JP2009068978A - アブソリュート型リニアエンコーダとアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクト化が容易で、低コストの信頼性の高いアブソリュート型リニアエンコーダとそのようなアブソリュート型リニアエンコーダを使用したアクチュエータを提供すること。
【解決手段】 1つの縞状リニアスケールと略90度位相差の2つの検出器を主構成とするインクリメンタルリニアスケール部と、PN符号系列アブソリュートリニアスケールと1つまたは複数の検出器を主構成とするアブソリュートリニアスケール部と、を具備したアブソリュート型リニアエンコーダとそのようなアブソリュート型リニアエンコーダを使用したアクチュエータである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、精密位置決めシステムに用いられるアブソリュート型リニアエンンコーダと該アブソリュート型リニアエンンコーダを使用したアクチュエータに係り、特に、装置のコンパクト化、信号の伝送の単純化を図ることができるように工夫したものに関する。
精密位置決め装置において、位置決めフィードバック用のセンサーとして、例えば、リニアエンコーダが使用される。これはリニアエンコーダが高精度であって低コストであることに起因する。ところが、現在多く用いられているリニアエンコーダは原点復帰動作の必要なインクリメンタル型である。この種のインクリメンタル型のリニアエンコーダの場合には、装置立ち上げ時或いはトラブル発生時には原点復帰動作を行わせる必要がある。その為、装置の稼働率が低下してしまうという問題があった。
そこで、インクリメンタル型のリニアエンコーダに代わってアブソリュート型のリニアエンコーダの使用が提案されている。この種のアブソリュート型のリニアエンコーダの場合には原点復帰動作が不要になるからである。
上記アブソリュート型のリニアエンコーダを開示するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2等がある。
特開平5−80849号公報 特開2003−83766号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、特許文献1及び特許文献2に開示されているアブソリュート型リニアエンコーダの場合には、何れもその構成が複雑であり、且つ、コストが高いという問題があった。又、リニアスケール部及び検出ヘッド部のコンパクト化が困難であるという問題があった。さらに、信号の伝送が複雑であるという問題があった。
例えば、特許文献1に開示されているアブソリュート型リニアエンコーダの場合には、静電容量式と光電式を併用することにより少ないトラック数で高分解能と広い測長範囲を実現している。しかしながら、検出手段、コードパターンともに2系統必要であり、そのためコンパクト化は不可能であった。
又、特許文献2に記載されたアブソリュート型リニアエンコーダの場合には、位相差の異なるリニアスケールを用いることにより2組のリニアスケールまで減少させることができるが、その精度確保にはやや複雑な信号処理を必要としており、やはりコンパクト化を実現することは困難であった。
このような問題に対して、本件特許本出願人は、特願2007−54972号を出願している(未だ未公開)。そこにはバッテリーバックアップを用いたアブソリュート型リニアエンコーダが開示されている。しかしながら、その場合には、バッテリーバックアップを用いなければならず、そのバッテリーバックアップ時間があまり長くないという問題があるとともに、バッテリーの設置スペースが必要になってしまうという問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、コンパクト化が容易で、低コストの信頼性の高いアブソリュート型リニアエンコーダとそのようなアブソリュート型リニアエンコーダを使用したアクチュエータを提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるアブソリュート型リニアエンコーダは、縞状をなす一つのインクリメンタルリニアスケールと略90度の位相差間隔にて配置された2つの検出器とを主構成とするインクリメンタルリニアスケール部と、PN符号系列アブソリュートリニアスケールと1つ又は複数の検出器を主構成とするアブソリュートリニアスケール部と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インクリメンタルリニアスケール部の2つの検出器は略正弦波の出力信号を出力するものであることを特徴とするものである。
又、請求項3によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項2記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インンクリメンタルリニアスケール部の出力信号は分割器により分割され高分解能を持つA、B2相のデジタル信号であることを特徴とするものである。
又、請求項4によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インンクリメンタルリニアスケール部の出力信号に同期して上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号を取り込むことを特徴とするものである。
