JP2009076663A - 可撓性回路基板、その製造方法およびそれを使用した電子機器 - Google Patents

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啓幸 大倉
Tatsunori Koyanagi
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Abstract

【課題】可撓性回路基板において折曲げ部における基板の屈曲性を改善する可撓性回路基板を提供する。
【解決手段】本発明は、折曲げ部によって隔てられた第1部分および第2部分を含む基材であり、該基材が第1表面および第2表面を有し、前記折曲げ部の該第2表面側に複数の薄肉部を有し、該薄肉部が折曲げ方向と交差する方向に前記基材の一方の側端面近傍から他方の側端面近傍まで延在し、相互に隣接する該複数の薄肉部間に支持部を有し、該薄肉部の前記折曲げ方向における幅が該支持部の前記折曲げ方向における幅よりも大きい可撓性材料からなる基材と、
前記基材の前記第1表面に密着して形成された導電性材料からなる回路体と、
該回路体の表面の少なくとも一部を覆うように前記第1表面上に設けられたカバー層と、
を備える可撓性回路基板を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は可撓性回路基板に関し、特に液晶表示装置の液晶表示パネルとプリント配線基板間の接続等の用途において、屈曲させた状態で使用される可撓性回路基板に関する。
ポリマー等の可撓性の基材に回路体を印刷して作製される可撓性回路基板は、その柔軟性に富んだ特性から液晶テレビのような表示装置や携帯電話などの電子機器の内部配線として多用されている。これら電子機器類を小型化・薄型化するために、可撓性回路基板は機器内部で折曲げた状態や屈曲させた状態で使用されることが多い。
可撓性回路基板は容易に屈曲させることができるが、曲げた状態では弾性変形をしているため、曲がった状態から真直ぐな状態に戻ろうとする反発力が生じる。この反発力が大きいと電子機器類の組立時には組立作業性が低下する。また、その両端で印刷回路基板等と接続されている場合、反発力が接続部を剥離する方向に作用して、接続部の長期的な信頼性を低下させてしまう虞がある。
この様な課題に対応するため、従来においては以下のような可撓性回路基板の屈曲性を高める方法が提案されている。
特許文献1には、「所要の回路導体を備えると共に表面被覆材を有する可撓性回路基板の折曲げ部位に於ける絶縁基材または表面被覆材の少なくとも一方にエキシマレーザー光等の照射手段により回路導体に達しない所要の深さと幅で折曲げ溝を形成した」回路基板が記載されている。
特許文献2には、「回路パターンをなす導体薄膜からなるフレキシブル部と、導体薄膜上に基材が積層されてなる基材積層部とを備え、導体薄膜は、少なくともフレキシブル部において、単一材料からなる絶縁材料層によって被覆されている」プリント配線板が記載されている。
また、可撓性回路基板の特定箇所の厚みを削減する代わりに、非常に薄い基材が販売されている。デュポンより入手可能な<カプトン>ポリイミドフィルム型番50Hは厚さ12.5μmを有している。
ところで所望のパターンで可撓性の基材上に形成された回路体にカバー層を設ける方法には、公知の幾つかの方法がある。その中で、部材費用の低廉さや可撓性回路基板作製の一連の工程との親和性などの理由で、シルクスクリーン印刷によって回路体表面の所望の部位に、ある程度の粘度を有する液状のソルダーレジストを塗布する方法が好適に使用されている。塗布されたソルダーレジストは、次いで紫外線等の照射によって硬化されて、カバー層を形成する。
特開平05−335696号公報 特開2006−210771公報
折曲げ部に1の折曲げ溝を有する場合は、屈曲性を十分改善するには折曲げ溝が折曲げ方向に長く構成されるひつようがある。可撓性回路基板の1の折曲げ溝を有する折曲げ部に、所望のパターンが形成されたシルクスクリーンマスクを載置すると、基板が薄いため折曲げ部の基材が撓んでしまい、シルクスクリーンマスクが基板表面に追従できない状況が生じる。このため、シルクスクリーンマスクと基材表面との距離が一定せず、基板上のソルダーレジスト層に厚み斑が発生し、さらには意図しない基材上の領域にまで液状ソルダーレジストが塗布されてしまうことが生じる。この結果、ソルダーレジスト層を硬化させて得られるカバー層の厚みが一様にならなかったり、所望のパターンでカバー層を形成できない問題が生じてしまう。この現象は、折曲げ溝が折曲げ方向に長くなる程、より顕著に見られる。
