JP2009067315A - サスペンション用vロッドの取付構造 - Google Patents

サスペンション用vロッドの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】締付けボルトを不要とするとともに、車軸から加わる横力に対する耐久性を向上させ、かつ定期交換作業を不要として、維持費を軽減可能とする。
【解決手段】車軸の中央部と左右のフレーム1との間を連絡するVロッドの該車軸に対する取付構造において、車軸33の中央位置で車軸33と一体に結合されたブラケット34を挟んでその両側にVロッド31a、31bの一対の車軸側端部32a、32bを重ねて配置し、重ねて配置した該ブラケットとVロッドの車軸側端部に跨って車軸の軸方向と平行な貫通孔35a〜cを穿設するとともに、少なくともVロッドの車軸側端部に穿設された貫通孔35a、35bに雌ネジ部36a、36bを形成させ、該雌ネジ部に螺合する雄ネジ部37aを有する円筒形状のボルト材37を該貫通孔35a、35bに貫入固定することにより、車軸から伝達される車幅方向の横力を該雌ネジ部で受けるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、大型トラック等車両の旋回時に車幅方向の横力を受けるサスペンション用Vロッドの取付構造に関する。
サスペンション用Vロッドは、大型トラック等の大型車両に設けられて、一端が左右フレームに接続され、他端が車軸に接続されて、V字状に配置され、車両旋回時に車軸に加わる車幅方向の横力を受けて、車軸を支えるものである。特許文献1(特許第3911110号公報)には、従来のサスペンション用Vロッドの取付構造が開示されている。以下この取付構造を図5〜図7に基づいて説明する。
図6及び図7は大型トラック等のように後輪軸を二軸とした後輪二軸車両におけるリアサスペンション構造の一例を示す。図において、車体の前後方向(図6中における左右方向)に延びる左右一対のフレーム1の下方に、車幅方向(図7中における上下方向)に延びかつその両端で車輪2を軸支するための車軸3が配置されている。車軸3の下面に一体的に組み付けられたサポートビーム4の前後端部とフレーム1の下面との間に、上下方向の振動を吸収する空気ばね5が介装されている。
前側に配置された空気ばね5の更に前方では、フレーム1に下向きに延びるブラケット6が取り付けられており、ブラケット6の下端部とサポートビーム4の中間部分とが、車体のロール剛性を高めるスタビライザとしての機能を兼ね備えたロア側のトルクロッド7により傾動自在に連結されている。
また、トルクロッド7の中途部とその直上のフレーム1との間は、上下方向に延びるショックアブソーバ8により連結されており、このショックアブソーバ8により上下方向の振動の揺り返しを抑制して振動減衰が図られるようにしてある。特に、図7に示されるように、車軸3の中央部上面と、左右フレーム1の内側面との間が、アッパ側のトルクロッド7として機能するVロッド9により連結されている。具体的には、Vロッド9に左右に別れた分岐端部9a(前側端部)が左右のフレーム1の内側面から延ばしたブラケット10に連結され、Vロッド9の中央の屈曲端部9b(後側端部)が、車軸3の中央部上側に設けたブラケット11に連結されている。
図5はVロッド9の屈曲端部9bの車軸3側に対する連結箇所の詳細を示す。図5において、Vロッド9の屈曲端部9bには、該Vロッド9の屈曲端部9bをボス部としてラバーブッシュ12を介し中央の球状部13を揺動自在に抱持されかつその両端部14を車幅方向外側に張り出した揺動ピン15が設けられている。揺動ピン15の両端部14が車軸3側のブラケット11の両端に対し重合されて複数のボルト16及びナット17により車体の前後方向に締結されている。
なお、Vロッド9の分岐端部9aのフレーム1側に対する連結箇所は、車軸3側の連結箇所の構造と比較して連結相手となるブラケット10の形状が異なるだけで、実質的に同様の構造となる。
特許第3911110号公報
特許文献1の取付構造では、車軸3から受ける横力を4本のボルト16の締付け力による摩擦力のみで支持している。即ち、揺動ピン15の両端部14とブラケット11との滑りを防止するため、強度の大きな大型のボルト16を用い、該ボルト16を大きいトルクで締め付ける必要がある。また、ボルト16には車軸3から加わる横力により、大きな曲げモーメントが加わり、厳しい負荷環境で使用される。
