JP2009063095A - 転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受に密封機構を組み込んだ後に、シールリップとシール部材との間のしめしろ量をいつでも容易に調整することで、摺動トルクの上昇を防止して常にスムーズに回転させることが可能な製造効率に優れた低コストの転がり軸受を提供する。
【解決手段】回転輪16に固定された第1のシール部材80と、静止輪14に固定された第2のシール部材90とで構成されており、第2のシール部材は、円環部96を構成する弾性部材94の所定領域から、第1のシール部材の円環部87に向けて傾斜状に一体に延設され、第1のシール部材に摺接して接触のシール領域を形成する環状のシールリップ98を備え、第2のシール部材において、静止輪に固定された部分には、当該部分をスラスト方向に沿って貫通したタップ孔Htが周方向に沿って等間隔で配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、非回転状態に維持された静止輪と、静止輪に対向して回転する回転輪とを備えた転がり軸受において、特に軸受外部から軸受内部への異物の侵入を防止するために備えられる密封機構の改良に関する。
従来、鉄鋼材を製作するための圧延設備として、種々の多段式圧延機が知られている。その一例として図7(a),(b)に示された多段式圧延機は、ハウジング2内に複数種の圧延ロール群が設けられており、挿入口2aから挿入された鉄鋼材(図示しない)は、パスライン2Pに沿って搬送される間に、圧延ロール群によって均一な厚みに圧延された後、排出口2bから排出される。
ここで、圧延ロール群は、鉄鋼材を圧延する一対のワークロール4と、一対のワークロール4を回転自在に支持する複数の第1中間ロール6と、これら第1中間ロール6を回転自在に支持する複数の第2中間ロール8とを備えており、各第2中間ロール8は、複数のバッキングロール軸10に組み付けられた各転がり軸受12によって回転自在に支持されている。なお、各バッキングロール軸10は、常時静止した状態(非回転状態)に維持されている。
転がり軸受12は、図8に示すように、バッキングロール軸10に嵌合(固定)された内輪(静止輪)14と、内輪(静止輪)14に対向して回転可能に配置された外輪(回転輪)16と、内外輪14,16間に複列で組み込まれた複数の転動体(円筒ころ)18と、各転動体18を1つずつ等間隔に保持する保持器20とを備えている。これにより、転がり軸受12は、外輪回転の軸受構造を成している。なお、図示例の外輪16は中つばを有する形態が採用され、内輪14に設けられている潤滑油供給孔54から、軸受内部に潤滑油または潤滑油と圧縮エアを用いて潤滑が行われる軸受形式である。
このような多段式圧延機において、図7及び図8に示すように、転がり軸受12の外輪(回転輪)16は、複数の第2中間ロール8に圧接しており、当該第2中間ロール8と共に回転可能に位置決めされている。この場合、各外輪16からの圧力が第2中間ロール8から第1中間ロール6を介して一対のワークロール4に作用することで、当該ワークロール4の撓みが防止されている。これにより、パスライン2Pに沿って搬送される鉄鋼材は、一対のワークロール4によって均一な厚みに圧延される。
なお、内外輪14,16及び転動体18の材質としては、例えば合金鋼などの鋼材で形成することができる。
転がり軸受12には、軸受外部から軸受内部への異物(例えば、塵埃、圧延油)の侵入防止を図るために、軸受内部を軸受外部から密封する密封機構が設けられている。
また、この場合、軸受内部に供給する潤滑油の流れをサポートするために、図示しない潤滑油供給源から潤滑油供給孔54に圧縮エアが送られており、当該圧縮エアは、潤滑油と共に、潤滑油経路及び潤滑油供給孔54を通って軸受内部に供給された後、複列の転動体18相互間を通って密封機構に達する。
「先行技術1」
図8には、密封機構の一例が示されており、当該密封機構は、複列の転動体18の両側の内外輪14,16間にそれぞれ設けられている(非特許文献1)。
図8に示された密封機構は、内径22eが内輪(静止輪)14に固定(圧入)され且つ外径22tが外輪(回転輪)16に対して非接触状態に位置決めされた環状のシールド22と、当該シールド22よりも軸受内部側に配置された環状のシール24とを備えている。
ここで、シール24は、外径24eが外輪(回転輪)16に固定され且つ内径24tが内輪(静止輪)14に向けて延出し、その内径24tから延出端(シールリップ)がシールド22方向に向けて傾斜するとともに、該シールド22に対して摺接した状態に位置決めされている。