又、請求項5によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項4記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記同期に用いるインクリメンタルリニアスケール部の出力信号が分割前の信号であることを特徴とするものである。
又、請求項6によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項4記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号が単相のデジタル信号であることを特徴とするものである。
又、請求項7によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インクリメンタルスケール及び上記PN符号系列アブソリュートリニアスケールに対して相対的に移動可能な検出ヘッドがあり、上記インクリメンタルリニアスケール部の出力信号を分割する分割器と上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号をインクリメンタルリニアスケール部の出力信号に同期して出力させる同期回路とを上記検出ヘッド部に組み込んだことを特徴とするものである。
又、請求項8によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インクリメンタルリニアスケール部からの出力信号が2個のデジタル信号であり、アブソリュートリニアスケール部からの出力信号が1個のデジタル信号であることを特徴とするものである。
又、請求項9によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インクリメンタルスケール部と上記アブソリュートリニアスケール部からの出力信号を入力して処理するコントローラがあり、上記アブソリュートリニアスケール部からの出力信号のデータエラーを判別するデータエラー判定手段を上記コントローラに設けたことを特徴とするものである。
又、請求項10によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項9記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記データエラー判定手段によりエラー検出された場合は、エラーが検出されなくなるまでさらに追加データを読込むことを特徴とするものである。
又、請求項11によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項9記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号を1ビット読み込む毎にデータエラー判定することを特徴とするものである。
又、請求項12によるアクチュエータは、請求項1から請求項11の何れかに記載のアブソリュート型リニアエンコーダを用いたことを特徴とするものである。
以上述べたように本発明の請求項1によるアブソリュート型リニアエンコーダは、縞状をなす一つのインクリメンタルリニアスケールと略90度の位相差間隔にて配置された2つの検出器とを主構成とするインクリメンタルリニアスケール部と、PN符号系列アブソリュートリニアスケールと1つ又は複数の検出器を主構成とするアブソリュートリニアスケール部と、を具備した構成になっているので、装置のコンパクト化を図ると同時に高分解能と長ストロークを得ることができる。
又、請求項2によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インクリメンタルリニアスケール部の2つの検出器は略正弦波の出力信号を出力するものであるので、インクリメンタルリニアスケールの縞ピッチを細かくすることなく電気信号処理(位相分割等)によって分解能を高めることができる。
又、請求項3によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項2記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インンクリメンタルリニアスケール部の出力信号は分割器により分割され高分解能を持つA、B2相のデジタル信号であるので、高い分解能を実現することができる。
又、請求項4によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インンクリメンタルリニアスケール部の出力信号に同期して上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号を取り込むようにしているので、簡単な構成で所望の処理を実行することができる。
又、請求項5によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項4記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記同期に用いるインクリメンタルリニアスケール部の出力信号が分割前の信号であるので、安定した信号検出が可能になる。
