JP2009077245A - 機器管理システム - Google Patents

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Toshiaki Koizumi
豪章 小泉
Kazuo Okada
一穂 岡田
Koji Hoshi
浩司 星
Toshitaka Sato
俊孝 佐藤
Akihiko Hashime
昭彦 橋目
Seiji Futamura
誠示 二村
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Abstract

【課題】設備機器の状態を一元管理する装置を必要とせずとも、システム全体として通信量を低減しつつ設備機器の状態に応じて他の設備を制御することができ、且つ、各設備機器の高性能も要求されない機器管理システムの提供を目的とする。
【解決手段】 機器管理システムは、1以上の入力機器又は出力機器が接続された複数の管理装置で構成され、複数の入力機器と1以上の出力機器から成る連動グループ毎に管理装置の1つであるマスタ管理装置を設け、マスタ管理装置は、連動グループ内の入力装置の状態情報を収集し、収集した状態情報に基づいて出力機器の状態を変更するか否かを判断し、変更すると判断した場合は、出力機器に状態を変更する旨の指示を出力機器が接続されている管理装置に送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ビルなどの設備機器をネットワークを介して制御する機能に関し、特に設備機器の情報を集中管理せずに制御を行う技術に関する。
従来から、ビルなどの設備機器、例えば、扉の電気錠や照明設備、空調設備等の状態を把握して、把握した状態に応じて処理を行うことがなされている。
例えば、ビルの各種設備から警報信号や部屋の温度変化などの状態変化などの情報を、ネットワークを介して中央監視装置に集め、それら収集した情報内容の重要度等に応じてディスプレイに表示する技術がある(特許文献1)。この例では、ディスプレイに表示された情報に応じて、オペレータが対処する。
また、入退室を管理するシステムなどでは、中央処理装置に集めた各種設備の情報から判断して、オペレータを介さずに、ビル内の他の設備を制御することが考えられる。例えば、扉が開いた場合には照明を点ける等である。
この場合、設備の数が増えれば、中央処理装置はそれに見合った性能を有したものでなければならなくなり、更には、設備の数が多い場合は、中央処理装置に該当する装置を複数個設けることも必要となり、システムが複雑化する。システムが複雑化すれば、メンテナンスなどの管理も複雑になり、装置の高性能化や数の増加に伴い高コスト化する等の不都合が生じることが予想される。
そこで、設備の状態を一元管理している中央処理装置に該当する装置をなくしたシステムが考えられる。
特開平7−334775号公報
しかし、このようなシステムにおいては、オペレータを介さずに他の設備を制御する為に、各設備は自分の状態情報を関係する他の設備全てに送信する必要がある。従って、各設備は、状態情報を中央処理装置に送りさえすればよいだけではないので、搭載するメモリ量はより多く、CPU性能はより高いものが要求され、通信量が増えるという不都合がある。
これらの不都合について、図14を用いて簡単に説明する。
図14(a)は、設備機器の状態を一元管理しているシステムの例を示す図であり、図14(b)は、一元管理している装置をなくし、設備機器の状態を各設備機器で管理しているシステムの例を示す図である。
本図では、設備機器は、入力機器(8010、8020、8030)と出力機器(8040、8050)とに分けられ、制御装置8100が設備機器の状態を一元管理しているものとする。入力機器が接続されている管理装置は、入力機器の状態を制御装置8100に送信し、出力機器が接続されている管理装置は、制御装置8100からの指示に応じて出力機器の状態を変更するものとする。
例えば、3つの入力機器(8010、8020、8030)である扉の電気錠の状態が「閉」になった時に、2つの出力機器(8040、8050)である照明を「消灯」する場合を考える。
図14(a)の制御装置8100を有するシステムでは、5つのデータが送受信される(点線矢印8200参照)。それぞれの入力機器から「閉」になった旨のデータを制御装置8100に送信する3つのデータと、制御装置8100から「消灯」を指示する旨のデータを各出力機器に送信する2つのデータである。
一方、図14(b)の制御装置を用いないシステムでは、1つの入力機器の状態が変化したときには、同時に各出力機器対してデータ送信する必要があるため、合計6つのデータの送受信が必要とされる(点線矢印8300参照)。各出力機器が、受信した入力機器の状態を基に判断して、「消灯」する。
更に、このシステムでは、入力機器の状態が同時に変更された場合は、各入力機器が出力機器に対してデータを一時に送信し、出力機器にデータが集中することになるという不都合がある。入力機器が多い場合には、通信負荷が大きくなり、出力機器の性能も高いものが必要となる。
