JP2009063012A - Bearing device of magnesium-based component, seat lock apparatus for motorcycle equipped with it, and motorcycle equipped with it - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マグネシウム系部品の軸受装置、それを備えた自動二輪車用シートロック装置、およびそれを備えた自動二輪車に関する。 The present invention relates to a magnesium-based component bearing device, a motorcycle seat lock device including the same, and a motorcycle including the same.
例えばタンデムシートを備えた自動二輪車において、タンデムシートの下方の空間を、工具等の収納スペースとして利用することが知られている。このような自動二輪車では、タンデムシートは展開可能または取り外し可能に構成されている。しかし、展開または取り外しが常時可能であると、収納スペース内の収納物が盗まれるおそれがある。そのため、タンデムシートに対してロック機構が設けられることが多い。ロック機構の一例として、回転軸に取り付けられたフックを有するロック機構が知られている。このようなロック機構では、回転軸はリアフレーム上に回転自在に支持される。 For example, in a motorcycle equipped with a tandem seat, it is known to use the space below the tandem seat as a storage space for tools and the like. In such a motorcycle, the tandem seat is configured to be deployable or removable. However, if deployment or removal is always possible, there is a risk that the stored items in the storage space will be stolen. Therefore, a lock mechanism is often provided for the tandem seat. As an example of the lock mechanism, a lock mechanism having a hook attached to a rotating shaft is known. In such a lock mechanism, the rotating shaft is rotatably supported on the rear frame.
一方、近年、自動車等の軽量化を図ることを目的として、マグネシウム合金等のマグネシウム系材料を車両構造部品に利用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。そこで、自動二輪車の軽量化を図るため、リアフレームをマグネシウム系材料で形成することが考えられる。しかし、マグネシウム系材料は、電位的に最も卑である。そのため、マグネシウム系材料で形成されたリアフレームは、そのままでは電食を起こしやすい。そこで、マグネシウム系材料で形成されたリアフレームの表面を絶縁体で被覆することが考えられる。
しかしながら、リアフレームの表面を絶縁体で被覆したとしても、ロック機構の回転軸がリアフレーム上で回転する際に、リアフレーム表面の絶縁体に傷がつき、マグネシウム系材料が部分的に露出してしまうことがある。その結果、回転軸を支持する軸受部分において、電食が発生するおそれがある。 However, even if the surface of the rear frame is covered with an insulator, when the rotating shaft of the locking mechanism rotates on the rear frame, the insulator on the surface of the rear frame is damaged, and the magnesium-based material is partially exposed. May end up. As a result, there is a possibility that electrolytic corrosion occurs in the bearing portion that supports the rotating shaft.
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電食の発生を抑制する好適な軸受装置を提供することにある。 This invention is made | formed in view of this point, The place made into the objective is to provide the suitable bearing apparatus which suppresses generation | occurrence | production of electrolytic corrosion.
本発明に係るマグネシウム系部品の軸受装置は、窪みが形成され、実質的にその全体が絶縁体で被覆されたマグネシウム系材料からなるマグネシウム系部品と、窪みが形成されるとともに、少なくとも一部が前記マグネシウム系部品の前記窪みに嵌め込まれ、マグネシウム系材料と接触していても実質的に電食を発生させない材料からなる軸受部材と、マグネシウム系材料と異なる種類の材料からなり、前記軸受部材の前記窪み内に回転自在に支持される回転軸と、アルミニウム系材料からなり、前記回転軸を前記軸受部材側に押さえつけた状態で前記マグネシウム系部品に締結される押さえ部材と、を備えたものである。 The magnesium-based component bearing device according to the present invention includes a magnesium-based component made of a magnesium-based material formed with a recess and substantially entirely covered with an insulator, and at least a part of the recess. A bearing member that is fitted in the recess of the magnesium-based component and that does not substantially generate electrolytic corrosion even when in contact with the magnesium-based material, and a material of a type different from the magnesium-based material, A rotating shaft that is rotatably supported in the recess, and a pressing member that is made of an aluminum-based material and that is fastened to the magnesium-based component in a state where the rotating shaft is pressed against the bearing member side. is there.
本発明に係る自動二輪車用シートロック装置は、窪みが形成され、実質的にその全体が絶縁体で被覆されたマグネシウム系材料からなるリアフレームと、窪みが形成されるとともに、少なくとも一部が前記リアフレームの前記窪みに嵌め込まれ、マグネシウム系材料と接触していても実質的に電食を発生させない材料からなる軸受部材と、マグネシウム系材料と異なる種類の材料からなり、前記軸受部材の前記窪み内に回転自在に支持される回転軸と、アルミニウム系材料からなり、前記回転軸を前記軸受部材側に押さえつけた状態で前記リアフレームに締結される押さえ部材と、前記リアフレームに支持されたシートと、前記回転軸と共に回転するように前記回転軸に設けられ、前記シートと係合することによって前記シートをロックするフックと、を備えたものである。 The motorcycle seat lock device according to the present invention has a recess formed therein, a rear frame made of a magnesium-based material substantially entirely covered with an insulator, a recess formed therein, and at least a part of which is described above. A bearing member that is fitted in the recess of the rear frame and that does not substantially generate electrolytic corrosion even when in contact with the magnesium-based material, and a recess made of a material different from the magnesium-based material, and the recess of the bearing member A rotary shaft that is rotatably supported inside, a pressing member that is fastened to the rear frame in a state of pressing the rotary shaft against the bearing member, and a seat that is supported by the rear frame And is provided on the rotary shaft so as to rotate together with the rotary shaft, and locks the seat by engaging with the seat. And click, but with a.