又、請求項6によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項4記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号が単相のデジタル信号であるので、信号の伝送が容易化される。
又、請求項7によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インクリメンタルスケール及び上記PN符号系列アブソリュートリニアスケールに対して相対的に移動可能な検出ヘッドがあり、上記インクリメンタルリニアスケール部の出力信号を分割する分割器と上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号をインクリメンタルリニアスケール部の出力信号に同期して出力させる同期回路とを上記検出ヘッド部に組み込んだので、信号間の伝送遅延も少なく信号の伝送も容易化されて信頼性も向上する。
又、請求項8によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インクリメンタルリニアスケール部からの出力信号が2個のデジタル信号であり、アブソリュートリニアスケール部からの出力信号が1個のデジタル信号であるので、信号の伝送が容易化されて信頼性も向上する。
又、請求項9によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記インクリメンタルスケール部と上記アブソリュートリニアスケール部からの出力信号を入力して処理するコントローラがあり、上記アブソリュートリニアスケール部からの出力信号のデータエラーを判別するデータエラー判定手段を上記コントローラに設けたので、簡単にエラー処理を行うことができる。
又、請求項10によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項9記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記データエラー判定手段によりエラー検出された場合は、エラーが検出されなくなるまでさらに追加データを読込むようにしているので、比較的短時間で所望のデータの取得が可能になる。
又、請求項11によるアブソリュート型リニアエンコーダは、請求項9記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号を1ビット読み込む毎にデータエラー判定するようにしているので、より信頼性の高いデータを取得することが可能になる。
又、請求項12によるアクチュエータは、請求項1から請求項11の何れかに記載のアブソリュート型リニアエンコーダを用いているので、コンパクト化を図ると共に低コストであって信頼性の高いアクチュエータを得ることができる。
以下、図1乃至図6を参照して本発明の一実施の形態を説明する。この一実施の形態は本願発明を一軸アクチュエータに適用した例を示すものである。図1は本実施の形態によるアクチュエータの全体の構成を示す平面図である。まず、ハウジング1があり、このハウジング1にはスライダ3が図1中左右方向(矢印a方向)に移動可能な状態で取り付けられている。上記ハウジング1内にはボールねじ5が内装されているとともに駆動モータ7が設置されている。上記ボールねじ5は上記駆動モータ7の出力軸に連結されていて、駆動モータ7によって回転駆動されるように構成されている。
尚、ボールねじ5と駆動モータ7の出力軸が一体化されたものもある。
上記ボールねじ5には図示しないボールナットがその回転を規制された状態で螺合・配置されている。既に説明したスライダ3はこのボールナットに固着されている。上記ハウジング1にはガイド9、11が設置されていて、これらガイド9、11によって上記スライダ3の図1中左右方向への移動をガイドする。そして、駆動モータ7を適宜の方向に回転させることによりボールねじ5が同方向に回転し、それによって、ボールナットを介してスライダ3が上記ガイド9、11によってガイドされながら適宜の方向(図1中左右方向)に移動する。
上記ガイド11側にはリニアスケール部21が設置されており、一方、上記スライダ3には検出ヘッド部23が取り付けられている。又、アクチュエータに対して離間した場所にはコントローラ部25が設置されている。
次に、上記リニアスケール部21、検出ヘッド部23、コントローラ部25の構成について詳しく説明する。図2は図1の中から上記リニアスケール部21、検出ヘッド部23、コントローラ部25を抽出して示す図である。まず、リニアスケール部21は、インクリメンタルリニアスケール31、PN符号系列アブソリュートリニアスケール33とから構成されている。上記インクリメンタルリニアスケール31は縞状をなしていて、例えば、80μmピッチの光学反射式のものとして構成されている。すなわち、上記インクリメンタルリニアスケール31は、40μmの高反射率領域31aと、40μmの低反射領域31bが交互に配置されて連なった構成をなしている。
