JP2009081283A - 電気機器用ブッシング - Google Patents

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Takushi Yoshikura
卓志 吉倉
Hiroshi Takai
博史 高井
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Abstract

【課題】部品点数を削減してコストの低減を図り、電気機器のケースへの取り付けを簡単にすることができる電気機器用ブッシングを提供する。
【解決手段】碍管本体101と、碍管本体の軸線方向の一端の外径よりも小さい外径を有するように形成されて碍管本体101と軸線を共有した状態で碍管本体101の軸線方向の一端に突設された碍管基部102とを一体に有して、碍管基部102が電気機器のケース3に設けられた取付孔302を貫通した状態で配置される樹脂製の碍管1と、碍管を軸線方向に貫通した状態で設けられたブッシング導体2とによりブッシングBGを構成し、碍管基部102を取付孔302に挿入した際に電気機器のケース3に係合して碍管をケースに係止する係止部103を、碍管本体101の一端の端面または碍管基部102に一体に設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、変圧器、リアクトル、開閉器などの電気機器のケースに取り付けられる電気機器用ブッシングに関するものである。
電気機器用ブッシングとしては、磁器からなる碍管を用いたものが広く用いられているが、磁器は脆性的な材料で、欠けやすく、取り扱いが面倒であるため、樹脂からなる碍管を用いた樹脂ブッシングが用いられるようになった。樹脂は延性的な材料であるため、樹脂ブッシングは、多少の歪みを加えて変形させても割れないという特徴を有する。
樹脂ブッシングは、樹脂製の碍管と、碍管を軸線方向に貫通した状態で設けられたブッシング導体とを備えていて、電気機器のケースに設けられた取付孔を貫通した状態で該ケースに取り付けられる。従来の樹脂ブッシングは、特許文献1に示されているように、樹脂製の碍管を、電気機器のケースの外部に配置される碍管本体と該ケースに設けられた取付孔を通して該ケース内に挿入される基部とを一体に有する外側碍管と、ケース内に配置される内側碍管とを備えていて、取付孔を貫通した外側碍管の基部の先端部の外周に内側碍管の一部に設けた周壁部を嵌合させ、外側碍管及び内側碍管を貫通させたブッシング導体の先端部の外周に設けられたネジ部にナットを螺合させて両碍管を締結することにより電気機器のケースに取り付けられる。
特開2005−19089号公報
特許文献1に示されたブッシングを電気機器のケースに取り付ける際には、先ずブッシング導体を外側碍管の軸心部の貫通孔に通した後、外側碍管の基部と該基部から突出したブッシング導体の先端とを電気機器のケースの取付孔を通して該ケース内に挿入する。次いで内側碍管の周壁部を電気機器のケースの内側から外側碍管の基部の外周に嵌め合わせ、ブッシング導体の先端部の外周のネジ部に螺合させたナットを締め付けることにより、外側碍管と内側碍管とを互いに引き寄せる方向に締め付けて電気機器のケースに固定する。
特許文献1に示されたような従来の樹脂ブッシングでは、碍管が外側碍管と内側碍管とにより構成されるため、部品点数が多くなり、コストが高くなるのを避けられなかった。またブッシングを電気機器に取り付ける際の工数が多いため、電気機器の製造コストを上昇させるという問題があった。
本発明の目的は、部品点数を削減してコストの低減を図るとともに、電気機器のケースへの取り付けを簡単にして、電気機器の製造コストの低減を図ることができるようにした電気機器用ブッシングを提供することにある。
本発明は、電気機器のケースに設けられた取付孔を貫通した状態で取り付けられる電気機器用ブッシングを対象としたものである。本発明に係わる電気機器用ブッシングは、碍管本体と碍管本体の軸線方向の一端の外径よりも小さい外径を有するように形成されて、碍管本体と軸線を共有した状態で碍管本体の軸線方向の一端に突設された碍管基部とを一体に有して碍管基部が取付孔を貫通した状態で配置される樹脂製の碍管と、この碍管を軸線方向に貫通した状態で設けられたブッシング導体とにより構成され、碍管基部を電気機器のケースの取付孔に挿入した際に電気機器のケースに係合して碍管を該ケースに係止する係止部が、碍管本体の一端の端面または碍管基部に一体に設けられる。