この場合、シール24は、芯金24aにゴム材24bを被覆して形成されており、その内径24tには、シールド22に向けて略V字状に突出したゴム製のリップLpが一体成形されており、当該リップLpがシールド22に常時摺接している。なお、シール24の外径24eは、環状の止め輪26によって外輪(回転輪)16に嵌め合わせて固定されている。
「先行技術2」
先行技術2に係る密封機構は、図9に示すように、回転輪である外輪16に固定される環状の側板60と、静止輪である内輪14に固定される環状のシールド板66とで構成され、該シールド板66に別途備えたVリングシール74を、回転する側板60に摺接させることで密封を図っているものである(特許文献1)。
側板60は、所定位置に外方に連通する軸方向の排気孔62を備えて円環状に形成されるとともに、外輪16の内径面側に嵌め合わされる外径にOリング64を周方向に配設して構成されている。
シールド板66は、内輪14の外径面側に嵌め合わされる円筒部68と、該円筒部68から径方向に延設される第一の円環部70と、該円環部70から外輪と非接触で軸方向に延設された第二の円環部72と、前記第一の円環部70の外径に別途備えられ、側板60と摺接するVリングシール74とで構成されている。
ところで、先行技術1(非特許文献1)の密封機構(図8)において、シール24のリップLpとシールド22との間のしめしろ量は、例えばシールド22の内径22eを内輪(静止輪)14に対してスラスト方向に圧入して固定する部分のスラスト方向寸法や、シール24の外径24eを外輪(回転輪)16に固定する部分のスラスト方向寸法、シールド22及びシール24のスラスト方向寸法、或いは、軸受のアキシアル内部すきま寸法などによって規定される。
この場合、シールド22の内径22eを内輪(静止輪)14に対してスラスト方向に圧入して固定すると、その状態で、シール24のリップLpとシールド22との間のしめしろ量が設定されることになる。このとき、その圧入量の程度によっては、リップLpとシールド22との間のしめしろ量が大きくなり、シールド22に対するリップLpの摺動トルクが増加してしまう場合がある。そして、そのトルク増加の程度によっては、軸受をスムーズに回転させることが困難になってしまう虞がある。
このような不具合を回避するためには、密封機構(シールド22、シール24)を内輪(静止輪)14に固定する前に、予め上述した各寸法を変更したり、或いは、密封機構を変更すれば良い。しかしながら、そのために要する手間や時間がかかるため、軸受の製造効率が低下してしまうだけで無く、その変更のための費用が別途加算されるため、その分だけ軸受の製造コストが上昇してしまう。更に、上述の密封機構では、これを軸受に組み込んだ後にしめしろ量を調整する場合、軸受から密封機構を取り外さなければならず、煩に耐えないといった問題もある。
また、先行技術2(特許文献1)の密封機構(図9)において、シールド板66のVリングシール74と側板60との間のしめしろ量は、例えばシールド板66の円筒部68を内輪14に対してスラスト方向に嵌め合わせる(圧入する)部分のスラスト方向寸法や、側板60を外輪16に固定する部分のスラスト方向寸法、側板60及びシールド板66並びにVリングシール74のスラスト方向寸法、或いは、軸受のアキシアル内部すきま寸法などによって規定される。
この場合、シールド板66の円筒部68を内輪14に対してスラスト方向に嵌め合わせる(圧入する)と、その状態で、シールド板66のVリングシール74と側板60との間のしめしろ量が設定されることになる。このとき、その圧入量の程度によっては、Vリングシール74と側板60との間のしめしろ量が大きくなり、側板60に対するVリングシール74の摺動トルクが増加してしまう場合がある。そして、そのトルク増加の程度によっては、軸受をスムーズに回転させることが困難になってしまう虞がある。
このような不具合を回避するためには、密封機構(側板60、シールド板66)を内輪14に固定する前に、予め上述した各寸法を変更したり、或いは、密封機構を変更すれば良い。しかしながら、そのために要する手間や時間がかかるため、軸受の製造効率が低下してしまうだけで無く、その変更のための費用が別途加算されるため、その分だけ軸受の製造コストが上昇してしまう。更に、上述の密封機構では、これを軸受に組み込んだ後にしめしろ量を調整する場合、軸受から密封機構を取り外さなければならず、煩に耐えないといった問題もある。
