JP2009078245A - ミスト発生器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体を効率良くミスト化できるミスト発生器を提供する。
【解決手段】遠心力により円盤状の回転板8から液体を放散し、この放散した液体を円環形状で同心円状に配設された複数の環状衝突壁13に段階的に衝突させることにより、衝突回数を増やしてミスト化を促進し効率良くミストを発生させる。さらに環状衝突壁13を回転板8とともに回転させることにより、環状衝突壁13に衝突した液体に更に遠心力を加えて、径外方向に放散した液体が次の環状衝突壁13に衝突する際の衝突エネルギーが増加してミスト化を促進する。そして複数の環状衝突壁13および回転板8の各々を連結する連結リブを放射状に設け、環状衝突壁13に衝突して飛散した液体に、更に回転している連結リブを衝突させてミスト化を促進する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体を微細化してミストを発生させるミスト発生器に関する。
近年、肌の保湿やマイナスイオンによるリラクゼーション効果あるいは浴室をサウナルームとして使用する等、様々な目的でミスト(本願でいうミストとは、蒸気、微細液滴、蒸気と微細液滴の混在状態を含む概念)が利用されており、このミストを効率良く発生させるための技術も種々提案されている。
従来のミスト発生器として、例えば、回転板の中心部に供給された液体を遠心力によって薄膜状に放散し、回転板の径方向外方に配設された衝突板に衝突させることにより微細化してミストを発生させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2766463号公報
このようなミスト発生器は、回転板の遠心力で液体を放散し衝突板に衝突させてミストを発生させるものであるが、その衝突において液体がミスト化する割合は低く、ミスト化効率が低いという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、液体を効率良くミスト化できるミスト発生器を提供することを目的としている。
本発明のミスト発生器は上記目的を達成するために、遠心力によって液体を放散する回転板の外周側に複数の環状衝突壁を同心円状に配し、前記回転板から放散された液体を前記複数の環状衝突壁に段階的に衝突させることにより液体をミスト化することを特徴とするものである。
また、第2の課題解決手段は、環状衝突壁が回転板とともに回転することを特徴とするものである。
また、第3の課題解決手段は、複数の環状衝突壁の各々を連結する連結リブを放射状に複数備えたことを特徴とするものである。
また、第4の課題解決手段は、複数の環状衝突壁および回転板の各々を連結する連結リブを放射状に複数備えたことを特徴とするものである。
また、第5の課題解決手段は、連結リブの本数が径外方向に向かうに従って多くなるように構成したことを特徴とするものである。
また、第6の課題解決手段は、連結リブを半径方向において一直線上にならないように配設したことを特徴とするものである。
また、第7の課題解決手段は、連結リブを回転方向から見て凹凸状に形成したことを特徴とするものである。
また、第8の課題解決手段は、連結リブを回転方向から見て鋸歯状に形成したことを特徴とするものである。
また、第9の課題解決手段は、連結リブを回転方向から見て櫛歯状に形成したことを特徴とするものである。
また、第10の課題解決手段は、連結リブを回転方向から見て稲妻形状に形成したことを特徴とするものである。
また、第11の課題解決手段は、連結リブを回転方向から見て波形状に形成したことを特徴とするものである。
また、第12の課題解決手段は、環状衝突壁および回転板を軸方向に複数備えたことを特徴とするものである。
また、第13の課題解決手段は、環状衝突壁を半径方向から見て凹凸状に形成したことを特徴とするものである。
また、第14の課題解決手段は、環状衝突壁を半径方向から見て鋸歯状に形成したことを特徴とするものである。
また、第15の課題解決手段は、環状衝突壁を半径方向から見て櫛歯状に形成したことを特徴とするものである。
また、第16の課題解決手段は、環状衝突壁を半径方向から見て稲妻形状に形成したことを特徴とするものである。
また、第17の課題解決手段は、環状衝突壁を半径方向から見て波形状に形成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、回転板から放散された液体を、同心円状に配設された環状衝突壁に段階的に衝突させることにより、衝突回数を増やしてミスト化を促進し、効率良くミストを発生することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項2記載の発明によれば、環状衝突壁を回転板とともに回転させることにより、環状衝突壁に衝突した液体に更に遠心力が加わり、径外方向に放散した液体が次の環状衝突壁に衝突する際の衝突エネルギーが増加してミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項3記載の発明によれば、複数の環状衝突壁の各々を連結する連結リブを放射状に複数備えたことにより、環状衝突壁に衝突して飛散した液体を更に連結リブにも衝突させてミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項4記載の発明によれば、複数の環状衝突壁および回転板の各々を連結する連結リブを放射状に複数備えたことにより、環状衝突壁に衝突して飛散した液体に回転板とともに回転する連結リブを衝突させてミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項5記載の発明によれば、連結リブの本数が径外方向に向かうに従って多くなるように構成したことにより、液体飛散面積の大きい径外方向における連結リブの衝突確率を確保してミスト化効率の低下を抑制することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項6記載の発明によれば、連結リブを半径方向において一直線上にならないように配設したことにより、液体が連結リブに沿って径外方向に移動してミスト化が阻害される現象を回避してミスト化効率の低下を抑制することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項7記載の発明によれば、連結リブを回転方向から見て凹凸状に形成したことにより、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項8記載の発明によれば、連結リブを回転方向から見て鋸歯状に形成したことにより、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項9記載の発明によれば、連結リブを回転方向から見て櫛歯状に形成したことにより、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項10記載の発明によれば、連結リブを回転方向から見て稲妻形状に形成したことにより、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項11記載の発明によれば、連結リブを回転方向から見て波形状に形成したことにより、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項12記載の発明によれば、環状衝突壁および回転板を軸方向に複数備えたことにより、ミスト発生箇所を増やしてミスト発生量を増加させることができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項13記載の発明によれば、環状衝突壁を半径方向から見て凹凸状に形成したことにより、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項14記載の発明によれば、環状衝突壁を半径方向から見て鋸歯状に形成したことにより、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項15記載の発明によれば、環状衝突壁を半径方向から見て櫛歯状に形成したことにより、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項16記載の発明によれば、環状衝突壁を半径方向から見て稲妻形状に形成したことにより、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
また、請求項17記載の発明によれば、環状衝突壁を半径方向から見て波形状に形成したことにより、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増加しミスト化を促進することができるという効果のあるミスト発生器を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、回転板から放散された液体を、同心円状に配設された環状衝突壁に段階的に衝突させることによりミストを発生させるものであり、径外方向に放散された液体が同心円状の環状衝突壁に段階的に衝突することにより衝突回数が増加してミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、環状衝突壁を回転板とともに回転させるものであり、環状衝突壁に衝突した液体に更に遠心力が加わり、径外方向に放散した液体が次の環状衝突壁に衝突する際の衝突エネルギーが増加してミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、複数の環状衝突壁の各々を連結する連結リブを放射状に複数備えたものであり、環状衝突壁に衝突して飛散した液体が更に連結リブにも衝突してミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、複数の環状衝突壁および回転板の各々を連結する連結リブを放射状に複数備えたものであり、環状衝突壁に衝突して飛散した液体に回転板とともに回転する連結リブが衝突してミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、連結リブの本数が径外方向に向かうに従って多くなるように構成したものであり、液体飛散面積の大きい径外方向における連結リブの衝突確率が確保されてミスト化効率の低下が抑制されるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