上記のように構成すると、碍管を外側碍管と内側碍管とに分ける必要がないため、部品点数を少なくしてブッシングのコストを引き下げることができる。
また上記のように構成すると、碍管基部を電気機器のケースの取付孔に挿入して、碍管に一体に設けられた係止部をケースに係合させるだけで碍管を電気機器のケースに取り付けることができるため、ブッシングの取り付けに要する工数を少なくすることができ、電気機器の製造コストの低減を図ることができる。
請求項2に記載された発明に係わる電気機器用ブッシングでは、上記係止部が複数設けられて、該複数の係止部が碍管の周方向に等角度間隔で並ぶように配列され、各係止部は、碍管本体の一端の端面から碍管基部側に突出した突出片により構成される。各突出片の先端には碍管基部の径方向の外側に突出した爪部が一体に形成され、碍管基部が電気機器のケースの取付孔に挿入されたときに爪部が取付孔の周辺部に弾撥的に係合することにより碍管がケースに係止される。
上記のように構成すると、碍管基部を電気機器のケースの取付孔に挿入して突出片の先端の爪部を取付孔の周縁部に係合させるだけで、ブッシングを電気機器のケースに取り付けることができるため、ブッシングを電気機器のケースにワンタッチで取り付けることができ、電気機器の組立に要する工数を削減することができる。
請求項3に記載された発明に係わる電気機器用ブッシングでは、複数の係止部が設けられて、各係止部が、碍管基部の側面または先端から碍管本体側に斜めに突出して延びるようにして碍管基部に一体に設けられた突出片により構成され、碍管基部が電気機器のケースの取付孔に挿入されたときに、複数の係止部をそれぞれ構成する突出片の先端が取付孔の周辺部に当接して、碍管をケースに係止するように構成される。
上記のように構成した場合も、碍管基部を電気機器のケースの取付孔に挿入して突出片の先端を取付孔の周縁部に係合させるだけで、ブッシングを電気機器のケースに取り付けることができるため、ブッシングを電気機器のケースにワンタッチで取り付けることができる。
請求項4に記載された発明に係わる電気機器用ブッシングにおいては、ブッシング導体が、電気機器のケース内に配置される部分にネジ部を有して、該ネジ部に螺合されたナットが該ネジ部に嵌合されたワッシャを介して碍管基部の先端の端面に対して締め付けられることにより碍管に固定される。このようにブッシングが構成される場合、各係止部は、一端が碍管基部の軸心部寄りの部分で碍管基部の先端部に連結されて、碍管基部の先端部との連結部を中心にして碍管の軸線を含む平面に沿って回動し得るように設けられた係止片基部と、該係止片基部の他端から折れ曲がって、碍管本体側に斜めに延びる係止片腕部とを一体に備えた構成とする。この場合、ブッシング導体のネジ部に螺合されたナットが締め付けられた際にワッシャにより係止片基部が押さえつけられて碍管基部の先端面に沿う状態に拘束されることにより、係止片腕部の先端がケースの取付孔の周辺部に押しつけられた状態に保持されて、碍管がケースに係止される。
上記のように構成すると、係止片基部をナットによりワッシャを介して拘束した状態で各係止片の腕部の先端をケースの取付孔の周辺部に押しつけるので、ブッシングの係止を強固に行なうことができる。
また請求項5に記載された発明に係わる電気機器用ブッシングにおいては、上記碍管本体の端面に添わせてパッキンが配設され、このパッキンが電気機器のケースに当接されて碍管本体の一端の端面とケースとの間で圧縮された状態になるまで碍管基部が取付孔に挿入されたときに係止部が碍管をケースに係止した状態になるように構成される。
上記のように構成すると、圧縮されたパッキンが発生する反発力により係止部を電気機器のケースに強く係合させることができるため、ブッシングの係止を強固に行なうことができる。またパッキンによりブッシングの貫通部のシールを図ることができるため、ブッシングの取付部を通してケース内に水等が浸入するのを防ぐことができる。
