を速やかに解消させたい場合は、平均化動作回数を電圧検出の回数より多くすればよい。
別の実施形態として、例えば図7のステップS204の処理を省くことによって、電圧検出を随時行うときのみ平均化動作を行ってもよい。その場合、電圧検出の繰り返しに伴いセル電圧のばらつきは漸次解消されてゆくことになる。
上述した第1、第2の実施形態では、2つの電池セルB1,B2それぞれに接続されたキャパシタC1,C2を並列に接続し、平均化を行っているが、電池セルが2つ以上直列接続されている場合は、各電池セルに対応する2つ以上のキャパシタを並列に接続し、平均化を行ってもよい。この場合、複数のキャパシタをいくつかのグループに分割し、それぞれのグループ毎に平均化を行ってもよいが、全てのキャパシタを並列に接続し、平均化を行うことで、全ての電池セル間の電圧ばらつきを同時に補正することができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1・・・組電池
5A〜5D・・・保護ユニット
10・・・組電池システム
B1,B2・・・電池セル
SS・・・サンプリングスイッチ(第1のスイッチ)
C1,C2・・・サンプリングキャパシタ
SA・・・平均化スイッチ(第2のスイッチ)
S1,S2・・・転送スイッチ(第3のスイッチ)
100・・・マイクロコントローラ
101・・・コントローラ
102・・・通信部
103・・・アナログ−デジタル変換器
5A〜5D・・・保護ユニット
10・・・組電池システム
B1,B2・・・電池セル
SS・・・サンプリングスイッチ(第1のスイッチ)
C1,C2・・・サンプリングキャパシタ
SA・・・平均化スイッチ(第2のスイッチ)
S1,S2・・・転送スイッチ(第3のスイッチ)
100・・・マイクロコントローラ
101・・・コントローラ
102・・・通信部
103・・・アナログ−デジタル変換器
Claims (8)
- 直列接続された複数の電池セルを有する組電池の保護装置において、
前記電池セルにそれぞれ対応する複数のキャパシタと;
前記電池セルの電圧をサンプリングして前記キャパシタにホールドさせるために前記電池セルと前記キャパシタとの間に接続された複数の第1スイッチと;
前記複数のキャパシタのうち少なくとも2つのキャパシタを並列に接続するための複数の第2スイッチと;
前記第1スイッチ及び第2スイッチを制御するコントローラと;を具備する組電池の保護装置。 - 前記コントローラは、(a)前記第1スイッチを一定期間オンにした後、(b)前記第1スイッチをオフにし、(c)次に前記第2のスイッチをオンにする、という一連の制御を繰り返すように構成される請求項1記載の組電池の保護装置。
- 直列接続された複数の電池セルを有する組電池と;
請求項1記載の保護装置と;を具備する組電池システム。 - 直列接続された複数の電池セルを有する組電池の保護装置において、
前記電池セルにそれぞれ対応する複数のキャパシタと;
前記電池セルの電圧をサンプリングして前記キャパシタにホールドさせるために前記電池セルと前記キャパシタとの間に接続された複数の第1スイッチと;
前記複数のキャパシタのうち少なくとも2つのキャパシタを並列に接続するための複数の第2スイッチと;
前記キャパシタのホールド電圧をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器と;
前記ホールド電圧を前記アナログ−デジタル変換器に転送するための複数の第3スイッチと;
前記第1スイッチ、第2スイッチ及び第3スイッチを制御するコントローラと;を具備する組電池の保護装置。 - 前記コントローラは、(a)前記第1スイッチをオンにした後、(b)前記第1スイッチをオフにし、(c)次に前記第3スイッチをオンにした後、(d)前記第3スイッチをオフにし、(d)次に前記第2のスイッチをオンにする、という一連の制御を繰り返すように構成される請求項4記載の組電池の保護装置。
- 前記コントローラは、(a)前記第1スイッチをオンにした後、(b)前記第1スイッチをオフにし、(c)次に電圧検出モードが設定されているかどうかを判断し、(c1)前記電圧検出モードが設定されていれば(e)前記第3スイッチをオンにした後、(f)前記第3スイッチをオフにし、(g)次に前記第2のスイッチをオンにし、また(c2)前記電圧検出モードが設定されていなければ(g)次に前記第2のスイッチをオンにする、という一連の制御を繰り返すように構成される請求項4記載の組電池の保護装置。
- 前記コントローラは、一定時間当たりに前記第2スイッチにより前記キャパシタが並列接続される回数が、前記一定時間当たりに前記第3スイッチにより前記ホールド電圧が前記アナログ−デジタル変換器に転送される回数より多くなるように前記第2スイッチ及び第3スイッチを制御するように構成される請求項4記載の組電池の保護装置。
- 直列接続された複数の電池セルを有する組電池と;
請求項4記載の保護装置と;を具備する組電池システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007249507A JP2009081949A (ja) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | 組電池の保護装置及びこれを含む組電池システム |
PCT/JP2008/064556 WO2009041180A1 (en) | 2007-09-26 | 2008-08-07 | Protection device for assembled battery and assembled battery system containing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007249507A JP2009081949A (ja) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | 組電池の保護装置及びこれを含む組電池システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009081949A true JP2009081949A (ja) | 2009-04-16 |
Family
ID=40091825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007249507A Withdrawn JP2009081949A (ja) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | 組電池の保護装置及びこれを含む組電池システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009081949A (ja) |
WO (1) | WO2009041180A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012210109A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Keihin Corp | 電池電圧制御装置 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2386915T3 (es) | 2003-09-18 | 2012-09-05 | Commonwealth Scientific And Industrial Researchorganisation | Dispositivos de almacenamiento de energía de alto rendimiento |
AR064292A1 (es) | 2006-12-12 | 2009-03-25 | Commw Scient Ind Res Org | Dispositivo mejorado para almacenamiento de energia |
