JP2009076571A - 強誘電体キャパシタとその製造方法、及び強誘電体メモリ装置 - Google Patents

強誘電体キャパシタとその製造方法、及び強誘電体メモリ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009076571A
JP2009076571A JP2007242462A JP2007242462A JP2009076571A JP 2009076571 A JP2009076571 A JP 2009076571A JP 2007242462 A JP2007242462 A JP 2007242462A JP 2007242462 A JP2007242462 A JP 2007242462A JP 2009076571 A JP2009076571 A JP 2009076571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferroelectric
layer
film
ferroelectric layer
lower electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007242462A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kurokawa
賢一 黒川
Fumio O
文生 王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp, Fujitsu Ltd filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007242462A priority Critical patent/JP2009076571A/ja
Publication of JP2009076571A publication Critical patent/JP2009076571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】MOCVD法によるPZT膜において突起状結晶が成長し、リーク電流が増大するのを防止した強誘電体キャパシタとその製造方法、強誘電体メモリ装置を提供する。
【解決手段】下部電極12と強誘電体膜13と上部電極14とを有する。強誘電体膜13は、下部電極12上に有機金属化学気相堆積法で形成された、Pb(Zr,Ti)Oで示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなる第1の強誘電体層13aと、第1の強誘電体層13a上に化学溶液堆積法で形成された、Pb(Zr,Ti,MB)O(ただし、MBはBサイトに入り得るZr、Ti以外の金属元素である)で示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなり、Bサイト中におけるMBの原子数比[{MB/(Zr+Ti+MB)}×100]が0%を越え5%以下である第2の強誘電体層13bと、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、強誘電体キャパシタとその製造方法、及び強誘電体メモリに関する。
強誘電体メモリ装置(FeRAM)は、強誘電体材料の自発分極を利用した低電圧及び高速動作が可能な不揮発性メモリであり、メモリセルが1トランジスタ/1キャパシタ(1T/1C)で構成できる。そのため、DRAM並の集積化が可能であることから、大容量の不揮発性メモリとして期待されている。
強誘電体キャパシタを構成する強誘電体膜の形成材料、すなわち強誘電体材料としては、単純ペロブスカイト構造を有するチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zi,Ti)O:PZT)が、分極量が大きく有力である。なお、このPZTの分極量を大きくし、また、強誘電体メモリとしての信頼性を最大限に引き出すためには、強誘電体膜の結晶構造を正方晶とし、さらに(111)面配向制御を行うことが非常に重要である。
PZT等からなる強誘電体膜の成膜に関しては、比較的結晶配向性に優れたものが得られ、しかも信頼性などを向上させるための他の元素の添加が容易に行えるなどの理由により、ゾルゲル法等のCSD法(化学溶液堆積法)が従来より用いられている。また、CSD以外の成膜法としては、スパッタ法なども用いられている。
ところで、次世代の強誘電体メモリでは、強誘電体膜をMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相堆積)法で成膜することが望まれている。これは、従来のスパッタ法等による成膜では得られる強誘電体膜の結晶配向性が不十分であり、より良好な強誘電体性が得られないことから、結晶配向性の良好な強誘電体膜が望まれているからである。
ところが、下部電極上にMOCVD法を用いて(111)面配向制御を行いつつPZTを成膜すると、得られる強誘電体膜(PZT膜)の表面に配向面の乱れた突起状の結晶が成長しやすくなる。そして、そのままこの強誘電体膜上に上部電極を形成すると、突起状結晶の脇に発生するリークパスからリーク電流の増大が起こり、得られる強誘電体メモリの信頼性や低消費電力性が損なわれてしまう。
なお、MOCVD法を用いてPZT系の強誘電体膜を形成するとともに、この強誘電体膜のリーク電流の低減化を図った技術として、特許文献1に記載された技術が知られている。
特開2006−24748号公報
しかしながら、前記特許文献1には、前記したようなMOCVD法によるPZT膜において突起状の結晶が成長しやすくなり、これに起因してリーク電流の増大が起こることが記載されていない。したがって、特許文献1に記載された技術は、前記の突起状の結晶に起因するリーク電流の増大を防止するものではなく、単に欠陥の発生を抑止して強誘電体膜の結晶性を良好に維持し、これによってリーク電流の少ない強誘電体キャパシタを実現することを目的としたものである。