本発明に係る自動二輪車は、上記自動二輪車用シートロック装置を備えたものである。 A motorcycle according to the present invention includes the above-described seat lock device for a motorcycle.
本発明によれば、電食の発生を抑制する好適なマグネシウム系部品の軸受装置を実現することができる。 According to the present invention, it is possible to realize a suitable magnesium-based component bearing device that suppresses the occurrence of electrolytic corrosion.
《自動二輪車の全体構成》
図1および図2に示すように、実施形態に係る自動二輪車1は、車体フレーム10と、車体フレーム10に支持されたエンジン2と、前輪3と、後輪4と、ハンドル5と、燃料タンク6と、メインシート7と、タンデムシート9とを備えている。自動二輪車1の後側には、テールランプユニット8が設けられている。本実施形態に係る自動二輪車1は、いわゆるモータサイクル型の自動二輪車である。ただし、本発明に係る自動二輪車の種類は特に限定されず、いわゆるモトクロッサ型、モペット型、スクータ型等の自動二輪車であってもよい。なお、以下の説明における前後左右の各方向は、メインシート7に着座したライダーから見た場合の前後左右の各方向をいうものとする。
<< Overall structure of motorcycle >>
As shown in FIGS. 1 and 2, a motorcycle 1 according to an embodiment includes a
《車体フレーム》
図3に示すように、車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後方斜め下向きに延びるメインフレーム12と、メインフレーム12の中途部から後方斜め上向きに延びるリアフレーム20とを備えている。詳細は後述するが、本実施形態では、リアフレーム20はマグネシウム合金によって形成されている。
<< body frame >>
As shown in FIG. 3, the
《メインフレーム》
メインフレーム12は、リアフレーム20の材料よりも電位的に貴な材料によって形成されている。本実施形態では、メインフレーム12はアルミニウム合金によって形成されている。メインフレーム12には、リアフレーム20を取り付けるためのブラケット13が設けられている。
"main frame"
The
《リアフレーム》
図4は、リアフレーム20の平面図である。図4に示すように、リアフレーム20は、左右一対のシートレール21L,21Rと、両シートレール21L,21Rをつなぐクロスメンバ22とを有している。
《Rear frame》
FIG. 4 is a plan view of the
リアフレーム20は、マグネシウムを50重量%以上含む材料、すなわちマグネシウム系材料によって形成されている。リアフレーム20は、マグネシウムを90重量%以上含む材料で形成されていることが好ましく、ここでは、リアフレーム20はマグネシウム合金によって形成されている。リアフレーム20の製造方法は特に限定されないが、本実施形態では、リアフレーム20はマグネシウム合金製の鋳造品である。
The
リアフレーム20の表面は、絶縁体で被覆されている。なお、絶縁体は、リアフレーム20の表面に付加された絶縁材であってもよく、リアフレーム20の母材(すなわち、マグネシウム合金)の表面を、絶縁性を有するように改質することによって形成してもよい。すなわち、絶縁体は、改質された母材の一部であってもよい。本実施形態では、リアフレーム20には、電食防止のために表面処理が施されている。表面処理の種類は特に限定されないが、例えば、クロム酸クロム処理(クロメート処理)、燐酸クロム処理、燐酸マンガン処理等の表面処理を好適に利用することができる。また、リアフレーム20の表面に、蒸着等によって絶縁性の膜を形成してもよく、絶縁性を有する塗料を塗布してもよい。このようにリアフレーム20の表面を絶縁体で被覆することにより、リアフレーム20の電食を抑制することができる。
The surface of the
図4に示すように、リアフレーム20のシートレール21Lの後側部分には、下方に凹んだ窪み25が形成されている。また、この窪み25の前後には、ねじ孔26がそれぞれ形成されている。
As shown in FIG. 4, a
図3に示すように、シートレール21Lの前端の上部および下部には、メインフレーム12のブラケット13に締結される締結部80が設けられている。なお、図3では右側のシートレール21Rは図示されていないが、右側のシートレール21Rにも同様の締結部80が設けられている。以下では、左側のシートレール21Lの締結部80のみについて説明する。
As shown in FIG. 3, fastening
図5(a)および(b)に示すように、締結部80は、リアフレーム20(厳密には、シートレール21L)の側面部21Aと連続しているが、側面部21Aよりも横幅(すなわち、左右方向の幅)の広い部分である。上側の締結部80および下側の締結部80には、それぞれ貫通孔23が形成されている。締結部80の左右方向の一端側および他端側における貫通孔23の周囲には、座面81が形成されている。図5(a)に示すように、締結部80には、凹部82が形成されている。凹部82は、締結部80における貫通孔23の半径方向の外側の部分に形成されており、貫通孔23側に凹んでいる。また、凹部82は、締結部80における貫通孔23の軸方向(図5(a)における左右方向)の中途部分に形成されている。