製品カタログ(株式会社ジェイテクト 製品カタログ 多段圧延機 バックアップロール用円筒ころ軸受 CAT.NO.246 P5 図例4) 特開2004−278660号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、軸受に密封機構を組み込んだ後に、シールリップとシール部材との間のしめしろ量をいつでも容易に調整することで、摺動トルクの上昇を防止して常にスムーズに回転させることが可能な製造効率に優れた低コストの転がり軸受を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、非回転状態に維持された静止輪(例えば内輪)と、静止輪に対向して回転する回転輪(例えば外輪)と、静止輪と回転輪との間に転動自在に組み込まれた複数の転動体(例えば円筒ころ)と、静止輪と回転輪との間に区画される軸受内部を軸受外部から密封するための密封機構とを備えた転がり軸受であって、密封機構は、回転輪に固定された第1のシール部材(例えばシールド)と、該第1のシール部材に対向して静止輪に固定された第2のシール部材(例えば接触シール)とを有しており、第1のシール部材および第2のシール部材の少なくとも一方には、相手側のシール部材に向けて延設され、該相手側のシール部材に摺接する弾性部材製の環状のシールリップ(断面視略V字形状を有する円すい状のシールリップ)が設けられているとともに、第2のシール部材において、静止輪に固定された部分には、当該部分をスラスト方向に沿って貫通したタップ孔が周方向に沿って等間隔で配置されていることを特徴とする転がり軸受としたことである。
第1の発明によれば、回転輪とともに回転する第1のシール部材に摺接して接触のシール領域を形成するシールリップが、静止輪側に配設された第2のシール部材に備えられているため、従来のように接触のシール領域を形成しているシールリップが遠心力により開いてシール性能を低下させてしまうという不具合も生じなくなる。
また、シール部材を一体に構成している弾性部材の所定領域にシールリップを一体に備えているため、密封機構の組み込み工程も簡易であるとともに、軸受内部における密封機構の配設領域の省スペース化が可能となる。
更に、第2のシール部材の静止輪に固定された部分にタップ孔を設けたことにより、密封機構を軸受に固定した後に、当該タップ孔に例えばねじを入れて回すだけで、第2のシール部材をスラスト方向に移動させることができる。これにより、シールリップと第1のシール部材との間のしめしろ量をいつでも容易に調整して、摺動トルクの増加を抑えることが可能となり、その結果、常に軸受をスムーズに回転させることができる。また、このような効果は、第2のシール部材にタップ孔を配置するだけで実現され、そのために要する手間や時間、費用もかからない。この結果、軸受の製造効率の向上と同時に製造コストの低減を図ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、タップ孔の内周には、スラスト方向に沿って螺旋状に連続したネジが形成されていることを特徴とする転がり軸受としたことである。
第2の発明によれば、タップ孔にネジを形成したことにより、ねじを安定して回すことができると共に、ねじの回し量を微妙に調整することができる。これにより、シールリップと第1のシール部材との間のしめしろ量を軸受の使用目的や使用環境などに応じて高精度且つ微妙に調整することができる。
第3の発明は、第1の発明において、第1のシール部材は、第2のシール部材よりも軸受内部方向に配設されており、環状のシールリップは、第1のシール部材の固定側方向に向けて傾斜していることを特徴とする転がり軸受としたことである。
第3の発明によれば、シールリップは、固定輪側に固定して備えられる第1のシール部材に外向きに傾斜して備えられる(具体的には例えば第1のシール部材の円環部から大径側を第2のシール部材側に向けた円すい状に備えられる。)ため、特に軸受外部からの異物や圧延油などの侵入を防止し得る。
また、このようなシールリップ形態とすることにより、軸受内圧がシールリップの剛性と軸受外圧の和よりも高くなれば、軸受内圧によりシールリップが開かれて潤滑油及びエアが排出される。従って、内輪や密封機構に回収孔や排気孔を設けなくとも、軸受内に供給される潤滑油の流れを作ることが出来るため、耐荷重性を低下させることなく軸受内部及びシールリップ領域での潤滑不良が防止できる。また、排気孔を設けないため、排気孔を介しての異物や圧延油などの侵入を防止し得ることができ、軸受の早期損傷に寄与し得る。