AR067238A1 (es) | 2007-03-20 | 2009-10-07 | Commw Scient Ind Res Org | Dispositivos optimizados para el almacenamiento de energia |
KR20120027260A (ko) | 2009-04-23 | 2012-03-21 | 후루카와 덴치 가부시키가이샤 | 납 축전지용 부극판의 제조법 및 납 축전지 |
JP5711483B2 (ja) | 2009-08-27 | 2015-04-30 | 古河電池株式会社 | 鉛蓄電池用複合キャパシタ負極板の製造法及び鉛蓄電池 |
JP5797384B2 (ja) | 2009-08-27 | 2015-10-21 | 古河電池株式会社 | 鉛蓄電池用複合キャパシタ負極板及び鉛蓄電池 |
EP2471129B1 (en) | 2009-08-27 | 2016-11-16 | Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation | Electrical storage device and electrode thereof |
EP2312724A1 (en) | 2009-10-19 | 2011-04-20 | 4ESys NV | A system and method for balancing energy storage devices |
JP2012133959A (ja) | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 鉛蓄電池用複合キャパシタ負極板及び鉛蓄電池 |
CN112566814A (zh) * | 2018-09-06 | 2021-03-26 | 松下知识产权经营株式会社 | 能量移动电路以及蓄电*** |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998015047A1 (en) * | 1996-10-03 | 1998-04-09 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Electricity storing device |
US6064178A (en) * | 1998-05-07 | 2000-05-16 | Ford Motor Company | Battery charge balancing system having parallel switched energy storage elements |
TW472426B (en) * | 1998-10-06 | 2002-01-11 | Hitachi Ltd | Battery apparatus and control system therefor |
DE10101542A1 (de) * | 2000-09-25 | 2002-04-11 | Amita Technologies Inc Ltd | Vorrichtung zum Spannungsabgleich an einer in Reihe geschalteten Akkumulatoranordnung und Verfahren dafür |
TW571452B (en) * | 2002-12-13 | 2004-01-11 | Quanta Comp Inc | Charging-type electrical potential balance device |
-
2007
- 2007-09-26 JP JP2007249507A patent/JP2009081949A/ja not_active Withdrawn
-
2008
- 2008-08-07 WO PCT/JP2008/064556 patent/WO2009041180A1/en active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012210109A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Keihin Corp | 電池電圧制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2009041180A1 (en) | 2009-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4991448B2 (ja) | 組電池の保護装置及びこれを含む組電池システム | |
JP2009081949A (ja) | 組電池の保護装置及びこれを含む組電池システム | |
JP4388094B2 (ja) | 組電池の保護装置及び電池パック装置 | |
JP4237804B2 (ja) | 組電池の保護装置及び電池パック装置 | |
EP2618454B1 (en) | Device for averaging cell voltage of plurality of battery packs | |
JP4186916B2 (ja) | 組電池管理装置 | |
EP2186181B1 (en) | Apparatus and method for balancing of battery cell's charge capacity | |
JP4597905B2 (ja) | 電圧検出装置 | |
US8860421B2 (en) | Cell voltage measuring apparatus and method of battery pack having multiplexers to output voltage signal of each cell | |
US9537331B2 (en) | Battery pack | |
EP2541728A2 (en) | Cell balancing device | |
US20120313562A1 (en) | Battery control device, battery system, electric vehicle, charge control device, battery charger, movable body, power supply system, power storage device, and power supply device | |
JP2006246646A (ja) | 均等化方法及びその装置 | |
US20120074911A1 (en) | State of charge optimizing device and assembled battery system including same | |
JP2010066039A (ja) | 電圧検出装置 | |
JP5553061B2 (ja) | セルバランス装置 | |
KR101136151B1 (ko) | 이차 전지 | |
US9753092B2 (en) | Battery monitoring system for detecting a voltage difference of unit cells connected in series in a battery pack | |
JP5049903B2 (ja) | 組電池の電圧測定装置及びこれを用いた組電池システム | |
JP2006246645A (ja) | 均等化方法及びその装置 | |
JP2007043788A (ja) | 組電池の充電状態調整方法及びその装置 | |
JP5123361B2 (ja) | 電圧検出装置 | |
WO2013140904A1 (ja) | 設定装置、組電池装置および設定方法 | |
JP2007250364A (ja) | 二次電池の内部充電装置及び充電方法 | |
JP2007129812A (ja) | 充電制御装置及び充電制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090330 |