そこで、本発明は、設備機器の状態を一元管理する装置を必要とせずとも、システム全体として通信量を低減しつつ設備機器の状態に応じて他の設備を制御することができ、且つ、各設備機器の性能は高いものである必要のない機器管理システムの提供を目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の機器管理システムは、複数の管理装置の各々が1以上の入力機器又は出力機器を管理していると共に、各管理装置がネットワークを介して接続されている機器管理システムであって、入力機器の状態に応じて出力機器の状態が決定されるグループが複数定められ、各グループはそのグループ内の入力機器又は出力機器を管理する管理装置の1台がマスタ管理装置として選定されており、入力機器を管理する管理装置は、当該入力機器の状態情報を生成し、当該入力機器が含まれるグループのマスタ管理装置に送信する送信手段を備え、出力機器を管理する管理装置は、当該出力機器の状態を変更する指示を受信したとき、当該出力機器の状態を変更する状態変更手段を備え、グループのマスタ管理装置は、当該グループの入力機器を自装置が管理している場合は、当該入力機器の状態情報を生成し、他の管理装置が管理している場合は、他の管理装置から当該入力機器の状態情報を受信する状態情報取得手段と、前記状態情報取得手段で取得した全ての状態情報に基づき、グループの出力機器の状態を変更するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段でグループの出力機器の状態を変更すると判断した場合に、変更する出力機器を自装置が管理している場合には、当該出力機器の状態を変更し、変更する出力機器を他の管理装置が管理している場合には、当該他の管理装置に対して、当該出力機器の状態を変更する指示を送信する機器変更手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る機器管理システムは、上述の構成を備えることにより、グループ毎に、入力機器又は出力機器が接続されている管理装置、すなわち入力機器等を管理している管理装置の1つが、グループ内の入力機器の状態を判断して出力機器の状態を変更する制御を行うので、入力機器から状態を通知するための通信が減り、出力機器へ通信が集中することがなくなる。従って、システム全体として通信負荷の軽減を図ることが可能となる。グループ内の通信が減ることについての詳細は、図2を用いて<実施形態>で説明する。
また、グループ毎に制御するマスタ管理装置が異なるので、マスタ管理装置は自分のグループを管理できる性能がありさえすればよいことになる。
更に、一元管理する装置が不要なのでコストダウンを図ることが可能であり、機器とそれらを管理する管理装置のみで構成されているのでシステム管理が容易である。
また、前記機器管理システムは、更に、グループ毎に、グループ内の入力機器又は出力機器を管理する管理装置から、入力機器及び出力機器を最も数多く管理している管理装置を、前記マスタ管理装置と決定する決定手段を備えることとしてもよい。
これにより、グループの制御を行うマスタ管理装置が、グループ内の他の管理装置と送受信するデータ量を少なくすることができるので、グループ内で送受信するデータ量が減り、ひいては、システム全体として通信量を削減することが可能となる。
また、前記機器管理システムは、更に、グループ毎に、グループ内の入力機器又は出力機器を管理する管理装置から、入力機器を最も数多く管理している管理装置を、前記マスタ管理装置と決定する決定手段を備えることとしてもよい。
これにより、グループの制御を行うマスタ管理装置が他の管理装置から受信するデータを少なくすることができるので、特に入力機器が多いグループの場合、通信量を削減することが可能となる。
また、前記決定手段は、順次、グループ毎にマスタ管理装置の決定を行い、グループ内の入力機器又は出力機器を管理する管理装置のうち、既に、所定回数以上、他のグループのマスタ管理装置に決定されている管理装置以外の管理装置を、当該グループのマスタ管理装置と決定することとしてもよい。
これにより、グループの制御を行うマスタ管理装置が他のグループのマスタ管理装置として兼務する数を制限できるので、1つのマスタ管理装置に負荷が集中することを避けることが可能となる。
<実施形態>
<概要>
本発明に係る機器管理システムでは、システム内の入力機器と出力機器を、複数のグループに分け、グループ単位で機器を制御する。
このグループは、グループ内の入力機器の状態に連動して、グループ内の出力機器の状態を変えるものであり、「連動グループ」というものとする。
連動グループは、複数の入力機器と1以上の出力機器とで構成され、同一機器が別グループに含まれている場合もあり得る。
例えば、部屋の全ての扉が閉じられたら、部屋の全ての照明を消すという処理であれば、部屋の扉が入力機器で、照明が出力機器という1連動グループを構成し、全ての入力機器である扉が「閉」状態となったら、全ての出力機器である照明を「消灯」状態とする。
本発明に係る機器管理システムでは、この連動グループ毎に、連動グループを構成する機器の1つに入力機器の状態を一元管理する機能を持たせるものである。この構成を、図2を用いて説明する。
図2は、本発明に係る機器管理システムの例を示す図である。本図では、図14と同様に、3つの入力機器(8010、8020、8030)である扉の電気錠の状態が「閉」になった時に、2つの出力機器(8040、8050)である照明を「消灯」する場合を考える。
これら5つの機器(8010〜8050)で、連動グループを構成し、入力機器8030の管理装置8031に、入力機器(8010、8020、8030)の状態を収集させる機能を持たせる。以下、このような一元管理する機能を持たせた管理装置をマスタ管理装置という。
このようにすることにより、必要な通信データは4つとなる(点線矢印8400参照)。すなわち、各入力機器からマスタ管理装置に状態を通知するデータが2つと、マスタ管理装置から出力機器に指示するデータが2つである。マスタ管理装置に接続されている入力機器の状態は、他の管理装置に送信する必要がないからである。
出力機器が受信するデータは、常に出力状態の変更指示のみであるので、複数の入力機器の同時が同時に変っても、データが集中することもない。
また、各機器の管理装置は、入力機器の状態を関連する全ての出力機器に通知する代わりに、マスタ管理装置にのみ通知すればよくなる。