また、ラバーブッシュ12は繰り返し荷重を受けて摩耗し、強度が低下するとともに、品質が劣化するため、定期的に交換する必要があるが、その交換作業に多くの手間と時間を要する。
なお、図5に示す特許文献1の取付構造では、一組のボルト16及びナット17についてだけ、ボルト16のヘッド部16aとナット17との互いに対峙する側に端面部分にテーパ部19及び20を設け、テーパ部19及び20に対応するボルト孔18の前後端部に、テーパ部19及び20に合致するテーパ孔21,22を設けることにより、格別大きくない適正なトルクをかけるだけで楔作用により大きな締付強度を付与できるようにしている。
しかしながら、依然として、締付けボルトを用い、該締付けボルトによる大きな締付力を付与する点では変わりがない。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、Vロッドの車軸側端部の取付構造において、締付けボルトを不要とするとともに、車軸から加わる横力に対する耐久性を向上させ、かつ定期交換作業を不要として、維持費を軽減可能とすることを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明のサスペンション用Vロッドの取付構造は、
車軸の中央部と左右のフレームとの間にV字状に架設された連結ロッドからなり、車軸に加わる横力を受けるVロッドの該車軸に対する取付構造において、
車軸の中央位置で車軸と一体の結合部材を挟んでその両側にVロッドの一対の車軸側端部を重ねて配置し、
重ねて配置した該結合部材とVロッドの車軸側端部に跨って車軸の軸方向と平行な貫通孔を穿設するとともに、少なくともVロッドの車軸側端部に穿設された貫通孔に雌ネジ部を形成させ、
該雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有する円筒形状のボルト材を該貫通孔に貫入固定することにより、車軸から伝達される車幅方向の横力を該雌ネジ部で受けるように構成したものである。
本発明の取付構造は、上記構成としたことにより、車軸から該結合部材を介して加わる横力は、前記ボルト材の雄ネジ部を介して、Vロッドの車軸側端部に穿設された貫通孔に形成された雌ネジ部で直接受けることになる。従って、従来のように、ボルトの締付力が加わる方向と直角方向に配置される滑り面をなくすことができる。そのため、該滑り面に大きな締め付けトルクを付与する締め付けボルトが不要となる。
また、車軸から加わる横力を互いに螺合する雄雌ネジ部のネジ山面で受けるため、従来のように滑りが生じることなく、耐久性を向上することができる。さらに、従来の取付構造に用いられるラバーブッシュが不要となるので、定期交換作業が不要となり、整備作業時間を短縮できるとともに、維持費を軽減することができる。
なお、本発明において、互いに螺合する雄雌ネジ部のネジピッチを大きくすることで、ネジ山の強度向上と横力付加時の横ズレを防止することができる。また、ネジ山を大きくすることで、ボルト材を貫通孔に挿入しやすくなる。
本発明の取付構造において、好ましくは、ボルト材の周面に凹部を設け、結合部材の該凹部に対面する位置に設けたピン孔にノックピンを圧入し、該ノックピンを該凹部に挿入させることにより、該ボルト材を前記貫通孔に固定させるようにするとよい。かかる構成とすれば、該ボルト材を該貫通孔の所望位置に安定して固定することができる。
また、本発明の取付構造において、Vロッドの一対の車軸側端部を連結して一体とするか、あるいは結合部材と重ね配置されたVロッドの車軸側端部より手前側で該Vロッド間に連結バーを架設してVロッド同士を連結するようにすれば、一対のVロッド相互の相対位置を安定させ、Vロッド先端部の強度を向上できるとともに、Vロッドの車軸側端部に穿設された貫通孔にボルト材を挿入しやすくすることができる。
また、本発明において、Vロッドの車軸側端部の貫通孔より先端側の部分を半割りに分離し、該分離面にボルトの締付け代を形成するとともに、対向配置された該分離先端部をボルト結合するようにしてもよい。かかる構成とすることにより、Vロッドの車軸側端部によるボルト材への締付力を調整することができるとともに、該締付け代からグリース等の潤滑油を雄雌ネジ部に注入できるので、取付構造の保守管理が容易になる。