また、カバー層を設けた後に折曲げ部の基材を除去する順序では、一度加工を行った基材に対して、再度基材の一部を除去する工程を繰り返す必要がある。この場合にはレーザー光によるアブレーションが一般的に行われるが、この工程はレーザー光を基材上に走査させるため、1度に1基板の処理しか出来ず加工コストが低廉ではない。また、アブレーションによって除去された基材の破片が基板に付着するため、さらに洗浄工程を設けて付着したスミアの除去を行う必要がある。エッチングによっても折曲げ部を形成できるが、フォトレジストの塗布、露光、現像および除去の一連の工程をさらに繰り返す必要が生じるため、好ましくない。
このように基材に予め折曲げ部を設けた後に基材の表面にカバー層となる液状ソルダーレジストをシルクスクリーン印刷で設ける方法では、印刷されたソルダーレジスト層の品質に問題が生じてしまう。
可撓性回路基板の屈曲性が問題とならない程度に低くなるように非常に薄い基材を使用すると、可撓性回路基板全体の剛性が低下する。このため、可撓性回路基板が取り扱いにくくなり、電子機器に組み込む工程での作業性を悪化させる虞がある。
そこで、本発明の目的は、可撓性回路基板の取り扱い性を低下させずに折曲げ部における屈曲性を改善する可撓性回路基板を提供することにある。さらに本発明の目的は、シルクスクリーン印刷によって所望の領域に厚み斑の少ないカバー層を形成できる可撓性回路基板を提供することにあり、その可撓性回路基板の製造方法とその可撓性回路基板を使用した電子機器を提供することにある。
本発明は、その一の実施形態において、折曲げ部によって隔てられた第1部分および第2部分を含む導電性材料からなる基材であり、該基材が第1表面および第2表面を有し、前記折曲げ部の該第2表面側に折曲げ方向に隣接する複数の薄肉部を有し、該薄肉部が折曲げ方向と交差する方向に延在し、相互に隣接する該複数の薄肉部間に支持部を有し、該薄肉部の前記折曲げ方向における幅が該支持部の前記折曲げ方向における幅よりも大きい可撓性材料からなる基材と、
前記基材の前記第1表面に密着して形成された導電性材料からなる回路体と、
該回路体の表面の少なくとも一部を覆うように前記第1表面上に設けられたカバー層と、
を備える可撓性回路基板を提供するものである。
本発明は、他の実施形態において、折曲げ部によって隔てられた第1部分および第2部分を含む基材であり、該基材が第1表面および第2表面を有し、前記折曲げ部の該第2表面側に1の薄肉部と、該薄肉部に1以上の支持部を有する可撓性材料からなる基材と、
前記基材の前記第1表面に密着して形成された導電性材料からなる回路体と、
該回路体の表面の少なくとも一部を覆うように前記基材の前記第1表面に設けられたカバー層と、
を備える可撓性回路基板を提供するものである。
本発明は、その1の実施形態において、以下の各ステップを含む可撓性回路基板の製造方法を提供する。
a.基材を準備する工程
b.該基材上に回路体を形成する工程
c.折曲げ部となる該基材の第2表面側から該基材材料の一部を除去して、折曲げ方向と交差する方向に前記基材の一方の側端面近傍から他方の側端面近傍まで延在する複数の薄肉部と、相互に隣接する該複数の薄肉部間に支持部とを該薄肉部の前記折曲げ方向における幅が該支持部の前記折曲げ方向における幅よりも大きくなるように形成する工程
d.前記回路体の少なくとも一部を覆うようにカバー層を前記基材表面に設ける工程。
更に本発明は他の1の実施形態として、以下の各ステップを含む可撓性回路基板の製造方法をも提供する。
a.基材を準備する工程
b.該基材上に回路体を形成する工程
c.折曲げ部となる該基材の第2表面側から該基材材料の一部を除去して、1の薄肉部と、該薄肉部に1以上の支持部とを形成する工程
d.前記回路体の少なくとも一部を覆うようにカバー層を前記基材表面に設ける工程。
本発明によれば、取り扱い性を損なうことなく、基板の屈曲性を向上させた可撓性回路基板を提供する。さらに、シルクスクリーン印刷で液状ソルダーレジストを塗布するときの基材の撓みを小さくして、得られるカバー層の品質低下を効果的に抑制する可撓性回路基板を提供する。
本発明による可撓性回路基板の幾つかの実施の形態を添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による可撓性回路基板の第1の実施形態の上面図である。可撓性回路基板10は、可撓性材料からなる基材12とその基材の表面に設けられた電気導電性の回路体14とを含んでいる。基材12はフィルム状の形態を有している。可撓性回路基板10は更に、ソルダーレジストを硬化させて得られるカバー層16を、回路体14上の一部とと基材12上の一部に有する。