このように、連動グループ毎にマスタ管理装置を定めることで、システム全体としての通信負荷を削減、且つ、分散することが可能となる。
更に、本発明の機器管理システムでは、連動グループの構成や他の連動グループとの兼ね合いにより、最も効率の良いマスタ管理装置を自動で選択し、設定することが可能である。
以下、本発明に係る機器管理システムを説明する。
<構成>
まず、本発明の実施形態に係る機器管理システムの構成例について図1を用いて説明する。本図では、入力機器は白抜き矩形で、出力機器は斜線が引かれた矩形で記載する。
本システムは、入力機器(110等)と、出力機器(350等)と、それら機器の管理を行う管理装置(1000、3000、4000、5000、6000)と、設定装置2000とで構成され、各管理装置と設定装置2000は、ネットワーク10で接続されている。
具体的には、入力機器として、扉(110、210、211、212、410)とカードリーダ(111、411)と人感センサ(510、511、512)があり、出力機器として、照明(350〜355、450〜452、550、551)がある。もちろん、他の機器であってもよい。
尚、本例では、設備を出力機器と入力機器のどちらかとしている、入力機器と出力機器の双方に該当する設備であってもよい。例えば、扉の電気錠である。双方に該当する場合は、入力機器と出力機器の2台として扱うものとする。
また、設定装置2000は、マンマシンインターフェース機能(図示していない。)を備え、ユーザは、設定装置2000に連動グループの情報を入力する。入力された情報に基づいて、連動グループ毎に最適なマスタ管理装置を決定し、各管理装置に必要な情報を設定する。
次に、図3を用いて管理装置と設定装置について説明する。
図3は、本発明にかかる管理装置1000と設定装置2000との機能ブロック図である。
本発明に係る管理装置(1000、3000、4000等)は、全て同様の構成を有するものとし、ここでは、管理装置1000について説明する。設定装置2000は、本システムに1つ存在する。
まず、管理装置1000から説明する。本管理装置1000には、入力機器(410、411)と出力機器(450、451、452)とが接続されている。
管理装置1000は、送受信部1100、マスタ管理装置記憶部1200、入力機器状態取得部1300、出力機器状態制御部1400、入力機器状態記憶部1500、出力機器制御判断部1600及び連動グループ情報記憶部1700で構成される。また、点線矩形1900で囲った機能部は、接続されている入力機器又は出力機器を管理する機能を実現するための機能部であり、点線矩形1910で囲った機能部は、マスタ管理装置としての機能を実現するための機能部である。
送受信部1100は、ネットワーク10を介して、他の管理装置(3000等)及び設定管理装置2000とデータをやり取りする機能を有する。
また、本送受信部1100は、受信したデータの種類を判断し、それに応じて、該当する機能部にデータを渡す機能も有する。例えば、受信したデータが、出力機器450を制御する指示である場合には、出力機器状態制御部1400に渡すなどである。
次に、マスタ管理装置記憶部1200は、自装置に接続されている入力機器(410、411)の状態が変化した場合に、その状態を通知する先であるマスタ管理装置を記憶する機能を有する。
入力機器状態取得部1300は、自装置に接続されている入力機器(410、411)の状態を検出する機能と、状態の変化を検知する機能を有する。例えば、入力機器が電気錠であれば、開いているのか、閉じているのかを検出する。また、開いたとき、閉じたときを検知する。
また、本入力機器状態取得部1300は、状態の変化を検知した場合は、その旨を該当するマスタ管理装置に通知する機能と、他の管理装置から入力機器の状態の問い合わせがあった場合には、各入力機器の状態を検出して送信する機能とを有する。
出力機器状態制御部1400は、自装置に接続されている出力機器(450、451、452)の状態を変更する機能を有する。例えば、出力機器が照明であれば、指示に応じて、点けるか消すかを行う。
入力機器状態記憶部1500は、自装置がマスタ管理装置である連動グループに属する入力機器、自装置に接続されている入力機器も含んだ入力機器の状態を記憶しておく機能を有する。また、記録を更新した後、出力機器の状態を変更するか否かを判断するために、出力機器制御判断部1600に制御を渡す。
出力機器制御判断部1600は、自装置がマスタ管理装置である連動グループの、出力機器の状態を変更するか否かを判断する機能を有する。出力機器の状態を変更するとは、出力機器の状態を所定の状態とすることを意味するものとする。この判断は、入力機器状態記憶部1500に記憶されている入力機器の状態を基に判断する。
尚、本実施形態では、出力機器の状態は記憶していないため、変更指示を出したとしても実際には変更されない場合もある。例えば、点灯中の照明に対して、点灯指示を出す場合もあり得る。
本出力機器制御判断部1600は、出力機器の状態を変更すると判断した場合には、後述する連動グループ情報記憶部1700に記憶されている連動設定情報を参照して、該当する出力機器を所定の状態にするよう指示を送信する機能を有する。
連動グループ情報記憶部1700は、自装置がマスタ管理装置である連動グループの連動情報を記憶する機能を有する。具体的には、連動グループ内の入力機器の状態と対応する出力機器の状態とを記憶している。
次に、設定装置2000について説明する。
設定装置2000は、送受信部2100、マスタ管理装置決定部2200、全連動グループ情報記憶部2300及び全管理装置情報記憶部2400で構成される。
送受信部2100は、ネットワークを介して、他の管理装置(3000等)とデータをやり取りする機能を有する。