一方、上記PN符号系列アブソリュートリニアスケール33は1ビットが80μmに構成されていて、高反射率領域33aと低反射領域33bがPN符号系列に基づいて配置された構成になっている。上記PN符号系列とは擬似ランダム系列であり、この疑似ランダム系列とは、例えば、スペクトラム拡散通信、白色雑音生成、暗号化、エラー訂正等に広く使われているものである。上記PN符号系列の生成にはLFSR(Linear Feedback Shift Register)と称されるシフトレジスタが使用される。このシフトレジスタは、図3に示すような構成になっており、XORゲート(又は、XNORゲート)51によって帰還をかける構成になっている。
尚、このLFSRについては追って詳細に説明する。
図2に戻って検出ヘッド部23側の構成をみてみると、まず、上記インクリメンタルリニアスケール31に対応する二つの検出器、すなわち、A相検出器35とB相検出器37が設置されている。これら二つのA相検出器35とB相検出器37は、インクリメンタルリニアスケール31のピッチ間隔を360°としたとき、90°の位相差間隔で配置されている。そして、上記インクリメンタルリニアスケール31と二つのA相検出器35、B相検出器37とによってインクリメンタルスケール部を構成している。
上記A相検出器35、B相検出器37は光学式のものであり、上記インクリメンタルリニアスケール31に対してLED光を投射し、インクリメンタルリニアスケール31にて反射した光をフォトダイオードによって受光する構成のものである。又、これらA相検出器35、B相検出器37は既に説明したように90°の位相差間隔をおいて配置されており、又、その検出領域が縞スケールの1/2ピッチより広くなっている。又、これらA相検出器35、B相検出器37からの出力信号は略正弦波である。すなわち、A相検出器35からは正弦波の信号が出力され、B相検出器37からは余弦波の信号が出力されるように構成されている。
又、上記検出ヘッド部23には、上記PN符号系列アブソリュートリニアスケール33に対応する一つのZ相検出器39が設置されている。このZ相検出器39も既に説明したA相検出器35及びB相検出器37と同様に光学式のものであり、上記PN符号系列アブソリュートリニアスケール33に対してLED光を投射し、PN符号系列アブソリュートリニアスケール33にて反射した光をフォトダイオードによって受光する構成のものである。上記PN符号系列アブソリュートリニアスケール33と一つのZ相検出器39とによってアブソリュートリニアスケール部を構成している。
尚、本実施の形態では一つのZ相検出器39を使用するように構成しているが、二つ以上のZ相検出器を使用する構成も考えられる。
又、上記検出ヘッド部23には、分割器41と同期回路43が設けられている。上記A相検出器35、B相検出器37からの検出信号は上記分割器41と同期回路43に夫々入力される。又、上記Z相検出器39からの検出信号も上記同期回路43に入力される。そして、上記分割器41と同期回路43からの信号、すなわち、分割器41からのA相信号とB相信号、同期回路43からのZ相信号はラインドライバ45及びコントローラ部25のラインレシーバ47を介してコントローラ49に入力されるものである。又、このコントローラにはエラー判定手段61が設けられている。
以上が本実施の形態によるアクチュエータ及びそこに使用されているアブソリュート型リニアエンコーダの概略の構成である。以下、各部の構成をその作用・効果を交えながらさらに詳細に説明していく。
上記インクリメンタルリニアスケール31は、既に説明したように、80μmピッチにて構成されていて比較的粗い構成になっている。上記分割器41はそのような粗い構成のインクリメンタルリニアスケール31の分解能を向上させるために設けられているものである。本実施の形態においては、上記分割器41として、比較的安価な抵抗分割器を使用する構成になっている。
因みに、この実施の形態では16分割することにより分解能を5μmまで向上させるようにしている。
すなわち、A相検出器35とB相検出器37から略90度の位相差を持った略正弦波の2つの出力信号を出力させ、それらを上記分割器41によって位相分割する。又、分割された90度位相差のA相信号とB相信号は原信号の1/4倍の20μmピッチの90度位相差信号として出力することにより、進行方向の情報を含み、且つ、信号周波数を上げないようにできている。この20μmピッチのA相信号とB相信号はコントローラ49で受信された後さらに1/4倍に分割され、結局、5μmの高分解能を達成されることになる。
因みに、インクリメンタルリニアスケール31側の出力信号の分割数を上げると原信号の信号品質要求が高くなる。さらに、上記分割器41として安価な抵抗分割器を使用することはできなくなり、かなり高価なDSPタイプの分割器を使用することになる。
次に、前述したLFSRについて詳細に説明する。LFSRは、図3に示されているように、15個(0〜14の15ビット)のシフトレジスタによって構成されている。このような構成をなすLFSRにおいて、発生可能なPN符号系列の周期長(PN符号系列長、L)は次の式(I)に示すようなものである。
L=2−1―――(I)
但し、
L:PN符号系列長
m:ビット数(検出連続信号数)
である。
PN符号系列は二値(0/1、ここでは白黒)の擬似ランダム系列の一つであって、比較的短い連続したm個の信号によって長大な信号周期(L)を得ることができる信号系列である。例えば、m=15個であればPN符号系列長(L)は、既に説明した式(I)によれば、次の式(II)に示すようなものとなる。
L =215−1=32767―――(II)