以上のように、本発明によれば、碍管を外側碍管と内側碍管とに分ける必要がないため、部品点数を少なくしてブッシングのコストを引き下げることができる。
また本発明によれば、碍管基部を電気機器のケースの取付孔に挿入して、碍管に一体に設けられた係止部をケースに係合させるだけで碍管を電気機器のケースに取り付けることができるため、ブッシングの取り付けに要する工数を少なくして、電気機器の製造コストの低減を図ることができる。
特に請求項2または3に記載された発明によれば、碍管基部を電気機器のケースの取付孔に挿入して突出片の先端の爪部を取付孔の周縁部に係合させるか、または取付片の先端を取付孔の周辺部に当接させるだけで、ブッシングを電気機器のケースに取り付けることができるため、ブッシングを電気機器のケースにワンタッチで取り付けることができ、電気機器の組立に要する工数を削減することができる。
また請求項4に記載された発明によれば、係止片基部をナットによりワッシャを介して拘束した状態で各係止片の腕部の先端をケースの取付孔の周辺部に押しつけるようにしたので、ブッシングの係止を強固にしてブッシングの取り付けを強固に行なうことができる。
また請求項5に記載された発明によれば、圧縮されたパッキンが発生する反発力により係止部を電気機器のケースに強く係合させることができるため、ブッシングの係止を強固に行なうことができる。またパッキンによりブッシングの貫通部のシールを図ることができるため、ブッシングの取付部を通してケース内に水等が浸入するのを防ぐことができる。
以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1ないし図3は本発明の第1の実施形態を示したもので、図1は本発明の第1の実施形態においてブッシングを電気機器のケースに取り付けた状態を、ブッシングの半部を断面して示した正面図、図2は同実施形態に係わるブッシングの半部を断面して示した正面図、図3は同ブッシングの底面図である。
これらの図において、1はポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)等の絶縁樹脂からなる碍管、2は碍管1の軸心部を貫通した状態で設けられたブッシング導体であり、碍管1とブッシング導体2とにより電気機器用ブッシングBGが構成されている。
図示のブッシング導体2は丸棒状に形成されていて、その軸線方向の一端(電気機器のケース内に配置される端部)の外周にはネジ部201が形成され、他端には端子部202が一体に形成されている。端子部202はブッシング導体の他端に一体に形成された鍔部202aと、該鍔部202aに一体化された端子板部202bとからなり、端子板部202bには取付孔202cが形成されている。
3は電気機器のケースで、ケース3には板状のブッシング取付部301が設けられ、該ブッシング取付部を貫通した状態でブッシング取付孔302が形成されている。
碍管1は、碍管本体101と、碍管本体101の軸線方向の一端101aの外径よりも小さい外径を有するように形成されて碍管本体101と軸線を共有した状態で碍管本体101の軸線方向の一端に突設された碍管基部102とを一体に有している。碍管本体101は、その軸線方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けられた鍔部101A及び101Bと両鍔部の間に形成された括れ(くびれ)部101Cとを一体に有している。図示の碍管においては、鍔部101Aの外径が鍔部101Bの外径よりも大きく設定され、碍管本体101の軸線方向の一端の端面の外周寄りの部分には軸線方向寸法が短いスカート部101Dが形成されている。
碍管本体の一端の端面の外周寄りの部分に形成されたスカート部101Dの内側にはゴムなどの弾性材料からなるパッキン4が嵌合されて保持されている。碍管本体101の一端の端面の内周寄りの部分には碍管基部102の碍管本体寄りの部分を同軸的に取り囲む環状の凹部101Eが形成されている。碍管1の軸心部を貫通してブッシング導体挿通孔1aが形成され、このブッシング導体挿通孔1aを貫通した状態でブッシング導体2が配置されている。碍管本体101の軸線方向の他端の端面には凹部101Gが形成され、ブッシング導体2の他端に設けられた端子部202の鍔部202aが凹部101G内に嵌合されている。凹部101Gの底面と端子部の鍔部202aとの間にパッキン5が挿入され、このパッキンにより、ブッシング導体とブッシング導体挿通孔1aとの間のシールが図られている。