そこで、本発明では、MOCVD法によるPZT膜において突起状の結晶が成長し、これに起因してリーク電流が増大するのを防止した、強誘電体キャパシタとその製造方法、及び強誘電体メモリ装置を提供することを目的としている。
本発明者は前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、MOCVD法によるPZT膜の上に、同じPZT系の材料をCSD法(化学溶液堆積法)で成膜することにより、前記の突起状結晶を被覆し、MOCVD法で成膜されたPZT膜のモフォロジー荒れを改善できるとの知見を得た。しかし、このCSD法で成膜する強誘電体膜が純粋なPZT膜であると、リーク電流の低減効果が不十分であった。
そこで、さらに改善をすべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の強誘電体キャパシタは、下部電極と、該下部電極上に設けられた強誘電体膜と、該強誘電体膜上に設けられた上部電極と、を有し、
前記強誘電体膜は、
前記下部電極上に有機金属化学気相堆積法で形成された、Pb(Zr,Ti)Oで示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなる第1の強誘電体層と、
前記第1の強誘電体層上に化学溶液堆積法で形成された、Pb(Zr,Ti,MB)O(ただし、MBはBサイトに入り得るZr、Ti以外の金属元素である)で示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなり、Bサイト中におけるMBの原子数比[{MB/(Zr+Ti+MB)}×100]が0%を越え5%以下である第2の強誘電体層と、を含むことを特徴としている。
この強誘電体キャパシタによれば、下部電極上に、Pb(Zr,Ti)O(以下、PZTと記す)からなる第1の強誘電体層が有機金属化学気相堆積法(MOCVD法)で形成されているので、例えばスパッタ法で得られる強誘電体膜に比べ、良好な配向性の強誘電体層となる。したがって、その上に形成する第2の強誘電体層も、下地となる第1の強誘電体層の結晶配向性が反映されることにより、第1の強誘電体層と同様に結晶配向性が良好になる。よって、強誘電体膜全体の結晶配向性が良好になり、この強誘電体膜を有した強誘電体キャパシタの特性がより良好になる。
ただし、下部電極上にMOCVD法で第1の強誘電体層を形成すると、スパッタ法に比べれば良好な配向性が得られるものの、前記したようにこの第1の強誘電体層にはその表面において突起状の結晶が成長しやすくなる。しかし、本発明では、この第1の強誘電体層上に第2の強誘電体層がCSD法(化学溶液堆積法)で形成されているので、この第2の強誘電体層によって第1の強誘電体層表面の突起状結晶が被覆され、突起状結晶の脇でのリークパスの発生が抑制される。
また、このCSD法で成膜された第2の強誘電体膜が、純粋なPZT膜ではなく、PZTにおけるBサイト中にZr、Ti以外の金属元素であるMB(例えばNb)を原子数比が0%を越え5%以下となるように含有しているので、前記の突起状結晶の脇でのリークパス等に起因するリーク電流の低減効果が高くなる。ここで、MBの原子数比が0%を越えるようにしたのは、PZT中にBサイト元素として例えばNb(ニオブ)を添加することにより、強誘電体膜全体のリーク電流の低減に対して大きな効果があることが分かったからである。すなわち、その量が僅かであっても、添加しなかった場合に比べてリーク電流の低減効果が認められるからである。また、MBの原子数比を5%以下にしたのは、PZT中に例えばNb(ニオブ)を添加すると、リーク電流の低減効果がある反面、分極量(Qsw)の低下が生じることが分かったからである。すなわち、MBの原子数比が5%を越えると、強誘電体膜全体の分極量が低下して強誘電体メモリ(強誘電体キャパシタ)としての十分な特性が得られなくなってしまうおそれがある。これに対し、MBの原子数比を5%以下にしたことで、強誘電体膜全体の分極量の低下を抑え、強誘電体メモリ(強誘電体キャパシタ)としての十分な特性を確保することができる。
なお、前記MBはNb(ニオブ)であるのが好ましい。このように、第2の強誘電体層がNbを添加してなるPb(Zr,Ti,Nb)Oによって形成されていることにより、前記したように強誘電体膜全体のリーク電流が低減化され、かつ十分に大きな分極量が確保される。
また、第1の強誘電体層及び第2の強誘電体層を構成する化合物の結晶構造が、いずれも正方晶であって、(111)面配向しているのが好ましい。
このように、第1の強誘電体層及び第2の強誘電体層からなる強誘電体膜の結晶構造が、正方晶であって(111)面配向していることにより、強誘電体キャパシタの特性がより良好になる。さらに、第1の強誘電体層及び第2の強誘電体層の結晶粒子が連続していることが好ましい。
本発明の強誘電体キャパシタの製造方法は、基体上に下部電極を形成する工程と、
前記下部電極上に、Pb(Zr,Ti)Oで示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなる第1の強誘電体層を、有機金属化学気相堆積法で形成する工程と、
前記第1の強誘電体層上に、Pb(Zr,Ti,MB)O(ただし、MBはBサイトに入り得るZr、Ti以外の金属元素である)で示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなり、Bサイト中におけるMBの原子数比[{MB/(Zr+Ti+MB)}×100]が0%を越え5%以下である第2の強誘電体層を、化学溶液堆積法で形成する工程と、
前記第2の強誘電体層上に上部電極を形成する工程と、を含むことを特徴としている。