又、本実施の形態における上記LFSRの場合には、前述したように、0ビットと1ビットの信号がXORゲート51を介して14ビットへフィードバックされるように構成されている。
又、図2に示したインクリメンタルリニアスケール31は、既に説明したように、80μmピッチである。又、アブソリュートリニアスケール33も1ビットが80μmであり、よって、m=15でのアブソリュートスケール33のストローク(S)は次の式(III)に示すようなものとなる。
S=80μm×32767=約2.6m―――(III)
尚、式(I)、(II)から明らかなように、アブソリュートリニアスケール部側のPN符号系列の上記検出連続信号数mを増加させることにより長いストロークが実現できる。
既に説明したように、本実施の形態ではアブソリュートリニアスケール33のZ相検出器39は1個であり、この1個のZ相検出器39によって必要連続信号数mを走査することによりアブソリュート位置データ検出信号を得るようにしている。その為、検出連続信号数mが増大するとより長い距離の走査が必要となる。
因みに、この実施の形態では次の式(IV)に示すような移動範囲で済む構成になっている。
80μm×15=1.2mm―――(IV)
すなわち、インクリメンタルリニアスケール31の比較的粗いスケールピッチ80μmとアブソリュートリニアスケール33の比較的短い検出連続信号数(m=15)とを組合せることにより、高分解能(5um)と長ストローク(約2.6m)が同時に得られる構成になっている。
このように、PN符号系列をアブソリュートリニアスケール33に適用すれば長ストロークのアブソリュート型リニアスケールを得ることが可能になるが、多数の連続信号(本実施の形態の場合には15個)を読み取る必要があり、その為通常であれば多数個(15個)の検出器を必要としてしまう。この点、本実施の形態では、上記したように、Z相検出器39を一つとし該一つのZ相検出器を15ビット分動かすことによって15個の連続信号を得て、それをレジスタあるいはメモリーに蓄積することによって15個の検出連続信号を得るようにしている。よって、多数の検出器を要することなく装置の小型化と低コスト化を図ることができるものである。
次に、同期回路43による同期に関して説明する。図2に示すように、PN符号系列における「1111」や「0000」等の連続信号では1ビットずつの区別が困難である。そこで、本実施の形態では、インクリメンタルリニアスケール31とアブソリュートリニアスケール33を同期させた配置とし、併せて夫々のA相検出器35、B相検出器37、Z相検出器39を同期・配置することにより、インクリメンタルリニアスケール部の信号に同期してアブソリュートリニアスケール部の信号を1ビットずつ分離して取り込むように構成している。
さらに詳しく説明すると、この実施の形態では、インクリメンタルリニアスケール31のピッチ80μmがアブソリュートリニアスケール33の1ビットに対応するような配置とし、インクリメンタルリニアスケール部のA相検出器35がアブソリュートリニアスケール部のZ相検出器39と同位相になるように配置している。それによって、図4に示すように、B相検出器37の「立上り」又は「立下り」変化時であって、且つ、A相検出器35が「High(1)」である時にアブソリュートリニアスケール33の信号を読み込めば1ビットずつ分離して検出することができる。
又、インクリメンタルリニアスケール部のA相検出器35及びB相検出器37の出力信号は、前述したように、分割器41によりその分解能が向上されるようになっている。仮に、分割後の高分解能信号によってアブソリュートリニアスケール部の信号を同期させて得ようとすると、信号が安定せず読取エラーが発生することが懸念される。すなわち、高分解能信号ではインクリメンタル信号の位相を特定することができず、よって、アブソリュートリニアスケール33の信号反転境界近傍にて信号を検出するような場合も生じるからである。その為、信号が安定しないケースが発生して読取エラーが生じてしまうものである。
そこで、本実施の形態では、分割器41によって分割される前のA相検出器35とB相検出器37からのインクリメンタル信号を同期回路43に取り込むように構成しており、それによって、A相検出器35が40μm幅の「High(1)」信号の真ん中直上にいる時に読み込むことができ、最も短い1ビット信号でも、Z相検出器39が信号反転境界より20μmだけ離れた信号スケールの直上にて同期して読み込むことができ、安定した信号検出が可能になる。
インクリメンタルリニアスケール部の出力信号と同期してアブソリュートリニアスケール部の出力信号を出力させる同期回路43は、上記の通りB相検出器37の「立上り」又は「立下り」変化時であって、且つ、A相検出器35が「High(1)」である時にアブソリュートリニアスケール部のZ相検出器39の信号を取り込みラッチする回路である。したがって、この同期回路43によりZ相検出器39の出力信号は単相のデジタル信号に変換されることになり、通常のインクリメンタルリニアエンコーダの原点信号と同様の単相デジタル信号となる。つまり、A相検出器35、B相検出器37からのインクリメンタル出力信号と共に通常のインクリメンタルリニアエンコーダの出力信号と同様の出力となる。その結果、一般のアブソリュートエンコーダのように各社各様の複雑な信号伝送は不要となり信号の伝送も容易化されることになる。