本発明においては、碍管基部102を取付孔302に挿入した際に電気機器のケース3に係合して碍管1をケース3に係止する係止部103が、碍管本体101の一端の端面または碍管基部102に一体に設けられる。
図2及び図3に示されているように、本実施形態では、係止部103が、複数個(図示の例では4個)設けられていて、該複数の係止部が碍管の周方向に等角度間隔で並ぶように配列されている。各係止部103は、碍管本体101の一端の端面から碍管基部102側に突出した突出片103aからなっている。図3に示されているように、各突出片103は、取付孔302の周方向に沿うように横断面が円弧状を呈するように形成されていて、各突出片103aの先端には、碍管基部102の径方向の外側にのみ突出した矢印形の爪部103a1が一体に形成され、パッキン4が碍管本体の一端の端面と電気機器のケースの取付孔の周辺部との間に挟まれて圧縮された状態になるまで、碍管基部102を電気機器のケースの取付孔302に挿入したときに、爪部103a1が取付孔302の周縁部に弾撥的に係合して、碍管1をケース3に係止するように構成されている。
ブッシング導体2は、碍管1のブッシング導体挿通孔1aを貫通した状態で設けられ、碍管基部102の先端から突出したネジ部201に螺合されたナット6が該ネジ部に嵌合されたワッシャ7を介して碍管基部201の先端の端面に対して締め付けられることにより碍管1に固定される。
上記のブッシングBGを電気機器のケース3に取り付ける際には、碍管基部102を取付孔302に挿入して、パッキン4を圧縮しながら突出片103aの先端の爪部103a1を取付孔302の周縁部に弾撥的に係合させる。その後、碍管の軸心部のブッシング導体挿通孔1aを貫通させてブッシング導体2を配置し、碍管基部102の先端から突出させたブッシング導体2の一端のネジ部201にワッシャ7を嵌合させ後,該ネジ部201にナット6を螺合させて締め付けることによりブッシング導体2を碍管1に固定する。
なお上記の説明では、碍管1をケース3に取り付けた後にブッシング導体2を取り付けるとしたが、碍管1にブッシング導体2を取り付けた後に、碍管基部102を取付孔302に挿入して、突出片103aの先端の爪部103a1を取付孔302の周縁部に弾撥的に係合させるようにしてもよい。
上記のように構成すると、碍管基部201を電気機器のケース3の取付孔302に挿入して突出片103aの先端の爪部103a1を取付孔302の周縁部に係合させるだけで、ブッシングの碍管を電気機器のケースに取り付けることができるため、ブッシングの碍管を電気機器のケースにワンタッチで取り付けることができ、電気機器の組立に要する工数を削減することができる。
また上記のように、碍管本体101の端面に添わせてパッキン4を配設して、このパッキンが碍管本体101の一端の端面とケース3との間で圧縮された状態になるまで碍管基部102を取付孔302に挿入したときに係止部103が碍管1をケース3に係止した状態になるようにしておくと、圧縮されたパッキン4が発生する反発力により係止部103を付勢して電気機器のケースに強く係合させることができるため、ブッシングの係止を強固に行なわせることができる。