、連結リブを半径方向において一直線上にならないように配設したものであり、液体が連結リブに沿って径外方向に移動してミスト化が阻害される現象が回避されてミスト化効率の低下が抑制されるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、連結リブを回転方向から見て凹凸状に形成したものであり、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、連結リブを回転方向から見て鋸歯状に形成したものであり、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、連結リブを回転方向から見て櫛歯状に形成したものであり、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項10記載の発明は、連結リブを回転方向から見て稲妻形状に形成したものであり、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項11記載の発明は、連結リブを回転方向から見て波形状に形成したものであり、連結リブの衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項12記載の発明は、環状衝突壁および回転板を軸方向に複数備えたものであり、ミスト発生箇所が増えることによりミスト発生量が増加するという作用を有する。
また、請求項13記載の発明は、環状衝突壁を半径方向から見て凹凸状に形成したものであり、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項14記載の発明は、環状衝突壁を半径方向から見て鋸歯状に形成したものであり、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項15記載の発明は、環状衝突壁を半径方向から見て櫛歯状に形成したものであり、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項16記載の発明は、環状衝突壁を半径方向から見て稲妻形状に形成したものであり、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
また、請求項17記載の発明は、環状衝突壁を半径方向から見て波形状に形成したものであり、環状衝突壁の衝突時における液体破砕の寄与度が大きい角部分が増えることによりミスト化が促進されるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のミスト発生器を以下、説明する。図1は本発明の実施の形態1のミスト発生器を搭載した加湿装置の概略断面図であり、図に示すように、加湿装置の本体1内部に中空円筒状で底面を逆円錐状に形成されたミスト搬送ダクト2が配設されており、このミスト搬送ダクト2の逆円錐状底面の中心には排水口3が開口している。また、ミスト搬送ダクト2の内部には、中空円筒状のミスト発生筒4がミスト搬送ダクト2と略同心円状に配設されている。このミスト発生筒4の下端はミスト搬送ダクト2との空気流通が可能なように空間が設けられており、ミスト発生筒4の他端は、本体1外郭に開口した吸込口5と連通している。
また、本体1内部には吸込側がミスト搬送ダクト2の上方開口端と連通するようにファン6が配設されており、ファン6の吹出側は、本体1天面に開口した吹出口7と連通している。したがってファン6を運転すると吸込口5から対象空気が吸い込まれ、ミスト発生筒4内部を通ってミスト搬送ダクト2とミスト発生筒4の間の空間を流れ、吹出口7から本体1外部に排出される送風動作が行われる。
また、ミスト発生筒4の内部には円盤状の回転板8が配設されており、この回転板8の上方に駆動モータ9が配設されている。この駆動モータ9の駆動軸は回転板8の中心部に連結されており、駆動モータ9を駆動することにより回転板8が回転するように構成されている。さらに回転板8および駆動モータ9は、回転板8を回転させた時の回転面がミスト発生筒4の半径方向に対し平行となる位置関係に設定されている。さらにミスト発生筒4の内部で且つ回転板8の径外方向には、詳細後述する複数の環状衝突壁13が配設されている。
また、本体1内には回転板8の回転面上に水を供給するための給水管10が設けられており、この給水管10は、一端を回転板8の上方に開口し、他端は給水ポンプ11の吐出側に接続されている。給水ポンプ11の吸入側は、本体1内底部に配設された給水タンク12内に開口しており、この給水タンク12の上方にミスト搬送ダクト2の排水口3が開口している。したがって給水タンク12内に貯水した状態で給水ポンプ11を運転すると、給水タンク内12の水が給水ポンプ11により汲み上げられて給水管10を通じ回転板8に供給される。この状態で駆動モータ9により回転板8を回転させると、回転面上に給水された水が遠心力により径外方向に放出されて複数の環状衝突壁13に衝突することになる。そして環状衝突壁13から更に径外方向に放出された水滴は、ミスト発生筒4の内壁面に付着し、壁面をつたって下方に滴下して排水口3から給水タンク12に回収されることになる。