図2および図3は、それぞれ図1に示す可撓性回路基板10の断面図および下面図である。基材12は、可撓性回路基板10の折曲げ方向18の略中央に折曲げ部20を有し、その折曲げ方向18の一端に第1部分22を、他端に第2部分24を有している。折曲げ部20は、基材12の材料を部分的に削除することによって、基材12により高い屈曲性を与える部分である。折曲げ部20は基材12の折曲げ方向18の幾何学的中心にある必要はなく、第1部分側もしくは第2部分側のどちらか一方に偏差して位置していても良い。第1部分22および第2部分24は、この可撓性回路基板10が電気的に接続する印刷回路版等に接続することが出来る部分である。基材12は更に、回路体14が形成されている第1表面26と、その裏面である第2表面28と、そして第1表面26と第2表面28の双方と交差し可撓性回路基板10の折曲げ方向18に略平行な側端面30、31とを有する。
基材12は、1枚のフィルムからなる単層の基材であっても、複数のフィルムを積層させた多層フィルムであっても良い。基材12は、基材に対して可撓性を付与し得る各種材料から形成することができるが、通常、絶縁性の樹脂材料から任意の成形法によってフィルムの形態に成形するのが有利である。基材に好適な樹脂材料としては、例えば、ポリイミド樹脂、液晶ポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどを挙げることができる。とりわけ、ポリイミド樹脂が好適である。基材は、可撓性回路基板の構成や使途などに応じていろいろな厚さで使用することができる。基材が薄くなると、剛性が低下し、取扱い性を妥協したり、基板が破損しやすくなる虞がある。基板が厚くなると、軽量化に逆行することとなる。基材の厚さは、典型的には約15μm以上であり、約300μm以上であり、より好ましくは約25μm以上であり、約125μm以下である。また、基材は、通常、長尺物として形成され、好ましくは芯に巻き取って保存及び搬送され、可撓性回路基板の製造時に巻き出して使用される。
折曲げ部20には、基材12の折曲げ方向18に直交する方向に延在する複数の薄肉部32と、それら薄肉部32に挟まれて基材12の両側端部30、31で終端している支持部34とを、基材12の第2表面28側に有している。
薄肉部32は、基材12の厚みよりも薄い部分であり、第2表面と略平行な平面を成す第3表面36と、第3表面と第2表面とを連結する側壁38とを有している。換言すれば、折曲げ部は複数の溝39を備えており、その溝39は底面(第3表面36)と、対向して配置されている2の側壁38とで画定されている。薄肉部32は第2表面28側の基材12の一部を化学的または物理的に除去することによって設けることが出来る。側壁38は、薄肉部32を介して互いに対向している2の側壁38が第3表面36から第2表面28に向かうにつれて互いに離れる方向に傾斜している。この様な傾斜を有する面は、エッチングによる化学的方法で薄肉部32を形成すると容易に形成することができる。側壁38は基材の第2表面28に対して垂直であっても良いが、側壁38が傾斜していると可撓性回路基板10を折曲げるときに支持部34と薄肉部32との境界での剛性の変化が緩やかになり、その境界で可撓性回路基板10が急峻に曲がることを抑制できる。側壁38の傾斜はどのような傾斜でも良いが、可撓性回路基板10の急峻な曲がりを防ぐためにはその傾斜角αが鈍角であることが好ましい。傾斜角αは好ましくは100度以上であり、175度以下である。より好ましくは、傾斜角αが135度以上である。なお傾斜角αは、薄肉部32の第3表面36と側壁38とが成す角度である。
支持部34は薄肉部32よりも厚みを有する基材12の部位である。支持部34の上端面40は基材12の第2表面28とおよそ同一平面を構成する。つまり、支持部34は隣接する2の溝39を分離している部分である。支持部34は後述の印刷工程により液状ソルダーレジストを塗布するときに、基材12が配置された平面に接触し、その工程で基材12の第1表面26の撓みを抑制する。これにより、シルクスクリーンマスクと基材12との折曲げ部における間隙をほぼ一定とすることが出来る。上端面40は通常、基材12の第2表面28をそのまま使用して形成するが、上端面40が第2表面28よりも低くなるように構成することも出来る。