この強誘電体キャパシタの製造方法によれば、下部電極上にPZTからなる第1の強誘電体層を有機金属化学気相堆積法で形成するので、前記したようにこの第1の強誘電体層が良好な配向性の強誘電体層となる。したがって、その上に形成される第2の強誘電体層も、第1の強誘電体層と同様に結晶配向性が良好になる。よって、強誘電体膜全体の結晶配向性を良好にし、この強誘電体膜を有した強誘電体キャパシタの特性をより良好にすることができる。
また、第1の強誘電体層上に第2の強誘電体層を化学溶液堆積法で形成しているので、この第2の強誘電体層によって第1の強誘電体層表面の突起状結晶を被覆し、突起状結晶の脇でのリークパスの発生を抑制することができる。
さらに、この化学溶液堆積法で成膜する第2の強誘電体膜を、純粋なPZT膜ではなく、PZTにおけるBサイト中にZr、Ti以外の金属元素であるMB(例えばNb)を原子数比が0%を越え5%以下となるように含有させて形成しているので、前記の突起状結晶の脇でのリークパス等に起因するリーク電流の低減効果を高くするとともに、分極量の低下を抑えて強誘電体メモリ(強誘電体キャパシタ)としての十分な特性を確保することができる。
本発明の強誘電体メモリ装置は、前記の強誘電体キャパシタ、あるいは前記の製造方法で得られた強誘電体キャパシタを備えてなることを特徴としている。
前記したようにキャパシタ特性が良好であり、またリーク電流が低減化され、かつ、分極量の低下が抑えられた強誘電体キャパシタを備えているので、本発明の強誘電体メモリ装置は十分な特性が確保された良好なものとなる。
以下、本発明を詳しく説明する。
まず、本発明の強誘電体キャパシタを備えた強誘電体メモリ装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明の強誘電体キャパシタを備えたスタック構造の強誘電体メモリ装置を、模式的に示す拡大断面図であり、図1において符号1は強誘電体メモリ装置、3は強誘電体キャパシタである。
強誘電体メモリ装置1は、図1に示すように、半導体基板2と、半導体基板2上に形成された強誘電体キャパシタ3と、この強誘電体キャパシタ3のスイッチングトランジスタ(以下、トランジスタと記す)4とを備えて構成されたものである。
半導体基板2は、例えばシリコン(Si)からなるもので、その上面側には二酸化ケイ素(SiO)等からなる層間絶縁膜5が形成されている。そして、層間絶縁膜5のうち後述する第2不純物領域層24と対応する領域には、層間絶縁膜5を貫通するコンタクトホール5Aが形成されており、このコンタクトホール5A内には、プラグ6が埋設されている。
プラグ6は、コンタクトホール5A内に充填された導電材料によって形成されたもので、例えばタングステン(W)、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)などからなっている。本実施形態ではWによって形成されている。
強誘電体キャパシタ3は、本発明における強誘電体キャパシタの一実施形態となるもので、層間絶縁膜5及びプラグ6上に形成された下地層11と、下地層11上に積層された下部電極12と、下部電極12上に積層された強誘電体膜13と、強誘電体膜13上に積層された上部電極14とを備えて構成されたものである。
下地層11は、プラグ6に導通する導電膜15と、導電膜15上に積層されたバリア層16とを備えて構成されたものである。
導電膜15は、例えば窒化チタン(TiN)によって形成されている。窒化チタンは、自己配向性に優れたTiを含むことにより、特にプラグ6上においても良好な結晶配向性を有し、したがってこの上に形成される各層の結晶配向性をより良好にする機能を有している。
バリア層16は、結晶質を含んで導電性を有すると共に、酸素バリア性を有する材料からなり、例えばTiAlN、TiAl、TiSiN、TiN、TaN、TaSiNなどからなるものである。本実施形態ではTiAlNによって形成されている。
下部電極12は、例えばIr(イリジウム)、Pt(白金)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Pd(パラジウム)、Os(オスミウム)のうちから少なくとも1種またはこれらの合金あるいはこれらの酸化物からなっている。ここで、下部電極12は、IrまたはPtからなることが好ましく、Irからなることがより好ましい。なお、下部電極12は、単層膜であっても、積層した多層膜であってもよい。
そして、下部電極12が結晶質である場合には、下部電極12の結晶配向とバリア層16の結晶配向が互いに接触する界面においてエピタキシャルの方位関係となることが好ましい。このとき、下部電極12の結晶配向と強誘電体膜13の結晶配向とも、互いに接触する界面においてエピタキシャルの方位関係となることが好ましい。
例えば、バリア層16が立方晶系に属してその結晶配向が(111)面配向である場合、またはバリア層16が六方晶系に属してその結晶配向が(001)面配向である場合、下部電極12の結晶配向が(111)面配向であることが好ましい。この構成によれば、下部電極12上に強誘電体膜13を形成する際、強誘電体膜13の結晶構造を正方晶とし、その結晶配向を(111)面配向にすることが容易になる。したがって、本実施形態では、下部電極12をIrによって形成し、その結晶配向を(111)面配向にしている。
強誘電体膜13は、第1の強誘電体層13aと第2の強誘電体層13bとが、前記下部電極12側からこの順に積層されて構成されたものである。
第1の強誘電体層13aは、Pb(Zr,Ti)Oで示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物、すなわちPZTからなるもので、後述するようにMOCVD法(有機金属化学気相堆積法)で成膜されて形成されたものである。ここで、形成するPZTとしては、より大きな自発分極量を獲得するため、Tiの含有量をZrの含有量より多くするのが好ましく、このようにTiの含有量をZrの含有量より多くすることにより、ヒステリシス特性が良好になる。