第4の発明は、第1の発明において、静止輪は、回転輪の内側に対向配置された内輪として構成されており、回転輪は、内輪の外側に対向配置された外輪として構成されていることを特徴とする転がり軸受としたことである。
第4の発明によれば、内輪が回転を行わず、外輪が回転する外輪回転転がり軸受を構成することができる。
第5の発明は、第1の発明において、軸受内部に、潤滑油または潤滑油と圧縮エアを用いて潤滑が行われることを特徴とする転がり軸受としたことである。
第5の発明によれば、軸受内部が潤滑油供給状態となるが、特に内輪や密封機構に回収孔や排気孔を備えていないため、耐荷重性を低下することもなく、またシールリップの制約もない。
第6の発明は、第1の発明において、鉄鋼材を圧延する多段式圧延機に用いられた転がり軸受であって、多段式圧延機は、鉄鋼材を圧延するための圧延ローラ群を備えており、転がり軸受は、圧延ローラ群のバッキングロール軸に組み付けられていることを特徴とする転がり軸受としたことである。
第6の発明によれば、バッキングロール軸の軸受構造に適した密封機構を提供することが簡易かつ安価にできる。
本発明によれば、軸受に密封機構を組み込んだ後に、シールリップとシール部材との間のしめしろ量をいつでも容易に調整することで、摺動トルクの上昇を防止して常にスムーズに回転させることが可能な製造効率に優れた低コストの転がり軸受を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る転がり軸受について添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は実施例1、図3は実施例2、図4は実施例3、図5は実施例4、図6は実施例5をそれぞれ示す。
なお、それぞれの各実施例は、図7で示す多段式圧延機に用いた転がり軸受12(図8)の密封機構の改良であるため、以下では、改良部分の説明にとどめる。この場合、上述した図8に開示の転がり軸受12と同一の構成については、その構成に付された参照符号と同一の符号を本実施の形態に用いた図面上に付すことで、その説明を省略する。すなわち、例えば本実施例の場合、軸受内部に供給する潤滑油の流れをサポートするために、図示しない潤滑油供給源から潤滑油供給孔54に潤滑油とともに圧縮エアが送られており、当該圧縮エアは、潤滑油と共に、潤滑油経路及び潤滑油供給孔54を通って軸受内部に供給された後、複列の転動体18相互間を通って密封機構に達する潤滑構成を採用している。
なお、圧縮エアなしで潤滑油のみ供給する場合も勿論本発明の範囲内である。
また、本実施例の転がり軸受では、潤滑油の回収孔は内輪14に設けられておらず、また圧縮エアの排出孔も密封機構に設けていない形態としている。
さらに、本実施例では、本発明の転がり軸受の一適用例として上述の通り図7に示した多段式圧延機を用いて説明するが、本発明の転がり軸受は、この多段式圧延機に限定して適用されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。また、本実施例では、内輪14を静止輪、外輪16を回転輪とし説明するが、内輪14を回転輪、外輪16を静止輪として適用する形態であっても本発明の範囲内である。
図1及び図2に示す本実施例の密封機構は、回転輪としての外輪16に基端80aを固定して備えられる第1のシール部材80と、静止輪としての内輪14に基端90aを固定して備えられる第2のシール部材90とで構成されている。
第1のシール部材80は、内輪14と非接触に設けられている円環状の芯金82と、該芯金82の軸受内方側の面部82aの全領域とともに、連続して外径82bを被覆する弾性部材84とで構成された円環部87を含むシールドで、外輪16の内径面に外径82b側(基端80a)を嵌め合わせて圧入し、軸受の軸方向で内方に配設されている。また、弾性部材84は、芯金82の内径よりも僅かに内輪14方向に突出して内輪14と非接触に備えられている。従って、芯金82の軸受外方側の面部82cは弾性部材84で被覆されておらず芯金82が露呈されている。
図中、86は第1のシール部材80を固定している止め輪である。
第2のシール部材90は、その基端90aが内輪14の軸受外部側の外径面に形成された段差部14pに圧入して固定されるようになっている。ここで、段差部14pは、軸受外部側を一部周方向に沿って連続してスラスト方向に延在させた環状の圧入面P1と、該圧入面P1の軸受内部側からラジアル方向に沿って周方向に連続して立ち上げられた環状の当接面P2とを備えて構成されている。