As shown in FIGS. 5 (a) and 5 (b), the
なお、本実施形態では、シートレール21Lにおける上側の締結部80は側面部21Aの左側に位置し、下側の締結部80は側面部21Aの右側に位置している。図示は省略するが、シートレール21Rにおける上側の締結部80は側面部21Aの右側に位置し、下側の締結部80は側面部21Aの左側に位置している。すなわち、上側の締結部80は車両の外側に位置し、下側の締結部80は車両の中心側に位置している。しかし、上側の締結部80および下側の締結部80の位置は特に限定される訳ではない。上側の締結部80と下側の締結部80とは、本実施形態のように側面部21Aに対して互いに反対の側に位置していてもよく、あるいは、側面部21Aに対して同一の側に位置していてもよい。
In the present embodiment, the
図5(a)に示すように、締結部80の凹部82の両側部分の肉厚B1,B2は、シートレール21Lの側面部21Aの肉厚Cに実質的に等しい。ここで、「肉厚が実質的に等しい」とは、鋳造時の凝固割れが生じない程度に等しいことを言い、例えば、一方の厚みが他方の厚みの0.5〜2倍程度であることを言う。なお、シートレール21Lの側面部21Aの肉厚は、側面部21Aの箇所によってばらつきがあるが、ここでは、側面部21Aの肉厚Cとして、シートレール21Lの前端部における平均の肉厚を考えることとする。また、本実施形態では、締結部80における貫通孔23の半径方向の厚み(詳しくは、凹部82の底面と貫通孔23の内周面との間の厚み)B3も、側面部21Aの肉厚Cに実質的に等しい。
As shown in FIG. 5A, the thicknesses B1 and B2 of both side portions of the
図5(b)に示すように、仮に締結部80の端部に角部80bが存在しているとすると、この角部80bは無駄な部分(いわゆる駄肉)となる。ところが、本実施形態では、締結部80の端部80aは、丸まった形となっており、角部80bが排除されている。このように角部80bを排除することにより、締結部80における厚肉部の発生を抑制することができる。したがって、本実施形態では、凹部82を形成したことに加え、角部80bを排除したことによっても、リアフレーム20の鋳造時における凝固割れが生じにくくなっている。
As shown in FIG. 5B, if the
詳細は後述するが、図6、図7、および図8に示すように、リアフレーム20の締結部80は、ボルト71によって、メインフレーム12のブラケット13に固定されている。すなわち、リアフレーム20は、締結部80の貫通孔23(図5(a)参照)を挿通するボルト71によって、メインフレーム12のブラケット13に締結されている。
Although details will be described later, as shown in FIGS. 6, 7, and 8, the
《メインフレームとリアフレームとの締結構造》
次に、図9、図10、および図11を参照しながら、メインフレーム12とリアフレーム20との締結構造70について説明する。なお、リアフレーム20の上側の締結構造70と下側の締結構造とは同一であるので、以下では上側の締結構造70のみについて説明する。
《Fastening structure between main frame and rear frame》
Next, a
図9および図11に示すように、締結構造70は、ボルト71とワッシャ72とカラー73とを有している。上述したように、リアフレーム20の締結部80には、貫通孔23が形成されている(図11参照)。メインフレーム12のブラケット13には、締結孔15が形成されている。本実施形態では、締結孔15は、後述するボルト71の軸部71aがねじ込まれる孔である。本実施形態の締結孔15には、図示しないねじ溝が形成されている。ただし、締結孔15は、ねじ溝が形成されていない孔であってもよい。締結孔15の形状は、締結具に応じて適宜設定することができる。貫通孔23の内径は、締結孔15の内径よりも大きくなっている。
As shown in FIGS. 9 and 11, the
ボルト71は、マグネシウム系材料と異なる材料からなっており、本実施形態では鉄製である。ただし、ボルト71の材料は鉄に限らず、例えばステンレス等の他の材料であってもよい。ボルト71は、先端側の一部にねじ71cが設けられた軸部71aと、軸部71aの根元側に設けられかつ軸部71aよりも大径の頭部71bとを有している。
The
カラー73は、アルミニウム系材料からなっており、本実施形態では、アルミニウム合金によって形成されている。カラー73は、ボルト71の軸部71aの周囲の一部を覆うことによって、軸部71aとリアフレーム20の貫通孔23の内周面との間に介在する。カラー73の具体的形状は特に限定されないが、本実施形態では、図10に示すように、カラー73は断面C字状に形成されている。カラー73をボルト71の軸部71aに嵌め込んでいない状態では、カラー73の内径は軸部71aの外径よりも小さくなる。一方、カラー73は、断面C字状に形成されていることから、人の力によって容易に拡径させることができ、拡径後は縮径する方向に復元力が発生する。このように、本実施形態によれば、カラー73を断面C字状に形成することにより、カラー73を軸部71aに嵌め込むことが容易になる。すなわち、カラー73を軸部71aに嵌め込む際には、指でカラー73を拡径させることによって、カラー73の軸部71aへの挿入が容易になる。また、カラー73を軸部71aに挿入した後は、カラー73を指から離すことによって、カラー73は自らの復元力によって縮径し、軸部71aに固定される。なお、本実施形態では、カラー73は軸部71aに嵌め込まれているだけであり、接着剤等は用いていない。すなわち、カラー73と軸部71aとは接合されている訳ではない。ただし、カラー73と軸部71aとを接合することも可能である。
