JP2009078051A - 遊技機、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】時短や確変の開始時に、特別遊技状態の終了直前に開始された普図ゲームが実行されていると電チューが頻繁に開放する状態となるのに時間がかかる。
【解決手段】特別遊技状態において、特別変動入賞装置が最後の開閉動作を終了した時点で、当該時点から特別遊技状態の終了までの終了時間を終了時間タイマに設定する処理を行なう。まず、終了時間タイマをクリアして0としておく。最後の開閉動作の終了時点で、普図ゲームが変動表示中であると判定された場合に、終了時間タイマに変動表示中の普図ゲームの変動表示時間の残り時間をセットする。それ以外の場合には、終了時間タイマに0がセットされたままとする。これにより、最後の開閉動作を終了した時点で、普図ゲームが変動表示中でなければ、直ぐに特別遊技状態が終了される。普図ゲームが変動表示中の場合には、変動表示が終了するタイミングで特別遊技状態が終了される。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機、プログラム及び記録媒体に関するものである。
いわゆるデジパチと称されるパチンコ遊技機においては、複数の表示領域のそれぞれにおいて、複数種の識別情報(特別図柄)を切り替えるように変動表示させた後に識別情報を停止表示させるとともに、複数の表示領域でそれぞれ停止表示される識別情報の組合せが予め設定された特別の組合せとなった場合に、大当りとなって通常の状態より多くの遊技球を獲得可能となる特別遊技状態(当り状態)を発生させる変動表示ゲームを表示する表示装置が備えられている。
そして、前記表示装置として大型の液晶表示装置を備えたパチンコ遊技機が多く開発され、変動表示ゲームの表示内容に特徴を持たせることで、遊技者の興趣を高めるようにしている。
また、パチンコ遊技機の遊技を多彩なものとするために、いわゆるデジパチとしての機能と、いわゆる羽根物としての機能とを持った遊技機や、デジパチにおける変動表示ゲームを2つ並行して行えるようにした遊技機などが開発されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような遊技機では、変動表示ゲームと羽根物による遊技との組合せや、並行して行われる2つの変動表示ゲームの組合せによって、遊技者に新たな遊技性を提供しようとしている。たとえば、羽根物の始動入賞口に電チューを設けるとともに、チャッカーを遊技球が通過することに基いて、普通図柄変動表示ゲーム(第2遊技)を行い、普通図柄変動表示ゲームで当りとなった場合に、電チューを開放して、羽根物の始動入賞口に遊技球が入賞し易い状態とし、この入賞に基いて羽根物としての役物の羽根が開放し易いものとするものが開発されている。
なお、羽根物の役物内には、V入賞領域が設けられ、羽根が開放した際に役物内に入賞した遊技球がV入賞領域を通過すると、特別遊技状態が発生する。
また、このような遊技機においては、特別遊技状態が終了した際に、変動表示ゲームが所定回数実行されるまで所謂時間短縮状態が発生し、電チューが頻繁に長期間に渡って開放され、羽根物としての役物の羽根が頻繁に開放する状態となり、役物内に入賞する遊技球の数が増大し、V入賞領域を通過する可能性が高まる。これにより、特別遊技状態終了後に再び特別遊技状態が発生する確率を高めることで、遊技者の興趣を高めている。
特開2003−62215号公報
ところで、普通図柄変動表示ゲーム(普図ゲーム)は、チャッカーを遊技球が通過する毎に、普図ゲームを開始する契機(権利)が付加され、普図ゲームは1つ1つ順番に実施される。また、普図ゲームは、予め設定された変動表示時間だけ、普図ゲーム用の表示装置で、複数の普通図柄(識別情報)を順次切り換えて表示する変動表示を行ない、変動表示時間が経過した後に当りを報知する普通図柄もしくははずれを報知する普通図柄を停止表示する。そして、当りの普通図柄が停止表示された場合には、上述の電チューを閉塞状態から所定時間だけ開放状態に変動する。また、時間短縮状態では、たとえば、普図の変動表示時間が通常の状態や特別遊技状態(当り状態)の変動表示時間に対してたとえば10分の1より短くされている。
また、特別遊技状態が行われている間も、通常状態と同様に普図ゲームが行われているが、変動表示ゲーム(特図ゲームは)は特別遊技状態中は行われない。したがって、特別遊技状態から通常状態もしくは時短の状態に移行する際に、特別遊技状態と通常状態もしくは時短の状態とにまたがって普図ゲームが行われる場合がある。
この場合に、普図ゲームの開始時に変動表示時間が決定されるので、特別遊技状態が終了する際に長い変動表示時間が設定された普図ゲームが開始されると、特別遊技状態後に時短の状態となっても、長い変動表示時間の普図ゲームが終わらないと、時短の状態における短い変動表示時間の普図ゲームが開始されない状態となる。
この場合に、特別遊技状態が終了して時短の状態となっても、特別遊技状態中に発生した長い変動表示時間の普図ゲームが終了して、次の普図ゲームが開始されないと、時短の状態において電チューが頻繁に開放する状態とならない。
したがって、特別遊技状態終了時に特別変動入賞装置が閉塞状態となってから時短の状態が開始されるまで(当り状態が完全に終了するまで)、変動表示ゲーム(特図ゲーム)が開始されないことから、遊技者が遊技球の発射を停止している場合があり、この状態で、時短の状態開始時に直ぐに電チューが頻繁に開放状態となるなら、直ぐに遊技球の発射を再開することが好ましいが、上述のように直ぐに電チューが頻繁に開放する状態とならないなら、当り状態終了後も電チューが頻繁に開放するまで遊技球の発射の再開を見合わせた方が遊技者に有利になる場合がある。
すなわち、上述のように時短の状態が開始した際に、直ぐに電チューが頻繁に開放する状態にならない場合に遊技者の不利になる可能性がある。
また、上述のようなデジパチと羽根物とを組み合せた遊技機においては、当り状態終了後に、所定回数たとえば5回等の変動表示ゲーム(特図ゲーム)が実行される期間だけ、時短の状態となって遊技者に有利な状態となる場合、すなわち、当り状態終了後の僅かな期間だけ遊技者に有利となる場合に、時短の状態となって直ぐに電チューが頻繁に開放する状態とならずに、上述のように特別遊技状態中に発生した長い変動表示時間で普図ゲームが行われていると、その間は遊技者に有利とならず、遊技者に有利な僅かな時間がさらに短くなってしまう。
以上のようなことを遊技者が不満に思う可能性があり、このような遊技機が遊技者に嫌われて遊技機の稼働率が低下してしまう虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、当り状態終了時に普図ゲームが時短の状態となった際に当り状態中から継続する普図ゲームにより遊技者に不利な状態となるのを防止できる遊技機、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、遊技球が発射される遊技盤と、
前記遊技盤上に設けられた始動入賞口と、
遊技球の入賞できない閉塞状態と、遊技球の入賞を容易にする開放状態との間で変動可能な特別変動入賞装置と、
前記遊技盤上に設けられた始動通過口と、
前記始動入賞口に設けられ、前記始動入賞口への遊技球の入賞を規制する閉状態と、前記始動入賞口への遊技球の入賞を容易にする開状態との間で変動可能な変動入賞装置と、
前記始動入賞口への遊技球の入賞に基いて開始されるとともに第1当りおよびはずれを決定する第1遊技を実行し、第1遊技の結果が第1当りの場合に前記特別変動入賞装置を閉塞状態に維持する通常状態から前記特別変動入賞装置を所定期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる開閉動作を繰り返す第1当り状態に移行させる第1遊技制御手段と、
遊技球が始動通過口を通過することに基いて開始され、第2当りおよびはずれを決定するとともに前記開始から設定された第2遊技時間が経過した後に第2当りおよびはずれの第2遊技の結果を報知して終了する第2遊技を実行し、当該第2遊技の報知された結果が第2当りの場合に前記変動入賞装置を所定の期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる第2遊技制御手段と、
を備え、
前記第2遊技制御手段は、通常状態および第1当り状態において始動通過口を遊技球が通過することに基いて第2遊技を少なくとも第2遊技時間が経過する毎に順次実行し、所定条件が成立した場合に前記第1当り状態終了後に前記第2遊技時間を通常状態および第1当り状態より短くして第2遊技を実行する時間短縮状態を発生させ、かつ、第2遊技の開始時の遊技状態に応じて第2遊技時間を決定する遊技機において、
第1遊技制御手段は、第1当り状態に移行され前記特別変動入賞装置が予め定められた回数開閉動作し終わった後の第1当り状態を終了可能となるタイミングから、第1当り状態中における前記始動通過口の遊技球通過に基いた第2遊技時間経過後の新たな第2遊技時間が設定可能となる前までの期間内で第1当り状態を終了させることを特徴とする。
請求項1記載の発明においては、第1当り状態を終了させる際(時短の状態を開始させる際)に、第1当り状態中における特別変動入賞装置の開閉動作が終了した後に、次の第2遊技(普図ゲーム)が開始される前に終了させる。すなわち、特別変動入賞装置の開閉動作終了時に第2遊技が行われている場合には、この第2遊技が終了して次の第2遊技が開始される前に第1当り状態を終了として、次の第2遊技状態を開始させる。また、特別変動入賞装置の開閉動作が終了する際に、第2遊技が行われていない状態では、直ぐに次の第2遊技が開始可能な状態なので、直ぐに第1当り状態を終了させる必要がある。