また、前記構成において、Vロッドの車軸側端部の貫通孔に雌ネジ部を形成せずに、該車軸側端部とボルト棒の間に該ボルト棒の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を形成されたナット部材を嵌装させるようにしてもよい。かかる構成とすれば、Vロッドの車軸側端部に穿設された貫通孔に雌ネジ部を形成する必要がなくなり、Vロッドの加工を容易にすることができる。
本発明の取付構造によれば、車軸の中央位置で車軸と一体に結合された結合部材を挟んでその両側にVロッドの一対の車軸側端部を重ねて配置し、重ねて配置した該結合部材とVロッドの車軸側端部に跨って車軸の軸方向と平行な貫通孔を穿設するとともに、少なくともVロッドの車軸側端部に穿設された貫通孔に雌ネジ部を形成させ、該雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有する円筒形状のボルト材を該貫通孔に貫入固定することにより、車軸から伝達される車幅方向の横力を該雌ネジ部で受けるように構成したので、ボルトによる過大な締付力を不要とし、車軸から付加される車幅方向の横力をネジ山面で受けるようにしたので、車両の耐久性及び信頼性を向上できる。また、従来の取付構造に用いられるラバーブッシュが不要となるので、定期交換作業が不要となり、これによって、整備作業時間を短縮し、維持費を軽減することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明の第1実施形態を図1に基づいて説明する。図1の(a)は本実施形態に係るVロッドの車軸側端部の取付構造30を示す一部断面平面図、(b)は側面図である。
図1において、V字状に配置された一対のVロッド31a及び31bの車軸側端部では、Vロッド31a及び31bの先端部32a及び32bが平行に配置される。先端部32a及び32b間には車軸部33と一体となったブラケット34が配置される。
先端部32a、32b及びブラケット34には、夫々開口部が一致する貫通孔35a、35b及び35cが穿設されている。また、先端部32a及び32bの貫通孔35a及び35bには、後述するボルト棒37の雄ネジ部37aに螺合する雌ネジ部36a及び36bが形成されている。このように、重合して配置された先端部32a、32b及びブラケット34の貫通孔35a、35b及び35cに周面に雄ネジ部37aが形成された金属製のボルト棒37を挿入する。
即ち、ボルト棒37の側面に形成された6角形状の凹部39に図示しない6角レンチ等の専用工具を挿入し、ボルト棒37を雄ネジ部37aに形成されたネジ山の方向に回転して雌ネジ部35a又は35bに螺合させることにより、ボルト棒37を貫通孔35a又は35bに挿入していく。そして、図1に図示されているように、ボルト棒37を先端部32a、32b及びブラケット34の貫通孔35a、35b及び35cに貫入する。
ブラケット34にはノックピン38を圧入するためのピン孔34aが穿設されている。そして、ボルト棒37には、ボルト棒37を図1に示すように貫入した状態でピン孔34aに対向する位置に凹部37bが設けられている。そのため、ピン孔34aにノックピン38を圧入し、ノックピン38の先端部を凹部37bに挿入することにより、ボルト棒37を貫入位置に強固に固定することができる。
本実施形態において、車軸部33に加わる車幅方向の横力は、ブラケット34を介してVロッド31a又は31bの先端部32a又は32bで受ける。しかし、先端部32a、32bの雌ネジ部36a、36bとボルト棒37の雄ネジ部37aとは互いに螺合しているので、最終的に、該横力は、互いに螺合している雌ネジ部36a、36bと雄ネジ部37aのネジ山面で受けることになる。該ネジ山面は、総計すれば、大きな面積となるので、大きな横力に対しても高い耐久性をもつことができる。
このように、本実施形態によれば、車軸部33から加わる横力を従来のようにボルトの締付力に頼らず、互いに螺合するネジ山面で受けるので、滑りが生ぜず、横力に対する耐久性を向上させることができる。また、従来のように、大型のボルトを用いて、該ボルトに過大なトルクを付与する必要がないので、Vロッド31a及び31bの車軸部33に対する取付構造を簡素化することができる。