The
ワッシャ72は、アルミニウム系材料からなり、本実施形態ではアルミニウム合金製である。図9に示すように、ワッシャ72は、ボルト71の軸部71aに貫通されており、ボルト71の頭部71bとカラー73との間に配置されている。また、図11に示すように、ワッシャ72は、ボルト71の締結後に、頭部71bとリアフレーム20との間に介在するものである。ワッシャ72は、カラー73と別体である。すなわち、ワッシャ72はカラー73から分離可能であり、カラー73から独立して回転可能である。
The
リアフレーム20をブラケット13に固定する際には、リアフレーム20の貫通孔23とブラケット13の締結孔15とを位置合わせした後、予めワッシャ72およびカラー73を組み付けたボルト71を、貫通孔23および締結孔15にねじ込む。この際、ワッシャ72とカラー73とは別体であるので、ボルト71とカラー73とが一体となって回転している場合であっても、ワッシャ72がボルト71と一体となって回転することはない。そのため、ボルト71の締め付け時にボルト71とワッシャ72とが相対回転するので、締め付けトルクの損失を低減させることができる。
When fixing the
《バッテリボックス》
図12に示すように、リアフレーム20の内側には、バッテリボックス40が配置されている。図13はバッテリボックス40の平面図、図14はバッテリボックス40の側面図である。バッテリボックス40は、マグネシウム系材料と接触しても実質的に電食を生じさせないような材料で形成されている。バッテリボックス40の材料としては、非金属材料が好ましい。本実施形態では、バッテリボックス40は、合成樹脂によって一体成形されている。
《Battery box》
As shown in FIG. 12, a
図13に示すように、本実施形態に係るバッテリボックス40は、前後方向長さが左右方向長さよりも長いものである。バッテリボックス40は、バッテリ60(図12参照)を支持するバッテリ支持部41を有している。また、バッテリボックス40は、前後方向に延びる左右の側板42L,42Rを有している。側板42L,42Rは、底板43から直立している。左側の側板42Lは、バッテリ支持部41の左側から後方に向かって延びている。右側の側板42Rは、バッテリ支持部41よりも後方において、前後方向に延びている。本実施形態では、左側の側板42Lはバッテリボックス40の左端に位置し、右側の側板42Rはバッテリボックス40の右端に位置している。本実施形態のバッテリボックス40には、左側の側板42Lよりも左側に突出する部分はなく、また、右側の側板42Rよりも右側に突出する部分もない。ただし、バッテリボックス40の形状は特に限定される訳ではない。
As shown in FIG. 13, the
図12に示すように、バッテリボックス40は、リアフレーム20のクロスメンバ22(図4参照)の上側かつシートレール21L,21Rの内側に配置されている。右側の側板42Rは、右側のシートレール21Rの左側を覆っている。一方、左側の側板42Lは、左側のシートレール21Lの右側を覆っている。すなわち、側板42L,42Rは、シートレール21L,21Rの車両中心側の側方を覆うように配置されており、シートレール21L,21Rに沿って前後方向に延びている。
As shown in FIG. 12, the
また、図13に示すように、本実施形態に係るバッテリボックス40は、ECU(Electric Control Unit)62(図12参照)を支持するECU支持部44を有している。ECU支持部44は、バッテリ支持部41よりも後側に設けられている。言い換えると、バッテリ支持部41の後側部分が後方に延長され、ECU支持部44を構成している。
As shown in FIG. 13, the
また、バッテリボックス40におけるECU支持部44の後側には、工具が収容される空間(以下、工具収容空間という)45aを区画するツールボックス部45が設けられている。ツールボックス部45は下方に凹んでおり、このツールボックス部45内に各種の工具が収納される。このように、本実施形態では、バッテリ支持部41の後側部分が更に後方に延長され、ツールボックス部45を構成している。
In addition, a
《ツールバンド》
図12に示す符号90はツールバンドである。ツールバンド90は、ツールボックス部45に収容される工具等を押さえつけることによって固定する。図15(a)および(b)に示すように、本実施形態では、ツールバンド90はゴムによって一体成形されている。すなわち、ツールバンド90は、その全体がゴムによって形成されている。ツールバンド90は、第1の止め輪91と、第2の止め輪92と、第1の止め輪91と第2の止め輪92とを連結する連結部93とを有している。
《Tool Band》
《ハーネス》
図12に示すように、バッテリ60には、複数のハーネス61が接続されている。一部のハーネス61aは、左側のシートレール21Lの内側において、当該シートレール21Lに沿って前後方向に延びている。このハーネス61aは、バッテリ60からテールランプユニット8に向かって延びている。
"Harness"
As shown in FIG. 12, a plurality of