これにより、開閉動作終了後で第1当り状態終了前(時短の状態開始前)に長い変動表示時間の第2遊技が開始されてしまい、この第2遊技が時短の状態となっても長い変動表示時間が終了されるまで行われてしまうのを防止することができる。
特別変動入賞装置の開閉動作終了時に第2遊技の第2遊技時間に係る処理が行われている場合には、この第2遊技時間に係る処理が終了して次の第2遊技が開始可能となるのと同時、又は直前に第1当り状態から時間短縮状態に移行(第1当り状態を終了)させることにより、第1当り状態中に始動入賞口に入賞したものを保留状態とした場合における該入賞保留に基く第1遊技の実行が、時短短縮状態の移行に基いて速やかに始まったにも関わらず、第2遊技時間に係る処理が終了していないがために第2遊技の次回開始がなかなか始まらないということを防止できる。
なお、「第1当り状態の期間」とは、特別変動入賞装置の作動開始が可能となった、又は該作動が開始したときの状態から、予め定められた該作動の完了後の時間短縮状態へと移行させる状態変化の準備のためのインターバル終了となるまでの期間となる。
前述のインターバル時間は、特別変動入賞装置の作動完了時において第2遊技の処理が行われていない場合は殆ど確保できない(0秒を含む)が、所定の未処理のものがあってある程度確保できる場合には、第2遊技に係る当否の結果を通常時と異なる第1遊技の当否の結果を報知する表示部(例えば、液晶ディスプレイ装置)にて特別に演出表示させたり、又は普段は見ることができない特別なアニメーション演出表示をさせたりするプレミアム時間として活用することで、遊技の持続性を保つようにすると良い。
なお、開閉動作終了時に第2遊技が行われている場合には、第2遊技が終了し、かつ、次の第2遊技が開始される前に、第1当り状態を終了とすることが好ましい。
そして、以上のようにすることで、第1当り状態が終了した後に、短期間で第2遊技の結果が報知され、変動入賞装置が頻繁に開放する状態となるので、第1当り状態が終了した際に、遊技者が直ぐに遊技球を発射しても、発射された遊技球には、開放された変動入賞装置への入賞の機会があることになり、第2遊技の結果の報知待ちとなって、変動入賞装置が未だ頻繁に開放しない状態で遊技球を発射してしまうような遊技者に不利な状態となることがない。
なお、ここで、第1遊技とは、たとえば、上述のデジパチにおける特図ゲームであるが、たとえば、羽根物(羽根物とデジパチを合わせた遊技機)において、開閉する羽根を有する役物内に遊技球が入賞し、この遊技球がV入賞領域を通過したら当りとなるゲームであってもよい。また、羽根物によるゲームと、デジパチにおけるゲームとの両方が行われる遊技機の場合に、本発明の始動入賞口は、羽根物用であってもデジパチ用であってもよいし、また、羽根物用とデジパチ用の両方であってもよい。
また、時間短縮状態において、第2遊技の当り確率を通常時より高くして変動入賞装置の稼働率を高くするようにしてもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、
第1遊技制御手段は、特別変動入賞装置の開閉動作が終了した際に、第2遊技が実行されていない場合と、第2遊技の第2遊技時間が経過して当りもしくははずれが報知されている場合と、第2遊技で当りが報知されて前記変動入賞装置が開放されている場合は、直ぐに第1当り状態を終了し、第2遊技において第2遊技時間が経過途中の場合には、第2遊技時間の残り時間と略同じ時間が経過するのを待って第1当り状態を終了することを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、第2遊技が、開始から第2遊技時間の計時、第2遊技時間終了で当りもしくははずれの報知、当りが報知された後の変動入賞装置の開放という流れで実行されるが、第1当り状態における特別変動入賞装置の開閉動作が終了した際に、遊技時間が計時されている場合に第2遊技時間の経過を待ってから第1当り状態を終了するが、その他の場合には、直ぐに第1当り状態を終了する。
これにより、第1当り状態を終了させて時短の状態が発生する際に、第2遊技は、終了した状態か、当りはずれを報知している状態か、第2遊技が当りとなって変動入賞装置が開放した状態となる。この場合には、第1当り状態中に開始された第2遊技の長い第2遊技時間が計時されることはなく、現状で第2遊技が完全に終了した状態(次の第2遊技が開始可能な状態)でなくても、直ぐに終了して次の第2遊技が開始可能となる。そして、第1当り状態が終了した後に開始される第2遊技は、時短の状態となってから開始されるので、開始時に決定される第2遊技時間は、時短の状態における短い遊技時間となり、以後、時短の状態において頻繁に変動入賞装置が開放する状態となる。すなわち、第1当り状態が終了して時短の状態が開始されてから短時間で変動入賞装置が頻繁に開閉する状態となる。
請求項3に記載の発明は、遊技球が発射される遊技盤と、
前記遊技盤上に設けられた始動入賞口と、
遊技球の入賞できない閉塞状態と、遊技球の入賞を容易にする開放状態との間で変動可能な特別変動入賞装置と、
前記遊技盤上に設けられた始動通過口と、
前記始動入賞口に設けられ、前記始動入賞口への遊技球の入賞を規制する閉状態と、前記始動入賞口への遊技球の入賞を容易にする開状態との間で変動可能な変動入賞装置と、
前記始動入賞口への遊技球の入賞に基いて開始されるとともに第1当りおよびはずれを決定する第1遊技を実行し、第1遊技の結果が第1当りの場合に前記特別変動入賞装置を閉塞状態に維持する通常状態から前記特別変動入賞装置を所定期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる開閉動作を繰り返す第1当り状態に移行させる第1遊技制御手段と、
遊技球が始動通過口を通過することに基いて開始され、第2当りおよびはずれを決定するとともに前記開始から設定された第2遊技時間が経過した後に第2当りおよびはずれの第2遊技の結果を報知して終了する第2遊技を実行し、当該第2遊技の報知された結果が第2当りの場合に前記変動入賞装置を所定の期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる第2遊技制御手段と、
を備え、
前記第2遊技制御手段は、通常状態および第1当り状態において始動通過口を遊技球が通過することに基いて第2遊技を少なくとも第2遊技時間が経過する毎に順次実行し、所定条件が成立した場合に前記第1当り状態終了後に前記第2遊技時間を通常状態および第1当り状態より短くして第2遊技を実行する時間短縮状態を発生させ、かつ、第2遊技の開始時の遊技状態に応じて第2遊技時間を決定する遊技機における遊技をシュミレーションするプログラムおいて、
第1当り状態に移行され前記特別変動入賞装置が予め定められた回数開閉動作し終わった後の第1当り状態を終了可能となるタイミングから、第1当り状態中における始動通過口の遊技球通過に基いた第2遊技時間経過後の新たな第2遊技時間が設定可能となる前までの期間内で第1当り状態を終了させる第1遊技制御手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、遊技機のビデオゲーム等のシミュレーションにおいて、請求項1記載の発明と同様の効果を奏することができる。なお、ここでのコンピュータには、CPUやRAM、ROM等のメモリを備え、プログラムに基づいてゲームを実行する所謂ビデオゲーム機、携帯型ゲーム機、アーケードゲーム機等のゲーム機も含まれる。
また、請求項3に記載のプログラムに、請求項2に記載の構成を模擬的に再現する機能を付加しても良い。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項4に記載の発明においては、請求項3に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
本発明の遊技機によれば、第1当り状態終了後の時短の状態開始時に直ぐに短い変動時間の第2遊技が開始可能とされることにより、直ぐに変動入賞装置が頻繁に開放する状態とすることができる。
すなわち、第1当り状態終了後に時短の状態が開始されてもしばらく変動入賞装置が頻繁に開放する状態とならないような事態を防止することができる。
以下、図面を参照して、遊技機設置営業店等の場所に設置され、遊技媒体(例えば、遊技球やメダル等)の供給に基づいて遊技者に遊技を行わせる遊技機(例えば、弾球遊技機としてのパチンコ遊技機)の構成及び動作について説明する。
パチンコ遊技機は、所謂デジパチ(第1種)と呼ばれる種類のパチンコ遊技機と羽根モノ(第2種)と呼ばれる種類のパチンコ機との複合型(第1種第2種複合型)の構成を有するもので、図1に示す遊技球が発射される遊技盤1を備え、遊技盤1の前面のガイドレール2等で囲まれた部分に遊技領域2aが形成されている。
遊技盤1の盤面の遊技領域2a内には、その中央部の僅かに上側に羽根変動入賞装置3が備えられている。羽根変動入賞装置3は、遊技球が入賞する左右の入賞口31,31を備え、該入賞口31,31には、遊技球の入賞を検知する変動入賞球検知センサ32(図2に図示)が備えられている。
また、入賞口31,31には、入賞口31,31への遊技球の入賞を阻止する閉塞状態と、遊技球を入賞口31,31へ誘導する開放状態との間で変動する可動片(羽根)33,33が設けられている。
また、羽根変動入賞装置3内に入賞した遊技球を外部に排出する際に遊技球が通過可能なV入賞領域3aと、V入賞領域3aを通過せずに排出される遊技球が通過する一般領域3bとが備えられ、入賞口31,31から羽根変動入賞装置3内に流下した遊技球は、V入賞領域(特定領域)3aと一般領域3bとのうちのいずれか一方の領域を通過して外部に排出されるようになっている。