この場合、第2のシール部材90は、内輪14の圧入面P1に圧入する中空の円筒部92aと、円筒部92aの軸受内部側からラジアル方向に立ち上げられた環状の立上部92bとを基端90aに備えるとともに、該基端90aから外輪16方向へと径方向に延設され、外輪16と非接触とした円板部92cを含む芯金92と、円板部92cの軸受内方側の面部92dの全領域とともに、連続して外径92eを被覆する弾性部材94とで構成された円環部96と、円板部92cの軸受内方側の面部92dを覆う弾性部材94の所定領域から一体に延設され、第1のシール部材80に摺接するシールリップ98で構成されている接触シールである(シールの形状からV型シールやY型シールとも言う)。
なお、シールリップ98は、円環部96を構成する弾性部材94における円板部92cの軸受内方側の面部92dを覆う弾性部材94の所定領域から、第1のシール部材80における芯金82の軸受外方側の面部82cに向けて傾斜状(外向きに傾斜状)に一体に延設され、外輪16の回転に伴って回転する第1のシール部材80に摺接して接触のシール領域を形成する環状のシールリップである。
詳しくは、本実施例によれば、円板部92cの内径と外径の間の径方向略中央位置から、肉厚の円筒状の分岐部98aを介して、該分岐部98aよりも薄肉で、第1のシール部材80の固定側である外径82b方向に向けて傾斜している断面視略V字形状を有した全体円すい状(大径D1側を第1のシール部材80方向に対向させた形状)のシールリップとしている。
シールリップ98の大きさ、配設位置、あるいは接触領域の大小は特に限定解釈されるものではなく、仕様に応じて本発明の範囲内で設計変更可能である。例えば、シールリップ98を大きく構成して剛性が弱くて長い構造とすることも可能である。
また、本実施例の密封機構において、第2のシール部材90の基端90aのうち内輪14に固定された部分には、当該部分をスラスト方向に沿って貫通したタップ孔Htが周方向に沿って等間隔で配置されている。図の構成例では、基端90aの立上部92bにタップ孔Htが周方向に沿って等間隔で配置されており、該タップ孔Htの内周には、スラスト方向に沿って螺旋状に連続したネジStが形成されている。なお、タップ孔Htは、例えば、既存のドリルで立上部92bに穿孔処理を施した後、その孔に既存の加工具であるタップを回しながら差し込むことにより、ネジStを有するタップ孔Htを形成することができる。
この場合、円筒部92aを内輪14の圧入面P1に圧入するとともに、立上部92bを内輪14の当接面P2に当て付けることにより、該第2のシール部材90の基端90aを内輪14の段差部14pに固定することができる。この状態において、立上部92bに形成されたタップ孔Ht(ネジSt)に既存のねじ(図示しない)を入れて回すことにより、第2のシール部材90をスラスト方向に沿って軸受外部側に移動させることができる。例えば、第2のシール部材90の基端90aを内輪14の段差部14pに固定した状態において、シールリップ98と第1のシール部材80との間のしめしろ量が大きい場合、タップ孔Ht(ネジSt)に螺合したねじを回して、第2のシール部材90を軸受外部側に移動させることにより、しめしろ量を小さくすることができる。
以上、本実施例のように、第2のシール部材90の内輪14に固定された部分にタップ孔Htを設けたことにより、密封機構を軸受に固定した後に、当該タップ孔Htに既存のねじを入れて回すだけで、第2のシール部材90をスラスト方向に沿って軸受外部側に移動させることができる。これにより、シールリップ98と第1のシール部材80との間のしめしろ量をいつでも容易に調整して、摺動トルクの増加を抑えることが可能となり、その結果、常に軸受をスムーズに回転させることができる。
また、このような効果は、第2のシール部材90の基端90aにタップ孔Htを配置するだけで実現され、そのために要する手間や時間、費用もかからない。この結果、軸受の製造効率の向上と同時に製造コストの低減を図ることができる。
更に、タップ孔HtにネジStを形成したことにより、既存のねじを安定して回すことができると共に、該ねじの回し量を微妙に調整することができる。これにより、シールリップ98と第1のシール部材80との間のしめしろ量を軸受の使用目的や使用環境などに応じて高精度且つ微妙に調整することができる。