第2の強誘電体層13bは、Pb(Zr,Ti,MB)Oで示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなり、以下の式で定義されるBサイト中におけるMBの原子数比が、0%を越え5%以下となるように形成されたものである。また、この第2の強誘電体層13bは、後述するようにゾルゲル法やMOD(Metalorganic Decomposition)法といった化学溶液堆積法(CSD法)で形成されたものである。
MBの原子数比;[{MB/(Zr+Ti+MB)}×100]
前記のMBとしては、Bサイトに入り得るZr、Ti以外の金属元素であり、特に強誘電体膜13全体のリーク電流の低減に対して効果があるものであれば、いずれの元素も使用可能である。特に、Nb(ニオブ)が好適とされ、したがって本実施形態ではNbが用いられている。このNbは、PZT中にBサイト元素として添加することにより、強誘電体膜全体のリーク電流の低減に対して大きな効果があることが知られている。よって、その添加量が僅かであっても、添加しなかった場合に比べてリーク電流の低減効果が認められる。
ただし、PZT中にNb(ニオブ)を添加すると、リーク電流の低減効果がある反面、分極量(Qsw)の低下が生じる。この分極量(Qsw)の低下が大きくなると、強誘電体膜13全体の分極量が低下して強誘電体メモリ装置1(強誘電体キャパシタ3)としての十分な特性が得られなくなってしまうおそれがある。そこで、本発明では、Nb(MB)の原子数比を5%以下にしている。これにより、強誘電体膜13全体の分極量の低下を抑え、強誘電体メモリ装置1(強誘電体キャパシタ3)としての十分な特性を確保することができる。
このようにPZTにNbが添加されたPZTNからなる第2の強誘電体層13bは、PZTからなる第1の強誘電体層13aと同じペロブスカイト型の結晶構造を有し、また、いずれも正方晶であって(111)面配向していることなどにより、これら第2の強誘電体層13bと第1の強誘電体層13aと間の界面は明確に形成されていない。したがって、第1の強誘電体層13aと第2の強誘電体層13bとからなる強誘電体膜13は、実質的には全体が連続的に一つの膜構造となっている。
また、このような強誘電体膜13は、本実施形態では全体の厚さが120nm程度となっており、第1の強誘電体層13aの厚さは90nm程度となっている。このMOCVD法による第1の強誘電体層13aは、良好な配向性が得られ、したがって良好な強誘電体性を示すことから、強誘電体膜13におけるコア層として機能させるのが好ましく、よって強誘電体膜13全体に占める割合が半分を越えるように、その厚さが設定されている。また、この第1の強誘電体層13aの上に形成される第2の強誘電体層13bについては、第1の強誘電体層13aの表面に形成される突起状結晶を被覆するキャップ層として機能すればよく、したがって、本実施形態では30nm程度の厚さに形成されている。
上部電極14は、前記した下部電極12と同様の材料や、Al(アルミニウム)、Ag(銀)、Ni(ニッケル)などからなっている。また、この上部電極14は、単層膜であっても、積層した多層膜であってもよく、特に、PtまたはIrOxとIrとの多層膜からなっているのが好ましい。
トランジスタ4は、半導体基板2の表面に部分的に形成されたゲート絶縁層21と、ゲート絶縁層21上に形成されたゲート導電層22と、半導体基板2の表層に形成されたソース/ドレイン領域である第1及び第2不純物領域層23、24とを備えて形成されたものである。そして、このトランジスタ4は、第2不純物領域層24上に形成されたプラグ6、下地層11を介して前記強誘電体キャパシタ3の下部電極12側に導通している。
また、トランジスタ4は、半導体基板2に間隔をおいて複数形成されており、隣接する他のトランジスタ4との間に素子分離領域25が設けられたことにより、互いに絶縁され分離されている。
次に、前記した強誘電体メモリ装置1の製造方法に基づき、本発明の強誘電体キャパシタの製造方法の一実施形態について、図2、図3を参照して説明する。ここで、図2、図3は、強誘電体メモリ装置の製造工程を示す説明図である。
まず、従来と同様にして、半導体基板2の表層に第1及び第2不純物領域層23、24を形成すると共に半導体基板2上にトランジスタ4や層間絶縁膜5を形成する。そして、図2(a)に示すように層間絶縁膜5にコンタクトホールを形成し、このコンタクトホール内に導電材料として例えばWを充填することにより、プラグ6を形成する。
次に、層間絶縁膜5及びプラグ6上に下地層11を形成する。ここでは、まず層間絶縁膜5及びプラグ6上にTiで構成される下地形成層31を形成する。下地形成層31の形成方法としては、例えばスパッタ法が用いられる。下地形成層31を構成するTiは自己配向性が高いため、スパッタ法によって(001)面配向を有する六方最密構造の層が形成される。したがって、下地形成層31は自己配向性によって(001)面配向を示すようになる。そして、下地形成層31に対して窒化処理を施すことで、図2(b)に示すように下地形成層31を導電膜15に変化させる。ここでは、窒素雰囲気下にて500℃〜650℃で急速加熱処理(RTA)を施すことにより、下地形成層31を窒化する。加熱処理温度を650℃未満とすることでトランジスタ4の特性への影響が抑制され、また、500℃以上とすることで窒化処理の短縮化が図られる。なお、形成された導電膜15は、元のメタルTiの配向性を反映して、(111)面配向のTiN(窒化チタン)となる。
続いて、図2(c)に示すように導電膜15上にTiAlNからなるバリア層16を形成し、これによって導電膜15とバリア層16とからなる下地層11を形成する。このバリア層16の形成では、導電膜15と形成するバリア層16との界面において導電膜15の格子構造とバリア層16の格子構造とをマッチングさせることにより、エピタキシャルライクにバリア層16を導電膜15上に形成する。これにより、導電膜15の(111)面配向を反映した(111)面配向を有するバリア層16が形成される。このとき、前述したようにバリア層16が結晶質を有するTiAlNによって構成されることで、バリア層16を(111)の面方位に配向させることが可能となる。バリア層16の形成方法としては、バリア層16を構成する材料に応じて適宜選択可能であり、例えばスパッタ法が用いられる。