そして、V入賞領域3aには、V入賞領域3aを通過する遊技球を検知するV入賞球検知センサ3cが設けられている。
なお、最終的に羽根変動入賞装置3に入賞した遊技球が羽根変動入賞装置3の外部(遊技領域2aの外部で遊技盤1の裏面側)に排出されるのを確認する排出球検知センサを設けるものとしてもよい。
また、羽根変動入賞装置3内の入賞した遊技球が一般領域3bもしくはV入賞領域3aに向って流下する内部空間34には、羽根変動入賞装置3に入賞して内部空間34に流入した遊技球を一般領域3bとV入賞領域3aとのうちの一方の領域に振り分けるV入賞振分装置35が設けられている。
V入賞振分装置35は、この例において、3穴クルーンであり、3つの穴のうちの1つの穴が前記V入賞領域3aとされ、残りの穴が前記一般領域3b、3bとされている。クルーンは、周知の装置であり、ほぼ球面状の凹みとなった内面を有する皿状の構造で、略円周方向に向って遊技球を流入させると、球面状の内面を遊技球が円周方向に沿って転がり、遊技球の速度が減衰すると、徐々に、皿の中央に向かい、中央部にそれぞれ分かれて形成された複数穴のうちのいずれかに遊技球が流入するようになっている。すなわち、クルーンは、複数の穴からいずれか1つの穴に遊技球を振分けるものである。
ここで、V入賞領域3aに振分けられる確率は、三つの穴のうちの1つの穴がV入賞領域3aであることに基いて1/3とはならず、三つの穴の位置、例えば、中心からの距離や、穴の径等によって異なるものとなっており、この例では、V入賞領域3aに遊技球が流入する確率が1/3より小さなものとなっている。
したがって、羽根変動入賞装置3に流入した遊技球の多くは、一般領域3b、3bに流入するようになっている。なお、羽根変動入賞装置3に入賞した遊技球が特定領域(V入賞領域3a)を通過した場合に、遊技者の遊技球の獲得を容易とする特別遊技状態として後述のように特別変動入賞装置8の可動扉81の開閉変動を繰り返す状態となる。
また、羽根変動入賞装置3には、後述の装飾図柄の変動表示ゲームを表示する可変表示装置4が設けられている。
また、羽根変動入賞装置3には、上述のようにV入賞領域3aに遊技球が入賞した際に発生する後述の特別遊技状態における複数種類の上限となるラウンド数のうちの選択された上限となるラウンド数を表示するためのラウンド数表示器36が設けられている。
前記可変表示装置4は、例えば、液晶表示装置からなるもので、抽選手段として機能する後述の主制御装置231で行われる抽選の当りはずれの抽選結果を表示するものであるが、抽選結果の表示に際し変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの当り外れによって上述の抽選結果を表示するようになっている。
変動表示ゲームは、基本的に周知のもので、例えば、数字等の複数の装飾図柄(識別情報)を複数の表示領域でそれぞれ切り換えるように変動表示し、予め抽選で決定された変動パターンにおける変動表示時間が経過した際に、変動表示を終了して、ぞれぞれの表示領域に一つずつの装飾図柄を停止表示し、停止表示された装飾図柄の組み合わせが特別の組み合わせとなった場合に当りとして後述の特別遊技状態を発生させるものである。なお、可変表示装置4は液晶表示装置に限られるものではなく、周知の各種表示装置を用いることができる。なお、装飾図柄には、各種キャラクタ(独自のキャラクタや、既存のアニメ、タレント等のキャラクタ)が含まれる場合が多く、キャラ図とも称する。
また、可変表示装置4においては、上述の変動表示ゲームの表示において単に装飾図柄を順次切り換えて表示するだけではなく、様々な演出的な表示が行われ、装飾図柄に関係するキャラクタやその他キャラクタのアニメーション表示等も行われる。なお、特図表示器4aにより、可変表示装置4における装飾図柄の変動表示ゲームと並行して当りおよびはずれが同じとなる特別図柄(識別情報)の変動表示ゲームが行われている。この装飾図柄の変動表示ゲームと特別図柄の変動表示ゲームは、後述の主制御装置231で行われる同じ抽選結果に基いて行われるものであり、同じゲーム結果となる実質的に同じゲームである。
特図表示器4aは、遊技盤1上の略円形の遊技領域2aの斜め右下に設けられている。
また、特図表示器4aは、後述の普図表示器6の下となっている。そして、特図表示器4aは、二桁となる7セグ表示器から構成され、特図始動入賞口57に遊技球が入賞したことを契機として、主制御装置231で実行される抽選の結果を報知するための特図ゲームを表示するようになっている。
また、2つの7セグのLED表示器からなる特図表示器4aでは、各セグメントのオンオフの状態から16129通りの表示が可能であるが、その表示の一部を特別図柄として用いている。そして、特別図柄には、はずれの特別図柄と、当りの特別図柄があり、特図ゲームが終了する際に停止表示(確定表示)される特別図柄がはずれの特別図柄ならば特図ゲームがはずれの結果となり、停止表示される特別図柄が当りの特別図柄ならば特図ゲームが当りとなる。
遊技盤1上の可変表示装置4の直下には、普通変動入賞装置(変動入賞装置)5が設けられている。普通変動入賞装置5は、電動役物として所謂電チユーを有するもので、電動役物を構成する左右二つの可動片51,51の間の遊技盤1上に羽根始動入賞口(始動入賞口)53が備えられている。そして、通常時は、可動片51,51が遊技球を1個だけ流下可能な間隔をあけて閉じた状態とされ、後述の普通図柄変動表示ゲーム(普図ゲーム)の結果が当りとなった場合に予め設定された時間だけ二つの可動片51,51が開放するようになっている。すなわち、普通変動入賞装置5は、羽根始動入賞口53に設けられ、羽根始動入賞口53への遊技球の入賞を規制する閉状態と、羽根始動入賞口53への遊技球の入賞を容易にする開状態との間で変動可能となっている。
すなわち、普通変動入賞装置5は、遊技球が入賞しにくい閉塞状態と、開放した一対の可動片51,51に遊技球が案内されることで、閉塞状態より遊技球が入賞し易い開いた開閉状態との間で変動するようになっている。
また、羽根始動入賞口53は、遊技球が入賞したことに基いて、羽根変動入賞装置3を所定時間だけ閉塞状態から開放状態とした後に閉塞状態とする契機を付与するものである。
また、羽根始動入賞口53には、当該羽根始動入賞口53への遊技球の入賞を検知する羽根始動入賞球検知センサ52が備えられている。
なお、羽根始動入賞口53に遊技球が入賞し、羽根始動入賞球検知センサ52に遊技球が入賞した際に、周知の乱数を用いた当りおよびはずれの抽選を行なうとともに、この抽選結果を報知するための特別図柄の変動表示ゲーム(特図ゲーム)を図示しない特図表示器で行い、この特図ゲームが当りの場合にだけ羽根変動入賞装置3を開放するものとしてもよい。なお、この場合の特図ゲームは、可変表示装置4で行われる変動表示ゲームと同一となる特図表示器4aで表示される特図ゲームとは異なるものとなる。
また、乱数を用いた抽選により、羽根変動入賞装置3を所定時間だけ開放する契機を付与するか、上述の可変表示装置4に表示される変動表示ゲームと同一の特図ゲームを表示開始する契機を付与するかを選択するものとしてもよい。
すなわち、1つの始動入賞口を、羽根変動入賞装置3の開放の契機と、可変表示装置4における変動表示ゲームの開始の契機との両方に用いるものとしてもよい。
羽根始動入賞口53の左斜め下方と右斜め下方とには、それぞれ特図始動入賞口57,57が設けられている。この特図始動入賞口57は、変動表示ゲームの当りはずれを決定する抽選を行う抽選手段として機能する主制御装置231に、遊技球が入賞することに基づいて変動表示ゲームの当りおよびはずれを決める抽選の契機(変動表示ゲーム開始の契機)を付与するものである。
また、上述のように、可変表示装置4での装飾図柄による変動表示ゲームは、特図表示器4aにおける特図の変動表示ゲーム(特図ゲーム)と同一のものであり、特図始動入賞口57,57に遊技球が入賞することに基いて、前記変動表示ゲームと同様に特図ゲームの開始の契機(特図ゲームの当りおよびはずれを決める抽選の契機)が付与されることになる。
また、特図始動入賞口57,57には、当該羽根始動入賞口53への遊技球の入賞を検知する特図始動入賞球検知センサ58,58が設けられている。
また、遊技盤1の特図表示器4aの下側には、特図保留数表示ランプ7が設けられている。そして、特図始動入賞球検知センサ58,58が変動表示ゲーム中において特図始動入賞口57,57に入賞した遊技球を検知した場合に上限となる数値(たとえば4)の範囲内で特図保留数に1加算され、この始動入賞に基づいて変動表示ゲーム(特図ゲーム)が開始される場合に、特図保留数から1減算される。この特図保留数、すなわち、変動表示ゲームを開始する契機(始動権利)の数が特図保留数表示ランプ7に表示される。
また、遊技盤1上の普通変動入賞装置5の下方に、特別変動入賞装置8が設けられている。所謂アタッカーと呼ばれる特別変動入賞装置8には遊技球が入賞するとともに他の入賞口より大きな大入賞口83と、この大入賞口83を開閉する可動扉81が設けられ、通常行われる通常遊技時は、可動扉81が遊技球を流入させないように閉じた閉塞状態とし、前記変動表示ゲームの結果が当りとなった場合(当りに基いて第1当り状態としての特別遊技状態が開始された場合)に所定条件に基づいて遊技球が流入し易いように開いた開放状態とするとともに後述のように開閉を繰り返すようになっている。すなわち、特別変動入賞装置8は、遊技盤1上に設けられ、遊技球が入賞する大入賞口83を有するとともに、前記大入賞口83に遊技球が入賞できない閉塞状態と、前記大入賞口83に遊技球が入賞を容易にする開放状態との間で変動可能となっている。
特別変動入賞装置8の大入賞口83に当該大入賞口83に入賞した遊技球を検知する大入賞球検知センサ82が設けられている。