又、上記分割器41及び同期回路43を検出ヘッド部23に組込むことにより、検出ヘッド部23より出力される信号がA相デジタル信号、B相デジタル信号、Z相デジタル信号のみとなり(ラインドライバ45利用時は+A、−A、+B、−B、+Z、−Z)、その結果、信号間の伝送遅延も少なくて信頼性も確保できるとともにコントローラ49における入力も容易となり低コスト化を図ることができる。
ここで、図2に示すアブソリュート型リニアエンコーダとしての作用を整理すると、検出ヘッド部23にて生成された20μmピッチの90度位相差を持つA相信号とB相信号及びPN符号系列信号であるZ相信号がラインドライバ45、ラインレシーバ47を介してコントローラ49に入力される。電源立ち上げ直後の絶対位置検出はスライダ3を一方向に駆動させることによって、検出ヘッド部23をリニアスケール部21に対して相対運動させる。その時、インクリメンタル信号であるA相信号とB相信号の80μmカウント毎(5μm分解能パルスの16カウント毎)にZ相信号をコントローラ49の16ビットレジスタ(又はメモリー)に取り込んでいく。15ビット目に最初のZ相信号を入れ、次の信号が入力されると次々に若いビットの方に信号(データ)をシフトして取り込んでいく。0ビットから14ビットまで15個のデータが取得されたら、そのデータと対応する絶対位置(アブソリュートデータ)を予め作成されている対応表から得るものである。
尚、LFSRの演算により求めてもよい。
そのようにして得られた絶対位置をアップダウンカウンタのオフセット値としてセットする、それによって、電源立ち上げ直後の位置検出が完了する。これらのプロセスはいずれもコントローラ49のソフトシーケンスで行うようになっており、それによって、コンパクト化と低コスト化を図ることができる。
尚、絶対位置が一旦アップダウンカウンタにセットされれば、その後はインクリメンタル信号であるA相信号とB相信号のみによってアップダウンカウンタにおいてカウントすることによって位置情報を得ることができる。
又、図1に示すアクチュエータとしてその作用をみると、上記したように、コントローラ49におけるソフト処理によりPN符号系列に対応する絶対位置を検出し、コントローラ49の内部のアップダウンカウンタに初期値として設定し、アップダウンカウンタを作動させることによって位置情報を得る。コントローラ49はその位置情報に基づいて駆動モータ7を制御してスライダ3を指令位置に位置決めするものである。
次に、エラー判定に関して説明する。PN符号系列によるアブソリュートニアスケール33ではその符号系列が擬似ランダム信号に用いられるようにランダム性が高く、1ビットのエラーでも大きな位置誤差を生じる可能性が高い。その為、エラー検出が極めて重要になる。そこで、本実施の形態の場合には、前述したように、コントローラ49においてデータエラー判定手段61を設けている。
図3に示したPN符号系列の生成に用いるLFSRの場合には、XORゲート(又は、XNORゲート)51によって、0ビットと1ビットの排他的論理和(XOR)をとり、それを14ビットにフィードバックする構成になっている。その際、0ビットと1ビットと15ビットの論理和は常に「0」となる。上記データエラー判定手段61はこの原理を利用して上記エラー検出を行うように構成されたものである。
すなわち、上記データエラー判定手段61は、0ビット目のレジスタの値と1ビット目のレジスタの値と15ビット目のレジスタの値を読み込んでその論理和を演算する。次に、それが「0」であればエラーではないと判定し、「1」であればエラーと判定してエラー信号を出力するものである。
その際、仮にエラーが検出された場合には、通常であれば再度最初からデータ取り込みとなる。これに対して、本実施の形態の場合には、一つずつデータを取り込んでいくので、さらに一つのデータを取り込んでエラー検出されなければそれでデータ取得完了となる。すなわち、データエラー判定手段61によりエラー検出された場合は、エラー検出されなくなるまでさらに追加データを読み込むように構成されており、よって、再度最初からデータ取り込みをやり直すよりはより短時間でデータ取得ができるものである。
但し、0ビット、1ビット及び15ビットのみのエラー検出であるので、2〜14ビットにエラーが含まれる可能性についてはこれを排除できない。
上記エラー処理を図5に示すフローチャートを参照して確認する。
まず、ステップS1において、電源をオンする(リセット)。次に、ステップS2に移行して、「c=0」とする。「c」は整数からなる変数である。次に、ステップS3に移行して、1ビットのZ相信号の値をレジスタに読み込む。次に、ステップS4に移行して、「c=c+1」(カウントアップ)とする。次に、ステップS5に移行して、「c>15」であるか否かを判別する。「c>15」ではないと判別された場合には、ステップS3に戻って同様の処理を実行する。これに対して、「c>15」であると判別された場合にはステップS6に移行する。ステップS6においては、「0ビット+1ビット+15ビット=0」であるか否かを判別する。そして、「0ビット+1ビット+15ビット=0」である場合には、エラーなしとしてステップS7に移行して絶対位置を取得する。これに対して、「0ビット+1ビット+15ビット=0」ではないと判別された場合(エラー判定)にはステップS3に戻り、追加データ読み込みへと進む。
以下、同様の処理を繰り返すものである。