次に、図2(d)に示すようにバリア層16上に下部電極12を形成する。本実施形態では、この下部電極12を、例えばスパッタ法によってIr(イリジウム)を成膜することで形成する。このようにして下部電極12を形成すると、下部電極12の結晶性が良好になると共に、バリア層16の結晶配向が下部電極12に反映され、これにより下部電極12の結晶配向が、バリア層16と同様の(111)面配向となる。
次いで、前記下部電極12上に、図3(a)に示すように第1の強誘電体層13aを厚さ90nm程度に形成する。この第1の強誘電体層13aの形成では、チャンバー(反応室)内に配置した半導体基板2の前記下部電極12上に、有機金属原料蒸気と酸素ガスとの混合ガスを供給してMOCVD法で成膜を行う。有機金属原料蒸気としては、例えばPb(DIBM)[Pb(C15:鉛ビス(ジイソブチリルメタナト)]、Zr(DIBM)[Zr(C15:ジルコニウム(ジイソブチリルメタナト)]及びTi(OiPr)(DPM)[Ti(O−i−C(C1119:チタン(ジイソプロポキシ)(ジピバロイルメタナト)]が用いられる。また、有機金属原料蒸気として、Pb(DPM)[Pb(C1119:鉛(ジピバロイルメタナト)]、Zr(IBPM)[Zr(C1017:ジルコニウムテトラキス(イソブチリルピバロイルメタナト)]及びTi(OiPr)(DPM)など、他の材料を用いることもできる。
チャンバー内に供給された有機金属原料蒸気は、酸素ガスと反応して分解、酸化されることで、結晶化したPZTとなって下部電極12上に堆積する。これにより、下部電極12上に正方晶で(111)面配向した良好な第1の強誘電体層13aが形成される。
このようにして第1の強誘電体層13aを形成すると、良好な配向性が得られるものの、異種材料である下部電極12上にMOCVD法で形成されることで、この第1の強誘電体層13aは表面モフォロジーが悪くなり、表面に配向面の乱れた突起状の結晶が成長しやすくなる。すなわち、MOCVD法で成膜されたPZT層(第1の強誘電体層13a)の表面に部分的に異なる結晶面が露出してしまい、この異なる結晶面が露出した部分が突起となり、PZT層(第1の強誘電体層13a)表面に凹凸が形成されてしまう。
そこで、本発明では、図3(b)に示すように第1の強誘電体層13a上にキャップ層として第2の強誘電体層13bを形成するが、その際、化学溶液堆積法(CSD法)を用いて、第1の強誘電体層13a上に第2の強誘電体層13bを形成する。化学溶液堆積法としては、前記したようにゾルゲル法とMOD法とが好適に用いられる。これらゾルゲル法とMOD法とは良く似たプロセスであるが、これらの違いは反応過程の違いにあり、ゾルゲル法では加水分解縮重合反応が用いられ、MOD法では熱分解反応が用いられる。
すなわち、ゾルゲル法では、まず液状の原料(ゾル)を基板上(第1の強誘電体層13a上)にコーティングして縮重合反応させ、脱水反応および脱アルコール反応させることにより、M−O−Mの架橋構造を形成する。
一方、MOD法では、加水分解反応を起こさせることなく、有機金属化合物を有機溶剤に溶解させた原料溶液をその状態(混合状態)で基板上(第1の強誘電体層13a上)に塗布する。
具体的には、ゾルゲル法を行う場合、例えば、Pbを含有するアルコキシド等の溶液と、Tiを含有するアルコキシド等の溶液と、Zrを含有するアルコキシド等の溶液と、Nbを含有するアルコキシド等の溶液とを所定比で混合した混合液を用いる。そして、このようなゾルゲル溶液を、スピンコート法等によって前記第1の強誘電体層13a上に塗布する。
その後、形成したゾルゲル膜を120℃〜400℃程度の温度で乾燥・脱脂し、さらに酸素含有雰囲気下にて450℃〜700℃の温度範囲で60〜120秒程度高速昇温加熱処理(RTA処理)し、結晶化させる。これにより、図3(b)に示したように第1の強誘電体層13a上に第2の強誘電体層13bを厚さ30nm程度に形成し、これによって第1の強誘電体層13aと第2の強誘電体層13bとからなる強誘電体膜13を得る。
また、MOD法を行う場合には、まず、Pb、Zr、Ti、Nbの各金属元素を含む有機金属化合物をそれぞれ有機溶剤に溶解させて、MOD溶液を調製する。続いて、調製したMOD溶液をスピンコート法等によって前記第1の強誘電体層13a上に塗布する。
その後、形成したMOD膜を120℃〜400℃程度の温度で乾燥・脱脂し、さらに酸素雰囲気中にて500℃〜700℃程度で1〜60分程度熱処理することにより、結晶化させる。これにより、図3(b)に示したように第1の強誘電体層13a上に第2の強誘電体層13bを厚さ30nm程度に形成し、これによって第1の強誘電体層13aと第2の強誘電体層13bとからなる強誘電体膜13を得る。
ここで、前記のゾルゲル溶液、あるいはMOD溶液については、前記のPb、Zr、Ti、Nbの各金属元素が、形成するPb(Zr,Ti,Nb)Oからなる第2の強誘電体層13bのBサイト中におけるNbの原子数比[{MB/(Zr+Ti+Nb)}×100]が0%を越え5%以下となるように、その配合比を調整しておく。
前記したように結晶化処理したことにより、得られた第2の強誘電体層13bは、その結晶構造が成膜時のゾルゲル溶液中あるいはMOD溶液中の元素比によって規定される結晶構造となり、したがって下地である第1の強誘電体層13aの結晶配向性がより良好に反映された、優れた(111)面配向かつ連続的な正方晶構造を有するものとなる。
次いで、図3(c)に示すように、強誘電体膜13上に上部電極14を形成する。ここで、上部電極14の形成方法としては、上部電極14を構成する材料に応じて適宜選択可能であり、例えばスパッタ法が用いられる。