1の薄肉部32とその薄肉部32を挟んで互いに隣接する2の側壁38とで画定される溝39の断面形状は、図2に示すような台形に限られず、矩形やV字型、薄肉部の厚みが連続的に変化するU字状などの形状とすることが出来る。溝39の断面形状によっては、例えば断面V字状の場合、薄肉部の第3表面36を実質的に有さない場合もある。本実施例では、薄肉部32が基材12の両側端面30、31に達しているが、薄肉部は両側端面30、31に達していなくとも良い。つまり、薄肉部32が基材12の両側端面30、31の近傍で終端する構造も可能である。なお、側端面30、31の近傍とは、側端面30,31より有限長離れた位置であり、かつ基材12の幅(折曲げ方向と交差する方向での両側端面30,31間の最短距離)の1/3よりも離れない位置のことである。
支持部34の折曲げ方向18における幅Wと薄肉部32の折曲げ方向18における幅Xや厚みは、その可撓性回路基板10が使用される状況にあわせて適宜設定される。薄肉部32の厚みは薄ければ薄いほど可撓性回路基板10の屈曲性が改善されるが、通常は25μm以下であり、より好ましくは15μm以下である。薄肉部32は、一方で、5μm以上、より好ましくは10μm以上の厚みを有することが好ましい。これよりも薄いと、取り扱い時に基板を破損する虞がある。また、エッチングによって薄肉部32を加工する場合には、薄肉部32の厚さが基材12の厚みの半分以下とすることが好ましい。基材12に貫通孔等を設ける場合、基材12両面からエッチングすれば薄肉部32加工と同時に貫通孔も加工できてしまうからである。
薄肉部32の幅Xは、使用される状況により異なるが広すぎると基材12の第1表面26の撓み抑制が十分になされない。薄肉部32の幅Xが狭すぎると、基材12の可撓性を有効に改善できない。そのため、薄肉部の幅Xは通常はおよそ2mm以下であり、およそ0.1mm以上である。より好ましくはおよそ0.9mm以下であり、およそ0.4mm以上である。
また、屈曲性を効率的に改善するために、薄肉部の幅Xは支持部幅Wよりも通常は広く設定される。なお、薄肉部の幅Xは1の薄肉部32を挟んで対向する2の側壁38が、それぞれ第2表面28もしくは上端面40と交差する点(線)間の距離である。同様に、支持部の幅Wは、1の支持部の上端面40がその支持部34に最も隣接する側壁38と交差する点(線)間の距離として定義される。
薄肉部32の幅Xや支持部34の幅Wは、折曲げ部20全体にわたって均等であっても良いし、不均等であっても良い。これらを均等にすると、折曲げ部20全体でより均一な曲げ半径で可撓性回路基板10を折曲げることが可能となる。逆に部分的に曲げ半径を変化させたい場合には、これらを不均等に設定することで、調整することができる。
薄肉部32は、当業者に知られた各種の物理的および化学的方法によって、基材材料を除去することで形成できる。それらの方法には、間接もしくは直接露光によるレーザーアブレーションや、基材12に形成されたフォトレジスト層から露出している部分を溶液で選択的に溶解するエッチングがある。本発明の薄肉部32を形成するには、それらの中でエッチングが好適に使用できる。エッチングで薄肉部32を形成すると、薄肉部32以外の基材12形状の加工が同時に行えるため効率的である。また、アブレーションと異なりスミアの発生がないため、スミアの除去工程を追加する必要がない。加えて、薄肉部32の側壁38を傾斜して設ける場合、エッチングの溶解特性から容易に傾斜した側壁38を形成することが出来る。
回路体14は、可撓性回路基板10が所望の電気的機能を果たせるように、任意のパターンで基材12に密着して形成された導電回路である。複数の回路体14が、基材12の第1表面26上に第1部分22と第2部分24との間を導電させるように形成されている。回路体14は接着剤層を介して基材12に設けることもできる。回路体14は、ICなどの電子部品をその上に配置させるためのパターンを更に有することができる。回路体14は更に基材12の第1部分22と第2部分24それぞれの第2表面28にも形成することが出来る。この場合、第1表面26上の回路体14と第2表面28上の回路体14とを導電させるために、基材12にビアホールと呼ばれる層間導通孔を設けることができる。
回路体14は任意の導電材料から構成することが出来るが、銅やアルミニウムなどが好適に使用されている。また、印刷回路基板等との電気的接合の信頼性を高めるために、他の回路基板等との電気的接合部となる回路体14の表面に、他の金属、例えば金や錫からなる金属膜を形成することができる。
回路体は、可撓性回路基板の構成や回路体の構成などに応じていろいろな厚さで使用することができるが、通常、およそ50μm以下であり、好ましくはおよそ5〜40μmの範囲であり、さらに好ましくはおよそ10〜30μmの範囲である。
基材12の表面には、はんだによって回路体14間が相互に短絡しないように、回路体14の他の基板等との接点となる両端部分を除いてカバー層16が設けられている。カバー層16は基材12の表面全体を覆うように設けることもできるし、本実施例のように印刷回路基板やICチップ等との電気的接合部を除いた任意の領域のみを覆うように設けることもできる。