マスタ管理装置決定部2200は、後述する全連動グループ情報記憶部2300と全管理装置情報記憶部2400に記憶されている、システム内の全ての連動グループの情報と全ての管理装置の情報とに基づいて、各連動グループにおけるマスタ管理装置を決定する機能を有する。決定したマスタ管理装置は、全連動グループ情報記憶部2300に記憶させる。
本マスタ管理装置決定部2200は、各連動グループ毎に、決定したマスタ管理装置の下に動作するよう、各管理装置の記憶している設定情報を書き換える機能を有する。また、連動グループを追加、削除した場合は、その連動グループのみについて、マスタ管理装置を決定し、各管理装置の設定情報を書き換える機能も有する。
次に、全連動グループ情報記憶部2300は、システム内の全ての連動グループの情報、すなわち、どの入力機器とどの出力機器とが連動するかという情報を記憶する機能を有する。また、本マスタ管理装置決定部2200が決定したマスタ管理装置も記憶する。
全管理装置情報記憶部2400は、システム内の全ての管理装置の情報、すなわち、管理装置毎に接続されている入力装置と出力装置の情報を記憶する機能を有する。
ここで送受信部1100等の各部による各処理の全部または一部は、CPU(図示していない。)が各種プログラムを実行することにより実現されるものである。
<データ>
以下、本発明である機器管理システムが用いる主なデータについて、図4〜図6、図8〜図10を用いて説明する。図4〜図6は、管理装置1000が記憶しているデータであり、図8〜図10は、設定装置2000が記憶している情報である。
尚、説明の便宜上、以下、入力機器の識別子は、「IN」に図1の番号を付加したものとする。例えば、図1の扉110の識別子は「IN110」である。同様に、出力機器は「OUT」に、管理装置は「CU」にそれぞれ番号を付加したものとする。
まず、管理装置1000に記憶されているデータから説明する。
図4は、マスタ管理装置情報1210の構成例及び内容例を示す図である。
このマスタ管理装置情報1210は、マスタ管理装置記憶部1200に記憶されており、入力機器ID1211とマスタ管理装置ID1212とで構成される。
入力機器ID1211は、管理装置1000に接続されている入力機器の識別子である。例えば、入力機器ID1212は、「IN410」である。
マスタ管理装置ID1212は、対応する入力機器ID1211で示される入力機器が属する連動グループのマスタ管理装置の識別子である。尚、本実施形態では、1つの入力機器ID1211に対応するマスタ管理装置IDを1つ記載しているが、複数の連動グループに属している場合は、その数分のマスタ管理装置ID1212が記載されているものとする。
例えば、入力機器ID1211「IN410」で示される入力機器が属する連動グループのマスタ管理装置は、「CU4000」である。入力機器ID1211で示される入力機器の状態が変化した場合は、管理装置1000は、対応するマスタ管理装置ID1212で示される管理装置に、その旨を通知する。
次に図5と図6で説明するデータは、管理装置1000が、マスタ管理装置として動作する場合にのみ記憶されるものである。
図5は、連動グループ情報1710の構成例及び内容例を示す図である。
この連動グループ情報1710は、連動グループ情報記憶部1700に記憶されている。ここでは、1つの連動グループの情報のみを説明するが、管理装置1000が複数の連動グループのマスタ管理装置となっている場合には、それらの連動グループ情報を記憶している。
連動グループ情報1710は、連動グループ1711、入力機器ID1712、有効機器1713、入力状態1714、出力機器ID1715、管理装置ID1716及び出力状態1717とで構成される。
連動グループ1711は、連動グループの識別子であり、入力機器ID1712は、入力機器の識別子である。
有効機器1713は、この連動グループの動作の有効/無効を示す機器を指定する。具体的には、この欄で丸印の付いている入力機器が所定の状態、すなわち、入力状態1714の状態であるときにのみ、他の入力機器の状態を確認する。例えば、入力機器ID1712「IN410」で示される入力機器が、「開」のときのみ、他の入力機器の状態を確認する。1連動グループに1以上の有効機器があるものとする。
入力状態1714は、入力機器ID1712で示される入力機器の状態を表す。
出力機器ID1715は、出力機器の識別子であり、管理装置ID1716は、対応する出力機器が接続されている管理装置の識別子である。
また、出力状態1717は、出力機器ID1715で示される出力機器の状態を表す。
すなわち、連動グループ1711で示される連動グループは、ID1712で示される各入力機器が、それぞれ入力状態1714で示す状態となったときに、出力機器ID1715で示される各出力機器を、それぞれ出力状態1717で示す状態とする連動グループである。
図6は、入力機器状態情報1510の構成例及び内容例を示す図である。
この入力機器状態情報1510は、入力機器状態記憶部1500に記憶されており、連動グループ1511、入力機器ID1512、入力状態1513及び管理装置ID1514とで構成される。
連動グループ1511は、連動グループの識別子であり、入力機器ID1512は、入力機器の識別子である。
また、入力状態1513は、現在の入力機器の状態を表す。
管理装置ID1514は、入力機器ID1512で示される入力機器が接続されている管理装置の識別子である。
例えば、連動グループ1511「GRP001」の入力機器ID1512「IN211」で示される入力機器の状態は、入力状態1513「閉」である。