さらに、従来のようなラバーブッシュを用いずに、金属製のボルト棒37を用いるので、部品の定期交換を要しない。そのため、交換に要する作業時間をなくすことができ、維持費を軽減することができる。また、ノックピン38にてボルト棒37を先端部32a、32b及びブラケット34の貫通孔35a〜cに強固に固定することができる。
本実施形態では、ボルト棒37は大型のもの、例えばM50(ピッチ4〜5mm)を用いる。このように、互いに螺合する雄雌ネジ部のネジピッチを大きくすることで、ネジ山の強度向上と横力付加時の横ズレを防止することができる。また、ネジ山を大きくすることで、ボルト材を貫通孔に挿入しやすくなる。
なお、本実施形態では、ブラケット34の貫通孔35cに雌ネジ部を設けていないが、該貫通孔35cに雌ネジ部を設けて、ボルト棒37の雄ネジ部37aと螺合させるようにしてもよい。
次に前記第1実施形態の変形例を図2に基づいて説明する。図2において、本変形例は、Vロッド31a、31bの先端部32a、32b間に結合部材41を架設し、先端部32a、32bを連結するようにしたものである。これによって、Vロッド31a、31bの車軸側端部32a、32bの相対位置を安定化させ、Vロッド31a、31bの車軸側端部32a、32bの強度を増大させることができる。
次に、第1実施形態の第2の変形例を説明する。図2において、Vロッド31a、31bの先端部32a、32bに結合部材41を架設する代わりに、先端部32a、32bの手前のVロッド31a、31b間に連結バー42を架設するようにしてもよい。これによって、第1の変形例を同様の作用効果を得ることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図3に基づいて説明する。図3において、本実施形態は、Vロッド31a、31bの車軸側端部32a、32bの貫通孔35a、35bから先端側の部分を半割りにして分離し、分離面にボルトの締付け代cを形成するとともに、対面する2つの分離先端部にボルト座51a、51bを形成したものである。そして、ボルト座51a、51bに夫々2個のボルト孔を設け、該ボルト孔にボルト52を挿入し、ボルト52とナット53とでボルト座51a、51bを締め付け固定するように構成している。
その他の構成は、前記第1実施形態と同一であり、第1実施形態と同一の部材又は機器には同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
本実施形態は、かかる構成であるため、第1実施形態で得られる作用効果に加えて、ボルト52の締付け程度を調整することにより、車軸側端部32a、32bの雌ネジ部36a、36bとボルト棒37の雄ネジ部37aとのネジ山面の接触面積を調整することができる。また、ボルト座51a、51b間に締付け代cをもうけているため、締付け代cからグリース等の潤滑油を注入することができて、ボルト棒37のかじり付きを防止できるなど、取付構造30の保守点検を容易にすることができる。
(実施形態3)
次に、本発明の第3実施形態を図4に基づいて説明する。図4において、本実施形態は、ボルト棒37の両端部に、Vロッドの車軸側端部32a、32bの幅寸法と同一寸法のリング形状のナット61a、61bを装着するようにしたものである。ナット61a、61bは、夫々貫通孔62a、62bを有し、貫通孔62a、62bに雌ネジ部63a、63bを形成している。そして、予めボルト棒37の雄ネジ部37aと該雌ネジ部63a、63bとを螺合させることによりボルト棒37にナット61a、61bを装着した状態で車軸側端部32a、32bに装着する。なお、前記第2実施形態と同一の部位又は機器には同一の符号を付しており、それらの説明は省略する。
本実施形態では、車軸側端部32a、32bの貫通孔35a及び35bには雌ネジ部を形成しない円筒面とする。そして、一方の端部にナット61a(又はナット61b)を螺合させたボルト棒37を車軸側端部32a及び32bの貫通孔35a及び35bに挿入する。その後、残りのナット61b(又はナット61a)をボルト棒37の他端部に螺合させる。その後、ボルト52で車軸側端部32a、32bを締付けることにより、ボルト棒37及びナット61a、61bを該貫通孔35a及び35bに固定する。