次に環状衝突壁13の詳細について次に説明する。図2(a)は環状衝突壁13の概略拡大図、図2(b)、図2(c)、図2(d)、図2(e)および図2(f)は、図2(a)のA−A’断面の断面形状パターンを示す概略断面図である。図2(a)に示すように、回転板8の半径方向外周側に円環形状の環状衝突壁13が回転板8と同心円状に多層に配設されている、この環状衝突壁13の半径方向から見た断面、すなわちA−A’断面形状は、図2(b)に示すような凹凸状、図2(c)に示すような櫛歯状、図2(d)に示すような鋸歯状、図2(e)に示すような稲妻形状、図2(f)に示すような波形状になっている。このような形状とすることにより、回転板8の径外方向に対する角部分が増加することになる。この角部においては、回転板8から径外方向に放散される液体に対する接触部が小さく、角に衝突した液体が速度を保ったまま飛散しやすいため、角部において効果的に液体の微細化が図られてミスト化が促進させることになる。
また、これら複数の環状衝突壁13同士の少なくとも内側からの数個は、回転板8の回転軸を中心とし、かつ放射状に形成された連結リブ14によって連結されている。そして図2(a)に示すように隣り合う複数の環状衝突壁13の各々を連結する連結リブ14は半径方向において同一直線上には形成されておらず、さらに回転板8から径外側に向かうに従って連結リブ14の本数を増やし網目状となるように構成されている。このような構成とすることにより、回転板8から放散されて環状衝突壁13に接触した水が連結リブ14に沿って径外方向に移動しミスト化が阻害されること抑制することができる。
次に連結リブ14の詳細について説明する。図3(a)、図3(b)、図3(c)、図3(d)および図3(e)は、連結リブの軸方向断面の断面形状パターンを示す概略断面図である。連結リブ14も環状衝突壁13と同様に衝突した液体を微細化する角部分が多い形状に構成することが望ましい。すなわち、図3(a)に示す凹凸状、図3(b)に示す櫛歯状、図3(c)に示す鋸歯状、図3(d)に示す稲妻形状、図3(e)に示す波形状とすることにより、回転板8の回転方向に対する角部分が増加することになる。この角部においては、回転板8と環状衝突壁13の間および複数の環状衝突壁13間に放散された液体に対する接触部が小さく、角に衝突した液体が速度を保ったまま飛散しやすいため、角部において効果的に液体の微細化が図られてミスト化が促進させることになる。
次にミストの発生原理について詳細に説明する。図4はミスト発生筒4内における作用の概要模式図である。図1で説明したように給水ポンプ11を動作させると、給水ポンプ11によって給水タンク12から水が汲み上げられて給水管10に供給される。この給水管10の出口は、回転板8の上方かつ中心付近に配置されており、給水タンク12から汲み上げられた水を回転板8の回転軸近傍付近に供給するように構成されている。ここで駆動モータ9を駆動して回転板8を回転させると、供給された水が遠心力により回転板8の外周縁から接線方向に放散され、環状衝突壁13に段階的に衝突していく。すなわち、図4に示した点15から放散される水は矢符16に示す方向に飛散する。矢符16方向に飛散した水滴は、回転板8とともに回転する最も内側の環状衝突壁13に衝突する。この衝突により水滴は破砕されて微細なミストが生成する。
環状衝突壁13は連結リブ14により回転板8とともに回転しているので最内の環状衝突壁13に衝突した水滴に対して更なる遠心力が加わる。この遠心力により水滴のもつ径外方向に対する速度がさらに増速されて矢符17に示すように最内の環状衝突壁13から放散され、次の径外側の環状衝突壁13に衝突して微細化する。すなわち、回転板8と環状衝突壁13がともに回転することにより、環状衝突壁13から放散する水滴に遠心力を加え、次の環状衝突壁13に衝突させる際の衝突エネルギーを増加させて微細化を促進させることができる。
また、衝突によって微細なミストとして空気中に放散されず環状衝突壁13に残った残水は、環状衝突壁13の回転による遠心力を受けて、矢符18に示すように環状衝突壁13の外周縁より再び径外方向に放散される。このようにして再び環状衝突壁13から放散された新たな水滴と、回転板8から放散されて環状衝突壁13に衝突しなかった水滴のうちの一部と、最内の環状衝突壁13に衝突して破砕された水滴のうちの一部が、さらに外周側にある次の環状衝突壁13に衝突して破砕されて微細化し、ミストが発生する。
加えて、環状衝突壁13に衝突して飛散した水滴に対して、回転している連結リブ14が衝突し、複数の環状衝突壁13間中に飛散した水滴を微細化する作用も行われる。
このような作用が複数の環状衝突壁13の各々において、その径外方向に向かって繰り返し行われ、回転している環状衝突壁13のうちの最も外側の環状衝突壁13まで繰り返されることになる。最外の環状衝突壁13から放散された水滴は矢符19に示すようにミスト発生筒4の内壁に衝突してミスト化し、それでもミスト化しなかった残水はミスト発生筒4の内壁に沿って滴下し、排水口3から給水タンク12に回収される。
以上述べた動作、作用により、回転板8から放散される水滴は衝突およびミスト化を繰り返し、さらに衝突の度に環状衝突壁13の回転による遠心力を受けて加速して次の環状衝突壁13に衝突しミスト化する、すなわち、回転板8から放散される水滴を段階的に環状衝突壁13に衝突させることによってミストを発生させることができる。