この入力機器状態情報1510のそれぞれの入力状態1513が、連動グループ情報1710の入力状態1714と同じになったら、出力機器ID1715で示す出力機器の状態を変更することになる。
次に、設定装置2000が記憶しているデータについて、図8〜図10を用いて説明する。
図8は、全連動グループ情報2310の構成例及び内容例を示す図である。
この全連動グループ情報2310は、本システムにおける全ての連動グループの情報をあらわすものであり、全連動グループ情報記憶部2300に記憶されている。
全連動グループ情報2310は、連動グループ2311、入力機器ID2312、有効機器2316、入力状態2313、出力機器ID2314及び出力状態2315で構成される。
連動グループ2311は、連動グループの識別子である。
入力機器ID2312は、入力機器の識別子であり、入力状態2313は、入力機器ID2312で示される入力機器の状態を表す。
有効機器2316は、丸印が記載された入力機器は有効機器であることを示す。
出力機器ID2314は、出力機器の識別子であり、出力状態2315は、出力機器ID2314で示される出力機器の状態を表す。
例えば、連動グループ2311「GRP100」は、入力機器ID2312の入力機器「IN800」等が、それぞれ入力状態2313「検知」等となったときに、出力機器ID2314「OUT950」を出力状態2315「閉」とする。
図9は、全管理装置情報2410の構成例及び内容例を示す図である。
この全管理装置情報2410は、本システムを構成する全ての管理装置について、接続されている入力機器と出力機器とを表すものであり、全管理装置情報記憶部2400に記憶されている。
全管理装置情報2410は、管理装置ID2411、入力機器ID2412及び出力機器ID2413で構成される。
管理装置ID2411は、管理装置の識別子である。
入力機器ID2412は、入力機器の識別子であり、対応する管理装置ID2411で示される管理装置に接続されている入力機器を表す。
出力機器ID2413は、出力機器の識別子であり、入力機器ID2412と同様に、対応する管理装置ID2411で示される管理装置に接続されている出力機器を表す。
例えば、管理装置ID2411「CU1000」で示される管理装置には、入力機器ID2412「IN410」と「IN411」で示される入力機器と、出力機器ID2413「OUT450」、「OUT451」、「OUT452」で示される出力機器が接続されている。
次に、図10は、全マスタ管理装置情報2320の構成例及び内容例を示す図である。
この全マスタ管理装置情報2320は、本システムにおける全ての連動グループのマスタ管理装置をあらわすものであり、全連動グループ情報記憶部2300に記憶されている。
全マスタ管理装置情報2320は、連動グループ2321とマスタ管理装置ID2322とで構成される。
連動グループ2321は、連動グループの識別子であり、マスタ管理装置ID2322は、対応する連動グループID2321で示される連動グループのマスタ管理装置の識別子である。
例えば、連動グループ2321「GRP001」で示される連動グループのマスタ管理装置は、マスタ管理装置ID2322「CU4000」で示される管理装置である。
<動作>
以下、上述した機器管理システムの連動グループの動作を、図7を用いて説明する。その後、マスタ管理装置の設定処理、具体的には、マスタ管理装置を決定する処理と、グループ内の管理装置が記憶するデータを書換える処理とを図11〜図13を用いて説明する。
<連動グループの動作>
まず、連動グループの動作を説明する。
図7は、連動グループの動作を行う場合の、管理装置の処理を示すフローチャートである。
左のフローチャートは、連動グループの入力機器が接続されている管理装置の処理を示すフローチャートであり、中央のフローチャートは、マスタ管理装置の処理を示し、右のフローチャートは、出力機器が接続されている管理装置の処理を示すフローチャートである。
ここでは、連動グループの識別子が「GRP001」の連動グループ(図5等参照)を例に取り説明する。
連動グループ「GRP001」は、4つの扉の電気錠(入力機器(410、210、211、212))が開くと、6つの照明(出力機器(350〜355))が点灯し、2つの照明(出力機器(550、551))が消灯するものであり、マスタ管理装置は管理装置4000であるとする。
まず、入力機器410である電気錠が開けられる。
入力機器410が開けられたことを検知した管理装置1000の入力機器状態取得部1300は(ステップS110:YES)、マスタ管理装置情報1210を参照し、入力機器ID1211「IN410」に対応するマスタ管理装置ID1212「CU4000」に、入力機器識別子と状態とを送受信部1100を介して送信する(ステップS110、ステップS111)。
入力機器識別子「IN410」と状態「開」とを受信したマスタ管理装置4000の送受信部1100は、受信データの内容が入力機器の状態であることを判別して、入力機器状態記憶部1500に渡す。
入力機器識別子「IN410」と状態「開」とを受け取った入力機器状態記憶部1500は、入力機器状態情報1510の入力機器ID1512を検索し、「IN410」の入力状態1513を「開」とする(ステップS200)。この場合、入力機器ID1512に「IN410」が複数ある場合は、全て「開」とする。複数の連動グループに属している場合があるからである。
入力機器状態情報1510を更新した入力機器状態記憶部1500は、制御を出力機器制御判断部1600に渡す。
制御を渡された出力機器制御判断部1600は、入力機器状態情報1510を参照し、有効機器の状態が、連動グループ情報1710のものと同じであるか判断する。具体的には、入力機器状態情報1510において、有効機器1713「IN410」の状態が、入力状態1714「開」であるか否かを確認する。