図4ないし図6は本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態では、係止部103が複数個(図示の例では4個)設けられていて、該複数の係止部が碍管1の周方向に等角度間隔で(図示の例では90°間隔で)並ぶように配列されている。各係止部103は、碍管基部102の先端から碍管本体側に斜めに(碍管本体側に向うに従って碍管基部102から離れていくように傾斜した状態で)突出して延びるようにして碍管基部102に一体に設けられた突出片103bからなっている。この例では、突出片103bの碍管基部102に対する傾斜角を小さくするように弾性変形させて突出片103bを電気機器のケースの取付孔302の内周面上で滑らせながら、碍管基部102を突出片103bとともに、パッキン4が適量圧縮された状態になるまで取付孔302に挿入したときに、複数の係止部103をそれぞれ構成する突出片103bが取付孔302を突き抜けて開き(突出片103bの傾斜角が元に戻り)、各突出片の先端が取付孔302の周辺部に当接するように、各突出片103bの長さと傾斜角とが設定されている。各突出片103bの先端が取付孔302の周辺部に当接することにより、碍管1が電気機器のケースに係止される。この例では、碍管本体101の一端の端面に環状の溝(図2に示された溝101E)が設けられておらず、スカート部101Dと碍管基部102との間にパッキン4を配置するための浅い凹部が形成されている。その他の点は図1ないし図3に示した実施形態と同様に構成されている。
図7ないし図9は本発明の第3の実施形態を示したもので、本実施形態では、一端が碍管基部102の軸心部寄りの部分で碍管基部102の先端部に連結されて、該碍管基部102の先端部との連結部pを中心にして碍管の中心軸線を含む平面に沿って回動し得るように設けられた係止片基部103b1と、該係止片基部103b1の他端から折れ曲がって、碍管本体101側に斜めに延びる係止片腕部103b2とを一体に有する回動可能な部材により各係止部103が構成されている。本実施形態では、図7に示したようにブッシング導体2のネジ部に螺合させたナット6を締め付けた際にワッシャ7により係止片基部103b1が押さえつけられて、該係止片基部が碍管基部102の先端面に沿う状態に拘束されることにより、係止片腕部103b2の先端がケースの取付孔302の周辺部に押しつけられた状態に保持されて、碍管1がケース3に係止される。その他の点は、図4ないし図6に示された実施形態と同様に構成されている。
このように構成すると、係止片基部103b1をナット6によりワッシャ7を介して拘束して、各係止片の腕部の先端をケースの取付孔の周辺部側に付勢した状態で、該取付孔の周辺部に押しつけることができるため、ブッシングBGの係止を強固に行なうことができる。
図10ないし図12は本発明の第4の実施形態を示している。この実施形態においても、係止部103が複数個(図示の例では4個)設けられていて、該複数の係止部が碍管1の周方向に等角度間隔で並ぶように配列されている。図4ないし図6に示された実施形態では、各係止部103を構成する突出片103bを、碍管基部102の先端から碍管本体101側に斜めに突出させて設けたが、本実施形態では、各突出片103bを碍管基部102の側面から碍管本体101側に斜めに突出させて設けている。その他の点は、図1ないし図3に示された実施形態と同様に構成されている。
上記の各実施形態では、碍管本体の軸線方向の一端側の端面と電気機器のケースとの間にパッキン4を介在させて、このパッキンが圧縮された際に生じる反発力を利用することにより係止部103をケースに強固に係合させるようにしているが、ブッシングの取付部を液密保持構造にすることが特に必要とされない場合や、碍管本体101の少なくともケース3に当接する部分を弾力性に富む樹脂により形成して、弾力性に富む樹脂により形成した部分にパッキンとしての機能を持たせることができる場合にはパッキン4を省略することができる。
本発明の第1の実施形態においてブッシングを電気機器のケースに取り付けた状態を、ブッシングの半部を断面して示した正面図である。 同実施形態に係わるブッシングの半部を断面して示した正面図である。 同実施形態に係わるブッシングの底面図である。 本発明の第2の実施形態においてブッシングを電気機器のケースに取り付けた状態を、ブッシングの半部を断面して示した正面図である。 同実施形態に係わるブッシングの半部を断面して示した正面図である。 同実施形態に係わるブッシングの底面図である。 本発明の第3の実施形態においてブッシングを電気機器のケースに取り付けた状態を、ブッシングの半部を断面して示した正面図である。 同実施形態に係わるブッシングの半部を断面して示した正面図である。 同実施形態に係わるブッシングの底面図である。 本発明の第4の実施形態においてブッシングを電気機器のケースに取り付けた状態を、ブッシングの半部を断面して示した正面図である。 同実施形態に係わるブッシングの半部を断面して示した正面図である。 同実施形態に係わるブッシングの底面図である。