このように複数の環状衝突壁13での衝突によりミストが発生している状態で、ファン6を運転すると、図1の実線に示すように、吸込口5から本体1外の空気がミスト発生筒4内に導入される。ミスト発生筒4内に流入した空気は、複数の環状衝突壁13の各々の間隙を鉛直下向きに通過してミストと接触して混合する。この混合空気は、環状衝突壁13の風下側となる下方に移動し、この過程においても更にミストと空気の接触が図られる。このようにミスト発生筒4内における複数の環状衝突壁の間隙部およびその風下側においてミストと空気が接触し、この気液接触過程においてミストが気化して対象空気が加湿されることになる。加えて、環状衝突壁13は回転板8とともに回転しているので、複数の環状衝突壁13間の間隙部分を通過する対象空気は旋回作用を受ける。この旋回作用によりミストと対象空気の接触時間が増加し、気液接触効率が高められるので、加湿効率が向上する。
ミスト発生筒4を通過した空気は、ミスト搬送ダクト2の底面付近において図1の矢符に示すように流れの向きを下方から上方に急激に変えて、ミスト搬送ダクト2とミスト発生筒4の間の空間を通りファン6に吸い込まれて吹出口7から本体1外に排出される。このように本加湿装置はミスト発生筒4内においてミストを発生させ、吸込口5から導入した空気にミストを気化させて吹出口7から排出することにより加湿動作を行うものである。
図5は回転板8および環状衝突壁13を軸方向に複数、例えば3段備えた場合の概略断面図である。図に示すように最上段および中段の回転板8には、供給水を下方に流通させるための貫通穴20が開口している。給水管10を通じて最上段の回転板8に給水すると、その給水の一部は、回転板8の回転により径外方向に放散し、残りは貫通穴20を通って下方に位置する中段の回転板8に滴下する。滴下した水の一部は同様に回転板8の回転により径外方向に放散し、残りは、貫通穴20を通って最下段の回転板8に滴下する。最下段の回転板8に滴下した水は全量、回転により径外方向に放散する。上段、中段、下段の各々の回転板8から放散された水滴は、各回転板8と連結されている環状衝突壁13に衝突し前述の作用によりミスト化が図られる。このように回転板8および環状衝突壁13を軸方向に複数備え、その各々で給水のミスト化を行うのでミスト発生量が増加する。
さらにミスト発生筒4内に供給された空気は、軸方向に多段に構成された環状衝突壁13の間隙部を軸方向に段階的に通過していくので、気液接触部および気液接触時間が増加することになり、加湿性能の向上も図られることになる。
以上のような構成、動作および作用により、本実施形態におけるミスト発生器は、回転板8から遠心力によって液体を径外方向に放散し、回転板8の外周側に同心円状に配設された複数の環状衝突壁13に段階的に衝突させることにより効率的に液体をミスト化することができるものである。
以上、説明した内容は本発明を実施するための一例に過ぎず、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、環状衝突壁13の形状を半径方向から見て凹凸状としたが、回転によって放散される水滴を段階的に衝突させ、衝突時における破砕の寄与度の大きい角部分が増加するという作用を有する形状であれば他の形状でもよい。
同様に、連結リブ14の形状も回転によって放散される水滴を段階的に衝突させ、衝突時における破砕の寄与度が大きい角部分が増加するという作用を有する形状であれば他の形状でも良い。
また、上記に述べた環状衝突壁13および連結リブ14の凹凸状、櫛歯状、鋸歯状、稲妻形状、波形状の形成間隔は、径外方向に向かうにしたがって狭く形成する、すなわち、最内周側の間隔を最も広く、最外周側の間隔を最も狭く形成することが望ましい。このような形状にすると、液体の放散面積の大きい径外方向における水滴の環状衝突壁13および連結リブ14への衝突確率の低下が抑制されるという作用が働き、ミスト化効率が向上し、加湿能力も向上させる効果が得られる。
また、上記実施形態では、複数の環状衝突壁13がすべて回転する場合を示したが、必ずしも環状衝突壁13を回転させる必要はない。例えば、複数の環状衝突壁13のうち、外側から少なくとも1つ以上の環状衝突壁13をミスト発生筒4の内壁と一体化させて固定し、内周側の残りを回転板8と一体に回転させるように構成しても良く、また、環状衝突壁13の全てを回転板8と隔離して固定するように構成しても良い。
なお、上記構成において、回転板8および環状衝突壁13がミスト発生筒4内のどの位置に配設されているかについて言及していないが、本体1のサイズ等の制約に対して許される限り、環状衝突壁13の風下側にミスト発生筒4を延長するように配設する、つまり、回転板8よりも風下側においてミストと空気が気液接触して気化できる空間を大きく設けるほうが、加湿能力が向上するので望ましい。
また、環状衝突壁13の最外周部分とミスト発生筒4の内壁とは、ミスト発生筒4を通過する空気が、複数の環状衝突壁13の各間隙部分をほとんど漏れなく通過するように十分狭くなっていることが望ましい。例えば、複数の環状衝突壁13がすべて回転する場合には、最も外側の環状衝突壁13の外周縁とミスト発生筒4の内壁との距離が、回転時に環状衝突壁13が内壁と接触しない程度、例えば5ミリ前後の隙間に設定することが望ましい。また、複数の環状衝突壁13のうち、外側から少なくとも1つ以上の環状衝突壁13が固定されている場合、もしくは外側から1つ以上の環状衝突壁13がミスト発生筒4の内壁と一体化している場合には、回転する環状衝突壁13のうち最も外周側の環状衝突壁13と、回転しない環状衝突壁13のうち最も内周側の環状衝突壁13との間隙を回転時に環状衝突壁13同士が接触しない程度に例えば5ミリ前後の間隔に設定するのが望ましい。