なお、上述した実施例において、タップ孔Htの孔径や孔長について特に言及しなかったが、これらについては、例えば第2のシール部材90の基端90a(立上部92b)の厚さや形状などに応じて任意に設定されるため、ここでは特に限定しない。また、タップ孔Htに螺旋状に形成したネジStのネジ山(ネジ溝)のピッチや大きさについては、例えばタップ孔Htに入れる既存のねじのピッチや大きさなどに応じて任意に設定されるため、ここでは特に限定しない。更に、タップ孔Htの個数については、例えば該タップ孔Htを形成する第2のシール部材90の基端90a(立上部92b)の形状や広さなどに応じて任意に設定されるため、ここでは特に限定しない。
また、本実施例のように構成されていることにより、密封機構は、特に軸受外部からの異物や圧延油などの侵入を防止し得る。
また、このような密封機構とすることにより、本実施例のように、潤滑油又は潤滑油と圧縮エアを用いて潤滑が行われる形式において、軸受内圧がシールリップ98の剛性と軸受外圧の和よりも高くなれば、軸受内圧によりシールリップ98が開かれて潤滑油及びエアが排出される。従って、内輪14や密封機構に回収孔や排気孔を設けなくとも、軸受内に供給される潤滑油の流れを作ることが出来るため、軸受内部及びシールリップ98領域での潤滑不良が防止される。また、排気孔を設けないため、排気孔を介しての異物や圧延油などの侵入を防止し得ることができ、軸受の早期損傷に寄与し得る。
本実施例によれば、外輪16とともに回転する第1のシール部材80に摺接して接触のシール領域を形成するシールリップ98が、内輪14に配設された第2のシール部材90に備えられているため、従来のように接触のシール領域を形成しているシールリップが遠心力により開いてシール性能を低下させてしまうという不具合も生じなくなる。
また、第2のシール部材90を一体に構成している弾性部材94の所定領域にシールリップ98を一体に備えているため、密封機構の組み込み工程も簡易であるとともに、軸受内部における密封機構の配設領域の省スペース化が可能となる。
また、本実施例によれば、軸受内部が潤滑油供給状態となるが、特に内輪14や密封機構に回収孔や排気孔を備えていないため、耐荷重性を低下することもなく、またシールリップ98の制約もない。すなわち、シールリップ98は、第1のシール部材80の芯金82の軸受外方側の面部82cであればどこに接触(摺接)してもよく、シールのリップ開き圧力の調整が容易である。
図3は本発明の実施例2に係る転がり軸受を一部省略して示す概略断面図である。
本実施例は、上述した転がり軸受の密封機構(図8)において、第2のシール部材(シールド22)の基端(内径22e)のうち内輪14(段差部14p)に固定された部分に、当該部分をスラスト方向に沿って貫通したタップ孔Htを周方向に沿って等間隔で配置した形式である。なお、他の構成は、図8の軸受構成と同一であるため、その説明は省略する。
また、本実施例の効果は、上述した実施例1と同様であるため、その説明は省略する。
図4は本発明の実施例3に係る転がり軸受を一部省略して示す概略断面図である。
本実施例は、複列の円筒ころ間に浮き輪100を備えた実施の一形態で、密封機構に本発明の密封機構を適用するとともに、該密封機構において、第2のシール部材90の基端90aのうち内輪14(段差部14p)に固定された部分に、当該部分をスラスト方向に沿って貫通したタップ孔Htを周方向に沿って等間隔で配置した形式である。
浮き輪100は、内輪つば14a,14aと外輪つば16aと連携してそれぞれの列の転動体(円筒ころ)18の軸方向の動きを制限するとともに、転動体(円筒ころ)18の斜行を防止する周知構成である。
その他の構成及び作用効果は実施例1と同様であるためその説明は省略する。
図5は本発明の実施例4に係る転がり軸受を一部省略して示す概略断面図である。
本実施例は、内輪14の外つば14aを別部品とした実施の一例に本発明の密封機構を適用するとともに、該密封機構において、第2のシール部材90の基端90aのうち内輪14(外つば14a)に固定された部分に、当該部分をスラスト方向に沿って貫通したタップ孔Htを周方向に沿って等間隔で配置した形式である。
図5(a)は潤滑油供給孔54を内輪に設けた形式、図5(b)は内輪14,14間に間座102を備えるとともに、転動体(円筒ころ)18,18間に浮き輪100を備えた実施の一形態である。なお、この実施例では、外つば14aに段差部14pが形成されており、該段差部14pに第2のシール部材90の基端90aを圧入して固定するようになっている。