また、主制御装置231に駆動源を制御される特別変動入賞装置8は、変動表示ゲームが当りとなったことに対応して開放した際に、所定時間の経過および所定個数の遊技球の入賞という二つの条件のうちのいずれかの条件が達成された段階で閉塞するとともに、再び開放し、上述の条件の成立に基づいて閉塞することを所定回数(所定ラウンド数)繰り返すように制御される。なお、特別変動入賞装置8が開放してから閉塞するまでをラウンドと称する。すなわち、主制御装置231は、特別遊技状態中に、特別変動入賞装置8を複数の遊技球の連続的な入賞が可能となる開放状態とした後に閉塞状態することを1ラウンドとして、前記ラウンドを所定回数繰り返すように特別変動入賞装置8を制御する。
遊技盤1上の可変表示装置4の左側には、普図通過口(始動通過口)9が設けられている。また、普図通過口9に対応して、普図通過口9内を通過した遊技球を検知する通過球検知センサ91が設けられ、通過球検知センサ91に遊技球が検知されること、すなわち、普図始動口9を遊技球が通過(入賞)することに基づいて後述の普通図柄変動表示ゲーム(以下、普図ゲーム)を後述の普図表示器6で表示する契機が付与されるようになっている。
普図ゲームを表示する普図表示器6は、例えば、7セグのLED表示装置からなるもので、普通図柄としての数値を順次切り換えて変動表示した後に一つの数値を停止表示し、停止表示された数値が7等の予め決められた当り数値ならば当りとなるものである。なお、当りはずれの結果は、主制御装置231により抽選で決定されるものである。
上述の普図表示器6の下には、普図保留数表示ランプ10が設けられている。普図始動口9を遊技球が普通図柄変動表示ゲーム中において通過した際(通過球検知センサ91が遊技球の検出を出力した際)に上限となる数値(たとえば、4)の範囲で普図始動記憶数に1加算し、普図変動表示ゲームが開始された際に普図始動記憶数から1減算する処理を行うようになっている。この普図始動記憶数が普図保留数表示ランプ10に表示される。
そして、上述のように、普図変動表示ゲームが当りとなった場合に、普通変動入賞装置5が開放し、普通変動入賞装置5への遊技球の入賞率が高まり、羽根変動入賞装置3が一時的に開放した際に遊技球が入賞するとともにV入賞領域を通過した際に当りとなる羽根モノ遊技(ゲーム)の開始機会が増加するようになっている。
また、遊技領域2aの左側部には、複数の一般入賞口13,13が設けられている。また、一般入賞口13,13に対応して、一般入賞口13,13に入賞した遊技球を検知する一般入賞球検知センサ131がそれぞれ設けられている。
また、特別変動入賞装置8の下方の遊技領域2aの最下端部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域2a外部となる遊技盤1裏面に排出させるアウト口15が設けられている。
また、遊技盤1の前面には、遊技球の流下方向を規制するととも流下方向を転換する遊技釘16(一部だけ図示)や風車(図示略)等の流下規制転換部材が設けられている。
次に、この例のパチンコ遊技機の制御系を図2に示されるブロック図を参照して説明する。
パチンコ遊技機の制御系は、大きく分けて主制御部23と、副制御部24と、これら主制御部23および副制御部24に電力を供給する電源供給装置29とから構成されている。
主制御部23には、例えば、遊技機用のワンチップマイコン等で構成される主制御装置231が備えられ、主制御装置231には、プログラムを実行するCPU23aや、プログラムやプログラムで使用するデータを記憶したROM23bや、プログラムに基づいて発生したデータやROM23bから読み出した各種データ等を記憶するRAM23cや周波数発生回路部23d等が備えられている。
主制御装置231(CPU23a)には、パチンコ遊技機に設けられた各種センサからの信号が入力可能となっており、前述の変動入賞球検知センサ32、羽根始動入賞球検知センサ52、V入賞球検知センサ3c、特図始動入賞球検知センサ58、大入賞球検知センサ82、通過球検知センサ91、一般入賞球検知センサ131が接続されるとともに、遊技球の入賞に対応して賞球を払出す遊技球払出装置251から払い出された賞球を検知する遊技球払出検知センサ232、パチンコ遊技機におけるエラーを検知するエラー検知センサ233等が接続されている。
また、主制御装置231は、パチンコ遊技機の各種装置を動作させるため各種信号を出力するようになっている。例えば、主制御装置231には、遊技店において設置された各遊技機のデータを集計管理するための集中管理装置234が主制御装置231からデータを入力可能に接続されている。また、主制御装置231には、サブ制御装置としての払出制御装置25、図柄制御装置(表示制御装置)26、ランプ制御装置27、音声制御装置28が接続され、これらサブ制御装置に対してコマンド(制御指令)を出力可能に接続されている。
なお、ここで、払出制御装置25は実質的に賞球を払出すためのパチンコ遊技機における遊技の主要な制御を行うことから主制御部23に含まれるものとし、遊技の演出に係わる図柄制御装置26、ランプ制御装置27、音声制御装置28は副制御部24に含まれるものとなっている。
また、払出制御装置25には、払出制御装置25により制御されて賞球および貸球を払出す遊技球払出装置251が接続されるとともに、プリペードカード252のデータを読み込で遊技球の貸出制御を行うためのCRユニット253が球貸信号制御装置254を介して接続されている。そして、払出制御装置25は、主制御装置231からコマンドに基づいて賞球を払出すとともに、CRユニット253から球貸信号制御装置254を介して入力される球貸信号に基づいて貸球を払出す制御を行う。
また、主制御装置231には、特図表示器4a、普図表示器6が接続されている。そして、特図表示器4aにおける特図ゲームが主制御装置231で行われる特図の抽選処理により当りはずれが決定され、それに基づいて、主制御装置231により特図表示器4aの表示が制御される。
また、普図表示器6における普図変動表示ゲームも主制御装置231で行われる普図の抽選処理により当りはずれの結果が決定され、それに基づいて主制御装置231により普図表示器6の表示が制御される。
また、主制御装置231には、上述の羽根変動入賞装置3の可動片33,33を駆動する変動ソレノイド240と、特別変動入賞装置8の可動扉81を駆動する特別変動ソレノイド241と、普通変動入賞装置5の可動片51,51を駆動する普通変動ソレノイド242とが接続され、これらソレノイドが主制御装置231に制御される。
また、主制御部23には、主制御装置231と直接接続されていないが、遊技球を遊技領域2aに発射する打球発射装置(図示略)の発射駆動装置235を制御する発射制御装置236が設けられ、発射制御装置236には、遊技球の発射を操作するための回転式操作ハンドル237、発射停止釦238、タッチセンサ239が接続されている。
また、副制御部24の図柄制御装置26は、可変表示装置4を制御するものであり、可変表示装置4はビデオディスプレイプロセッサ261を介して接続されている。
副制御部24のランプ制御装置27は、遊技盤1の盤面に設けられた盤面電飾等の盤面関係の電飾(LED)271と、パチンコ遊技機の遊技盤1を支持する前面枠に設けられ、遊技盤1の前面を覆うガラス枠等の枠扉関係の電飾272とが接続され、LEDやランプ等による演出を制御する。
また、ランプ制御装置27には、特図保留数表示ランプ7、普図保留数表示ランプ10、ラウンド数表示器36が接続され、これらはLEDの点灯、消灯の制御により、保留数を表示可能となっている。
音声制御装置28には、サウンドプロセッサ、アンプ、スピーカ等からなる音声発生装置281が接続されており、音声制御装置28は、演出用の効果音、音声、音楽等の出力を制御する。
そして、主制御部23の主制御装置231は、パチンコ遊技機における遊技の進行を制御するもので、変動入賞球検知センサ32、羽根始動入賞球検知センサ52、特図始動入賞球検知センサ58、大入賞球検知センサ82、一般入賞球検知センサ131から遊技球の検知信号が入力された場合、すなわち、各入賞口に遊技球が入賞した場合に、払出制御装置25にコマンドを出力して、賞球として遊技球の排出を行わせる。
また、主制御装置231は、通過球検知センサ91から遊技球の検知信号が入力された場合に、上述の普図始動記憶数を加算する処理を行うとともに、普図ゲームの当り外れを決定する抽選処理で用いられる乱数を取得し、普図変動表示ゲームを開始する。この際に抽選処理によって、普図ゲームの当り外れを決定し、普図ゲームの表示や結果の報知や演出のためにランプ制御装置27や音声制御装置28にコマンドを出力する。
また、主制御装置231は、羽根始動入賞球検知センサ52から遊技球の検知信号が入力された場合に、変動ソレノイド240を制御して、羽根モノのメインの役物となる羽根変動入賞装置3の可動片33,33を駆動する。すなわち、通常閉塞状態の可動片33,33を一時的に開放状態とする。すなわち、変動ソレノイド240を制御して、所定時間で可動片33を閉塞状態から開放状態とした後に再び閉塞状態とする。
また、主制御装置231は、上述のように変動ソレノイド240により羽根変動入賞装置3の可動片33,33が開放された状態で、変動入賞球検知センサ32により羽根変動入賞装置3に入賞する遊技球が検知された後に、V入賞球検知センサ3cから遊技球がV入賞領域3aを通過した信号が入力した場合に特別遊技状態を発生させる。