以上のように本発明にかかるミスト発生器は、液体を効率良くミスト化できるものであり、実施例に示した可搬型加湿機のみならず、加湿空気清浄機、浴室サウナ装置、マイナスイオンによるリラクゼーション機器、ミストによる冷却装置、美顔器、噴霧器、洗浄器などにも適用することができる。また、ミスト化する液体として、湯水の他に油、溶剤、洗剤等の各種液体などにも適用することができる。
本発明の実施の形態1のミスト発生器を搭載した加湿装置の概略断面図 同環状衝突壁の概略拡大図および環状衝突壁の断面形状パターンを示す概略断面図((a)同環状衝突壁の概略拡大図、(b)同図2(a)におけるA−A’部分が凹凸状である場合の断面形状図、(c)同A−A’部分が櫛歯状である場合の拡大図、(d)同A−A’部分が鋸歯状である場合の拡大図、(e)同A−A’部分が稲妻形状である場合の拡大図、(f)同A−A’部分が波形状である場合の拡大図) 同連結リブの軸方向断面の断面形状パターンを示す概略断面図((a)同連結リブが凹凸状である場合の概略図、(b)同連結リブが鋸歯状である場合の概略図、(c)同連結リブが櫛歯状である場合の概略図、(d)同連結リブが稲妻形状である場合の概略図、(e)同連結リブが波形状である場合の概略図) 同ミスト発生筒内における作用の概要模式図 同回転板および環状衝突壁を軸方向に複数備えた場合の概略断面図
符号の説明
8 回転板
13 環状衝突壁
14 連結リブ

Claims (17)

  1. 遠心力によって液体を放散する回転板の外周側に複数の環状衝突壁を同心円状に配し、前記回転板から放散された液体を前記複数の環状衝突壁に段階的に衝突させることにより液体をミスト化することを特徴とするミスト発生器。
  2. 環状衝突壁が回転板とともに回転することを特徴とする、請求項1記載のミスト発生器。
  3. 複数の環状衝突壁の各々を連結する連結リブを放射状に複数備えたことを特徴とする、請求項1記載のミスト発生器。
  4. 複数の環状衝突壁および回転板の各々を連結する連結リブを放射状に複数備えたことを特徴とする、請求項2記載のミスト発生器。
  5. 連結リブの本数が径外方向に向かうに従って多くなるように構成したことを特徴とする、請求項3または4記載のミスト発生器。
  6. 連結リブを半径方向において一直線上にならないように配設したことを特徴とする、請求項3〜5のいずれかに記載のミスト発生器。
  7. 連結リブを回転方向から見て凹凸状に形成したことを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載のミスト発生器。
  8. 連結リブを回転方向から見て鋸歯状に形成したことを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載のミスト発生器。
  9. 連結リブを回転方向から見て櫛歯状に形成したことを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載のミスト発生器。
  10. 連結リブを回転方向から見て稲妻形状に形成したことを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載のミスト発生器。
  11. 連結リブを回転方向から見て波形状に形成したことを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載のミスト発生器。
  12. 環状衝突壁および回転板を軸方向に複数備えたことを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載のミスト発生器。
  13. 環状衝突壁を半径方向から見て凹凸状に形成したことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載のミスト発生器。
  14. 環状衝突壁を半径方向から見て鋸歯状に形成したことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載のミスト発生器。
  15. 環状衝突壁を半径方向から見て櫛歯状に形成したことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載のミスト発生器。
  16. 環状衝突壁を半径方向から見て稲妻形状に形成したことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載のミスト発生器。
  17. 環状衝突壁を半径方向から見て波形状に形成したことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載のミスト発生器。
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