ボルト棒37の車軸側端部32a、32bへの別な装着手順として、予めナット61a及び61bを車軸側端部32a及び32bに嵌合してボルト52及びナット53でボルト座51a及び51bを締め付け、その後、6角レンチ等の専用工具を用いてボルト棒37をナット61a及び61bに螺合させるようにしてもよい。
本実施形態によれば、前記第2実施形態と同様の作用効果を得られるほか、車軸側端部32a、32bの貫通孔35a及び35bに雌ネジ部を形成する必要がないので、車軸側端部32a、32bの加工が容易になるとともに、ボルト棒37の車軸側端部32a、32b及びブラケット34の貫通孔35a〜cへの装着が容易になるという利点がある。
本発明によれば、車両のVロッドの車軸側端部の取付構造において、締付けボルトを不要とするとともに、車軸から加わる横力に対する耐久性を向上させ、かつ定期交換作業を不要として、維持費を軽減することができる。
本発明の第1実施形態に係り、(a)は一部断面平面図、(b)は側面図である。 前記第1実施形態の変形例に係り、(a)は一部断面平面図、(b)は側面図である。 本発明の第2実施形態に係り、(a)は一部断面平面図、(b)は側面図である。 本発明の第3実施形態に係り、(a)は一部断面平面図、(b)は側面図である。 従来のサスペンション用Vロッドの取付構造を示す一部断面平面図である。 従来のリヤサスペンション構造の一例を示す側面図である。 図6のA−A線に沿う平面図である。
符号の説明
1 左右フレーム
30 取付構造
31a、31b Vロッド
32a、32b 車軸側端部
33 車軸部
34 ブラケット(結合部材)
34a ピン孔
35a〜c 貫通孔
36a、36b 雌ネジ部
37 ボルト棒
37b 凹部
38 ノックピン
41 結合部材
42 連結バー
51a、51b ボルト座
52 ボルト
61a、61b ナット
c 締付け代

Claims (6)

  1. 車軸の中央部と左右のフレームとの間にV字状に架設された連結ロッドからなり、車軸に加わる横力を受けるVロッドの該車軸に対する取付構造において、
    車軸の中央位置で車軸と一体の結合部材を挟んでその両側にVロッドの一対の車軸側端部を重ねて配置し、
    重ねて配置した該結合部材とVロッドの車軸側端部に跨って車軸の軸方向と平行な貫通孔を穿設するとともに、少なくともVロッドの車軸側端部に穿設された貫通孔に雌ネジ部を形成させ、
    該雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有する円筒形状のボルト材を該貫通孔に貫入固定することにより、車軸から伝達される車幅方向の横力を該雌ネジ部で受けるように構成したことを特徴とするサスペンション用Vロッドの取付構造。
  2. 前記ボルト材の周面に凹部を設け、前記結合部材の該凹部に対面する位置に設けたピン孔にノックピンを圧入し、該ノックピンを該凹部に挿入させることにより、該ボルト材を前記貫通孔に固定させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のサスペンション用Vロッドの取付構造。
  3. 前記Vロッドの一対の車軸側端部を連結して一体としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のサスペンション用Vロッドの取付構造。
  4. 前記結合部材と重ね配置された前記Vロッドの車軸側端部より手前側で該Vロッド間に連結バーを架設してVロッド同士を連結してなることを特徴とする請求項1又は2に記載のサスペンション用Vロッドの取付構造。
  5. 前記Vロッドの車軸側端部の貫通孔より先端側の部分を半割りに分離し、該分離面にボルトの締付け代を形成するとともに、対向配置された該分離先端部をボルト結合してなることを特徴とする請求項1又は2に記載のサスペンション用Vロッドの取付構造。
  6. Vロッドの前記車軸側端部の貫通孔に雌ネジ部を形成せずに、該車軸側端部とボルト棒の間に該ボルト棒の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を形成されたナット部材を嵌装させたことを特徴とする請求項5に記載のサスペンション用Vロッドの取付構造。
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