本発明の可撓性回路基板では、カバー層16は液状ソルダーレジストをシルクスクリーン印刷により基材上に塗布し、ついでそれを硬化して形成する。液状ソルダーレジストとしては、光硬化性や熱硬化性の既存の各種ソルダーレジストが使用できる。シルクスクリーン印刷法は、所望の領域にのみ液状ソルダーレジストが塗布されるように調製されたシルクスクリーンマスクを対象物(基材)に重畳して配置し、液状ソルダーレジストをそのシルクスクリーンマスクを通して対象物(基材)表面に転写する方法である。シルクスクリーン印刷はソルダーレジストフィルムをラミネートする方法に比べ、材料コストが安く、容易に任意の領域のみに選択的にカバー層を設けられるメリットを有する。シルクスクリーン印刷でソルダーレジストを均一に且つ所望の領域にのみ塗布するには、シルクスクリーンマスクを印刷対象物に密着させる必要がある。シルクスクリーンマスクが印刷対象物と部分的に密着してないと、その部分でソルダーレジストの塗布厚さが増加したり、場合によっては意図しない領域にまでソルダーレジストが塗布されてしまう虞がある。そのため、折曲げ部20に支持部34を配置して薄肉部32の撓みを抑制すると、シルクスクリーン印刷の品質の低下防止に効果的である。
基材上に印刷された液状ソルダーレジストは、次いで熱または光によって硬化されカバー層16を形成する。カバー層16の厚さは、使用される液状ソルダーレジストの特性や、可撓性回路基板の使用状態によって適宜設定されるが、通常5μm以上であり、40μm以下である。本発明の効果をより有効に発揮させるには、カバー層16の可撓性を基材12の曲げ可撓性よりも大きくすることが好ましい。それには、カバー層16を構成する材料の弾性率を小さくすることや、カバー層16の厚みまたは/および塗布領域を小さくすることで調整が可能である。何れの手法によっても、カバー層16に対して本発明と同様な折曲げ部を設けることなく、可撓性回路基板の屈曲性低下を最小限にできるからである。
本発明の可撓性回路基板10には、必要に応じて補強板を併用してもよい。補強板は、通常、基材12の回路体14が設けられていない面に、その回路体14のパターンと関連させて取り付けられる。補強板は、回路体14やその他の機能素子が作り込まれていない空き領域を利用して取り付けられ、したがって、連続もしくは不連続の任意のパターンで配置することができる。一例を挙げると、補強板のパターンは、例えば、矩形、L字形、円形などがある。いずれのパターンも、好ましくはシート状の補強板から打ち抜きなどの常用の技法を使用して容易に形成することができる。補強板の配置個所としては、例えば、コネクタ部などを挙げることができる。
図4は本発明に係る可撓性回路基板を用いた液晶表示装置70の部分を一例として模式的に示す図である。液晶パネル72の背面にはバックライト74が配置されており、そのバックライトの背後には、さらに液晶パネルを駆動する駆動回路基板76が設けられている。駆動回路基板76と液晶パネル72とを電気的に接続するために、可撓性回路基板10が使用されている。可撓性回路基板10は、その第2表面側にも回路体14‘を有しており、回路体14’と第1表面側の回路体14とは図示しないビアホールで電気的に接続されている。可撓性回路基板10は、その一方の端部で液晶パネル72と、他方の端部で駆動回路基板76と電気的および機械的に接続されており、その折曲げ部20において曲げられた状態で使用されている。図4においては、可撓性回路基板10の第2表面28が内側に向けた状態で使用されているが、第2表面28を外側に向けた状態で使用することも出来る。
図5に本発明の第2の実施形態に係る可撓性回路基板10aの下面図を示す。本実施形態では、折曲げ部20aに複数の溝状の薄肉部32aを有し、各支持部34a間ならびに支持部34aと第1部分22aおよび第2部分24aとが連結部(支持部)46aによって連結されている。換言すれば、この実施形態は実施例1の薄肉部32(溝39) が連結部(支持部)46aによって2分割されているものである。
この様な構成にすると、折曲げたときに支持部34aと薄肉部32aとの境界で基材12aが急峻に曲げられることを抑制することに、連結部が寄与する。また、カバー層の印刷時に、この連結部46aも支持部34aと同様に作用して、第1表面26aの撓みを効果的に抑制する。
図5においては複数の連結部46aが折曲げ方向に一直線状に配置されているが、それぞれの連結部46aを基材12aの幅方向で夫々異なる位置に配置しても良い。さらには、連結部46aを複数平行に配置しても良い。