したがって、このV入賞領域3aを遊技球が通過した場合に当りとなる羽根モノ遊技が、本発明の第1遊技であり、主制御装置231は、羽根始動入賞口53への遊技球の入賞に基いて開始されるとともに第1当りおよびはずれを決定する第1遊技を実行し、第1遊技の結果が第1当りの場合に特別変動入賞装置8を閉塞状態に維持する通常状態から前記特別変動入賞装置を所定期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる開閉動作を繰り返す第1当り状態(特別遊技状態)に移行させる第1遊技制御手段として機能する。
また、主制御装置231は、特図始動入賞球検知センサ58から遊技球の検知信号が入力された場合に、上述のように特図保留数の加算する処理を行うとともに、変動表示ゲームの当り外れを決定する抽選処理で用いられる乱数を取得し、変動表示ゲームを開始する。この際に抽選処理によって、変動表示ゲームの当り外れを決定し、装飾図柄の変動表示ゲームの表示や結果の報知や演出のために図柄制御装置26やランプ制御装置27や音声制御装置28等にコマンドを出力する。
すなわち、主制御装置231は、当りはずれの抽選を行う抽選手段として機能する。
また、主制御装置231は、変動表示ゲームの開始時に、取得した乱数に基いて、開始される変動表示ゲームの当りはずれを決定するとともに、当りはずれの抽選結果に対応して、抽選により変動表示ゲームの抽選結果として表示される停止図柄を決定し(特図表示器4aで変動表示ゲーム終了時に確定表示される特別図柄)、さらにこれらの結果に対応して抽選により変動表示時間(変動表示ゲームの開始から前記特別図柄の確定表示まで)を含む基本変動パターンを決定する。なお、基本変動パターンには、例えば、特図ゲームのはずれ、特図ゲームの当り、特図ゲームのリーチとなってはずれ等があり、それに基いて、変動表示を行なう変動表示時間が設定されるようになっており、基本的にはずれの変動表示時間が短く、当り、リーチはずれの変動表示時間が長いものとなっている(例外もある)。
ここで、主制御装置231においては、特図始動入賞口57に遊技球が入賞して、特図始動入賞球検知センサ58から遊技球の検知信号が入力された際に、上述の抽選の当りおよびはずれの特図抽選判定用の乱数と、停止図柄判定用の乱数と、基本変動パターン(変動表示時間)判定用の乱数とを取得する。そして、変動表示ゲームを開始する際に、ROM23bに記憶されるとともに当り判定値が登録された特図抽選判定用データテーブルの当該当り判定値と、特図抽選判定用の乱数とを比較し、判定値と乱数とが一致する場合に当りとし、一致しない場合にはずれとする。
また、同様に、停止図柄判定用の乱数と、停止図柄判定用のデータテーブルとを比較し、停止図柄判定用の乱数と一致する判定値に対応付けられた停止図柄を選択する。
また、同様に、基本変動パターン判定用の乱数と、基本変動パターン判定用のデータテーブルとを比較し、基本変動パターン判定用の乱数と一致する判定値に対応付けられた基本変動パターンを選択して変動表示時間を決定する。
なお、特図ゲーム(変動表示ゲーム)は、主制御装置231において特図ゲームの開始条件が成立した場合に特図(装飾図柄)の変動表示を開始する。
特図ゲームの開始条件は、特図保留数が1以上となっていること(特図始動入賞球検知センサ58から検知信号が入力し、かつ、その入力に対応する特図ゲームが開始されていない状態)、特図ゲームが表示中(実行中)でないこと、特別遊技状態中でないことである。なお、これらの条件が全て揃っているときに特図ゲームが開始される。
また、特図ゲームは、特図の変動表示と、その後の当りもしくははずれの特図の確定表示とからなる。また、当りの場合には、確定表示後に特別遊技状態となり、特別遊技状態が終了した際に、次の特図ゲームが開始可能となる。したがって、基本的に特別遊技状態中は、特図ゲームは行われない。
しかし、この例において、特別遊技状態は、羽根変動入賞装置3に入賞した遊技球がV入賞領域3aを通過することでも発生するので、特図ゲーム中に特別遊技状態が発生する可能性があるが、この場合には、特図ゲームを強制終了する(例えば、当りの場合は、当りを無効とする)。なお、特図ゲーム中に特別遊技状態が発生した場合に、特図ゲームを強制終了せずに、特別遊技状態が終了するまで、特図ゲームを中断した状態とし、特別遊技状態終了後に再開するものとしてもよい。
そして、主制御装置231は、変動表示ゲーム(特図ゲーム)の結果が当りとなった場合、すなわち、抽選の結果が当りとなった場合に、特別遊技状態を発生させる。すなわち、変動表示ゲームで当りとなった場合と、遊技球が上述のようにV入賞領域3aを通過してV入賞球検知センサ3cから検知信号が主制御装置231に入力した場合とにおいて、主制御装置231は、特別変動入賞装置8の可動扉81の駆動源(特別変動ソレノイド241)を制御して所定の条件に基づいて特別変動入賞装置8を閉じた閉塞状態から開放状態に変動させる開閉動作を繰り返し、前述の特別遊技状態を発生させるとともに終了させる制御を行う。
また、特別遊技状態後に、この例では、必ず普図ゲームの時間短縮状態(時短)が発生するが、特別遊技状態が終了してから特図ゲームが4回行われる間だけ普図ゲームが時短となる。
また、主制御装置231は、普図ゲームが当りとなった場合には、普通変動入賞装置5の可動片51,51の駆動源(普通変動ソレノイド242)を制御して普通変動入賞装置5を閉じた第1状態から開いた第2状態とする制御を行う。なお、この例においては、普図ゲームは、主制御装置231の制御により、普図ゲーム開始条件が成立した場合に開始されて普図ゲームが普図を変動表示する状態となる。
普図ゲームの開始条件は、普図保留数が1以上となっていること(通過球検知センサ91から検知信号が入力し、かつ、その入力に対応する普図ゲームが開始されていない状態)、普図ゲームが表示中(実行中)でないこと、普図ゲームが当りとなって普通変動入賞装置5が開放状態となっている普図当り状態(第2当り状態)中でないことである。なお、これらの条件が全て揃っているときに普図ゲームが開始される。
また、普図ゲームは、直接的には特別遊技状態と関係がないので、特別遊技状態中も普図表示器6で表示される(実行される)。
また、普図ゲームは、普図の変動表示と、その後の当りもしくははずれの普図の確定表示とからなる。また、当りの場合には、確定表示後に上述の普図当り状態となり、普図当り状態が終了した際に、次の普図ゲームが開始可能となる。
また、主制御装置231は、通過球検知センサ91から信号が入力した際に、特図ゲームの場合と同様に、普図ゲームの当りおよびはずれを判定する普図抽選判定用の乱数を取得し、普図ゲームを開始する際に、普図抽選判定用の乱数とROM23b等に記憶された普図抽選判定用データテーブルの当り判定値と比較し、乱数が判定値と一致した場合に当り、一致しない場合にはずれとする。
普図ゲームには、上述のように時短が有り、通常の状態と、時短の状態との違いは、普図の変動表示時間と、普図ゲームの当り確率と、普図ゲームが当りとなった場合の普通変動入賞装置5の開放時間となっている。
そして、通常の状態では、普図の変動表示時間が例えば10秒等の長い時間になっているのに対して、時短では、普図の変動表示時間が例えば通常の状態のおおよそ十分の1以下の1秒等となっている。
また、普図ゲームの当り確率が例えば通常の状態が10分の1で、時短の状態が10分の9等のようにおおよそ10倍となっている。
また、通常の状態で、普図ゲームが当りとなった場合の普通変動入賞装置5の開放時間が0.3秒なのに対して、時短の状態で、開放時間が通常の状態の10倍以上の4.5秒や、1,5秒を三回となっている(例えば、最長で6秒未満)。なお、上述のように普通変動入賞装置5の開放時間を長くする際に、一回の当りに対する開放回数を増やしてもよい。
したがって、通常の状態において、例えば、普通変動入賞装置5が平均して3分から5分ぐらいに0.3秒だけ開放するのに対して、時短の状態では、単位時間当りの普通変動入賞装置5の開放時間と閉塞時間との差が余りないか、開放時間の方が長い設定となっており、時短の状態では、頻繁に普通変動入賞装置5が開放状態となり、短時間に多くの遊技球が普通変動入賞装置5に入賞し、この入賞に基いて羽根変動入賞装置3が頻繁に開放状態となる。したがって、羽根変動入賞装置3にも多くの遊技球が入賞し、入賞した遊技球がV入賞領域3aを通過する確率が高くなる。なお、確変においては、上述の時短における条件に加えて特図ゲームの当り確率を通常の状態より5倍から10倍程度高くする。
ここで、普図ゲームの当りおよびはずれと、普図ゲームの変動表示時間とは、普図ゲームの開始時に決定される。また、上述のように特別遊技状態中も普図ゲームは実行される。なお、特別遊技状態中は、普図ゲームに対しては通常の状態と同様の状態となる。
したがって、特別遊技状態が終了する前に開始されて時短の状態となってから終了する普図ゲームは、上述の通常の状態における変動表示時間で普図ゲームが行われる。
したがって、特別遊技状態が終了する直前に普図ゲームが開始された場合には、10秒弱の変動表示時間の普図ゲームが行われる。したがって、時短の状態が開始されてから最大10秒程度まで、普通変動入賞装置5が頻繁に開放しない状態となる可能性がある。
一方、特図ゲームは、例えば、リーチの長い変動表示が発生しなければ、5秒以下の変動表示時間で変動表示ゲームが行われる可能性が高く、例えば、4回の特図ゲームが20秒以下で終了する可能性もある。この場合に、時短となる時間の半分程度において、普通変動入賞装置5が頻繁に開放する状態とならないことになる。すなわち、普通変動入賞装置5が頻繁に開放する実質的な時短が場合によっては、かなり短くなる場合がある。
なお、上述の特図の変動表示時間、普図の変動表示時間等は一例であり、違う設定も有りうるものであるが、上述のように時短開始時における普図ゲームの変動表示時間の経過状態によって、実質的な時短の期間が短くなってしまうことは、上述のような構成の遊技機において必ず発生する可能性があるものである。