符号の説明
1 碍管
101 碍管本体
102 碍管基部
103 係止部
1a ブッシング導体挿通孔
2 ブッシング導体
201 ネジ部
3 電気機器のケース
302 取付孔
SG ブッシング

Claims (5)

  1. 電気機器のケースに設けられた取付孔を貫通した状態で取り付けられる電気機器用ブッシングであって、
    碍管本体と前記碍管本体の軸線方向の一端の外径よりも小さい外径を有するように形成されて、前記碍管本体と軸線を共有した状態で前記碍管本体の軸線方向の一端に突設された碍管基部とを一体に有して前記碍管基部が前記取付孔を貫通した状態で配置される樹脂製の碍管と、前記碍管を軸線方向に貫通した状態で設けられたブッシング導体とを備え、
    前記碍管基部を前記取付孔に挿入した際に前記電気機器のケースに係合して前記碍管を前記ケースに係止する係止部が、前記碍管本体の前記一端の端面または前記碍管基部に一体に設けられている電気機器用ブッシング。
  2. 前記係止部は複数設けられていて、該複数の係止部が前記碍管の周方向に等角度間隔で並ぶように配列され、
    各係止部は、前記碍管本体の前記一端の端面から前記碍管基部側に突出した突出片からなり、
    各突出片の先端には前記碍管基部の径方向の外側に突出した爪部が一体に形成され、
    前記碍管基部が前記電気機器のケースの取付孔に挿入されたときに前記爪部が前記取付孔の周縁部に弾撥的に係合して前記碍管を前記ケースに係止するように構成されている請求項1に記載の電気機器用ブッシング。
  3. 前記係止部は複数設けられていて、該複数の係止部が前記碍管の周方向に等角度間隔で並ぶように配列され、
    前記係止部は、前記碍管基部の側面または先端から前記碍管本体側に斜めに突出して延びるようにして前記碍管基部に一体に設けられた突出片からなり、
    前記碍管基部が前記電気機器のケースの取付孔に挿入されたときに、前記複数の係止部をそれぞれ構成する突出片の先端が前記取付孔の周辺部に当接して、前記碍管を前記ケースに係止するように構成されている請求項1に記載の電気機器用ブッシング。
  4. 前記係止部は複数設けられていて、該複数の係止部が前記碍管の周方向に等角度間隔で並ぶように配列され、
    前記ブッシング導体は、前記電気機器のケース内に配置される部分にネジ部を有して、該ネジ部に螺合されたナットが該ネジ部に嵌合されたワッシャを介して前記碍管基部の先端の端面に対して締め付けられることにより前記碍管に固定されるように構成され、
    前記係止部は、一端が前記碍管基部の軸心部寄りの部分で前記碍管基部の先端部に連結されて、該碍管基部の先端部との連結部を中心にして前記碍管の軸線を含む平面に沿って回動し得るように設けられた係止片基部と、該係止片基部の他端から折れ曲がって、前記碍管本体側に斜めに延びる係止片腕部とを一体に有し、
    前記ブッシング導体のネジ部に螺合されたナットが締め付けられた際に前記ワッシャにより前記係止片基部が押さえつけられて前記碍管基部の先端面に沿う状態に拘束されることにより、前記係止片腕部の先端が前記ケースの取付孔の周辺部に押しつけられた状態に保持されて、前記碍管が前記ケースに係止されるように構成されている請求項1に記載に電気機器用ブッシング。
  5. 前記碍管本体の端面に添わせてパッキンが配設され、
    前記パッキンが前記電気機器のケースに当接されて前記碍管本体の前記一端の端面と前記ケースとの間で圧縮された状態になるまで前記碍管基部が前記取付孔に挿入されたときに前記係止部が前記碍管を前記ケースに係止した状態になるように構成されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電気機器用ブッシング。
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