有効機器の状態が連動グループ情報1710のものと合致すれば(ステップS210:YES)、他の管理装置の状態も連動グループ情報1710のものと合致するかを確認する。合致しない場合は(ステップS210:NO)、次の入力機器の状態変更通知を待つ。
ここで、全ての入力機器ID1512の入力状態1513が、連動グループ情報1710のものと合致すれば、出力機器の状態を変更すると判断する(ステップS220:YES)。全ての入力機器の状態が合致しなければ(ステップS220::NO)、何も行わずに、次の入力機器の状態変更通知を待つ。
出力機器の状態を変更すると判断した場合、出力機器制御判断部1600は、連動グループ情報1710を参照して、出力機器ID1715で示される出力機器の状態を、出力状態1717で表される状態にするよう、管理装置ID1716で示される管理装置に指示を送信する(ステップS230、ステップS231)。出力機器制御判断部1600は、全ての出力機器ID1715に関して、同様の処理を行う。
例えば、出力機器ID1715「OUT350」と出力状態1717「点灯」が、管理装置ID1716「CU5000」に送信される。
出力機器ID「OUT350」と出力状態「点灯」を受信した管理装置5000の送受信部1100は、受信データの内容が出力機器の状態変更指示であることを判別して、出力機器状態制御部1400に渡す(ステップS300)。
出力機器ID「OUT350」と出力状態「点灯」を受け取った出力機器状態制御部1400は、出力機器ID「OUT350」で示される出力機器を「点灯」する(ステップS310)。
これらの管理装置は、それぞれシステムが終了するまで同様の処理を行う(ステップS120、ステップS240、ステップS320)。
ここまでは、入力機器と出力機器が、マスタ管理装置に接続されたものではない場合を説明したが、マスタ管理装置4000に接続されている入力機器210である電気錠が開けられた場合は、上述した処理と異なる点がある。具体的には、ステップS110の処理である。

すなわち、入力機器210が開けられたことを検知した管理装置4000の入力機器状態取得部1300は(ステップS110:YES)、マスタ管理装置情報1210を参照し、入力機器ID1211「IN410」に対応するマスタ管理装置ID1212「CU4000」が自装置であることを認識し、自装置の入力機器状態記憶部1500に直接、入力機器識別子「IN210」と状態「開」とを渡す。
また、状態を変更する出力機器が、マスタ管理装置に接続されている場合も、上述した処理と異なる点がある。具体的には、ステップS230の処理である。
すなわち、出力機器の状態を変更すると判断した出力機器制御判断部1600は、連動グループ情報1710を参照して、出力機器ID1715に対応する管理装置ID1716が自装置であることを認識し、出力機器の状態を出力状態1717で表される状態にするよう、自装置の出力機器状態制御部1400に指示する。
<マスタ管理装置設定処理>
次に、機器管理システムにおける連動グループ情報の設定処理について説明する。
図11は、設定装置2000が行う、連動グループを動作させる前に行う初期処理を示すフローチャートである。この処理は、マスタ管理装置決定部2200が行う処理である。
ここでは、システム内の全ての連動グループに関し、現在のマスタ管理装置に代えて、新たにマスタ管理装置を決定する場合を説明する。
まず、連動グループのマスタ管理装置を決定し(ステップS400)、グループ内の管理装置が記憶する設定情報を書換える(ステップS410)。
以下、連動グループのマスタ管理装置を決定する処理を、図12を用いて説明し、連動グループ内の管理装置が記憶する設定情報を書換える処理を、図13を用いて説明する。
図12は、連動グループのマスタ管理装置を決定する処理を示すフローチャートである。
この処理を行う前に、ユーザによって全連動グループ情報2310と全管理装置情報2410は、それぞれ全連動グループ情報記憶部2300と全管理装置情報記憶部2400に記憶されているものとする。この処理により、全マスタ管理装置情報が2320が作成される。
まず、マスタ管理装置決定部2200は、マスタ管理装置を決定する1連動グループを指定する(ステップS500)。以下、指定された連動グループを指定連動グループというものとする。
連動グループ2311の有効機器2316に丸印が付いている入力機器ID2312が示す入力機器が接続されている管理装置が、1台である場合(ステップS510:YES)は、その管理装置を、マスタ管理装置と決定する(ステップS560)。出力機器の状態を変更するか否かを判断する契機となる入力機器が接続されている管理装置であるため、出力機器の状態を変更する判断が迅速に行えるためである。
例えば、連動グループ2311「GRP002」のマスタ管理装置を決定する場合、有効機器は入力機器ID2312「IN789」のみであり、入力機器ID「IN789」は、管理装置ID2411「CU1000」に接続されている場合は、管理装置「CU8000」をマスタ管理装置と決定する。
管理装置が1台で無い場合、すなわち、有効機器が複数あって、異なる管理装置に接続されている場合は(ステップS510:NO)、接続されている入力機器の数が最も多い管理装置を、マスタ管理装置と決定する(ステップS520:YES)。入力機器の状態情報を通知するためのデータを送信する必要がなく、通信量の削減に効果があるからである。
接続されている入力機器の数が最も多い管理装置が複数台ある場合には(ステップS520:NO)、接続されている出力機器の数が最も多い管理装置を、マスタ管理装置と決定する(ステップS530:YES)。出力機器に送信する、状態の変更指示のデータ数を削減できるからである。