しかし、この実施形態においては、主制御装置231が特別遊技状態を終了して、時短を開始する際に、普図ゲームの制御段階を監視し、普図ゲームが変動表示中の場合に、変動表示が終了するまで、特別遊技状態の終了を延期するようになっている。
ここで、主制御装置231は、普図ゲームの制御において、普図ゲームの制御を通常の状態(時短の状態を除く状態で特図ゲームにより発生する特別遊技状態が含まれる)と、時短の状態との2つの状態のいずれかで制御することになる。
そして、通常の状態においては、上述の普図ゲームの開始条件が成立した際に普図ゲームにおける普図の変動表示が開始されるが、この際に上述の10秒等の普図ゲーム用の変動表示時間の計時が開始される。そして、変動表示時間が経過してタイムアップした状態で確定表示が行なわれるが、この際にも確定表示時間が計時されてタイムアップした際に普図ゲームが終了する。この状態で普図ゲームがはずれとなると、次の普図ゲームを開始可能となる。一方、普図ゲームが当りとなると、普図当り状態が発生し、普通変動入賞装置5を所定時間開放状態とする。この際にも開放時間が計時され、開放時間がタイムアップした際に普通変動入賞装置5が閉塞状態となる。そして、普通変動入賞装置5の開閉動作が終了してから例えば所定待機時間経過後に普図当り状態が終了し、次の普図ゲームが開始可能となる。
この普図ゲームが、本発明の第2遊技であり、主制御装置231は、遊技球が普図通過口(始動通過口)9を通過することに基いて開始され、第2当りおよびはずれを決定するとともに前記開始から設定された第2遊技時間(普図の変動表示時間)が経過した後に第2当りおよびはずれの第2遊技の結果を報知して終了する第2遊技(普図ゲーム)を実行し、当該第2遊技の報知された結果が第2当りの場合に普通変動入賞装置5を所定の期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる第2遊技制御手段として機能する。
そして、主制御装置231は、通常状態および第1当り状態(特別遊技状態)において普図通過口9を遊技球が通過することに基いて普図ゲームを少なくとも普図の変動表示時間が経過する毎に順次実行し、所定条件が成立した場合に特別遊技状態終了後に普図の変動表示時間を通常状態および特別遊技状態より短くして普図ゲームを実行する時間短縮状態を発生させ、かつ、普図ゲームの開始時の遊技状態に応じて普図の変動表示時間を決定する。
ここで、特別遊技状態は、従来、特図ゲームが当りで終了した際に、特別遊技状態開始の演出が行われ、その後、特別変動入賞装置8の開閉動作を繰り返す状態となり、特別遊技状態で最後となる特別変動入賞装置8の開放が行われた後に閉塞した際に、特別遊技状態を終了して時短の状態を開始するまでの終了時間(終了演出を行う終了演出時間)を計時し、終了時間がタイムアップした際に特別遊技状態を終了し、時短の状態を開始する。また、特別遊技状態終了後の状態が、通常の状態、時短の状態、確変の状態等のように異なる場合に、異なる終了時間を設定し、終了時間中に異なる演出を行うようになっている。
それに対して、本実施例では、特別遊技状態で最後となる特別変動入賞装置8の開放が行われた後に閉塞した際(最後のラウンドが終了した際)に、普図ゲームの制御段階を判定するようになっている。
そして、特別遊技状態の最後のラウンドが終了した際の普図ゲームの制御段階には、以下の段階がある。
1、普図ゲームが行われておらず、かつ、普図当り状態でもない場合。
2、普図ゲームが普図の変動表示中となっている場合。
3、普図ゲームが普図の確定表示中となっている場合。
4、普図ゲームが当りで終了し、普図当り状態となっており、かつ、普通変動入賞装置が開閉動作を行なっている場合。
5、普図ゲームが当りで終了し、普図当り状態となっているが、既に普通変動入賞装置5の開閉動作が終了し、普図当り状態終了までの待機時間経過中となっている場合。
そして、この例では、2番目の変動表示中の場合を除く1,3,4,5の場合に、特別遊技状態を直ぐに終了する。
また、2番目の普図ゲームの変動表示中の場合に限り、普図ゲームの変動表示時間の残り時間が経過するまで待機し、変動表示時間がタイムアップした際、すなわち、確定表示が開始される際に特別遊技状態を終了する。
ここで、普図ゲームにおける通常の状態(特別遊技状態を含む)においては、確定表示が例えば、0.5秒であり、はずれの場合には、0.5秒で次の普図ゲームが開始可能となる。また、当りの場合も、確定表示時間の0.5秒と、普通変動入賞装置5の開放時間となる、例えば、0.3秒を含む普図当り状態の時間とを合わせて1秒程度となる。
したがって、時短の状態が開始される際に、特別遊技状態から継続する普図ゲームが行われていたとしても、普図ゲームにおける変動表示が終了していれば、最長でも1秒程度で、時短の状態になってから時短の状態の短い変動表示時間で開始される普図ゲームを開始することができ、長くても数秒で普通変動入賞装置5が頻繁に開放する状態とすることができる。
したがって、時短の状態が例えば20秒以下で終了するような場合でも、時短の状態の大部分において普通変動入賞装置5が頻繁に開放する状態とすることができる。
なお、普図ゲームの制御段階に応じてより細かく特別遊技状態の終了時期を決定するものとしてもよい、例えば、特別遊技状態の最終ラウンドが終了した際(特別変動入賞装置8が最後に閉じた際)に、はずれの普図ゲームの変動表示が行われている場合には、上述と同様に、変動表示が終了した際に特別遊技状態を終了するが、当りの普図ゲームの場合には、確定表示が終了してから特別遊技状態を終了するような設定としてもよい。
なお、基本的に特別遊技状態の最終ラウンドが終了してから次の普図ゲームが開始される直前に特別遊技状態を終了できればよく、普図ゲーム開始条件が成立する直前に特別遊技状態が終了するような制御ならばどうような制御でもよい。
ただし、普図保留数が0で、普図ゲーム開始条件が成立しない場合には、直ぐに特別遊技状態を終了する。
このようなパチンコ遊技機では、羽根始動入賞口53に遊技球が入賞した場合には、羽根モノのパチンコ遊技機と同様に、上述のV入賞領域3aに遊技球を通過させることで、特別遊技状態を発生させる遊技と、デジパチのパチンコ遊技機と同様に特図始動入賞口57,57に遊技球が入賞した場合には、変動表示ゲームが当りとなることで特別遊技状態を発生させる遊技を行うことになる。
なお、羽根始動入賞口53に遊技球が入賞することにより開放した羽根変動入賞装置3に遊技球が入賞するとともに、この遊技球がV入賞領域3aを通過して特別遊技状態が発生した場合に、特別変動入賞装置8が閉塞状態から開放状態となって再び閉塞状態となるラウンドを所定数行なうが、このラウンド数には、例えば、5回、10回、15回のように複数種類設定されており、抽選により5ラウンドの特別遊技状態、10ラウンドの特別遊技状態、15ラウンドの特別遊技状態のうちのいずれかが選択されて発生する。
また、変動表示ゲームで当りとなった場合には、2ラウンドの特別遊技状態と15ラウンドの特別遊技状態とのうちのいずれかが抽選で選択されて発生する。なお、当りの特別図柄に2ラウンド特別遊技状態用と、15ラウンド特別遊技状態用とがあり、停止表示される特図が選択されることで、2ラウンドの特別遊技状態と15ラウンドの特別遊技状態とのうちのいずれかが選択される。
また、時短の状態となると、羽根始動入賞口53に設けられて普通変動入賞装置5が頻繁に開放することで、羽根始動入賞口53への遊技球の入賞確率が高まり、これにより羽根変動入賞装置3が頻繁に開放する状態となって、羽根変動入賞装置3への遊技球の入賞確率が高くなるとともに、入賞した遊技球がV入賞領域3aを通過して、再度特別遊技状態が発生する確率が高まることになる。
以下に図3のフローチャートを参照して、普図ゲームの制御段階に対応して特別遊技状態を終了する際の終了時期を決定する特別遊技状態終了時間決定処理を説明する。
なお、この処理は、特別遊技状態中の最後の特別変動入賞装置8の開放状態から閉塞状態への動作が行なわれた際(すなわち、特別変動入賞装置8の最後の開閉動作が終了した際)に行われるもので、まず、特別遊技状態の処理中に特別変動入賞装置8の開閉動作を監視し、最後の開閉動作が終了するか否かが判定される(ステップS1)。
特別変動入賞装置8の最後の開閉動作が終了するタイミングでない場合には、特別遊技状態終了時間決定処理を開始することなく、処理を終了する。
そして、上述の開閉動作が終了するタイミングの場合には、例えば、RAM23c等に設定される終了時間タイマの設定時間をクリアして0とする(ステップS2)。
この終了時間タイマは、特別変動入賞装置8の最後の開閉動作が終了して、この特別遊技状態終了時間決定処理が行われてから、特別遊技状態が終了するまでの時間を指示するもので、終了時間タイマに0がセットされている場合には、特別変動入賞装置8の最後の開閉動作が終了して直ぐに特別遊技状態が終了することになる。
次に、主制御装置231における普図ゲームの制御段階が記憶される普図ゲーム制御段階記憶領域における普図ゲームの制御段階を読み取る(ステップS3)。
なお、普図ゲーム制御段階記憶領域は、RAM23c上に設けられ、普図ゲームの制御処理を行っている際に、上述の各制御段階になるたびに現在の制御段階を示すコードが更新記憶される記憶領域であり、普図ゲームを進行させる処理で現状の制御段階を確認可能とするためのものである。なお、普図ゲームの制御段階は、上述の5段階であり、これら各制御段階毎に異なるコードが予め設定されており、上述の5段階の制御段階のいずれかを示すコードが普図ゲーム制御段階記憶領域から読み取られることになる。
取得された5段階の普図ゲームの制御段階のうちのいずれかを示すコードと、上述の5段階の制御段階のうちの普図の変動表示中であることを示すコードとを比較する(ステップS4)。