その後、上部電極14上にレジスト層を形成し、さらにこれを露光・現像して所定形状にパターニングし、得られたレジストパターンをマスクにして前記下地層11、下部電極12、強誘電体膜13、上部電極14をエッチングすることにより、図1に示した強誘電体キャパシタ3を得る。さらに、この強誘電体キャパシタ3を覆って層間絶縁膜(図示せず)を形成し、その上に上部配線等(図示せず)を形成することにより、強誘電体メモリ装置1が得られる。
このような強誘電体メモリ装置1における強誘電体キャパシタ3の製造方法にあっては、下部電極12上にPZTからなる第1の強誘電体層13aを有機金属化学気相堆積法で形成するので、この第1の強誘電体層13aが良好な配向性の強誘電体層となる。したがって、その上に形成される第2の強誘電体層13bも、第1の強誘電体層13aと同様に結晶配向性が良好になる。よって、強誘電体膜13全体の結晶配向性を良好にし、この強誘電体膜13を有した強誘電体キャパシタ3の特性をより良好にすることができる。
また、第1の強誘電体層13a上に第2の強誘電体層13bを化学溶液堆積法で形成しているので、この第2の強誘電体層13bによって第1の強誘電体層13a表面の突起状結晶を被覆し、突起状結晶の脇でのリークパスの発生を抑制することができる。
さらに、この化学溶液堆積法で成膜する第2の強誘電体膜13bを、純粋なPZT膜ではなく、PZTにおけるBサイト中にZr、Ti以外の金属元素であるNbを原子数比が0%を越え5%以下となるように含有させて形成しているので、前記の突起状結晶の脇でのリークパス等に起因するリーク電流の低減効果を高くするとともに、分極量の低下を抑えて強誘電体メモリ装置1(強誘電体キャパシタ3)としての十分な特性を確保することができる。
また、このようにして得られた強誘電体キャパシタ3にあっては、キャパシタ特性が良好であり、またリーク電流が低減化され、かつ、分極量の低下が抑えられた優れたものとなる。
さらに、この強誘電体キャパシタ3を備えてなる強誘電体メモリ装置1にあっては、前記したように優れた特性を有する強誘電体キャパシタ3を備えているので、この強誘電体メモリ装置1自体も十分な特性が確保された良好なものとなる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、強誘電体キャパシタ3の側面や上面を覆ってアルミナ(Al)等の絶縁性水素バリアを設けてもよい。
[実験例]
本発明に係る強誘電体キャパシタとして、図1に示した構造のものを、(1)〜(3)の3種類作製した。作製した3種類の各強誘電体キャパシタについては、その第2の強誘電体層13bの形成材料が異なるだけであり、その他の構成要素については全て同一とした。
(1)〜(3)の3種類の強誘電体キャパシタにおける、第2の強誘電体層13bの形成材料(PZTN(PZT)のゾルゲル溶液)として、各金属元素が以下の原子数比となるように、特にNbの配合比を変化させて調製したものを用いた。
(1)(Ti/(Zr+Ti+Nb))=約0.55、かつ、
Nb/(Zr+Ti+Nb)=0.15[Bサイト中におけるNbの原子数比が15%]
(2)(Ti/(Zr+Ti+Nb))=約0.55、かつ、
Nb/(Zr+Ti+Nb)=0.03[Bサイト中におけるNbの原子数比が3%]
(3)(Ti/(Zr+Ti+Nb))=約0.55、かつ、
Nb/(Zr+Ti+Nb)=0 [Bサイト中におけるNbの原子数比が0%]
図1に示したように、導電膜15とバリア層16とからなる下地層11上に、Irからなる下部電極12を形成し、さらに下部電極12上にMOCVD法によってPZTからなる第1の強誘電体層13aを厚さ90nm程度に形成した。この第1の強誘電体層13aとなるPZTのBサイト組成比としては、(Ti/(Zr+Ti))=約0.55とした。このようにして第1の強誘電体層13aを形成し、その表面を電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、PZT結晶に突起状の異常成長が生じていることが分かった。
次いで、前記の3種類のゾルゲル溶液を用い、スピンコート法によってそれぞれを異なる基板上の前記第1の強誘電体層13a上に塗布した。続いて、ホットプレート上にて150℃で乾燥処理し、さらに300〜350℃で脱脂処理を行い、その後、550℃で高速昇温加熱(RTA)処理による結晶化を行い、厚さ30nm程度の第2の強誘電体層13aを形成した。
このようにして形成した(1)〜(3)の3種類の第2の強誘電体層13bの表面を、電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、いずれも、先に観察された突起状の異常成長が被覆され、表面モフォロジー荒れが改善されていることが確認された。
その後、これら(1)〜(3)の3種類の第2の強誘電体層13b上に、それぞれIrOからなる上部電極14を形成し、3種類の強誘電体キャパシタを作製した。
得られた3種類の強誘電体キャパシタについて、それぞれの強誘電体膜13の特性を調べたところ、ゾルゲル溶液中のNb組成比が(3)→(2)→(1)と大きくなるに連れて、分極量の低下が確認された。一方、リーク電流については、(3)→(2)→(1)の順に増大することが分かった。
したがって、この実験例によれば、(3)のようにNbの原子数比が0%ではリーク電流の改善効果が認められず、また、(1)のようにNbの原子数比が15%では分極量の低下が顕著であることが分かった。また、別の実験によって分極量の低下は、Nbの原子数比が5%以下では、強誘電体キャパシタの特性として許容できる範囲であることも分かった。
よって、(2)のようにNbの原子数比が3%、すなわち0%を越え5%以下であると、リーク電流の改善効果が認められ、かつ分極量の低下も抑えられることが分かった。
本発明に係る強誘電体メモリ装置の概略構成図である。 (a)〜(d)は図1の強誘電体メモリ装置の製造工程説明図である。 (a)〜(c)は図1の強誘電体メモリ装置の製造工程説明図である。