なお、本明細書において、「前後方向に延びている」とは、全体として前後に延びていることを意味している。そのため、一部に湾曲または屈曲した部分があったとしても、全体として前後に延びている場合には、「前後方向に延びている」ことになる。また、厳密な意味で前後方向に延びている場合だけでなく、一部または全部が斜め前後方向に延びている場合であっても、ここでいう「前後方向に延びている」に含まれる。 In this specification, “extending in the front-rear direction” means extending in the front-rear direction as a whole. For this reason, even if there is a curved or bent portion in part, if it extends in the front-rear direction as a whole, it “extends in the front-rear direction”. Further, not only when extending in the front-rear direction in a strict sense, but also when part or all of the portion extends in the front-rear direction is included in the “extending in the front-rear direction” herein.
このように、ハーネス61aはシートレール21Lに沿って配設されているが、本実施形態によれば、バッテリボックス40の側板42Lがシートレール21Lとハーネス61aとの間に介在しているので、ハーネス61aとシートレール21Lとの接触が防止されている。
Thus, although the
《シートロック装置》
タンデムシート9(図1参照)は、取り外しが可能に形成されている。図16および図17に示すように、自動二輪車1には、タンデムシート9をロックするシートロック装置50が設けられている。シートロック装置50は、左右方向に延びる回転軸51と、回転軸51と共に回転するように回転軸51に取り付けられたフック52と、回転軸51をシートレール21L上に回転自在に支持する軸受構造(言い換えると、軸受装置)53と、フック52と係合するロックバー54とを備えている。図示は省略するが、ロックバー54はタンデムシート9の内側に固定されている。そのため、フック52は、ロックバー54を介してタンデムシート9と間接的に係合する。ただし、フック52は、タンデムシート9の一部と係合するもの、言い換えると、タンデムシート9と直接的に係合するものであってもよい。本明細書において、「シートと係合することによってシートをロックするフック」とは、このようにシートに対して間接的に係合するものであってもよく、直接的に係合するものであってもよい。
<Seat lock device>
The tandem sheet 9 (see FIG. 1) is formed so as to be removable. As shown in FIGS. 16 and 17, the motorcycle 1 is provided with a
図16に示すように、回転軸51には、回転軸51と共に回転するレバー55の一端部が取り付けられている。レバー55の他端部には、係合子56が回転自在に係合している。シートロック装置50は、インナワイヤ57aおよびアウタチューブ57bを有するケーブル57を備えている。アウタチューブ57bの一端部は、ストッパ58によって固定されている。インナワイヤ57aの一端部は、アウタチューブ57bの一端部から突出している。インナワイヤ57aの一端部には、上記係合子56が固定されている。図12に示すように、アウタチューブ57bの他端部(すなわち、前側の端部)もストッパ58によって固定されている。アウタチューブ57bの他端部からも、インナワイヤ57aの他端部が突出している。インナワイヤ57aの他端部には、レバー59が係止されている。
As shown in FIG. 16, one end of a
タンデムシート9のロックを解除する際には、レバー59を回転させることによってインナワイヤ57aを他端側(すなわち、前側)に引っ張る。すると、図16に示すように、インナワイヤ57aの一端側に固定された係合子56が他端側に引っ張られ、この係合子56を介してレバー55が図16における時計回り方向に回転する。その結果、回転軸51も時計回り方向に回転する。これにより、回転軸51に取り付けられたフック52も時計回り方向に回転し、フック52がロックバー54から外れ、タンデムシート9のロックが解除される。図17に示すように、フック52には、フック52をロック位置側に付勢するばね69が取り付けられている。なお、ロック位置とは、フック52がロックバー54と係合する位置(すなわち、図16に示す位置)のことである。レバー59(図12参照)から手を離すと、このばね69によってフック52がロック位置に復帰する。それに伴い、インナワイヤ57aが一端側に引っ張られ、レバー59が初期の位置に復帰する。
When unlocking the
《軸受構造》
図12および図17に示すように、回転軸51の左端部は、軸受構造53によって回転自在に支持されている。回転軸51の右端部は、軸受37によって回転自在に支持されている。次に、図18を参照しながら、シートロック装置50の回転軸51を回転自在に支持する軸受構造53について説明する。
<< Bearing structure >>
As shown in FIGS. 12 and 17, the left end portion of the
前述したように、リアフレーム20のシートレール21Lには、下方に凹んだ窪み25が形成されている(図4も参照)。また、窪み25の前後には、ねじ孔26がそれぞれ形成されている。
As described above, the