図5の実施形態では夫々の連結部46aの幅はおよそ一定であるが、その幅を変化させることも可能である。例えば、連結部46aの折曲げ方向18aおよそ中心で幅が最も狭く、支持部34aに近くなるにつれて幅が広くなるようにすることが出来る。
図6および図7に、本発明の更なる実施形態の例の幾つかを示す。
図6は本発明の第3の実施形態に係る可撓性回路基板10bの下面図である。本実施形態では1の薄肉部32bに複数の島状の支持部34bが、可撓性回路基板10bの折曲げ方向18bに2列に配列されている。換言すれば、本実施形態の可撓性回路基板10bは、その折曲げ部20bに1の凹部(薄肉部32b)と、複数の柱(島状の支持部34b)とを備えている。島状とは、1の支持部34bの上端面40bの外周41b全てが薄肉部32bの1の側壁38bと接している状態のことである。支持部34bは、折曲げ方向18bの位置に関して、一の列の支持部34bが隣接する列にある相互に隣接する2の支持部34bの間に位置するように配置されている。つまり、隣接する2の列の支持部34bを折曲げ方向18bに関して互い違いに配置している。本実施形態では、第1および第2の実施形態に比べて薄肉部の領域を更に広げることができるため、可撓性回路基板の屈曲性をより改善できる。また、支持部34bを互い違いに配置しているため、支持部34bを一列に配置する場合、もしくは折曲げ方向の位置に関して2の列の支持部を揃えて配置する場合に比べて折曲げ部の屈曲性が折曲げ方向でより均一になる。
図7は本発明の第4の実施形態に係る可撓性回路基板10cの下面図を示す。折曲げ部20cには1の薄肉部32cを有し、その薄肉部32cに複数の支持部34cが配されている。支持部34cは、図6に示す実施形態と同様に、隣接する列にある支持部34cを折曲げ方向18cの位置に関して互い違いに配置されている。本実施形態においては、支持部34cは基材12cの1側端30cもしくは31cから基材12cの幅方向中心に向けて延在し、その先端は基材の幅方向中央付近で終端している。本実施形態の可撓性回路基板においても、折曲げ部の屈曲性をより改善するとともに、折曲げ部の曲げ剛性がその折曲げ方向に於いてより均一になり、特に曲げ半径が小さい場合において可撓性回路基板10cの急峻な曲げを効果的に防止できる。
第3および第4の実施形態は、さらに連結部を有して支持部間および/または支持部と第1部分または第2部分とを連結することも可能である。また、これら実施形態を2以上組合わせた形態とすることも可能である。もちろん、支持部を互い違いに配置しない形態や、折曲げ方向に1列に配置することもできる。
次に、本発明の可撓性回路基板の作製方法の好ましい一例を、第1の実施形態の可撓性回路基板10を例に説明する。
初めに任意の材料から形成された基材12を用意する。本発明の可撓性回路基板10を効率的に作成するには、長尺の基材12を使用して連続的に加工することが、製造効率上好ましい。
次いで基材12の片面にスパッタによりメタライズ加工を施す。予め基材表面にメタライズ加工が施された基材を使用することも可能であり、その場合はメタライズ工程を省略できる。そして、硫酸銅めっきにより回路体14となる銅(Cu)層を、基材12の第1表面26全面に被着させる。銅の厚さは、約1〜7μmである。
次いで、フォトレジストを基材12の両面に全面的に塗布する。フォトレジストとしては、例えば、液状レジストやドライフィルムレジストを使用することができる。フォトレジストの塗布後、フォトマスクを介して露光を行い、さらに現像を行う。露光及び現像の結果、基材12の第1表面26には、回路体14の形成予定個所に相当する部位のフォトレジストが除去され、それ以外の部位にフォトレジストが残留する。また、基材12の第2表面28には、折曲げ部20の薄肉部32に相当する部分のフォトレジストが除去され、それ以外のフォトレジストが残留する。
基材12の第1表面26において、フォトレジストから露出している面(銅めっき面)に銅めっきによって追加の銅を堆積させる。銅めっきは、上記の銅めっきと同様な条件で行うことができる。この追加のめっき工程によって、回路体14の形成される部分には約8〜50μmの厚さの銅層が得られる。なお、この段階では下地の銅めっき面が基材12の表面全面に残存しているため、回路体14は相互に電気的に独立していない。
引き続いて、薄肉部32を形成する。これは、例えば、フォトレジストから露出している基材12の表面を強アルカリ性のエッチング剤で溶解及び除去することによって形成することができる。このエッチングの結果、側壁38が傾斜した薄肉部32が形成される。薄肉部32の形成には、エッチングに代えて例えばレーザーによるアブレーションでも形成することが出来る。