その他の構成及び作用効果は実施例1と同様であるためその説明は省略する。
図6は本発明の実施例5に係る転がり軸受を一部省略して示す概略断面図である。
本実施例は、転動体18として複列の円すいころを組み込んだ複列の円錐ころ軸受に本発明の密封機構を適用するとともに、該密封機構において、第2のシール部材90の基端90aのうち内輪14(段差部14p)に固定された部分に、当該部分をスラスト方向に沿って貫通したタップ孔Htを周方向に沿って等間隔で配置した形式である。
その他の構成及び作用効果は実施例1と同様であるためその説明は省略する。
「変形例1」
上述した各実施例では、シールリップ98を単一構成としているが、例えば第1のシール部材80における芯金82の軸受外方側の面部82cに接触する複数のリップを備える形態であっても本発明の範囲内である。また、その複数のリップは、本実施例のシールリップ98から分岐されている形式であっても、本実施例のシールリップ98とは別に弾性部材94の所定領域から突出させる形式であってもよいが、トルクがあまりに高くならないように留意する必要がある。
「変形例2」
上述した図1乃至図5に示す実施例1乃至4では、転動体18として、“円筒ころ”を例示し、図6に示す実施例5では、転動体18として、“円錐ころ”を示したが、“玉”などの他の転動体形態を適用しても同様の効果を得ることができる。更に、上述した各実施例では、転動体18を軸方向に2列に備えた軸受構造としたが、軸方向に1列、或いは、3列以上としても同様の効果を得ることができる。
「変形例3」
軸受潤滑油中には金属の切粉や削り屑、バリ及び摩耗粉などの異物が混入されていることがあり、これら異物が軌道輪や転動体に損傷を与え、軸受寿命の大幅な低下を招くことがある。内外輪14,16及び転動体18の材質としては、例えば従来と同様に合金鋼などの鋼材で形成することができるが、内輪14は軸10とともに回転を伴わない形式であるため、外輪16に負荷するラジアル荷重に対して内輪14に負荷する荷重は常に同じ位相に負荷する。そのため、内輪14は外輪16や転動体18と比して早期に疲れ寿命となる。すなわち、異物による損傷を受けて寿命が低下し易いという問題もある。
従って、特に静止輪としての内輪は以下の構成とするのが好ましい。
すなわち、例えばその一例を説明すると、主として炭素(C);0.1〜1.2重量%、クロム(Cr);1〜3重量%を含有し、さらにモリブデン(Mo)を2.0重量%以下添加してなる合金鋼からなり、浸炭又は浸炭窒化処理して表面層(転がり表面層ともいう。)を形成し、その表面層の残留オーステナイト量(γR vol%)が20〜45vol%、微細炭化物又は炭窒化物の平均粒径が2.3μm以下とする。
また、微細炭化物又は炭窒化物の平均粒径は、例えば0.5〜1.5μmとするのが好ましい。
また、表面層の表面硬さ(Hv)は、前記残留オーステナイト量(γR vol%)に対し、−4.7×(γR vol%)+920≦Hv≦−4.7×(γR vol%)+1020の範囲にあるのが好ましい。
さらに、前記モリブデン(Mo)の含有量は、クロム(Cr)含有量の1/3以上とするのが好ましい。
このように内輪14を構成することにより、内輪14の寿命を長くし得るとの効果が得られる。
「変形例4」
また、本実施例では、第2のシール部材90における芯金92の円板部92cをフラット形状としているが、円周方向に連続する凹部と凸部(図示省略)が、軸中心を同一とする同心円に配されることにより側面視波形状に構成することも可能で、本発明の範囲内である。このように構成することにより、芯金92の強度が向上し、内輪14に圧入して嵌め込む際の変形を防止し得る。従って、芯金92の変形によりシールリップ98が第1のシール部材80に強く当たりすぎたり、あるいはシールリップ98が第1のシール部材80に当たらず接触のシール領域が形成されないという不具合を防止することができる。これにより、潤滑不良や異物混入による軸受の早期焼付け防止が図れ、軸受の寿命を向上することが可能となる。
また、この凹凸構造は、それぞれの凹部と凸部が円状に構成されておらず、蛇行している形態であってもよい。また、凹部と凸部はそれぞれ大きさ(深さ・高さ及び幅など)を異にする形態であってもよい。さらに、凹部と凸部は断続的に設けられているものであってもよい。