符号の説明
1…強誘電体メモリ装置、3…強誘電体キャパシタ、11…下地層、12…下部電極、13…強誘電体膜、13a…第1の強誘電体層、13b…第2の強誘電体層、14…上部電極、15…導電膜、16…バリア層

Claims (5)

  1. 下部電極と、該下部電極上に設けられた強誘電体膜と、該強誘電体膜上に設けられた上部電極と、を有し、
    前記強誘電体膜は、
    前記下部電極上に有機金属化学気相堆積法で形成された、Pb(Zr,Ti)Oで示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなる第1の強誘電体層と、
    前記第1の強誘電体層上に化学溶液堆積法で形成された、Pb(Zr,Ti,MB)O(ただし、MBはBサイトに入り得るZr、Ti以外の金属元素である)で示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなり、Bサイト中におけるMBの原子数比[{MB/(Zr+Ti+MB)}×100]が0%を越え5%以下である第2の強誘電体層と、を含むことを特徴とする強誘電体キャパシタ。
  2. 前記MBがNbであることを特徴とする請求項1記載の強誘電体キャパシタ。
  3. 前記第1の強誘電体層及び前記第2の強誘電体層を構成する化合物の結晶構造が、いずれも正方晶であって、(111)面配向していることを特徴とする請求項1又は2に記載の強誘電体キャパシタ。
  4. 基体上に下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極上に、Pb(Zr,Ti)Oで示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなる第1の強誘電体層を、有機金属化学気相堆積法で形成する工程と、
    前記第1の強誘電体層上に、Pb(Zr,Ti,MB)O(ただし、MBはBサイトに入り得るZr、Ti以外の金属元素である)で示されるペロブスカイト型の結晶構造を有した化合物からなり、Bサイト中におけるMBの原子数比[{MB/(Zr+Ti+MB)}×100]が0%を越え5%以下である第2の強誘電体層を、化学溶液堆積法で形成する工程と、
    前記第2の強誘電体層上に上部電極を形成する工程と、を含むことを特徴とする強誘電体キャパシタの製造方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の強誘電体キャパシタ、あるいは請求項4記載の製造方法で得られた強誘電体キャパシタを備えてなることを特徴とする強誘電体メモリ装置。
JP2007242462A 2007-09-19 2007-09-19 強誘電体キャパシタとその製造方法、及び強誘電体メモリ装置 Pending JP2009076571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007242462A JP2009076571A (ja) 2007-09-19 2007-09-19 強誘電体キャパシタとその製造方法、及び強誘電体メモリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007242462A JP2009076571A (ja) 2007-09-19 2007-09-19 強誘電体キャパシタとその製造方法、及び強誘電体メモリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009076571A true JP2009076571A (ja) 2009-04-09

Family

ID=40611297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007242462A Pending JP2009076571A (ja) 2007-09-19 2007-09-19 強誘電体キャパシタとその製造方法、及び強誘電体メモリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009076571A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014189408A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Mitsubishi Materials Corp PNbZT強誘電体薄膜の形成方法
CN106463513A (zh) * 2014-05-20 2017-02-22 美光科技公司 极性、手性及非中心对称铁电材料,包含此类材料的存储器单元及相关装置及方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003142661A (ja) * 2001-11-05 2003-05-16 Sony Corp 強誘電体型不揮発性半導体メモリ
JP2004095635A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Fujitsu Ltd 容量素子を有する装置とその製造方法
JP2006024748A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Fujitsu Ltd 強誘電体キャパシタをもつ半導体装置及びその製造方法
JP2006339420A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Seiko Epson Corp 強誘電体層の製造方法および電子機器の製造方法
JP2007053179A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