上記のようにして薄肉部32を形成した後、基材12の両面からフォトレジストを溶解除去する。このフォトレジスト除去工程に続けて、基材12の第1表面26から銅層の一部を全面的にエッチングにより除去し、各回路体14を電気的に独立させる。
その後、基材12の第1表面26の任意の部位に、液状ソルダーレジストをシルクスクリーン印刷により塗布する。ソルダーレジストとしては、使用する印刷方法に適した粘度を有する液状ソルダーレジストを使用することが出来る。また、光硬化性や熱硬化性の液状ソルダーレジストを、適宜選択して使用できる。シルクスクリーン印刷によって基材12上の任意の部位に液状ソルダーレジストを塗布した後、液状ソルダーレジストを硬化させて、カバー層16を形成する。
最後に、外部基板との接続性を向上するため、回路体14のカバー層から露出した部分に、めっきによる金属膜を形成することができる。金属膜は、例えば、金(Au)めっきあるいは錫(Sn)めっきなどから形成することができる。
実施例1
以下の手順に従い、第1の実施形態にかかる可撓性回路基板10を作製した。
幅11mm、厚さ25μmの長尺のポリイミド製基材12(商品名「カプトン100E」、デュポン社製)の片面にスパッタによってCr/Niのシード層を設け、そのシード層上にCu層を設けた。その後、硫酸銅メッキにより銅層を全面に3〜5μm析出させた。
次いで基材の両面に光反応性のフォトレジストを全面的に塗布した。両面のフォトレジストを、フォトマスクを介して紫外線で露光し現像した。
基材をメッキ漕に浸漬し、硫酸銅メッキによってフォトマスクから露出している銅層表面に銅を約15μm程度堆積した。
引き続き、基材を強アルカリ溶液に漬け、露光した側の基材表面をエッチングして、基材の一方の側端面から他方の側端面に渡る溝状の薄肉部を折曲げ部に形成した。
基材の両面からフォトレジストを溶解除去した後、金属部分をエッチングで全体的に除去し、相互に独立した回路体を得た。基材の第1表面に、ライン/スペースが約75μm/約75μm、厚み約15μmの配線が基材の折曲げ方向に沿って4本形成された。
銅配線上に熱硬化性液状ソルダーレジスト(宇部興産製ユピコート)を印刷し、150度で1時間硬化させ、厚さ15〜18μmのカバー層を得た。カバー層から露出している回路体の部位に、NiとAuメッキを施した。基材を切断し、長さ130mm、幅11mmの可撓性回路基板を得た。得られた可撓性回路基板の折曲げ部各部の寸法は、表1に示した通りであった。
ソルダーレジスト印刷斑評価
得られた可撓性回路基板のソルダーレジストの塗布斑を、カバー層を倍率10倍の実体顕微鏡下で観察した。顕著な塗布斑が見られたものは“不可”と判断し、塗布斑がない、もしくは顕著でないものを“可“と判断した。評価結果を表1に示す。
曲げ強さ測定
可撓性回路基板の曲げ強さを、ループスティフネスとして測定した。上述の様に作製した幅11mm、長さ130mmの可撓性回路基板を、ループ長が60mmとなるようにループ状に曲げて試験装置に固定した。このとき、折曲げ部がループのほぼ中央になるよう調整した。ループの高さが10mmになるまで3.5mm/秒の速さでループを押しつぶして、ループスティフネスを測定した。測定には東洋精機社製ループステフネステスタD型を使用した。測定結果を表1に示す。
実施例2〜4
実施例1と同様に可撓性回路基板を作製したが、フォトマスクの各部寸法を変更し、折曲げ部各部の寸法として表1に示すものを得た。
比較例1
実施例1と同様に可撓性回路基板を作製したが、基材の折曲げ部に薄肉部を設けなかった。
比較例2および3
実施例1と同様に可撓性回路基板を作製したが、薄肉部として表1に示す寸法のものを1つだけ形成した。
Figure 2009076663
本発明の第1の実施形態に係る可撓性回路基板の上面図である。 本発明の第1の実施形態に係る可撓性回路基板の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る可撓性回路基板の下面図である。 本発明の1の実施形態に係る可撓性回路基板を用いた液晶表示装置の部分を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る可撓性回路基板の下面図である。 本発明の第3の実施形態に係る可撓性回路基板の下面図である。 本発明の第4の実施形態に係る可撓性回路基板の下面図である。
符号の説明
10、10a、10b、10c 可撓性回路基板
12、12a、12b、12c 基材
14、14a、14b、14c 回路体