接続されている出力機器の数が最も多い管理装置が複数台ある場合には(ステップS530:NO)、他の連動グループの管理装置となっている場合に、兼務している数が最も少ない管理装置を、マスタ管理装置と決定する(ステップS540:YES)。管理装置の負荷が分散するようにである。尚、最も兼務数が少ない管理装置ではなく、兼務数が所定数、例えば3つ以下の管理装置等としても良い。
マスタ管理装置として兼務している数が最も小さい管理装置が複数台ある場合には(ステップS540:NO)、連動グループ内で、IDが最も小さい入力機器が接続されている管理装置を、マスタ管理装置と決定する(ステップS540)。必ず、マスタ管理装置を決定することができるからである。
全ての連動グループのマスタ管理装置が決定されるまで繰り返す(ステップS570)。
このマスタ管理装置決定処理が終了すると、全マスタ管理装置情報2320(図10参照)が完成する。このマスタ管理装置決定処理を行う前の全マスタ管理装置情報、全連動グループ情報、全管理装置情報は、消さずに残しておくものとする。次に行う書換処理で参照するからである。以下、このマスタ管理装置決定処理で決定されたマスタ管理装置を「新マスタ管理装置」といい、このマスタ管理装置決定処理を行う前のマスタ管理装置を「現マスタ管理装置」というものとする。
図13は、連動グループ内の管理装置が記憶する設定情報を書換える処理を示すフローチャートである。
まず、書換する連動グループを指定する(ステップS600)。以下、指定された連動グループを指定連動グループというものとする。
指定連動グループの現マスタ管理装置に、指定連動グループの連動グループ情報1710(図5参照)と入力機器状態情報1510(図6参照)を削除する指示を送信する(ステップS610、ステップS611)。この際、連動グループの識別子、例えば、「GRP001」を伴に送信する。
指示を受けた現マスタ管理装置の入力機器状態記憶部1500は、指定連動グループの入力機器状態情報1510を削除する。また、連動グループ情報記憶部1700は、指定連動グループの連動グループ情報1710を削除する(ステップS710)。
次に、指定連動グループの新マスタ管理装置に、指定連動グループに属し、新マスタ管理装置に接続されている入力機器IDと現マスタ管理装置の識別子を送信し、マスタ管理装置情報1210(図14参照)から削除する指示を送信する(ステップS620、ステップS621)。
指示を受信した新マスタ管理装置のマスタ管理装置記憶部1200は、該当する入力機器IDと現マスタ管理装置の識別子との組み合わせのデータの、マスタ管理装置ID1212を削除する(ステップS820)。
その次に、指定連動グループの現マスタ管理装置以外の管理装置に、指定連動グループに属し、この管理装置に接続されている入力機器IDと現マスタ管理装置の識別子を送信し、マスタ管理装置情報1210(図14参照)から削除する指示を送信する(ステップS630、ステップS631)。
削除する指示を受信した管理装置は、マスタ管理装置情報1210の、受信した入力機器IDと対応するマスタ管理装置ID1212から、現マスタ管理装置IDを削除する(ステップS930)。
これで、現マスタ管理装置に関するデータが削除されたことになる。マスタ管理装置の設定情報を先に削除することで、マスタ管理装置が記録している入力機器状態情報1510と現実の入力機器の状態が異なってしまって連動処理が行われてしまうことを防ぐことが可能となる。入力機器が接続されている管理装置の設定情報を先に削除した場合は、削除した入力機器の状態が変化した場合にその情報がマスタ管理装置に届かないので、まだ削除されていない入力機器の状態変化によって、出力機器の状態を変更すると判断してしまう可能性があるからである。
次に、新マスタ管理装置に、全管理装置情報2410と、全連動グループ情報2310から読み出した指定連動グループ情報とを送信する(ステップS640、ステップS641)。
新マスタ管理装置は、受信した連動グループ情報1710を連動グループ情報記憶部1700に記憶し、全管理装置情報2410を参照して、入力状態記憶部1500に入力機器状態情報1510を作成する(ステップS740)。
その次に、新マスタ管理装置以外の管理装置に、入力機器IDと新マスタ管理装置の識別子を送信し、マスタ管理装置情報1210を更新するよう指示を送信する(ステップS650、ステップS651)。
更新する指示を受信した管理装置は、マスタ管理装置情報1210の、受信した入力機器ID1211に対応するマスタ管理装置ID1212に、新マスタ管理装置IDを設定する(ステップS850、ステップS950)。
その後、新マスタ管理装置は、入力機器ID1512の示す入力装置の入力状態1513を、それぞれの管理装置ID1514が示す管理装置に問い合わせて設定する。
これで、新マスタ管理装置に関するデータが更新されたことになる。
全ての連動グループの設定が終了するまで、繰り返し行う(ステップS660)。このように更新処理をすることで、システム全体を止めずに設定処理を行うことができる。
尚、連動グループを削除する場合には、ステップS610〜ステップS630の処理を行う。また、新しく連動グループを追加する場合は、マスタ管理装置を決定した後、ステップS640〜ステップS650を行う。
<補足>
以上、本発明に係る機器管理システムについて実施形態に基づいて説明したが、このシステムを部分的に変形することもでき、本発明は上述の実施形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施形態では、連動グループ毎にマスタ管理装置を決定する場合、一定のルールで新しいマスタ管理装置を決定することとしているが、連動グループに機器の追加削除を行う場合は、マスタ管理装置は新たに決定しないこととしても良い。変更に伴う処理を軽減することができる。