窪み25には、軸受部材31が嵌め込まれている。軸受部材31は、マグネシウム系材料と接触していても実質的に電食を発生させない材料によって形成されている。なお、マグネシウム系材料と接触していても実質的に電食を発生させない材料とは、マグネシウム系材料と電位差の少ない材料、または絶縁材料(例えば樹脂、ゴム、アルマイト皮膜、塗装皮膜など)をいう。本実施形態では、軸受部材31は非金属材料からなっており、特に、樹脂材料からなっている。ただし、軸受部材31の材料が樹脂材料に限定されないことは勿論である。軸受部材31の下側部分31aは、シートレール21Lの窪み25内に嵌め込まれている。本実施形態では、窪み25の断面は逆台形状に形成されており、軸受部材31の下側部分31aは、窪み25の断面形状に応じた逆台形状の断面形状を有している。軸受部材31の上側部分31bは、下側部分31aと上下対称の略台形状の断面形状を有しており、上側部分31bの上面には、円弧状の窪み32が形成されている。
A bearing
回転軸51は、軸受部材31の窪み32に支持されている。回転軸51は、マグネシウムよりも電位的に貴な金属材料からなっており、本実施形態では、回転軸51は鉄系材料からなっている。
The rotating
回転軸51の上側には、アルミニウム系材料からなる押さえ部材33が配置されている。本実施形態では、押さえ部材33はアルミニウム合金によって形成されている。押さえ部材33の中央部33aは、アーチ状に形成されている。この中央部33aの下側には、上側に凹んだ円弧状の凹部34が形成されている。この凹部34には、回転軸51の上側部分が嵌り込んでいる。これにより、回転軸51は、押さえ部材33の凹部34と軸受部材31の窪み32との間に挟まれ、回転自在に支持されている。押さえ部材33の前後の両側には、ねじ孔35が形成された平坦部33bが設けられている。平坦部33bの下面は、シートレール21Lの上面と接触している。なお、押さえ部材33とシートレール21Lとは直接接触しているが、押さえ部材33はアルミニウム合金によって形成されているので、実質上、シートレール21Lに電食は発生しない。
A pressing
押さえ部材33のねじ孔35とシートレール21Lのねじ孔26とには、ねじ36が挿通されている。これらのねじ36によって、押さえ部材33がシートレール21Lに固定されている。そして、押さえ部材33がシートレール21Lに固定されることによって、回転軸51と軸受部材31とは、押さえ部材33とシートレール21Lとの間に挟み込まれている。言い換えると、回転軸51は、押さえ部材33によって軸受部材31側に押さえつけられた状態で、軸受部材31に回転自在に支持されている。
A
《実施形態の効果》
以上のように、本実施形態に係る自動二輪車1は、マグネシウム合金製のリアフレーム20上に鉄製の回転軸51を回転自在に支持する軸受構造53を備えている。本実施形態に係る軸受構造53によれば、回転軸51とリアフレーム20との間に、マグネシウム合金に対して実質的に電食を発生させない材料からなる軸受部材31が介在する。したがって、回転軸51とリアフレーム20との間に電池が形成されることがなく、リアフレーム20の電食を防止することができる。加えて、本実施形態によれば、軸受部材31はリアフレーム20の窪み25に嵌り込んでいるので、リアフレーム20に対する軸受部材31の摺動が抑制される。すなわち、軸受部材31とリアフレーム20とが擦れ合うことが抑制される。さらに、軸受構造53によれば、押さえ部材33が回転軸51を軸受部材31側に押さえつけるので、このことによっても軸受部材53とリアフレーム20との摺動が抑制される。したがって、軸受部材53がリアフレーム20の表面に傷をつけるおそれが少ない。よって、リアフレーム20の表面を被覆する絶縁体の損傷を抑制することができる。このように、本実施形態に係る軸受構造53によれば、軸受部材53によって回転軸51とリアフレーム20との接触を回避する効果と、軸受部材53のリアフレーム20に対する摺動を抑制する効果とを同時に得ることができ、マグネシウム合金製のリアフレーム20の電食を効果的に抑制することが可能となる。
<< Effects of the Embodiment >>
As described above, the motorcycle 1 according to this embodiment includes the bearing
また、本実施形態に係る軸受構造53によれば、リアフレーム20の窪み25に軸受部材31を嵌め込み、その軸受部材31の窪み32に回転軸51を載置するだけの簡単な作業によって、回転軸51をリアフレーム20上の所定の位置に位置決めすることができる。すなわち、簡単な作業によって、回転軸51を正確に位置に配置することができる。
Further, according to the bearing
また、本実施形態に係る軸受構造53によれば、リアフレーム20の窪み25に軸受部材31を嵌め込み、その軸受部材31の窪み32に回転軸51を載置し、さらに、押さえ部材33をリアフレーム20に対してねじ36で固定するだけの簡単な作業によって、組み立てることができる。したがって、組立性が良好である。
Further, according to the bearing
本実施形態によれば、軸受部材31は樹脂材料からなっている。そのため、マグネシウム合金製のリアフレーム20の電食を好適に抑制することができると共に、軸受構造53の低コスト化または軽量化を図ることができる。
According to the present embodiment, the bearing
本実施形態では、回転軸51は鉄製である。そのため、強度の高い回転軸を安価に実現することができる。
In the present embodiment, the rotating