図5に示す処理の場合には、繰り返しになるが、0ビット、1ビット及び15ビットのみのエラー検出であり、よって、2〜14ビットにエラーが含まれる可能性についてはこれを排除できない。そこで、次々にデータを読み込んでいき、データを読み込む毎にエラー検出を行うようにすることが考えられる。それを図6に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS11において、電源をオンする(リセット)。次に、ステップS12に移行して、「c=0」とする。次に、ステップS13に移行して、「E=0」とする。「E」は整数からなる変数である。次に、ステップS14に移行して、1ビットのZ相信号の値をシフトレジスタに読み込む。次に、ステップS15に移行して、「c=c+1」とする。次に、ステップS16に移行して、「c>15」であるか否かを判別する。「c>15」ではないと判別された場合にはステップS14に戻って同様の処理を繰り返す。一方、「c>15」であると判別された場合には、ステップS17に移行する。ステップS17においては、「0ビット+1ビット+15ビット=0」であるか否かを判別する。そして、「0ビット+1ビット+15ビット=0」であると判別された場合には、ステップS18に移行する。そこで「E=E+1」とする。次に、ステップS19に移行して、「E>14」であるか否かを判別する。「E>14」ではないと判別された場合にはステップS14に戻って同様の処理を実行する。一方、「E>14」であると判別された場合には、ステップS20に移行して絶対位置を取得する。又、ステップS17において、「0ビット+1ビット+15ビット=0」でないと判別された場合には(エラー判定)、ステップS13に戻る。
以下、同様の処理を繰り返すものである。
この場合には、15個連続でエラー検出されない場合の0〜14ビット目のシフトレジスタの値は全てエラー検出されているのでより信頼性の高いデータが獲得できる。この場合、電源立ち上げ直後であれば最少31ビットのデータ取り込みが必要になり、本実施例では次の式(V)に示す移動が必要となる。
31×80μm=2.4mm―――(V)
よって、全ての場合に対してこのようなエラー判定を適用するのではなく、必要に応じて、例えばノイズ環境の悪い場合等に適用することが考えられる。
又、このエラー検出はアブソリュートデータに対するものであるが、データエラーの原因が信号伝送系等に関わるもの(例えば、突発的な電磁ノイズ等)であれば、Z相信号にエラー検出されればA相信号、B相信号にもエラーが含まれる可能性が高い。よって、アブソリュートデータのエラー検出は常時行い、もしエラーが検出されたらその際にはアブソリュートデータによるデータ校正
(アップダウンカウンタのオフセット値のリセット)を行えばよい。
尚、本実施の形態のアブソリュートデータ取り込み及びアップダウンカウンタのオフセット値のリセットはアクチュエータが駆動中でも、コントローラ演算時間に対して低速で一方向移動中であれば可能である。
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前記一実施の形態の場合には、検出連続信号数mを「15」としたが、アブソリュートリニアエンコーダの必要な分解能およびストロークで最適な検出連続信号数mの値は変わってくるので、例えば、より長いストロークでは検出連続信号数mとして「17〜18」が適している場合もある。
又、前記一実施の形態の場合にはZ相検出器を一つとしたが、それに限定されるものではない。例えば、二個用いることも考えられ、その場合にはZ相信号は二つになるが、二つのZ相検出器を約m/2ビットだけ離間させた設置することにより連続信号検出のための移動距離を約半分にすることができる。
その他、図示した構成はあくまで一例であり、様々な変形が考えられる。
本発明は、アブソリュート型リニアエンンコーダと該アブソリュート型リニアエンンコーダを使用したアクチュエータに係り、特に、装置のコンパクト化、信号の伝送の単純化を図ることができるように工夫したものに関し、例えば、精密位置決めシステムに用いられるアブソリュート型リニアエンンコーダと該アブソリュート型リニアエンンコーダを使用したアクチュエータに好適である。
本発明の一実施の形態を示す図で、アクチュエータの構成を示す平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、アクチュエータに使用されているアブソリュートリニアエンンコーダの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、LSFRの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、インクリメンタルリニアスケール部の信号とアブソリュートリニアスケール部の信号の同期を説明するための図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、エラー判定処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態を示す図で、エラー判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ハウジング
3 スライダ
5 ボールねじ
7 駆動モータ