本発明転がり軸受の一実施形態である実施例1の一部を省略するとともに拡大して示す断面図である。 図1の密封機構の構成部分を拡大して示す断面図である。 実施例2の一部を省略するとともに拡大して示す断面図で、(a)は、転がり軸受の構成を一部省略するとともに拡大して示す断面図、(b)は、(a)の密封機構の構成部分を拡大して示す断面図である。 実施例3の一部を省略するとともに拡大して示す断面図である。 実施例4の一部を省略するとともに拡大して示す断面図で、(a)は、内輪の外つばを別体のつば輪とし、つば輪に本発明を構成する密封機構を組み込んだ一形態、(b)は、外輪の中つばを無くし、ころ間に浮き輪を設置するとともに、内輪の外つばを別体のつば輪とし、つば輪に本発明を構成する密封機構を組み込んだ一形態である。 実施例5の一部を省略するとともに拡大して示す断面図で、複列の円すいころ軸受に本発明を適用した実施の一形態である。 本発明の転がり軸受の一適用事例で、(a)は、多段式圧延機の圧延ロール群の構成例を示す概略側面図、(b)は、バッキングロール軸まわりの構成例を示す概略正面である。 先行技術1に係る転がり軸受の断面図で、(a)は、バッキングロール軸に組み込まれている従来の転がり軸受の構成を一部省略するとともに拡大して示す断面図、(b)は、(a)の密封機構の構成部分を拡大して示す断面図である。 先行技術2に係る転がり軸受の断面図で、(a)は、全体を示す概略断面図、(b)は、(a)の密封機構の構成部分を拡大して示す断面図である。
符号の説明
14 内輪(静止輪)
16 外輪(回転輪)
18 転動体
80 第1のシール部材
82 芯金
84 弾性部材
87 円環部
90 第2のシール部材
92 芯金
94 弾性部材
96 円環部
98 シールリップ
Ht タップ孔

Claims (6)

  1. 非回転状態に維持された静止輪と、静止輪に対向して回転する回転輪と、静止輪と回転輪との間に転動自在に組み込まれた複数の転動体と、静止輪と回転輪との間に区画される軸受内部を軸受外部から密封するための密封機構とを備えた転がり軸受であって、
    密封機構は、回転輪に固定された第1のシール部材と、該第1のシール部材に対向して静止輪に固定された第2のシール部材とを有しており、
    第1のシール部材および第2のシール部材の少なくとも一方には、相手側のシール部材に向けて延設され、該相手側のシール部材に摺接する弾性部材製の環状のシールリップが設けられているとともに、
    第2のシール部材において、静止輪に固定された部分には、当該部分をスラスト方向に沿って貫通したタップ孔が周方向に沿って等間隔で配置されていることを特徴とする転がり軸受。
  2. タップ孔の内周には、スラスト方向に沿って螺旋状に連続したネジが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 第1のシール部材は、第2のシール部材よりも軸受内部方向に配設されており、
    環状のシールリップは、第1のシール部材の固定側方向に向けて傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  4. 静止輪は、回転輪の内側に対向配置された内輪として構成されており、回転輪は、内輪の外側に対向配置された外輪として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  5. 軸受内部に、オイルまたはオイルと圧縮エアを用いて潤滑が行われることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  6. 鉄鋼材を圧延する多段式圧延機に用いられた転がり軸受であって、
    多段式圧延機は、鉄鋼材を圧延するための圧延ローラ群を備えており、転がり軸受は、圧延ローラ群のバッキングロール軸に組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103978049A (zh) * 2014-06-05 2014-08-13 杭州驰创机械有限公司 轧钢用一体化滚动导轮轴承总成
JP2015194174A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 Ntn株式会社 プーリユニット
CN112747037A (zh) * 2019-10-31 2021-05-04 新疆金风科技股份有限公司 轴系结构、密封组件以及风力发电机组

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