本実施形態に係る軸受構造53では、回転軸51の断面の輪郭は円形に形成されている。リアフレーム20の窪み25の断面は、逆台形状に形成されている。軸受部材31の下部31aは、窪み25の断面形状に応じた逆台形状の断面形状を有している。軸受部材31の上部31bは、円弧状の断面形状を有する窪み32が形成された略台形状の断面形状を有している。そして、押さえ部材33は、回転軸51および軸受部材31の上方に位置するアーチ上の中央部33aと、中央部33aの両側に延びかつねじ孔26が形成された平坦部33bとを有している。本実施形態によれば、このような構成により、上述の諸効果を発揮する好適な軸受構造53を実現することができる。
In the bearing
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、上述の軸受構造53を有するシートロック装置50を備えている。したがって、リアフレーム20がマグネシウム合金製であるが、電食が生じにくい好適なシートロック装置を実現することができる。
The motorcycle 1 according to the present embodiment includes the
《本明細書における用語等の定義》
本明細書において、「マグネシウム系材料」とは、マグネシウムを50重量%以上含有する材料をいい、典型的には、マグネシウムを90重量%以上含有する材料である。
<< Definition of terms etc. in this specification >>
In this specification, “magnesium-based material” refers to a material containing 50% by weight or more of magnesium, and typically a material containing 90% by weight or more of magnesium.
「絶縁体で被覆された」とは、絶縁性を有する別の材料を母材の表面に付加する場合だけでなく、母材に表面処理を施すことによって母材の表面部に絶縁性を与える場合も含まれる。なお、「実質的にその全体が絶縁体で被覆された」とは、必ずしもその全体が絶縁体で被覆されていなくてもよいことを意味している。 "Coated with an insulator" means not only the case where another insulating material is added to the surface of the base material, but also that the surface of the base material is insulated by applying a surface treatment to the base material. Cases are also included. Note that “substantially the whole is covered with an insulator” means that the whole may not necessarily be covered with an insulator.
「シートと係合することによってシートをロックするフック」は、シートに対して間接的に係合するフックであってもよく、直接的に係合するフックであってもよい。シートとフックとの係合の態様は、何ら限定されるものではない。 The “hook that locks the sheet by engaging with the sheet” may be a hook that is indirectly engaged with the sheet or may be a hook that is directly engaged. The mode of engagement between the seat and the hook is not limited at all.
「マグネシウム系材料と接触していても実質的に電食を発生させない材料」とは、マグネシウム系材料と電位差の少ない材料、または絶縁材料(例えば樹脂、ゴム、アルマイト皮膜、塗装皮膜など)をいう。 “A material that does not substantially generate electric corrosion even when in contact with a magnesium-based material” refers to a material having a small potential difference from that of a magnesium-based material or an insulating material (eg, resin, rubber, anodized film, paint film, etc.). .
「締結具」とは、複数の部材を締結する部材であり、例えば、ボルトやねじ等が含まれる。 A “fastener” is a member that fastens a plurality of members, and includes, for example, bolts and screws.
本発明は、マグネシウム系部品の軸受装置、それを備えた自動二輪車用シートロック装置、およびそれを備えた自動二輪車について有用である。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention is useful for a magnesium-based component bearing device, a motorcycle seat lock device including the same, and a motorcycle including the same.