9 ガイド
11 ガイド
21 リニアスケール部
23 検出ヘッド部
25 コントローラ部
31 インクリメントリニアスケール
33 アブソリュートリニアスケール
35 A相検出器
37 B相検出器
39 Z相検出器
41 分割器
43 同期回路
45 ラインドライバ
47 ラインドライバ
49 コントローラ

Claims (12)

  1. 縞状をなす一つのインクリメンタルリニアスケールと略90度の位相差間隔にて配置された2つの検出器とを主構成とするインクリメンタルリニアスケール部と、
    PN符号系列アブソリュートリニアスケールと1つ又は複数の検出器を主構成とするアブソリュートリニアスケール部と、
    を具備したことを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  2. 請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記インクリメンタルリニアスケール部の2つの検出器は略正弦波の出力信号を出力するものであることを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  3. 請求項2記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記インンクリメンタルリニアスケール部の出力信号は分割器により分割され高分解能を持つA、B2相のデジタル信号であることを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  4. 請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記インンクリメンタルリニアスケール部の出力信号に同期して上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号を取り込むことを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  5. 請求項4記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記同期に用いるインクリメンタルリニアスケール部の出力信号が分割前の信号であることを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  6. 請求項4記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号が単相のデジタル信号であることを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  7. 請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記インクリメンタルスケール及び上記PN符号系列アブソリュートリニアスケールに対して相対的に移動可能な検出ヘッドがあり、
    上記インクリメンタルリニアスケール部の出力信号を分割する分割器と上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号をインクリメンタルリニアスケール部の出力信号に同期して出力させる同期回路とを上記検出ヘッド部に組み込んだことを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  8. 請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記インクリメンタルリニアスケール部からの出力信号が2個のデジタル信号であり、アブソリュートリニアスケール部からの出力信号が1個のデジタル信号であることを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  9. 請求項1記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記インクリメンタルスケール部と上記アブソリュートリニアスケール部からの出力信号を入力して処理するコントローラがあり、
    上記アブソリュートリニアスケール部からの出力信号のデータエラーを判別するデータエラー判定手段を上記コントローラに設けたことを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  10. 請求項9記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記データエラー判定手段によりエラー検出された場合は、エラーが検出されなくなるまでさらに追加データを読込むことを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  11. 請求項9記載のアブソリュート型リニアエンコーダにおいて、
    上記アブソリュートリニアスケール部の出力信号を1ビット読み込む毎にデータエラー判定することを特徴とするアブソリュート型リニアエンコーダ。
  12. 請求項1から請求項11の何れかに記載のアブソリュート型リニアエンコーダを用いたことを特徴とするアクチュエータ。
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