JP2007073598A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Seiko Epson Corp 複合酸化物積層体、複合酸化物積層体の製造方法、デバイス

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003142661A (ja) * 2001-11-05 2003-05-16 Sony Corp 強誘電体型不揮発性半導体メモリ
JP2004095635A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Fujitsu Ltd 容量素子を有する装置とその製造方法
JP2006024748A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Fujitsu Ltd 強誘電体キャパシタをもつ半導体装置及びその製造方法
JP2006339420A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Seiko Epson Corp 強誘電体層の製造方法および電子機器の製造方法
JP2007053179A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
JP2007073598A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Seiko Epson Corp 複合酸化物積層体、複合酸化物積層体の製造方法、デバイス

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014189408A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Mitsubishi Materials Corp PNbZT強誘電体薄膜の形成方法
US10005101B2 (en) 2013-03-26 2018-06-26 Mitsubishi Materials Corporation Method of forming PNbZT ferroelectric thin film
CN106463513A (zh) * 2014-05-20 2017-02-22 美光科技公司 极性、手性及非中心对称铁电材料,包含此类材料的存储器单元及相关装置及方法
US10242989B2 (en) 2014-05-20 2019-03-26 Micron Technology, Inc. Polar, chiral, and non-centro-symmetric ferroelectric materials, memory cells including such materials, and related devices and methods
CN106463513B (zh) * 2014-05-20 2019-06-28 美光科技公司 铁电存储器单元及形成半导体结构的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4535076B2 (ja) 強誘電体キャパシタとその製造方法
JP4438963B2 (ja) 強誘電体キャパシタ
US7407862B2 (en) Method for manufacturing ferroelectric memory device
JP4164700B2 (ja) 強誘電体メモリおよびその製造方法
US7781813B2 (en) Ferroelectric memory device and method for manufacturing ferroelectric memory device
JP2006310637A (ja) 半導体装置
JP4928098B2 (ja) 強誘電体キャパシタの製造方法
JP2009076571A (ja) 強誘電体キャパシタとその製造方法、及び強誘電体メモリ装置
JP2009170695A (ja) 強誘電体メモリの製造方法
JP2007250635A (ja) 強誘電体メモリ装置の製造方法
JP5487140B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7883961B2 (en) Manufacturing method for ferroelectric memory device
JP2007201243A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2007042870A (ja) 強誘電体キャパシタおよびその製造方法、ならびに強誘電体メモリ装置
JP2008227217A (ja) 強誘電体キャパシタの製造方法
JP2009170696A (ja) 強誘電体メモリ装置とその製造方法
JP2009076573A (ja) 強誘電体キャパシタ及び強誘電体メモリ装置
JP2008227218A (ja) 強誘電体キャパシタの製造方法
JP4943920B2 (ja) 強誘電体メモリ装置の製造方法
JP2008235544A (ja) 強誘電体キャパシタの製造方法
JP2009071141A (ja) 強誘電体メモリ装置の製造方法及び強誘電体メモリ装置
JP4802781B2 (ja) 強誘電体メモリ装置の製造方法
JP2007250774A (ja) 強誘電体メモリおよびその製造方法
JP4802780B2 (ja) 強誘電体メモリ装置、強誘電体メモリ装置の製造方法
JP4702550B2 (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090210

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100113

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130226