そして、取得されたコードと、普図の変動表示中であることを示すコードとが一致し、普図ゲームの制御段階が普図の変動表示中であるか否かを判定する(ステップS5)。
コードが一致しない場合には、特別遊技状態終了時間決定処理を終了するが、この際には、上述のように終了時間タイマがクリアされて0となっているので、特別変動入賞装置8の開閉変動が終了してから、特別遊技状態が終了するまでの終了時間は0とされる。
そして、コード同士が一致し、普図の変動中である場合には、現在の変動表示時間を計時しているRAM23cに設定された普図の変動表示時間タイマの値、すなわち、変動表示時間の残り時間を読み取る(ステップS6)。
次いで、読み取られた普図の変動表示の残り時間を上述の終了時間タイマにセットし(ステップS7)、特別遊技状態終了時間決定処理を終了する。
そして、主制御装置231においては、終了時間タイマがタイムアップした際に特別遊技状態を終了する特別遊技状態終了処理が行われる。
この際に、上述のように特別変動入賞装置8の開閉変動が終了した段階で、普図ゲームの制御段階が普図の変動表示中でなければ終了時間タイマが0となっており、特別遊技状態終了時間決定処理が終了した時点で、特別遊技状態が終了する。
一方、特別変動入賞装置8の開閉変動が終了した段階で、普図ゲームの制御段階が普図の変動表示中ならば、終了時間タイマに変動表示時間の残り時間がセットされ、普図ゲームの変動表示が終了する際に、特別遊技状態が終了させられる。
以上のことから、主制御装置231は、特別遊技状態に移行され特別変動入賞装置8が予め定められた回数開閉動作し終わった後の特別遊技状態を終了可能となるタイミングから、特別遊技状態中における普図通過口9の遊技球通過に基いた普図の変動表示時間経過後の新たな普図の変動表示時間が設定可能(普図ゲームが開始可能)となる前までの期間内で特別遊技状態を終了させることになる。そして、この際に、普図ゲームの開始からはずれで終了まで、もしくは普図ゲームの開始から当りで普図当り状態の発生および終了までの普図ゲームの制御段階に応じて、特別遊技状態を終了する。
すなわち、主制御装置231は、特別変動入賞装置8の開閉動作が終了した際に、普図ゲーム(第2遊技)の制御段階として、普図ゲームが実行されていない場合と、普図の変動表示時間が経過して当りもしくははずれが報知されている場合(確定表示中の場合)と、普図ゲームで当りが報知されて普通変動入賞装置5が開放されている場合(普図当り状態)は、直ぐに特別遊技状態を終了し、普図の変動表示時間が経過途中の場合には、普図の変動表示時間の残り時間と略同じ時間が経過するのを待って特別遊技状態を終了する
これにより、図4〜図6に示すように、特別遊技状態が終了する際に普図ゲームが実行されている場合には、普図ゲームの変動表示が終了する段階から、普図ゲームが終了する段階まで、もしくは、普図ゲームが当りで終了したことにより、発生した普図当り状態が終了する段階までの間で、特別遊技状態が終了することになる。
なお、図4は、特別遊技状態における特別変動入賞装置8の最後の開閉変動が終了して閉塞状態となった時点で、普図ゲームが変動表示中だった場合を示しており、普図ゲームで変動表示が終了して確定表示が行われる際に特別遊技状態が終了するように制御されることになる。
図5は、特別遊技状態における特別変動入賞装置8の最後の開閉変動が終了して閉塞状態となった時点で、普図ゲームがはずれの確定表示を行っている場合を示し、閉塞状態なった時点で直ぐに特別遊技状態が終了されるように制御される。
図6は、特別遊技状態における特別変動入賞装置8の最後の開閉変動が終了して閉塞状態となった時点で、普図ゲームが当りの結果で終了し、普図当り状態で普通変動入賞装置5が開放した後で未だ普図当り状態が終了していない場合を示し、閉塞状態なった時点で直ぐに特別遊技状態が終了されるように制御される。すなわち、特別変動入賞装置の開閉変動が終了して、特別遊技状態が終了可能となった時点で、普図ゲームが変動表示中でなければ、特別遊技状態を直ぐに終了する処理が行われる。
すなわち、普図保留数が1以上ならば新たな普図ゲームの開始条件が成立する直前の段階で特別遊技状態が終了することになる。
これにより、図4〜図6に示すように、特別遊技状態が終了して時短の状態が発生するとほぼ数秒以内で普通変動入賞装置5が頻繁に開閉する状態となり、時短の状態が特図ゲームの4回の表示で終了するものであっても、時短の状態中に普通変動入賞装置5に比較的多くの遊技球を入賞させることが可能となる。これにより、時短の状態の発生後に、羽根変動入賞装置3が比較的頻繁に開閉変動する状態となり、羽根変動入賞装置3に比較的多くの遊技球を入賞させることができる。
したがって、特別遊技状態終了直後の時短の状態においてV入賞領域3aを遊技球が通過する確率を高めることができる。これにより、特別遊技状態の終了後短い期間で再度発生する可能性を高めることができる。
すなわち、比較的短い時短の状態が発生する際に、時短の状態が発生しても、時短の状態の前に開始された長い普図ゲームがなかなか終了せず、普通変動入賞装置5が頻繁に開放状態とらないことにより、時短の状態を有効に活用できなくなることを確実に防止することができる。
ここで、図4に示すように、特別遊技状態における特別変動入賞装置8の最後の開閉変動が終了して閉塞状態となった際に、普図ゲームが変動表示中の場合には、変動表示が終了するまで、すなわち、第2遊技の第2遊技時間に係る処理が終了するまで、特別遊技状態が継続し、普図ゲームの変動表示が終了した際、すなわち、第2遊技の第2遊技時間に係る処理が終了し際に、時間短縮状態となり、特図ゲームが開始される。
この場合に、可変表示装置4(第1遊技が特図ゲームの場合に、特図ゲームに対応する装飾図柄による演出表示を行なう表示装置)においては、上述の図4から図6に示される場合を含む全ての場合において、例えば、特別変動入賞装置8の最後の開閉変動が終了して閉塞状態となるまで、特別遊技状態であることを示す演出表示が行われる。
そして、図5、図6に示すように、特別変動入賞装置8が閉塞状態となった際に直ぐに特図ゲームが開始される場合には、特図ゲーム対応する装飾図柄の変動表示ゲームが可変表示装置4に表示される。
したがって、可変表示装置4では、特別遊技状態の演出表示から直ぐに装飾図柄の変動表示となる。基本的には有り得ないが特別遊技状態の終了時に、特図ゲームの開始の契機となる特図保留数が0の場合には、前回、すなわち、特別遊技状態を発生した当りとなる装飾図柄の変動表示ゲームの確定表示の状態における表示がなされる。
一方、図4に示すように、特別遊技状態における特別変動入賞装置8の最後の開閉変動が終了して閉塞状態となった際に、普図ゲームが変動表示中の場合には、可変表示装置4において、閉塞状態となって特別遊技状態の演出表示が終わってから、装飾図柄の変動表示が開始されるまで、間があいてしまうことになる。この場合に、特別遊技状態の演出表示の最後の部分を繰返し表示するなどして、特別遊技状態の演出表示を特別遊技状態が終了するまで行うものとしてもよい。
または、上述の特別遊技状態の演出表示と、装飾図柄の変動表示の開始との間の時間に、特別に普図ゲームの当りはずれを報知する演出表示を行なうものとしてもよい。すなわち、可変表示装置4では、通常、特図ゲームと同一の結果となる装飾図柄の変動表示ゲームを表示しているが、特別変動入賞装置8の開閉変動の終了から、装飾図柄の変動表示の開始までの間に、特図ゲームに対応する装飾図柄とは異なる装飾図柄によって、普図ゲームと同一の結果となり、普図ゲームに対応する装飾図柄の変動表示ゲームを行うものとしてもよい。
または、上述の特別遊技状態の演出表示と、装飾図柄の変動表示の開始との間のインターバル時間に、他の時間、すなわち、特別遊技状態や時間短縮状態や通常の状態において表示されることがなく、インターバル時間にだけ表示される演出表示(プレミアム演出表示)を行なうものとしてもよい。なお、プレミアム演出表示は、例えば、メインのキャラクタ等のアニメーションや実写となる動画などである。
また、本発明は、上述の羽根モノとデジパチの混合機だけではなく、通常の確率変動状態(確変)や時短を有するデジパチにも有効であり、例えば、デジパチの遊技者には、特別遊技状態における特別変動入賞装置8の最終ラウンドが終了した時点、すなわち、特別変動入賞装置8が閉塞した時点で遊技球の発射を停止し、最終ラウンド終了から特別遊技状態が終了して例えば確変や時短が開始された際に遊技球を発射する。
この際に上述のように特別遊技状態中に開始された長い変動表示時間の普図ゲームが行われていると、確変や時短における普通変動入賞装置5が頻繁に開放する状態が上述のように特別遊技状態終了直後から始まらずに、前記普図ゲームが終了してから開始されるので、遊技球を発射しても、しばらく間は普通変動入賞装置5に遊技球あまり入賞せず、確変や時短であるのにも係らず、遊技球の消費量が通常の遊技状態と同じとなり、手持ちの遊技球が速く減少することになる。
そこで、遊技者は、特別遊技状態が終了しても、しばらく、遊技球の発射を停止するなどしないと、余分に遊技球を消費してしまうが、上述のように普図ゲームの開始から終了もしくは普図当り状態の終了までの制御段階に基いて、特別遊技状態の終了時期を変更するように制御することで、特別遊技状態終了後に直ぐに普通変動入賞装置5が頻繁に開放状態とすることができ、特別遊技状態終了後に遊技球の発射を再開する遊技者の遊技球の減少が早くなるのを防止することができる。
また、遊技機には、特図ゲーム用の特図始動入賞口を複数有するとともに、これら特図始動入賞口のうちの一方に遊技球が入賞することに基いて第1特図ゲームを行ない、他方に入賞することに基いて第2特図ゲームを開始するパチンコ遊技機が知られている。このような遊技機においても、上述の確変や時短における問題を解消するのに、デジパチのパチンコ遊技機と同様に、本発明の普図ゲームの制御段階で特別遊技状態の終了時期を決定する構成を有効に用いることができる。