1 自動二輪車
20 リアフレーム(マグネシウム系部品)
25 窪み
31 軸受部材
31a 下側部分(軸受部材の下部)
31b 上側部分(軸受部材の上部)
32 窪み
33 押さえ部材
33a 中央部
33b 平坦部
36 ねじ(締結具)
51 回転軸
53 軸受構造(軸受装置)
1
25
31b Upper part (upper part of bearing member)
32
51 Rotating
Claims (6)
窪みが形成されるとともに、少なくとも一部が前記マグネシウム系部品の前記窪みに嵌め込まれ、マグネシウム系材料と接触していても実質的に電食を発生させない材料からなる軸受部材と、
マグネシウム系材料と異なる種類の材料からなり、前記軸受部材の前記窪み内に回転自在に支持される回転軸と、
アルミニウム系材料からなり、前記回転軸を前記軸受部材側に押さえつけた状態で前記マグネシウム系部品に締結される押さえ部材と、
を備えたマグネシウム系部品の軸受装置。 A magnesium-based component made of a magnesium-based material in which a depression is formed and substantially entirely covered with an insulator;
A bearing member made of a material that is formed with a recess and at least a part of which is fitted in the recess of the magnesium-based component and does not substantially generate electric corrosion even when in contact with the magnesium-based material;
A rotating shaft that is made of a material different from the magnesium-based material and is rotatably supported in the recess of the bearing member;
A pressing member made of an aluminum-based material and fastened to the magnesium-based component in a state where the rotating shaft is pressed against the bearing member side;
Magnesium-based component bearing device with
前記軸受部材は樹脂材料からなっている、マグネシウム系部品の軸受装置。 The bearing device for magnesium-based parts according to claim 1,
A bearing device for magnesium-based parts, wherein the bearing member is made of a resin material.
前記回転軸は鉄系材料からなっている、マグネシウム系部品の軸受装置。 The bearing device for magnesium-based parts according to claim 1,
The rotating shaft is made of an iron-based material, and is a magnesium-based component bearing device.
前記回転軸の断面の輪郭は、円形に形成され、
前記マグネシウム系部品の前記窪みの断面は、逆台形状に形成され、
前記軸受部材は、前記マグネシウム系部品の前記窪みの断面形状に応じた逆台形状の断面形状を有する下部と、前記軸受部材の前記窪みとして円弧状の窪みが形成された略台形状の断面形状を有する上部とを有し、
前記押さえ部材は、前記回転軸および前記軸受部材の上方に位置するアーチ状の中央部と、前記中央部の両側に延びかつ孔が形成された平坦部とを有し、
前記押さえ部材は、前記平坦部の孔に挿通された締結具によって前記マグネシウム系部品に締結されている、マグネシウム系部品の軸受装置。 The bearing device for magnesium-based parts according to claim 1,
The outline of the cross section of the rotating shaft is formed in a circular shape,
A cross section of the recess of the magnesium-based component is formed in an inverted trapezoidal shape,
The bearing member includes a lower part having an inverted trapezoidal cross-sectional shape corresponding to a cross-sectional shape of the recess of the magnesium-based component, and a substantially trapezoidal cross-sectional shape in which an arcuate recess is formed as the recess of the bearing member. And having an upper portion with
The pressing member has an arch-shaped central portion located above the rotating shaft and the bearing member, and a flat portion extending on both sides of the central portion and having holes formed therein.
The said pressing member is a bearing apparatus of the magnesium-type components currently fastened by the said magnesium-type components with the fastener inserted by the hole of the said flat part.
窪みが形成されるとともに、少なくとも一部が前記リアフレームの前記窪みに嵌め込まれ、マグネシウム系材料と接触していても実質的に電食を発生させない材料からなる軸受部材と、
マグネシウム系材料と異なる種類の材料からなり、前記軸受部材の前記窪み内に回転自在に支持される回転軸と、
アルミニウム系材料からなり、前記回転軸を前記軸受部材側に押さえつけた状態で前記リアフレームに締結される押さえ部材と、
前記リアフレームに支持されたシートと、
前記回転軸と共に回転するように前記回転軸に設けられ、前記シートと係合することによって前記シートをロックするフックと、
を備えた自動二輪車用シートロック装置。 A rear frame made of a magnesium-based material in which a depression is formed and substantially entirely covered with an insulator;
A bearing member made of a material that is formed with a recess and at least a part of which is fitted into the recess of the rear frame and does not substantially generate electrolytic corrosion even when in contact with the magnesium-based material;
A rotating shaft that is made of a material different from the magnesium-based material and is rotatably supported in the recess of the bearing member;
A pressing member made of an aluminum-based material and fastened to the rear frame in a state where the rotating shaft is pressed against the bearing member side;
A seat supported by the rear frame;
A hook that is provided on the rotary shaft so as to rotate together with the rotary shaft and locks the seat by engaging with the seat;
A motorcycle seat lock device equipped with a motor.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007229057A JP2009063012A (en) | 2007-09-04 | 2007-09-04 | Bearing device of magnesium-based component, seat lock apparatus for motorcycle equipped with it, and motorcycle equipped with it |
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JP (1) | JP2009063012A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113044154A (en) * | 2019-12-27 | 2021-06-29 | 株式会社岛野 | Assembly and gear for manpower driven vehicle |
-
2007
- 2007-09-04 JP JP2007229057A patent/JP2009063012A/en active Pending
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