(2)実施形態では、マスタ管理装置を決定する場合、接続されている入力機器や出力機器の数が多い管理装置をマスタ管理装置と決定することとしているが、他の方法であってもよい。例えば、入力機器と出力機器の合計数で決定してもよい。
また、兼務している数の制限を、全ての条件に課すこととしてもよい。例えば、入力機器が最多数接続されていても、既に、2つ兼務している場合は、マスタ管理装置とは決定されないなどである。
(3)実施形態では、マスタ管理装置は連動グループに1つとしているが、複数設けて、階層構造としてもよい。
(4)実施形態で示した機器管理システムの各機能を実現させる為の各制御処理(図7等参照)をCPUに実行させる為のプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示した各機能が実現される。
本発明の実施形態に係る機器管理システムの構成例を示す図である。 本発明に係る機器管理システムの例を示す図である。 本発明にかかる管理装置1000と設定装置2000との機能ブロック図である。 マスタ管理装置情報1210の構成例及び内容例を示す図である。 連動グループ情報1710の構成例及び内容例を示す図である。 入力機器状態情報1510の構成例及び内容例を示す図である。 連動グループの動作を行う場合の、管理装置の処理を示すフローチャートである。 全連動グループ情報2310の構成例及び内容例を示す図である。 全管理装置情報2410の構成例及び内容例を示す図である。 全マスタ管理装置情報2320の構成例及び内容例を示す図である。 連動グループを動作させるために処理を示すフローチャートである。 連動グループのマスタ管理装置を決定する処理を示すフローチャートである。 連動グループ内の管理装置が記憶する設定情報を書換える処理を示すフローチャートである。 図14(a)は、設備機器の状態を一元管理しているシステムの例を示す図であり、図14(b)は、設備機器の状態を各設備機器で管理しているシステムの例を示す図である。
符号の説明
1000 2000 4000 5000 6000 管理装置
1100 2100 送受信部
1200 マスタ管理装置記憶部
1210 マスタ管理装置情報
1300 入力機器状態記憶部
1400 出力機器状態制御部
1500 入力機器状態記憶部
1510 入力装置状態情報
1600 出力機器制御判断部
1700 連動グループ情報記憶部
1710 連動グループ情報
2000 設定装置
2200 マスタ管理装置決定部
2300 全連動グループ情報記憶部
2310 全連動グループ情報
2320 全マスタ管理装置情報
2400 全管理装置情報記憶部
2410 全管理装置情報

Claims (4)

  1. 複数の管理装置の各々が1以上の入力機器又は出力機器を管理していると共に、各管理装置がネットワークを介して接続されている機器管理システムであって、
    入力機器の状態に応じて出力機器の状態が決定されるグループが複数定められ、各グループはそのグループ内の入力機器又は出力機器を管理する管理装置の1台がマスタ管理装置として選定されており、
    入力機器を管理する管理装置は、
    当該入力機器の状態情報を生成し、当該入力機器が含まれるグループのマスタ管理装置に送信する送信手段を備え、
    出力機器を管理する管理装置は、
    当該出力機器の状態を変更する指示を受信したとき、当該出力機器の状態を変更する状態変更手段を備え、
    グループのマスタ管理装置は、
    当該グループの入力機器を自装置が管理している場合は、当該入力機器の状態情報を生成し、他の管理装置が管理している場合は、他の管理装置から当該入力機器の状態情報を受信する状態情報取得手段と、
    前記状態情報取得手段で取得した全ての状態情報に基づき、グループの出力機器の状態を変更するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段でグループの出力機器の状態を変更すると判断した場合に、変更する出力機器を自装置が管理している場合には、当該出力機器の状態を変更し、変更する出力機器を他の管理装置が管理している場合には、当該他の管理装置に対して、当該出力機器の状態を変更する指示を送信する機器変更手段とを備える
    ことを特徴とする機器管理システム。
  2. 前記機器管理システムは、更に、
    グループ毎に、グループ内の入力機器又は出力機器を管理する管理装置から、入力機器及び出力機器を最も数多く管理している管理装置を、前記マスタ管理装置と決定する決定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の機器管理システム。
  3. 前記機器管理システムは、更に、
    グループ毎に、グループ内の入力機器又は出力機器を管理する管理装置から、入力機器を最も数多く管理している管理装置を、前記マスタ管理装置と決定する決定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の機器管理システム。
  4. 前記決定手段は、順次、グループ毎にマスタ管理装置の決定を行い、グループ内の入力機器又は出力機器を管理する管理装置のうち、既に、所定回数以上、他のグループのマスタ管理装置に決定されている管理装置以外の管理装置を、当該グループのマスタ管理装置と決定する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の機器管理システム。
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