また、第1特図ゲームと第2特図ゲームを行ない、かつ、第1特図ゲームの始動入賞口に電チュー等の変動入賞装置が設けられ、第2特図ゲームの始動入賞口には電チューが設けられていないパチンコ遊技機で、かつ、第1特図ゲームと第2特図ゲームとを同時に並行して行なうことがなく、開始条件が成立したどちらか一方の第1特図ゲームを行うとともに、両方の特図ゲームの開始条件が成立した場合には、第1特図ゲームを優先して行い、かつ、第1特図ゲームで当りとなった場合の方が、第2特図ゲームで当りとなった場合より、例えば、特別遊技状態におけるラウンド数が多いなどの設定に基いて遊技者により有利な状態となるパチンコ遊技機においては、以下のような効果を得ることができる。
このようなパチンコ遊技機で、上述のように確変や時短が開始された際に、特別遊技状態中に開始された普図ゲームが長い期間行われると、第1特図ゲームを開始する契機となる始動入賞口の電チュー(普通変動入賞装置)が頻繁に開放する状態とならず、第1特図ゲーム用の始動入賞口に遊技球が入賞しない状態もしくは入賞しずらい状態となる。
一方、第2特図ゲーム用の始動入賞口には、電チューが設けられていないので、通常の状態と同じ遊技球の入賞確率で遊技球が入賞する。この場合に上述の電チューが閉じている場合に、第1特図ゲームの始動入賞口に遊技球が入賞しない構成だと、基本的に特別遊技状態が終了後の確変の状態や時短の状態の開始時には、第2特図ゲーム用の始動入賞口だけに遊技球が入賞し、第1特図ゲーム用の始動入賞口には遊技球が入賞しない状態となる可能性がある。
この場合に、確変の状態や時短の状態となってから、僅かな期間ではあるが、第2特図ゲームが行われる状態が発生し、特に確変の状態では、第2特図ゲームの当り確率が高くなっているので、第2特図ゲームが当りとなって、第1特図ゲームが当りとなるより、遊技者に不利な特別遊技状態が発生してしまう可能性がある。
それに対して、本発明の特別遊技状態の終了時期を、特別遊技状態を終了させる際の普図ゲームの制御段階で決定する発明を適用することで、確変の状態や時短の状態が発生してから短期間で普通変動入賞装置が頻繁に開放する状態とすることで、遊技者に有利な第1特図ゲームを特別遊技状態終了後すぐに開始可能として、確変の状態や時短の状態の開始直後に第1特図ゲームより遊技者に不利な第2特図ゲームが開始されてしまうのを防止し、確変や時短中に第2特図ゲームではなく第1特図ゲームで当りとなる確率を極めて高くすることができる。
なお、周知の遊技機における遊技球の移動を表示画面上に模擬的に再現するとともに遊技球の入賞口への入賞を判定し、遊技球の発射と入賞とに対応して遊技者の獲得遊技球数を算出して遊技をシミュレーションするプログラムにおいて、上述の本発明に係わるパチンコ遊技機における制御系の処理を付加してコンピュータで実行可能としたプログラムも本発明に含まれるものである。また、前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明に含まれる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。 前記パチンコ遊技機の制御係を説明するためのブロック図である。 前記パチンコ遊技機の主制御装置で行われる特別遊技状態終了時間決定処理を説明するためのフローチャートである。 前記パチンコ遊技機の主制御装置で行われる特別遊技状態終了時間決定処理に基づく特別遊技状態の終了を説明するためのタイミングチャートである。 前記パチンコ遊技機の主制御装置で行われる特別遊技状態終了時間決定処理に基づく特別遊技状態の終了を説明するためのタイミングチャートである。 前記パチンコ遊技機の主制御装置で行われる特別遊技状態終了時間決定処理に基づく特別遊技状態の終了を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 遊技盤
3 羽根変動入賞装置
5 普通変動入賞装置(変動入賞装置)
8 特別変動入賞装置
9 普図通過口(始動通過口)
53 羽根始動入賞口(始動入賞口)
231 主制御装置(第1遊技制御手段、第2遊技制御手段、)

Claims (4)

  1. 遊技球が発射される遊技盤と、
    前記遊技盤上に設けられた始動入賞口と、
    遊技球の入賞できない閉塞状態と、遊技球の入賞を容易にする開放状態との間で変動可能な特別変動入賞装置と、
    前記遊技盤上に設けられた始動通過口と、
    前記始動入賞口に設けられ、前記始動入賞口への遊技球の入賞を規制する閉状態と、前記始動入賞口への遊技球の入賞を容易にする開状態との間で変動可能な変動入賞装置と、
    前記始動入賞口への遊技球の入賞に基いて開始されるとともに第1当りおよびはずれを決定する第1遊技を実行し、第1遊技の結果が第1当りの場合に前記特別変動入賞装置を閉塞状態に維持する通常状態から前記特別変動入賞装置を所定期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる開閉動作を繰り返す第1当り状態に移行させる第1遊技制御手段と、
    遊技球が始動通過口を通過することに基いて開始され、第2当りおよびはずれを決定するとともに前記開始から設定された第2遊技時間が経過した後に第2当りおよびはずれの第2遊技の結果を報知して終了する第2遊技を実行し、当該第2遊技の報知された結果が第2当りの場合に前記変動入賞装置を所定の期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる第2遊技制御手段と、
    を備え、
    前記第2遊技制御手段は、通常状態および第1当り状態において始動通過口を遊技球が通過することに基いて第2遊技を少なくとも第2遊技時間が経過する毎に順次実行し、所定条件が成立した場合に前記第1当り状態終了後に前記第2遊技時間を通常状態および第1当り状態より短くして第2遊技を実行する時間短縮状態を発生させ、かつ、第2遊技の開始時の遊技状態に応じて第2遊技時間を決定する遊技機において、
    第1遊技制御手段は、第1当り状態に移行され前記特別変動入賞装置が予め定められた回数開閉動作し終わった後の第1当り状態を終了可能となるタイミングから、第1当り状態中における前記始動通過口の遊技球通過に基いた第2遊技時間経過後の新たな第2遊技時間が設定可能となる前までの期間内で第1当り状態を終了させることを特徴とする遊技機。
  2. 第1遊技制御手段は、特別変動入賞装置の開閉動作が終了した際に、第2遊技が実行されていない場合と、第2遊技の第2遊技時間が経過して当りもしくははずれが報知されている場合と、第2遊技で当りが報知されて前記変動入賞装置が開放されている場合は、直ぐに第1当り状態を終了し、第2遊技において第2遊技時間が経過途中の場合には、第2遊技時間の残り時間と略同じ時間が経過するのを待って第1当り状態を終了することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技球が発射される遊技盤と、
    前記遊技盤上に設けられた始動入賞口と、
    遊技球の入賞できない閉塞状態と、遊技球の入賞を容易にする開放状態との間で変動可能な特別変動入賞装置と、
    前記遊技盤上に設けられた始動通過口と、
    前記始動入賞口に設けられ、前記始動入賞口への遊技球の入賞を規制する閉状態と、前記始動入賞口への遊技球の入賞を容易にする開状態との間で変動可能な変動入賞装置と、
    前記始動入賞口への遊技球の入賞に基いて開始されるとともに第1当りおよびはずれを決定する第1遊技を実行し、第1遊技の結果が第1当りの場合に前記特別変動入賞装置を閉塞状態に維持する通常状態から前記特別変動入賞装置を所定期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる開閉動作を繰り返す第1当り状態に移行させる第1遊技制御手段と、
    遊技球が始動通過口を通過することに基いて開始され、第2当りおよびはずれを決定するとともに前記開始から設定された第2遊技時間が経過した後に第2当りおよびはずれの第2遊技の結果を報知して終了する第2遊技を実行し、当該第2遊技の報知された結果が第2当りの場合に前記変動入賞装置を所定の期間に渡って閉塞状態から開放状態に変動させる第2遊技制御手段と、
    を備え、
    前記第2遊技制御手段は、通常状態および第1当り状態において始動通過口を遊技球が通過することに基いて第2遊技を少なくとも第2遊技時間が経過する毎に順次実行し、所定条件が成立した場合に前記第1当り状態終了後に前記第2遊技時間を通常状態および第1当り状態より短くして第2遊技を実行する時間短縮状態を発生させ、かつ、第2遊技の開始時の遊技状態に応じて第2遊技時間を決定する遊技機における遊技をシュミレーションするプログラムおいて、
    第1当り状態に移行され前記特別変動入賞装置が予め定められた回数開閉動作し終わった後の第1当り状態を終了可能となるタイミングから、第1当り状態中における始動通過口の遊技球通過に基いた第2遊技時間経過後の新たな第2遊技時間が設定可能となる前までの期間内で第1当り状態を終了させる第1遊技制御手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  4. 請求項3に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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