16、16a、16b、16c カバー層
18、18a、18b、18c 折曲げ方向
20、20a、20b、20c 折曲げ部
22、22a、22b、22c 第1部分
24、24a、24b、24c 第2部分
26、26a、26b、26c 第1表面
28、28a、28b、28c 第2表面
30、30a、30b、30c、31、31a、31b、31c 側端面
32、32a、32b、32c 薄肉部
34、34a、34b、34c 支持部
36、36a、36b、36c 第3表面
38、38a、38b、38c 側壁
39、39a 溝
40、40a、40b、40c 支持面
41b、41c 外周
46a 連結部(支持部)
70 液晶表示装置
72 液晶パネル
74 バックライト
76 駆動回路基板

Claims (14)

  1. 折曲げ部によって隔てられた第1部分および第2部分を含む導電性材料からなる基材であり、該基材が第1表面および第2表面を有し、前記折曲げ部の該第2表面側に折曲げ方向に隣接する複数の薄肉部を有し、該薄肉部が折曲げ方向と交差する方向に延在し、相互に隣接する該複数の薄肉部間に支持部を有し、該薄肉部の前記折曲げ方向における幅が該支持部の前記折曲げ方向における幅よりも大きい可撓性材料からなる基材と、
    前記基材の前記第1表面に密着して形成された回路体と、
    該回路体の表面の少なくとも一部を覆うように前記第1表面上に設けられたカバー層と、
    を備える可撓性回路基板。
  2. 前記薄肉部が前記基材の少なくとも一方の側端面に達している、請求項1記載の可撓性回路基板。
  3. 前記複数の薄肉部のうちの少なくとも一つを前記折曲げ方向と交差する方向に分割するように、前記薄肉部に支持部を有する請求項1または2記載の可撓性回路基板。
  4. 折曲げ部によって隔てられた第1部分および第2部分を含む基材であり、該基材が第1表面および第2表面を有し、前記折曲げ部の該第2表面側に1の薄肉部と、該薄肉部に1以上の支持部を有する可撓性材料からなる基材と、
    前記基材の前記第1表面に密着して形成された導電性材料からなる回路体と、
    該回路体の表面の少なくとも一部を覆うように前記基材の前記第1表面に設けられたカバー層と、
    を備える可撓性回路基板。
  5. 前記支持部が支持面を備え、該支持面の外周全てが前記薄肉部と接している請求項4記載の可撓性回路基板。
  6. 前記薄肉部を前記折曲げ方向と交差する方向に分割するように、前記薄肉部に支持部を有する請求項4または5記載の可撓性回路基板。
  7. 前記カバー層が、シルクスクリーン印刷によって前記基材上に塗布された液状ソルダーレジストを硬化して得られたものである請求項1から6のいずれか1項に記載の可撓性回路基板。
  8. 前記カバー層が、前記薄肉部を形成した後に設けられたものである請求項7記載の可撓性回路基板。
  9. 前記折曲げ部において前記薄肉部の占める領域が前記支持部の占める領域よりも広い請求項1〜8のいずれか1項に記載の可撓性回路基板。
  10. 前記薄肉部がエッチングにより設けられたものである請求項1から9のいずれか1項記載の可撓性回路基板。
  11. 前記薄肉部の側壁と該薄肉部の第3表面との成す角度が鈍角である請求項1から10のいずれか1項に記載の可撓性回路基板。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の可撓性回路基板を有する電子機器。
  13. 以下の各ステップを含む可撓性回路基板の製造方法。
    a.基材を準備する工程
    b.該基材上に回路体を形成する工程
    c.折曲げ部となる該基材の第2表面側から該基材材料の一部を除去して、折曲げ方向と交差する方向に前記基材の一方の側端面近傍から他方の側端面近傍まで延在する複数の薄肉部と、相互に隣接する該複数の薄肉部間に支持部とを該薄肉部の前記折曲げ方向における幅が該支持部の前記折曲げ方向における幅よりも大きくなるように形成する工程
    d.前記回路体の少なくとも一部を覆うようにカバー層を前記基材表面に設ける工程
  14. 以下の各ステップを含む可撓性回路基板の製造方法。
    a.基材を準備する工程
    b.該基材上に回路体を形成する工程
    c.折曲げ部となる該基材の第2表面側から該基材材料の一部を除去して、1の薄肉部と、該薄肉部に1以上の支持部とを形成する工程
    d.前記回路体の少なくとも一部を覆うようにカバー層を前記基材表面に設ける工程
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